こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
自宅でカクテルを作っています。
ジンは大好きで、10種類前後ストックしてます。
今回は、「No.3ジン」をレビューしていきます。
No.3ジンを久しぶりに買いました😌
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月23日
いやー、やっぱり美味しいコレ
しばらく色んな飲み方で楽しんでみます pic.twitter.com/MoP6csmwBw
この記事を読むと、
- No.3ジンの特色
- どんな人におすすめか?
- 特徴を活かした美味しい飲み方
を学ぶことができます。
No.3はジン好きの間で、かなりの高評価。
そんなジンを飲んでみての、私なりの感想を書いていきます。
- No.3は「基本を突き詰めた上質なジン」
- No.3 ジンの基本情報
- No.3 ジンのテイスティングレビュー
- No.3 ジンで作るジントニック
- No.3 ジンのおすすめカクテル
- No.3 ジンを使ったその他のカクテル
- No.3 ジンのまとめ
No.3は「基本を突き詰めた上質なジン」
No.3ジンの特色は、次の3つ。
- シンプルながら上質
- 深みのある味わい
- 「3」がコンセプトナンバー
基本を極限まで突き詰めたジン。
私は、そんな感想を持ちました。
※No.3ベースで作ったマティーニ。香り、味わい、口当たりのすべてが "上質"
カジュアルに楽しみたい方、というよりは本格派の方に好まれるジンですね。
特に、ドライ志向の方にはうってつけだと思います。
No.3 ジンの基本情報
まずは、No.3ジンについてざっくり見てみましょう。
【分類】ドライジン
【製造国】オランダ
【製造元】BB&R(Berry Bros & Rudd)
【アルコール度数】46%
【容量】700ml、100ml
【価格】約4200円(Amazon参考)
ロンドン最古のワイン商であるBB&R社が作る、プレミアムジン。
BB&R社は、ウイスキーのカティサークの製造元としても有名ですね。
以下、公式のテイスティングノートです。
■香り
活き活きと新鮮で清々しい、ジュニパーベリーの香り。
■味わい
前面に出てくるジュニパーベリーの香りを中心に、フローラル系の香りとスパイシーだが体がほぐれるようなカルダモンの味わいも感じられます。
オレンジとグレープフルーツのフレッシュな柑橘系の味わいと、コリアンダーの生姜のようなスパイシーな風味が補完しあう。
■フィニッシュ
アンジェリカの土っぽいドライな刺激。
No.3 ジンの開発コンセプト
- ジュニパーを正面に据えてロンドンドライジンの本質を表現する
- クラシックドライマティーニに最もあうジンであること
つまり、王道的な味わいを目指したジンと言えます。
個性を強調させるジンが多い中、No.3ジンは真っ向勝負をしかけていますね。
「No.3」というネーミングの由来
300年の歴史をもつ、BB&Rのオフィスの住所が由来となっています。
No.3 St James’s Street, London(セント・ジェームス・ストリート3番地)
このジンには、「3」という数字がよく出てきます。
キーナンバー、といったところでしょうか。
※「3」の刻印が入った鍵のモチーフ。これは数々の賓客をもてなした、ショップの応接室の鍵がモデル。
※ボトルの形も「3」角形。
No.3 ジンのボタニカル
■3つのフルーツ
- ジュニパーベリー
- オレンジピール
- グレープフルーツピール
■3つのスパイス
- アンジェリカルート
- コリアンダーシード
- カルダモンポッズ
シンプルで、王道的な構成。
そして、ボタニカルでも「3」という数字がキーとなっていますね。
これだけ見ると、スタンダードなジンとの差はほとんどありません。
それでいて、上質な味わいを実現している。
深い研鑽を感じますね。
No.3 ジンの受賞歴
- International Wine and Spirit Competition(IWSC)
2020年 - 金賞「Gold」
- World Gin Awards
2020年 - 金賞「Gold」
- International Spirits Competition
2020年 - 金賞「Gold」
- San francisco World Spirits Competition
2020年 - 金賞「Double Gold」
- International Spirits Challenge(ISC)
2019年 - 最優秀賞「Supreme Champion」
※No.3 ブランドサイトより一部抜粋
ジンの中でも、ほぼトップクラスの成績。
とてつもなく優秀ですね…。
特に2019年のISCでは、最優秀賞。
つまり「その年の蒸留酒の中でトップ」という評価が下されています。
No.3 ジンのテイスティングレビュー
常温ストレートで、飲んでみましょう。
とても力強いジンですね。
いやー、本当これ美味しいんです…。
香りはジュニパーが主体。
それを、深みのあるシトラス香がしっかりと支えています。
特筆すべきは、非常に長い余韻。
香りがジワリと拡がり、長く、鮮やかに持続します。
トゲトゲしさはなく、後から一気にくる感じですね。
甘さはひかえめ。
スパイスの心地よい苦味が、あとを引きます。
【定番ジンとの比較】
味わいが近いのは、ゴードンですかね?
ためしに、飲みくらべてみましょう。
■香り
似ているが、ゴードンは若々しく、No.3は奥ゆかしい印象
■口当たり
ゴードンは、ピリピリとした口当たり。
No.3は、全体的に柔らか。
■味わい
ゴードンはわずかに雑味を感じ、余韻は短め。
No.3はクリアさと深みがあり、余韻が非常に長い。
味わいの方向性は、そこそこ似ていますね。
ですが、大きく値段帯が違うジンということもあり、テクスチャーには差を感じます。
※「どちらが優れている」という話ではなく、No.3の味わいをより正確に伝えたいがための比較です…!
定番ジンの味わいをおさらいしたい方は、こちら↓
No.3 ジンで作るジントニック
ジンといえば、ジントニック。
No.3ジンで作ってみましょう。
【材料】
No.3 ジン 40ml
トニックウォーター 120ml
【作り方】
氷を詰めたグラスにNo.3を注ぎ、ステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
まずは、シンプルなレシピから。
上質なジンには、上質なトニックウォーターを…
ということで、フィーバーツリーをチョイス。
心地よい苦味を楽しめる一杯となりました。
「フィーバーツリー」について、詳しくはこちら↓
ライムなどの柑橘をあえて省くことで、ジンの風味をストレートに楽しめます。
もちろん、お好みで加えてもOKです。
苦味が気になる方は、少量の炭酸水を足してみましょう。
【材料】
No.3 ジン 40ml
トニックウォーター 120ml
↓
No.3 ジン 40ml
トニックウォーター 90ml
炭酸水 30ml
これだとジンの風味も、さらに引き立ちます。
個人的には、こちらの方がバランスよく感じ、好みです。
【材料】
No.3 ジン 50ml
トニックウォーター 150ml
ピンクグレープフルーツ 1/8個
ローズマリー 1本
【作り方】
氷を詰めたグラスにNo.3を注ぎ、ステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
カットしたグレープフルーツと、ローズマリーを飾る。
こちらは、No.3ジンのブランドサイト推奨のレシピ。
フレッシュさと、凛としたハーバルさ。
美味いです。
これらはほんの一例ですが、作るときに参考になれば幸いです。
No.3ジンのブランドサイトには、他にも多数のカクテルレシピがあります。
No.3 ジンのおすすめカクテル
私の主観なんですが、次の2つは特にビビッときました。
- ドライマティーニ
- ネグローニ
ドライマティーニ
非常によくマッチします。
開発コンセプトが、しっかりと実現されていますね。
■ドライマティーニのレシピ例
【材料】
No.3ジン 60ml
ドライベルモット 10ml
レモンピール
【作り方】
氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする。
カクテルグラスに注ぎ、レモンピールをふりかけて飾る。
こちらも、No.3ジンブランドサイトからのレシピです。
とにかく、香りがすばらしいのひとこと。
ステア中からすでにいい香りで、テンション上がるレベルです。
ちなみに、ブランドサイトでは「ドラン」のベルモット指定です↓
ネグローニ
ネグローニも、かなりの好感触。
今まで作ってきた中では、ベストに近い仕上がりでした。
■ネグローニのレシピ例
【材料】
No.3ジン 20ml
スイートベルモット 20ml
カンパリ 20ml
オレンジピール
【作り方】
氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
オレンジピールをふりかけて、飾る。
ジンが、味わいの強い副材料に負けていないんですよね。
それでいて、調和感もあり。
骨太な味わいのNo.3だからこその、仕上がりだと思います。
No.3 ジンを使ったその他のカクテル
この他にも、No.3ベースで色々作ってみました。
レシピや感想など、参考にどうぞ。
No.3ジンのソーダ割り
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年12月6日
No.3 30ml
炭酸水 90mlくらい
ビルド
甘みがじわ〜っと広がって、いいですねこれ😌
食事に合わせる、というより単体でじっくり楽しみたい感じ pic.twitter.com/szxRilOJh0
ジンスパイダーハイボール
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年12月3日
No.3ジン 45ml
アンゴスチュラビターズ 1dash
ライム 1/6個
ジンジャーエール 75ml
ビルド
No.3ブランドサイトからのレシピ😌
ジンジャーエール+ビターズは、スパイス感が増していいですね
No.3の骨格もしっかりで、良いです👍 pic.twitter.com/RJplOeMinO
ネグローニビアンコ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月25日
ジン 30ml
ドライベルモット 15ml
マラスキーノリキュール 15ml
ビルド
レモンピールをふりかけて飾る
漫画「まどろみバーメイド」に登場した一杯
作中で、No.3ジンを使っていたので銘柄を合わせて作ってみました
シャープさが出て、これは美味しい😌 pic.twitter.com/t2O4psxERC
No.3ジンでホワイトレディ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月27日
No.3 32.5ml
コアントロー 15ml
レモンジュース 12.5ml
シェーク
うまい…😌
この手のジンで作ると、"上質さ"みたいなものが感じられていいですね
余韻のスパイシーな感じ、かなり好きです pic.twitter.com/hw1FTjL3Ge
No.3ジンでラストワード
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月29日
No.3 30ml
シャルトリューズヴェール 20ml
マラスキーノリキュール 20ml
ライムジュース 20ml
シェーク
ライムピール
No.3ブランドサイトの処方で😌
いや、これうっま!!
ジンの主張もしっかりで、副材料に負けてないですね
今まで作った中では、ベストに近いかも… pic.twitter.com/x70IzJPJm8
No.3ジンで金柑ジントニック
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月30日
No.3 40ml
金柑 2個
トニックウォーター 120ml
金柑をマドルしてビルド
No.3とフレッシュフルーツを合わせてみたくて、まず思いついたのが金柑でした😌
(ボタニカルのカルダモンとの親和性を期待)
心地よい苦味で、なかなか良い pic.twitter.com/hoZ20a4TNK
アビエーション
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2021年5月19日
ジン 40ml
マラスキーノ 15ml
パルフェタムール 10ml
レモンジュース 15ml
シェーク
マラスキーノチェリーを飾る
No.3公式サイトの処方で😌
大昔のレシピのはずですが、自分としては斬新な味わいだと感じます…#TGLC#ginfluencer pic.twitter.com/9mDQ4kZrTh
- 味わいが強いカクテルにも
- 繊細系のカクテルにも良し
思ったよりレシピを選ばず、万能ですね。
そして、味わいは "上質" 。
雑に聞こえちゃうかもですが、
「No.3を使えば、だいたい美味しい」
という、安心感すらあります。
この他のジンカクテルのレシピは、こちらの記事にて↓
No.3 ジンのまとめ
最後に、ざっくりまとめ&おさらいです。
【No.3ジンのまとめ】
- ジュニパーの効いた正統派ジン
- ボタニカルはシンプルな構成
- 力強く、深みのある味わい
- ジントニックはライムなしもおすすめ
- ネグローニ、マティーニのベースに◯
- その他のカクテルも、上質な味わいに
正統派ジンの、ひとつの頂点。
そう思わせてくれる、完成度の高さです。
ジンというお酒が好きであればあるほど、満足度の高い商品となってくれるでしょう。
ややネックとなるのは、値段だけ…
でも、普段使いしないにしろ、特別な日に飲むジンとしてストックするのはアリですね。
手が届く方なら、一度は味わっていただきたい、名作ジンです。
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