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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「ブッシュミルズ」のレビューと美味しい飲み方【気軽さが魅力】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

「ブッシュミルズ」というウイスキーを買ってみました。

 

 

今回は、このブッシュミルズのレビューとおいしかった飲み方を書いていきます。

 

定番の飲み方から、人気のカクテルまで。

さまざまな楽しみ方ができるウイスキーでした。

 

軽やかな味わいが好きな方なんかは、ぜひどうぞ。

 

 

ブッシュミルズは気軽に楽しめるのがなによりの魅力

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私が考える、ブッシュミルズの1番の魅力は「気軽さ」です。

 

軽やかで、メロウな味わい。

身がまえることなく、自然体で楽しめるのがいいところだと思いました。

 

ただ、これだとアイリッシュウイスキー全般にもいえる特徴ですよね。

 

というわけで、ここからはブッシュミルズだけがもつ特色について、掘り下げていきます。

 

 

ブッシュミルズの特徴

 

まずは、特徴をざっくりと。

 

【分類】ウイスキー

【原材料】大麦麦芽、グレーン

【製造国】アイルランド

【アルコール度数】40%

【価格】約1800円(amazon参考)

 

アイルランドのウイスキー。

いわゆる「アイリッシュウイスキー」です。

 

「ブッシュミルズ蒸留所」は、1608年創業ともいわれ、アイリッシュウイスキー最古の蒸留所のひとつとなります。

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

【香り】
軽やかで、フルーティーかつスパイシー。バニラの香りの後にクリームブリュレのような香りが続く。


【味わい】
穏やかな温かみがあり、口いっぱいに味わいが広がっていく。ほのかなハチミツの甘さも感じる。


【余韻】
すっきりとしたクリスプな後味。かすかなスパイスのニュアンスも。

ブッシュミルズブランドサイトより引用

 

アイリッシュウイスキーらしい、軽やかでスムーズな味わい。

 

まだウイスキーを飲み慣れていない方にも、うってつけの銘柄といえそうですね。

 

 

ブッシュミルズのテイスティングレビュー

 常温ストレートで飲んでみましょう。

 

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非常にまろやかでスムース。

これは、肩肘はらずに楽しめる感じですね。

 

風味としては、はちみつ、ほんのりバニラ、そしてフルーティ。

淡く穏やかな味わいです。

 

余韻にはひかえめなスパイシーさと、ほろ苦さも。

まるで日常に溶け込むような、ナチュラルなテイストですね。

 

POINT

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アイリッシュのもうひとつの定番といえば「ジェムソン」

ブッシュミルズは、こちらと比べると…

 

  • 焼き菓子のような、甘い香りがある
  • やや、フルーティ
  • ジェムソンのようなウッディさはない

 

どちらも軽めのウイスキーですが、細かいニュアンスには差がありますね。

 

 

ブッシュミルズを色々な飲み方で飲んでみました

ウイスキーの定番の飲み方を試してみました。

私の感想は、こちら。

 

ストレート ◯

ロック △

ハイボール ◎

水割り ◎

トワイスアップ △

※筆者の主観による評価です

 

ロックから、順番にレビューをします。

(ストレートの感想は、先ほど書いたので省略)

 

ロック

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私としては、ちょっと軽すぎるかな?という印象。

 

このあたりは、正直好みです。

が、香りはやっぱり閉じた感じになってしまってますね。

 

ハイボール

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モルティーさとフルーティさのバランスがよいです。

個人的には、かなりオススメ。

 

甘さも、不思議と増したような感じになります。

 

おいしいハイボールを作るためのセオリーについては、こちら↓ 

www.green-alaska.com

  

水割り

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非常にスムースな口当たり。

すっきりした甘さで、楽しむことができます。

 

ちなみに今回の割合は1:2。

個人的には、ちょっと濃いめがいいと思います。

 

トワイスアップ

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スパイシーな要素を強く感じます。

 

悪くはないと思いますが、ちょっと奥行きが足りない感じも…?

 

POINT

というわけで、個人的にはハイボールと水割りがイチオシです。

 

人によって好みが出ると思うので、みなさんもいろいろ試してみてください。

 

 

ブッシュミルズで作るアイリッシュコーヒー

アイリッシュウイスキーといえば、人気の飲み方は「アイリッシュコーヒー」ですね。

 

ということで、ブッシュミルズで作ってみました。

 

【材料】

アイリッシュウイスキー 30ml

ホットコーヒー 120ml

コーヒーシュガー 10g

生クリーム 15ml

 

【作り方】

グラスに生クリーム以外の材料を入れて混ぜ、コーヒーシュガーを溶かす。

軽くホイップした生クリームをフロートする。

 

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モルトのコクと、リッチな甘さを感じる一杯となりました。

ブッシュミルズベース、かなり感触がよいですね。

 

ちなみに、氷で冷やして作っても美味でした。

 

 

こちらも、ぜひ試していただきたいレシピですね。

 

 

ブッシュミルズで作るウイスキーカクテル

アイリッシュコーヒー以外のカクテルも、色々作ってみました。 

 

ブッシュミルズを楽しむ際の、参考にしてみてください。

 

 

どれも、自然なテイストに仕上がりました。

 

副材料を引き立て、上手く調和してくれますね。

あっさりとしたウイスキーなので、カクテルベースとしても優秀みたいです。

 

 

ブッシュミルズのまとめ

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最後に、ざっくりとまとめます。

 

【ブッシュミルズのまとめ】

  • 歴史ある蒸留所のウイスキー
  • 軽やかでメロウな味わい
  • 飲み方はハイボールがおすすめ
  • アイリッシュコーヒーにも◯
  • カクテルベースにも◯
  • 気軽に楽しめるのが、なによりの魅力

 

普段飲みのウイスキーとして、とても優秀な銘柄だと思いました。

 

特に、軽やかで飲みやすいウイスキーをお探しの方には、まさにうってつけの一本ですね。

 

ぜひ、多彩な飲み方で楽しんでみてください。

 

 

ちなみに今回紹介したのは、ブッシュミルズのスタンダードモデル。

この他に、長期熟成のモデルなんかもあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

 

【関連記事】

・バーボンベースのカクテル紹介 

www.green-alaska.com

 

・「ウッドフォードリザーブ」のレビュー 

www.green-alaska.com

 

・おすすめのカクテル道具 

www.green-alaska.com

 

リキュール「サンジェルマン」のレビュー【カクテルレシピ13種】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

「サンジェルマン」というお酒を手に入れました。

 

 

エルダーフラワーのリキュールですね。

今回は、こちらのレビューを書いていきます。

 

ちょっと珍しいお酒で、飲み方にも迷うところ。

ですが、おいしい飲み方を知れば、とても満足度の高いリキュールだと感じると思います。

 

家飲みに華やかなアクセントを加えたい方は、ぜひどうぞ。

 

  

 

サンジェルマン リキュールの特徴

 

まずは特徴について、ざっくりと。

 

【分類】リキュール

【原材料】エルダーフラワー、オードヴィー、グレーンスピリッツ

【製造国】フランス

【アルコール度数】20%

【価格】約4000円(amazon参考)

 

エルダーフラワー(セイヨウニワトコ)のリキュールです。

 

エルダーフラワーは、マスカットのような香りがある植物。

ヨーロッパでは、ハーブティーやシロップの材料として使われたりしますね。

 

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セイヨウニワトコ - Wikipedia

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

・香り
フローラルで、ほのかなフレッシュマスカットのさわやかで甘い香り


・味わい
トロピカルフルーツ、グレープフルーツ、洋ナシの甘さが広がるフレッシュな味わい

バカルディジャパン サンジェルマンブランドサイトより

 

 

サンジェルマン リキュールのこだわりの製法 

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サンジェルマンブランドサイトより

 

職人が手摘みでエルダーフラワーを収穫

フレッシュな状態でお湯に漬け込み、風味を抽出

オードヴィー(フルーツ由来のスピリッツ)とグレーンスピリッツをブレンド

糖分を加え、合成着色料、保存料不使用で仕上げる

 

エルダーフラワーは、手摘みですばやく丁寧に収穫されます。

これにより、花粉もフレーバー作りに活かすことができるのだそうです。

 

自然で高品質なものを作り上げよう、という意匠が感じられる製法ですね。

 

 

サンジェルマン リキュールのテイスティングレビュー

常温ストレートで飲んでみます。

 

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うーん、華やかフルーティ。

もうちょっと独特な感じかと思ったら、親しみのもてる味わいですね。

 

まず、気づくのはエルダーフラワー特有のマスカット香の豊かさ。

グラスに口を近づけたときから、はっきりと主張してきます。

 

味わいは甘さがやや強め、酸味もそこそこありますね。

 

POINT

花系、というよりフルーツリキュールのようだと感じるかもしれません。

 

親しみをもてる味わいながら、新しくもある。

それが、サンジェルマンの魅力ですね。

 

 

サンジェルマン リキュールのお手軽な飲み方

気軽に飲むのなら、割り材で割るのがおすすめです。

 

いろいろ試してみて、私がおいしいと思ったものはこちら。

 

  • トニック割り
  • ソーダ割り
  • 紅茶割り
  • スパークリングワイン割り

 

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サンジェルマンに甘みがしっかりあるので、割り材は甘さのないものがおすすめです。

 

というか、ソーダ割りがめちゃくちゃ美味しいですね…。

レモンピールなんかしちゃえば、それはもう特別感のある一杯になっちゃいます。

 

POINT

割るときは、サンジェルマン30mlに対して、割り材90〜120mlの比率がおすすめです。

 

もちろん、お好みで調整可です。

 

作るときに注意が1つ。

サンジェルマンは糖度が高めで、やや混ざりづらいです。

 

なので、割るときは、

  • 割り材を氷に当てないように注ぐ
  • ステアをややしっかりめに行う

のがいいでしょう。

 

上手に作りたい方は、ジントニックの記事も参考にどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

 

 

サンジェルマン リキュールを使ったカクテルのレシピ

本格的なカクテルも、いろいろ作ってみました。

 

Twitterに感想を書いていたので、そちらをどうぞ。

 


カクテルの材料としては、かなり使いやすいですね。

 

特にジンや白ワイン、レモンとの相性は抜群。

「サンジェルマンカクテル」は、ぜひ作っていただきたい一杯です。

 

POINT

ミックスする材料によって、前面に出る風味が変わってくるのも面白いですね。

 

マスカット、柑橘、フラワー、パイナップルなど…。

いい意味で、想像していた味を裏切ってくれることもあります。

 

 

サンジェルマン リキュールのまとめ

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最後に、ざっくりとまとめて終わります。

 

【サンジェルマンのまとめ】

  • エルダーフラワーのリキュール
  • 手摘み収穫、無添加のピュアなお酒
  • 華やかで、マスカットに似た香り
  • 甘さははっきり、フルーティ
  • シンプルな飲み方でも、かなりの美味しさ
  • 副材料との馴染みもよし
  • 価格はやや高めだが、満足度も高め

 

単調になりがちな自宅飲みに、ほどよいアクセントを加えてくれるリキュール。

すこし珍しいフレーバーに興味があるなら、試す価値アリですね。

 

値段だけはややネックになりますが、私としては相応の価値があると思います。

 

ぜひ、手にとってみてください。

 

 

 

【関連記事】

・ニオイスミレのリキュール「パルフェタムール」のカクテルレシピ 

www.green-alaska.com

 

・「ボンベイサファイア」ジンのレビュー 

www.green-alaska.com

  

・「六 Roku」ジンのレビュー

www.green-alaska.com

 

「奏 kanade」桜リキュールのレビュー【+カクテルレシピ10種】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

「奏 kanade」桜リキュールを買ったので、レビューしたいと思います。

 

 

いつものように、色々な飲み方で良さを探ってみました。

 

私の感想としては、

「桜リキュールの新定番となりうる実力アリ」

といった感じですね。

 

特徴と魅力について、紹介していきます。

 

  

 

奏 kanade 桜リキュールの特徴

 

まずは、特徴をざっくりとどうぞ。

 

【分類】リキュール

【製造国】日本

【メーカー】サントリー

【原材料】桜の花、桜の葉

【アルコール度数】22%

【価格】約2200円(amazon参考)

 

サントリーが販売する、「ジャパニーズクラフトリキュール」のラインナップのひとつ。

 

「桜」は、2020年1月から発売の新フレーバーですね。

 

以下、公式の紹介文です。

 

奥ゆかしく香り、華やかに広がる。
桜の風味を活かした、うららかな味わい。

 

ふんわりと開いた桜の花をひとつひとつ摘み取り、スピリッツに漬け込んで繊細な香味を抽出しました。

同じように漬け込んだ桜葉の原料酒と組み合わせ、匠の技で丁寧にブレンドしています。

サントリー 奏 kanade ブランドサイトより

 

 

奏 kanade 桜リキュールのテイスティングレビュー

常温ストレートで、味わいをたしかめてみます。

 

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うん、とても華やかですね。

これは美味しい…。

 

桜と聞いてイメージする味わいが、みごとに再現されていますね。

花だけではなく、葉の風味もよく感じることができます。

 

私の感覚だと、ほのかな塩気もあるように感じます。

まるで、桜餅みたいな味わいですね。

 

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同じくサントリー製の「ジャポネ桜」と、味わいを比較してみました。

 

POINT

【ジャポネ桜との差】

  • 甘み、色はほぼ同じ
  • 奏 kanadeの方がフローラルな印象
  • 奏 kanadeの方がアルコールの角が丸い

 

奏 kanadeの方は香り立ちもよく、自然な味わいだと、私は思いました。

 

同メーカーの後発品ということで、「キッチリ改良してきたな…」という感じですね。

 

 

奏 kanade 桜リキュールのお手軽な飲み方

私が試した中で、おいしいと思ったのはこちら。

 

  • ソーダ割り
  • トニック割り
  • ミルク割り
  • グレープフルーツジュース割り
  • アップルジュース割り
  • オレンジジュース割り

 

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意外と、何にでもマッチしちゃう感じですね。

どの飲み方も、華やかさがあっておいしいです。

 

ちなみに、私のおすすめはミルク割り。

デザート感がたまらないです…。

 

POINT

割るときには、奏30mlに対して割り材60〜90mlくらいの比率が、私のおすすめです。

 

もちろん、お好みで調整可です。

 

 

奏 kanade 桜リキュールで作る本格カクテル

本格的なレシピも、色々作ってみました。

 

感想をTwitterに投稿していたので、そちらをどうぞ。

 


カクテル向けに作られただけあって、自然な仕上がりになってくれます。

 

同じくサントリーのジン、「六 Roku」とは特になじみがいいですね。

レシピのバリエーションも増えるので、余裕があればぜひどうぞ。

 

「六 Roku」のレビュー記事はこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

カクテルのレシピはこちらも参考にどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

 

 

奏 kanade 桜リキュールのまとめ

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最後に、ざっくりとまとめて終わります。

 

【奏 kanade 桜リキュールのまとめ】

  • 桜の花と葉の、はなやかな風味
  • 甘みも適度で、カクテルに使いやすい
  • お手軽で、おいしい飲み方も多数
  • ほかの桜リキュールと比べると、ややフローラル

 

桜リキュールの新定番ともなりうるクオリティ。

これから桜リキュールを買おうと考えている人なら、かなり無難な選択肢になると思います。

 

季節感を演出するにも、もってこい。

価格もお手頃ですし、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

ちなみに奏には、「桜」の他に「白桃」「柚子」「抹茶」のバリエーションがあります。

 

当サイト(NomiLOG)のレビューはこちらの記事からどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

 

 

【関連記事】

・奏 白桃リキュールのレビュー 

www.green-alaska.com

 

・ウォッカ9銘柄の味わい比較 

www.green-alaska.com

 

・桜餅のような香りのウォッカ「ズブロッカ」のレビュー

www.green-alaska.com

 

国産ジン「六 Roku」のレビュー【ハイクオリティな和のジン】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅でカクテルを作っています。

ジンは大好きで、いろいろな銘柄を飲んでいます。

 

今回は、ジャパニーズジン「六 Roku」のレビューです。

 

 

「ハイクオリティーなジャパニーズジンが欲しい!」

という方は、要チェックな銘柄ですね。

 

色々な飲み方で良さを探ってみたので、ぜひ参考にどうぞ。

 

 

「六 Roku」はどのようなジン?

 

まずは「六 Roku」について、ざっくりと見ていきましょう。

 

【種別】ドライジン

【製造国】日本

【メーカー】サントリー

【アルコール度数】47%

【容量】700ml

【価格】約4000円(メーカー希望小売価格)

 

サントリースピリッツ(株)と、ビームサントリー社が共同開発したクラフトジンですね。

→サントリー公式ブランドサイトはこちら

 

世界的なクラフトジンブームに答える形で、リリースされ、国内外から高い評価を得ています。

 

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※2020年 drinks internationalによるトップバーのジンランキング。

「六 Roku」は「ジン売り上げランキング」で9位、「ジンのトレンドランキング」で4位にランクイン。

 

それでは「六 Roku」には、どのような魅力があるのか?

ということで、特徴を見てみましょう。

 

 

「六 Roku」の特徴、ボタニカル

ジンの特徴を決定づけるのは、なんといってもボタニカル。

「六 Roku」の場合は、このようになっています。

 

【和素材のボタニカル6種】

桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子

 

【伝統的なボタニカル8種】

ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、アンジェリカシード、カルダモンシード、シナモン、ビターオレンジピール、レモンピール

 

和素材を使っていることが特徴ですね。

それでいて、基本のボタニカルもしっかりおさえています。

 

「六 Roku」というネーミングは、この6種の和素材から付けられたのだそうですよ。

 

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ちなみに、ボトルデザインも六角形。

こだわりが見られますね。

 

POINT

【六 Rokuの製造方法】

ボタニカルを4つのタイプに分け、それぞれ違う蒸留機で蒸留

できあがった原酒を、ブレンダーが独自の感性でブレンド

 

ジャパニーズクラフトジンの先駆けである、「季の美」でも採用されていた手法ですね。

 

サントリーは、ウイスキー作りにも長い歴史を持つメーカー。

その高いブレンド技術を活かして、作られているジンであると予想できます。

 

「季の美」についてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

「六 Roku」のテイスティングレビュー

常温ストレートで味わってみましょう。

 

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やわらかで華やか、ジュニパーもしっかり。

いやー、これは美味いですよ…!

 

口にするとシトラスからジュニパー、桜。

そして余韻には、山椒のスパイシーさを感じます。

 

バランス感が絶妙で、質の高いジンだと実感できますね。

 

POINT

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手持ちのジンの中で、近い味わいかも?と思ったものと比べてみました。

 

【ボタニストとの比較】

  • Rokuの方がスパイシー
  • 風味のベクトルは違う

 

【翠との比較】

  • 香りは少し似ているが、Rokuの方が華やか
  • Rokuの方がジュニパーが効いている
  • Rokuの方が「濃い」

 

どちらとも似てはいないですね。

和素材の風味が独特なので、似ているジンってあまり無いと思います。

 

個性を持ちながらも、ジンらしい味わいになっているのがすばらしいですね。

 

 

「六 Roku」で色々なジントニックを作ってみました

トニックやライムなど、条件を変えて色々なレシピで作ってみました。

 

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うん。どれも、かなりの美味しさです。

ちなみに私は、試した中だとこんなレシピが1番好きでした。

 

【材料】

六 Roku 40ml

トニックウォーター(フィーバーツリー) 90ml

炭酸水 約30ml

 

【作り方】

グラスに氷を入れてRokuを注ぎ、ステアする。

トニックウォーター、炭酸水の順に注ぎ、軽くステアする。

 

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このレシピだと、「六 Roku」の良さのひとつである、桜のフレーバーがよく感じられるのがいいですね。

 

炭酸水が入ることで、フィーバーツリーの苦味も抑えられ、バランスが良くなったと思います。

 

「フィーバーツリー」についてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

「六 Roku」のお手軽な飲み方

その他、お手軽な飲み方だと、この辺りが美味しいと思いました。

 

  • ソーダ割り
  • お湯割り
  • 水割り
  • オン・ザ・ロック

 

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ソーダ割りはサントリー公式でも、おすすめされていますね。

生姜、大葉、レモンなどのトッピングもおすすめとのことです。

 

食事ともよく合うので、どんな料理に合わせてみようかな?と考えるのがなかなか楽しいです。

 

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※木の芽(山椒の葉)を加えたソーダ割りと、木の芽のジェノベーゼパスタのペアリング

 

この辺りは、日本のジンならではの楽しみ方だと思います。

 

POINT

水割り、お湯割りはRokuと1:2で割るのがおすすめです。

 

もちろん、お好みで調整可です。

 

自宅でジンソーダを楽しむときは、こちらも参考にどうぞ↓  

www.green-alaska.com

 

 

「六 Roku」で色々なカクテルを作ってみました

スタンダードレシピから、独自レシピまで色々やってみました。

 

Twitterの方に、レシピと感想を書いていたので、そちらをどうぞ。

 

 

 

汎用的にいろいろ使えますね。

どれも、柔らかで上品に仕上がっていい感じです。


和素材とのペアリングは、特にすばらしい。

「さくらさくら」は、リキュールも揃えて作る価値ありだと、私は思います。

 

この他のジンカクテルレシピは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

  

「六 Roku」は伝統的な味わいと豊かな個性をあわせ持つジン

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最後に「六 Roku」の特徴をざっくりまとめて、終わりにします。

 

【「六 Roku」についてのまとめ】

  • 和素材を使った高品質なジン
  • ジュニパーもしっかり効いた正統派
  • 味わいのバランス感が絶妙
  • カクテルベースとして使いやすい

 

個人的には、かなり満足度の高いジンでしたね。

 

クラフトジンに興味があるなら、いずれは手にすることになるジンだと思います。

 

家飲みのクオリティをググッと引き上げたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

 

 

ちなみにサントリーでは、この他にも「和」をコンセプトとしたお酒を作っています。

 

  • 奏 Kanade リキュール
  • 翠 Sui ジン
  • 白 Haku ウォッカ  

 

当サイト(NomiLOG)で、そちらのレビュー記事も書いています。

合わせてどうぞ。

 

・奏 Kanade リキュール 

www.green-alaska.com

  
・翠 Sui ジン 

www.green-alaska.com

 
・白 Haku ウォッカ  

www.green-alaska.com

  

 

【関連記事】

・山椒の効いたジャパニーズジン、「ニッカカフェジン」のレビュー 

www.green-alaska.com

 

・柑橘の風味豊かなジン「桜尾ジンオリジナル」のレビュー 

www.green-alaska.com

 

・「No.3 ロンドンドライジン」のレビュー 

www.green-alaska.com

 

「シャルトリューズ」のレビュー【リキュールの女王】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、「シャルトリューズ」というリキュールのレビューをしていきます。

 

 

バーに通う方々には、いろいろと馴染みの深い一本。

 

独特な味わいのリキュールなのですが…

不思議と離れがたい魅力がありますよ。

 

 

 

シャルトリューズは好奇心をくすぐられるリキュール

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このシャルトリューズというお酒を一言で言うなら、「すごく面白いお酒」

 

味わいはかなり独特。

正直、なかなか好きになれない人がほとんどだと思います。

 

ですが味も、材料も、それにまつわるエピソードも、とにかく面白い。

 

理解を深めるほどになぜか好きになっていく、そんな危うい魅力を持つリキュールです。

 

 

シャルトリューズの特徴

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【分類】リキュール

【製造国】フランス

【原酒】ブランデー

【原料】ハーブ、スパイスなど約130種

【アルコール度数】55%(ヴェール)40%(ジョーヌ)

【価格】約4000円(ヴェール、ジョーヌ)

 

代表的な銘柄は2つ。

緑色のヴェール 、そして黄色のジョーヌです。

 

それぞれの違いはのちほど。

まずは、シャルトリューズの製法と興味深い歴史について見てみましょう。

 

主な原料は、ハーブやスパイス

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シャルトリューズは、ひとことで言うなら「薬草のリキュール」ですね。

 

原料は、ブランデーベースのスピリッツ。

そこに風味付けのハーブやスパイスなどが使われています。

 

POINT

【ハーブリキュールの代表的な銘柄】

  • カンパリ
  • ペルノー
  • スーズ
  • アブサン
  • イェーガーマイスター

など。

 

ハーブリキュールの銘柄まとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

使用されるハーブ、スパイスはなんと、130種類以上。

複雑で、奥深い風味に仕上がっています。

 

POINT

具体的な原料は明かされていませんが、香りの核となっているのは、「シナモン」「スターアニス」「バニラ」とのことです。

※シャルトリューズ蒸留所に展示

 

もともとは修道院で作られていた「不死の霊薬」

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シャルトリューズは、もともと薬として作られていたお酒です。

 

作られていたのは工場ではなく修道院。

その起源は古く、1605年ころだと言われています。

 

当時は、不死の霊薬として製造されていたのだそう。

どちらかというと、宗教的なニュアンスが強かったのかもしれませんね。

 

そのレシピは門外不出。

調合などの味を決める工程は、今でも2人の修道士だけで行われているのだそうです。

 

POINT

※秘伝のレシピを知る修道士の数は3人という話がありますが、正確には2人。

 

3人で管理していたのは十数年前のほんのひとときのことで、現在は2人の修道士で管理をしているそうです。

 

 

シャルトリューズのテイスティングレビュー

主な銘柄である「ヴェール」「ジョーヌ」の味わいを、それぞれの違いとともにレビューします。

 

シャルトリューズ ヴェールの味わいレビュー

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ヴェール=フランス語で緑の意味。

 

130種類ものボタニカルを5回浸漬し、4回蒸留。

そして、3年間樽熟成をして作られるシャルトリューズです。

 

風味はとても複雑でスパイシーですね。

アニスの優雅な香りと、ミントの爽やかさがあります。

 

鮮烈、だけど不思議とクセになる風味。

スタンダードながら、少し上級者向けの銘柄といったところでしょうか。

 

 

シャルトリューズ ジョーヌの味わいレビュー

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ジョーヌ=フランス語で黄色。

その名の通り、鮮やかなイエローのシャルトリューズです。

 

ヴェールと同じく3年熟成の銘柄。

こちらは、蜂蜜の風味でまろやかに仕上げてあります。

 

親しみが持てる味わいなので、シャルトリューズを初めて飲む方におすすめしたいですね。

 

 

その他の銘柄

樽熟成12年以上のプレミアムな銘柄、シャルトリューズVEP。

こちらもヴェールとジョーヌ、それぞれ2つのバリエーションがあります。

 

 

 

どちらも通常版と比べて、まろやかで深みのある味わいとなっています。

 

カクテルに使うのではなく、どちらかというとストレートで飲みたい銘柄ですね。

 

 

その他、エリキシルヴェジェタルという銘柄もあります。

こちらは、シャルトリューズ誕生時のレシピに近い製法で作られた銘柄です。

 

 

ハーブの風味が鮮烈で苦味が強め、まさに薬のような味わい。

アルコール度数はなんと、69%もあります。

 

味わいは強烈のひとことですが…なんだかクセになりそうな感じですね。

  

POINT

※この他にも限定品などがいろいろリリースされています。

 

ですが手に入りづらいものが多く、私も口にしたことがないので、この記事でのレビューは控えさせてもらいます。

 

 

シャルトリューズのおいしい飲み方、カクテルレシピ

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シャルトリューズは、古い歴史を持つリキュール。

カクテルレシピも多彩です。

 

私のおすすめの飲み方は、次のとおり。

 

  • アップルジュース割り
  • ソーダ割り
  • シャルトリューズモヒート
  • アラスカ
  • ラストワード

 

レシピはこちらの記事にまとめてあります↓  

www.green-alaska.com

 

ミックスする材料を変えて、いろいろな味わいを楽しむことができます。

こちらも、ぜひチェックしてみてください。

 

 

バーだけではなく、自宅でもシャルトリューズを楽しんでみては?

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神秘的なリキュール、シャルトリューズについて紹介しました。

 

香りにひたるような飲み方を好む人には、かなりおすすめのお酒だと思います。

 

ぜひ、この奥深い香りを楽しんでみてください。

 

 

【関連記事】

・ハーブリキュール「スーズ」のレビューとカクテルレシピ

www.green-alaska.com

 

・「ニッカカフェジン」のレビュー

www.green-alaska.com

 

 ・クラフトジン「ボタニスト」のレビュー

www.green-alaska.com

 

カクテルベースにおすすめのブランデー4種【まずは定番から】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、カクテルに使うブランデーのおすすめ銘柄を書いていこうと思います。

 

 

ブランデーとひとくちに言っても、さまざまなものがあります。

 

そんな中から、バーでよく使われている銘柄、個人的に良いと思ったものをピックアップ。

 

「どんな銘柄を選んでいいか分からない…」

という方は、参考にしてみてください。

 

 

 

カクテルベースにおすすめのブランデー4つ

次の4つです。

 

  • サントリー ブランデー VO
  • レミーマルタン VSOP
  • ヘネシー VS
  • クルボアジェ VSOP ルージュ

 

カクテル作りに使ってみて、「選ぶメリットがあるな…」と感じた4本です。

順番に、それぞれの良さを書いていきます。

 

サントリー ブランデー VO

 

【メーカー】サントリー

【製造国】日本

【アルコール度数】37%

【内容量】640ml

【価格】約950円(Amazon参考)

 

スーパーなどにも置いてあるブランデー。

 

目立った美味しさがあるわけではないのですが、とにかく安いというのがメリットですね。

 

正直、香りはちょっと物足りない感じ。

ですが、とりあえずのお試し用としてはとても優秀ですね。

 

あと、余っても料理などに躊躇なく使えるのも個人的には◯です。

 

【おすすめのカクテル】

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  • ジンジャーエール割り
  • フレンチコネクション

 

味わいの強い材料との組み合わせなら、そこそこ満足感があると思います。

カジュアルに使っちゃいましょう。

 

レミーマルタン VSOP

 

【メーカー】レミーコアントロー

【製造国】フランス

【アルコール度数】40%

【内容量】700ml

【価格】約4000円(Amazon参考)

 

カクテルベースのスタンダードとも言えるブランデー。

実際に、バーでも使われているのをよく見ますね。

 

果実味にあふれた、バランスのいい味わい。

とりあえず、これを選んでおけば良しという安心感がありますね。

 

価格もカクテルベース用のブランデーとしては、ちょうどいいところだと私は思います。

 

【おすすめのカクテル】

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  • サイドカー
  • ニコラシカ

 

適度な甘みと香りで、バランスよく仕上がります。

サイドカーは特におすすめです。

 

ヘネシー VS 

 

【メーカー】ヘネシー

【製造国】フランス

【アルコール度数】40%

【内容量】700ml

【価格】約3500円

 

こちらも、バーでよく使われるブランデーですね。

 

レミーマルタンなどと比べると、どっしりとした重ための味わい。

つまり、コシが強いのでカクテルの味わいが安定しやすいです。

 

なので、まだカクテル作りに慣れていない方にもおすすめしたいですね。

 

【おすすめのカクテル】

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  • オリンピック
  • ブランデースリング

 

シェークのカクテル全般に良いです。

繊細な味のものとミックスするときは、ややバランスが取りづらいので、そこだけ注意。

 

クルボアジェ VSOP ルージュ

 

【メーカー】クルボアジェ

【製造国】フランス

【アルコール度数】40%

【内容量】700ml

【価格】約3800円(Amazon参考)

 

ややマイナーですが、個人的にお気に入りの銘柄。

 

バラを思わせる華やかな香りと、ライトな飲み心地。

上品さなら、これが一番じゃないかな?と思います。

 

「スタアバー銀座」の岸久氏も、サイドカーに使っているみたいですね。

氏のカクテルブックに、記載がありました。

 

【おすすめのカクテル】

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  • シャンゼリゼ
  • グランマニエサイドカー

 

どのレシピも、非常に上品に仕上がります。

香りの強いブランデーですが、他材料との馴染みが良いです。

 

 

その他のブランデーを選ぶ際の注意

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この他のブランデーも、もちろんカクテルベースとして使えます。

 

ですが、注意点がひとつ。

それは、高すぎるブランデーはカクテルに向かないことが多いということです。

 

【高級ブランデーをカクテルに使うデメリット】

  • 単価が高くなりすぎる
  • 冷やすことで香りが失われる可能性がある

 

コストが高つくわりに、仕上がりもイマイチになることが多いです。

 

私は、ポールジローという銘柄でサイドカーを作ったことがありますが、なんか香りが薄ーい感じになった経験ありです…。

 

POINT

【ブランデーの等級】

下に行くほど、格式が高くなります。

 

  • スリースター
  • V.S.
  • V.O.
  • V.S.O.P.
  • ナポレオン
  • X.O.
  • Hors d'âge、Extra、Heritage

 

等級でいえば、V.S〜V.S.O.P。

値段でいえば、3000円前後(700ml)くらいのものがカクテル向きだと私は思います。

 

 

 

ブランデーベースのカクテルはどんなものがある?

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ブランデーを手にしたら、色々なカクテルで楽しんでみてください。

 

有名なレシピは、サイドカーやホーセズネックなど。

もちろん、それ以外にも美味しいカクテルがたくさんあります。

 

ということで、個別記事にまとめてみました。

 

・ブランデーベースのスタンダードカクテルまとめ 

www.green-alaska.com

 

作る際のポイントとともに、レシピを紹介。

カクテルのバリエーションを増やしたい方は、参考にしてみてください。

 

 

カクテルにおすすめのブランデーまとめ

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最後に、ざっくりとまとめて終わります。

 

 

プロが愛用している銘柄を選ぶとなると、それなりの値段になりますが…

その分、カクテルのクオリティーもググッと上がります。

 

わざわざ家でカクテルを作るのですから、銘柄にもこだわってみるのもいいかもしれませんね。

 

これまで、なんとなくで選んでいたという方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

【関連記事】

・カクテルベースにおすすめのバーボンの銘柄+定番レシピ 

www.green-alaska.com

 

・サイドカーの美味しい作り方の考察 

www.green-alaska.com

 

・ホワイトキュラソー「コアントロー」で作るカクテルレシピ 

www.green-alaska.com

 

ブランデーベースのカクテルレシピ19種【おいしく作るポイントあり】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

この記事では、ブランデーベースで人気の高いカクテルのレシピを紹介していきます。

 


スタンダードカクテルの中には有名なものも、そうではないものもあります。

余すところなく、紹介していきますね。

 

  

 

ブランデーベースのカクテルレシピ

バーでの定番から、ややマイナーなものまでたっぷり紹介します。

  

カクテル道具の選び方などは、こちらを参考にどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

  

サイドカー

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【材料】

ブランデー 30ml

ホワイトキュラソー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

ブランデーカクテルの超定番にして、バーでの人気も高いレシピ。

 

シェークが難しいので、作る難易度はやや高め。

ですが、これが自宅で飲めるというのは控え目に言って最高なので、ぜひトライを。

 

サイドカーの作り方考察はこちら↓ 

www.green-alaska.com

  

グランマニエサイドカー

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【材料】

ブランデー 30ml

グランマニエ 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

ホワイトキュラソーの代わりに、グランマニエを使ったサイドカー。

 

甘みがあるので、親しみやすい味わい。

シェークの難易度も、サイドカーよりはやや低くなります。

 

アレキサンダー

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【材料】

ブランデー 30ml

ブラウンカカオリキュール 15ml

生クリーム 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

お好みでナツメグパウダーをふりかける。

 

ブランデーで作る、デザートカクテルの代表格。

 

高級チョコレートのようなリッチな味わい。

これは、分かりやすく美味しいです。

 

その日のシメに飲んだりすると、たまらないですね。

 

ブランデージンジャー

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【材料】

ブランデー 30ml

ジンジャーエール 適量

 

【作り方】

グラスに氷を詰め、ブランデーを注ぎステアする。

ジンジャーエールを注ぎ、軽くステアする。

 

ジンジャーエールを合わせた、刺激的な味わいの一杯。

 

ブランデーの果実感が、炭酸で花開きます。
シンプルですが、とても美味しいレシピです。

 

ブランデースリング

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【材料】

ブランデー 45ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 1tsp

ミネラルウォーター 適量

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を入れ、ステアする。

 

こちらも気軽に楽しめる、ロングカクテルでの飲み方。

 

軽やかにゴクゴクいける感じなので、食事に合わせてもいいかもしれません。

 

ニコラシカ

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【材料】

ブランデー 適量

レモンスライス 1枚

砂糖 2tsp程度

 

【作り方】

グラスにブランデーを注ぎ、レモンスライスと砂糖を乗せる。

 

ドイツ ハンブルグ地方に伝わるカクテル。

 

  1. 砂糖を乗せたレモンを、折りたたんでかじる
  2. ブランデーを一気に流し込む

 

という、豪快な飲み方で楽しみます。

アルコールがダイレクトにきますが、実にウマいです。

 

ブランデーサワー

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【材料】

ブランデー 45ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

お好みでレモンスライスや、マラスキーノチェリーを飾る。

 

ブランデーで作る、サワータイプのレシピ

華やかで、さっぱりとした風味を楽しむことができます。


ウイスキーサワーも美味しいですけど、こっちもいいですね。

 

オリンピック

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【材料】
ブランデー 30ml

オレンジキュラソー 30ml

オレンジジュース 30ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

フルーティで甘口な味わいのカクテル。

とはいえくどい感じではないので、個人的にかなり好きなレシピですね。

 

ヘネシーVSなど、コシの強いブランデーをベースに使うのがおすすめです。

 

チェリーブロッサム

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【材料】

ブランデー 30ml

チェリーブランデー 30ml

オレンジリキュール 2dashes

グレナデンシロップ 2dashes

レモンジュース 2dashes

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

日本生まれのスタンダードカクテル。


フルーティで、コクのある味わい。

オレンジリキュールとレモンの風味が、うまく全体をまとめてますね。

 

キャロル

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【材料】

ブランデー 40ml

スイートベルモット 20ml

パールオニオン

 

【作り方】 

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

お好みでパールオニオンを飾る。

 

「喜びの歌」という意味をもつカクテル。

 

スイートベルモットの深い風味とのかけ合わせを楽しめます。

度数高めですが、甘さがあるので飲みやすいです。

 

ビトウィーンザシーツ

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【材料】

ブランデー 20ml

ホワイトラム 20ml

ホワイトキュラソー 20ml

レモンジュース 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

「ベットに入って…」という意味のカクテル。


上品で、優雅さのある風味。

とてもおいしいですが、アルコールはかなり強めです。

 

フレンチコネクション

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【材料】

ブランデー 45ml

アマレット 15ml

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする。

 

杏の核のリキュール、「アマレット」との組み合わせ。

 

ブランデーは、アマレットの芳醇な風味とよく合います。

氷が溶けて、味わいが変化していくのも楽しい一杯。

 

アマレットについてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

ダーティマザー

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【材料】

ブランデー 40ml

コーヒーリキュール 20ml

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を入れ、軽くステアする。

 

こちらも、気軽に作れるデザートカクテル。

甘く、芳醇な味わいの一杯です。

 

コーヒーにブランデーを入れる飲み方があることから分かりますが、相性のよい組み合わせですね。 

 

シャンゼリゼ

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【材料】

ブランデー 30ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

レモンジュース 15ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

香草の風味にあふれた一杯。

 

ハーブリキュール好きには、ぜひともおすすめしたいですね。

奥深い風味がたまらないです。

 

コープスリバイバー

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【材料】

ブランデー 30ml

アップルブランデー 15ml

スイートベルモット 15ml

 

【作り方】

氷を入れて冷やしたミキシンググラスに材料を入れ、ステアする。

 

「死者を蘇らせるもの」という名のカクテル。

いくつかバリエーションがありますが、これはその1つです。


香りが、とてもに上品。

けっこう強めですが、クセになりそうな味わいですね。

 

キューバンカクテル

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【材料】

ブランデー 30ml

アプリコットブランデー 15ml

ライムジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

ややマイナーですが、美味しいカクテルです。

 

アプリコットが加わることで、まろやかな味わいに。

酸味もしっかりで、バランスのいいレシピですね。

 

スティンガー

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【材料】

ブランデー 40ml

ホワイトペパーミントリキュール 20ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

 

スティンガー=針、トゲ。

ミントの清涼感とブランデーの華やかさが、見事に調和したカクテルです。

 

すこし古めかしさを感じる味ですが、それがまた良き、ですね。

 

デビル

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【材料】

ブランデー 45ml

グリーンミントリキュール 15ml

レッドペッパー

 

【作り方】

シェーカーに材料を入れ、氷を詰めてシェークする。

レッドペッパーをふりかける。

 

悪魔の血は緑色…

という考えから、生まれたカクテルだそうです。

 

名前も見た目も恐ろしい感じですが、カクテルとしてのバランスはとても良いレシピです。

 

ホットブランデーエッグノッグ

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【材料】

ブランデー 30ml

ダークラム 15ml

卵 1個

砂糖 2tsp

牛乳 適量

 

【作り方】

卵に砂糖を加えて、泡立てる。

グラスに入れてブランデー、ラムを注ぎ、温めた牛乳で満たす。

 

すこし珍しい、ホットカクテルのレシピもひとつ。

 

コク深く、やわらかな香りが心地よいです。

寒い時期に飲みたくなる、体のあたたまる1杯。

 

 

ブランデーのカクテルは「冷やしすぎない」ことが基本

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ブランデーで、シェークのショートカクテルを作るときの注意点がひとつ。

 

それは、あまり冷やしすぎると風味が消えてしまう可能性があるということです。

 

なので、ややソフトにシェークするか、短めにするのが個人的なおすすめですね。

 

POINT

これは、冷やしすぎると香りが閉じてしまうというブランデーの特性によるものです。

 

なので、ショートカクテルのときも常温のブランデーを使うというバーテンダーも多いですね。

 

もちろん使う銘柄によっても、飲む人の好みにもよっても、手法は変わってきます。

参考にしつつ、色々試してみてください。

 

 

カクテルに使うブランデーのおすすめ銘柄

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実際に使ってみて「メリットがあるな…」と感じたものを紹介します。

次の4つです。

 

  • サントリーVO
  • レミーマルタンVSOP
  • ヘネシーVS
  • クルボアジェルージュVSOP

 

それぞれのブランデーについて詳しくは、こちらの記事にて↓ 

www.green-alaska.com

 

それぞれ、味わいや価格面など良いところがあります。

これからブランデーをそろえる予定だという方は、参考にしてみてください。

 

 

ブランデーをさまざまなカクテルで楽しもう

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ブランデーのスタンダードカクテルを紹介しました。

 

幅広く書いたので、飲んだことのないレシピも出てきたんじゃないかと思います。

ぜひ、これを機に新しいレシピにもトライしてみてください。

 

 

【関連記事】

・ウイスキーベースのスタンダードカクテルレシピ 

www.green-alaska.com

  

・ラムベースのカクテルとおすすめ銘柄 

www.green-alaska.com

 

・カクテル作りに役立つ本のまとめ 

www.green-alaska.com