こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
ジンが大好きで、いろいろと飲んできました。
多分、40種類以上は飲んでると思います。
今回は、定番のジン4つの紹介をしていきます。
バーでもっとも多く使われる、「定番のジン」は次の4つです
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年2月4日
・ビーフィーター
・タンカレー
・ゴードン
・ボンベイサファイア
飲み比べてみるとどれも個性的で、ジンが持つ多様性の面白さが分かります
クラフトジンがブームの今こそ、スタンダードなジンのポテンシャルの高さも評価されるべき😌
この記事を読むと、
- ジン入門にピッタリの4本
- それぞれのジンの特徴
- それぞれどんな人におすすめなのか?
を学ぶことができます。
意外と「まだ飲んでないジンがある」という方も、いるかもですね。
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
バーで定番のジン4銘柄
次の4つです。
- ビーフィーター
- タンカレー
- ゴードン
- ボンベイサファイア
お酒のプロであるバーテンダーなら、必ずチョイスする4本。
なので、品質もある程度担保されていると思っています。
私も長年飲んでいますが、どれも
- スタンダードな味わいで
- 低価格かつ、おいしい
- カクテルベースとして汎用性がある
ということで、長く愛されている理由を実感できていますね。
さらに安価なジンもありますが…
個人的には、味わいがちょい惜しいかな…といった意見です。
少しの投資を惜しんで、底値のジンを飲むくらいなら、この4本を選ぶ方が満足度が高いと、私は思います。
それぞれ、どんな人におすすめなのか?
超主観的な意見ですが、どうぞ。
ビーフィーター
- 正統派ど真ん中のジンを飲みたい方
- 自宅に一本だけジンをストックしたい方
- 色々な種類のカクテルを作りたい方
タンカレー
- 甘いのは苦手、という方
- シャープで辛口なジンが欲しい方
- フルーツカクテルを作ってみたい方
ゴードン
- どっしり飲みごたえのあるジンが欲しい方
- 口当たりは柔らかめがいいという方
- シェークのカクテルをたくさん作る方
ボンベイサファイア
- 個性的な味わいにチャレンジしてみたい方
- ハーブやスパイスの味わいが好きな方
- 上品さ漂うカクテルを作りたい方
なぜ、このような人におすすめなのか?
ということで、それぞれのジンの特徴をみていきましょう。
定番のジン4つの特徴
ビーフィータージン
【製造国】イギリス
【アルコール度数】47%、40%
【容量】750ml、700ml、200ml
【価格】約1100円(amazon参考)
【ボタニカル】
- ジュニパーベリー
- セビルオレンジピール
- アーモンド
- オリスの根
- コリアンダーの種
- アンジェリカの根
- リコリス
- アンジェリカの種
- レモンピール
19世紀半ばから作られている、伝統的なロンドンドライジンです。
ジンらしい、シャープでドライな味わいを持つ、正統派ど真ん中の一本。
目立った特徴としては、
- 豊かなシトラス香
- ほどよいボリューム感
といったところですね。
この特徴のおかげで、「カクテル用として使いやすい」というのが、最大の魅力です。
※「とりあえず」で選んでもキッチリ美味しくなってくれるのが、ビーフィーターの魅力
ビーフィーターは、いわゆる「安酒」として語られがちですよね…。
でも、それは大きな誤解だと私は思っています。
その証明、となるかは分かりませんが、ビーフィーターは世界的な品評会で数々の賞を受賞しています。
やや敬遠気味だったという方も、いま一度このジンとじっくり向き合ってみてはいかがでしょうか?
【おすすめのカクテル】
- レモンを使ったジントニック
- ホワイトレディ
- ジンフィズ
カクテルに汎用的に使えますが、特におすすめなのがこの3つ。
レモンと相性抜群です。
「ビーフィータージン」の、さらに詳しいレビューはこちら↓
タンカレージン
【製造国】イギリス
【アルコール度数】47.3%
【容量】750ml
【価格】約1700円(amazon参考)
【ボタニカル】
- ジュニパーベリー
- コリアンダーシード
- リコリス
- アンジェリカルート
こちらも190年以上の歴史がある、伝統的なドライジン。
このジンの特徴は…
- 突き抜けるようなドライさ
- フレッシュな味わい
- キレのいいシャープな飲み口
つまり、淡麗で辛口な味わいのジンとなります。
なので、甘すぎるのが苦手という方が特に好む傾向がありますね。
※スッキリとした味わいで、副材料の味わいを引き立ててくるタンカレージン
こちらも古くからあるジンながら、数々の賞を受賞しています。
【タンカレージンの受賞歴】
- International Wine and Spirit Competition(IWSC)
2018 - 最高銀賞「Silver Outstanding」
2017 - 最高銀賞「Silver Outstanding」
2016 - 銀賞「Silver」
- International Spirits Challenge(ISC)
2017 - 金賞「Gold」
2016 - 銀賞「Silver」
2014 - 銀賞「Silver」
…など多数
さっぱりとしたカクテルを飲みたい気分のときに、選んでみてはいかがでしょうか。
【おすすめのカクテル】
- ジンソニック
- ジンリッキー
- フルーツマティーニ
ジントニックなら、ソーダを足してスッキリと仕上げるのがおすすめ。
フルーツカクテルのベースとしても、よく使われますね。
「タンカレージン」の、さらに詳しいレビューはこちら↓
フルーツマティーニのレシピはこちら↓(お好みのフルーツでどうぞ)
ゴードンジン
【製造国】イギリス
【アルコール度数】43%、40%、37.5%
【容量】750ml、700ml、200ml
【価格】約1300円(amazon参考)
【ボタニカル】
- ジュニパーベリー
- コリアンダー
…など(詳しい原料は非公開)
こちらも古くから、ある伝統的なジン。
2019年で、生誕250年となったそうです。
このジンをひとことで例えるなら、「ザ・無骨」
- ジュニパー主体のシンプルな味わい
- 力強く、ボリューム感がある
- それでいて、口当たりはナチュラル
男性的なイメージのあるジンだと、私は感じます。
※コシがあるので、味わいが崩れづらいのも特徴のひとつ
こちらも参考までに、受賞歴はこんな感じです。
【ゴードンジンの受賞歴】
- International Wine and Spirit Competition(IWSC)
2017 - 金賞「Gold」
- International Spirits Challenge(ISC)
2017 - 金賞「Gold」
- San francisco World Spirits Competition
2018 - 金賞「Gold medal」
2017 - 金賞「Double Gold」
…など多数
ちなみに、ゴードンは2017年にモデルチェンジが行われています。
「味が変わった」との噂もあり、たしかにマイルドになったように感じます。
ですが、私としてはそれでも大好きなジンのひとつですね。
【おすすめのカクテル】
- シュウェップストニックを使ったジントニック
- ギムレット
- マティーニ
コシがあるので、シェークのカクテル全般に使いやすいです。
まだシェーカーに慣れていない方でも、味が安定しやすいと思います。
「ゴードンジン」の、さらに詳しいレビューはこちら↓
ボンベイサファイアジン
【製造国】イギリス
【アルコール度数】
【容量】750ml、200ml、50ml
【価格】約1500円(amazon参考)
【ボタニカル】
- ジュニパーベリー
- コリアンダーシード
- アーモンド
- レモンピール
- リコリス
- オリスルート
- アンジェリカルート
- カシア
- クベバベリー
- ギニアショウガ
今まで紹介した3つと、大きくテイストが異なるのが、このボンベイサファイアです。
- ややクセのある、ハーバルな味わい
- スパイシーさを感じる口当たり
- 余韻の華やかさ
ひと口飲めば分かる、その個性。
ジンがもつ多様性の面白さが、実感できると思います。
※美しいボトルデザインから、女性人気も高いジンです。
【ボンベイサファイアジンの受賞歴】
- International Wine and Spirit Competition(IWSC)
2018 - 銅賞「Bronze」
2016 - 最高銀賞「Silver Outstanding」
- International Spirits Challenge(ISC)
2013 - 銅賞「Bronze」
- San francisco World Spirits Competition
2017 - 金賞「Double Gold」
…など多数
わりと人によって、バッサリ評価が割れるジンかもですね。
ハマる人は、とことんハマる印象です。
【おすすめのカクテル】
- ブルームーン
- ネグローニ
- 梨のフルーツカクテル
個人的には、ハーブ系やフローラル系の材料と合わせるのが好きです。
フルーツですと、梨が好相性です。
「ボンベイサファイアジン」の、さらに詳しいレビューはこちら↓
梨のカクテルのレシピはこちら↓
定番のジンのまとめ
最後に、ざっくりまとめです。
■ビーフィーター
- 正統派ど真ん中の味わい
- シトラスの香りが豊か
- 一本だけ持つならこれがおすすめ
■タンカレー
- キレのある辛口ジン
- フレッシュで淡麗な味わい
- 甘いのが苦手な人が好む傾向あり
■ゴードン
- どっしりと力強い味わい
- ジュニパー主体でシトラスはひかえめ
- シェークのカクテル全般に◯
■ボンベイサファイア
- ややクセのある個性派ジン
- ハーバルでスパイシーな味わい
- ハーブ系カクテルに◯
改めて考えてみると、1500円前後でこのクオリティって、脱帽のひとことだと思います。
色んなジンを飲んで、経験値がたまったあとだと、その尊さがよく分かりますね。
世の中は、少量生産で個性の強い「クラフトジン」がブーム。
ですが、そんなときだからこそ、伝統的なジンにもう一度目を向けてみてはいかがでしょうか?
最近買ったジンの本↓
銘柄一覧から楽しみ方まで載っていて、よかったです。
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