こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
カクテルに使うビターズを自作してみました。
カカオニブとスパイスをバーボンに漬け込んで作った、自家製のチョコレートビターズ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2022年10月25日
かなりお気に入りです😌
カンパリやウイスキーと相性抜群で、ちょっとだけ特別な一杯を作ることができる…
こだわって作った甲斐がありました pic.twitter.com/KQOtMjAi4y
今回は、
- 作成したビターズのレシピ
- 色んなカクテルに使ってみての感想
をシェアしたいと思います。
簡単ですし、カクテルのアクセントとして良いです。
かなり楽しめています。
「自家製ビターズにチャレンジしてみたいけど、やり方がわからない…」
という方に、レシピが参考になれば嬉しいです。
作ったのは「チョコレートビターズ」
こちらが完成品です。
チョコレートというより、カカオ&スパイスビターズって感じかもですね。
ちなみに、味は甘くないです。
「ネグローニ系のカクテルに使えないかなー?」と思って作りました。
カカオとカンパリは相性がいいので、上手くいくはず…!
材料とレシピ
【材料】
- ハイプルーフバーボン 60ml程度
- カカオニブ 10g程度
- シナモン 1/2本
- バニラビーンズ 3cm
- クローブ 1個
- カルダモン 1個
【作り方】
- 材料を密閉瓶に入れ、常温にて2週間漬け込む。
- 毎日、ビンを軽く振って混ぜる。
- スパイスを取り除いて、ビターズボトルなどに入れて使う。
カカオニブを中心に、相性のいいスパイスで構成。
シンプルに、浸漬のみで仕上げました。
参考にした書籍
レシピや材料の選定は、主に書籍を参考にしました。
この辺りです。
※使うスパイス類の選定を参考に。洋書なのですべて英語です
※ビターズの基本的な作り方を参考に
※カカオニブの産地ごとの特徴などを参考に
ネットだと、ビターズの作り方の情報がなかなかないんですよね。
(自作はかなりニッチなので…。)
なので、専門書を1冊持っておくのが良いと思います。
カカオニブの選定
要の材料であるカカオニブは、ベトナム産をチョイス。
産地によって、ナッツの風味があったり、酸味が強めだったりするそうです。
今回は、カンパリとの相性を考えて選んでみました。
実店舗だと探すの大変なのでAmazonで買いました↓
ベーススピリッツの選定
ベースは、オールドグランダッド114(57度)を使用。
ビターズを作る場合は、ハイプルーフなウォッカ(スピリタスとか)やバーボンがよく使われますね。
今回は、カカオニブと相性良さげなバーボンでいきます。
※割と風味強めどっしりです。この他、ワイルドターキー101などを使ってもいいと思います。
自家製チョコレートビターズの味わい
味わいはまさに、ダークチョコレート。
そして、それと絡み合う鮮烈なスパイス。
カカオニブのベリー感と渋みのおかげで、ちょっと赤ワインっぽさもありますね。
わずか1滴でも、凝縮された風味を感じます。
これは、ひと振りすればカクテルの味わいが結構変わりそうですね。
単体で味見しても、本質的な良さは分かりづらいと思うので…
次は、実際にカクテルに使っていきましょう。
色んなカクテルに使ってみた
ネグローニ
【材料】
- ジン 20ml
- カンパリ 20ml
- スイートベルモット 20ml
- チョコレートビターズ 2dash
- オレンジピール
【作り方】
- 氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
- オレンジピールをふりかけて飾る。
1番使ってみたかった、ネグローニいってみます。
カカオニブのほろ苦さとベリー系の風味が、飲み慣れたネグローニに彩りを与えてくれています。
他材料との相性いいすね…。
これは、めっちゃ美味いです。
カンパリソーダ
【材料】
- カンパリ 30ml
- バーボン 15ml
- チョコレートビターズ 1dash
- 炭酸水 90ml程度
【作り方】
- 氷を詰めたグラスに炭酸水以外の材料を注ぎ、ステアする。
- 炭酸水で満たして、軽くステアする。
飲みごたえがあるカンパリソーダを作ってみました。
複雑でリッチな仕上がり。
こちらも、すばらしい…。
度数は上がってますが、口当たりは不思議と柔らかです。
チョコレートオールドファッションド
【材料】
- バーボン 40ml
- ブラウンカカオリキュール 20ml
- チョコレートビターズ 2dash
- マラスキーノチェリー
【作り方】
- 氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
- マラスキーノチェリーを添える。
オールドファッションドをチョコ風味に。
カカオリキュールも入ってるので、ビターズの風味は正直分かりづらいです。
ですが、深みと一体感を出すのに効いてるように感じます。
ほうじ茶ネグローニ
【材料】
- ほうじ茶ジン 20ml
- アンティカフォーミュラ 10ml
- グランクラシコ 10ml
- カンパリ 10ml
- ティアマリア 5ml
- チョコレートビターズ 3dash
【作り方】
- 氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
- ダークチョコレートを添える
(画像はチョコレートなし)
バー「BEE’S KNEES」有吉徹氏の創作カクテルに使ってみました。
ほうじ茶+チョコの組み合わせ。
意外ですが、香ばしさが絶妙です。
コーヒーとチョコが、全体をうまく繋いでくれていますね。
レシピ - カンパリ公式サイトより
【参考】グランクラシコビターのレビュー
感想
楽しい。そして美味い。
創作意欲が刺激されます。
自家製材料でカクテルを作るのって、ロマンがあるんですよね。
家飲みでここまでやる人、ほぼいないと思ってるんですが…
なかなか、テンション上がりますよ。
こだわり勢の方は、遊び心を持ちながら、楽しく作ってみてください。
いい使い方を見つけたら、Twitterとかで教えてくれるとうれしいです笑
ビターズの他、シロップやインフューズなどを自家製で挑戦してみたい方は、南雲氏の著書「The Mixology」がめちゃくちゃ参考になります↓
【関連記事】
・ビターズの魅力とカクテル
・カンパリのカクテルレシピ
・ウッドフォードリザーブ ライのレビューとカクテル