こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
今回は、スーパープレミアムバーボン「ウッドフォードリザーブ」について書いていきます。
プレミアムバーボン「ウッドフォードリザーブ 」
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年3月19日
カクテルベースに使う「ちょっといいバーボン」として活躍してくれる銘柄です😌
軽やか、かつ奥深い味わい
ミントジュレップに使うと堪らないです☺️ pic.twitter.com/8gblTcgR6g
そのまま飲んでも美味しいですし、カクテルベースにも最適。
控えめに言って、優秀すぎますね。
魅力からおすすめの飲み方まで、いろいろ紹介したいと思います。
- ウッドフォードリザーブの基本情報
- ウッドフォードリザーブの魅力
- 近年のウッドフォードリザーブ人気の理由は?
- ウッドフォードリザーブのテイスティングレビュー
- ウッドフォードリザーブをいろいろな飲み方で飲んでみました
- ウッドフォードリザーブで作るカクテル
- ウッドフォードリザーブのバリエーション
- ウッドフォードリザーブのまとめ
ウッドフォードリザーブの基本情報
まずは、ウッドフォードリザーブについてざっくりと。
【分類】バーボン
【製造国】アメリカ(ケンタッキー州)
【原料】グレーン、モルト
【アルコール度数】43%
【内容量】750ml
【価格】約4000円(amazon参考)
ケンタッキー州最古の蒸留所で作られる、スーパープレミアムバーボン。
同州で行われる、全米最大規模のレース「ケンタッキーダービー」のオフィシャルバーボンとしても有名ですね。
【スーパープレミアムバーボンってどんなバーボン?】
実は、分類に明確な定義はありません。
だいたい4000円以上のものが、そう呼ばれているみたいですね。
メーカーによる独自のキャッチコピーのようなもの、といった感じです。
ただ、値段が高い分、こだわりを持って作られているものが多いという印象ですね。
ウッドフォードリザーブの魅力
品質の高さが、なによりの魅力ですね。
「量より質」という考えのもと、こだわりぬいて作られています。
ちなみに、製造法にはこのような特徴があります。
- 「ライムストーンウォーター」と呼ばれる、硬度の高い天然の地下水を使用
- 昔ながらのイトスギ製発酵槽を使用
- 通常よりも長めの、6日間の発酵
- 伝統的な、銅製ポットスチルによる蒸留
- 専用の加工が施された、ウッドフォードリザーブオリジナルの樽による熟成
独自のフレーバーを生み出すために、一般的なバーボンとは違う技法を取り入れているとのことです。
※ウッドフォードリザーブの製法や歴史については、ウイスキーレクチャラーの資格を持つ "yaffee" さんのブログにきれいにまとめてあります。
知見を深めたいかたは、こちらもぜひどうぞ↓
近年のウッドフォードリザーブ人気の理由は?
実は、このウッドフォードリザーブ。
近年、売り上げを大きく伸ばしているバーボンでもあります。
その要因となっているのが、このような世界的なムーブメントです。
- アメリカン・ウイスキーカクテルの流行
- クラシックカクテルの再評価
- 「いいものを少量だけ」という考え方
そのまま飲んでもおいしいバーボンですが、カクテルベースとしても人気を集めているようです。
近年のバーの流行といえば、ミクソロジーカクテル。
前衛的な材料や手法で作られる、「モダン」なカクテルです。
「ミクソロジーカクテル」についてはこちら↓
ですがそんな中、海外ではスタンダードカクテルのレシピの奥深さを再評価する流れが起こっています。
そして、その中で最もクラシックなバーボンベースのカクテルに注目が集まり始めたのです。
※2017年にDrinks International社が発表した「人気のクラシックカクテルTOP10」。数多くのバーボンカクテルがランクイン。
ちなみに2020年のランキングはこちら
ウッドフォードリザーブは、これらのカクテルのベースとして、売上げが拡大しています。
カクテルの味を高める手段として、質の高いバーボンが重宝されるようになったというわけですね。
【なぜ、他のバーボンではなくウッドフォードが選ばれているのか?】
味わいがカクテルに向いているから。これに尽きます。
これは、実際に飲んでみるとよく分かりますね。
- さまざまな材料とのなじみがいい
- 上品に仕上がる
- バーボンらしい芯もしっかりある
とにかく一体感が素晴らしいというのが、私の感想です。
ウッドフォードリザーブのテイスティングレビュー
常温ストレートで飲んでみましょう。
軽やか、なのに深みのある味。
うーん、これはシンプルにおいしいと言わざるを得ません…。
やわらかでエレガント、しかし芯もしっかりしている。
矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、たしかに、そんな感じ。
トップに香るバニラ、口にしたときのスパイシーさ、ウッディな風味…。
そのどれもが主張しすぎず、滑らかで洗練されているイメージです。
「バーボンをストレートで」
というとキツそうなイメージがありますが、まったくそんなことは無いですね。
ストレートでも全然いける、どころか推奨するまであります。
ウッドフォードリザーブをいろいろな飲み方で飲んでみました
ウイスキー定番の飲み方を、いろいろと試してみました。
私個人の評価は、こちら。
ストレート ◎
オン・ザ・ロック ○
水割り △
ソーダ割り ◎
トワイスアップ △
※あくまでも個人の感想です
良かったものについて、個別で感想をどうぞ。
※ストレートについては先ほど書いたので割愛
オン・ザ・ロック
甘い香りは少しひかえめになりますが、代わりにフルーティさが際立ちます。
華やか、そしてなめらかな飲み口です。
後半は、ウッディな風味がやや際立ちますね。
香りの伸びがいいおかげか、最後まで満足できる味わいでした。
ソーダ割り
非常に上品に仕上がり、驚きます。
そして、ソーダで割っても、骨格をしっかりと保ってくれますね。
バーボンらしいコクと滑らかさの同居。
これは、見事ですね。
ウッドフォードリザーブで作るカクテル
ウッドフォードの本領発揮。
いろいろなレシピを作ってみました。
自宅で、無理なく作れるものも多いです。
家飲みの際には、ぜひレシピを参考にどうぞ。
ミントジュレップ
【材料】
ウッドフォードリザーブ 60ml
シュガーシロップ 2tsp
炭酸水 適量
ミントの葉 20枚程度
クラッシュドアイス
【作り方】
グラスにミントの葉とシュガーシロップ、少量の炭酸水を入れて、ペストルなどで潰す。
クラッシュドアイスを詰めて、ウッドフォードリザーブを注ぎステアする。
炭酸水で満たして軽く再ステアする。
前述の「ケンタッキーダービー」のオフィシャルドリンクにもなっているカクテル。
ミントの香り、清涼感がウッドフォードリザーブを見事に引き立ててくれています。
そして何より、味わいの一体感が素晴らしいです。
いろんなバーボンでミントジュレップを作ってきましたが、今のところこれが1番美味しいかもしれません。
オールドファッションド
【材料】
ウッドフォードリザーブ 45ml
角砂糖 1個
アンゴスチュラビターズ 2dash
オレンジスライス
レモンスライス
ライムスライス
マラスキーノチェリー
【作り方】
グラスに角砂糖を入れてビターズをたらす。
氷を入れてウッドフォードリザーブを注ぎ、軽くステアする。
オレンジ、ライム、マラスキーノチェリーを飾る。
ウッドフォードリザーブは、オールドファッションドによく使われているそうですが…
これは、飲めば理由が分かりますね。
フレッシュかつ深みのある味、高い満足感。
海外だけではなく、日本でも大流行してほしいです(笑)
ウイスキーサワー
【材料】
ウッドフォードリザーブ 45ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 2tsp
卵白 1/2個分
【作り方】
材料をシェイカーに入れてシェイクし、氷の入ったグラスに注ぐ。
お好みでオレンジ、チェリーを飾る。
今回は、ウッドフォードリザーブにオススメだという卵白を入れたレシピで。
酸味が効いていてキリッとシャープな味わい。
ウッドフォードリザーブもレモンに負けず、しっかりと主張します。
ウッドフォードリザーブをスッキリと味わいたい方にオススメのレシピですね。
ケンタッキーミュール
【材料】
ウッドフォードリザーブ 45ml
ライムジュース 10ml
ジンジャーエール or ジンジャービア Full up
【作り方】
グラスに氷を入れて、ウッドフォードリザーブとライムジュースを注ぐ。
ステアしてからジンジャーエールを注ぎ、軽く再ステアする。
お好みでレモンスライス、ミント、ブラックペッパー、唐辛子などを飾る。
ミントジュレップと並んで、アメリカでの人気が高まりつつあるカクテルです。
濃厚、かつ爽快。
ウッドフォードリザーブの風味のおかげで、単調になっていないところがいいですね。
イチゴのオールドファッションド
【材料】
ウッドフォードリザーブ 45ml
イチゴ 3粒
シュガーシロップ 1〜2tsp
ビターズ 1dash
【作り方】
グラスに材料を入れて、ペストルなどでイチゴをよく潰す。
氷を入れてステアする。
フレッシュなイチゴを使った、オールドファッションドのアレンジレシピです。
ウッドフォードリザーブにイチゴのフレッシュさがベストマッチ。
いや〜、こちらも素晴らしい味わいです。
そういえば、このレシピを紹介していたニッカウイスキーも、ウッドフォードリザーブを使っていましたね。
いちごがお手頃価格になってきたのう!そこで今夜、おすすめのカクテルは
— ニッカウヰスキー【公式】 (@nikka_jp) 2018年3月26日
🍓いちごのオールドファッションド🍓
バーボン45ml、いちご3粒、シロップとビターズを少々加え、氷を入れたグラスでいちごを潰しながらいただくんじゃ!いちごの甘酸っぱさとバーボンの甘いコクがマッチしとるぞい! pic.twitter.com/ClVs4j8mTQ
イチゴを使ったカクテルレシピについてはこちら↓
コーヒーオールドファッションド
【材料】
ウッドフォードリザーブ 40ml
エスプレッソ 40ml
砂糖 or シュガーシロップ 2tsp
アンゴスチュラビターズ 2dash
コーヒー豆 (粗挽き) 適量
【作り方】
グラスのリムの半分に、挽いたコーヒー豆の粉を付けてスノースタイルにする。
グラスに氷を入れて残りの材料を注ぎ、ステアする。
コーヒーとの、ちょっと珍しい組み合わせ。
なんと…まるで生のフルーツが入っているかのような、フレッシュでフルーティな風味を感じます。
当然、フルーツなんて入れていません。
この化学変化とも言うべき味わいは、必見です。
ウッドフォードリザーブのバリエーション
主な銘柄は、こちらの2種類です。
- ウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクト
- ウッドフォードリザーブ ダブルオーク
ウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクト
今回ご紹介した、ウッドフォードリザーブのスタンダードモデル。
特徴については、この記事で説明したとおり。
初めて手にする方、カクテルベースに使いたいという方は、こちらを選ぶのがいいでしょう。
ウッドフォードリザーブ ダブルオーク
こちらは、熟成を終えたウッドフォードリザーブを、専用のホワイトオークの樽でもう一度熟成させたものです。
ウッドフォードリザーブのプレミアム版といった位置づけですね。
こちらの方はまだ口にしたことが無いので、私のレビューは控えさせてもらいます。
味わいは、深みが増してまろやかな風味となっているそうです。
特徴を見る限りでは、ストレートやロックなどそのままに近い状態で味わうのがよさそうですね。
ウッドフォードリザーブのまとめ
最後に、ざっくりおさらいです。
- 「量より質」の、高品質バーボン
- 軽やかながら、骨太な味わい
- バーボンらしからぬ、上品さ
- ストレート、ロック、ソーダ割りがおすすめ
- カクテルに使うと、本領発揮
正直、この値段帯のバーボンには、最初はすこし抵抗がありました。
ですが、実際に飲んでみると「これは値段なりの価値があるな」と、素直に感じましたね。
手軽な飲み方から、お試しください。
ウッドフォードの本気が見れるカクテルでの飲み方も、ぜひどうぞ。
今回、記事を紹介させていただいたyaffeeさんのブログはこちら↓
【関連記事】
・プレミアムバーボン「メーカーズマーク」のレビュー
・バーボンのカクテルレシピ
・「ジョニーウォーカー ブラックラベル」のレビュー