こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
自宅で、カクテルを作っています。
ジンは特に好きなので、よく使います。
今回は、ボンベイサファイアの特徴と使い方をレビューしていきます。
スタンダードジン紹介
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月14日
■ボンベイサファイア
定番ジンの中では、やや個性的な味わい
ハーバルで、複雑さがあります
個人的には、ネグローニなどの薬草系カクテルにイチオシ
フルーツなら、梨が謎の親和性あり😌 pic.twitter.com/q13EaMmBT6
この記事を読むと、
- ボンベイサファイアの特色
- どんな人におすすめなのか?
- カクテルでの活かし方
を、学ぶことができます。
すでに、飲んだことがある方も多いかもですね。
さらなる魅力の発見のお手伝いができれば、と思います。
- ボンベイサファイアジンは「個性的なジン」
- ボンベイサファイアジンの基本情報
- ボンベイサファイアジンのテイスティングレビュー
- ボンベイサファイアで作るジントニック
- ネグローニ、ブルームーンのベースにもおすすめ
- ボンベイサファイアジンで作るその他のカクテル
- ボンベイサファイアジンの「次」に飲みたいジン
- ボンベイサファイアジンのまとめ
ボンベイサファイアジンは「個性的なジン」
特色は、次の3つ。
- 他のジンとは違う個性がある
- アロマチックで複雑な風味
- 非常に相性のいいカクテルあり
スタンダードジンの中の異端児。
ジンがもつ多様性の面白さを知るには、ぴったりの一本だと私は思っています。
※他のジンとは少し違う味。だからこそ面白い。
ボトルデザインも、他のジンとは明らかに違いますよね。
映えます。映えています。
ボンベイサファイアジンの基本情報
ボンベイサファイアについて、ざっくり見てみましょう。
【分類】ドライジン
【製造国】イギリス
【アルコール度数】47%
【容量】750ml、200ml、50ml
【価格】約1500円(amazon参考)
1987年から、販売がされているジン。
スタンダードジンの中では、比較的新しめ。
それでいて、定番化している。すばらしいですね。
以下、公式のテイスティングノートです。
ボンベイサファイアジンのボタニカル
- ジュニパーベリー
- コリアンダーシード
- アーモンド
- レモンピール
- リコリス
- オリスルート
- アンジェリカルート
- カシア
- クベバベリー
- ギニアショウガ
計10種
一般的なジンと比べると、種類多め。
チョイスも、やや個性的ですね。
製法にも、特徴あり。
「ヴェイパーインフュージョン」という、独特の技法で作られています。
■ヴェイパーインフュージョン製法
蒸留の際に、蒸気となったベーススピリッツ。
これを、バスケットに入れたボタニカルに通して香り付けをするという製法。
これにより、ボタニカルの雑味成分を残さず、香り高い部分だけを吸収させます。
※一般的なジンでは、ベーススピリッツにボタニカルを浸したあと、それを蒸留する
ボンベイサファイアジンの受賞歴
- International Wine and Spirit Competition(IWSC)
2018 - 銅賞「Bronze」
2016 - 最高銀賞「Silver Outstanding」
- International Spirits Challenge(ISC)
2013 - 銅賞「Bronze」
- San francisco World Spirits Competition
2017 - 金賞「Double Gold」
コンペによって、評価がバッサリ分かれているような印象があります。
この辺りは、個性的な味わいの象徴と言えるかもしれませんね。
ボンベイサファイアジンのテイスティングレビュー
常温ストレートで、飲んでみます。
一言でいうならば、「アロマチックな味わい」
まず感じるのは、まったりとした甘みと、温かなスパイス。
そこにレモンや、カルダモンのようなさわやかさが後を追います。
余韻には、カシアの甘さと、痺れるようなスパイシーさ。
次々とフレーバーが移り変わる様が、面白い。
上品ながら、妖艶。
まさに、東洋の美女の様なジン。
価格帯低めのジンということで、正直、やや荒さも感じます。
が、これはハマる人は深くハマるでしょうね。
定番のジンとの比較は、こちら↓
ボンベイサファイアで作るジントニック
ジンといえば、外せない飲み方はジントニックですね。
スタンダードに作るなら、レシピ例はこんな感じ。
【材料】
ボンベイサファイア 40ml
トニックウォーター 120ml
ライム 1/6個
【作り方】
氷を詰めたグラスにボンベイサファイアを注ぎ、ライムをしぼる。
よくステアして、トニックウォーターで満たす。
軽くステアして、しぼったライムの果肉を飾る。
トニックで割ると、スパイシーさが強調されますね。
ライムとの、親和性も高しです。
もちろん、レモンを使うもよし。
こちらだとスッキリ、ナチュラルに仕上がります。
さらにこだわりたい方は、こんなレシピもどうぞ。
【材料】
ボンベイサファイア 40ml
フィーバーツリーメディタレーニアントニックウォーター 100ml
ライム 1/6個
【作り方】
氷を詰めたグラスにボンベイサファイアを注ぎ、ライムをしぼる。
よくステアして、トニックウォーターで満たす。
軽くステアして、しぼったライムの果肉を飾る。
プレミアムなトニックを使った一杯。
「フィーバーツリー」のブランドサイトにある、「ペアリングガイド」を参考にしました。
フレッシュでハーバル。
これは最初飲んだとき、なかなか驚きのウマさでした。
「フィーバーツリー」について、詳しくはこちら↓
ネグローニ、ブルームーンのベースにもおすすめ
その他で、個人的に「よく合うな」と思うのは、この2つ。
■ネグローニのレシピ例
【材料】
ボンベイサファイア 20ml
スイートベルモット 20ml
カンパリ 20ml
【作り方】
氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。
オレンジピールをふりかけて、飾る。
薬草の風味に一体感が出るので、個人的にはかなり気に入ってます。
少しピリッとしたニュアンスも残り、個性も充分です。
■ブルームーンのレシピ例
【材料】
ボンベイサファイア 40ml
パルフェタムール 10ml
レモンジュース 10ml
※スタンダードレシピより、ジン多めのレシピです
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
こちらは、柔らかさを感じる仕上がりとなりますね。
パルフェタムールの香りも、しっかり引き立ちます。
超主観的かもですが、色々なジンをベースに使ってみての、私なりのチョイスです。
ボンベイサファイアジンで作るその他のカクテル
もちろん、その他のレシピにも幅広く使えます。
参考までに、私がボンベイサファイアベースで作ったカクテルをどうぞ。
青い珊瑚礁
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年10月25日
ジン 40ml
グリーンミントリキュール 20ml
グラスを砂糖でスノースタイル
シェーク
マラスキーノチェリーを飾る
1950年代に日本で生まれたカクテル
甘く、清涼感のある味わい
古風だと感じる人もいそうですが、自分はけっこう好きです😌 pic.twitter.com/1ZnyhgZyQ8
ジンアンドイット
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年10月24日
ジン 30ml
スイートベルモット 30ml
ビルド
マティーニの原形とされる、古典的レシピ
ベルモットの奥深い風味が、シャープに浮かび上がります😌
氷が入らないので、じっくり楽しめるのもよし pic.twitter.com/PLS7ws9rSS
エメラルドクーラー
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年10月26日
ジン 30ml
グリーンミントリキュール 15ml
レモンジュース 15ml
シュガーシロップ 1tsp
シェーク
炭酸水で満たしてマラスキーノチェリーを飾る
昨日に引き続き、ミントリキュール😌
ミントの刺激はそこまでなく、甘さもスッキリ
バランスいいですね pic.twitter.com/g4ZYU14Ewf
ドライマティーニ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月15日
ボンベイサファイア 60ml
ドライベルモット 25ml(リンス用)
ベルモットで氷をリンス
ジンを注ぎステア
オリーブを飾り、レモンピール
ボンベイサファイアのカクテルブックに載っていた作り方で😌
美味いですけど、やっぱり超シャープですね(笑)
香りは、かなり好み pic.twitter.com/38umnWfa29
ネグローニビアンコ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月1日
ジン 30ml
ドライベルモット 15ml
マラスキーノリキュール 15ml
ステア
氷を入れたグラスに注ぎ、レモンピール
漫画「まどろみバーメイド」に登場した、白色のネグローニ
見た目こそ違えど、このどっしり感はたしかにネグローニ😌
甘口強めが好きな人なら、気に入りそう pic.twitter.com/SPqGv4bRDp
シトラスカ
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年11月16日
ボンベイサファイア 60ml
クランベリージュース 60ml
オレンジ 1/2個
ブラウンシュガー 2tsp
ブラウンシュガーを加えて、オレンジをマドル
クラッシュドアイスで、すべての材料をシェーク
「ピークバー」横山文美氏創作
オレンジの、突き抜けるようなフレッシュさが美味しい一杯です😌 pic.twitter.com/TiFbh5ORgJ
サンジェルマンジントニック
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) May 28, 2020
ボンベイサファイア 30ml
サンジェルマン 15ml
トニックウォーター 適量
ビルド
バジルの葉を飾る
料理の余りのバジルで一杯😌
爽やかで香りのいいジントニック
これは新感覚👍 pic.twitter.com/0IBDJBWgBT
- ハーブ系のカクテル
- カクテルを上品なニュアンスにしたいとき
- 味わいにひねりを効かせたいとき
といった場合に、選ぶことが多いですね。
ピンポイントで使うと輝くジンだと、私は思っています。
もちろん、メインのジンとしてガンガン使っていくのもアリ。
この辺りは、好みですね。
この他のジンベースカクテルのレシピは、こちら↓
ボンベイサファイアジンの「次」に飲みたいジン
「モンキー47ジン」なんて、いかがでしょうか?
■ボンベイサファイアジンとの共通点
- 個性派のジンである
- ハーバルで複雑
- 使用しているボタニカルが多い
- ネグローニのベースに◯
■ボンベイサファイアジンにはない魅力
- ベリー系のニュアンスがある
- 口当たりがナチュラル
- どっしりした飲みごこち
味わいはけっこう違いますが、こちらも間違いなく "面白い" ジンです。
複雑な味わいを、楽しんでみてください。
【参考】モンキー47ジンの味わいレビュー
ボンベイサファイアジンのまとめ
最後にざっくり、まとめ&おさらいです。
【ボンベイサファイアのまとめ】
- 個性的ながら、定番化しているジン
- ボタニカルと、製法が独特
- アロマチックで複雑な風味
- ハーバル系カクテルに
- ネグローニには、特におすすめ
「使いやすいジン」ではないかもしれません。
ですが、「とても面白いジン」
とりあえずストックしておいて、相性の良さそうなカクテルに使ってみる…
という使い方が、いいかもですね。
ここまで読んだ好奇心旺盛なあなたなら、きっと気に入ってくれるはずです。
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