白と赤のオシャレなボトルが目印のリキュール、ピーチツリー
突然ですが、みなさんは桃が好きですか?
生の桃ってとっても美味しいですよね。
上品な甘みとスッキリと心地よい風味。
桃の旬である夏の時期には特に恋しくなる味わいです。
今回紹介するのは、そんな生の桃のような味わいのお酒、「ピーチツリー」です。
このお酒はどのような特徴があって、どのような飲み方がオススメなのか?
詳しく解説したいと思います。
ピーチツリーの特徴、味について
ピーチツリー最大の特徴はその香りにあります。
まるで、生の桃のようなフレッシュでみずみずしい香り。
市販の飲み方で、ここまで桃感のある味のものってなかなか無いですね。
私は初めて飲んだときに、こんなにフレッシュな風味のお酒があるんだ!と感動しましたね。
まだアルコールにもあまり慣れてない頃だったのですが、とても美味しいと感じました。
それ以来ずっと好きなリキュールとなっていますね。
手元にストックしておかないと落ち着かない一本です(笑)
ピーチツリーはこんな人にオススメ!
・生の桃の香りが好きな方
・甘ったるい味わいよりも、スッキリと上品な甘さが好きな方
・アルコールの匂いがちょっと苦手だという方
ピーチツリーはどちらかというと、スッキリとした甘さを持つリキュールです。
なので、カクテルにするとクリアーで上品な味に仕上げることができます。
とても飲みやすいので、カクテルに興味があるけどあまりお酒は強くないという方にはピッタリのリキュールですね!
ちなみに、甘めの味わいの方が好きだという方はルジェのピーチリキュールがオススメですよ。
ルジェはカシスリキュールで有名なメーカーですね。
こちらはシロップのような濃厚な甘さがあるので、甘党の方にピッタリです。
ピーチツリーの飲み方、カクテルレシピ
それでは、美味しい飲み方の紹介に移りたいと思います。
ピーチツリーはどちらかというと、氷を入れたグラスに材料を注いで作るロングカクテルでの飲み方が適しています。
なので、レシピの紹介もロングカクテルを中心にいきたいと思います。
どれも度数控えめで、まったりとした家飲みに最適。
簡単に作れちゃうので、ぜひトライしてみてください。
ピーチウーロン
【材料】
ピーチツリー 1/3
ウーロン茶 2/3
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぎ、ステアする。
まず紹介するのはピーチツリーの良さを味わうことのできる、ウーロン茶割りのレシピです。
ウーロン茶に桃の風味が加わることで、フレーバーティーのような気品のある味わいとなります。
ウーロン茶のあの独特の渋みはどこへやら。
ピーチウーロンというとカジュアルなイメージなのですが、ピーチツリーを使うと上質なカクテルに仕上げることができますね。
ピーチツリーを手にしたら、まず初めに試していただきたい飲み方です。
ピーチミルク
【材料】
ピーチツリー 1/3
牛乳 2/3
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぎ、ステアする。
続いては牛乳割り。
こちらは甘さスッキリながら、デザート感のある味わい。
食後に飲むのがオススメのレシピですね。
味わいがクドくなりがちなカクテルですが、ピーチツリーを使うと味のバランスが取りやすいですね。
甘さをしっかり感じる分量にするのが、作る際のコツです。
ファジーネーブル
【材料】
ピーチツリー 1/4
オレンジジュース 3/4
【作り方】
グラスに氷を入れて材料を注ぎ、ステアする。
ダイニングバーなどでもおなじみの、オレンジジュース割りのレシピです。
フルーティでトロピカルな味わい。
こちらもピーチツリーの良さがよく出ますね。
しっかりとした桃の香りがあるので、甘さを控えつつ満足感のある味わいに仕上げることができます。
ピーチウーロンと同じく、筆者イチオシの飲み方です。
このカクテルの味わいが気に入った方は、他のオレンジカクテルに手を出してみるのがオススメですよ。
親しみやすい味わいのものが多いので、カクテル入門編としてもオススメです。
ピーチトニック
【材料】
ピーチツリー 1/4
トニックウォーター 3/4
【作り方】
グラスに氷を入れてピーチツリーを注ぎ、ステアする。
トニックウォーターを注いで、軽くステアする。
続いてはリキュールの飲み方の定番のトニック割り。
こちらは炭酸が入るので爽快感のある味になりますね。
ソーダ割りもいいのですが、個人的にはこちらが断然オススメ。
ほのかな酸味と苦味で、とても飲みごたえのある仕上がりとなりますよ。
トニックウォーターにも色々種類があるので、お好みのものを使ってみてください。
私がオススメのトニックウォーターについては、ジントニックの解説記事にて紹介しています。
ピーチとジャスミンのカクテル
【材料】
ピーチツリー 45ml
ジャスミンティー 100ml
炭酸水 100ml
ミントの葉 適量
【作り方】
グラスにピーチツリー、ミントを入れてペストルで潰す。
氷を入れてジャスミンティーを注いでステアする。
炭酸水を注いで軽くステアし、ミントの葉を飾る。
ピーチツリーを使ったモヒート風のカクテル。
生のミントを潰すことで、爽やかな香りをカクテルにまとわせた一杯です。
味わいはまさに桃のティーソーダといった感じ。
余韻に香るミントの爽やかさがたまりません。
甘さはスッキリなので、優雅な印象ですね。
一言で言うならば、女子力の高い味です(笑)
ラムで作る人気のカクテル、「モヒート」はこのようにアレンジが多彩なのも魅力の一つです。
私も色々なアレンジモヒートを試したのですが、どれも美味しかったですね。
アレンジレシピについては別記事にまとめてあります。
プーケットスリング
【材料】
ピーチツリー 30ml
ブルーキュラソー 10ml
グレープフルーツジュース 30ml
トニックウォーター Full up
【作り方】
トニックウォーター以外の材料をシェーカーに入れてシェイクする。
氷を入れたグラスに注ぎ、トニックウォーターで満たし軽くステアする。
見た目の鮮やかなロングカクテルのレシピを紹介します。
このプーケットスリングは、トニックウォーター+グレープフルーツジュースの組み合わせのカクテル。
実はこの2つの材料はとても相性がいい事で知られていて、カクテルの定番の組み合わせになっているんです。
例をあげるなら、カンパリベースのカクテル、「スプモーニ」ですね。
ベースを色々と変えても、材料の比率が少し狂ったとしても美味しくできちゃう、まさに魔法のレシピ。
ピーチリキュールを使っても、もちろん美味しくなりますよ!
ちなみにスプモーニの作り方や、ベースのお酒「カンパリ」についてはこちらの記事で解説がしてあります。
ガルフストリーム
【材料】
ウォッカ 15ml
ピーチリキュール 15ml
グレープフルーツジュース 20ml
パイナップルジュース 5ml
ブルーキュラソー 1tsp
【作り方】
材料をシェイカーに入れシェイクする。
その後、氷を入れたグラスに注ぐ。
シェイカーを使って作るカクテルです。
このガルフストリームは、色々なフルーツの風味が溶け込んだ豊かな風味が特徴的。
なにより色味がとてもキレイですよね。
鮮やかなエメラルドブルーは、その名の通りガルフストリーム=メキシコ湾流をイメージさせます。
少し作るのが大変なカクテルかもしれませんが、とっても美味しいのでぜひ飲んでみてもらいたいですね。
味にこだわりたい方は、別記事にて美味しい作り方を紹介しているので、見てみてください!
ロイヤルブライド
【材料】
ウォッカ 20ml
ピーチツリー 20ml
ピーチジュース10ml
生クリーム 10ml
ストロベリーチョコ
セルフィーユ
【作り方】
材料をシェイカーに入れてシェイクする。
カクテルグラスに注ぎ、薄く削ったストロベリーチョコとセルフィーユを飾る。
日本バーテンダー協会会長である、岸久氏の創作レシピ。
純白のドレスと花嫁のブーケをイメージして作られたカクテルです。
優しい口当たりと、ほのかな甘み、そして桃の香りが心地よいですね。
上品さを感じる味で、「高貴なる花嫁」の名にふさわしいカクテルです。
ピーチジュースは市販のものを使ってもいいのですが、フレッシュの桃をジュースにして作るとさらに美味しく作ることができます。
その際のレシピと、フレッシュの桃カクテルのレシピを知りたい方はこちらからどうぞ。
パルファン
【材料】
ウォッカ 20ml
ピーチリキュール 20ml
ライチリキュール 10ml
ヨーグルトドリンク 10ml
グレナデンシロップ 1tsp
【作り方】
材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
お好みでマラスキーノチェリーと紫の花びらを飾る。
色々なフルーツリキュールを合わせた、ウォッカベースのカクテルです。
創作者はスタアバー、オーナーバーテンダーの岸久氏。
同氏はこのレシピで、第19回全国バーテンダー技能競技大会 創作部門で2位を受賞しています。
このカクテルは、ヨーグルトドリンクを使っているというのが珍しいですね。
それによって仕上がりは柔らか、フルーティな風味にあふれた味わいとなっています。
親しみの持てる味わいでいいですね、このカクテル。
ショートカクテルにまだあまり慣れていない、という方にもオススメのレシピです!
ちなみに、ウォッカの銘柄はサイレントサムが指定されています。
ただこのウォッカは現在、入手するのは難しいので、他の銘柄を使うのが無難ですね。
ウォッカの銘柄については、別記事で解説してあるので参考にしてみてください。
ピーチグラスホッパー
【材料】
ピーチツリー 30ml
ホワイトカカオリキュール 15ml
ココナッツミルク 15ml
シナモンパウダー
【作り方】
材料をシェイカーに入れてシェイクして、カクテルグラスに注ぐ。
シナモンパウダーをふりかける。
最後にシンプルですが、筆者オリジナルのレシピを紹介したいと思います。
チョコミント味の人気カクテル、「グラスホッパー」をピーチリキュールでアレンジしたレシピです。
本来は生クリームを使うカクテルなのですが、桃の味との相性を考えて、ココナッツミルクと合わせてみました。
味わいは甘口でクリーミィ。
材料を見たら分かるかもしれませんが、デザート感覚で飲める味わいですね。
材料をお持ちの方はぜひ作ってみてください。
考案者としては実際に作って飲んでみてもらえるのが、一番嬉しいですね!
ピーチツリーでフレッシュなカクテルを楽しもう!
ピーチツリーを使って作るカクテルは、フレッシュでフルーティなものばかり。
お酒の世界への入り口としては、これ以上ないほど親しみやすい味わいですね。
かといってチープさもなく、よくできたリキュールだと感心させられます。
お手軽な家飲みにも、本格的なカクテル作りにもオススメです。
みなさんもぜひ楽しんでみてください!
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