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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「グレンモーレンジィオリジナル」の個人的評価とおいしい飲み方

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

ウイスキーが好きで、よく飲んでいます。

飲み方もストレートからカクテルまで、色々試してます。

 

今回は、「グレンモーレンジィオリジナル」のレビューです。

 

 

この記事は、

  • グレンモーレンジィの特徴
  • 色々な飲み方で飲んでみての評価
  • 少し変わった飲み方の提案

といった内容で、お届けします。

 

"完璧すぎるウイスキー" なんて呼ばれることもある、このグレンモーレンジィ。

 

私なりの評価と、楽しみ方をシェアしていきたいと思います。

 

  

グレンモーレンジィは「おどろくほどフルーティなウイスキー」

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グレンモーレンジィの特色が、こちら。

 

  • フルーティ、かつ多彩なアロマ
  • ライトで親しみやすい味わい

 

信じられないほど、フルーティ。

これが、グレンモーレンジィの1番の特色でしょう。

 

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※グレンモーレンジィのハイボール。飲みやすく、初めて飲むウイスキーとしても最適ですね。

 

キャッチーながら、奥深い風味も兼ね備えています。
ウイスキービギナーから愛好家まで、幅広い支持を受けている一本ですね。

 

 

グレンモーレンジィオリジナルの基本情報

 

グレンモーレンジィオリジナルについて、ざっくり見てみましょう。

 

【分類】シングルモルトウイスキー

【製造国】スコットランド

【製造地域】ハイランド

【原材料】大麦

【樽熟成年数】10年

【アルコール度数】40%

【容量】700ml

【価格】約4500円(Amazon参考)

 

さまざまな味わいのウイスキーが作られる、「ハイランド地方」のモルト。

 

現地スコットランドで、1番飲まれているシングルモルトとしても知られています。

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

■香り

暖炉の炎に照らされているように、表情豊かな陰影が現れる。

エスプレッソ、フレッシュミントティー、ココアをまぶしたチョコレートタルトのアロマが幾層にも重なる。

続いてプラムのプディング、砂糖漬けのオレンジピール、シナモンやジンジャー、バタースカッチの温かい香りが立ち昇り、最後にチョコレートがけのドライフルーツ、デーツ、チェリーが現れる。

 

■味わい

とろけるような甘さと、絹のようななめらかさ。

はじけるようなスパイスとモカの苦味の対比が素晴らしい。

アプリコットの焼き菓子やオレンジピールの官能的な味わい。

加水するとシナモンとコーヒービーンズ、くるみオイル、そしてビスケットのような麦芽の風味に包まれる。

 

■余韻

春風のように爽やかなミントやレモンの余韻。

グレンモーレンジィブランドサイトより

 

 

グレンモーレンジィの製法

他のウイスキーとくらべてみると、個性的な作り方をしていることが分かります。

 

それが、こちら。

 

  • スコットランドで1番長い蒸留器
  • デザイナーカスクと呼ばれる専用の樽
  • 硬度190の硬水を使用

 

スコットランドで1番長い蒸留器

まず、蒸留に使うスチルポット。

これがスコットランドにある蒸留所の中で、1番背が高い。

 

その長さは、なんと5.14メートル。

大人のキリンと同じ高さだ、なんて言われていますね。

 

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実際に使われている蒸留器と大人のキリン - グレンモーレンジィブランドサイトより

 

これは、ただ単に長いだけ…というわけではなく、ウイスキーの味わいにも関係あり。
蒸気の接触面が広くなることで、余分な雑味が削ぎ落とされ、ピュアな酒質となります。

 

グレンモーレンジィのための樽「デザイナーカスク」

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グレンモーレンジィブランドサイトより 

 

グレンモーレンジィには、「デザイナーカスク」と呼ばれる樽が使われています。

 

ホワイトオークの選定から運用まで、徹底的に管理されたグレンモーレンジィ専用の樽です。

 

この樽が、豊かな柑橘やハチミツ、バニラの香りを生み出すと言われています。

 

グレンモーレンジィは「樽のパイオニア」としても知られていますね。
マディラワイン、貴腐ワインなどのやや珍しい樽を追加熟成に積極的に取り入れています。
まさに、新たな味わいを生み出す「先駆者」です。

 

硬度190の硬水を使用

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グレンモーレンジィブランドサイトより

 

通常、スコッチウイスキーの製造に使われるのは軟水ですが…

グレンモーレンジィは、なんと硬水を使用しています。

 

硬度は190mg/ℓ。

これは、日本の基準だと "中硬水" に分類されます。

 

身近なところでいうと、ミネラルウォーターの「エビアン」より少し低めくらいですね。
※エビアンの硬度は304mg/ℓ

 

使うのは、グレンモーレンジィ蒸留所の敷地内にある「ターロギーの泉」の水。

 

この水の選定が、深みのある味わいを生み出しているとも言われています。

 

 

グレンモーレンジィを色々な飲み方で飲んで評価

それでは、今回改めて実飲した感想です。

 

ストレート ◎

ロック ◯

ハイボール ◎

水割り ◯

トワイスアップ △

※あくまでも個人的な評価です

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

ストレート

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口に含んだ瞬間に、フルーティさが爆発。

初めて飲んだら、わりとびっくりするはず。

 

オレンジ、桃、それを追ってバニラや蜂蜜、温かなスパイス。

 

後口には、ほろ苦さも感じますね。

余韻が心地よく、非常に高いバランス感をもっています。

 

ストレートでも、軽やかに楽しめますね。
次々と変化する表情が、たのしい。

 

ロック

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氷で冷えても、フルーティなニュアンスは健在。

 

ただ、余韻に感じていたビターさが、やや強く感じますね。

氷が溶け進むと、樽のウッディさも目立ってきます。

 

やや無骨なニュアンスが出てきます。
甘さを抑えたい方に。

 

ハイボール

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自宅で飲むなら、個人的にはコレが1番おすすめ。

 

フルーティさが、さらに強調。

鮮やかに、はなやかに香りが広がります。

 

飲むのを止めようと思っても止まらないヤツ。
だれか止めてください(?)

 

POINT

オレンジのピールで香り付けをするアレンジも良いです。

 

メーカーも推奨していますし、バーでも定番のアレンジですね。

 

ハイボールをおいしく作る方法は、こちらの記事にて↓ 

www.green-alaska.com

 

オレンジピールのアレンジのやり方は、こちらを参考に↓ 

www.green-alaska.com

  

水割り

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繊細な甘さと、ビターな余韻を楽しめます。

軽やかですが、ものたりなさは感じませんね。

 

香りは、ややひかえめな印象。

そこだけはやや惜しいかな…という感想です。

 

ウッディな風味や、ビター感が表に出てきます。
ニュアンスが変わるので、このあたりは好みが出そうです。

 

トワイスアップ 

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スパイシーなニュアンスが強くなります。

 

ビターさも強めに出るので、そちらが好きな方にはいいかもしれません。

 

個人的には、グレンモーレンジィに求めているフレーバーが感じづらいので、あまりやらない飲み方ではあります。

 

 

グレンモーレンジィで作るカクテル

すこし意外な楽しみ方かもですが、かなりオススメ。

 

グレンモーレンジィは、「カクテルに使いやすい数少ないシングルモルト」の中のひとつ。
多彩なフレーバーが、色々な材料とうまくマッチしてくれます。

 

家飲みのバリエーションを増やすのに、カクテルはうってつけ。

 

簡単なレシピを紹介するので、参考にどうぞ。

 

ジンジャーレモンバック

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【材料】

グレンモーレンジィ 45ml

アンゴスチュラビターズ 2dash

ジンジャーエール 80ml

レモンピール

 

【作り方】

グラスにグレンモーレンジィとビターズを入れ、軽く混ぜる。

氷を詰めて、よく混ぜて冷やす。

ジンジャーエールを注ぎ、軽く混ぜる。

レモンの皮をしぼり、そのままグラスに落とす。

 

ジンジャーエールで割ることで、爽快な風味に。

 

さわやかなだけじゃなく、風味には奥深さもあります。

 

オールドファッションド

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【材料】

グレンモーレンジィ 45ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

角砂糖 1個

カットオレンジ

 

【作り方】

グラスに角砂糖とビターズを入れ、スプーンなどで軽く砕く。

氷とグレンモーレンジィを入れ、軽く混ぜる。

カットオレンジを添える。

 

世界で大人気のカクテルを、グレンモーレンジィベースで。

 

副材料が加わることで、グレンモーレンジィの風味も拡がりをみせます。

 

POINT

角砂糖は、普通の砂糖スプーン1杯やシュガーシロップ5mlなどで代用してもOKです。

 

イチゴのオールドファッションド

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【材料】

グレンモーレンジィ 45ml

シュガーシロップ 5ml

ビターズ 1dash

イチゴ 3個

 

【作り方】

グラスにグレンモーレンジィ以外の材料を入れ、スプーンなどでイチゴを軽くつぶす。

氷とグレンモーレンジィを入れ、混ぜる。

 

イチゴと合わせた、特別感のある一杯。

 

フルーティかつ、奥深い風味を楽しめます。

本格的ながら、自宅でも簡単に作れるのが◯です。

 

サイレントサード

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【材料】

グレンモーレンジィ 30ml

ホワイトキュラソー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

密かなファンの多いカクテル。

 

グレンモーレンジィをベースにすると、軽やかでびっくりするほどフルーティです。

 

ホットウイスキートディー

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【材料】

グレンモーレンジィ 45ml

砂糖 1tsp

熱湯 適量

スライスレモン

シナモン

クローブ

 

【作り方】

耐熱グラスにグレンモーレンジィ、砂糖、熱湯を入れ、軽く混ぜる。

レモンとスパイスを浮かべる。

 

特に、寒い時期においしい飲み方。

 

オレンジのフルーティさが際立ちます。

思わず、頬がゆるむような味わいですね。

 

このほかにも、色々なウイスキーカクテルのレシピがあります。
遊び心をもって、ためしてみてください。

 

【参考】ウイスキーベースのカクテルレシピまとめ 

www.green-alaska.com

  

 

グレンモーレンジィのまとめ

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最後に、ざっくりまとめます。

 

【グレンモーレンジィのまとめ】

  • スコットランドのウイスキー
  • 軽やかで、フルーティな味わい
  • ビギナーから愛好者まで幅広い人気
  • 現地では1番飲まれているシングルモルト
  • 自宅飲みならハイボールがおすすめ
  • カクテルベースにも◯

 

"完璧すぎるウイスキー" の名は伊達じゃないですね。

 

味わいはハイバランス、楽しみ方も多彩、幅広い層に人気。

とても優秀なモルトです。

 

自宅にストックしておくには、ピッタリの一本。

気になった方はぜひどうぞ。

 

 

ちなみに、容量350mlのハーフボトルもあります。

 

「飲み残しちゃわないか、心配だな」と思う方は、こちらがいいかもですね。

(私も今回は、こっちを買いました)

 

 

グレンモーレンジィのような「フルーティなウイスキー」を他にも飲んでみたい!
という方は、ウイスキー専門ブログ「Yaffee's whisky blog」さんのおすすめ銘柄紹介記事↓もぜひどうぞ。

 

・果物のような香りが楽しめる、フルーティなウイスキー9選 - Yaffee's whisky blog

 

 

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