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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

桜リキュールの飲み方、カクテルレシピとおすすめ銘柄を紹介

桜リキュールの活用法をご紹介

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、桜のリキュールの美味しい飲み方、カクテルレシピをご紹介します。

 

 

リキュールにも色々ありますが、桜ってちょっと珍しい感じですよね。

飲み方も、ちょっとパッとは思い浮かばないかもしれません。

 

ということで、道具なしでも作れるカクテルから本格レシピまで幅広く紹介したいと思います。

 

  

 

桜リキュールのお手軽な飲み方

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まずは、シンプルで美味しい飲み方をご紹介。

こちらです。

 

  • ソーダ割り
  • トニックウォーター割り
  • ミルク割り
  • グレープフルーツジュース割り

 

【作り方】

  1. グラスに氷を入れる
  2. 桜リキュールを30ml~45ml注ぐ
  3. 各種、割り材を90ml~120ml程度、お好みの量を注ぐ
  4. マドラーなどで軽く混ぜる

 

桜リキュールを、お好みの割り材で割るだけ。

お手軽なレシピですが、これでも十分においしいです。

 

専用のバーツールがなくても作れるので、どなたでも楽しむことができますね。

 

 

桜リキュールを使ったカクテルのレシピ

こだわりたい方は、本格レシピにも挑戦してみましょう。

 

有名バーテンダーの創作カクテルにいいレシピがたくさんあるので、そちらを中心にご紹介します。

 

私もオリジナルのレシピを作ってみました。

作って飲んでいただけると嬉しいです。

 

桜フィズ

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【材料】

桜リキュール 45ml

レモンジュース 10ml

シュガーシロップ 10ml

レモン(くし切り) 1/4

炭酸水 full up

 

【作り方】

桜リキュール、レモンジュース、シュガーシロップをシェイクし、氷を詰めたグラスに注ぐ。炭酸水で満たし、くし切りのレモンを飾る。

 

ジンフィズなどでおなじみの、フィズスタイルでの飲み方です。

 

甘さは適度に、酸味が効いた爽快感のある味。

スッキリした味が好きだという方にオススメですね。

 

ふんわりと香る桜の風味で、思わず肩の力も抜けてしまうことでしょう。

 

さくらさくら

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【材料】

ジン(ゴードン) 35ml

ピーチリキュール 10ml

桜リキュール 10ml

フレッシュレモンジュース 5ml

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

ライムピールとマラスキーノチェリーを飾る。

 

銀座のバーテンダー、保志雄一氏考案のレシピ。

2001年カクテル世界大会のグランプリを受賞したカクテルです。

 

桜の花びらのような、淡いピンク色がなんとも優雅。

 

桜の風味はおだやかで、全体を優しく包み込んでいるような感じですね。

なんとも奥ゆかしく、日本らしさを感じさせます。

 

インスピレーション

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【材料】

日本酒 30ml

桜リキュール 20ml

パイナップルジュース 10ml

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

 

少し珍しい、日本酒を使ったカクテルです。

個人的に気に入っているので紹介させていただきました。

 

味の方は、華やかでフルーティな印象ですね。

日本酒と桜リキュールの風味を、パインがキリッと引き締めてくれています。

 

まさに、神の啓示のごときひらめきが浮かびそうな味。

カクテル名にも思わず頷いてしまいます。

 

花冷え

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【材料】

ウォッカ 40ml

桜リキュール 20ml

ライムジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

 

花咲く春にしばしば訪れる、急な冷え込み。

そんな情景をモチーフにしたレシピです。

 

華やか、かつキリッと引き締まった味わい。

これは、名前も味わいも印象に残りますね。

 

フルブルーム

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【材料】

ジン 45ml

桜リキュール 15ml

マラスキーノ 5ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

 

「BAR HIGH FIVE」上野秀嗣氏が考案したカクテルです。

 

まさに、満開の桜が浮かび上がるような華やかさ。

味わいのバランスがとてもいいですね。

 

桜花爛漫

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【材料】

ズブロッカ 20ml

桜リキュール 20ml

キルシュ 5ml

クランベリージュース 15ml

桜の花の塩漬け

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

桜の花の塩漬けを飾る。

 

僭越ながら、私のオリジナルカクテルです。

 

コンセプトは濃厚な風味の桜カクテル。

甘めのカクテルも作ってみよう!と思ったのがキッカケでした。

 

材料は桜にゆかりのあるものを中心に。

華やかな香りのデザートカクテルとなりました。

 

ズブロッカについてはこちらをどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

 

メロウ

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【材料】

ヨモギインフュージョンズブロッカ 30ml

(ヨモギの葉をズブロッカに一日漬け込んだもの)

桜リキュール 10ml

アップルジュース 15ml

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

材料をシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。

マラスキーノチェリーを飾る。

 

もうひとつ、ちょっと凝ったレシピを作ってみました。

ヨモギの葉の風味付けをしたズブロッカと、相性のいいアップルジュースの組み合わせです。

 

メロウな味わいだと感じたので「メロウ」

…とは少し安直ですが、しっくりきたので!

 

春を感じる、柔らかな風味の一杯。

ぜひお試しください。

 

 

オススメの桜リキュールの銘柄

プロのバーテンダーも愛用している、評価の高い銘柄を紹介したいと思います。

 

ドーバー 和酒 桜

 

オーセンティックバーでも見かける、本格的なボトル。

 

こちらのリキュールは優しい甘さと自然な香りが特徴。

まさに、日本のお酒らしい風味のリキュールです。

 

このボトルでカクテルを作れば、優雅で上品な風味に。

ただ、合わせる材料によっては香りが埋もれがちになってしまうので、注意してください。

 

ジャポネ 桜

 

リカーショップでよく見かける、桜リキュールの大定番。 

 

こちらは桜の風味が濃厚で、甘めの味わい。

もちろん、決してチープではなく雅で華やかな香りですね。

 

使い勝手がいいので、カクテル初心者の方には特にオススメの銘柄ですね。

 

奏 kanade 桜

 

2020年1月から発売の、サントリー製リキュール。

 

同メーカーのジャポネと味わいが似ていますが、こちらはさらに香り高く華やか。

桜の葉の香りもよく感じることができます。

 

ひとことで例えるなら、「桜餅」

カクテルベースとしてかなり使い勝手がよく、個人的にイチオシです。

 

詳しいレビュー記事はこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

桜リキュールの華やかな香りを楽しもう

桜リキュールの楽しみ方、おすすめ銘柄を紹介しました。

 

カクテルに季節を感じるというのはなかなか良いもので。

春に飲めば季節感に浸れ、それ以外の季節に飲めば春の陽気が恋しくなったりもします。

 

みなさんも色々な飲み方で、季節を感じてみてください。

 

【関連記事】

・フルーツ系リキュールのおすすめ銘柄まとめ 

www.green-alaska.com

 

・生のイチゴを使ったカクテルのレシピ 

www.green-alaska.com

 

 ・初心者におすすめの「ビルド」のカクテルの作り方 

www.green-alaska.com

 

酔うためだけに飲むのはもったいない!「クライナーファイグリング」の美味しい飲み方、カクテルレシピ

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

今回は、イチジクのリキュール「クライナーファイグリング」の楽しみ方を紹介します。

 

 

「バーにはよく行くけど、そんなボトル見たことないけど?」と思った方。

実はこのリキュール、流行っているのはバーの中ではないんです。

 

今回は、そのクライナーの魅力と楽しみ方について詳しく解説していこうかと思います。

 

  

クライナーファイグリングとクラブシーンについて

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クライナーファイグリングがよく飲まれているのはクラブシーンです。

 

バーで静かに飲むというよりは踊りながら飲むお酒。

EDMなどのダンスミュージックのお供として親しまれているお酒なんです。


いわゆる「パリピ酒」というやつですね。

 

しかし、クライナーはただ陽気に酔うためだけのお酒というわけではありません。

その人気の理由を知るためには、クラブで飲まれているお酒の歴史を紐解く必要があります。

 

 

クライナーファイグリングはなぜ人気となったのか?

もともとクラブシーンでよく飲まれていたのはテキーラ、イエーガーマイスターなどのお酒です。

 

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ショットで飲まれることが多く、どちらも高度数。

正直、かなりキツく感じてしまいますよね。

 

味を楽しむためというよりは、

  • 素早く酔うため
  • 一種の度胸試し

といった側面があることは否めません。

 

しかしそんな風潮にも、変化が訪れました。

 

「楽しいパーティシーンには誰が飲んでも美味しいと感じるお酒が共にあるべき!」

「素直に美味しいと思えるお酒とともにクラブミュージックを楽しみたい!」

 

そんな声をあげる人が次々と現れて、誰でも美味しく飲むことができる軽めのお酒の需要が増えていきました。

 

そんな中、にわかに脚光を浴びたのが「クライナーファイグリング」です。

 

 

フルーティで万人ウケするその味は、口コミで徐々に評判が広まり、クラバーたちの間に浸透。

小瓶での販売もされているため、シンプルに冷やしてビンのまま口にするというお手軽さもウケました。

 

その人気は凄まじく、一夜にして1000ショットを超える販売実績を出したパーティもあったそうです。

クライナーは、今やクラブシーンにおいて外せないお酒となっています。

 

 

クライナーファイグリングはどんな味がするのか?

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私の感覚で言うならば「フルーティでみずみずしい、陽気な味」といった感じですね。

 

飲むとアクティブな気分になり、思わず体を動かしたくなる。

 

そしてなにより、シンプルに美味しい。

 

このリキュールが人気になった理由は、実際に飲めば分かることでしょう。

 

甘さも酸味も適度にあり、飲み口は非常に軽やか。

ですがお酒らしさもしっかりとあり、まさに万人ウケする味となっています。

 

アルコール度数は20度ほどなので、ショットで飲むのも割って飲むのにもいいですね。

 

 

クライナーファイグリングの飲み方、カクテルレシピ

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クライナーは、自宅で楽しむのもアリ。

 

冷やしてそのまま飲むのもよし、カクテルのベースにしてもよし。

癖の無い味なので、色々な飲み方を楽しむことができます。

 

今回は、その特徴を生かしてさまざまなカクテルを作ってみました。

 

ファイグリングソーダ

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【材料】

クライナーファイグリング 1/2

炭酸水 1/2

レモン くし切り1/4

 

【作り方】

グラスにレモンを絞り、そのまま果肉を入れる。氷を詰め、クライナーを注ぎよくステアする。その後炭酸水を注ぎ、軽くステアする。

 

まずは定番のソーダ割り。

ショットで飲むのは少しキツい!と感じた方にオススメしたい飲み方です。

 

ソーダで割ることにより、甘さも控えめでさっぱりとした味に。

アルコール度数も10度ほどになるので、かなり飲みやすくなります。

 

今回は、フレッシュな印象を際立たせるためにレモンを加えてみました。

このようにひと手間を加えてみると、シンプルな飲み方でもリッチ感が出ていいですね。

 

ファイグリングトニック

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【材料】

クライナーファイグリング 1/2

トニックウォーター 1/2

ライム くし切り1/4

 

【作り方】

グラスにライムを絞り、そのまま果肉を入れる。氷を詰め、クライナーを注ぎよくステアする。その後トニックウォーターを注ぎ、軽くステアする。

 

こちらも、リキュールの飲み方としては定番のトニック割り。

今回はジントニックのようにライムを入れて作ってみました。

 

まず、クライナーとライムの風味の相性が素晴らしいです。

どちらもフレッシュでみずみずしいテイストを持つ材料だからなのか、驚くほど違和感なく調和してくれます。

 

その香りがトニックによってはじけて、爽やかさも倍増。

これはもうたまりません。

 

なんでこんなシンプルな飲み方でここまで美味しいのか…

 

リキュールのトニック割りを飲んで、ここまで感動したのは初めてかもしれないですね。

みなさんも、クライナーを手に入れたらぜひ一度お試しください!

 

トニックウォーターの銘柄はウィルキンソン、またはシュウェップスを使ってみてください!

スッキリした味が好きならウィルキンソン、苦味の効いた味が好きならシュウェップスがオススメです。

 

 

ファイグリングミルク

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【材料】

クライナーファイグリング 1/2

牛乳 1/2

 

【作り方】

グラスに氷を詰め、クライナーと牛乳を注ぎステアする。

 

お次は少し珍しいミルク割り。

こちらもフルーティでとても美味しいです。

 

ミルク割りだとコクがある味になるので飲みごたえのあるカクテルとなりますね。

食後にデザート感覚で楽しむのがオススメです。

 

分量は、牛乳1に対してクライナーを1以上の割合で作るのがいいでしょう。

しっかり甘みを感じられる比率で作るのがコツです。

 

なんか味に既視感があったんですがフルーチェですねこれ。

あの手の味が好きな人はハマりそうです。

 

ファイグリングウーロン

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【材料】

クライナーファイグリング 1/2

烏龍茶 1/2

 

【作り方】

グラスに氷を詰め、クライナーと烏龍茶を注ぎよくステアする

 

次はウーロン茶割りです。

クライナーはピーチリキュールに近い風味を持っているので、こちらもなかなかいけます。

 

味はピーチウーロンに近いのですが、それよりも酸味がありますね。

渋みがかすかに残るのも面白い感じです。

 

フルーツティーのような感覚でさっぱりいただけるので食事にもよく合います。

カロリーが低めになるのも嬉しいところです。

 

ファイグリングコーク

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【材料】

クライナーファイグリング 1/2

コーラ 1/2

 

【作り方】

グラスに氷を詰め、クライナーを注ぎよくステアする。その後コーラを注ぎ、軽くステアする。

 

クライナーはコーラにもよく合います。

 

コーラを使うと、その強い風味でお酒の味がぼやけてしまうことがあるのですが、クライナーはしっかりとその風味が残ってくれました。

リキュールでここまでくっきりと風味が残るのは珍しいですね。

 

コーラのやや重めの味もイチジクの風味でスッキリ。

味の調和感もすばらしいです。

クライナーと炭酸飲料はやはり相性がいいですね。

 

ビーチサイドでワイワイと仲間と飲みたくなるようなカクテル。

 

ファイグリングコスモポリタン

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【材料】

クライナーファイグリング 30ml

コアントロー 10ml

クランベリージュース 10ml

ライムジュース 5ml

 

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

クライナーを使ったスタンダードカクテルのアレンジです。

元となったコスモポリタンはウォッカベースのカクテルなんですが、ウォッカをクライナーに変えてみました。

 

クライナー自体に酸味があるのでライムジュースの分量も少し控えめに。

これでバランスがうまく取れたかな、と思います。

 

味の方は、元レシピの方と同じくフルーティで華やかな印象です。

ですが、こちらの方が風味が複雑でフレッシュさを感じます。

 

アルコール度数も下がっているため飲みやすくなっているのも個人的にはグッド。

コスモポリタンは女性の方に人気のショートカクテルなのですが、こちらも同じく女子ウケが良さそうです!

 

作る際のコツとしては、シェイカーの中の液体に気泡を含ませるイメージでシェイクをすること。

少し難しいですが、通常のシェイクの動作にひねりを加えるような振り方をするといいでしょう。

 

成功すると、一体感のあるマイルドな口当たりのカクテルが完成します。

ぜひチャレンジしてみてください!

 

 

クライナーファイグリングを自宅でも楽しもう

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飲みやすい味わいなので、まだあまりお酒に慣れていないという方にもオススメのリキュールですね。

 

カクテルにすれば、アルコールのキツさも感じずに美味しく飲むことができるでしょう。

 

写真映えを狙うなら小ビンがオススメですが、自宅用ならばリーズナブルな500mlのボトルをどうぞ↓

 

 

 

【関連記事】

・「奏 kanade」柚子リキュールのレビュー 

www.green-alaska.com

 

・「カルーア」の自宅での楽しみ方 

www.green-alaska.com

 

・「定番のジン」4銘柄の特徴と選び方 

www.green-alaska.com

 

コーヴァルドライジン、バレルドジン - 特徴とオススメの飲み方を解説

アメリカ生まれのクラフトジン「コーヴァル」

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ジンといえばオランダ、イギリスのイメージが強いのですが、昨今のクラフトジンブームによって自国でもジンを作ってみようというムーブメントが各国で起きています。

その中でアメリカ、シカゴで誕生したクラフトジンが「コーヴァル」です。

 

今回はクラフトジンらしい個性が光るこのジンにスポットを当てて解説をしていきたいと思います。

 

コーヴァルジンの特徴と蒸留所について

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http://www.koval-distillery.com/newsite/about-us/kothe-still

 

現在、アメリカではマイクロディスティラリーと呼ばれる小規模な蒸留所の開設がブームとなっています。

その先駆けとも言えるのが、今回紹介するコーヴァルジンを製造する「コーヴァル蒸留所」です。

 

この蒸留所の誕生は2008年、

比較的新しい蒸留所ではありますがアメリカ、シカゴに建てられた蒸留所としては約80年ぶり。

禁酒法時代以来はじめての蒸留所となっています。

コーヴァルはクラフトウイスキーの製造でも有名な蒸留所で、先進的な技術で作られる製品の数々はアメリカ国内だけではなく、世界中で高い評価を受けています。

 

この蒸留所で作られる「コーヴァルジン」にはいくつかの特徴があります。

まずそちらについて解説したいと思います。

 

 

オーガニックの原料を使用して作られている

まず、1つ目の特徴は使用されている材料がすべてオーガニックのものであるということ。

そしてそれだけでは止まらず、コーシャというユダヤ教の教義に従った安全な食品であるという厳しい認定も受けています。

 

私たち日本人にはあまり馴染みのない認定制度なのですが、アメリカではコーシャ認定を受けた食品は口に入れてもなんら心配することがないものであるという最高権威を持って迎え入れられています。

この辺りは食の安全やオーガニック思考に関心が高いアメリカらしいですね。

 

 

独自の蒸留器と電子制御によって生み出される安定した品質

そしてもう1つの特徴がスピリッツの製造に使う蒸留器です。

コーヴァルではハイブリットスチルという基本となるポットスチルにコラムスチルが搭載されたものが使用されています。

その蒸留器には製造者独自の設計がほどこされており、それによって豊かなフレーバーのスピリッツを生み出すことに成功しています。

蒸留の工程はすべて電子機器によって制御されており、品質も一定の基準が保たれています。

 

クラフトジンは小規模な生産体制であるがゆえに、1人の職人の技術に依存して製造されていたり、品質が安定しなかったりするものも多くあります。

そんな中、コーヴァルジンは常に一定で高い品質を保つことをポリシーとしているようです。

まさに現代の意匠を取り入れた、先進的なジンであると言えます。

 

 

コーヴァルのラインナップ、味についての解説

さて、それではこのジンは実際にどのような味となっているのでしょうか?

その解説に移る前にまずはコーヴァルジンのラインナップについて紹介します。

 

コーヴァルで製造されているジンは現在2種類

「コーヴァル ドライジン」「コーヴァル バレルドジン」です。

それぞれ同じ原酒を使っているのですが製造法に違いがあり、それがこのジンに面白い変化をもたらしています。

それではそれぞれの銘柄について詳しく解説していこうかと思います。

 

コーヴァル ドライジンの味について

 

まずはスタンダードな銘柄である「コーヴァル ドライジン」について。

蒸留に使われるボタニカルはジュニパーベリー、ローズヒップ、アンジェリカルート、コリアンダーなど。

 

その香りはスタンダードながらも、ややハーバル。柑橘系もふんわりとほどよく香り、うまくバランスが取れている印象です。

味の方はやや甘め。そしてジュニパーの風味は少し控えめで乳酸菌飲料のようなミルキーなニュアンスがあります。

そして口当たりや余韻は非常に柔らか。凛としていながらも包容力を感じる仕上がりは都会的な女性を連想させますね。

 

総合的に見るとややソフトな味わいのジンだと言えるでしょう。

個性を感じる味ながら、非常にバランス感に優れた洗練された仕上がりとなっています。

 

コーヴァル バレルドジンの味について

 

お次は「コーヴァル バレルドジン」について。

このジンはコーヴァル ドライジンと同じ原酒を使って作られているのですが、仕上げに樽で熟成を行なっているのが最大の特徴です。

ウイスキーやブランデーでは当たり前の工程なのですが、ジンを樽熟成させるというのはなかなか挑戦的な手法です。

 

さて、味の方はどうなっているのかというと、コーヴァルドライジンの特徴を受け継ぎつつ、熟成感のあるまろやかな仕上がりとなっています。

口当たりはオイリー。

アルコールの角もほどよく取れており、ウイスキーのように常温のストレートで飲んでも美味しくいただけるほどです。

樽はおそらくホワイトオークでしょうか?針葉樹を思わせるジンの香りとのかけあわせが素晴らしいですね。

 

樽の味がするジン、と聞いてなかなか味の想像ができなかったのですが、意外なほどにジンの風味との相性がいいみたいです。

これはまさにクラフトジンらしい個性に溢れた味わいだと言えますね。

 

 

コーヴァルのオススメの飲み方

コーヴァルの味の特徴がわかったところで、それぞれの銘柄のオススメの飲み方を紹介しようかと思います。

 

コーヴァルドライジンとコーヴァルバレルドジン。

それぞれ違う味を持つジンなので、ベストな飲み方となるとやはり銘柄によって少し変わってきますね。

それではドライジンの方から順番に紹介していきたいと思います。

 

コーヴァル ドライジンのオススメの飲み方

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コーヴァルドライジンは柔らかな風味と甘めの味わいが特徴的。

このジンを使って作られたカクテルはジンらしいガッツのあるドライな味わいこそないものの、ソフトで香り高い仕上がりとなります。

 

比較的癖のない味わいなのでロングカクテルからショートカクテルまで幅広く使うことができそうですね。

それでは私が試してみて美味しいと思った飲み方をいくつか紹介したいと思います。

 

 

ジントニック

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まずオススメしたいのはジンのカクテルの定番でもあるジントニックでの飲み方です。

コーヴァルドライジンでジントニックを作ると甘めでソフトな味わいとなります。

 

ジュニパーはふんわりと優しく香り、口当たりは非常にマイルド。前述の通り、乳酸菌飲料のようなミルキーさも感じます。

ストレートよりも飲みやすく、このジンの特徴を余すことなく味わうことができるので、ベストな飲み方であると言えるでしょう。

 

合わせるトニックウォーターはウィルキンソン、またはフィーバーツリーがベターですね。

コーヴァルは柔らかな印象のジンなのでウィルキンソントニックのスッキリとした味とはよく合います。

 

シュウェップスのトニックと合わせて爽快感を出すというのも悪くはないのですが、それよりもこちらの方がジンの特性を引き出す組み合わせであると言えるでしょう。

一方、フィーバーツリーと合わせた場合は重厚感のある風味を楽しむことができます。

この辺りはお好みで選択してみてくださいね。

 

 

ホワイトレディ

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ミルキーなニュアンスのあるコーヴァルジン。

このジンでショートカクテルのホワイトレディを作るとスタンダードなものとは少し違う個性的な仕上がりとなります。

 

ホワイトレディは本来、シャープな風味が特徴のカクテル。

ですがコーヴァルで作られたホワイトレディはどこか柔らかさを感じる仕上がりとなります。

口当たりもソフトな印象になるので、ドライなカクテルが苦手という方でも違和感なく飲むことができそうです。

 

まろやかなホワイトレディというのは本来のイメージとはかけ離れた味であるとも言えますが、これはこれでとても素晴らしい味だと私は思います。

このようにカクテルが持つ表情まで一変させる、というのはクラフトジンの面白いところですね。

 

 

コーヴァル バレルドジンのオススメの飲み方

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コーヴァルバレルドジンは樽熟成を行ったジンという事で、その味も非常に個性的です。

そのためどのようなジンベースのカクテルにも合うような味とは言いがたいです。

飲み方も正直限られてくるとは思います。

 

ただその分、うまくハマったときの衝撃はすさまじいですね。

ジンの新境地を開いてみたい方はこのジンを使って個性的なカクテルを作りにトライしてみてください!

 

ジンだということを一旦忘れて、ウイスキーのように飲んでみると意外に美味しくいただけたりもします。

本当に面白いジンですねこれ。

 

 

ストレート

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まずはじめにバレルドジンを味わう際に試していただきたいのが、ストレートでの飲み方。

それも冷凍ではなく常温のストレートです。

シングルモルトのウイスキーを飲むように味わってみてください。

 

普通のジンを常温のストレートで飲むと、アルコールの当たりがきつすぎてあまり美味しく感じないものです。

ですがコーヴァルバレルドジンは樽熟成でアルコールの角が程よく取れているため、非常にまろやかな味となっています。

 

口に含んだときに感じるのはウイスキーのようなウッディな風味。

ですが味は確かにジン。

なんだか不思議な味わいだとはじめは感じてしまうかもしれませんが、気が付いたら癖になり、グラスも空になっていることでしょう。

 

その胸をすくような木の香りはまるで森の中に建てられたログハウスのよう。

充実感と開放感のジン。

そんなキャッチコピーが似合う味わいです。

 

少し加水をするとレモンのような爽やかな香りが出てくるのも面白いです。

先入観を捨てて、ぜひストレートで味わっていただきたいと思います。

 

ジントニック

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バレルドジンはジントニックにすると非常に面白い味わいとなります。

その味わいはウッディで香り高く、甘みも強めです。

一言でいうと重厚感のあるジントニックというところ。

 

樽香があるためハイボールに近いニュアンスも出てきています。

しかし味はジントニック。

なんだこれは…しかしとても美味しい。

 

炭酸の作用で香りもたっていてシトラスの爽快感と樽の甘い香りも際立っています。

ライムと樽香はミスマッチかと思っていましたがこれも案外合いますね。

 

素人ながら色々なジンを飲んでいるという自負はあるのですが、これは初体験の味わいです。

未踏の味を求めてクラフトジンの沼の中を突き進んでいる方にはぜひ味わってもらいたいですね  。

 

ジンバック

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最後に紹介するのはジンバックです。

バレルドジンとジンジャーエール。

茶色い材料同士なんとなく合いそうだと思い作ってみたのですが、これは大成功でした。

 

ジン自体にふくよかで濃厚な風味があるのでかなり飲みごたえのある味に。

辛口のジンジャーエールにも負けない、力強いジンの味を感じることができます。

飲んだ瞬間の印象はまさしくジンバックなのですが、余韻には樽香が際立つのでウイスキーバックやホーセズネックを飲んでいるような気分になりますね。

 

ジンバックには本来レモンを使うのですが、個人的にはこのジンにはライムのほうが合うように思います。

こちらも面白い味わいなのでぜひ試していただきたいですね。

辛口のジンジャーエールとよく合うので、定番のウィルキンソンのジンジャーエールを使って作ってみてください!

 

 

 

さいごに

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都会的で上品な印象のコーヴァルドライジン、ウッディな香りが堪らないコーヴァルバレルドジン。

どちらも完成度が高く素晴らしい味わいでした。

 

均整の取れた味と個性豊かな仕上がりはやはりクラフトジンならではと言ったところですね。

ぜひ気になったほうから手に取ってみてください!

 

どちらも気になる!という方はミニボトルの飲み比べセットも販売されているのでそちらの方を選んでみてはいかがでしょうか?

(私も今回はそちらを購入しました)

 

2つの銘柄を飲み比べると製法による味の違いがハッキリと感じられます。

同じ原酒でも違う楽しみ方ができるのでなかなか面白いですよ。

 

 

このジンが気に入った方には、クラフトジンのまとめ記事をオススメしています。

味の傾向についてそれぞれ詳しく書いてみましたので、この中からお気に入りの一本を見つけてみてください!

 

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ジンベースのカクテルのレシピについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、参考にして作ってみてはいかがでしょうか?

 

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海をモチーフにしたカクテル「ガルフストリーム」レシピと美味しく作るコツを解説

ガルフストリームとは?

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ガルフストリームはウォッカベースのスタンダードカクテルです。

 

材料はウォッカ、ピーチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュース、パイナップルジュースの5種類。

これらの材料をシェイクして作るカクテルです。

 

自宅で作ることを考えると揃える材料や道具が多く、少し手間がかかるカクテルと言えるかもしれません。

それでも私がわざわざこのカクテルを記事にして紹介するのは理由があります。

ガルフストリームはさまざまな魅力がたっぷりと詰まったカクテルなんです。

 

 

ガルフストリームの特徴。このカクテルはどのような味がするのか?

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ガルフストリームは色々なフルーツのフレーバーが溶け込んだカクテルです。

ピーチ、オレンジ、グレープフルーツ、そしてパイナップル…。

さまざまなフルーツの風味のハーモニーを楽しむことができるカクテル、といったところですね。

 

口にするとフルーツの豊かな風味が溢れます。すっきりとした甘みのあとにグレープフルーツのほのかな苦味を感じます。

ウォッカの酒精でカクテルらしいボディ感もしっかりと出ていますね。

 

そして、このカクテルの最大の特徴はその見た目にあります。

 

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こちらが私が実際に作った「ガルフストリーム」です。

見て分かる通り、透き通った海を彷彿とさせる鮮やかな色味が特徴です。

これだけキレイにエメラルドブルーの色味が出ているカクテルは私が知っている限りではあまりありません。

シェイクでできた泡も波しぶきを連想させますね。まさしくこれは荒々しい海を体現したカクテルと言えるでしょう。

 

私がこのカクテルを目に止めたキッカケもこの見た目にありました。

カクテル初心者のころにパラパラとカクテルブックをめくっていると鮮やかなエメラルドブルーのカクテルが目に入りました。

「こんなにキレイなカクテルがあるのか!」と感動し早速作ってみると、その味も素晴らしい。

それ以来お気に入りのカクテルの1つとなっています。

 

最近、世間では写真映えする食べ物、いわゆる「インスタ映え」するものが人気となっていますよね。

ガルフストリームは見た目がとてもキレイなので、個人的には最高にインスタ映えするカクテルだと思っています(笑)

 

「見た目ばかり気にするなんて!」とバカにする人もいますが、料理など食べるものに関しては、見た目というのは非常に重要な要素だと私は考えています。

鮮やかな見た目の食べ物は視覚で食欲を刺激します。

その結果、口に運ぶころには頭の中は「美味しそう!」というポジティブな考えでいっぱいに。

そしてその印象は料理の味をさらに高める最高のエッセンスとなってくれます。

 

例えばせっかく楽しみにしていた料理の盛り付けが崩れていたりしたら食べる前からガッカリしてしまいますよね。

やはり実際に味わう前に期待感が持てるような仕上がりにする、というのは料理だけではなくカクテルでも重要なことだと私は思います。

もちろん味が美味しいことは大前提ですけどね。味とビジュアル、2つの要素が両立できているのが理想です。

 

 

ガルフストリームのスタンダードなレシピ

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このカクテルの魅力が分かったところで実際の作り方について解説していきましょう。

まずスタンダードなガルフストリームに使う材料、作り方を紹介します。

 

【材料】

ウォッカ 15ml

ピーチリキュール 15ml

グレープフルーツジュース 20ml

パイナップルジュース 5ml

ブルーキュラソー 1tsp

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクする。その後、氷を入れたグラスに注ぎいれる。

 

使う材料は多いのですが、シェイクするだけなのでシンプルな製法のカクテルであるとも言えます。

個人的な作り方のコツとしてはカクテルを泡立たせるために少し強めにシェイクすること。

ガルフストリームは甘み成分が多めのカクテルなんで多少強めに降っても問題ありません。

 

ただあまり長くシェイクするのは良くないでしょう。

最終的に氷の入ったグラスに注ぐので極限までキンキンに冷やす必要もありません。

材料がほどよく冷え、混ざり切ったタイミングまで。

これが私が理想としてるガルフストリームのシェイキングです。

 

その他に気をつけることといえば、ブルーキュラソーを入れすぎないということですね。

前述の通り、このカクテルはキレイなエメラルドブルーを出せるかどうか、ということも完成度に影響しています。

ブルーキュラソーを入れすぎると、あまりにも原色で濁った海が完成してしまいます。

目指すのは透き通った美しい海の色なので、キッチリと分量を測って入れるようにしましょう。

 

 

ガルフストリームの味を高めるツイスト(アレンジ)の提案

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さて、スタンダードな作り方が分かったところでこのカクテルに味を高めるための工夫を施していきたいと思います。

 

私はこのカクテルを作るときに、シェイクという手法や材料などに大きく手を加えて作ったりはしません。

その分、使う材料の銘柄にはキッチリとこだわっています。

 

そして、いつでも飲みたいときに手軽に作れるように保存性のいい材料を使ったりと利便性も考えてあります。このあたりは一時期ガルフストリームを毎週のように作って飲んでいた名残でもありますね(笑)

 

カクテルには色んな解釈があるので私の作り方が正解!という事はないのですが、みなさんもぜひこれを参考にして作っていただけたら、と思います!

 

フレーバードウォッカ「ズブロッカ」を使う

 

まずベースとなる材料、ウォッカについてです。

ガルフストリームに使うウォッカで私がオススメしたいのはフレーバードウォッカの「ズブロッカ」

フレーバード、とは「風味の付いた」という意味です。

 

このズブロッカはバイソングラスという植物に漬け込むことで作られており、それが由来の青々しい優雅な香りが特徴的です。

その香りは「さくら餅のようだ」と例えられることもあります。

ポーランドで製造されているウォッカなのですが、和の趣を感じる香りがするのはとっても面白いですよね。

 

このウォッカをガルフストリームに使うと、まず全体的にアルコールのアタック感が抑えられ柔らかな印象となります。

香りの方もどこか上品で穏やかなニュアンスに。

パイナップルやピーチといった他のフレーバーとも違和感なく溶け込んでくれるため全体的にまとまった味になってくれます。

 

グレイグースのようなお高いウォッカを使って作ったこともあるのですが、この一体感と香りの上品さには敵いませんでした。

ズブロッカは値段も安いですし、最近ではその人気のおかげでスーパーなどで見かけることも多くなりました。

お手軽に手に入れることができるのでぜひ試していただきたいと思います。

 

ちなみにズブロッカについては別記事で詳しく解説しています。

このお酒に興味が湧いた人はぜひこちらも見てみてくださいね。

 

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グレープフルーツジュースに果肉感のあるジュース「Gokuri」を使う

 

お次はグレープフルーツジュースについてです。

これについては確信を持って言えるのですが、ベストなのは生のグレープフルーツを絞ってフレッシュなジュースを使うことです。

やはりフレッシュな果実の爽やかな風味、みずみずしさには市販のジュースでは敵いません。

なのでこだわる人は生のものを買ってきて、スクイーザーで絞って使ってみてください。

 

ですが、自宅でこのカクテルを作るために毎回新鮮なグレープフルーツを買ってくるとなると手間ですし、コストもかさみます。

そこで私がオススメしたいのは「Gokuri」というグレープフルーツジュースです。

このジュースは安価な上に味もよく、果肉が入っているため生のグレープフルーツに近い味を持っているんです。

保存性も高いので家に買い置きしておいて、使いたいときにパパッと使うことができます。

ガルフストリームだけではなくソルティドッグやスプモーニなどの他のカクテルを作るのにもいいですよ。

味わいがリッチな感じになるので筆者一押しの材料です。

 

ピーチリキュールに「ピーチツリー」を使う

 

次にピーチリキュールについてです。

 

私がいつもこのカクテルを作るときに使っているピーチリキュールは「ピーチツリー」です。

前述のルジェのピーチリキュールはシロップのようなとろりとした甘さが特徴。

ですが私には少し甘すぎると感じました。

分量を減らすとピーチの香りまで薄まってしまい、あまりよくありません。

そこでこのピーチツリーというリキュールを使うことにしました

 

このリキュールはスッキリと澄んだ甘さと生の桃のようなみずみずしい風味が特徴です。

まさにガルフストリームのイメージにはぴったりですね!

このカクテル以外ですと、ピーチウーロンなどの飲み方でも美味しくいただくことができます。

こちらもよく流通している銘柄なので、お近くのお店で探してみてください!

 

分量の見直し

最後に材料の分量を見直します。

ガルフストリームというカクテルはスタンダードな分量でも美味しいのですが、私としてはもっとフルーティーでみずみずしい印象に仕上げたいと思いました。

 

そこでフルーツ成分を増量し、その分ウォッカは少し控えめの分量にすることにしました。

全体のアルコール度数も少し下がり、あまりお酒に慣れていない人でも違和感なく飲める味になったと思います。

それで全体の印象がぼやけてしまうかと思いきやそんなことは無く、豊かな香りにより飲みごたえも十分にあります。

さまざまなフルーツのハーモニーを楽しむという観点からみると、なかなかいい出来になったんじゃないかなと思います。

 

 

アレンジレシピで作ったガルフストリームの味の感想

これらのアレンジを施したガルフストリームのレシピをまとめると次のようになります。

 

【材料】

ズブロッカ 20ml

ピーチツリー 20ml

グレープフルーツジュース(Gokuri) 50ml

パイナップルジュース 10ml

ブルーキュラソー 1tsp

(手持ちのグラスに合わせて少し全体の分量を多めにしてあります)

 

【作り方】

 材料をシェイカーに入れシェイクする。その後、氷を入れたグラスに注ぎいれる

 

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なかなかキレイに完成させることができました。

色味も申し分なし。

Gokuriに入っている果肉のおかげで少しリッチな感じになっていいですね。

 

味の方はスタンダードなガルフストリームと比べるとフルーティさが増して、上品な印象が出ています。

このあたりは材料の分量の見直しとピーチツリーを使ったことが効いていますね。

 

特筆すべきはこのカクテルが纏っている風味、香りです。

フルーツのフレーバーをズブロッカの優しい風味が包み込むことによって、アクティブながらもどこか優雅さを感じる仕上がりとなっています。

やはりズブロッカをカクテルに使うと面白い効果が出ますね。

これからもガルフストリームだけではなく色々なカクテルに積極的に使っていきたいと思います。

 

 

さいごに

この記事を書くにあたって久々にガルフストリームを作ってみたのですが、やっぱりこのカクテルは美味しいですね〜。

味も見た目もすばらしく、材料や作り方、分量にもこだわり甲斐があります。

 

まだジントニックやモスコミュールなどのシンプルなカクテルしか作ったことが無いという方にはぜひ挑戦してみてもらいたいカクテルです。

ぜひみなさんもご自宅で作ってみてください!

 

ハイボールからカクテルまで - 森香るウイスキー「白州」その特徴とオススメの飲み方を解説

白州とは

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白州はサントリーが製造する国産のシングルモルトウイスキーです。

国内では人気の銘柄で、今では居酒屋などでも気軽に飲むことができます。

ロックやハイボールで飲んだことがある方も、多いのではないでしょうか?

 

でも実は白州は、その他にもさまざまな飲み方で楽しむことができるウイスキーなんです。

今回はそんな白州の特徴と魅力、そして多種多様な楽しみ方を紹介したいと思います!

 

 

白州の味の特徴

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白州は数あるウイスキーの中でも軽めの味わいのウイスキーとなります。

甘みは普通〜少なめ、口当たりはスムース。

渋みや雑味はほぼ感じません。

 

この特徴だけみると単なる飲みやすい初心者向けのウイスキーだと思ってしまいそうですが、白州にはその他にもとても魅力的な要素があります。

 

魅力的な要素、それは白州が持つ香りです。

白州はウッディで繊細な香りが特徴的。

そのイメージから「森香るウイスキー」という異名を持っています。

 

確かにこの胸がすくような清々しい香りは日光が射し込む森林を彷彿とさせます。

若々しい草木が茂る静かな春の森。

耳をすませば聞こえてくるのは川のせせらぎと小鳥のさえずり、そんな情景が思い浮かぶモルトです。

 

このような特徴があるので、白州はウイスキー初心者の入門用としてもピッタリです。

私もウイスキー飲み始めの頃に白州を飲み、こんなに爽やかで清々しい香りのウイスキーがあるのか!と感動したものです。

それまでウイスキーは重たいお酒、という印象が強かったのでなおさら衝撃的でしたね。

 

 

白州のオススメの飲み方

白州は森を思わせる清々しい香りと軽めの飲み口が特徴。

そのためストレートから水割りまでさまざまな飲み方で楽しむことができます。

なのでまずは自分好みの飲み方で楽しんでみるのがいいでしょう。

 

味わいに慣れてきた頃に色々な飲み方をお試しください。

参考までに、私が特にオススメだと思う飲み方を紹介します 。

 

ストレート

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https://4travel.jp/travelogue/10854498?page=2

 

白州はシングルモルトなのでやはりまずはストレートで楽しみたいところ。

特に12年以上の熟成を経た白州を嗜む際には外せない飲み方です。

 

ノンエイジのものはストレートだとアルコールの角が立って飲みづらいかと思いきや、持ち前の軽やかなフレーバーで違和感なく飲むことができます。

やはりストレートですと白州の繊細な風味を余すところなく味わうことができますね。

 

ウッディな風味と優しい甘さを堪能できる飲み方。

余韻には、まさに森にいるような清々しさを感じることができます。

 

ハイボール

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https://www.sakedori.com/spn/s/goodsbar/blog/pgn_2/

 

白州といえばハイボール!という方も多いでしょう。

「森香るハイボール」のキャッチコピーのもとに公式でも推奨されてる飲み方です。

 

爽やかな香りを持つ白州はソーダとの相性が抜群。

飲み口は軽やか、炭酸で香りも弾けてみずみずしいフルーツのようなニュアンスも出てきます。

 

自宅で作る場合は白州1に対して炭酸2ほどの少し濃い目の分量で作るのがオススメです。

このくらいの割合ですと爽やかさと飲みごたえがうまく同居してくれます。

食事にもよく合うので居酒屋でも親しまれている飲み方ですね。

グレンリベットやデュワーズのような軽めのウイスキーで作るハイボールが好きだという方には特にオススメです。

 

レモンを加えたり仕上げにミントの葉を乗せたりと少々のアレンジを施しても美味しい。

ノンエイジ、または12年熟成のものを使って作ってみましょう。

 

 

水割り

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https://twitter.com/kashiibarhopper/status/628592966286749696

 

私個人の意見なのですが水割りは「リラックスして飲むお酒」という印象があります。

そんなイメージにピッタリなのがこの白州の水割りです。

 

加水によって香りが開き、甘さもほどよく、余韻も膨よか。

森のせせらぎを思わせる涼しげでクリーンな風味は都会の喧騒に疲れ、リラクゼーションを求める人に最適でしょう。

 

ハイボールと同じく食事にもよく合います。

さすがこの辺りは日本のウイスキー、といったところ。

ウイスキーとしては珍しく魚料理にもよく合うので、和食に合わせるにはもってこいの飲み方だと言えますね。

 

水割りを作る際にお試しいただきたいのが「サントリー天然水 南アルプス」との組み合わせ。

水割りに使う水はウイスキーの仕込み水に近い産地のものがよいとされていますが、この水はその条件にもっとも近く、かつ入手も容易です。

白州と自然に調和し均整の取れた味わいとなります。

より美味しく水割りを作りたいのであれば、試す価値ありです。

 

 

ウイスキーミスト

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https://www.sakedori.com/spn/s/goodsbar/blog/pgn_2/

 

水割りやロックも美味しいのですが、個人的にはこの飲み方を推していきたいです。

クラッシュドアイスを入れたグラスに白州を注ぎ軽くステアしてサラッと飲む。

そうすることで白州の清々しい風味を軽やかに楽しむことができます。

 

まさに森のミスト(霧)を吸い込むかのごとく体験

涼しげで爽やかさを感じるこの飲み方は夏の暑気払いにもピッタリです。

ウイスキーの飲み方としては少しマイナーなのですが、ぜひ白州を使って試していただきたいと思います。

 

ちなみにクラッシュドアイスは自分で氷を叩いて作ってもいいのですが、専用の道具を使うと簡単に作ることができます。

ジュレップスタイルのカクテルからモヒートまで、意外と使う場面も多いので揃えておくと便利です。

 

 

 

白州をカクテルで嗜む、という提案

少し意外かもしれませんが、白州はカクテルにしても美味しくいただくことのできるウイスキーなんです。

 

シングルモルトをカクテルに?

人によってはもったいないと感じてしまう飲み方かもしれませんが、実は近年ではクオリティの高いカクテルを作る手段として国内外のバーで模索がなされているのです。

 

白州を使って作られたカクテルは香り高く、個性的な仕上がりとなります。

長年、白州を飲んでいるという方もカクテルにすることで新たな発見があるかもしれませんね。

それでは私が試してみて、気に入ったカクテルをいくつか紹介したいと思います。

 

フォレストソニック

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【材料】

白州 45ml

青リンゴコーディアル 10ml

トニックウォーター 60ml

炭酸水 60ml

ミント 

 

【作り方】

グラスに氷を詰め白州と青リンゴコーディアルを注ぎステアする。トニックウォーターと炭酸水を同量ずつ注ぎグラスを満たす。最後に軽くステアしミントの葉を乗せる。

 

白州と青リンゴを合わせたカクテル。

青リンゴは甘すぎず、若々しくフレッシュな印象を強く感じる素材なので白州の持ち味をよく生かしてくれます。

 

白州には他のフルーツもよく合うのですが個人的には青リンゴとの組み合わせがベストであると感じますね。

白州との相乗効果なのか青リンゴの風味も際立っています。

ここまで香り豊かな仕上がりになったのには私も驚きました。

 

割り材にはトニックと炭酸水を使用。

スッキリとしていながら優しい甘さを持つ仕上がりとなっています。

これは春の暖かい日なんかに飲むと、雰囲気が出そうな味わいですね。

 

このカクテルを作る際に使うトニックウォーターはスッキリとした風味のウィルキンソンがオススメです。

やはりカクテルは材料のテイストを合わせてあげるとバランスが取りやすいですし、完成度の高い仕上がりとなりますね。

 

 

白州モルトモヒート

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【材料】

白州 60ml

炭酸水 60ml

ライム 1/4

ミントの葉 10〜20枚

角砂糖 2個

 

【作り方】

ライム、ミント、角砂糖をグラスに入れペストルなどで軽く潰す。その後クラッシュドアイスを詰め白州を注ぎステアする。炭酸水を注ぎ軽く再ステアする。

 

白州を使ったジュレップスタイルのモヒートです。

ミント、ライムといった清涼感のある素材を使うことで爽やかさ溢れる仕上がりとなっています。

 

白州のような軽めのウイスキーをミントジュレップにしても、なにか一味足りないような感じがしてたのですが、ライムを加えてモヒート感覚で飲むと印象が一変しますね。

これは盲点でした。

 

作る際のポイントはミントとライムを潰し過ぎないこと。

潰しすぎると雑味や苦味が出てきます。

モヒートを作る際にミントを丹念に潰すという手法もあるのですが、このカクテルに使うのは繊細な風味の白州。

ミントを際立たせるのではなく調和を意識して作ってみましょう。

 

 

白州のラインナップ

白州の主なラインナップは前述の通りノンエイジ、12年、18年の3つです。

それぞれ熟成に使う樽が違うため味の方向性も変わってきます。

ここからは、それぞれの銘柄の味の違いについて解説していきたいと思います。

 

 

白州(ノンエイジ)

 

2018年2月現在、もっともスタンダードな銘柄であるボトル。

白州をまだ飲んだことがないという方はまず手始めにこちらから試してみるのがいいでしょう。

 

味の方は非常にライトでスムース。

ですが、それだけではない奥深さと華やかさを兼ね備えています。

 

アルコールの当たりも特に気にならずストレートでの飲み方にも耐え得るクオリティを持っているモルトです。

いわゆる若いウイスキーでこの飲みやすさを実現しているというのは、少し珍しいことなのかもしれませんね。

 

この銘柄の熟成に使う樽は、ホワイトオークが中心となっています。

香りの方は非常にウッディでみずみずしい印象。

「森香るウイスキー」にふさわしい清々しい気分にさせてくれる香りです。

 

ストレート、ロックからハイボール、カクテルまでさまざまな飲み方に適した銘柄なので、お好みに応じて楽しんでみて下さい。

 

  

白州12年

 

最低でも12年以上熟成した原酒のみを使って作られる銘柄です。

こちらもメインの樽はホワイトオーク。

白州特有の清々しい香りは健在です。

 

ただ、やはり熟成年数が違うだけあってノンエイジのものとは味や香りの深みに差があります。

ノンエイジのものが非常に良くできてるだけあって、飲み慣れてしまうと「ひょっとしてノンエイジと12年であまり味の差がないのではないか?」と錯覚してしまいそうになりますが、飲み比べるとその差は歴然。

 

白州12年は深みを感じるふくよかさを持っていながら澄んだ印象の味となっています。

ノンエイジにはかすかしかなかったピートの風味も余韻に顔をのぞかせ、ウイスキーらしい飲みごたえも出てきています。

風味のバランスもよく、完成度の高い味だと感じますね。

 

オススメの飲み方はストレート、またはロック。

贅沢にもハイボールやカクテルにして提供しているお店もあるようなのですが、個人で楽しむのなら少しもったいないかな、という感覚です。

少なくとも初めての方はまずストレートで飲んでいただきたいですね。

 

2018年1月現在、実店舗で見かけることはほとんどありませんが、ネットショップなどにはまだ在庫があるようです。

値段は上がってしまいましたが、個人的にはまだまだ高値を払う価値があるお酒だとは思います。

どうしても飲みたいという方は見かけたら購入しておくのが吉かもしれません。

 

 

白州18年

 

18年の長期熟成を経た白州。

こちらは12年以下の銘柄とうってかわって、ホワイトオークで熟成したもの、シェリー樽で熟成したもの、ピートを強く当てた麦芽で作ったものなど、様々なフレーバーを持つ原酒をヴァッティングして作られています。

 

長期熟成のモルトだけあって、その味には重厚さと円熟感があります。

甘い香りやスモーキーフレーバーもあいまって飲みごたえは十分。

アルコールの角はほぼ感じず、口当たりは非常に滑らかです。

 

それでいて白州の特徴である、森を彷彿させる香りはしっかりと感じることができます。

ただこちらは森といっても樹海のような暗く深い森のイメージ。

屋久島の杉のような巨木を持つ、長い時を経て作られる森。そんな情景が浮かびます。

 

飲み方はやはりストレートがオススメ。

…というか正直を言うと私はこの銘柄をストレート以外で飲んだことがありません。

今まで飲んだのは2回ほど。

どちらもバーでのことでした。

 

その場で白州18年を何かで割ってくれ、というオーダーをしようものならバーテンダーさんの顔が一瞬にして強張っていたことでしょう(笑)

そのまま飲むととても美味しいモルトであることは間違いないので、ここは素直にストレートでの飲み方を推しておきます。

 

自分でこのボトルを購入することができたら、他の飲み方も試してみたいところではあるのですが、希少な一本ですからやはり恐ろしくてできなさそうですね。

 

こちらも実店舗ではまったくといっていいほど見かけなくなりましたが、まだ市場にはわずかながら在庫があるようです。

幸運にも手にすることができたのならばじっくりと楽しんでいただきたいと思います。

 

 

さいごに

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白州の特徴や楽しみ方を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?

前述の通り、このウイスキーは軽やかな風味が特徴なので、ウイスキーの癖のある味が苦手という方にもぜひトライしていただきたいですね。

 

また普段カクテルをよく作るという方や、白州を飲み慣れている方にはぜひ白州カクテルを試していただきたいです。

フルーツやハーブといった他のエッセンスが加わると、白州の風味に面白い化学変化が起きます。

これは一見の価値ありです。

 

いきなり700mlのボトルに手を出すのはちょっと…という方はミニボトルから手を出してみてください。

こちらはコンビニ、スーパーなどでもよく見かけるので立ち寄った際でも思い出していただけたらと思います!

 

 

スタンダードカクテル「ホワイトレディ」美味しい作り方とアレンジレシピを紹介します

ホワイトレディとは

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ホワイトレディはジンベースのショートカクテルです。

材料はジン、コアントロー、それにレモンジュース。

それらをシェイクしてカクテルグラスに注げば完成。非常にシンプルなレシピですね。

 

今回は、ホワイトレディを美味しく作ってみたい!という方に向けて、具体的な作り方と味を高める方法について詳しく解説してみようかと思います。

 

 

ジンベースカクテル「ホワイトレディ」の魅力とその味について

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まず美味しいホワイトレディを作るために、そもそもこのカクテルはどのようなところが魅力的なのか?という点について考えてみることにします。

理想の完成系が見えてくれば、おのずとどのような点に気をつけて作ればいいのか?というところも分かるはずです。

 

ホワイトレディの魅力。

それは「シャープな飲み口と柑橘の爽やかな香り」だと私は思います。

ジン、コアントロー、レモン。

どれもシャープな味と香り高い風味が特徴の材料です。

 

となると、完成したカクテルはその特徴を生かしたものであるべきだと考えます。

鋭い飲み口で気分は爽快。

余韻には様々な香りが渾然一体となり、華やかさを感じる。

まさに貴婦人のようなカクテル。

私がホワイトレディに抱いている理想はこのようなイメージです。

 

スタンダードカクテルの解釈は人によって違うので、この考えが正しいとは限りません。

柔らかな口当たりのホワイトレディが好きだという方も中にはいるでしょう。

ですが、少なくとも私はこのようなシャープで香り高いフレーバーに惹きつけられます。

 

 

ホワイトレディのレシピと作り方のコツ

それでは完成系のイメージができたところで、実際に作ってみることにしましょう。

まず、ホワイトレディのスタンダードなレシピをおさらいしてみます。

 

【材料】

ジン 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

古くから愛されているカクテルなだけあって、酸味、甘み、香りなどのバランスがよく取れていますね。

完成度の高いレシピだと思います。

 

このカクテルのレシピはご覧の通り、かなりシンプル。

言い換えるとシンプルな分、味のごまかしが効かないカクテルであるとも言えます。

なので、美味しく作るにはジンやコアントロー、レモンジュースの比率を無闇に変えるよりは一つ一つの工程を丁寧に行うことが重要ですね。

 

自分自身で作ったり、色々なお店でホワイトレディを飲んだりしてみてやはり基本が大事である、と私は思いました。

なのでここは初心に帰って一つ一つの工程を細かく見直していくことにしましょう。

 

 

材料の状態 - ジンは冷凍、レモンは絞りすぎない

まずシャープで雑味のない味を実現するために、用意する材料の状態に気を配ります。

ジンは冷凍することでシャープな飲み口に。

アルコールの角も感じづらくなります。

コアントローは常温でも構いませんが、できたら冷蔵で。

 

ポイントはレモン。

少しでも多く果汁を絞ろうとして、力を入れて絞ってしまうと雑味が出てしまいます。

絞る際も手で押しつぶすのではなくスクイーザーを使いましょう。

果肉のみをやさしく削ぐように、ゆっくりとスクイーザーに押し付ければ、澄んだ味の果汁を取ることができます。

 

 

ジンの銘柄

ホワイトレディに使うジンの銘柄。悩みどころだと思います。

基本的にはまず自分好みの銘柄を使用してみるというのがいいと思います。

ですが、それだけだとどれを使っていいか分からない!という方もいるかと思いますので私からのオススメいくつか。

 

私がオススメしたい銘柄は2つ。プリマスジン、それとクラフトジンのコーヴァルドライジンです。

 

 

定番はタンカレーとかだと思うんですが、私はこれらの銘柄で作るホワイトレディが特に好きですね。

 

プリマスは比較的スタンダードな味で爽やかを感じる風味。

海外のバーでもよく使われている銘柄ですね。

柑橘類との相性もいいので、レモンやオレンジの風味を持つホワイトレディにはうってつけです。

 

一方、コーヴァルはクラフトジンなだけあって少し捻りの効いた味。

ミルキーなニュアンスを感じるそのフレーバーは、カクテルに個性を与えてくれます。

他の人とは違うホワイトレディを作ってみたいという方は、こちらを選択してみてはいかがでしょうか?

 

グラスのアイシング

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ショートカクテルを作る際の基本ですが、グラスのアイシングはしっかりと行います。

 

シャープな味が売りのホワイトレディを温まってしまったグラスに注いだのでは、魅力も半減です。

作り始める前にカクテルグラスに氷を入れ、バースプーンでしばらく回します。

それをカクテルを注ぐ直前に捨て、清潔なクロスでサッと拭く。

この工程をしっかり行うか行わないかで、仕上がりに雲泥の差が生まれます。

 

シェイク前に氷の角を取る

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意外と忘れがちなのがこの工程。

ホワイトレディのようなドライでシャープな味のカクテルをシェイクで作る場合は、シェイク前に氷の角を取るのがベターです。

 

やり方としてはまずシェイカーに氷のみを入れフタを閉め少し強めに上下に降ります。

そうすると、細かい氷片と氷が溶けて水になったものが出てくるので、シェイカーに材料を入れる直前にそれを捨てます。

そうすることで本番のシェイクの際に余分な氷片が出来づらくなり、カクテルが水っぽくなるのを避けることができます。

 

シェイクは最低限、かつ少し強めに

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さて、材料やグラスの状態を整えたところで1番重要な工程とも言えるシェイクに移りたいと思います。

どのようにシェイクするのがベストなのか?作り手の腕前がダイレクトに出るところなので私もいつも迷うところです。

 

もちろんこうするのが正解!というやり方は存在しないとは思います。

なので今回は私なりのシェイクの仕方を解説したいと思います。

美味しいホワイトレディを出してくれたお店の方にコツなどを聞いて、自分でも何回も作ってみて考えたやり方です。

何も考えずに適当に振るよりは美味しいものができるかとは思います。

 

まずはどこまでシェイクするか。

これはシェイクの際によく材料が冷えたと感じたところまで。

充分だと判断したら即シェイクを終了します。

 

シェイカーを振っていると中の材料の温度が下がり手に冷たさが伝わってくるのでその感覚で判断します。

回数でいうと20往復くらいでしょうか。

(シェイカーを前に突き出し手前に戻す、という動作で1往復です)

 

オーバーシェイクになってしまうと加水によって飲みやすくはなるのですが、味が薄くなり香りも閉じてしまいます。

なのでシェイクは最小限に。

 

次にシェイクの強さ。

これは加水を抑えるためソフトに…と思いがちですが少し強めに行います。

シャープな飲み口を実現させるためにはカクテルがキリッとよく冷えてることも重要。

ハード目にシェイクをして手早く温度を下げます。

 

シェイクは最小限に。しかし強めに手早くしっかりと。

これが美味しいホワイトレディを作るコツだと私は思います。

 

 

完成!よく冷えているうちにいただきましょう

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説明した手順を守って、ホワイトレディを作ってみました。

ひんやりとした口当たり、シャープな酸味、口に含むと花開くジンとコアントローの香り…

やはりこのカクテルは美味しいですね。

 

この瞬間があるからこそ作り方にこだわる甲斐があるというものです。

キリッとした味が魅力のカクテルですから、ぬるくなる前にいただきましょう!

  

 

ホワイトレディのツイスト(アレンジ)の提案

スタンダードなホワイトレディを作ることができましたので、次は個性を出すためのアレンジレシピについて考えてみましょう。

前述の通りホワイトレディはバランスの取れた味のカクテル。

なのでアレンジもシンプルに最小限に留めます。

 

製菓用コアントローを使う

 

まず最初のアレンジは材料の1つ、コアントローに焦点を当てたもの。

コアントローはお菓子作りにもよく使われるリキュールなのですが、実はそのための製菓用コアントローというものが存在しています。

 

通常のコアントローと何が違うのかというと、オレンジエキスの含有量が違います。

そのためこのコアントローを使ってカクテルを作るとオレンジの香りに溢れた華やかな仕上がりとなります。

 

ただ通常のコアントローよりアルコール度数が少々高めなので使う量は加減した方がいいでしょう。

製菓用コアントローは、エッセンシャルオイル分が通常のコアントローの8倍も含まれているので、使う量を減らしても香りは十分です。

 

フレッシュ柚子ジュースを使う

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次に紹介するのはホワイトレディに使うレモンを別のものに変えるというアレンジ。

レモンの代価品としてまず思いつくのはライム…ですがここは少し珍しい材料を使ってみましょう。

 

使うのは日本古来から親しまれている柑橘類、柚子。

その香りはリラクゼーション効果も高く個性的。

カクテルに使う素材としては、非常に面白いものだと思います。

 

この柚子を絞り、レモンジュースの代わりに加えます。

分量は元のレシピと同じく15mlで構いません。

 

そして通常通り冷えるまでシェイク。

こうして出来上がったホワイトレディはスタンダードなものと比べて少し柔らかな印象に。

ホワイトレディが凛とした女性なら、こちらは包容力のある大人の女性、といったところでしょうか。

 

面白いのは柚子の香りがカクテルにすることでグッと引き立つところです。

調べてみたところコアントローには柚子の香りを引き立てる効果があるそうです。

材料同士の相性も良く、シンプルながら個性を出すことのできるアレンジと言えます。

 

 

さいごに

今回はホワイトレディというカクテルを深く掘り下げてみましたが、いかがでしたでしょうか?

自宅でショートカクテルを作るという方はあまりいないかもしれませんが、たまにはシェイカーを振るって少し特別なカクテルを作るのも楽しいものです。

 

バーでよく飲むお気に入りの一杯。

たまには自分で作ってみてはいかがでしょうか?

 

ホワイトレディ以外のジンベースのカクテルについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、参考にして作ってみてはいかがでしょうか?

 

www.green-alaska.com

 

フレッシュな柚子を使ったカクテルレシピ10種【自宅で簡単】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、フレッシュの柚子を使ったカクテルのレシピを紹介したいと思います。

 

 

柚子をカクテルに、って少し珍しいですよね。

ですが、意外とバーでも季節のカクテルとして人気なんですよ。

 

おうちでも簡単に作れるので、ぜひどうぞ。

 

  

柚子を使ったカクテルのレシピ

 

柚子のスカイボール

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【材料】

ウォッカ 30ml

柚子 1/2個

トニックウォーター Full up

 

【作り方】

氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、柚子を絞ってそのまま果肉をグラスに落とす。

よくステアした後にトニックウォーターを注ぎ、軽く再ステアする。

 

ウォッカのカクテル、「スカイボール」を柚子でアレンジしたレシピです。

本来はライムを使いますが、そこを柚子に置き換え。

 

爽やかさが炭酸ではじけて、とても香り高いカクテルとなっています。

 

ウォッカ選びの参考には、こちらをどうぞ↓

www.green-alaska.com

 

柚子のソルティドッグ

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【材料】

ジン(ボンベイサファイア) 40ml

柚子 1/2個

グレープフルーツジュース 60ml

シュガーシロップ 10ml

 

【作り方】

グラスのリムに塩を付けてスノースタイルにし、氷を入れる。

柚子の種を取り、ボストンシェイカーの中に入れてペストルなどでよく潰す。

ジン、グレープフルーツジュース、シロップを入れてシェイクし、漉しながらグラスに注ぐ。

お好みで輪切りの柚子を飾る。

 

こちらは定番レシピの「ソルティドッグ」 のアレンジ。

 

味わいは、とてもマイルドで一体感があります。

雑味もなく、香りはとても豊かでさわやかです。

 

柚子のブルームーン

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【材料】

ジン 30ml

パルフェタムール 20ml

柚子果汁 10ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

仕上げに柚子ピールをする。

 

ジンベースの人気カクテル「ブルームーン」のアレンジレシピです。

 

実は完全に思いつきで作ったんですが、なかなか美味しいです。

華やかさと、さわやかさの共存ですね。

 

柚子のホワイトレディ

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【材料】

ジン 30ml

コアントロー 15ml

柚子ジュース 15ml

すりおろした柚子の皮

 

【作り方】

シェイカーに材料を入れてシェイクし、カクテルグラスに漉しながら注ぐ。

 

「ホワイトレディ」のアレンジレシピです。

 

元レシピと比べると、柔らかなニュアンスとなっています。

 

ベースに使った、「タンカレー」についてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

柚子庵

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【材料】

スーズ 50ml

フレッシュ柚子ジュース 10ml

シャンパン full up

抹茶砂糖 (スノースタイル)

 

【作り方】

シャンパングラスの縁に柚子の果肉を当てて湿らせ、皿に平らにならした抹茶砂糖に押し付けて、スノースタイルにする。

スーズと柚子ジュースをシェイクし、シャンパングラスに注ぐ。

その後にシャンパンを注ぎグラスを満たす。

 

渋谷のバー「石の華」オーナーバーテンダー石垣忍氏のオリジナルレシピ。

 

漫画「バーテンダー a paris」では、「神のグラス」として登場しています。

 

スーズのほろ苦い味わいに、柚子がベストマッチ。

スッキリとしていながら、奥深い味わいです。

 

「スーズ」について、詳しくはこちら↓

www.green-alaska.com

 

ラムの柚子フィズ

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【材料】

ホワイトラム 45ml

フレッシュ柚子ジュース 10ml

蜂蜜 大さじ1

炭酸水 Full up

柚子の皮 適量

 

【作り方】

シェイカーにホワイトラム、柚子ジュース、蜂蜜を入れよくシェイクする。

氷を詰めたグラスに注ぎ、炭酸水でグラスを満たして軽くステアする。

最後に柚子の皮を削ってふりかける。

 

ラムと柚子を使ったロングカクテル。

 

ラムのクセが、柚子の香りで和らいでいますね。

非常に飲みやすい仕上がりです。

 

柚子のギムレット

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【材料】

ジン(季の美) 45ml

柚子果汁 10ml

和三盆(もしくはシュガーシロップ) 1〜2tsp

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

仕上げに柚子ピールをする。

 

柚子を使ったギムレットです。

 

スタンダードのギムレットは、キリッとした酸味とキレが特徴。

こちらのレシピだと、柔らかなニュアンスとなりますね。

 

バルミーピニャ

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【材料】

テキーラ 30ml

柚子果汁 15ml

エルダーフラワーコーディアル 15ml

蜂蜜 1tsp

レモングラス

ライムスライス

 

【作り方】

レモングラスを刻んでシェイカーに入れて、ペストルなどでよく潰す。

テキーラ、柚子果汁、エルダーフラワーコーディアル、蜂蜜を入れてよくシェイクする。

氷を入れたグラスに注いで、ライムスライスとレモングラスを飾る。

 

日比谷のホテルバー、「Peterバー」鎌田麻里氏の創作カクテル。

和風マルガリータをイメージして作られたカクテルです。

 

テキーラの青々しさと柑橘、レモングラスがよく合っていますね。

甘口ですが、香りがとても爽やかです。

 

 

柚子の皮を使った「柚子ウォッカ」もおすすめ

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果汁を搾り取って余った柚子の皮。

実は、これも美味しく再利用できちゃうんです。

 

  1. 柚子の皮の黄色い部分だけを削ぎとる
  2. 清潔なビンに入れ、ウォッカを注ぎ2週間漬け込む

 

これで「自家製柚子ウォッカ」の完成です。

 

使うウォッカはグレイグースなんかがオススメですね。

上品で柔らかな風味なので柚子とよく合います。

 

 

できた柚子ウォッカは、トニックでシンプルに割るもよし。

スタンダードカクテルのアレンジに使うもよしです。

 

レシピ例をいくつか、どうぞ。

 

柚子のモスコミュール

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【材料】

柚子ウォッカ 45ml

柚子果汁 10ml

ジンジャーエール(ウィルキンソン甘口) Full up

 

【作り方】

グラスに氷を入れて柚子ウォッカ、柚子果汁を注ぎステアする。

ジンジャーエールを注ぎ、軽く再ステアする。

お好みで1/4にカットした柚子を絞ってグラスに落とす。

 

柚子ウォッカを使ったモスコミュールのアレンジ。

 

柚子をふんだんに使っているので、香りがとても爽やかです。

これは癒されますね。

 

柚子ウォッカのキウイトニック

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【材料】

柚子ウォッカ 45ml

キウイフルーツ 1個

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

トニックウォーター Full up

 

【作り方】

ボストンシェーカーにキウイを入れてペストルでマドルする。

トニックウォーター以外の材料を加えてシェイクする。

氷を入れたグラスに注ぎ、トニックウォーターで満たす。

軽くステアして仕上げる。

 

ミクソロジー版ジントニックをイメージして作られたレシピです。

 

キウイのほのかな甘みに柚子の風味がふわりと香る一杯。

仕上がりが自然な感じでいいですね。

 

柚子とキウイ、少し意外な組み合わせですけど相性は抜群みたいです。

 

 

柚子の旬はいつ?店頭に並ぶのは何月から?

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柚子の旬:10月〜12月

店頭に並ぶ時期:10月〜1月

 

ご存知の方も多いと思いますが、寒い時期が旬です。

季節性のあるフルーツである、と言えますね。

 

「より美味しいものを手に入れたい」

という時には、出荷のピークである12月を目安に狙うのが良さそうですね。

 

 

自宅で、柚子のカクテル作りにチャレンジしてみよう

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柚子を使ったカクテルは、リラクゼーション効果が高いですね。

ゆったりとした時間を過ごしたい方に、ぴったりです。

 

ぜひ、旬の時期に楽しんでみてください。

  

この他のフルーツカクテルのレシピはこちら↓ 

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私が使っているフルーツカクテルブックはこちら↓

(フルーツ41種類、カクテル80種のレシピが載っています。)

 

 

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