NomiLOG

NomiLOG

自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

ラム酒好きが薦める、美味しい自家製ラムレーズンの作り方

簡単お手軽に作ることができる自家製ラムレーズン。使うラム酒の銘柄にこだわってみよう!

f:id:makersmark3565:20171215221753j:plain

 

今回は自家製ラムレーズンの作り方と美味しく作るために使いたいラム酒の銘柄ついて解説したいと思います

ラムレーズンを食べたい!と思った時ほとんどの方はスーパーなどで既製品を買うことかと思いますが、自宅で作るとそれ以上の素晴らしい味に仕上げることができます

作り方は簡単。実際の作業は短時間ですむので比較的気軽に作ることができます。なのでぜひこの機会に自家製にトライしてみていただきたいと思います

さらに今回は私がラム酒好きだということもあり、使用するラムの銘柄にも少しこだわってみました

ぜひ参考にしてみてください!

 

 

自家製ラムレーズンのレシピ

f:id:makersmark3565:20171215221837j:plain

 

【材料】

レーズン 100g

パンペロ アニバサリオ(ダークラム) 100ml

シナモンスティック 1本

グラニュー糖 大さじ4

 

少し甘めの味付けのレシピとなります

お好みで砂糖は抜いて作ってもかまいません

シナモンもなくても結構ですが、やはり入れると香りに深みが出ます。苦手な方以外は入れることをオススメします!

 

このレシピの要はラム酒の銘柄です

自家製のラムレーズンを作る際にはスーパーなどで手に入る製菓用のラムを使うという人がほとんどだと思います。ですがラムの銘柄にこだわって作ると既製品よりはるかに美味しいラムレーズンを作ることができます!

単体で美味しいラム酒を使えば当然出来上がるラムレーズンも美味しくなるっていうわけなんですね。このあたりが自家製の強みだといえます

 

選んだ銘柄は高コスパのダークラム「パンペロ アニバサリオ」

2000円台のラムとは思えない高級感のある味、深みのある芳醇な香りが特徴の銘柄です

このラムはストレートでそのまま飲んでも美味しい。ならばこれでラムレーズンを作ったらとっても美味しいものができるだろう!と思いこの銘柄を選んでみました

 

 

【レシピ】

1.ザルにレーズンをあけ、沸かしたお湯をかけて水気をよくきる

2.キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取りシナモン、砂糖とともに容器に入れラムを注ぐ

3.容器を密閉して冷暗所で保管する。食べごろとなるのは最短で一週間後から。密閉容器で一年ほど保存できる

 

f:id:makersmark3565:20171215222429j:plain

 

市販のレーズンには油分が添加してあるのでまずは熱湯をかけて表面を洗い流します

しばらくそのまま置いて粗熱を取り、水気を極力残さないように拭き取り、他材料とともにビンに入れます

そこにラム酒をひたひたになる分量を注いでしばらく漬け込めば完成です

美味しくいただけるようになるのは約一週間後から。1ヶ月以上経つとレーズンとラムが馴染んでさらに美味しくなります

保存も効きますのでじっくりと楽しんでいきたいですね

 

 

味の感想

f:id:makersmark3565:20171215222926j:plain

 

やはり美味しいラムを使って作っているので香り立ちの良さと味のまろやかさが素晴らしいですね

市販のラムレーズンは渋みが気になったり、変に甘ったるかったりでちょっと自分には合わなかったんですが、これは本当に美味しいです

シナモンの香りもフワッと香ってラムの癒し効果も倍増。そのまま食べても美味しいのでついヒョイヒョイとつまんでしまう味ですね〜

 

f:id:makersmark3565:20171215222653j:plain

 

そのまま食べても美味しいのですが、やはりラムレーズンはスイーツ作りに使うことで真価が発揮されますね!

画像はバニラアイスにラムレーズンを混ぜ込み、仕上げにシナモンパウダーをふりかけた自家製ラムレーズンアイスです

ただアイスと混ぜただけなんですがこれが本当に美味しい…!

最近友人にもこのアイスを振る舞ったのですが概ね好評で「罪深い味」という嬉しい感想もいただきました(笑)

 

f:id:makersmark3565:20171215222752j:plain

 

その場の思いつきでホットケーキに乗せて食べてみたりもしたのですが、これがまた堪らない味でした!

食べた人がみんな思わず笑顔になっていました(笑)

温かいホットケーキとひんやりしたアイスの組み合わせはやはり鉄板ですね!

 

アイスの他にはヨーグルトと混ぜ込んで食べたり、生チョコに合わせたりするのもオススメです

少し変わった楽しみ方としてはレーズンを漬けたラムを使ってカクテルを作るというものもあります

ラムの膨よかさにレーズンのフルーティさ、熟成香が加わって非常に美味しいカクテルが完成します

シンプルにお湯割りでバターを浮かべて楽しむのがオススメです

最後にラム酒が余ったらぜひ試してみてください!

 

 

さいごに

f:id:makersmark3565:20171215223152j:plain

 

いかがでしたでしょうか?

お酒の銘柄にこだわってみると、素晴らしい味の自家製のラムレーズンが完成することが分かっていただけたと思います!

ラムレーズン作りに使って余ったラム酒は他にもお菓子作りに使ったり、カクテルにして飲んだりと色々な楽しみ方があります

これを機にさまざまな方法でラムを味わってみてはいかがでしょうか?

 

ラム酒を使ったカクテルについては別記事で解説しています

今回使用したパンペロ アニバサリオについても詳しく解説してあるので合わせて読んでみてください!

 

www.green-alaska.com

 

ハイボールに合うおつまみ!アンゴスチュラビターズ風味のバーナッツのレシピ

ビターズを料理に?!少し変わったビターズの活用方法を紹介します

f:id:makersmark3565:20171215161934j:plain

 

今回はハーブとスパイスの刺激がたまらない、ビターズ風味のバーナッツのレシピを紹介したいと思います

ビターズをカクテルじゃなく料理に?ちょっと意外な使用方法かもしれませんが、これがまた中毒性のあるたまらない味なんです

個人では持て余してしまいがちなアンゴスチュラビターズの消費にも最適。ぜひ作ってみてください!

 

 

アンゴスチュラビターズのバーナッツのレシピ

今回この料理を作るにあたってはこちらの書籍を参考にしました

 

 

洋書です。英語が堪能な方でなければ読むだけでも大変かと思います

紹介はしましたが正直よっぽどのカクテルオタクの人以外にはオススメできません!

ただその分内容は非常に充実しています

ビターズ文化を丁寧に掘り下げてあり、自家製ビターズのレシピ、活用法も豊富に記載されています

読むのが大変でも海外のカクテル技術に触れてみたい!という奇特な方はぜひ(笑)

 

では改めてレシピの解説に移りたいと思います

 

f:id:makersmark3565:20171215162250j:plain

 

【材料】

無塩ミックスナッツ 700g

ブラウンシュガー 80g

溶かしバター 30g

乾燥ローズマリー 30g

カイエンペッパー 5g

粉末シナモン 5g

蜂蜜 15g

アンゴスチュラビターズ 15g

塩 5g

 

書籍のレシピ通りだと塩が強すぎたので自分好みにレシピを改変してあります

ミックスナッツはカシューナッツ、アーモンド、クルミなどが入ったものがオススメです。特にクルミはこの味付けと相性がいいためマストです!

溶かしバターは耐熱容器にバターを入れ、ラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱をすると手軽にできます

カイエンペッパーが手に入らない場合はレッドペッパー、一味唐辛子などを代用として使ってください

ビターズはお好みのアロマチックビターズを。今回はスタンダードにアンゴスチュラビターズを使いました

塩は味の要なので、岩塩やピンクソルトなどのミネラル分が豊富な"ちょっといい塩"を使うことをオススメします

 

 

【レシピ】

f:id:makersmark3565:20171215162354j:plain

f:id:makersmark3565:20171215162412j:plain

 

1.ナッツと塩以外の材料をボウルに入れ混ぜる

2.ナッツを180℃に余熱をしたオーブンに入れ10分ほどローストする

 

f:id:makersmark3565:20171215162446j:plain

f:id:makersmark3565:20171215162527j:plain

 

3.ローストしたナッツを熱いうちにボウルに入れたスパイス類と混ぜ合わせる

4.十分に混ざったところで最後に塩を加え混ぜる

 

f:id:makersmark3565:20171215162558j:plain

f:id:makersmark3565:20171215162613j:plain

 

ローストしたナッツとスパイス類を混ぜるだけ。かなりシンプルなレシピです

ローストの基準は軽く焼き色がつく程度です

熱々のナッツをブラウンシュガーの入った調味液と混ぜ込むことで、ナッツの表面を砂糖でコーティングします

そこに塩をふりかけることで表面はサラッとした状態となります

これなら手を汚さずにつまむことができるのでお酒のお供にはぴったりですね

ナッツを調味液に混ぜ込んだときに湯気が出てハーブとスパイスがふんわりと香るのですが、これがまた食欲をそそる香りで堪らないです!

 

 

味の感想

f:id:makersmark3565:20171215163052j:plain

 

いやーこれ本当に美味しいです…!

ナッツの香ばしさ、ハーブとスパイスの香り、バターと蜂蜜のコク、甘辛い味付け…一度手を付けたら止まらなくなる中毒性があります

味付けは濃いめなんですが、ローズマリーの爽やかさとカイエンペッパーの辛さで謎のバランス感覚を保っています(笑)

素材を生かす和食の味付けは引き算だと例えられるそうなんですが、これはまさに足し算の極みみたいな料理ですね…

なによりビターズの風味がこの料理の完成度を一段階底上げしてくれています

ビターズの複雑な香りが、奥深いフレーバーと後をひく中毒性を生み出しているのだと思います

 

正直材料だけみると美味しいものを色々ぶち込んだらはい!凄く美味しい!みたいな暴力的とも取れるレシピなんですけど、これを考えた人は真面目に天才だと思います(笑)

最初に作った時は3日で無くなり、次に作った時は友人5人ほどで一晩で空にしてしまいました

本当に中毒性が高い味です!食べすぎ注意!

 

 

バーナッツに合うお酒、カクテル

f:id:makersmark3565:20171215164557j:plain

 

色々なペアリングを試してみたのですが、この料理には炭酸系のロングカクテルが合いますね

ジントニックやハイボールのようなドライでカジュアルなカクテルがベストマッチです

特にアイラモルトのようなピートの効いたウイスキーハイボールとの組み合わせは素晴らしかったです

銘柄でいうとボウモアやタリスカー辺りがオススメです。ぜひお試しください

 

海の香りのアイラモルト「ボウモア」の魅力 - NomiLOG

力強いスモーキーな味わいが特徴 - タリスカーのオススメの飲み方について解説 - NomiLOG

 

炭酸系のカクテルと相性がいい反面、繊細なお酒とは合わせづらい印象でした

ナッツ自体の味が強いのでウイスキーのストレートなどと合わせるとお酒の甘みが感じられなくなります。ミックスナッツに合うお酒に必ずしも合うとは限らないのでこの辺りは注意が必要です

 

なのでこの料理は1人でじっくりという雰囲気ではなくパーティーシーンなどに映える料理だと言えますね

宅飲みの機会などに振る舞えばお酒も進んで和気藹々とした場になりそうです!

材料を揃えるのは少し大変かもしれませんが、作り方は簡単。ぜひ読者の皆様も作ってみてください!

カロリーのことは一旦忘れましょう 

 

カクテル作りに使いたい、おすすめのジンジャーエールとジンジャービア。カクテルレシピも合わせて紹介

意外にもカクテル作りに重宝するジンジャーエール、その特徴とは?

f:id:makersmark3565:20171212201333j:plain

 

スパイシーな生姜の風味とコクのある甘さが特徴のジンジャーエール

そのまま飲んでも美味しいのですが、カクテルにするとさらに美味しい。そのため世界中のバーで重宝されている割り材でもあります

 

自宅などでジンジャーエールを使ったカクテルを作る際はスーパーやコンビニなどで買ったペットボトル入りのものを使うという方がほとんどだと思います

ですがバーで作られる本格的なカクテルには一般に売られているものとは少し違った銘柄がよく使われているという事をあなたはご存知でしょうか?

今回はそんな本格的なカクテル作りに欠かせないジンジャーエールの銘柄を紹介したいと思います

 

 

オススメのジンジャーエール、ジンジャービアの銘柄

f:id:makersmark3565:20171212201359j:plain

 

まずカクテル作りに使われるジンジャー飲料は大きく分けて2つあります

生姜エキスなどによって風味付けがなされた炭酸飲料、ジンジャーエール

生の生姜に糖分と水を加え発酵させて作られるジンジャービア

どちらも生姜原料の炭酸飲料なのですが製法などに違いがあります

味の方はザックリと言うとジンジャーエールの方は甘みが強く生姜の風味は控えめ

ジンジャービアの方はスッキリとした甘さに強い生姜の風味が特徴と言ったところでしょうか

もちろん個々の銘柄によっても味が変わってくるので、この辺りは大体の味の傾向として覚えていればいいかと思います

 

それでは銘柄ごとの味の違い、オススメの銘柄について解説をしていきたいと思います

今回紹介するものはバーでよく使われる瓶入りのジンジャーエールです

スーパーなどで売られているペットボトル入りのものは気軽に味を確かめることができるので、それ以外で

少し手に入れづらいものもありますが、酒屋やネットショップなどで探してみてください

 

ウィルキンソン ジンジャーエール(辛口)

 

まずオススメしたいのはウィルキンソンジンジャーエールの辛口。カクテル作りに使うジンジャーエールとしては1番メジャーな銘柄で、実際にバーなどでもよく使われています

味の方はコンビニなどで売られているジンジャーエールとは違い、生姜の辛みがかなり強め。これは初めて飲んだ人はちょっとびっくりする味なんじゃないでしょうか?

この刺激的なフレーバーはお酒とよく合います。この銘柄を使って作られるモスコミュールはまさに絶品。バーで長年愛されている味です

本格的なジンジャーエールカクテルを作りたいという方は、まずはこの銘柄をベンチマークとして色々試してみるのがオススメです

 

ウィルキンソン ドライジンジャーエール(甘口)

 

ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールはとても美味しいのですが、やはり生姜のフレーバーが強いので少し苦手だと感じてしまう人も出てくるかと思います

そんな方にオススメなのが、同じウィルキンソンの甘口ジンジャーエール。こちらは生姜の辛みが抑えられているので辛口タイプに比べて飲みやすい味となっています

ただ甘口と言えど炭酸が効いていてキレのある味です。辛みこそ少ないものの生姜の香りはしっかりと強く感じられるので飲みごたえも十分あります

 

ちなみにウィルキンソンのジンジャーエールは辛口と甘口でボトルのデザインがほとんど変わらないため、購入の際は間違えないように注意してください

筆記体で「g」のロゴが入っているのが辛口タイプ

同じく筆記体で「Dry」のロゴが甘口タイプです

Dryなのに甘口なんですよねー。非常に紛らわしいです

筆者も何回も買い間違えをしています(笑)ご注意を!

 

フェンティマンス ジンジャービア

 

ジンジャーエールに続いてお次はジンジャービアに分類されるドリンクの紹介をしていきたいと思います

まずオススメしたいのはフェンティマンスのジンジャービア。フェンティマンスというとネットで一時話題になった「世界一美味しいコーラ」の製造メーカーでもあります

このジンジャービアは古くから海外のバーで使われている銘柄です

その味は生姜が効いていてスッキリとした甘み特徴的。炭酸も比較的穏やかでナチュラルな印象。明らかに前述のジンジャーエールとはベクトルの違う味です

スッと口の中に染み渡るような口当たりも魅力的。これを使って作られたカクテルは均整の取れた凛とした印象に仕上がります

この伝統的で洗練された味は一見の価値あり。オススメです

 

フィーバーツリー ジンジャービア

 

最後に紹介するのはフィーバーツリーのジンジャービア

フィーバーツリーはプレミアムトニックウォーターで有名ですね。キナの木の抽出物を原料とした本物のトニックウォーターとして名高い銘柄です

こちらのジンジャービアは上品な味が特徴

レモネードを彷彿とさせる穏やかな甘みと酸味、優しい口当たり、スパイシーで華やかな余韻…どの要素も魅力的で完成度の高いものとなっています

その繊細な味はグレイグースのようなプレミアムウォッカとの相性が抜群です

一段階上の味、高級感のある味を求めている方はこちらが最適。そのまま飲んでも非常に美味しい銘柄です

 

 

ジンジャーエール、ジンジャービアを使って作るオススメのカクテル

ジンジャーエールやジンジャービアを使用したカクテルのレシピは数多くあります

意外とどんなお酒にもマッチしてしまう味なので、蒸留酒からリキュールまで色々なお酒の割り材として活躍してくれます

今回はメジャーなジンジャーエールカクテルから少しマイナーなものまで、個人的にオススメのカクテルを紹介したいと思います

レシピの表記はジンジャーエールで統一しますが、ジンジャービアを使って作ってもかまいません。先程説明した各銘柄の特徴を考えて割り材を選んでみてください!

 

モスコミュール

f:id:makersmark3565:20171212220310j:plain

https://stellarosawines.com/moscow-mule-with-a-stella-rosa-twist/

 

【材料】

ウォッカ 1/4

ジンジャーエール 3/4

ライム(くし切り) 1/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めライムを絞りグラスに落とす

その後ウォッカを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

ジンジャーエールカクテルの代表格。美味しいジンジャーエールを手に入れた時にまず作りたくなるのはやはりこれでしょう

ウォッカにジンジャーエールとライムを加えただけ、というシンプルなレシピですが意外とこだわり甲斐のあるカクテルでもあります

本格的なバーで提供されるモスコミュールはまさに絶品。多くの人が飲んだことがあるであろう居酒屋やダイニングバーのモスコミュールとは雲泥の差です

このカクテルについては別記事で掘り下げてあるので自宅でモスコミュールを作ってみようと考えている方にはぜひ読んでいただきたいです

こだわりぬいて作られたものは飲む人の心に響く素晴らしい味となります

 

www.green-alaska.com

 

ホーセズネック

f:id:makersmark3565:20171212220519j:plain

https://www.thespruce.com/horses-neck-recipe-759307

 

【材料】

ブランデー 1/4

ジンジャーエール 3/4

レモンの皮 1個分

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めブランデーを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

レモンの皮を螺旋状に剥きグラスに入れる

 

ジンジャーエールはウイスキーやブランデーとも相性抜群です

それらを使ったカクテルの中で私がオススメしたいのはこのホーセズネック

ブランデーの熟成香とジンジャーエールの組み合わせで奥深くもスッキリとした味に。レモンの皮の香りが爽やかで見た目も鮮やかなカクテルです

レモンの皮を一枚続きで剥くのはなかなか難しいですが、綺麗に作れたらやはり達成感がありますね(笑)

使うブランデーは安価なものでかまいません。ぶどうと生姜の組み合わせをぜひ楽しんでみてください

 

アマレットジンジャー

f:id:makersmark3565:20171212220723j:plain

https://ameblo.jp/the-union-jack6/entry-10493890761.html

 

【材料】

アマレット 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアマレットを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

杏仁豆腐のような甘露な味と香りが特徴のリキュール、アマレット

このリキュールをジンジャーエールで割るとコクのある甘さとエキゾチックな香りのカクテルが完成します

私がアマレットを飲むときは大体ウーロン茶割りかコレですね。サッパリしたものが飲みたいときはアマレットウーロン、甘ーい炭酸カクテルが飲みたいときはアマレットジンジャー、といった感じでしょうか?

このカクテルはその香りと飲み口から特に女性に好まれています

やはりアマレットの香りは女性を惹きつける何かを持っているのでしょうか?

 

アマレットの詳しい話については別記事にまとめてあります

こちらも合わせてどうぞ

 

www.green-alaska.com

 

シャンディーガフ

f:id:makersmark3565:20171212221325j:plain

 

【材料】

ビール 1/2

ジンジャーエール 1/2

 

【レシピ】

グラスにビールとジンジャーエールを同量注ぎ軽くステアする

 

ビールはそのまま飲むものという感覚の方が多いとは思いますが、実はカクテルにしても非常に美味しく飲めるお酒です

ビールカクテルの中でも特にオススメなのがこのシャンディーガフ

ビールの苦味がジンジャーエールの甘みで和らげられるため非常に飲みやすい味となります

それでいて生姜の刺激により飲み口はスパイシーに。ホップの香りとジンジャーの香りもよく調和しています

ビールが苦手な方への救済策としてよく紹介されるカクテルなのですが、使用する銘柄をよく選び、丁寧に作られたものはカクテルフリークの方も唸る素晴らしい味となります

 

このカクテルに使うビールの銘柄で私がオススメするのは近年人気が高まっているピルスナーの「ホワイトベルグ」です

このビールはフルーティーでサッパリとした味が特徴。辛口のジンジャーエールとベストマッチのフレーバーです

 

 

ソコジンジャー

f:id:makersmark3565:20171212221537j:plain

http://cafe-sahabi.com/drink/alcohol/

 

【材料】

サザンカンフォート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めサザンカンフォートを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

様々なフルーツやスパイスのフレーバーが魅力的なサザンカンフォート。日本では少々マイナーなのですがアメリカでは非常に人気のあるリキュールです

このリキュールは様々な材料からなる複雑なフレーバーが特徴です。あわせる材料によって際立つ香りが変化するとも言われており、その不思議さ、面白さから特に若年層に好まれています

ジンジャーエールと合わせた場合はシナモン、ハーブ香が際立つとのこと。確かに実際に飲んでみるとシナモンの香りが強めに感じる気がします!

(情報を見てから飲んでみたのでバイアスがかかっているだけかもしれませんが)

と、まあそのような話題性のある要素を差し引いても普通に美味しいカクテルです。フルーティーでスパイシーなその味はパーティーシーンなどにもぴったりですね!

 

国内で流通しているサザンカンフォートはアルコール度数が21度のものが主となっていますが、ネットショップだと本国で流通している度数35度のものも直輸入品として購入できるようです

より刺激的な味を求める方は度数が高い方を飲んでみてはいかがでしょうか?

 

 

ディスカバリー

f:id:makersmark3565:20171212221924j:plain

 

【材料】

アドヴォカート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアドヴォカートを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

アドヴォカートは卵原料のカスタードクリームのような味のリキュール

となるとこのカクテルは卵と生姜味のカクテル?

ちょっと味の方が想像しにくいとは思いますが意外な美味しさを持つカクテルなんです!

カスタードクリームに炭酸とほろ苦く甘いジンジャーエールの味が加わることにより、クリーミーで優しい味のカクテルが完成します

卵の優しい風味に包まれたためか不思議と生姜の辛味も穏やかに。材料がよく泡立つため口当たりも非常に滑らかになります

この材料の組み合わせはまさに「ディスカバリー(発見)」ですね!

 

アドヴォカートについては別記事で詳しく解説しています

意外と色々な組み合わせを楽しめるリキュールなのでオススメです

 

www.green-alaska.com

 

 

生姜の刺激とコクのある甘みが美味しいジンジャーエールカクテルを楽しもう!

f:id:makersmark3565:20171212202033j:plain

 

いかがでしたでしょうか?

カクテルを作る際、まず使うお酒の種類から考えるという方が多いと思いますが今回のように割り材から考えてみるのも面白いですね

常備しておくと家飲みの選択肢が広がるので、みなさんもお好みのジンジャーエールを買い揃えてみてはいかがでしょうか?

 

最高に美味しいカルーアミルクの作り方【こだわりのレシピ】

f:id:makersmark3565:20200702195312j:plain

 

こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

この記事では、カルーアミルクをより美味しく作るためのレシピを紹介したいと思います。

 

カルーアミルクは、お手軽に作れるのも魅力の1つ。

だけど、たまには少しこだわって、とびきり美味しく作っちゃおう!というのがこの記事のテーマです。

 

バーで人気のものを参考に、レシピを作ってみました。

それでは、どうぞ。

 

 

スタンダードなカルーアミルクの作り方

まずは、スタンダードなカルーアミルクのレシピをおさらいしてみましょう。

 

【材料】

カルーア 1/3

牛乳 2/3

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めカルーアと牛乳を注ぎよくステアする。

 

f:id:makersmark3565:20171203222812j:plain

 

はい、とってもシンプル。お手軽ですね。

 

このように簡単に美味しく作れるのがカルーアミルクの魅力とも言えます。

ですが、これではまだ最高のカルーアミルクには程遠い出来です。

 

ということで、ここから色々手を加えていってみましょう。

 

 

仕上げにインスタントコーヒーを振りかけてビターな仕上がりに

まずはお手軽な方法を1つ。

 

どこの家庭にでもある粉末のインスタントコーヒーを使って少々のアレンジを施してみましょう。

 

出来上がったカルーアミルクに、スプーン一杯のインスタントコーヒーを振りかけてます。

 

f:id:makersmark3565:20200304142239j:image

 

シンプルな方法ですがその効果は絶大。

グラスに顔を近づけたときに、フワッとコーヒーの心地よい香りが漂います。

 

インスタントコーヒーのほろ苦さがいいアクセントになっていますね。

ほのかな苦味で舌がリセットされるため、くどく感じることもなくなります。

 

 

生クリームを加えてシェイク!ふんわりと柔らかな口当たりに

バーで人気のレシピを参考に、こだわって作ってみました。

こちらです。

 

【材料】

カルーア 30ml

牛乳 50ml

生クリーム 20ml

ブランデー 5ml

インスタントコーヒー 1つまみ

 

【レシピ】

材料をシェイカーに入れよくシェイクする。

グラスにシェイカーの中の氷とともに注ぐ。

仕上げにお好みでインスタントコーヒーを振り掛ける。

 

 f:id:makersmark3565:20180405203055j:image

 

こちらは、シェイカーを使って材料をミックスするレシピとなります。

 

生クリームを加えてシェイクをすることで、仕上がりはカプチーノのようなふんわりとした口当たりに。

 

隠し味のブランデーで、余韻も華やかになります。

ここまでくると、カクテルというより高級なスイーツのような印象も出てきますね!

 

今回使ったブランデーはこちら↓

 

ちなみに、お好みで色々なリキュールを加えてみるのも面白いです。

 

ヘーゼルナッツリキュールなんかがおすすめ↓

 

ちなみに、シェイカーが無くてもちゃんと美味しく作ることができますよ。

 

【シェイカーがない場合の作り方】

  1. ボウルに生クリームを入れて泡立てる
  2. 他材料を加えて混ぜる
  3. 氷を入れたグラスに注ぐ

 

これで、ほぼ同じ味わいになります。

 

どうせホイップするなら、ということで余った生クリームをデコレーションに使うのもオススメです。

 

 

【上級者向け】カルーアミルクに使うカルーアを自作しちゃおう

ここからは少し余談となります。

 

さらにこだわりたい方は、自家製のコーヒーリキュールを作るという手段もあります。

 

f:id:makersmark3565:20171203223851j:plain

 

このように、ラム酒やウォッカでコーヒー豆を漬け込んで作ります。

 

実際に作ったときのレポート記事はこちら↓

www.green-alaska.com

 

時間がかかるので、ちょっとめんどくさいやつです。

ですがその分、味の方は素晴らしいですよ。

 

特に香りは段違いに良くなりますね。

コーヒー好きの方、お好みの豆がある方はチャレンジしてみる価値があると思います。

 

 

シンプルなカクテルにもこだわりを持てば至高の一杯に!

f:id:makersmark3565:20171203225800j:plain

 

というわけで、最高のカルーアミルクを目指して試行錯誤してみました。

 

たかが、カルーアミルクのためにそこまでするのか…

と思ってしまうかもしれませんが、だがそれがいい!

 

単純なレシピのカクテルの作り方にも徹底にこだわってみる。

それがカクテルの面白いところなのだと私は思います。

 

ぜひ、みなさんも自分だけのこだわりの一杯を作り上げてみてください!

 

 

 

【関連記事】

・水出しコーヒーの作りかた

www.green-alaska.com

 

・コーヒー+お酒で作るカクテルのレシピ 

www.green-alaska.com

 

・カクテルベースにおすすめのブランデーの銘柄 

www.green-alaska.com

 

リモンチェッロのおいしい飲み方、カクテルレシピ【飲みやすさ重視】

f:id:makersmark3565:20200326223652j:plain


こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、「リモンチェッロ」というお酒について書いていこうと思います。

 

 

リモンチェッロとは、おもにイタリアで作られるレモンリキュールのこと。

 

定番の飲み方はストレートなんですが…

ちょっとアルコールが強いかな?という感じなので、だれでも楽しめる飲み方を紹介していきます。

 

 

 

リモンチェッロはカクテルにして飲むのがおすすめ

f:id:makersmark3565:20200326145039j:image

 

リモンチェッロは、イタリアで食後酒としてよく飲まれているお酒です。

 

みなさんストレートで飲んでいるのですが…

私たちの感覚からすると、ちょっとキツいなという感じですよね。

(※リモンチェッロの度数は30%〜40%ほど)

 

なので、私のおすすめの飲み方はカクテル。

 

これなら、度数5%ほどにもできるので、だれでも気軽に楽しむことができます。

 

POINT

「割って飲むのなら、チューハイとかでいいんじゃ?」

と思うかもしれませんが、

リモンチェッロなら、割り材をそのときの気分で変えて、色々な味を楽しんだりもできます。

 

これは、そのまま飲むだけのお酒には無い利点ですよね。

味わいのクオリティも、自分の感覚だとこちらが高いと思います。

 

 

リモンチェッロのおいしい飲み方、カクテルレシピ

気軽な飲み方から、本格レシピまで、幅広く紹介します。

 

ソーダ割り

f:id:makersmark3565:20171127223634j:plain

 

【材料】

リモンチェッロ 1/4

炭酸水 3/4

 

【作り方】

グラスに氷を詰めリモンチェッロを注ぎ、ステアする。

その後に炭酸水を注ぎ、軽くステアする。

 

ソーダで割ることにより、甘さもすっきり。

かつ、レモンの風味を存分に堪能できます。

 

市販のレモンチューハイが好きな方なんかには、ぜひ試していただきたいですね。

わりと驚く味わいだと思います。

 

コーラ割り

f:id:makersmark3565:20171127223616j:plain

 

【材料】
リモンチェッロ 1/3

コーラ 2/3

 

【作り方】
グラスに氷を詰めリモンチェッロを注ぎ、ステアしてよく冷やす。

その後にコーラを注ぎ、軽くステアする。

 

レモン風味のコーラがあることから分かるように、レモンとコーラは相性抜群。

リモンチェッロの苦味のおかげで、飲み口もキリッと引き締まります。

 

このカクテルは、特にジャンキーなフードとのペアリングが最高ですね。

 

リモンチェッロ スプモーニ

f:id:makersmark3565:20171128221031j:plain

 

 【材料】
リモンチェッロ 1/4

グレープフルーツジュース 1/4

トニックウォーター 2/4


【作り方】
グラスに氷を詰めリモンチェッロとグレープフルーツジュース注ぎ、ステアしてよく冷やす。

その後にトニックウォーターを注ぎ、軽くステアする。

 

リキュール+グレープフルーツジュース+トニックウォーターの組み合わせはド定番。

ということで、リモンチェッロでも試してみました。

 

苦味が効いていながらもフルーティでスッキリとした味となります。

さっぱりゴクゴク飲みたいときなんかに、どうぞ。

 

ライムとリモンチェッロのフローズンカクテル

f:id:makersmark3565:20180618233940j:plain

 

【材料】

リモンチェッロ 20ml

ライム 1個

シュガーシロップ 10ml

スペアミントの葉 10枚程度

 

【作り方】

ライムの皮をむいて果肉だけの状態にする。

材料をブレンダーに入れてミックスする。

味をみて、クラッシュアイスを加えて再びミックス。

ちょうどいい固さになったらカクテルグラスに注ぎ、お好みでミントの葉を飾る。

 

リモンチェッロを使ったフローズンカクテルです。

 

キリッと冷えた味わいに、ミントと柑橘の爽やかな香り。

これは夏の暑い日に飲みたくなりますね。

非常に涼しげな風味を持つカクテルです。

 

モヒートが好きな方とかは、特に気にいるとおもいますので、ぜひどうぞ。

 

フローズンカクテルのレシピまとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

イエルバ・ブエナを使った本格モヒートの作り方はこちら↓

www.green-alaska.com

 

青の洞窟

f:id:makersmark3565:20180624215037j:image

 

【材料】

リモンチェッロ 25ml

ブルーキュラソー 15ml

グレープフルーツジュース 60ml

炭酸水 Full up

 

【作り方】

グラスに氷を詰めて、リモンチェッロ、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースを注ぎステアする。

炭酸水で満たして、軽く再ステアする。

お好みでグレープフルーツの皮やレモンスライスなどを飾る。

 

イタリアの観光名所、「青の洞窟」をモチーフにしたカクテルです。

 

柑橘系の風味にあふれた、さわやかな味わい。

涼しげな見た目も相まって、とても雰囲気の出るカクテルだと思います。

 

今回のカクテルの中では、特に飲みやすい味わいですね。

これは、推せます。

 

 

リモンチェッロのオススメ銘柄

リモンチェッロは銘柄ごとに味わいが違うので、そちらも楽しんでみてください。

 

今回は、コストパフォーマンスや入手しやすさなどを考えて、2つの銘柄を選んでみました。

 

リモンチェッロ ディ・カプリ

 

イタリア、カンパーニア州カプリ島産のリモンチェッロです。

カプリ島といえば先ほど紹介したカクテルのモチーフ、「青の洞窟」がありますね。

 

フェッミネッロ種というレモンで作られており、野性味に溢れた力強い香りと味が特徴的です。

 

まさに、リモンチェッロらしい味を楽しめる銘柄。

まずはこちらから、試してみてはいかがでしょうか?

 

ボッテガ リモンチーノ

 

レモン栽培の地として名高い、シチリア産のレモンを使用したリモンチェッロです。

 

シチリア島といえばマフィア発祥の地。

イタリアの中でも、独特の食文化を持つ島としても知られていますね。

 

こちらの銘柄はベースはグラッパ。

そのため、芳醇な風味と柔らかな味わいが特徴となっています。

 

穏やかで上品なテイストのカクテルが作りたいという方にぴったりの銘柄だと思います。

私もまろやかな味が好みなので、愛用中。

 

 

カクテルからリモンチェッロを楽しんでみよう

f:id:makersmark3565:20200326223738j:plain


 

爽やかな香りを楽しむリキュール、リモンチェッロ。

この苦味と香りは、ハマるとなんだか病みつきになってきちゃいますね。

 

最初は、ソーダ割りなどのカクテルから。

ストレートも美味しいので、慣れてきたらトライしてみてください。

 

 

【関連記事】

・オレンジの皮のリキュール、「コアントロー」の楽しみ方

www.green-alaska.com

 

・フルーツ系リキュールのオススメ銘柄まとめ

www.green-alaska.com

 

 ・ビーフィーターストロベリーのレビュー

www.green-alaska.com

 

卵のリキュール「アドヴォカート」を使ったカクテルのレシピ

アドヴォカートとは

f:id:makersmark3565:20171114223817j:plain

 

アドヴォカートは卵黄、砂糖、ブランデー、バニラなどを原料に作られるエッグリキュールです。

アドヴォカートとはオランダ語で「弁護士」の意味。

アドヴォカートを飲むと弁護士のように弁舌さわやかになることから名付けられたそうです。

 

世界には様々な種類のリキュールがありますが、そのほとんどはフルーツやハーブを使ったもの。

卵を原料としたリキュールというのはかなり珍しいですね。

 

今回は友人との会話の中で「プリンの味がするカクテルを飲んでみたい」という話が出たのでその材料として購入してみました。

実際にプリンを再現したカクテルのレシピも考えてみましたので後ほど紹介します。

なかなか面白い味になったので気になった方はぜひ作ってみてください!

 

アドヴォカートはどんな味がするのか?

今回購入したのはボルスのアドヴォカートです

 

 

アドヴォカートの中でも比較的飲みやすいスタンダードな味とのことなのでこちらの銘柄にしてみました。

存在こそ知ってはいたもののアドヴォカートを実際に飲んだことはなかったので、まずはそのままストレートで口にすることに。

 

ボトルを傾けてグラスに注ごうとしてみたんですが、なかなか出てきません。

調べてみたところアドヴォカートはペースト状になっているらしく、状態によっては分離して固まってしまうとのこと。

まさに実際のカスタードクリームのような粘度です。

ボトルを締めた状態で軽く振ってスプーンなどで取り出せば問題ないそうなので、手持ちのバースプーンでグラスに入れました。

長くて細いスプーンがないと取り出すのが大変なので持っていない方は注意ですね。

 

f:id:makersmark3565:20171114224625j:plain

 

さて、実際の味の方ですがストレートだとなかなか不思議な味がするといった感想でした

口当たりや甘み、そしてバニラがふわっと香るこの感じはまさにカスタードクリーム

ブランデーが入っていますので奥行きのある芳醇さがあり、ちょっとお高いスイーツのカスタードの味といった印象ですね

しかし当然お酒なのでアルコールが入っています

このボルスのアドヴォカートは度数が20度ほど。なのでもったりとしたクリームの食感と同時にウォッカを飲んだ時のような舌への刺激と口の中の火照りが感じられます

あまりいい表現じゃないかもしれないですが、カスタードクリームの香り付けのために入れるブランデーの分量を間違えちゃったような味がします(笑)

でも個人的には悪くない味だと思います。なんというか背徳感のある味というか…甘さもちょうどよく、なかなか後を引く味です

 

実際の飲みやすさを考えるとカクテルベースとして使うのが1番良さそうですね

分類としてはクリーム系リキュールなので乳製品とマッチする味だと思います

スタンダードにミルクで割るか、生クリームとシェイクしてショートカクテル仕立てにすると万人受けしそうですね

 

今回はボルスのアドヴォカートを飲んでみましたが、その他にも様々なメーカーから販売がなされているようです

ボルスの他に定番となっているのがワニンクスのアドヴォカート。私はまだこちらの銘柄は口にしたことは無いのでレビューは控えさせてもらいますが、共に紹介をしておこうかと思います

 

 

 

アドヴォカートを使ったカクテルのレシピ

アドヴォカートを使って色々なカクテルを作ってみました

調べてみると意外なことに乳製品だけではなく、炭酸飲料と合わせるレシピもあるみたいですね

正直、これは本当に美味しいのか?と思ってしまうレシピもあったのですがとりあえずは作ってみることに(笑)

その中から実際に飲んでみて美味しいと思ったものをいくつか紹介したいと思います

 

エッグノッグ

f:id:makersmark3565:20171114225136j:plain

 

【材料】
アドヴォカート 1/3
牛乳 2/3

【レシピ】
グラスに氷を詰めアドヴォカートと牛乳を注ぎよくステアする

 

アドヴォカートをお手軽に美味しく味わうならミルク割りで作るエッグノッグがオススメです

カスタードクリームの味のリキュールと牛乳なので当然材料同士の相性は抜群です

味はミルクセーキのようにほのかに甘くブランデーや卵のコクのある風味がしっかりと感じられます

口当たりも滑らかで食後のデザート代わりに飲むのにピッタリですね

レシピの分量ですと少々甘さが控えめの味になるので、お好みに応じて砂糖などを入れて調整してみて下さい

 

寒い時期はホットミルクを使って作るのもいいですね

その際はブランデーやカルーアなどを少量加えると味に奥行きが出るのでオススメです

ホットカクテルにすると卵の香り立ちが良くなってまた違った味わいとなります

 

ディスカバリー

f:id:makersmark3565:20171114225249j:plain

 

【材料】

アドヴォカート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアドヴォカートと少量のジンジャーエールを注ぎよくステアする

その後ジンジャーエールの全量を注ぎ軽くステアする

 

アドヴォカートとジンジャーエール?

ちょっと一瞬どうかと思ってしまう組み合わせですが意外に美味しいカクテルです

アドヴォカートの甘くクリーミーな味わいにジンジャーエールのコクのあるフレーバーが不思議と違和感なくマッチしています

今回はウィルキンソンの辛口ジンジャーエールを使ってみましたが思ったより辛さが抑えられ優しい印象の味わいになりました

この組み合わせの妙はまさに”ディスカバリー”(発見)ですね

 

今回はカクテルがしっかり混ざる、かつ炭酸をなるべく飛ばさない方法をレシピに記載しましたが、このカクテルは好みによって最後のステアの回数を調整するのがいいと思います

炭酸をあえて飛ばした作り方をすると口当たりが優しくなり、クリーミーな味わいとよくマッチします

ぜひ何度か作ってみて自分好みの味を見つけてみてください!

 

アドヴォカートプディング

f:id:makersmark3565:20171114225713j:plain

 

【材料】
アドヴォカート 30ml
生クリーム 30ml

バニラエッセンス 1dash

カラメルソース 1tsp

チェリーブランデー 1tsp

【レシピ】

アドヴォカート、生クリーム、バニラエッセンスをシェイカーに入れ、よくシェイクする

カクテルグラスにカラメルソースとチェリーブランデーを混ぜたものを入れ、その上からシェイクしたカクテルを注ぐ

 

冒頭で書いたプリン味のカクテルを作ってみました

イメージはホイップクリームとさくらんぼが乗ったプリンア・ラ・モード

グラスの底にカラメルソースを入れることによって本物のプリンに近い見た目を再現してみました(シャンパングラスを使いたかったのですが、持っていないので今回はスティンガーグラスに注ぎました)

 

味は完全にプリンですね。生クリームに空気を含ませるイメージでシェイクをしてみたのですが、そのためなのか口当たりがふんわりと滑らかになっています

後半にカラメルの香ばしさとチェリーの甘さがやってくるのも本物のプリンを食べている感があってなかなか面白いですね

大事に取っておいたさくらんぼを最後にパクッと食べるあの感覚です(笑)

アルコール感も適度にあるので飲みごたえもあり大人のスイーツといった印象です

デザート感覚で飲むことができますが、もちろんしっかりと酔ってしまうので飲み過ぎには注意しましょう

 

ちなみにオマケとしてこんなのも作ってみました

 

f:id:makersmark3565:20171114225830j:plain

 

抹茶プリンのカクテルです

上記のレシピに粉末抹茶を1tsp入れてシェイクすれば完成します

こちらも手前味噌ですがかなり美味しかったです!ただのプリン味よりもこっちの方が好みかも…

みなさんも材料を揃えてぜひ作ってみてください!オススメです!

 

 

さいごに 

f:id:makersmark3565:20171114230310j:plain

 

アドヴォカートは卵という珍しい原料を使ったリキュールなので、てっきり色物枠なのかと思っていたのですが侮っていましたね…

甘いものが好きな方には特にオススメのリキュールです。リカーショップなどで見かけたらぜひ手に取ってみてください

 

最後に注意点を一点だけ。アドヴォカートは卵を原料としているため足が早いリキュールです

開栓後は必ず冷蔵保存をして2〜3ヶ月を目安に飲み切ってください

飲み切れないという方はホームパーティなどで振舞ってみるのはいかがでしょうか。一風変わったカクテルの味に驚きの声が上がるはずです!

 

スモーキーモルトの傑作「ラフロイグ」の魅力とオススメの飲み方について解説します

f:id:makersmark3565:20171030225833j:plain

https://whiskywaffle.com/2014/10/07/laphroaig-10/

 

ラフロイグはスコットランド、アイラ島で製造されるウイスキーです

アイラ島で作られるウイスキーとしてはメジャーな銘柄。ボウモアと並んで癖のある味のウイスキーとして広く知られています

数あるウイスキーの中でも特に強いスモーキーフレーバーとピート香を持っている銘柄で、その独特な香りは正露丸のようだと例えられる事もあります

ウイスキーは飲み慣れているけどラフロイグはちょっと苦手、という方も多くかなり人を選ぶ銘柄だと言えますね

 

そのような独特な風味を持つラフロイグに付けられたキャッチコピーがこちら

”You either love it or hate it”

惚れ込むか嫌いになるか、どちらか

 

ラフロイグを口にした事がある人なら思わず頷いてしまうフレーズですね

このウイスキーを飲んで「なるほど、こんなものか」というような淡白な感想は出てきません。その味が好みだったにしろ、好みではなかったにしろ、私たちに忘れがたい強烈な印象を残してくれます

 

そして個性が強いぶん、一度その味を受け入れてしまった人はラフロイグの熱狂的なファンとなることが多いですね

かの英国のチャールズ皇太子もこの味に惚れ込み、王室御用達のウイスキーとして任命。新製品がリリースされるたびにいち早く試飲をし、ラフロイグの買い付けのために蒸溜所に本人が訪れることすらあるそうです

この事はラフロイグが豊かな香味を持つ高品質なウイスキーであるという事の裏付けとしてよく知られているエピソードですね

 

私も最初にラフロイグを口にした時は、煙たさと薬品臭ばかりが鼻について「なんだか不思議な味」という感想しか出てこなかったのですが、今ではその魅力にすっかり取り憑かれてしまいました

ラフロイグが好きになったことで他のアイラモルトにも興味が湧いてきて、次々とボトルを買い漁ったことをよく覚えています

一度はまり込むと二度と抜け出せない…気が付いたら首まで浸かってしまいスモーキーフレーバーとヨード香の虜になってしまう…

まさに深い沼のような危うい魅力を持つ銘柄だと思います

 

 

ラフロイグの製法と味の特徴

f:id:makersmark3565:20171030233502j:plain

 

ラフロイグはアイラ島の自然の恵みと伝統の製法によって独自のフレーバーを生み出しています

まず製造に使う仕込み水はピート層を浸透してきたもの

そして麦芽乾燥に使うピート(泥炭)はアイラの湿原にあるラフロイグ専用の採掘場のものを使用しています

採掘場は海に近い位置にあるので水分量が多く、海草やコケ類が豊富に含まれています。このアイラ島固有のピートがラフロイグのフレーバーの決め手となっています

麦芽の製造は主にポートエレンに委託をしているのですが、15%ほどはラフロイグの蒸留所でフロアモルティングの技法によって作られています

ピート成分が含んだ仕込み水をたっぷり含んだ大麦をフロアの床に平らに広げ、数時間おきに職人が手作業で撹拌を繰り返して発芽を促します

以前にボウモアの記事でも説明をしましたが、古典的で手間のかかる製造方法です。しかしそれがラフロイグの味に個性を与え、奥深い風味を生み出しているのだと私は思います

 

海の香りのアイラモルト「ボウモア」の魅力 - NomiLOG

 

発芽した大麦はピートを焚き付けて乾燥と香り付けがされます

焚きつけをはじめた段階では大麦がまだ湿った状態であるため、燻煙が水分によく溶け込み麦芽が強いスモーキーフレーバーを纏います

そして焚きつけの工程の後半では入り江から吹き込む潮風を取り込むことによって、甘さ、スモーキーさ、潮のフレーバーが含まれたラフロイグ独自の麦芽となります

 

f:id:makersmark3565:20171030230434j:plain

https://www.whisky.com/whisky-database/distilleries/details/laphroaig.html

 

製麦が終わった麦芽は糖化、発酵の工程を経ていよいよ蒸留へと入ります

蒸留器はアイラの中ではもっとも小型のものとなっており、この形状がラフロイグの重厚な風味の元となっていると言われています

 

蒸留後は主にバーボンの1stフィルの樽に詰められて熟成の工程へ

バーボン樽を使用することによってラフロイグはバニラを連想させるような甘い風味と滑らかさを獲得します。単にスモーキーなだけでは無く、奥深い香味や優しさを感じるフレーバーはこうして作られている、というわけですね

 

f:id:makersmark3565:20171030233655j:plain

 

さて、それではラフロイグは実際にどんな味がするのか?

やはり最大の特徴はピーティーでスモーキーな香りとなっています

同じくアイラの名酒であるボウモアのフェノール値は20~25ppmとなっていますが、ラフロイグは40~45ppm。シンプルに考えるとボウモアの2倍煙たい、という事になります

スモーキーなウイスキーに慣れていない人にとってはまさに強烈な風味です

 

しかしラフロイグには単に煙たいだけではなく、フルーティーさ、コクのある甘さや香り、後味に感じるドライな渋みなどの魅惑的な要素があります

甘み、酸味、渋み、香りのバランスもよく非常に高品質なモルトだと思います

 

一見、ただの癖の強いウイスキーに見えますが、よくよく味わってみるとその完成度の高さに気づく…分かってしまった人だけがこの甘美な幸せに浸ることができる…

そのようなある意味排他的とも言える魅力が世界中の人々の心を惹き付け、離さないのでしょう

  

 

ラフロイグのラインナップとオススメの飲み方の紹介

ラフロイグは熟成に使用する樽の違いや、熟成年数の長さによって様々な銘柄があります

今回はその中から、もっともスタンダードな銘柄の「ラフロイグ10年」と長期熟成の「ラフロイグ18年」の味のレビューとオススメの飲み方を紹介したいと思います

 

ラフロイグ10年

 

ラフロイグの基本の銘柄となるのがこのラフロイグ10年

グラスに注ぐと強烈な薬品臭とピート香が鼻をつきます

口に含むと、その味は苦くてアルコールが強く、これは薬なんだか酒なのかよく分からない…と、これは私がウイスキー飲み始めの頃にラフロイグを飲んで感じた印象です

このように以前の自分のようなアイラモルトに慣れていない人がこのウイスキーを口にしても、受ける印象は正直あまりポジティブなものではないでしょう

 

しかし数多くのウイスキーを飲み、その味わいに慣れ、ある程度経験値が溜まったと言える状態でこのモルトと向き合うと今までの印象が一変します

鼻をつくスモーキーさとヨード香は唯一無二の個性に、強いアルコール分は香りを弾けさせる最高のエッセンスに、重い口当たりはコクのある飲みごたえに…

そして煙たさの奥に甘いバニラのテイストやフルーティでとても魅惑的な香りが潜んでいることに気づくはずです

そうか、このウイスキーが最初は美味しくないと感じたのは、自分自身が未熟であったからだ…

ラフロイグの魅力に気づいた方は皆、そのような自責の念に駆られることでしょう笑

 

以前にラフロイグを飲んでみたけど口に合わなかった、という方も気が向いた時にこのモルトをぜひもう一度口にしてもらいたいと思います

味覚は経験によって成熟していきます。その過程でこのモルトの魅力に気づいていただければ、私のようなラフロイグのファンとしてこれほど嬉しいことはありません

楽しむためには少々敷居が高く感じるかもしれませんが、それを乗り越えた先にあるのは魅惑的で奥深い世界。ぜひトライしてみてもらいたいと思います

 

このラフロイグ10年は比較的重めの味わいと言えますが、その奥に若々しさを感じる華やかな香りも感じることができます

ラフロイグのエントリーモデルながら非常に満足感の高い完成された一本。まずはこの銘柄でアイラの雄大な自然の恵みと向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

オススメの飲み方はやはりストレートでしょう

水割りやハイボールなどで薄めてしまうとアルコールの度数は下がるものの、スモーキーさだけが際立ってしまうため、個人的にはストレートやロックより飲みづらく感じます

じっくりと、味わいを探るようににストレートで嗜むことで、このモルトの魅力に気付くことができるはずです

 

ラフロイグ18年

 

10年に比べるとスモーキーフレーバーやヨード香よりも甘さやフルーティさが際立つようになります

ただフルーティとは言っても、ドライフルーツのような熟成感のある旨味が凝縮された味といった感じです

口に含むとほろ苦さと共にやわらかな甘さを感じ、潮と煙の香りに満たされます

その中にフルーティで濃厚なフレーバーがあり、口当たりは非常にオイリー

余韻も長く、その装いには高貴で上品な印象を受けます。ラフロイグ10年が若々しい田舎のお嬢さんなら18年はドレスの似合う妙齢の女性、といったイメージでしょうか

 

甘み、苦味、酸味、そしてさまざまな魅力的な香りが高いバランスでまとまっている銘柄です

ラフロイグ10年を飲んで感動を覚えた方はより深い感動に浸ることができるでしょう

この銘柄を飲まずしてアイラのウイスキーを語るなかれ。それほどまでにレベルの高い味わい、完成度の高いウイスキーだと私は思いました

 

こちらも嗜む際にはストレートで飲むことをオススメします

ストレートで飲み進めながら、ごくごく少量の加水をして甘みと酸味の変化を楽しむというのもなかなか面白いです。ですけど、このレベルの味わいなら加水を忘れて最後まで飲み切ってしまいそうですね

 

 

さいごに

f:id:makersmark3565:20171030233758j:plain

 

私自身がとても好きなウイスキーなので少々熱く語ってしまった形となってしまいましたが、それほどまでに、思わず熱弁したくなるほどの魅力があるモルトなのだと私は思っています

ある意味排他的な魅力を持つウイスキーだと紹介しましたが、やっぱり多くの人にこの魅力を知っていただきたいですね

 

思えば私がラフロイグを手に取ったのはウイスキー初心者の頃に友人にオススメの銘柄を聞いたのがキッカケでした

ウイスキー初心者にラフロイグを勧めるなんてとんでもない!と思う方もいるかも知れないですが、きっとその人も私がラフロイグの魅力に気づいてくれると思って勧めてくれたのでしょう

例え最初は受け入れられない味だ、と感じてもいつかまた口にして美味しいと思ってもらえると信じて…

 

ラフロイグは誰にでも勧めることができるものではないのは分かっているのですが、私も友人にオススメのモルトを尋ねられたらこう答えようかと思います

 

「オススメのウイスキーはラフロイグ。きっと気にいるはずだよ」