「カクテルと食事、どっちも好き!」
そんなあなたに、おすすめしたい一杯があります。
イタリア生まれのカクテル「スプリッツ」です。
最近は「スプリッツ」でおうちアペリティーボを楽しんでいます😌
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2023年1月8日
とにかく食事との組み合わせが最高すぎるッ…!
ベースを変えれば、飽きずに楽しめるのも◯ですね。
個人的には白ワイン+炭酸水で手軽に作るのがおすすめです。 pic.twitter.com/qzfEeSWf4I
この記事では、
- スプリッツの一般的なレシピ
- レシピのバリエーション、お手軽な作り方
- 食事とのペアリング例
を、紹介します。
お酒好きのあなたのおうち時間が、さらに豊かになるはず。
まだ日本ではメジャーではないカクテルと文化、先どりしちゃいましょう。
スプリッツの一般的なレシピ
スプリッツってどんなカクテルなの?
ということで一般的なレシピを見てみましょう。
【材料】
- アペロール 40ml
- スパークリングワイン 60ml
- 炭酸水 20ml
- オレンジスライス
【作り方】
- 氷を詰めたグラスにアペロールを注ぎ、ステアする。
- スパークリングワイン、炭酸水を注ぎ、軽くステアする。
- オレンジスライスを添える。
※海外の大手サイトliquor.comのレシピです。
イタリアで親しまれている、ハーブリキュールとワインのカクテルです。
味わいは、ほんのり甘苦。
ハーブとワインの風味を、炭酸のシュワシュワ感とともに、カジュアルに楽しめる一杯です。
ベースとなるリキュール
定番は次の2つです。
■アペロール
- 苦味はかなりひかえめ
- オレンジの香りが強い
- アルコール度数低めで飲みやすい
■カンパリ
- キリッとした苦味
- オレンジとハーブのバランスよい香り
- 入手性◯
まずは、飲みやすいアペロールでスプリッツを作ってみる
↓
物足りなさを感じたらカンパリ
って感じに飲んでいくのがおすすめです。
【余談】元祖のレシピでは「セレクト」というリキュールが使われていたそうです。
(日本からだと入手は難しいかもです…)
スプリッツは「アペリティーボ」定番カクテル
■アペリティーボとは?
18世紀の後半にイタリアのトリノから始まった、食事の前に飲む酒や食前酒を楽しむ習慣のこと。
食前酒の効果として、食欲を増進させたり、会話を弾ませるきっかけになる。
Wikipedia - 食前酒より一部編集して引用
夕食の前に軽いおつまみを食べながら、お酒を楽しむ。
イタリアの方々は、この時間をとても大切にしているのだそうです。
そして、その際に定番の飲み物のひとつとなっているのがスプリッツ。
ほのかな苦味と炭酸が、食欲を湧かせてくれます。
この習慣は日本でも、広まってほしいですね。
食事を長く楽しめて、幸福度アップ。
「食べること」が大好きな日本人に合う文化だと思います。
レシピのバリエーション。スパーリングワインなしでもOK
色々なレシピでカジュアルに楽しめるのも、スプリッツの魅力のひとつです。
いくつか紹介します。
- おうちで作りやすいレシピ
- ベルモットを使ったレシピ
- ベースを変えたレシピ
おうちで作りやすいレシピ
【材料】
- アペロール or カンパリ 45ml
- 白ワイン 45ml
- 炭酸水 45ml
- オレンジスライス
【作り方】
- 氷を詰めたグラスにアペロールと白ワインを注ぎ、ステアする。
- 炭酸水を注ぎ、軽くステアする。
- オレンジスライスを添える。
スパークリングワインだと、開けてからすぐに飲まなきゃいけない…
ということで、白ワインで代用したレシピです。
細かな味わいの差はありますが、おうちならこれで充分。
私も、作るときはだいたいコレです。
ベルモットを使ったレシピ
【材料】
- アペロール or カンパリ 45ml
- ドライベルモット 45ml
- 炭酸水 45ml
- オレンジスライス
【作り方】
- 氷を詰めたグラスにアペロールとドライベルモット を注ぎ、ステアする。
- 炭酸水を注ぎ、軽くステアする。
- オレンジスライスを添える。
先ほどのレシピを、ドライベルモットで作るのもアリ。
ハーブ感が増して、これまた美味いです。
ベルモットの消費にも、バッチリです。
【参考】ドライベルモットのカクテルレシピ
ベースを変えたレシピ
その他のリキュールを使って作るのも◯です。
【作り方】
カンパリ or アペロール
↓
他のリキュールに
※これまで紹介したレシピどれでやってもOKです
例を紹介します。
- スーズ
- ゲンチアナという植物の根のリキュール
- 栄養ドリンクみたいな元気が出てくるような味わい
- チナール
- アーティチョークという野菜を使ったリキュール
- 独特のほろ苦さと青々しさ、甘い風味がある
- イタリカス
- 香水にも使われる柑橘であるベルガモットのリキュール
- フレッシュで明るい柑橘の風味
- インフェルノビター
- ニューヨークで人気のアメリカ産ビターリキュール
- 赤い花を思わせる華やかさと、しっかりとした苦味
- パラディソ
- こちらも同メーカーのワインベースリキュール
- ほどよい苦味と、さっぱりとした柑橘、ハーブの香味
- コントラットビター
- イタリアの名門ワイナリーが作るビターリキュール
- カンパリより軽くてハーバル
- リモンチェッロ
- イタリア名産のレモンリキュール
- 果皮のほろ苦い味わいと、しっかりとした甘さがある
- 柚子リキュール
- 柚子を使った和風スプリッツもアリ
- 柔らかい香りと果皮のほろ苦い味わい
苦味+柑橘要素のあるリキュールを使うと、スプリッツらしい味わいになると思います。
色々試してみてください。
添える柑橘はレモン、柚子など相性のよさそうなものをチョイスしてみてください。
どれが合うかな?と考えながら作るのも、楽しいです…。
食事とのペアリング例
- スナックとオリーブ、チーズ
- トマトのブルスケッタ
- サーモンとツナのタルティーヌ
- カツオのプッタネスカ風
- シーザーサラダ
- タコとジャガイモの温サラダ
- タコの煮込みジェノベーゼソース
- カルボナーラ
- サヨリのお刺身
スナックやフィンガーフードと合わせてるのが定番…
ですが、ここは食のバリエーションが豊かな日本。
自由に楽しむのもアリだと思います。
料理も自分で作ってみたい方は…
- アペリティーボ料理のレシピブック
- ワインに合う料理のレモンブック
など、参考にしてみてはいかがでしょうか?
私が最近よく参考にしている本はこちら↓
以上です。
みなさんも、スプリッツで食前酒を楽しんでみてください。
【関連記事】
・木村硝子「ベッロ」薄口グラスのレビュー
・レモンのジン「マルフィージンリモーネ」のレビュー
・苦味酒「ビターズ」の使い方