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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

【おすすめのカクテルブック15冊】カクテル作りに役立った本のまとめ

カクテルの知識やレパートリーを増やしたい方に。カクテルブックのおすすめ

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「カクテルを作ってみたいけど何からやったらいいのか分からない…」

「いくつかカクテルを作ってみたけど、同じものばかりなのは飽きてくるなぁ…」

「もっと美味しくカクテルを作れるようになりたい…!」

 

そんな方におすすめなのが、「カクテルブック」です。

 

書籍でプロの知識を取り入れれば…

・カクテルの基礎

・美味しく作るコツ

・そして多様なレシピ

が身につきます。

 

今回は、年間約300杯のカクテルを自分で作って飲んでいる私が、

「カクテル作りに役立った!」

と思った本を、すべて紹介したいと思います。

 

紹介するカクテルブックは計15冊。

 

幅広く紹介した分、きっとあなたにピッタリの1冊が見つかるはず。

長めの記事となっていますが、頑張って読んでみてください。

 

 

カクテル完全ガイド

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【著者】YYTproject

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、銘柄紹介

【ターゲット】初心者向け

 

本屋などでもよく見かける定番本。

 

「カクテルはお店でしか飲んだことないけど…自分で作ってみようかな?」

なんて考えている人が初めに手にするには最適な一冊です。

 

主な内容は次の通り。

 

POINT

・カクテルの基本の作り方

・よく使われるお酒の銘柄紹介

・バーツールの使い方

・スタンダードのカクテルレシピのまとめ

 

これさえあれば一通りのカクテルは作れるようになる、充実の内容となっています。

 

写真もキレイに撮られていていいですね。

「このカクテル綺麗!作ってみたい!」

なんて、思わず考えちゃいます。

 

ちなみに私はこの本を読んで、「ガルフストリーム」というカクテルに一目惚れしました。

 

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※筆者がこの本を読んで初めて作ったガルフストリーム

 

あ〜やっぱり綺麗だな…ガルフストリーム…

味も美味しいし!

 

…といった具合に、こんなカクテルが作れるようになる本です!(雑)

まずはこの一冊から、カクテル作りを始めてみてください!

 

カクテルを作りなれている方でも、スタンダードレシピの分量確認などに使えます。

私は今でも、スタンダードを作る時はこの本でレシピを確認していますよ~。

 

 

 

スタア・バーのカクテルブック

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【著者】岸久

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

カクテルを美味しく作る上で重要なのが、

「どのような意図でこの一杯を作ったのか?」

という考え方。

 

ですが、独学ですとカクテルのコンセプト、と言われてもなかなか出てこないもの。

そんな時に役立つのが、このような著名人監修のカクテルブックです。

 

この本の著者は岸久氏。

彼の主な実績は…

 

POINT

・国際バーテンダー協会主催の世界大会で優勝

・バーテンダーとしては初の「現代の名工」を受賞。

・日本バーテンダー協会の会長を務める

・NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でその高い技術が科学的に証明される

 

などなど。

華々しい経歴の持ち主ですよね。

 

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※岸久氏のレシピで作ったサイドカー。グランマニエとコアントローを使う珍しいレシピ。

 

もちろん、彼は今でも現役。

「スタア・バー」でオーナーバーテンダーを務めており、第一線で活躍している人物です。

 

そのような人物が、どのような考えでカクテルを作っているのか?

ということが分かるのが、このカクテルブック。

 

特に岸氏は、氷に対する造形が深いですね。

自宅などでカクテルを作る際にも、役立つ知識が盛りだくさんです。

 

こちらもカクテルの基礎から、美味しいスタンダードカクテルの作り方、オリジナルレシピの解説まで充実の内容。

 

彼の持ち技である「インフィニティシェーク」の解説は必見ですよ!

 

 

ちなみに、岸氏のサイドカーについてはNomiLOGで作ったときのレポートを載せてあります。

サイドカーを作る際、よろしければ参考にしてみてください!

 

www.green-alaska.com

 

 

カクテルテクニック

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【著者】上田和男

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜上級者向け

 

こちらもバーの世界の巨匠が監修したカクテルブック。

「ハードシェーク」と呼ばれる、激しいシェークで有名な上田和男氏の著書です。

 

彼の作るカクテルの中では、特にギムレットが有名ですね。

 

細氷が浮かぶ美しい見た目…

キリッと冷えたシャープな味わい。

海外からわざわざ銀座まで飲みにくる人もいるくらいです。

 

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※上田和男氏のレシピで作ったギムレット。冷えを保つための氷を入れるのが特徴的。

 

こちらも岸氏のカクテルブックと同じく、

・カクテルの基礎

・スタンダードの独自レシピ

・オリジナルレシピ

と、ひととおりの情報は網羅されています。

 

ただこちらの方は、次のようなノウハウが充実しています。

 

POINT

・カクテルに独自の色味を出す方法、理論

・ハードシェークに適したカクテルレシピ

・ハードシェークに適したお酒の銘柄

 

特に、色の話は興味深かったですね!

上田氏は「色の魔術師」とも呼ばれており、カクテルに絶妙な色合いを出すことを得意としています。

 

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※上田氏のオリジナルカクテル、「キングスバレイ」。独特の深緑の色合いが美しい。

 

ただこちらの本は、職人気質とも言える上田氏のキャラクターが反映されているのもあるのでしょうか。

文章が少しお硬めな感じですね。

 

前に紹介した2冊よりは、少し読みづらさを感じる方も出てくるかもしれません。

(淡々と理論を語ってくれているので、個人的には好きです)

 

もちろん、内容の方はじっくり読み込む価値のあるものになってますよ。

 

 

 

木村義久カクテルブック 〜今宵、KOBEでソル・クバーノを〜

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【著者】木村義久

【内容】スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

カクテルを作るのに少し慣れてきて、

「もう少しレパートリーが欲しくなってきたな…」

と思った時にぜひ手にとってもらいたい一冊です。

 

著者は木村義久氏。

今やスタンダードと呼べるほど有名になったカクテル、「ソルクバーノ」の考案者です。

 

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※ラムベースのカクテル「ソルクバーノ」。カクテル名は「キューバの太陽」という意味。

 

こちらの本は、木村氏が作るスタンダードカクテルの独自レシピ。

そしてオリジナルレシピの紹介が中心となっています。

 

木村氏のレシピはとにかく、「作りやすく親しみやすい」というのが特徴ですね!

特別な材料はほぼ使わず、個人でも再現しやすいものが多いです。

 

基礎を重んじるその姿勢は、まさに質実剛健といったところでしょうか。

 

その文面から、木村氏の柔和なものごしが伝わってくるのも魅力の一つ。

オリジナルカクテルが生まれた際のエピソードなんかは小粋でいいですね。

思わず表情が緩んでしまいます。

 

読んでいて心地よい、そばに置いておきたくなる一冊。

 

 

 

銀座スタア・バー岸久のモヒート50glasses

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【著者】岸久

【内容】モヒートの基礎レシピ、アレンジレシピ

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

先ほど紹介した岸久氏の著書から、もう一冊。

こちらは、モヒートにフォーカスしたカクテルブックです。

 

内容はその名の通り、モヒートの基礎からアレンジレシピまで盛りだくさん。

ベースを変え、フルーツやハーブを変え、50種類ものレシピが紹介されています。

 

例えば、こんなレシピが載っています。

 

POINT

・ジュレップスタイルのモヒート

・スイカのモヒート

・大葉のモヒート

・ホットモヒート

 

岸氏の監修なだけあって、どのレシピも完成度が高いですね。

私も夏になったら全力で活用しています (笑)

 

私は、特にフレッシュフルーツを使うレシピがお気に入りですね。

 

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※この本を参考に作った「イチゴのモヒート」。甘酸っぱく、清涼感あふれる風味。

 

「モヒートは自由な飲みものである」と実感させてくれる、素晴らしい一冊。

 

モヒートが好きな方から、写真映えするおもてなしレシピを知りたい方まで。

カクテル作り初心者の方にもおすすめですよ!

 

 

ちなみにモヒートのアレンジレシピについては、NomiLOGでも記事にしています。

こちらもぜひ!

 

www.green-alaska.com

 

 

フレッシュフルーツ カクテルブック

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【著者】水澤泰彦

【内容】フレッシュフルーツカクテルのレシピ、技法

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

「カクテルの知識も身についてきたし、有名なレシピは一通り作ったかな…?」

 

という方に私がおすすめしたいのは、「フレッシュフルーツを使ったカクテル」

 

その、みずみずしい味わいはスタンダードカクテルではなかなか味わうことができません。

 

フルーツが主役なので、アルコール感も控えめ。

強いお酒が苦手な方でもすんなり飲めちゃう、というのも魅力の1つですね。

 

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※本書を参考にして作った「巨峰のサイドカー」。フレッシュで一体感のある味わい。

 

ただフレッシュフルーツを使ったカクテルは、味の振れ幅も大きく、

「スタンダードに比べると、美味しく作るのは難しい」

と言われています。

 

そんな時に役立つのが、フルーツカクテルの専門書。

 

フルーツの加工の仕方、味見のコツ、失敗しにくいレシピなど。

これを読めば、フレッシュフルーツカクテルの基本がひととおり身につくでしょう。

 

この本はレシピの完成度もピカイチですが、扱うフルーツの種類が多いというのも特徴。

読めば、スーパーの果物コーナーが素材の宝庫に見えてきますよ (笑)

 

 

フレッシュフルーツカクテルについては、NomiLOGでも多数レシピを紹介しています!

まとめ記事からどうぞ!

 

www.green-alaska.com

 

 

カクテル パーフェクト・ガイド

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【著者】デイル・デグロフ

【内容】スタンダードカクテル(海外)、オリジナルカクテル

【ターゲット】中級者向け

 

「現代カクテルの父」とも呼ばれる、デイル・デグロフ氏のカクテルブック。

 

アメリカで活躍するバーテンダーで、クラシックカクテルの復刻、現代的なレシピの発展を担った人物です。

 

こちらの本の主な内容としては…

 

POINT

・カクテルの基礎

・カクテルの歴史

・ガーニッシュ(カクテルの飾りつけ)

・多数のスタンダード、オリジナルのレシピ

 

など。幅広い情報が掲載されています。

 

では、これまで紹介したカクテルブックと何が違うのか?

それは「全てのノウハウが海外基準」という部分ですね。

 

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※本書を参考にして作ったサイドカー。なんと、氷を入れたロックスタイル。分量も日本のスタンダードとは違う。

 

このように、スタンダードカクテルひとつ取ってみても日本とはレシピが違います。

 

どちらかというと、アクティブでハッキリした味わいになっているものが多いですね。

このあたりは、日本と海外の味覚の差ということなのでしょう。

 

海外のカクテル文化に触れてみたい方は、ぜひ手にとってみてください。

新たな発見、そして見聞を広めるのに役立つ一冊です。

 

 

ちなみに日本語版の監修は、「BAR HIGH FIVE」の上野秀嗣氏。

「世界のベストバー50」にも選ばれた、日本を代表するバーテンダーの1人です。

 

なので内容の補完も充分。

我々、日本人にも読みやすい内容になっているのでご心配なく!

 

 

クラフトスピリッツ

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【著者】エリック・グロスマン

【内容】クラフトスピリッツの銘柄紹介、スタンダードカクテル(海外)、創作カクテル

【ターゲット】中級者向け

 

近年流行中のクラフトスピリッツ、クラフトカクテルをテーマとした本です。

 

「クラフト」という言葉はバーの世界では、

「こだわりを持って作られた特別なもの」

という意味で使われることが多いですね。

 

つまりこの本は、「自分だけのこだわりのカクテル」を作りたい方には最適の一冊である言えます。

 

主な内容は次の通り。

 

POINT

・プレミアムなジンやウォッカなどの銘柄紹介

・海外でよく作られるスタンダードレシピ

・スタンダードのアレンジレシピ集

・インフュージョンのノウハウ

 

特に、インフュージョン (漬け込み酒) についての情報は充実していますね。

 

どのお酒に何を漬け込んだら美味しいのか?

この素材を使う場合は何日漬け込むのがベストか?

という具体的なノウハウが書かれています。

 

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※この本の掲載レシピ「ブラックベリーミントジュレップ」。フレッシュフルーツを大胆に使った一杯。

 

創作レシピも、フルーツをふんだんに使ったワクワクするものが多いですね。

個性的なカクテルに興味がある方が、初めに手にする一冊としても優秀です。

 

 

 

Mixology cocktail

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【著者】永瀬正人

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】中級者〜上級者向け

 

その名の通り、ミクソロジーカクテルを取り上げた一冊。

 

そもそもミクソロジーカクテルとは何なのか?

 

ざっくりというと「既存の手法にとらわれずに作られるカクテル」ですね。

解説記事がありますので、見てみてください。

 

www.green-alaska.com

 

こちらの本には、有名バーのミクソロジーカクテルのレシピが惜しげもなく掲載されています。

 

自家製漬け込み酒を使ったカクテル、燻製で香り付けしたカクテルなどなど…

「普通のカクテルしか見たことない」という方には驚きの内容となっています。

 

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※掲載レシピの1つ、「フレッシュモスコミュール」。ホールスパイスをウォッカで瞬間抽出して作る。

 

ミクソロジーカクテルは特殊な器具を使って作られるものも多いのですが…

こちらには個人で再現しやすいレシピが多く揃っています。

 

ミクソロジーに興味がある方はぜひ一読を!

作れそうなものからトライしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

The Art of Advanced Cocktail 最先端カクテルの技術

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【著者】いしかわあさこ

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】上級者向け

 

この表紙のカクテル、なんだと思います?

実はこれ、「シンガポールスリング」なんですよ…。

 

こちらの本は、現代カクテルについて詳しく解説した一冊です。

こちらはレシピの紹介に加えて、具体的なノウハウの解説がされています。

 

ミクソロジーカクテルの技法の紹介から、器具の取り扱い方まで。

より実践的な内容になっていますね。

 

こちらのカクテルブックは業界でも有名なのでしょうか?

載っているレシピと同じものを提供するお店も私は見たことがありますね。

 

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※この本を読んで作りたくなった「スモーキーアレキサンダー」。ハンディスモーカー買っちゃいました (笑)

 

エスプーマや真空調理器、液体窒素 (!) を使ったカクテルなど。

現代カクテルの技法には驚くばかりです…!

 

もちろん、私たちでも作れるレシピもたくさんありますよ。

自家製ハーブコーディアルの作り方なんかは、私もかなり参考にしています。

 

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※自家製ラベンダーシロップを使ったブルームーン。穏やかで上品な風味。

 

使い方の実例も載っているので、作ったものはしっかりと活用できます。

こちらもミクソロジーに興味がある方におすすめです!

 

 

 

Standard cocktails with a twist スタンダードカクテルの再構築

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【著者】いしかわあさこ

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】上級者向け

 

同じく、いしかわあさこ氏監修の一冊。

こちらも、有名店のミクソロジーカクテルを中心としたレシピ集です。

 

先ほどの本との違いは、どのカクテルも元となるレシピがあること…。

つまりツイスト (カクテルをアレンジすること) をテーマとした本となっているところですね。

 

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※ミントジュレップのツイストレシピ、「ピーチハニーミントジュレップ」。生の桃と山崎12年のペアリング。

 

アレンジ、といってもその手法はさまざま。

 

材料をフレッシュに置きかえたり、スパイスを加えたり、はたまた「食べるカクテル」として再構築したりと…。

 

こちらの本もかなり驚くべき内容でしたね…。

難解ですが、ツイストをする際の着想点を学ぶには優秀な内容だと言えそうです。

 

こちらには「A advance of cocktail」に載っていない技法の紹介もされています。

合わせて読んでみてください。

 

 

 

進化するBAR by DRINK  PLANET

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【著者】DRINK PLANET

【内容】現代バー文化、創作カクテル

【ターゲット】中級者〜上級者向け

 

「現代のバーカルチャーの進化」をテーマにした本です。

 

現代のバーが取り入れているコンセプト。

そして、世界的なバーテンダーの方々はどのような考えでカクテルを作っているのか?

その点を深く掘り下げた一冊です。

 

主な取材店舗は以下の通り。

マスターバーテンダーへのインタビューと、そのお店のオリジナルレシピが掲載されています。

 

POINT

・スタア・バー 銀座

・BAR HIGH FIVE

・BAR 石の華

・BAR ベンフィディック

・Peter BAR

・SPEAK LOW

…など計25店舗。

 

個人的には、「バー 石の華」石垣忍氏のレシピが載っていたのが嬉しかったですね!

 

オフィシャルページには、材料の分量までは書かれていませんので…!

 

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※「バー 石の華」石垣忍氏のレシピ、「ライオンズテイル」。オールスパイスが香るトラディショナルな味わい。

 

現代のバー文化を牽引する、巨匠たちのノウハウを知ることのできる一冊。

バー通いも、カクテル作りも楽しくなること間違いなしです!

 

 

 

BITTERS

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【著者】ブラッド・トマス・パーソンズ

【内容】自作ビターズ、ビターズを使ったカクテルレシピ

【ターゲット】上級者向け

 

近年流行の「ビターズ (苦味酒) 」にフォーカスした一冊です。

 

ビターズはカクテルにアクセントを加えるのに役立つ素材。

 

定番のアンゴスチュラ、オレンジ。

最近ではラベンダーのビターズ、はたまたシイタケ原料の旨味ビターズなんてのも登場していますね。

 

そんなビターズの活用の仕方と、自作ビターズのレシピが載っているのが、このカクテルブック。

かなりニッチな内容ですが、「これが欲しかった!」なんて思う方もいるんじゃないでしょうか?

 

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※掲載レシピ、「ジャージーカクテル」。リンゴとビターズの風味の調和が素晴らしい。

 

ただ注意点がひとつ。

日本語訳がされていないので、すべて英語表記となっています。

正直、読むのは少し大変ですね…。

 

ただ、カクテルの基礎知識があればレシピは案外読めちゃいますね。

それ以外の分からないところはググればOK。

便利な時代ですから意外となんとかなります (笑)

 

少し大変ですが、確かな知識を得ることができる一冊。

ぜひ、頑張ってトライしてみてください!

 

 

ちなみにこの本には、なんとビターズを使った料理、おつまみのレシピなんかも載っています。

これがまた秀逸で、中でも「ビターズ風味のバーナッツ」はかなりハマりました!

 

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美味しすぎたので、勢いで記事にしちゃったくらいです (笑)

よろしければ見てみてください! 

 

www.green-alaska.com

 

 

ニュースタンダードドリンク 102

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【著者】土肥大介

【内容】ノンアルコールドリンク

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

こちらは、アルコールの入っていないドリンクがメインのレシピ集です。

レシピ提供は都内を中心とした有名カフェ、フルーツパーラーなど13店舗。

 

「ノンアルコールじゃなくて、カクテルが作りたいんだけど…」

と思うかもしれませんがこの本、かなり役立ちます。

 

バーとは違った視点で作られるドリンクの数々は、新たな発想と刺激を与えてくれますよ。

上手くアレンジすればカクテルとしても楽しめます。

 

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※「葡萄とミントのソーダ」をアレンジして作った葡萄のモヒート。ラムを加えただけですが、しっかり美味しいです。

 

ガチガチに基本を学んだ人ほど、新鮮な気持ちで読むことができると思いますよ。

セオリーに囚われない、柔軟な発想を養うのに役立つことでしょう。

 

もちろん、「日々の生活を彩るちょっと特別なドリンクレシピ集」としても優秀。

休肝日にぜひどうぞ (笑)

 

 

 

コミック「バーテンダー」シリーズ

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【著者】城アラキ (原作)

【内容】カクテルとバーにまつわる物語

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

最後に、私のルーツともなった本を紹介します。

集英社が発行する漫画「バーテンダー」シリーズです。

 

「えっ?漫画…?」

「たしかにバーのことが書いてあるけど…漫画でしょ?」

なんて思うことなかれ。

 

プロのバーテンダーがしっかりと監修を務めている、本格的な作品です。

作品内に登場するオリジナルレシピには、世界的なトップバーテンダーも関わっていたりするんですよ。

 

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※バーテンダー第1部の主人公、佐々倉溜の神のグラス「柚子庵」。フランスと日本の素材が見事に融合した一杯。

 

バーにまつわる物語も面白いですし、読んでいるだけでカクテルの知識がモリモリと入ってきます。

 

本当、漫画って侮れないんですよ。

解説も丁寧ですし、分かりやすい!

 

なにより、登場人物がおいしそうにカクテルを呑んでいると、ついつい自分でも作りたくなって来るんですよね〜。

 

一作品としての完成度も高く、レシピブックとしても、カクテル作りの原動力としても役立ちます。

私イチオシの「カクテルブック」です。

 

 

ちなみに、第1部「バーテンダー」と2部「バーテンダー a paris」では主人公が異なります。

話が (一応) 繋がってないので、2部から読み始めてもOKですよ。

 

 

「a paris」→「a Tokyo」→「6stp」は時系列順に話が繋がっています。

同じ登場人物がいたりするので、深く楽しみたい方は1部からどうぞ!

 

 

他にもカクテルブックをお探しの方は無料でも使える「kindle unlimited」がオススメ

「まずは、あまりコストをかけずにプロのレシピを見てみたいなぁ…」

 

そんな方はamazonの「kindle unlimited」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

POINT

・kindle unlimitedとは…

スマホ、タブレット、PCなどで電子書籍が月額で読み放題となるサービスです。

 

配信書籍には、数はそれほど多くはないですがカクテルブックもいくつかあります。

 

例えばこのような本があります。

 

・ゼロから始めるカクテル&バー入門

【著者】渡邉一也

【内容】スタンダードカクテルのレシピ紹介、バーの楽しみ方、バー文化の解説

 

・洋酒手帳

【著者】上田和男

【内容】ジン、ウイスキー、リキュールなどの銘柄の紹介

 

・アートカクテルブック ファースト“ドリーム”エディション

【著者】宍戸俊彦

【内容】ミクソロジーカクテルの紹介、レシピ

 

このサービスは、初回登録で1ヶ月間無料で使えるのが嬉しいところですね。

気になった本を一気見して、期間内に解約すればコストは0円ですからね。

 

まだ使ったことがない方は、のぞき見感覚で利用してみてはいかがですか?

 

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もちろん、2ヶ月目からはキッチリ月額がかかるのでお気をつけて!

解約ページがよく分からないという方もいると思うので、念のためリンクを貼っておきますね。

 

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カクテルブックで多彩な知識を身につけよう

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私が「カクテル作りに役立った!」と感じた本を紹介しました。

 

今やカクテルのレシピや知識は、ネットなどでも気軽に知ることができます。

 

ですが、残念ながら

「本当に実践して得た知識なのか?」

「この記事を書いた人は、このカクテルを実際に飲んだことがあるのだろうか…?」

と思ってしまう内容のものも多いですね…。

 

そのような時に指標として役立つのが、カクテルブックです。

 

もちろん、本に書いてある内容もすべて正しいとは言い切れませんが…

実績のある人物が監修していることがほとんどですので、数あるメディアの中では信頼性はピカイチです。

 

それに、カクテルに「ただひとつの正解」なんてありませんからね。

多くの知識を入れて、自分に合ったノウハウを身につけていくのがベターだと言えるでしょう。

 

あなたにぴったりの内容の本が見つかれば、より美味しくカクテルを楽しめるようになります。

ぜひ、色々な知識に触れてみてください!

 

 

もちろん、当サイト「NomiLOG」の記事もぜひご贔屓に…! (笑)

(ちゃんとした情報をお届けできるようにガンバリマス…!)

 

当サイトのおすすめの記事は、「カクテルの種類に適したお酒の銘柄の選び方」です。

 

ジン、ウォッカ、バーボンなど。

「このカクテルにはこの銘柄がおすすめだよ!」

という話を積極的に出すようにしています!

 

ぜひこちらも読んでみてください。

 

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