こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
今回は、「シャルトリューズ」というリキュールのレビューをしていきます。
ハーブリキュール「シャルトリューズ」
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年5月6日
もともとは「不死の霊薬」として、修道院で作られていたお酒です
古くからあるので、カクテルレシピも多彩ですね😌
アップルジュース割りがめっちゃくちゃ美味いんですが、やっている人皆無…🤔
ぜひ試していただけると…! pic.twitter.com/wM2Uk0qxCq
バーに通う方々には、いろいろと馴染みの深い一本。
独特な味わいのリキュールなのですが…
不思議と離れがたい魅力がありますよ。
- シャルトリューズは好奇心をくすぐられるリキュール
- シャルトリューズの特徴
- シャルトリューズのテイスティングレビュー
- シャルトリューズのおいしい飲み方、カクテルレシピ
- バーだけではなく、自宅でもシャルトリューズを楽しんでみては?
シャルトリューズは好奇心をくすぐられるリキュール
このシャルトリューズというお酒を一言で言うなら、「すごく面白いお酒」
味わいはかなり独特。
正直、なかなか好きになれない人がほとんどだと思います。
ですが味も、材料も、それにまつわるエピソードも、とにかく面白い。
理解を深めるほどになぜか好きになっていく、そんな危うい魅力を持つリキュールです。
シャルトリューズの特徴
【分類】リキュール
【製造国】フランス
【原酒】ブランデー
【原料】ハーブ、スパイスなど約130種
【アルコール度数】55%(ヴェール)40%(ジョーヌ)
【価格】約4000円(ヴェール、ジョーヌ)
代表的な銘柄は2つ。
緑色のヴェール 、そして黄色のジョーヌです。
それぞれの違いはのちほど。
まずは、シャルトリューズの製法と興味深い歴史について見てみましょう。
主な原料は、ハーブやスパイス
シャルトリューズは、ひとことで言うなら「薬草のリキュール」ですね。
原料は、ブランデーベースのスピリッツ。
そこに風味付けのハーブやスパイスなどが使われています。
【ハーブリキュールの代表的な銘柄】
- カンパリ
- ペルノー
- スーズ
- アブサン
- イェーガーマイスター
など。
ハーブリキュールの銘柄まとめはこちら↓
使用されるハーブ、スパイスはなんと、130種類以上。
複雑で、奥深い風味に仕上がっています。
具体的な原料は明かされていませんが、香りの核となっているのは、「シナモン」「スターアニス」「バニラ」とのことです。
※シャルトリューズ蒸留所に展示
もともとは修道院で作られていた「不死の霊薬」
シャルトリューズは、もともと薬として作られていたお酒です。
作られていたのは工場ではなく修道院。
その起源は古く、1605年ころだと言われています。
当時は、不死の霊薬として製造されていたのだそう。
どちらかというと、宗教的なニュアンスが強かったのかもしれませんね。
そのレシピは門外不出。
調合などの味を決める工程は、今でも2人の修道士だけで行われているのだそうです。
※秘伝のレシピを知る修道士の数は3人という話がありますが、正確には2人。
3人で管理していたのは十数年前のほんのひとときのことで、現在は2人の修道士で管理をしているそうです。
シャルトリューズのテイスティングレビュー
主な銘柄である「ヴェール」「ジョーヌ」の味わいを、それぞれの違いとともにレビューします。
シャルトリューズ ヴェールの味わいレビュー
ヴェール=フランス語で緑の意味。
130種類ものボタニカルを5回浸漬し、4回蒸留。
そして、3年間樽熟成をして作られるシャルトリューズです。
風味はとても複雑でスパイシーですね。
アニスの優雅な香りと、ミントの爽やかさがあります。
鮮烈、だけど不思議とクセになる風味。
スタンダードながら、少し上級者向けの銘柄といったところでしょうか。
シャルトリューズ ジョーヌの味わいレビュー
ジョーヌ=フランス語で黄色。
その名の通り、鮮やかなイエローのシャルトリューズです。
ヴェールと同じく3年熟成の銘柄。
こちらは、蜂蜜の風味でまろやかに仕上げてあります。
親しみが持てる味わいなので、シャルトリューズを初めて飲む方におすすめしたいですね。
その他の銘柄
樽熟成12年以上のプレミアムな銘柄、シャルトリューズVEP。
こちらもヴェールとジョーヌ、それぞれ2つのバリエーションがあります。
どちらも通常版と比べて、まろやかで深みのある味わいとなっています。
カクテルに使うのではなく、どちらかというとストレートで飲みたい銘柄ですね。
その他、エリキシルヴェジェタルという銘柄もあります。
こちらは、シャルトリューズ誕生時のレシピに近い製法で作られた銘柄です。
ハーブの風味が鮮烈で苦味が強め、まさに薬のような味わい。
アルコール度数はなんと、69%もあります。
味わいは強烈のひとことですが…なんだかクセになりそうな感じですね。
※この他にも限定品などがいろいろリリースされています。
ですが手に入りづらいものが多く、私も口にしたことがないので、この記事でのレビューは控えさせてもらいます。
シャルトリューズのおいしい飲み方、カクテルレシピ
シャルトリューズは、古い歴史を持つリキュール。
カクテルレシピも多彩です。
私のおすすめの飲み方は、次のとおり。
- アップルジュース割り
- ソーダ割り
- シャルトリューズモヒート
- アラスカ
- ラストワード
レシピはこちらの記事にまとめてあります↓
ミックスする材料を変えて、いろいろな味わいを楽しむことができます。
こちらも、ぜひチェックしてみてください。
バーだけではなく、自宅でもシャルトリューズを楽しんでみては?
神秘的なリキュール、シャルトリューズについて紹介しました。
香りにひたるような飲み方を好む人には、かなりおすすめのお酒だと思います。
ぜひ、この奥深い香りを楽しんでみてください。
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