ビターズを料理に?!少し変わったビターズの活用方法を紹介します
今回はハーブとスパイスの刺激がたまらない、ビターズ風味のバーナッツのレシピを紹介したいと思います
ビターズをカクテルじゃなく料理に?ちょっと意外な使用方法かもしれませんが、これがまた中毒性のあるたまらない味なんです
個人では持て余してしまいがちなアンゴスチュラビターズの消費にも最適。ぜひ作ってみてください!
アンゴスチュラビターズのバーナッツのレシピ
今回この料理を作るにあたってはこちらの書籍を参考にしました
洋書です。英語が堪能な方でなければ読むだけでも大変かと思います
紹介はしましたが正直よっぽどのカクテルオタクの人以外にはオススメできません!
ただその分内容は非常に充実しています
ビターズ文化を丁寧に掘り下げてあり、自家製ビターズのレシピ、活用法も豊富に記載されています
読むのが大変でも海外のカクテル技術に触れてみたい!という奇特な方はぜひ(笑)
では改めてレシピの解説に移りたいと思います
【材料】
無塩ミックスナッツ 700g
ブラウンシュガー 80g
溶かしバター 30g
乾燥ローズマリー 30g
カイエンペッパー 5g
粉末シナモン 5g
蜂蜜 15g
アンゴスチュラビターズ 15g
塩 5g
書籍のレシピ通りだと塩が強すぎたので自分好みにレシピを改変してあります
ミックスナッツはカシューナッツ、アーモンド、クルミなどが入ったものがオススメです。特にクルミはこの味付けと相性がいいためマストです!
溶かしバターは耐熱容器にバターを入れ、ラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱をすると手軽にできます
カイエンペッパーが手に入らない場合はレッドペッパー、一味唐辛子などを代用として使ってください
ビターズはお好みのアロマチックビターズを。今回はスタンダードにアンゴスチュラビターズを使いました
塩は味の要なので、岩塩やピンクソルトなどのミネラル分が豊富な"ちょっといい塩"を使うことをオススメします
【レシピ】
1.ナッツと塩以外の材料をボウルに入れ混ぜる
2.ナッツを180℃に余熱をしたオーブンに入れ10分ほどローストする
3.ローストしたナッツを熱いうちにボウルに入れたスパイス類と混ぜ合わせる
4.十分に混ざったところで最後に塩を加え混ぜる
ローストしたナッツとスパイス類を混ぜるだけ。かなりシンプルなレシピです
ローストの基準は軽く焼き色がつく程度です
熱々のナッツをブラウンシュガーの入った調味液と混ぜ込むことで、ナッツの表面を砂糖でコーティングします
そこに塩をふりかけることで表面はサラッとした状態となります
これなら手を汚さずにつまむことができるのでお酒のお供にはぴったりですね
ナッツを調味液に混ぜ込んだときに湯気が出てハーブとスパイスがふんわりと香るのですが、これがまた食欲をそそる香りで堪らないです!
味の感想
いやーこれ本当に美味しいです…!
ナッツの香ばしさ、ハーブとスパイスの香り、バターと蜂蜜のコク、甘辛い味付け…一度手を付けたら止まらなくなる中毒性があります
味付けは濃いめなんですが、ローズマリーの爽やかさとカイエンペッパーの辛さで謎のバランス感覚を保っています(笑)
素材を生かす和食の味付けは引き算だと例えられるそうなんですが、これはまさに足し算の極みみたいな料理ですね…
なによりビターズの風味がこの料理の完成度を一段階底上げしてくれています
ビターズの複雑な香りが、奥深いフレーバーと後をひく中毒性を生み出しているのだと思います
正直材料だけみると美味しいものを色々ぶち込んだらはい!凄く美味しい!みたいな暴力的とも取れるレシピなんですけど、これを考えた人は真面目に天才だと思います(笑)
最初に作った時は3日で無くなり、次に作った時は友人5人ほどで一晩で空にしてしまいました
本当に中毒性が高い味です!食べすぎ注意!
バーナッツに合うお酒、カクテル
色々なペアリングを試してみたのですが、この料理には炭酸系のロングカクテルが合いますね
ジントニックやハイボールのようなドライでカジュアルなカクテルがベストマッチです
特にアイラモルトのようなピートの効いたウイスキーハイボールとの組み合わせは素晴らしかったです
銘柄でいうとボウモアやタリスカー辺りがオススメです。ぜひお試しください
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炭酸系のカクテルと相性がいい反面、繊細なお酒とは合わせづらい印象でした
ナッツ自体の味が強いのでウイスキーのストレートなどと合わせるとお酒の甘みが感じられなくなります。ミックスナッツに合うお酒に必ずしも合うとは限らないのでこの辺りは注意が必要です
なのでこの料理は1人でじっくりという雰囲気ではなくパーティーシーンなどに映える料理だと言えますね
宅飲みの機会などに振る舞えばお酒も進んで和気藹々とした場になりそうです!
材料を揃えるのは少し大変かもしれませんが、作り方は簡単。ぜひ読者の皆様も作ってみてください!
カロリーのことは一旦忘れましょう