NomiLOG

NomiLOG

自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「メーカーズマーク」の味わいレビュー【おいしい飲み方もご紹介】

f:id:makersmark3565:20200326221502j:plain

 


こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回はアメリカ、ケンタッキー州で製造されるバーボン「メーカーズマーク」について書いていきます。

 

 

シンプルな飲み方から、カクテルまでさまざまな飲み方を楽しめるバーボン。

私は大好きなので、ウイスキー系でいちばん量を飲んでますね。

 

それでは、このバーボンの魅了から、どうぞ。

 

 

 

バーボンを敬遠していた方にこそメーカーズマークを飲んでもらいたい

f:id:makersmark3565:20200325193240j:image

 

「バーボンって無骨で荒いイメージがあるけど、ふくよかで飲みやすいやつもあるよ」

 

この記事で、私が1番伝えたいことがこちら↑です。

 

「バーボンは辛口すぎてちょっと…」なんて方には、ぜひメーカーズマークを試していただきたい。

なぜなら、昔の自分がまさにバーボン嫌いで、それを解消してくれたのがメーカーズマークだったからです。

 

なぜそうなったのか?ということで、メーカーズマークの特徴から見ていきましょう。

 

 

メーカーズマークの特徴

 

メーカーズマークの製法には、さまざまなこだわりが見られます。

順に見ていきましょう。

 

そもそもバーボンはどんなお酒?という方はこちら↓

www.green-alaska.com

 

味にまろやかさを生む冬小麦

f:id:makersmark3565:20180418205524j:plain

 

一般的に、バーボンを作るときには、トウモロコシ、ライ麦などが使われます。

 

一方、メーカーズマークが主な原料としているのは小麦。

それも柔らかく、ふくよかな風味が特徴の冬小麦です。

 

冬小麦のウイスキーは、口当たりのいい、まろやかな風味となります。

 

一本一本手作業で仕上げる赤い封蝋

f:id:makersmark3565:20180418114345j:image

 

メーカーズマークのチャームポイントである、ボトルキャップの封蝋。

この封蝋は、なんと現在も手作業によって一本一本つけられているのだそうです。

 

なので、蒸溜所の人なら「これは◯◯さんの封蝋」と分かってしまうこともあるんだとか(笑)

 

POINT

もちろん味には関係のない部分なのですが、このような細部へのこだわりというのは、他の工程にも反映されるもの。

 

このバーボンが大事に、こだわりぬいて作られている証明でもあると、私は思います。

 

ロックやソーダ割りだけにとどまらない、多彩な飲み方

f:id:makersmark3565:20180418210022j:plain

 

バーボンの飲み方の定番はロック、またはソーダ割り。

 

なのですが、このメーカーズマークは実はカクテルベースとしても優秀。

バーで、スタンダードレシピにもよく使われていますね。

 

多彩な飲み方で楽しめるのも、ひとつのいいところです。

 

POINT

個人的には、フレッシュフルーツとの組み合わせが好きですね。

ストロベリー、パイナップルなど意外にも相性のいい組み合わせがたくさんあります。

 

無骨な味わいが、ずいぶんとこなれて華やかになるので良きです。

 

 

メーカーズマークのテイスティングレビュー

では、メーカーズマークはどのような味になっているのか?

常温ストレートで飲んでみましょう。

 

f:id:makersmark3565:20200325194900j:image

 

まず香り。

穀物のふくよかさとバニラ香をよく感じます。

甘く濃厚で丸みを感じるような香りです。

 

味わいは、穀物のコクとバニラの香りが見事にマッチ。

口当たりは非常にまろやかですね。

バーボンとしては、かなり飲みやすい方だと思います。

 

POINT

この、丸みがある豊かな風味がメーカーズマークの特徴ですね。

とにかく飲みやすく、親しみが持てます。

 

ある意味「らしくない」バーボンであるとも言えますが…

そんなの、どうでも良いと思わせてくれる、すばらしい味わいです。

 

 

メーカーズマークのおいしい飲み方、カクテルレシピ

スタンダードな飲み方から、フレッシュフルーツを使ったレシピまで。

色々、紹介していきます。

 

バーボンソーダ

f:id:makersmark3565:20200409205613j:image

 

【材料】

メーカーズマーク 1/3

炭酸水 2/3

 

【作り方】

グラスに氷を詰めてメーカーズマークを注ぎステアする。

炭酸水で満たし、軽く再ステアする。

 

まず試していただきたいのは、ソーダ割り。

 

上等なビールをイメージさせる香ばしさ、ふくよかさ。

シンプルですが、プレミアムな味わいとなります。

 

POINT

ひと手間加えたい方は、オレンジピールがよく合うのでおすすめです。

 

オン・ザ・ロック

f:id:makersmark3565:20180418184423j:image

 

【材料】
メーカーズマーク 30~45ml(ワンショット)

 

【作り方】
ロックグラスに氷を詰めてメーカーズマークを注ぎ、軽くステアする。

 

バーボンといえばオン・ザ・ロック。

このメーカーズマークも、例外ではありません。

 

穀物由来のふくよかさ、香ばしさ、樽の香味…

甘い香りに満たされるような、この感覚はたまらないですね。

  

ミントジュレップ

f:id:makersmark3565:20200409205355j:image

 

【材料】

メーカーズマーク 60ml

シュガーシロップ 1tsp

ミントの葉 ひとつかみ

炭酸水 少量

クラッシュドアイス

 

【作り方】

メーカーズマークとクラッシュドアイス以外の材料をグラスに入れ、ミントの葉を軽くつぶす。

クラッシュドアイスをグラスに詰め、メーカーズマークを注ぎ、よくステアしてミントの枝を飾る。

 

メーカーズマークの持つ濃厚なフレーバーに、ミントの爽やかさがベストマッチ。

 

メーカーズマークは、ややどっしりした味わい。

そこにミントの清涼さが加わることにより、素晴らしい化学反応が起きます。

 

油っけのある料理に、レモンを効かせるといったイメージに近いかもしれませんね。

 

漫画作品の再現レシピとなりますが、ちょっと変わったミントジュレップもどうぞ↓

www.green-alaska.com

 

ニューヨーク

 f:id:makersmark3565:20200516031904j:image

 

【材料】

メーカーズマーク 45ml

ライムジュース 15ml

グレナデンシロップ 1/2 tsp

シュガーシロップ 1tsp

オレンジピール

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れて、シェイクする。

カクテルグラスに注ぎ、オレンジピールをする。

 

ニューヨークはライウイスキー、またはバーボンを使って作るカクテル。

 

甘そうに見えますが、味わいはライムで引き締まります。

メーカーズマークのふくよかさと、フルーティさの調和が楽しい一杯です。

 

メーカーズマーク スマッシュミュール

 f:id:makersmark3565:20180414040335j:image

 

【材料】

メーカーズマーク 30ml

シュガーシロップ 10ml

ジンジャーエール 90ml

イチゴ 2粒

バジルの葉 5枚

生姜果汁 2ml

 

【作り方】

シェイカーにメーカーズマーク、シロップ、イチゴ、バジルを入れペストルで潰す。

氷を入れてシェイクし、氷を詰めたグラスに茶こしを使い入れる。

生姜果汁とジンジャーエールを注ぎ軽くステアし、イチゴとバジルを飾る。

 

「スマッシュ」という少し珍しいスタイルのカクテルです。

 

イチゴとバジルをメーカーズマークとともに潰すことによって、爽やかさを出しています。

フレッシュ感に溢れた刺激的な味ですね。

 

フレッシュストロベリーのカクテルレシピまとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

イチゴのオールドファッションド

 f:id:makersmark3565:20180414040321j:image

 

【材料】

バーボン 45ml

イチゴ 3粒

シュガーシロップ 5ml

ビターズ 1ダッシュ

 

【作り方】

グラスに材料を入れイチゴをペストルで潰す。氷を入れて軽くステアする。

 

Twitterで、ニッカウヰスキーの公式アカウントが紹介したことで話題となったカクテルです。

 

 

メーカーズマークのふくよかさにイチゴの甘酸っぱさ。

とても華やかでフレッシュな味となっていますね。

 

やっぱりメーカーズマークとベリー系のフルーツは相性がとてもいいですね。

 

POINT

使うイチゴは高級なものでなくてもOK。

むしろ、酸味のはっきりしたものが合うと思います。

 

 

メーカーズマークのラインナップ

メーカーズマークには、いくつかのバリエーションがあります。

それぞれの特徴について、解説したいと思います。

 

メーカーズマーク

 

まず、基本となるのがこちらのボトル。

今回紹介した飲み方、カクテルもすべてこのボトルを使ったものとなっています。

 

まだメーカーズマークを飲んだことがないという方。

普段飲みとして一本欲しいという方は、こちらを選ぶのがいいでしょう。 

 

プレミアムバーボンとはいうものの、お求めやすい価格なのもポイントです。

 

メーカーズマーク46

 

メーカーズマークのプレミアム版といった位置付けの銘柄です。

 

メーカーズマークの原酒に、「インナーステイブ」というフレンチオークの側板を沈めることにより、新たな味を生み出しています。

 

味わいはより濃く、深みが増した感じですね。

少し特別な日に口にするバーボンとして、手にしてみてはいかがでしょうか?

 

メーカーズマークミントジュレップ

 

こちらは、メーカーズマークにミントの風味と甘みを加えた銘柄です。

 

ソーダで割れば、ミントジュレップ風カクテルの完成。

生のミントを使わなくてもできてしまうので、かなりお手軽ですね。

 

さすがに、フレッシュ感は少し物足りませんが、カジュアルにミントジュレップを楽しみたいという方にはぴったりの一本です。

 

 

メーカーズマークからバーボンにトライしてみては?

最後に、ざっくりとまとめます。

 

【メーカーズマークの特徴まとめ】

  • メインの原料は冬小麦
  • 味わいはふくよかで、どっしりと甘い
  • 飲み方はロックからカクテルまで多彩
  • 飲みやすいので、バーボンに苦手意識のある方にもおすすめ

 

バーボンを飲んでいくのなら、いずれは飲むことになる一本でしょう。

 

慣れていない方でもおいしく飲めるので、どうせなら早いうちに飲んじゃうのがと思います。

 

ぜひ、このふくよかな風味を堪能してみてください。

 

【関連記事】

・スーパープレミアムバーボン、「ウッドフォードリザーブ」のレビュー

www.green-alaska.com

 

・バーボンベースカクテルの代表レシピと、ベースにおすすめの銘柄

www.green-alaska.com

 

 ・シーバスリーガル ミズナラエディションのレビュー

www.green-alaska.com