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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

バーで心がけたいルール、マナーについて。読書はOK?写真は?

意外と知らない、バーでのマナーについて

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今回は、バーでのマナーや立ち振る舞いについて解説します。

 

バーには居酒屋やスナックとは違う独自のルールやマナーがあります。

バーを楽しむため、そして心地よいものとするために、訪れる際にはぜひ守りたいものですね。

 

 

まずはじめに。どうしてバー独自のマナーが存在するのか?

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なぜ、バーには一見堅苦しいとまで感じるようなマナーがあるのか?

まずは、そちらについて説明したいと思います。

 

これについては、実際にバーテンダーの方の思いを伝えるのが1番でしょう。

私の行きつけのバーのオーナーバーテンダーの言葉です。

 

「私たちは環境を売っているんです。カクテルの味も大切ですが、バーのムードというものがとても大事。」

 

「美味しいウイスキーを飲むだけなら、家でだってできるんです。この静かさ、落ち着いた照明、そしてバーにいるすべての人間によって、出されたお酒が美味しいと思わせる環境を作っているのです。」

 

「ですから、私たちはバーに来る人を選びます。酔っ払って暴れてしまうような人が来てしまったら、他のお客さんに申し訳がない。このバーが路地裏にひっそりと建っているのも、そういう理由があるからなんです。」

 

私がバーに通いはじめの頃に聞いて、とても心を動かされた言葉です。

 

バーはお酒と向き合うための場所。

静かに、そしてその味わいに深く浸るためにはその環境がとても大事なのです。

 

ちなみに、この言葉を言ってくれたバーテンダーさん。振る舞いも素晴らしかったのですが、カクテルの味もピカイチでした。

細かな環境にまで気を配っているバーは、カクテル作りにも真摯に取り組んでいるということなんでしょうね。

 

 

バーでお酒を楽しむ際に注意したいマナー

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それでは、実際にバーでのマナーについて順にみていきたいと思います。

バーは敷居が高い、なんて言われたりしますが特に身構えることはありません。

静かな喫茶店で過ごすように振る舞えば基本的にはOKです。

 

ただ、バー独自のルールのようなものがあるのも事実。

そこで、ここからはバーに慣れていない方がやってしまいがちなことを挙げてみたいと思います。

 

大声で話さない

バーは、落ち着いてゆっくりとお酒を楽しむ場所です。

なので、他のお客さんが静かにお酒を飲めるように配慮をする必要があります。

酔って気が大きくなり、つい大きな声を出してしまった、という事が無いようにしましょう。

 

乾杯はグラスを当てない

バーでは繊細なグラスが使われています。

そんなグラス同士をぶつけてしまうのは、スマートではありませんし、単純に危ないです。

傷ついたグラスによって、カクテルの口当たりや味に違和感を覚えることもあります。

 

乾杯をしたいときはグラスを当てず、軽く目の前にかかげるようにするのがスマートですね。

 

携帯電話の使用はなるべく控える。静かに読書はOK

携帯電話はなるべく使用しないほうがいいでしょう。

通話するにしても、酔っているのでどうしても話し声が大きくなりがちです。

どうしても使いたい時は、スタッフに許可を取るのが無難でしょう。

 

カクテルの写真を撮りたくなっても、必ずバーテンダーの方に一言許可もらうこと。

もちろん、薄暗い店内でフラッシュを焚くのは厳禁です。

 

では、携帯電話を使うのがスマートではないとしたら、本を読むのはどうなのか?

これは音を出したりして周りに迷惑をかけているのではないので、OKです。

むしろ静かにお酒を飲みながら、好きな本を楽しんでいるだなんて素敵な人だな、と私は思います。

 

他のお客さんに話かける時は空気を読んで

バーには様々な方が集います。

友人と来店される方、1人で静かにお酒と向き合いたい方、読書をしている方…。

 

他のお客さんに話しかける事はマナー違反ではないですが、自分だけの時間を楽しみたい方もいるという事も頭に入れておきましょう。

 

もちろん隣り合った方との一期一会を楽しんでいる方も沢山おられるので、話す機会があれば大いに語り合いましょう!

 

カウンター上に出されたボトルには勝手に触れない

カクテルやウイスキーをオーダーすると、あなたの前に、使ったお酒のボトルが置かれます。

目の前のボトルに、つい手が伸びてしまいそうになりますが、ひとまず落ち着きましょう。

 

バーテンダーにとってお酒は言わば商売道具。

中には厳しく品質を管理されてるものもあるかもしれません。

ボトルを手に取る際には、必ずバーテンダーに許可を取りましょう。

 

バーに行くときは少人数で

バーの席数は限られています。

特にオーセンティックなカウンターだけのバーに大人数で押しかけてしまうと、他のお客さんが入る余地を無くしてしまいます。

自分たちだけで、席を埋めてしまうのは少しかわいそうですよね。

なのでバーに行く人数は、多くても3人程度に留めておくのがいいでしょう。

 

同じ理由で、あまり長時間滞在しすぎるのも考えもの。

3杯前後飲んだら、店を後にするのがスマートでしょう。

 

 

なんだか小難しいルールばかり…本当に心から楽しむ事が出来るのだろうか?

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ここまで読んだ方の中で、このような感想を持った方もいるかと思います。

確かにバー独自のマナーは色々ありますが、これらのマナーが存在しないバーを想像してみましょう。

 

大声で騒ぐ客、静かに飲みたい時に横の客から絡まれる、フラッシュを焚いて写真を撮る人がいる…。

 

これではお酒の味をじっくり楽しむことは難しそうですね。

バーテンダーも他のお客さんもお互いに気遣いをする。

程よい緊張感があるからこそバーは心からくつろげる空間になるのです。

 

ただ酔っ払いたい、騒ぎたいという方はバーでは居心地の悪さを感じて、今後は足が遠のくことでしょう。

ルールやマナーがあるからこそ自浄作用が働き、バーは良識のある大人がリラックスしてお酒を楽しむのに最適の場所となるのです。

 

 

さいごに

色々脅したりもしましたが、バーに行き一杯目のお酒を飲む頃には、きっとあなたの緊張や不安は解けていることかと思います。

 

バーで飲むお酒は格別。

家で同じ材料を揃えても、なかなかそれに近づくことはできません。

ぜひ勇気を出してバーに行き、大人の世界に浸ってみてもらいたいと思います!

 

アマレットのカクテルレシピ21種【自宅で簡単、バーの味を】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

リキュールも、幅広く飲んでいます。

 

今回は、リキュール「アマレット」のカクテルレシピを紹介します。

 

 

この記事を読むと、

  • アマレットのお手軽な飲み方
  • 本格派のカクテルレシピ
  • その他の活用方法

を、学ぶことができます。

 

デザート系カクテルによく使われますが、それ以外もおいしいレシピあり。

 

家飲みをもっと楽しみたい方、ぜひ参考にどうぞ。

ズブロッカのおいしい飲み方、カクテルレシピ18種【自宅で簡単】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は「ズブロッカ」のおいしい飲み方を、紹介します。

 

 

私のおすすめの飲み方は、次の3パターン。

 

  • お手軽に割って飲む
  • スタンダードカクテルのアレンジに使う
  • 独自レシピで楽しむ

 

順に紹介します。

華やかな香りを、色々な飲み方で楽しんでみましょう。

 

リキュール「アペロール」のレビューとカクテル9種【ほんのりビターが心地よい】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

ハーブリキュールは、いろいろと飲んでます。

 

今回は、「アペロール」の味わいレビューと楽しみ方を紹介します。

 

 

この記事を読むと、

  • アペロールはどんなリキュールか?
  • どんな人におすすめなのか?
  • 多彩なカクテルレシピ

を、知ることができます。

 

「ハーブリキュールに興味がある」

「けど、クセの強いのは苦手」

という人には、かなりおすすめできる一本。

 

その魅力について、シェアします。

 

NomiLOGの運営ポリシーについて

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NomiLOGの管理人、scarletです。

 

カクテルやウイスキーなどのお酒の魅力をより多くの人に伝えたい。

という想いで立ち上げたこのブログなのですが、せっかく作ったからにはポリシーを持って運営したいと考えています。

 

ここではその内容について少しお話ししたいと思います。

 

 

私がポリシーとするのは次の3つです。

 

  • 実際に口にしたものだけをレビューする。
  • 味の感想は素直に書く。
  • ブログの運営を全力で楽しむ。

 

 

実際に口にしたものだけをレビューする

「そんなの当たり前だろ!」と思うかもしれないですが…

コレ、意外と守ってないところ多いんですよね 。

 

最近では、ブログで広告収入を得るためのノウハウがそこら中に出回っています。

その影響なのか、他サイトの情報をそのまま転載するだけのブログも、残念ながらずいぶんと増えてしまいました。

 

検索上位に出てくるサイトが中身スカスカのキュレーションサイトだった…。

こんな経験、みなさんにもあると思います。

 

「ググってもカス」なんて言われるこの時代。

自分の好きなものについて発信するからには、その片棒を担ぐのはどうしても避けたい。

 

なので、「ブログに紹介する内容は自分が体感したものだけ」ということは確実に守っていきたいと思います。

 

 

味の感想は素直に書く

 商品のレビューをするブログにありがちなのですが、

「この商品、正直あんまり良くなかったなぁ。でもせっかく買ったんだから、情報をまとめて記事にしちゃお。」

という考え方。

 

これで自分の感想が素直に書かれていればいいのですが、ついつい持ち上げるような書き方をしちゃう方も中にはいます。

これは「美味しいものをみんなで共有したい」という自分の考えからは少し外れてしまいますね。

 

なので、ブログで紹介するお酒、カクテルなどは基本的に自分が美味しいと感じたものだけ。

それ以外のものについては、素直な感想とともに紹介をするように心がけます。

 

ちなみに、「なにこれ!めっちゃ美味しい!」

と思ったものについては、素直に推して推して推しまくります。

 

 

私自身が「ブログの運営を全力で楽しむ。」

 これ、個人的には1番大事なことだと思っています。

なぜなら、記事を書くライターの感情というのは意外にも文章にダイレクトに表れるものだからです。

 

書く人が楽しまずして、どうやって読者が楽しめるのだろうか。

つまり読者を楽しませるには、まず自分が楽しむことが第一である。

 

ちょっとキザったらしい考えかもしれませんが、大事にしていきたいと思います。

というか楽しくないとブログの運営なんて続けることができないですからね…。

 

 

以上3つ!

これらを心がけながら、日々執筆に励んでいきたいと思います。

 

質問、要望、記事の内容のツッコミなどはTwitterの方にでもお気軽にどうぞ。

基本的にすべて目を通して、よりよい記事作りに活かしていきたいと思います。

 

ではみなさま、よきお酒ライフを〜

 

ジントニックにオススメのジン、トニックウォーターの銘柄まとめ

オススメの銘柄はどれ?ジントニックの材料選びについて

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前回の記事ではジントニックの基本的な作り方を解説しました。

 

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ジントニックは簡単に作れるけど、美味しく作るのにはコツがいる。

ということが分かっていただけたと思います。

 

作り方が分かったので、次は材料選びですね。

 

ですが実際に材料をそろえようとすると、ジンもトニックウォーターもさまざまな銘柄があることに気づくはずです。

これでは、どれを買えばいいのか悩んでしまいますよね。

 

そこで今回は、ジンやトニックウォーターの選び方、オススメの組み合わせなどを解説していきたいと思います!

 

 

ジンの選び方とおすすめの銘柄

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まずはジンの選び方から。

 

選ぶ際のポイントは、「あなたはどのような味のジンが好きなのか?」ということ。

ジンの味わいは銘柄によって千差万別。

おいしいと感じるジンも人によって違います。

 

自分の好みが分からない!という方は、まずはスタンダード4大ジンと呼ばれる定番銘柄を飲んでみるのがオススメです。

 

スタンダード4大ジンとは、ビーフィーター、タンカレー、ゴードン、ボンベイサファイアの4つのこと。

これらは、どれもバーで実際に使われている銘柄です。

 

それぞれのジンの特徴については、おすすめジンの記事にて紹介しています。

 

www.green-alaska.com

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これらのジンを基準にして近いタイプのジンから攻めていくと、自分好みの銘柄に出会えることが多いですよ!

 

ちなみにスタンダードの中なら、私のイチオシはゴードン。

深い香りと飲みごたえのある味わいで、満足感の高いジンです。

 

 

トニックウォーターの選び方とおすすめ銘柄

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ジントニックを作る際には、ジンだけではなくトニックウォーターも重要な要素となります。

 

最近ではスーパーなどでペットボトル入りのものが手軽に手に入るようになりました。

ですが、やはりオススメはガラス瓶入りのトニックウォーターですね。

 

なぜビン入りトニックウォーターがいいのか?

オススメの銘柄は?

という話についてはトニックウォーターの比較記事にまとめてあります。

どのトニックがどのジンと合うか?という事についても書いてみましたので、こちらをチェックしてみてください!

 

www.green-alaska.com

 

 

最高に美味しい!と思ったジンとトニックウォーターの組み合わせ

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ジンとトニックウォーターの銘柄をざっくりと紹介しましたが、ここからが本番です。

私が今まで飲んだ中で、最高に美味しい!と思った組み合わせを紹介していきます。

 

ここからは、プレミアムジンも高いトニックウォーターも遠慮なく使います。青天井です。

とにかく美味しかったものを片っ端から書いていこうと思います!

 

主観100%な内容ですが、よろしければ参考にしてみてください (笑)

 

ゴードン ドライジン×シュウェップス トニックウォーター

 

スタンダードなジンの中から1つだけ選ぶとしたら、この組み合わせですね。

 

重厚で飲みごたえのある味わい、深い香り。

安価なジンでこれだけの味が出せるのはすごいことだと思います。

 

普段飲みのお供に。

シュウェップスのトニックが好相性ですよ。

 

タンカレー No.10×シュウェップス トニックウォーター

 

タンカレーのプレミアム版である、タンカレー No.10。

このジンを使ったジントニックは、太陽のように眩しく力強い味わいです。

 

若かりしきころの私をお酒好きにさせた一杯でもあります (笑)

夏に恋しくなる味わい。

 

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ザ・ボタニスト×ウィルキンソン トニックウォーター

 

香草の豊かな風味が特徴のジン、ザ・ボタニスト。

このジンでジントニックを作ると、思わず頬が緩むような優しい味わいとなります。

 

例えるならば「癒しのジントニック」

ジンの味わいを活かしてくれる、ウィルキンソンのトニックでどうぞ。

 

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ニッカ カフェジン×ウィルキンソン トニックウォーター

 

ふくよかな甘みと山椒の風味が特徴の、ニッカカフェジン。

 

このジンで作るジントニックは鮮烈な山椒の風味で、ちょっと驚きの味わい。

ハマる人は強烈にハマると思うので、ぜひ試していただきたいですね。

 

私ですか?現在進行形でやみつきです。

 

キュービカル ジン×フィーバーツリー トニックウォーター

 

「今までで一番美味しいジントニックを作ってみせましょう」

 

とあるバーで、自信満々な言葉とともに出されたジントニック。

そのベースとなっていたのが、このキュービカルでした。

 

味わいはタンカレーに近いですが、バランス感と味の純度が高水準です。

バーテンダーさんの言葉に偽りなしの、すばらしい味わいでした。

 

ジーヴァイン フロレゾン×ウィルキンソン トニックウォーター

 

ぶどう原料の異色のジンを使ったジントニック。

 

香りは、まるで白ワインかマスカットリキュールかのようなフルーティさ。

しかし飲んでみると、しっかりとジントニック。

なんとも不思議な体験です。

 

フルーティ系の中ではイチオシですね。

もちろん、ライムのフレーバーともよく合います。

 

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ヘンドリックス ジン×ウィルキンソン トニックウォーター

 

今まで飲んだ中でもっともスムースな味わいだったのが、ヘンドリックスジンとウィルキンソントニックの組み合わせです。

 

香りも清々しく、上品。

まるで、草原に寝転んだような開放感がある味わいです。

 

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タンカレーラングプール×フィーバーツリー トニックウォーター

 

鮮やかな柑橘の風味が特徴の、タンカレーラングプール。

 

このジンとフィーバーツリーの組み合わせは、まさに至高。

上品さのあるシトラス香が、スウッと身体に染み込んでいきます。

 

通常のタンカレーももちろん美味しいのですが、これはちょっと別次元ですね。

 

季の美 京都ドライジン×フィーバーツリー トニックウォーター

 

ジントニックにまさか「和」を感じるとは…。

 

季の美で作るジントニックは、ライススピリッツ由来のやわらかさと、和素材の華やかな風味がすばらしいです。

 

ライムの代わりに、柚子やスダチを使っても美味しいですね。

海外でも話題のジンの実力は、伊達じゃないです。

 

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さいごに

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ジンやトニックウォーターの銘柄によって、様々な味が楽しめることが分かっていただけたと思います。

 

家でジントニックを何回か作ったあとは、ぜひバーに行ってジントニックをオーダーしてみてください。

色々な発見があって面白いですよ。

  

ジントニック以外のジンベースのカクテルについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、参考にして作ってみてはいかがでしょうか?

 

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おいしいジントニックの作り方【自宅でプロの味わいを】

基本のカクテル「ジントニック」美味しい作り方は?

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「家飲みの定番はビールだけど、たまにはカクテルなんか作って飲むのもいいよね。」

 

このような方、最近増えてきましたよね。

いや〜、カクテル好きの私としては嬉しい限りです。

 

ですが、カクテルの美味しい作り方を理解しているか?

というところまで見てみると、まだまだ知識が浸透していないように感じます。

 

そこで今回は、定番カクテルの「ジントニック」にスポットを当てて、美味しく作るポイントを解説していきたいと思います。

 

作り方を知っている、という方も復習のつもりで見てみてください。

意外と見落としているポイントがあるかもしれませんよ。

 

 

ジントニックの基本の作り方

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それではまずは、ジントニックの基本の作り方を見てみましょう。

 

【材料】

ジン 30〜45ml (グラスの1/4ほど)

トニックウォーター Full up (グラスを満たす量)

ライム 1/4個

 

【作り方】

グラスに氷を入れてジンを注ぎ、ライムを絞る。

よくステア (混ぜる) して、トニックウォーターで満たす。

最後に軽くステアをする。

 

ジンとライム、トニックウォーターを合わせるだけというシンプルなレシピです。

誰でも簡単に作ることができますね。

 

このレシピを見て、なんとなく作るだけでも美味しいジントニックができます。

正直、家飲みなら十分な仕上がりです。

 

だけど、せっかくなら、もう少しこだわって作ってみるのはどうか?

 

というのが今回のテーマ。

ここから、もっと美味しく作るためのポイントを解説していきたいと思います!

 

 

ジントニックを美味しく作るためのポイント

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ポイントとなるのは、次の4点です。

 

・美味しいジンとトニックウォーター、氷を使う

・ライムから雑味が出ないように気をつける

・キリッと冷えた味わいを目指す

・炭酸のキレをしっかりと残す

 

どれも、プロのバーテンダーなら必ず押さえているポイントです。

それでは、作り方をなぞりながら、順番に見ていきましょう。

まずは材料の選び方から。

 

 

美味しいジン、トニックウォーター、氷を選ぶ

まず、大事なのは氷。

冷蔵庫で作った氷ではなく、市販のロックアイスを使います。

このような透明な氷は溶けづらく、カクテルが水っぽくなるのを抑えてくれます。

あと、単純に味が美味しいですね。

 

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バーによっては、カクテルに使う氷を氷屋から買い付けていることもあるくらいです。

氷はそれほど味に関わる重要なポイントというわけなんですね。

 

ジンとトニックウォーターの選び方については説明すると長くなりますので、別記事に詳しくまとめてあります。

これがベスト!というものは無いので、特徴を見ながらお好みで選んでみてくださいね。

 

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ライムから雑味が出ないように気をつける

ライムの白い部分はデリケートに扱う。

まずはこれを心がけましょう。

 

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ライムはくし切りの1/4カットにするのが一般的です。

中心の軸にあたる部分に白い芯が残りますが、それを取り除きます。

手で絞る際に果汁が飛び散ってしまいますし、雑味が出てしまうからです。

 

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同じようにライムを絞るときも、皮から雑味が出てしまわないように優しく曲げるようにしましょう。

果汁を絞りきろうとして、力を加えるのはNGです!

これを怠ると、なんだか渋ーいイガイガした風味のジントニックになってしまいます。

 

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絞ったあとのライムは取り除いてもいいですし、このようにグラスに落としてもOKです。

私は、いつも氷の間にはさむようにしてグラスに入れています。

香りを立たせたいなら、トニックウォーターを注いだ後に乗せるのもアリです。

 

 

キリッと冷えた味わいを目指す

ジントニックはキッチリと冷えていないと美味しくありません。

そのためには、冷やせる材料はあらかじめ冷やすというのがポイントです。

 

ぬるくなった材料を使うと、氷がいっぱい溶けて水っぽい仕上がりになってしまいます。

なので、トニックウォーターは冷蔵。

グラスもアイシングという手法を使って冷やします。

 

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グラスに氷を入れて画像のように曇った状態になるまで、バースプーンで氷を回します。

これがアイシングです。

溶けて出た水は、ジンを注ぐ前に切ってください。

 

 

ちなみにジンは…常温か冷凍をお好みで使い分けるのがオススメ

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「材料はキッチリ冷やすのがセオリー…ということはジンも?」

 

と思うかもしれませんが、ジンは常温か冷凍がオススメです。

その理由にはジンの特性が関係してきます。

 

酒類全般に言えることなのですが、ジンは温度が下がるにつれて香りが閉じてしまうという性質があります。

なので、あまり冷やしすぎると香りが弱くなってしまうんです。

私は常温のジンをよく使うのですが、その理由はジンの香りを存分に堪能したいからです。

 

しかし冷凍にしたジンを使うと、カクテルがキリッと冷えて、炭酸も飛びにくいというメリットがあります。

なので冷凍もアリです。

ただ、こちらはジンがトロッとした状態になるので、トニックウォーターと混ざりにくくなってしまいます。

 

それぞれのメリット、デメリットをまとめると次のようになります。

 

  香り 仕上がり 混ざりやすさ
常温 よく香る 普通 混ざりやすい
冷凍 少し弱い キリッと冷たい よく混ぜないと分離する

 

どちらが正解、という話ではなく、どのような仕上がりにしたいか?という点で選んでみてください。

あまりカクテル作りに慣れていないのなら、作るのが簡単な常温にするのが無難です。

私も色々試してみて、常温のジンに落ち着きました。

 

 

炭酸のキレをしっかりと残す

トニックウォーターを注ぎ、ステアする工程。

ここが最後の大詰めです。

シュワっと爽快感のあるジントニックができるかどうかが、ここで決まります。

 

ポイントは炭酸を飛ばさないこと。

これに尽きます。

 

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まず、トニックウォーターを注ぐ際は氷を避けて静かに注ぎます。

グラスの底にたまったジンを狙って注ぐイメージですね。

こうすることで、対流でカクテルが混ざり、なおかつ炭酸もあまり抜けません。

 

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次に最後のステア。

これは今までのように回すのではなく、バースプーンを縦に挿し入れて、そのまま抜き取るだけです。

 

炭酸を入れたあとのステアは最小限。これはすべてのカクテルの基本です。

トニックウォーターをうまく注ぐことができていれば、これでもキッチリと混ざってくれます。

 

 

ジントニックの美味しい作り方のまとめ

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今までのポイントをまとめると、ジントニックの作り方は次のようになります。

 

【材料】

ジン (常温)  30〜45ml

トニックウォーター (冷蔵)  Full up

ライム 1/4個

 

【作り方】

1. ライムをくし切りにして、中心の白い部分を取り除く。

2. グラスに氷を入れ、表面が曇るまでバースプーンで回して冷やし、水を切る。

3. ジンを注ぎ、ライムを優しく絞る。果肉は氷の間にはさむように入れる。

4. 20回転ほどステアをして、ジンを冷やす。

5. トニックウォーターを氷に当てないように注ぎ、グラスを満たす。

6. 最後に、縦に1回だけステアする。

 

…こうしてみると、ジントニック一杯作るのも大変だな~って感じがしちゃいますね。

 

でも、試しにざっくりと適当に作ったジントニックと飲み比べをしてみてください。

その味の差は歴然。

家で作ったチャーハンと中華料理屋で食べるチャーハンくらいの差があります。

 

今までキッチリしてなかったのなら、わりと感動する味わいですよ。

少しの心がけでこれほど味が変わるのなら、手間をかける価値もあるってものです。

 

「カクテルってしっかりと作ったら、こんなに美味しくなるんだな…。」

 

そこに気づいたら、もう後戻りはできません。

カクテルの沼に一名様ご案内〜。ようこそようこそ〜。

 

 

さいごに

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ごちそうさまでした。

いや〜、ジントニックはやっぱり美味しいですね…!

うまく作ることができたときには、思わず表情が緩んでしまいます(笑)

 

もしも今まで、氷やライム、トニックウォーターの注ぎ方に気を配っていなかったのなら、ぜひ一度しっかりと作ってみてください。

きっと、その味わいの差に驚くはずです!

 

 

さらに味を高めたい!という方はグラスに気を配ってみるというのもいいですよ。

私は、最近「うすはりグラス」というグラスを使っています。

今回も、そのグラスでジントニックを作ったんですよ。

 

うすはりのグラスは老舗のバーなどで使われていることも多いですね。

一般的なグラスと飲み比べてレポートした記事がありますので、興味が湧いたらチェックしてみてください!

 

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一歩進んだ味わいを目指す方には、クラフトジンもオススメします。

私が実際に飲んでみて、美味しい!と思ったオススメの銘柄はこちらにまとめてあります。

 

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ジンベースのカクテルのバリエーションについてはこちらから。

ぜひ、ジントニック以外にも色々作ってみてください!

 

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「カクテルの作り方を詳しく知りたい!」

「いろいろなレシピを知りたい!」

という方はカクテルブックを一冊持っておくのがおすすめですよ。

 

私が活用しているカクテルブック一覧はこちら。

初心者~上級者向けまでいろいろ使っています!

 

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