バーボンをカクテルで楽しもう!おすすめ銘柄とカクテルレシピ
ウイスキーの中でも骨太で男らしい味わいのものが多い、「バーボン」
最近ではその楽しみ方や、どの銘柄が美味しいのか?
という情報もよく出回っており、嗜む方も増えてきました。
ですが、
「バーボンをカクテルで楽しむ」
という話になると、まだまだ掘り下げられていないように思います。
ということで今回は、
・バーボンベースカクテルのレシピ
・カクテルベースにおすすめのバーボンの銘柄
について紹介していきたいと思います!
バーボンはそのまま飲んでも美味しいですが、カクテルにすることで意外な一面も見えてきますよ。
自宅で簡単に作れるものも多いので、ぜひ試してみてください。
バーボンのカクテルにはどのようなものがあるのか?
バーボンはウイスキーの中でもミックスに向いていると言われています。
その理由は若々しく、ボリュームのある味わいを持っているから。
バーの世界では古くから重用されており、さまざまなレシピが存在します。
まずは、その代表的なカクテルを順番に見ていきましょう。
このあとのバーボンの紹介では、その銘柄に合うカクテルも合わせて紹介します。
なので、気になったレシピは覚えておくと吉です。
バーボンソーダ
【材料】
バーボン 30〜45ml
炭酸水 Full up
【作り方】
氷を入れたグラスにバーボンを注ぎ、よくステアする。
炭酸水で満たして軽く再ステアする。
お好みでオレンジやレモンを加えたり、ピールをして仕上げる。
定番のソーダ割りです。
スコッチウイスキーなどのハイボールと比べると、甘さと香ばしさがあり、親しみの持てる味わいとなっています。
バーボンの種類に応じて、オレンジやレモンを加えても美味しい。
気取らずに、カジュアルに楽しめるのが良いところでもありますね。
美味しい作り方については、ウイスキーハイボールの記事にて詳しく解説してあります!
バーボンバック
【材料】
バーボン 30〜45ml
ジンジャーエール or ジンジャービア Full up
【作り方】
氷を入れたグラスにバーボンを注ぎ、よくステアする。
ジンジャーエールで満たして軽く再ステアする。
こちらも定番ですね。
ジンジャーエールで割った、バーボンバックです。
生姜の風味はバーボンと好相性。
刺激的でコクのある味わいを楽しむことができます。
合わせるジンジャーエールは、ウィルキンソンがおすすめですね。
その他、ジンジャービアを使うのもいいですよ。
カクテルに合う銘柄は、別記事でも解説しているので参考にしてみてください!
コークハイ
【材料】
バーボン 30〜45ml
コーラ Full up
【作り方】
氷を入れたグラスにバーボンを注ぎ、よくステアする。
コーラで満たして軽く再ステアする。
バーボンはコーラで割るのもおすすめです。
バーボンにはコーラにも負けない力強さがあるので、しっかりと味わいがまとまってくれます。
ジャンクなフードや肉類とのペアリングも最高です。
バーボンの中でもスパイシーさのある銘柄を使うと、美味しく作ることができますよ!
ミントジュレップ
【材料】
バーボン 60ml
シュガーシロップ 2tsp
炭酸水 Full up
ミントの葉 20枚程度
クラッシュドアイス
【作り方】
グラスにミントの葉とシュガーシロップ、少量の炭酸水を入れて、ペストルなどで軽く潰す。
クラッシュドアイスを詰めて、バーボンを注ぎステアする。
炭酸水で満たして、軽く再ステアする。
夏になると思わず飲みたくなってしまうのが、このミントジュレップ。
バーボンのコクとミントの爽快感が見事にマッチ。
頭が冴えわたるような、清涼感にあふれた味わいです。
使うバーボンは軽めのものよりは、どっしりした味わいのものがおすすめ。
よくステアして、キリッとした冷たさに仕上げてみましょう。
オールドファッションド
【材料】
バーボン 45ml
角砂糖 1個
ビターズ 2dash
オレンジスライス
レモンスライス
ライムスライス
マラスキーノチェリー
【作り方】
グラスに角砂糖を入れてビターズを振りかける。
氷とバーボンを入れて軽くステアする。
お好みでオレンジ、レモン、ライム、マラスキーノを飾り、マドラーを添える。
クラシックカクテルの中で近年人気が高まっているのが、このオールドファッションド。
現存するレシピの中では、もっとも古いカクテルだと言われています。
カクテル言葉は「我が道を行く」
味わいも含めて、非常に男らしいカクテルですね。
添えるフルーツはお好みで。
果肉を加えず、オレンジピールのみというのもアリです。
バーボンサワー
【材料】
バーボン 45ml
レモンジュース 20ml
シュガーシロップ 1tsp
【作り方】
氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。
氷を入れたグラスに注ぐ。
炭酸水少量をフロートしても美味しい。
バーボンをスッキリ味わいたい方におすすめなのが、このバーボンサワー。
レモンの酸味が入ることで甘さが切れて、味わいはさっぱり。
かつ、バーボンのボディ感もあるので満足感の高いカクテルです。
シェークで作るカクテルなので、どっしり系のバーボンを使いたいところですね。
あまり長く振りすぎると水っぽくなりがちなので、適度なシェークを心がけてみてください。
マンハッタン
【材料】
バーボン 45ml
スイートベルモット 15ml
アロマチックビターズ 1dash
マラスキーノチェリー
レモンピール
【作り方】
氷を入れたミキシンググラスに材料を入れて、ステアする。
カクテルグラスに注ぎマラスキーノチェリーを沈めて、レモンピールで仕上げる。
マティーニと対をなす、「カクテルの女王」と呼ばれる一杯。
正式にはライウイスキーを使いますが、バーボンでもよく作られています。
官能的で奥行きのある風味、優雅な香り。
ウイスキーカクテルの醍醐味が詰まった、秀逸なレシピです。
私はこれを自宅で飲みたいがために、合うバーボンとスイートベルモットを揃えました (笑)
ステアは慣れないと難しいですが、上手く作ることができたときの喜びはひとしおです。
みなさんもぜひチャレンジしてみてください!
ニューヨーク
【材料】
バーボン 45ml
ライムジュース 15ml
シュガーシロップ 1tsp
グレナデンシロップ 1/2tsp
オレンジピール
【作り方】
氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。
カクテルグラスに注ぎ、オレンジピールで仕上げる。
バーボンにライムを合わせる、少し珍しいレシピですね。
ニューヨークの日の出をイメージしたとされるカクテルです。
甘味、酸味のバランスを取るのが難しいのですが、上手くいくとフレッシュ感溢れる洗練された味わいに。
シェークの前に味見をして、うまくバランスを取ってみてください。
グレナデンを入れすぎると色合いが変わってしまうので、そちらも注意です。
ゴッドファーザー
【材料】
バーボン 45ml
アマレット 15ml
【作り方】
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
ウイスキーとアマレットを合わせて作る「ゴッドファーザー」
ベースには色々な銘柄が使われますが、筆者のおすすめは「柔らかな風味のバーボンを使うこと」
これだとアマレットの風味と違和感なく調和してくれる、と私は思っています。
シンプルなので、自宅で手間をかけずに作れるのも魅力的ですよね。
ゆっくりと、浸るように味わってみてください。
カクテルベースに使うバーボンの選び方
バーボンとひとくちに言ってもパワフルな味のもの、華やかな風味のものなど色々あります。
そんな中からお気に入りの一本を見つけ出すコツが1つあります。
それは「あなたが好きなカクテルに合う銘柄を選ぶこと」です。
例えば、バーボンソーダが好きなら私のおすすめは、メーカーズマーク。
香ばしく甘い風味がソーダとよく合います。
シェークで作るカクテルなら、オールドグランダッドなんかがいいですね。
骨太なバーボンなので、しっかり味わいの芯が残ってくれます。
このように「カクテルの種類によって銘柄を使い分ける」ということは、バーの世界でもよくあることです。
もちろんどの銘柄が合うと感じるかは、その人の好みによっても変わってきます。
なので、まずはバーでよく使われている銘柄などから試してみるのはいかがでしょうか?
カクテルベースに使いたいバーボンのおすすめ銘柄
ということで、バーでカクテル作りによく使われているバーボンを紹介したいと思います。
おすすめの銘柄とともに、私がそのバーボンにマッチすると感じたカクテルも合わせて紹介します。
前述のカクテルレシピとともに、参考にしてみてください!
カクテルベースにおすすめのバーボンその1「ジムビーム」
NomiLOGおすすめのカクテル
・コークハイ
・レモンを加えたバーボンソーダ
・アップルジュース割り
カジュアルな飲み方で楽しむならこれ!コスパも○です。
まず、おすすめするのはCMなどでもお馴染みの「ジムビーム」
この銘柄は他のバーボンに比べて、甘口でスパイシー。
そしてなによりコストパフォーマンスに優れています。
そのままロックで飲むよりは、カクテルで飲んだ方が断然美味しいです。
カジュアルなコーラ割り、意外なところではアップルジュース割りなんかがおすすめですよ!
ただ、ショートカクテルに使うと接着剤のようなケミカルな風味が少し気になってしまいがちので注意。
基本的には、ロングカクテルに使う銘柄だと私は思います。
カクテルベースにおすすめのバーボンその2「I.W.ハーパー」
NomiLOGおすすめのカクテル
・バーボンソーダ
・バーボンバック
・水割り
スッキリ、フレッシュな味わい!炭酸系のロングカクテルにおすすめです。
お手頃な値段のバーボンからもう一つおすすめしたいのが、こちらのI.W.ハーパー。
この銘柄は、軽めでスッキリとした風味が特徴的。
数あるバーボンの中でもクセがなく、非常に飲みやすい味わいとなっています。
なので、バーボンはあまり飲んだことがないという方の入り口にもピッタリの銘柄ですね。
「バーボンを飲んでみたけど、特有のクセに抵抗感を感じてしまった…」
という人にもぜひ試してもらいたいです。
炭酸で割るとフルーティなニュアンスが出てくるので、ぜひお試しを。
まずはソーダかジンジャーエールで割るのがおすすめですよ!
カクテルベースにおすすめのバーボンその3「メーカーズマーク」
NomiLOGおすすめのカクテル
・オレンジを加えたバーボンソーダ
・ミントジュレップ
・ゴッドファーザー
ふくよかでリッチな味わい!カクテルベースに使うバーボンのスタンダード。
色々なカクテルに使える一本が欲しい、という方におすすめしたいのが「メーカーズマーク」。
私としては、この銘柄にはかなり思い入れがあります。
生まれて初めて、素直に美味しい!と感じることができたバーボンなので。
この銘柄は、原料に小麦を多く使っているのが特徴。
ふくよかな甘さと、柔らかさ、リッチな風味。
バーボンらしからぬ親しみのある味わいとなっていますが、そこがメーカーズマークの良いところですね。
まずはぜひともソーダ割りで。
その他の楽しみ方や詳しい特徴などは、別記事にもまとめてあります!
カクテルベースにおすすめのバーボンその4「オールドグランダッド」
NomiLOGおすすめのカクテル
・マンハッタン
・ニューヨーク
・バーボンサワー
骨太で芯のある味わいが特徴!どっしりとした飲みごたえを求める方に。
ギムレットの名手である上田和男氏が愛用している、という話から知った銘柄です。
ウイスキーのようなブラウンスピリッツは、シェークで作るカクテルの難易度が高いと言われています。
うまく振らないと雑味が出てきたり、物足りなさを感じてしまうからです。
このオールドグランダッドは骨太な風味を持っているため、多少のシェークではへこたれません。
それでいて、甘さも控えめ。
カクテルを芯のある、男性的な味わいにしたい時にはピッタリですね。
ニューヨークなど、シェークで作るカクテルのベースにぜひ使ってみてください!
マンハッタンに使うのもおすすめですよ。
カクテルベースにおすすめのバーボンその5「ウッドフォードリザーブ」
NomiLOGおすすめのカクテル
・ミントジュレップ
・オールドファッションド
・ライムを加えたバーボンバック
軽やかなのに深みがある。海外でも流行中のスーパープレミアムバーボン。
アメリカで開催される、「ケンタッキーダービー」のオフィシャルバーボンとしても有名なのが、このウッドフォードリザーブ。
味わいは軽やか、なのに風味が奥深い。
マンハッタンなどのステアのカクテルだと重くなりすぎず、かつロングカクテルにしてもしっかりと味わいの芯が残ってくれます。
現地では、ミントジュレップで飲まれることが多いですね。
私も作ってみましたが、ミントジュレップならこのバーボンが1番かな?と思える味わいでしたよ。
その他の楽しみ方は、別記事でも詳しく解説しています。
私もかなりハマったバーボンなので、全力でおすすめしますよ!
ちなみに味わいがプレミアムな分、価格もバーボンとしてはお高めでしたが…
なんと、2019年4月から20%値下げと思い切った価格改定がされています。
この手のバーボンが安くなることはめったにないので、愛飲者としては嬉しい限りです!
あなただけのこだわりのバーボンカクテルを作ろう
バーボンカクテルの魅力、伝わりましたでしょうか?
バーボンは、オン・ザ・ロックかソーダ割りで飲まれることが多いお酒。
ですが、私としてはカクテルで飲むことの良さも広まって欲しいと思っています。
特別な道具がなくても作れるレシピが多いので、バーだけではなく自宅でもぜひ楽しんでみてください!
バーボンソーダなどのロングカクテルで楽しみたい!
という方には、松徳硝子から発売されている「うすはりグラス」をおすすめしています。
普通のグラスと比較してのレビュー記事はこちらです。
バーボン以外の蒸留酒を使ったカクテルについては、こちらの記事からどうぞ!
ジン、ウォッカ、ラムなどの楽しみ方を紹介しています。