こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
自宅で、カクテルを作っています。
ハーブリキュールは、いろいろと飲んでます。
今回は、「アペロール」の味わいレビューと楽しみ方を紹介します。
ひさびさにアペロールを買いました😌
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2021年3月26日
カンパリよりキャッチーな味で、昔からわりと好き
さて、どう飲もうか? pic.twitter.com/nOUu7eaOEy
この記事を読むと、
- アペロールはどんなリキュールか?
- どんな人におすすめなのか?
- 多彩なカクテルレシピ
を、知ることができます。
「ハーブリキュールに興味がある」
「けど、クセの強いのは苦手」
という人には、かなりおすすめできる一本。
その魅力について、シェアします。
アペロールは「オレンジの香り豊かな薬草リキュール」
アペロールは、こんなリキュール。
- イタリアで作られるハーブリキュール
- 甘くてほんのりビター
- オレンジの香り豊かで飲みやすい
薬草系のリキュールです。
イタリア、薬草系、赤色…ということで、カンパリと似てますよね。
実際、よく比べられたりもしてます。
※代表的なカクテル「アペロールスプリッツ」。食前、食中にぴったりの味わい。
味わいもカンパリに少し似てますが、アペロールにしかない持ち味もあります。
それについては、後ほど飲み比べの章にてくわしく。
アペロールの基本情報
アペロールについて、ざっくり見てみましょう。
【分類】リキュール
【主な原料】ハーブ、スパイス、オレンジ
【製造国】イタリア
【アルコール度数】11%
【容量】700ml
【価格】約1600円(amazon参考)
アルコール度数が、リキュールの中でもかなり低めですね。
割り材で割れば、約3%くらい。
「すぐに酔ってしまう」という方でも、楽しめると思います。
以下、公式のテイスティングノートです。
■香り
フレッシュなオレンジの香り。複雑なハーブのニュアンスと微かなバニラ。
■ボディ
濃厚なオレンジのトップノートから、ハーブとウッディなハーモニーが重なり、ビタースイートでソルティな心地良さが広がります。
■味わい
芳醇でまろやか。オレンジとウッドの風味が長く残ります。
■余韻
ハーブの風味が長く心地良い余韻とほのかな苦味を残します。
イタリアでは「アペリティーヴォ」の定番となっている
実はこのアペロール、イタリア人の食習慣と大きく結びつきがあります。
その習慣とは、「アペリティーヴォ」です。
【アペリティーヴォとは?】
アペリティーヴォ (aperitivo)食前酒。
食欲を増進させるため、アマーロ(イタリア語で「苦い」の意)のような薬草入りの酒、カンパリ、スプマンテ(発泡ワイン)などを飲む。
レストランに行く前にバールなどでビール等をアペリティーヴォに取ることが多い。
特に若い人が、アペリティーボでアペロールを飲んでいるみたいですね。
キャッチーな味わいで低アルコールというのが、人気の理由だと思います。
アペロールの味わいレビュー
常温ストレートで、飲んでみましょう。
例えるなら、「あまり苦くないカンパリ」
ストレートでも、スイっと飲めちゃいますね。
味わいなど、感じたことをまとめます。
■香り
フレッシュなオレンジと、ハーバルさがバランスよく調和している
■味わい
甘いオレンジキャンディー
オレンジの皮のような、ほのかなビター
薬草のニュアンスはひかえめ
■口当たり
丸みがあり、低刺激
アルコールはほとんど感じない
■余韻
あとを引くビターさと、薬草の風味がやや長めに残る
甘みがしっかり。
そして、オレンジが強めに主張しますね。
薬草系リキュールの入門用として良さそうです。
アペロールとカンパリとの違いは?
実際に、飲み比べてみましょう。
■甘さ
アペロール>カンパリ
■苦味
アペロール<カンパリ
■オレンジの風味
アペロール>カンパリ
■薬草の風味
アペロール<カンパリ
■アルコール度数
アペロール : 11%
カンパリ : 25%
こうして飲み比べると、かなり差があることがわかります。
全体的にカンパリより、飲みやすい味わい。
若者に人気なのは、この辺りが大きそうですね。
個人的には、「カンパリはちょっと苦手だった…」という方にも、いちど試してほしいですね。
アペロールの飲み方、カクテルレシピ
カジュアルなカクテルで楽しむのが、一般的です。
家飲みでもすぐに作れるレシピを中心に、紹介します。
アペロールソーダ
【材料】
アペロール 40ml
炭酸水 120ml
【作り方】
氷を詰めたグラスにアペロールを注ぎ、ステアする。
炭酸水で満たして、軽くステアする。
お好みで、レモンスライスなどを飾る。
気軽に作れるソーダ割り。
オレンジと香草の香りはじける、爽快な一杯。
これだけでも、充分美味しいです。
アペロールトニック
【材料】
アペロール 40ml
トニックウォーター 120ml
ライム 1/6個
【作り方】
氷を詰めたグラスにアペロールを注ぎ、ライムをしぼってステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
トニックで割ると、飲みごたえのある一杯に。
このように、ライムでさわやかに仕上げるのも良きです。
【参考】トニックウォーターのおすすめ銘柄
アペロールオレンジ
【材料】
アペロール 40ml
オレンジジュース 120ml
【作り方】
氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
こちらも、すぐ作れるオレンジジュース割り。
フルーティで甘口、陽気な味わいです。
アペロールスプリッツ
【材料】
アペロール 45ml
白ワイン 30ml
炭酸水 適量
オレンジスライス
【作り方】
氷を詰めたグラスにアペロールと白ワインを注ぎ、ステアする。
炭酸水で満たして、軽くステアする。
オレンジスライスを飾る。
先ほど紹介した、「アペリティーボ」で人気のカクテル。
ワインの効果で、奥行きのある味わいに。
とてもバランスのよい一杯。イチオシです。
アペロールモーニ
【材料】
アペロール 45ml
グレープフルーツジュース 45ml
トニックウォーター 適量
【作り方】
氷を詰めたグラスにアペロールとグレープフルーツジュースを注ぎ、ステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
トニック+グレープフルーツの、相性のいい組み合わせ。
オレンジのフレッシュな風味が、際立ちます。
アペロールアメリカーノ
【材料】
アペロール 30ml
スイートベルモット 30ml
炭酸水 120ml程度
【作り方】
氷を詰めたグラスにアペロールとベルモットを注ぎ、ステアする。
炭酸水で満たして、軽くステアする。
アペロールで、「アメリカーノ」のアレンジを。
元レシピより苦味がおさえられ、甘口の仕上がりとなりました。
ネグローニ
【材料】
ジン 30ml
スイートベルモット 30ml
アペロール 15ml
カンパリ 15ml
【作り方】
氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
オレンジピールをしぼってふりかけ、飾る。
世界的人気の「ネグローニ」のアレンジ提案です。
カンパリと半々で使うことで、軽やかさが出ます。
繊細なジンと合わせるときに、いいかもですね。
ベネツィアモヒート
【材料】
アペロール 30ml
炭酸水 90ml
シュガーシロップ 1tsp
ライム(1cm角に切る) 1/8個
ミントの葉 15枚程度
クラッシュドアイス
【作り方】
グラスにライムとシロップを入れて、ペストルでマドルする。
ミント、クラッシュドアイス、アペロールの順に入れて、よくステアする。
炭酸水を注ぎ、ステアする。
オレンジとハーブの香りに満ちたモヒート。
ミントの爽快さがあるので、暑い日なんかは特においしく感じますね。
アペロールクラシック
【材料】
アペロール 30ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 10ml
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
シンプルなショートカクテルです。
オレンジとレモンの香り豊か。
甘めですが、ほんのりとしたビターさもあります。
オルテンシア
【材料】
スコッチウイスキー 30ml
アペロール 20ml
スイートベルモット 20ml
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
オルテンシア=イタリア語で「紫陽花」。
ウイスキーの奥深さと、オレンジの風味が絶妙にマッチ。
甘口の本格カクテルが飲みたい方に。
アペロールのまとめ
最後に、ざっくりまとめます。
【アペロールのまとめ】
- イタリアの薬草リキュール
- オレンジの風味が豊か
- 苦味と薬草の風味はひかえめ
- 気軽にどんどん飲める
- 薬草リキュール入門用に
先ほども書きましたが、
- 若い方
- アルコールひかえめが好きな方
- 薬草リキュールが初めての方
には、特におすすめの一本。
気軽に手を出せて、薬草リキュールに興味が湧くキッカケにもなってくれると思います。
気になった方は、ぜひどうぞ。
【関連記事】
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