旬のミカンを使ってカクテルを作ってみよう
ミカンといえば日本の冬の風物詩。
こたつに入りながらつまんでいたら、いつのまにか何個も食べていた…なんて経験がある方も多いはずです(笑)
そんなミカンを今年はお酒とともに楽しんでみませんか?
ということで、今回はミカンを使ったフレッシュカクテルのレシピを紹介したいと思います。
オレンジよりも優しい味わいで、思わずホッとするような味わいのミカンカクテル。
ぜひご自宅で作ってみてください!
ミカンの旬はいつ?店頭に並ぶのは?
ミカンの旬は10月〜2月です。
店頭に並ぶのは9月〜3月ころまで。
最近ではハウス栽培のミカンもあるので、5月〜9月ころにも手に入れることができますよ。
雪の降る時期だけの果物、というイメージですが、意外と長く楽しむことができますね。
9月〜12月にかけては極早生(ごくわせ)ミカンや早生(わせ)ミカンといった甘みがスッキリとしたものも出回ります。
品種ごとの味の違いを楽しむのも面白いかもしれませんね。
フレッシュなミカンを使ったカクテルのレシピ
ミカンは果汁の多い果物なので、絞ってジュースにするのがベターです。
スクイーザーや、ハンドプレッサーのような器具を使って加工してみてください!
加工する際に使う道具については、フレッシュフルーツカクテルの記事にて紹介してあります。
ミカンのマティーニ
【材料】
ミカンジュース 45ml
ジン 30ml
クローブ 2粒
【作り方】
材料をシェイカーに入れてシェイクする。
茶漉しなどでクローブの破片を漉しながら、カクテルグラスに注ぐ。
まずは定番の、ジンと合わせたマティーニスタイルにしてみました。
香りに深みを出したかったので、クローブを2粒ほど加えてシェイクします。
ジンベースのカクテルはキリッとシャープな味のものが多いですが、このレシピだと柔らかな印象の味になります。
これぞ、ミカンの醍醐味ですね。
オレンジを使った場合とは違う、ソフトな口当たりのカクテルを作ることができます。
ミカンの風味は意外と繊細なので、シェイクはソフトに行うのがベターです。
ミカンジュースは必ず味見をして、甘みが足りないと感じたらシュガーシロップを足してみてください!
合わせるジンは、フルーツと相性のいいタンカレーをオススメします。
タンカレージンについては別記事で特徴などを解説してますので、使ってみようかな?と考えている方はご覧になってみてください。
ミカンのテキーラサンライズ
【材料】
ミカンジュース 70ml
テキーラ(シルバー) 30ml
グレナデンシロップ 1tsp
【作り方】
ミカンジュースとテキーラをシェイカーに入れて軽くシェイクする。
氷を入れたグラスに注ぎ、グレナデンシロップを沈める。
※シェイクしないで、グラスの中で混ぜて作ってもよい。
お次はオレンジジュースで作る「テキーラサンライズ」をミカンでアレンジしたレシピ。
ミカンに風味に合わせて、テキーラは樽熟成なしのシルバーを使って作ります。
こちらも美味しいですね!
テキーラは柑橘系とよく合うお酒ですが、ミカンとも相性抜群みたいです。
テキーラのクセも適度に和らぐので、かなり飲みやすい味わいとなっています。
シェイクでのレシピを記載しましたが、グラスに材料を注いで混ぜるだけ、という方法でも美味しく作れちゃいますよ。
甘口が好きな方は、グレナデンシロップを少し増やして作るのもオススメです。
ミカンのホットイタリアーノ
【材料】
ミカンジュース 100ml
アマレット 45ml
【作り方】
ミカンジュースを鍋に入れて火にかけ、70℃ほどまで加熱する。
耐熱グラスに注いでアマレットを加え、軽くステアする。
少し珍しい柑橘を使ったホットカクテルのレシピ。
ミカンのほのかな酸味とアマレットの甘さのかけあわせが楽しいカクテルです。
フルーティで奥深い味わいで、とても美味しいですね。
ミカンは寒い時期の果物ですから、体が温まるカクテルはスウッと沁み渡るような、なんとも嬉しい感覚を覚えます。
アマレットの優雅な風味でリラクゼーション効果も高い一杯。
食後にゆったりと落ち着いて飲みたいところですね。
ちなみにアマレットは杏の核を使ったリキュール。
このお酒については、別記事で詳しく解説してますので興味が湧いた方は見てみてください!
ミカンと柿のカクテル
【材料】
ミカンジュース 100ml
柿 1/2個
ホワイトラム 30ml
【作り方】
柿は皮をむき、種を取り除いて適当な大きなに切る。
ミカンジュースと柿を液状になるまでミキサーにかける。
ミキシンググラスに移してホワイトラムを加えて、軽くステアする。
目の荒い茶漉しで漉しながらグラスに注ぐ。
東京・新橋のバー、「マテリアル」の柳美澤氏の考案カクテル。
ミカンと柿とは…なんとも不思議な組み合わせですが、これが意外とマッチしていました。
ラムの甘さと柿の優しい風味を、ミカンのみずみずしさで包み込んだような味わい。
口当たりはトロッとしていて、柔らかな印象を受けますね。
個性的、なのに親しみを持てる味。
筆者イチオシのレシピです!
ちなみに今回はフルーティな味のラム、「アプルトン」を使って作ってみました。
ラムといったらバカルディ!という方が多いですが、こちらもかなりオススメですよ〜。
アプルトンの特徴やその他のラムについては、まとめ記事にて解説してます!
ミカンのファジーネーブル
【材料】
ピーチリキュール 30ml
ミカンジュース 75ml
【作り方】
氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。
本来はオレンジジュースで作る「ファジーネーブル」をミカンでアレンジ。
元レシピより、柔らかな風味になりますね。
季節感も出るのでこれはGoodです。
ピーチリキュールは奏 Kanadeという銘柄を使用しました。
日本製のリキュールで、和の素材であるミカンにもよくマッチしていると思います。
奏 Kanade 白桃について詳しくまとめた記事はこちら↓
寒い時期に美味しいミカン。カクテルにして楽しもう!
冷たいカクテルを寒い時期に飲むのはどうなのかな…?
と思ったのですが、その味わいにはどこか温かさを感じますね。
ミカンが旬の時期には特に美味しく作ることができます。
みなさんもぜひ味わってみてください!
この他のフルーツを使ったカクテルのレシピのまとめはこちらの記事から↓
フルーツカクテルのレシピを、本で学ぶのもおすすめです。
私がよく使っているカクテルブックはこちら↓(フルーツ41種類、カクテル80種のレシピが載っています。)