NomiLOG

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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「うすはりグラス」でハイボールとジントニックを作って比較してみた

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先日、とても美味しいジントニックを出すバーに出会いました。

 

私は、家でもよくカクテルを作って飲んでいるので、

 

「ジンは何を使っているの?」

「作り方は?」

 

と色々聞いちゃったわけなんですが、その話の中でバーテンダーさんが一言。

 

「グラスでも結構、味が変わりますよ」

 

たしかによく見たら、このお店のグラスは普通のものより明らかに薄い。

そういえばグラスってあんまりこだわってなかったな…。

 

よし、買ってみるか。

 

 

「松徳硝子 うすはりグラス」を買ってみました。

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はい。ということでわりと軽率に買っちゃいました。

松徳硝子 うすはりグラス Lサイズ (容量375ml)です。

 

 

こちらの商品ですね。

 

amazonさんだと1500円ほどで買えました。(2022年3月現在)

こういうグラスってもっと高いのかと思ってたんですが、意外にリーズナブルですね。

 

というわけで今回は、

  • 同じカクテルをグラスを変えて作ってみて、本当に味が変わるのか?

確かめてみたいと思います。

 

実験に使うのは、購入したうすはりグラス。

それと、ホームセンターで買ったごくごく普通のグラスです。

 

はたして味の違いは現れるのでしょうか…?

 

実は、この時点だとわりと半信半疑です(笑)

 

 

うすはりグラスの外観比較

まずは、見た目でどのくらい差があるのか見てみましょう。

 

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左が普通のグラス、右がうすはりグラスです。

こうして横から見るぶんには違いが分かりませんが…

 

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飲み口を比べてみると一目瞭然。

厚みが半分くらいしかないですね。

 

うすはりグラスの方はみ1.0mmとなるように作られているのだそうです。

対して自分の持っていたグラスは厚み2.2mm。(商品の箱に書いてありました)

 

うすはりグラスという名前なだけあって、しっかりと薄いみたいです。

 

 

ジントニックで比較

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同じジン、同じライム、同じトニックウォーターを使ってジントニックを作りました。

レシピは次の通りです。

 

【材料】

  • ジン 30ml
  • ライム 1/4個
  • トニックウォーター 100ml

 

【作り方】

  1. グラスに氷を入れて、ジンを注ぎライムを絞って果肉を落とす。
  2. よくステアして(20回転)トニックウォーターを注ぐ。
  3. 最後に軽く縦に1回ステアする。

 

私にとっては、4〜5年間作り続けた "いつものレシピ" です。

 

ジンはスタンダードなタンカレーを使用。

氷の大きさ、ステアの回数もキッチリ合わせます。

トニックウォーターの量も計量器で重さを測って、同じ量になるようにしました。

 

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いざ、実飲!

それでは実際に飲み比べしてみます!

まずは普通のグラスから…

 

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うーん、美味しい…。

やっぱりジントニックはいいですね〜。

 

飲み慣れたレシピなので、自分にとってはホッとする味です。

 

そして、続いてはうすはりグラスのジントニック。

さて、本当に違いが分かるのか…?

 

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あ、確かに違うわコレ。

 

自分の味覚で区別がつくのか心配でしたが、明らかに違いますね。

 

ジンの風味が華やかに感じられ、ライムの香りもくっきりはっきりとした感じです。

どことなく口当たりも柔らかになったような…?

 

これは味が変わるというより、味に集中できるようになったという表現が正しいのかもしれません。
口を付けたときに感じてしまう、リムの感触というノイズが極限まで減ったという感じです。

 

 

ハイボールで比較

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続いてハイボールでも比較してみます。

レシピは次の通り。

 

【材料】

  • ウイスキー 45ml
  • 炭酸水 100ml 

 

【作り方】

  1. グラスに氷を入れて、ウイスキーを注ぐ。
  2. よくステアして(20回転)炭酸水を注ぐ。
  3. 最後に軽く縦に1回ステアする。

 

こちらも作り方、分量はキッチリ合わせます。

 

ウイスキーの銘柄は、こちらもスタンダードなバランタインファイネストを選んでみました。

庶民の味方とも言えるウイスキーですが、これがどうなるのか…?

 

ちなみにハイボールの美味しい作り方については、別記事にて解説してあります↓

www.green-alaska.com

 

 

いざ、実飲!

それでは、まずは普通のグラスから!

 

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美味しい、安定の味わいですね。

炭酸の注ぎ方、ステアも上手くいった感があるので、我ながら合格点が取れる味になったと思います。

 

それでは、次にうすはりグラスの方を…

 

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うまーい!

 

これは、炭酸の刺激をダイレクトに感じることができますね!

爽快感マシマシです!

 

それでいてやはり口当たり、風味の拡がり方には柔らかな印象を受けます。

 

いやー、ほんとに結構変わるもんなんですね〜。
これはお酒もツマミもどんどん進んじゃいます…。

 

 

うすはりグラスのデメリットは…やはり「割れやすい」こと

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うすはりグラスを使うと、日々の晩酌が少しだけ楽しくなる…。

 

これは間違いないと思うんですが、デメリットもあります。

それは衝撃に弱いということです。

 

ちょっとした高さから落としたら割れちゃった!という話はよく聞きますね。

私は、バーカウンターの上でグラスを倒したときにそのまま割れてしまったという現場も見たことがあります。

 

とはいえ、普通に使ってるぶんにはなにも問題は無いです。
ふとした瞬間にグラスをついつい雑に扱ってしまう、という方には少し不向きなのかもしれません。

 

私としては、愛用しているバーツールは大事に扱うという気持ちがある方に使っていただきたいですね。

 

手にした際には、なるべく大事に扱うように心がけてください。

 

 

さいごに

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グラスで飲んだ時の印象が変わるとは、なんとも不思議な体験でした…。

 

安いお酒一本ぶんくらいの値段で、これだけ楽しめるのはお得感ありますね。

パッとそろえて、大事に使えばめっちゃコスパのいい投資になると思います。

 

ちなみに、購入を考えている方は、サイズ感だけ少し注意してください。
参考までに、今回使用したグラスは「Lサイズ」です。
これくらいが一般的なタンブラーグラスのサイズになります。

 

↑Lサイズはスタンダードなロングカクテル、ハイボールに。

 

↑いっぱい飲む方はLLサイズもわりとオススメです。

(ちなみにビール350mlを注ぐと、泡の高さと合わせてちょうどよくなるよう計算されているとのことです)

 

 

【関連記事】

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