こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
この記事では、ラムを使ったスタンダードカクテルのレシピをご紹介します。
やはりラムのカクテルはいいですね…
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年7月6日
ジンやウォッカより味にクセがありますが、それがたまらない😌
レシピによって、陽気なニュアンスがでたり、上品に仕上げることだってできます pic.twitter.com/NaKxHo3nTr
この記事を書くにあたり、定番のレシピを計26種、あらためて自分で作って飲んでみました。
いろいろなレシピを知れば、ラムをさらに深く楽しむことができます。
おうちカクテルのバリエーション増やしの参考に、ぜひどうぞ。
ラムを使ったカクテルのレシピ
ホワイトラムからダークラムまで。
さまざまなラムのカクテルを紹介します。
※レシピに「ラム」とだけ書いてあるものは、どの種類のラムを使ってもOKです。
※五十音順に並んでいます。
カクテル道具の選び方などは、こちらを参考にどうぞ↓
XYZ
【材料】
ホワイトラム 30ml
ホワイトキュラソー 15ml
レモンジュース 15ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「これ以上ないほど美味」という意味が付けられたカクテル。
バランスの良い王道の味わいで、バーでも人気の高い一杯です。
スタンダードレシピだと、やや酸味が強めです。
個人的にはレモンジュースを10mlほどまで減らして、そのぶんラムを増やすのをおすすめします。
キューバリバー
【材料】
ラム 45ml
ライムジュース 10ml
コーラ 適量
【作り方】
氷を詰めたグラスに、ラム、ライムジュースを注ぎ、ステアする。
コーラで満たして、軽くステアする。
お好みでカットライムを飾る。
カジュアルなコーラ割り。
ライムが入るので甘さが切れて、思ったよりさっぱりした飲み口となります。
今回はホワイトラムを使いましたが、ゴールドラムやダークラムで作ってもおいしいです。
キューバン
【材料】
ホワイトラム 35ml
アプリコットブランデー 15ml
ライムジュース 10ml
グレナデンシロップ 2tsp
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
ラムの生産地である、キューバの名が付いたカクテル。
フルーティで甘口、親しみを持てる味わいの一杯です。
アプリコットブランデーについて詳しくはこちら↓
キングストン
【材料】
ゴールド or ダークラム 30ml
ホワイトキュラソー 15ml
レモンジュース 15ml
グレナデンシロップ 1dash
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「キングストン」とは、ジャマイカの首都の名前。
さっぱりとしていながら、香りが非常に豊か。
マイナーですが、個人的にはお気に入りのレシピですね。
モチーフに合わせて、ジャマイカ産のラムを使うのがおすすめです。
コーラル
【材料】
ホワイトラム 30ml
アプリコットブランデー 10ml
グレープフルーツジュース 10ml
レモンジュース 10ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
ホワイトラムと相性のいい柑橘を合わせたレシピ。
ほのかな甘みと酸味が心地よい、絶妙なバランス感の一杯です。
ジャックター
【材料】
ラム 30ml
サザンカンフォート 25ml
ライムジュース 25ml
クラッシュドアイス
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぐ。
さっぱり、爽快な味わいの一杯。
サザンカンフォートのピーチフレーバーが心地よいですね。
このカクテルは、アルコール度数の高いラムで作るのが定番。
ですが、普通のラムでも美味しく作れます。
スカイダイビング
【材料】
ホワイトラム 30ml
ブルーキュラソー 20ml
ライムジュース 10ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
突き抜けるような、鮮やかな青色が特徴のカクテル。
フルーティでふくよかな、イメージ通りの味わい。
とても飲みごたえのある一杯ですね。
ソノラ
【材料】
ホワイトラム 30ml
アップルブランデー 30ml
アプリコットブランデー 2dash
レモンジュース 1dash
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
カクテル名は、スペイン語で「音」「響き」という意味。
この組み合わせだと、こんなに上品な風味が生まれるのか…と驚いたレシピ。
強めで人を選びますが、おすすめしていきたいカクテルですね。
ソルクバーノ
【材料】
ホワイトラム 45〜60ml
グレープフルーツジュース 60ml
トニックウォーター 60ml
【作り方】
氷を詰めたグラスに、ラム、グレープフルーツジュースを注ぎ、ステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
グレープフルーツスライス、ミント、ストローを添える。
神戸マイスターとしても名高い、バーテンダー木村義久氏のオリジナルレシピ。
なんてことない組み合わせですが、驚くほど美味。
材料同士の相性のよさを実感できます。
ソルクバーノをさらに美味しく作るポイントはこちら↓
ダイキリ
【材料】
ホワイトラム 45ml
ライムジュース 15ml
シュガーシロップ 1tsp
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「ダイキリ」とはキューバの鉱山の名前。
ラムのふくよかな風味と、さわやかさが見事に調和した、とても人気の高いレシピです。
このような酸味強めのカクテルは、やや長めにシェークしてしっかり冷やすとおいしいです。
パイナップルフィズ
【材料】
ホワイトラム 45ml
パイナップルジュース 20ml
シュガーシロップ 1tsp
炭酸水 適量
【作り方】
シェーカーにラム、パイナップルジュース、シロップを入れ、氷を詰めてシェークする。
氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たして、軽くステアする。
ゴクゴクと気軽に飲める、フィズスタイルのレシピ。
ラムの風味とパイナップルの味わいが、よく合いますね。
ラムやシロップの量を調節すれば、自分好みの味も簡単に作れます。
シェーカーを使わず、グラスの中で混ぜて作っても、充分おいしくできます。
バカルディ
【材料】
バカルディホワイトラム 45ml
ライムジュース 15ml
グレナデンシロップ 1tsp
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「ダイキリ」のシュガーシロップを、グレナデンに置き換えたレシピ。
ほんのりフルーティで、ダイキリよりやや柔らかな味わいに仕上がっています。
アメリカの裁判所が、ニューヨークのバーに対して、
「このカクテルに使うラムは、バカルディでなければならない」
という判決を下したことでも有名。
日本では考えられないエピソードですね…(笑)
ハバナビーチ
【材料】
ホワイトラム 30ml
パイナップルジュース 30ml
シュガーシロップ 1tsp
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
カクテル名は、ラムの産地キューバの首都名から。
陽気なイメージ通りの、トロピカルで甘口の一杯です。
そこそこ甘めなので、シュガーシロップは少なめ、もしくは無しでもOKです。
ピニャコラーダ
【材料】
ホワイトラム 30ml
パイナップルジュース 80ml
ココナッツミルク 30ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎ、お好みでカットパインやチェリーを飾る。
カリブ海で生まれ、アメリカで大流行したトロピカルカクテル。
パイナップルとココナッツの甘く、まろやかな味わいを楽しむことができます。
甘みが物足りないと感じたら、砂糖やシュガーシロップを1tsp程度足してもいいと思います。
プラチナブロンド
【材料】
ホワイトラム 20ml
ホワイトキュラソー 20ml
生クリーム 20ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
カクテルのモチーフは「銀色の髪の美女」。
クリーミーな口当たりですが、度数は高め。
ややシャープな味わいの、デザートカクテルです。
ブルーハワイ
【材料】
ホワイトラム 30ml
ブルーキュラソー 15ml
パイナップルジュース 30ml
レモンジュース 15ml
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎ、お好みでカットパインやチェリーなどを飾る。
ハワイの青い海をイメージしたカクテル。
フルーティで甘酸っぱい、南国の味。
分かりやすくおいしい、万人におすすめできる一杯ですね。
フローズンダイキリ
【材料】
ホワイトラム 40ml
ライムジュース 10ml
ホワイトキュラソー 1tsp
シュガーシロップ 1tsp
クラッシュドアイス 1カップ
【作り方】
材料をブレンダーでミックスする。
グラスに注ぎ、お好みでミントを添える。
フローズンカクテルの代表的レシピ。
あの文豪、ヘミングウェイも愛飲していたと言われています。
夏には特にうれしい、キリッと冷えた爽快な味わいです。
クラッシュドアイスは、ミキサーを回してカクテルの固さを見ながら量を調整してください。
フローズンストロベリーダイキリ
【材料】
ホワイトラム 30ml
ライムジュース 10ml
ホワイトキュラソー 1tsp
シュガーシロップ 1tsp
イチゴ 2~3粒
クラッシュドアイス 1カップ
【作り方】
材料をブレンダーでミックスする。
グラスに注ぎ、お好みでカットしたイチゴを添える。
フレッシュストロベリーを加えた、フローズンダイキリ。
フルーティで、さらに親しみのある味わいとなっています。
色も鮮やかで、見た目にも楽しい一杯ですね。
ボストンクーラー
【材料】
ホワイトラム 45ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 1tsp
ジンジャーエール 適量
【作り方】
ラム、レモンジュース、シュガーシロップをシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
氷を入れたグラスに注ぎ、ジンジャーエールで満たして、軽くステアする。
ジンジャーエールと合わせた、刺激的なロングカクテル。
さっぱりとしていながら、飲みごたえも充分。
気が引き締まるような味わいだと、私は感じます。
合わせるジンジャーエールは、辛口タイプが断然おすすめです。
ホットバタードラム
【材料】
ダークラム 45ml
角砂糖 1個
バター ひとかけ
シナモンスティック 1本
熱湯 適量
【作り方】
耐熱グラスにラム、砂糖、熱湯を注ぎ、ステアして砂糖を溶かす。
バターを浮かべ、お好みでシナモンを添える。
心も体も温まる、ホットカクテルの人気レシピ。
ラムとバターによる、コク深い味わいを楽しむことができます。
マイアミ
【材料】
ホワイトラム 40ml
ホワイトペパーミントリキュール 20ml
レモンジュース 1/2tsp
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
ミントリキュールと合わせた、清涼感にあふれる一杯。
とはいえ、ミントの刺激は思ったほど強くなく、バランスのいい味わいに仕上がっています。
メアリーピックフォード
【材料】
ホワイトラム 30ml
パイナップルジュース 30ml
グレナデンシロップ 1tsp
マラスキーノリキュール 1dash
【作り方】
材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
その昔、アメリカで活躍した女優がモチーフのカクテル。
柔らかで、親しみの持てる味わいの一杯で、まさに女性の方にもうってつけです。
繊細なシェークを心がけないと、ややぼやけた印象になりがちなので注意。
正直、けっこう難易度の高いレシピだと思います。
モヒート
【材料】
ホワイトラム 45ml
シュガーシロップ 2tsp
ライム 1/2個
ミントの葉 15枚くらい
クラッシュドアイス
【作り方】
ライムを1cm角に切り、ラムと合わせて果肉を軽くマドルする。
グラスにミントとシロップを入れ、押すようにマドルする。
グラスにクラッシュドアイス→ライムを取り除いたラムの順で入れる。
氷を足しながら、上下に擦るようによくステアする。
ミントの枝とストローを添える。
日本でも人気の、ラムカクテルの定番レシピ。
いろいろな作り方がありますので、自分好みの方法を探すのも面白いカクテルですね。
作るときのコツについては、こちら↓
ラムカイピリーニャ
【材料】
ラム 60ml
粉砂糖 3tsp
ライム 1/2個
クラッシュドアイス
【作り方】
グラスに1cm角に切ったライム、砂糖を入れ、軽くマドルする。
クラッシュドアイス、ラムを加えて、よくステアする。
ブラジルの伝統的なカクテル、「カイピリーニャ」のベースをラムに変えたレシピです。
ライムのフレッシュな香りに満ちた一杯。
アルコール多めですが、思ったりすんなり飲めちゃいます。
ややクセの強いラムを使うと、豊かな風味に仕上がります。
お好みで選んでみてください。
ラムコリンズ
【材料】
ラム 45ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 1tsp
炭酸水 適量
【作り方】
ラム、レモンジュース、シュガーシロップをシェーカーに入れ、氷を詰めてシェークする。
氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たして、軽くステアする。
甘酸っぱく、コク深い味わいを楽しめるロングカクテル。
こちらもホワイト、ダークなどどんなラムを使ってもOK。
気軽に楽しみましょう。
ラムトニック
【材料】
ラム 45ml
トニックウォーター 適量
カットライム 1/4個
【作り方】
氷を詰めたグラスにラムを注ぎ、ライムを絞ってステアする。
トニックウォーターで満たして、軽くステアする。
絞ったライムを添える。
トニックで割ったお手軽レシピ。
シンプルな分、ラムの風味を存分に楽しむことができます。
美味しい作り方は、ジントニックの記事を参考にどうぞ↓
カクテルベースにおすすめのラムの銘柄は?
まず、使用頻度が高いのは、ホワイトラムですよね。
そちらについては、私が今まで使ってきた銘柄を別記事にまとめてあります↓
それぞれ個性があるので、好みやレシピによって使い分けするのがおすすめです。
記事中で、くわしく解説してあります。
その他、ゴールドラムですと…
- バカルディゴールド
ダークラムですと…
- パンペロアニバサリオ
※甘めで重めの味わいです
- アプルトンエステート12年
※こちらは、ややスッキリ寄りの味わい
このあたりが、個人的なおすすめですね。
どれも汎用的に使えて、コスパも◯。
迷ったら、とりあえずで選んじゃっても後悔はないと思います。
スタンダードカクテルのレシピはカクテルブックで学ぼう
この他にもスタンダードカクテルを作りたい方は、
「カクテルブック」を一冊持っておくことをおすすめします。
なぜかというと、人によって分量や作り方がまちまちだから。
指標となる一冊があれば、迷わずにすむというわけですね。
ガチガチの技術本じゃなくて、カジュアルなレシピ本でいいと思います。
ちなみに私がよく使っているのは、こちらの本です↓
その他、おすすめのカクテルブックはこちらの記事から↓
いろいろな本があるので、ぜひ参考にしてみてください。
カクテルでラムをさらに深く楽しもう
自宅でも楽しめる、定番のレシピをご紹介しました。
いろいろな飲み方を知れば、楽しみが増えますし、ボトルを持て余すこともなくなると思います。
これを機にいろいろな味に触れて、ラムを深くたのしんでみてください。
【関連記事】
・ウイスキーベースのスタンダードカクテルレシピ
・ジンベースのスタンダードカクテルレシピ
・ブランデーベースのスタンダードカクテルレシピ