カクテルを華やかに彩るフルーツリキュール。人気の銘柄は?
カクテルに使われるお酒の中で、若い方や女性の人気が高いのがフルーツのリキュール。
ジンやウォッカよりもアルコール度数が低めで、飲みやすいのがいいですよね。
今回は、そんなフルーツリキュールのオススメ銘柄と美味しい飲み方を紹介していきたいと思います!
材料2つの簡単カクテルから、本格レシピまで。
色々な楽しみ方を紹介しますので、気になったリキュールから試してみてください!
桃のリキュール「ピーチツリー」
まず最初に紹介するのは桃のリキュール。
親しみやすく、甘い味わいで人気の高いフレーバーの一つとなっています。
オレンジジュースと合わせたカクテル「ファジーネーブル」はダイニングバーでも人気のメニューですね。
ピーチリキュールの中でも特にオススメなのが、この「ピーチツリー」という銘柄。
スッキリとした味わいで上品な仕上がりのお酒です。
なにより、香りが本物の桃に近いというのがいいですね。
ピーチツリーのオススメの飲み方は「ピーチウーロン」
【材料】
ピーチツリー 1/3
烏龍茶 2/3
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぎ、ステアする。
ピーチツリーをウーロン茶で割ると、まるでフレーバーティーのような上質な味わいとなります。
作る際のコツは、ピーチツリーの分量をほのかに甘さを感じる程度にすること。
うまく作るとアルコール感も気にならず、スイスイ飲めちゃいますよ。
このリキュールの特徴と、その他のカクテルレシピについては別記事で解説しています!
オレンジのリキュール「コアントロー」
コアントローはオレンジのリキュールです。
お菓子作りの材料としてもよく使われるので、見たことある!という方もいるかもしれませんね。
味わいはクリアーで華やかな印象。
どちらかというと、味より香りが主体のリキュールです。
甘さは控えめなので、スッキリとさわやかな味わいが好きな方にオススメしたい一本ですね。
コアントローのオススメの飲み方は「コアントローフィズ」
【材料】
コアントロー 50ml
フレッシュライムジュース 20ml
炭酸水 100ml
ライム くし切り1/4
【作り方】
グラスに氷を詰めてコアントロー、ライムジュースを注ぎ、炭酸水で満たす。
くし切りのライムを飾る。
コアントローで作るカクテルといえば、サイドカーやホワイトレディのような度数の高いものが定番。
ですが、このように飲みやすいロングカクテルにしても美味しくいただくことができますよ。
あまりカクテルブックには載らないのですが、個人的にはロングのカクテル、オススメです。
コアントローで作るカクテルのレシピや特徴については、別記事にまとめてありますので見てみてください!
ライチのリキュール「ディタ」
続いてはライチのリキュール。
色々な銘柄がありますが、カクテル初心者の方が手にするなら…と考えてディタを選んでみました。
風味には癖がないので、どんな材料とも違和感なく合わせることができますよ。
その澄んだ味わいは、カクテルに優雅な風味を与えてくれます。
ディタのオススメの飲み方は「チャイナブルー」
【レシピ】
ライチリキュール 30ml
グレープフルーツジュース 45ml
トニックウォーター Full up
ブルーキュラソー 1tsp
グラスに氷を詰め、ライチリキュールを1/4、グレープフルーツジュースを1/4ほど入れステア。
その後トニックウォーターでグラスを満たし軽く再ステア。
最後にブルーキュラソーを1tspほど沈める
ライチリキュールはグレープフルーツと相性抜群。
中でもこのチャイナブルーは美味しくて彩りもキレイなので、オススメのレシピです。
バーでは女性がよくオーダーするカクテルなんですが、飲んでいる姿がまたサマになるんですよね〜。
大人の女性にピッタリの、美しいカクテルです。
今回はディタを紹介しましたが、パライソというライチリキュールもオススメですよ。
こちらは野性味のある強い香りが特徴的。
ディタとパライソの比較記事がありますので、気になった方はこちらもチェックしてみてください!
メロンのリキュール「ミドリ」
ミドリはサントリーが販売するメロンリキュール。
数多くのメロンリキュールの中でも人気が高く、世界中のバーで重宝されている一本です。
生のメロンの味、というよりはメロンソーダのような味なんですが、これはこれで美味しいです。
少しノスタルジックで優しい味わい。
鮮やかな緑色はカクテルにするとよく映えます。
ミドリのオススメの飲み方は「メロンボール」
【材料】
ミドリ 60ml
ウォッカ 30ml
オレンジジュース 60ml
【作り方】
グラスに氷を詰め、材料を入れステアする。
オレンジジュースとウォッカを合わせたメロンリキュールの代表的なカクテルです。
フルーティで甘口、ふくよかで心地のいい味わい。
ロングカクテルにしては結構度数があるほうなんですが、スイスイ飲めちゃうのが少し怖くもあります(笑)
ミドリを使ったカクテルのレシピについては、別記事で解説しています。
レモンのリキュール「リモンチェッロ」
イタリアで作られる代表的なリキュールの一つがこのリモンチェッロ。
原料はレモン。
ただし果肉ではなく、皮の部分だけが使われています。
出来上がったリキュールは、酸味がなく甘口で、鮮烈なレモンの香りが特徴的。
キリッとシャープな味わいは、まさに太陽降り注ぐイタリアのイメージそのものです。
リモンチェッロのオススメの飲み方は「青の洞窟」
【材料】
リモンチェッロ 25ml
ブルーキュラソー 15ml
グレープフルーツジュース 60ml
炭酸水 Full up
【作り方】
グラスに氷を詰めて、リモンチェッロ、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースを注ぎステアする。
炭酸水で満たして、軽く再ステアする。
お好みでグレープフルーツの皮やレモンスライスなどを飾る。
イタリア本国ではストレートで飲むのが一般的なのですが、私たち日本人にはちょっとキツく感じちゃうのが正直なところ。
なので、初めはカクテルにして楽しむのがオススメです。
この青の洞窟というカクテルはイタリア、カプリ島にある観光名所がモチーフ。
味も見た目も100点満点のレシピです!
リモンチェッロのカクテルレシピ、オススメの銘柄については別記事で解説してあります。
金柑のリキュール「キミア」
少し珍しい金柑のリキュールです。
このキミアは甘みと酸味のバランスがよく、上品な味わい。
フランス製のお酒なんですが、そのイメージにふさわしい高貴さがあります。
その風味は意外と伸びがよく、カクテルにするとポテンシャルの高さを感じさせてくれます。
本格的なカクテルを作ってみたい方にとって、これほど面白い素材はなかなか無いかもしれませんね。
キミアのオススメの飲み方は「キミアスウィズル」
【材料】
キミア 40ml
メイカーズマーク 20ml
フレッシュローズマリー 1本
フレッシュレモン 1/6個分
蜂蜜 小さじ1
トニックウォーター Full up
【レシピ】
グラスにすべての材料(トニックウォーターは少量)を入れマドルする。
クラッシュアイスを詰めてよくステアし、その後トニックウォーターで満たす。
フレッシュのフルーツとハーブをキミアと組み合わせたレシピです。
コクのある甘さで、香りも多層的。
とても飲みごたえがありますよ。
この他だとホットカクテルのレシピなんかもオススメですね。
他のカクテルレシピ、キミアの特徴のまとめはこちらからどうぞ。
杏のリキュール「アプリコットブランデー」
アプリコットブランデーは杏を使ったお酒。
製法の違いからリキュールとは呼べないものもありますが、ここではフルーツフレーバーのお酒として紹介させてもらいます。
味わいは甘口でフルーティ。
杏のほのかな酸味と、コクのある風味を楽しむことができます。
簡単な飲み方から本格カクテルまで、さまざまな用途に使えるというのが魅力的ですね。
一本持っておくと、一気にカクテルのレパートリーが増えるお酒です。
アプリコットブランデーのオススメの飲み方は「バレンシア」
【材料】
アプリコットブランデー 45ml
オレンジジュース 15ml
オレンジビターズ 4dash
【作り方】
材料をシェーカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
アプリコットブランデーでまず試したいのが、オレンジジュースとの組み合わせ。
フルーティで華やかな味わいで、食後のカクテルにピッタリです。
フレッシュのオレンジを絞って作ると、さらに美味しくなりますよ。
アプリコットブランデーで作ることのできるカクテルについてはこちらから。
簡単な飲み方から創作レシピまで、色々紹介しています。
イチジクのリキュール「クライナーファイグリング」
チャーミングなボトルデザインが目を惹く、クライナーファイグリング。
このお酒はバーで飲むお酒というよりは、ダンスミュージックと共に楽しむお酒ですね。
海外のクラブシーンから人気が出たお酒です。
フルーティで親しみのある味わいと、ミニボトルのお手軽さ。
そしてなによりシンプルに美味しい。
人気の理由は、実際に飲んでみるとよく分かります。
クライナーファイグリングのオススメの飲み方は「ファイグリングトニック」
【材料】
クライナーファイグリング 1/2
トニックウォーター 1/2
ライム くし切り1/4
【作り方】
グラスにライムを絞り、そのまま果肉を入れる。
氷を詰め、クライナーを注ぎよくステアする。
その後トニックウォーターを注ぎ、軽くステアする。
冷やしてショットで飲むのが定番ですが、カクテルもぜひ試してみてください。
このリキュールは、ライムとの組み合わせが特に素晴らしいですね。
そのフレッシュで爽やかな味わいは必見。
もちろんクラバーだけではなく、カクテル好きの方にもオススメです!
クライナーについての詳しい話は別記事にて!
色々な飲み方を試してレビューをまとめてあります。
カシスのリキュール「ルジェ クレーム・ド・カシス」
フルーツ系リキュールを紹介する上でこれは外せませんね。
カシスオレンジなどでおなじみの、カシスリキュールです。
中でも、このルジェカシスは定番中の定番とも言える銘柄。
甘くリッチな味わいを持っており、お好みの割り材で割るだけでしっかりと美味しいカクテルになってくれます。
ルジェ カシスのオススメの飲み方は「水割り」
【材料】
ルジェ カシス 1/3
ミネラルウォーター 2/3
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぎ、ステアする。
友人にオススメされた飲み方なのですが、意外や意外。かなり美味しいです、これ。
水で割ることにより、カシスの風味を存分に楽しむことができます。
度数が5%くらいあるはずなのに、アルコール感はほぼ感じませんね…。
ぶどうジュースみたいにスイスイ飲めちゃうんで、気がついたら酔っ払っていた、なんてことになりそうです(笑)
お好みのフルーツリキュールで家飲みを楽しもう!
手軽な家飲みにも、本格カクテルにも重宝するフルーツリキュール。
あなたのお好みのものは見つかりましたか?
この他にもリキュールには色々なフレーバーのものがあります。
好きな果物を思い浮かべながら、ネットや酒屋などで探してみてください!
今回はフルーツリキュールを紹介しましたが、ハーブ系のリキュールもバーの世界では定番となっているのでオススメですよ。
筆者イチオシの銘柄のまとめはこちらになります。
よろしければ参考にしてみてください。
フレッシュフルーツを使ったカクテルのレシピはこちらから。
生の果物を使うとリッチで特別感のあるカクテルを作ることができますよ!