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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「ウッドフォードリザーブ」のレビュー【カクテルベースに最適】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、スーパープレミアムバーボン「ウッドフォードリザーブ」について書いていきます。

 

 

そのまま飲んでも美味しいですし、カクテルベースにも最適。

控えめに言って、優秀すぎますね。

 

魅力からおすすめの飲み方まで、いろいろ紹介したいと思います。

 

  

ウッドフォードリザーブの基本情報

 

まずは、ウッドフォードリザーブについてざっくりと。

 

【分類】バーボン

【製造国】アメリカ(ケンタッキー州)

【原料】グレーン、モルト

【アルコール度数】43%

【内容量】750ml

【価格】約4000円(amazon参考)

 

ケンタッキー州最古の蒸留所で作られる、スーパープレミアムバーボン。

 

同州で行われる、全米最大規模のレース「ケンタッキーダービー」のオフィシャルバーボンとしても有名ですね。

 

POINT

【スーパープレミアムバーボンってどんなバーボン?】

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実は、分類に明確な定義はありません。

 

だいたい4000円以上のものが、そう呼ばれているみたいですね。

メーカーによる独自のキャッチコピーのようなもの、といった感じです。

 

ただ、値段が高い分、こだわりを持って作られているものが多いという印象ですね。

 

 

ウッドフォードリザーブの魅力

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品質の高さが、なによりの魅力ですね。

「量より質」という考えのもと、こだわりぬいて作られています。

 

ちなみに、製造法にはこのような特徴があります。

 

  • 「ライムストーンウォーター」と呼ばれる、硬度の高い天然の地下水を使用
  • 昔ながらのイトスギ製発酵槽を使用
  • 通常よりも長めの、6日間の発酵
  • 伝統的な、銅製ポットスチルによる蒸留
  • 専用の加工が施された、ウッドフォードリザーブオリジナルの樽による熟成

 

独自のフレーバーを生み出すために、一般的なバーボンとは違う技法を取り入れているとのことです。

 

※ウッドフォードリザーブの製法や歴史については、ウイスキーレクチャラーの資格を持つ "yaffee" さんのブログにきれいにまとめてあります。

知見を深めたいかたは、こちらもぜひどうぞ↓

 

 

近年のウッドフォードリザーブ人気の理由は?

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実は、このウッドフォードリザーブ。

近年、売り上げを大きく伸ばしているバーボンでもあります。

 

その要因となっているのが、このような世界的なムーブメントです。

 

  • アメリカン・ウイスキーカクテルの流行
  • クラシックカクテルの再評価
  • 「いいものを少量だけ」という考え方

 

そのまま飲んでもおいしいバーボンですが、カクテルベースとしても人気を集めているようです。

 

近年のバーの流行といえば、ミクソロジーカクテル。

前衛的な材料や手法で作られる、「モダン」なカクテルです。

 

「ミクソロジーカクテル」についてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

ですがそんな中、海外ではスタンダードカクテルのレシピの奥深さを再評価する流れが起こっています。

 

そして、その中で最もクラシックなバーボンベースのカクテルに注目が集まり始めたのです。

 

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※2017年にDrinks International社が発表した「人気のクラシックカクテルTOP10」。数多くのバーボンカクテルがランクイン。

ちなみに2020年のランキングはこちら

 

ウッドフォードリザーブは、これらのカクテルのベースとして、売上げが拡大しています。

カクテルの味を高める手段として、質の高いバーボンが重宝されるようになったというわけですね。

 

POINT

【なぜ、他のバーボンではなくウッドフォードが選ばれているのか?】

味わいがカクテルに向いているから。これに尽きます。

これは、実際に飲んでみるとよく分かりますね。

 

  • さまざまな材料とのなじみがいい
  • 上品に仕上がる
  • バーボンらしい芯もしっかりある

 

とにかく一体感が素晴らしいというのが、私の感想です。

 

 

ウッドフォードリザーブのテイスティングレビュー

常温ストレートで飲んでみましょう。  

 

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軽やか、なのに深みのある味。

うーん、これはシンプルにおいしいと言わざるを得ません…。

 

やわらかでエレガント、しかし芯もしっかりしている。

矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、たしかに、そんな感じ。

 

トップに香るバニラ、口にしたときのスパイシーさ、ウッディな風味…。

そのどれもが主張しすぎず、滑らかで洗練されているイメージです。

 

POINT

「バーボンをストレートで」

というとキツそうなイメージがありますが、まったくそんなことは無いですね。

 

ストレートでも全然いける、どころか推奨するまであります。

 

 

ウッドフォードリザーブをいろいろな飲み方で飲んでみました

ウイスキー定番の飲み方を、いろいろと試してみました。

私個人の評価は、こちら。

 

ストレート  ◎

オン・ザ・ロック  ○

水割り  △

ソーダ割り  ◎

トワイスアップ  △

※あくまでも個人の感想です

 

良かったものについて、個別で感想をどうぞ。

※ストレートについては先ほど書いたので割愛

 

オン・ザ・ロック

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甘い香りは少しひかえめになりますが、代わりにフルーティさが際立ちます。

華やか、そしてなめらかな飲み口です。

 

後半は、ウッディな風味がやや際立ちますね。

香りの伸びがいいおかげか、最後まで満足できる味わいでした。

 

ソーダ割り

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非常に上品に仕上がり、驚きます。

そして、ソーダで割っても、骨格をしっかりと保ってくれますね。

 

バーボンらしいコクと滑らかさの同居。

これは、見事ですね。

 

 

ウッドフォードリザーブで作るカクテル

ウッドフォードの本領発揮。

いろいろなレシピを作ってみました。

 

自宅で、無理なく作れるものも多いです。

家飲みの際には、ぜひレシピを参考にどうぞ。

 

ミントジュレップ

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 60ml

シュガーシロップ 2tsp

炭酸水 適量

ミントの葉 20枚程度

クラッシュドアイス

 

【作り方】

グラスにミントの葉とシュガーシロップ、少量の炭酸水を入れて、ペストルなどで潰す。

クラッシュドアイスを詰めて、ウッドフォードリザーブを注ぎステアする。

炭酸水で満たして軽く再ステアする。

 

前述の「ケンタッキーダービー」のオフィシャルドリンクにもなっているカクテル。

 

ミントの香り、清涼感がウッドフォードリザーブを見事に引き立ててくれています。

そして何より、味わいの一体感が素晴らしいです。

 

いろんなバーボンでミントジュレップを作ってきましたが、今のところこれが1番美味しいかもしれません。

 

オールドファッションド

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 45ml

角砂糖 1個

アンゴスチュラビターズ 2dash

オレンジスライス

レモンスライス

ライムスライス

マラスキーノチェリー

 

【作り方】

グラスに角砂糖を入れてビターズをたらす。

氷を入れてウッドフォードリザーブを注ぎ、軽くステアする。

オレンジ、ライム、マラスキーノチェリーを飾る。

 

 

ウッドフォードリザーブは、オールドファッションドによく使われているそうですが…

これは、飲めば理由が分かりますね。

 

フレッシュかつ深みのある味、高い満足感。

海外だけではなく、日本でも大流行してほしいです(笑)

 

ウイスキーサワー

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 45ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 2tsp

卵白 1/2個分

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、氷の入ったグラスに注ぐ。

お好みでオレンジ、チェリーを飾る。

 

今回は、ウッドフォードリザーブにオススメだという卵白を入れたレシピで。

 

酸味が効いていてキリッとシャープな味わい。

ウッドフォードリザーブもレモンに負けず、しっかりと主張します。

 

ウッドフォードリザーブをスッキリと味わいたい方にオススメのレシピですね。

 

ケンタッキーミュール

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 45ml

ライムジュース 10ml

ジンジャーエール or ジンジャービア Full up

 

【作り方】

グラスに氷を入れて、ウッドフォードリザーブとライムジュースを注ぐ。

ステアしてからジンジャーエールを注ぎ、軽く再ステアする。

お好みでレモンスライス、ミント、ブラックペッパー、唐辛子などを飾る。

 

ミントジュレップと並んで、アメリカでの人気が高まりつつあるカクテルです。

 

濃厚、かつ爽快。

ウッドフォードリザーブの風味のおかげで、単調になっていないところがいいですね。

 

 

イチゴのオールドファッションド

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 45ml

イチゴ 3粒

シュガーシロップ 1〜2tsp

ビターズ 1dash

 

【作り方】

グラスに材料を入れて、ペストルなどでイチゴをよく潰す。

氷を入れてステアする。

 

フレッシュなイチゴを使った、オールドファッションドのアレンジレシピです。

 

ウッドフォードリザーブにイチゴのフレッシュさがベストマッチ。

いや〜、こちらも素晴らしい味わいです。

 

そういえば、このレシピを紹介していたニッカウイスキーも、ウッドフォードリザーブを使っていましたね。

 

 

イチゴを使ったカクテルレシピについてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

コーヒーオールドファッションド

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【材料】

ウッドフォードリザーブ 40ml

エスプレッソ 40ml

砂糖 or シュガーシロップ 2tsp

アンゴスチュラビターズ 2dash

コーヒー豆 (粗挽き) 適量

 

【作り方】

グラスのリムの半分に、挽いたコーヒー豆の粉を付けてスノースタイルにする。

グラスに氷を入れて残りの材料を注ぎ、ステアする。

 

コーヒーとの、ちょっと珍しい組み合わせ。

 

なんと…まるで生のフルーツが入っているかのような、フレッシュでフルーティな風味を感じます。

 

当然、フルーツなんて入れていません。

この化学変化とも言うべき味わいは、必見です。

 

 

ウッドフォードリザーブのバリエーション

主な銘柄は、こちらの2種類です。

 

  • ウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクト
  • ウッドフォードリザーブ ダブルオーク

 

ウッドフォードリザーブ ディスティラーズセレクト

 

今回ご紹介した、ウッドフォードリザーブのスタンダードモデル。

 

特徴については、この記事で説明したとおり。

初めて手にする方、カクテルベースに使いたいという方は、こちらを選ぶのがいいでしょう。

 

ウッドフォードリザーブ ダブルオーク

 

こちらは、熟成を終えたウッドフォードリザーブを、専用のホワイトオークの樽でもう一度熟成させたものです。

 

ウッドフォードリザーブのプレミアム版といった位置づけですね。

 

こちらの方はまだ口にしたことが無いので、私のレビューは控えさせてもらいます。

 

味わいは、深みが増してまろやかな風味となっているそうです。

特徴を見る限りでは、ストレートやロックなどそのままに近い状態で味わうのがよさそうですね。

 

 

ウッドフォードリザーブのまとめ

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最後に、ざっくりおさらいです。

 

【ウッドフォードリザーブのまとめ】
  • 「量より質」の、高品質バーボン 
  • 軽やかながら、骨太な味わい
  • バーボンらしからぬ、上品さ
  • ストレート、ロック、ソーダ割りがおすすめ
  • カクテルに使うと、本領発揮

 

正直、この値段帯のバーボンには、最初はすこし抵抗がありました。

 

ですが、実際に飲んでみると「これは値段なりの価値があるな」と、素直に感じましたね。

 

手軽な飲み方から、お試しください。

ウッドフォードの本気が見れるカクテルでの飲み方も、ぜひどうぞ。

 

今回、記事を紹介させていただいたyaffeeさんのブログはこちら↓

 

 

【関連記事】

・プレミアムバーボン「メーカーズマーク」のレビュー

www.green-alaska.com

 

・バーボンのカクテルレシピ

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・「ジョニーウォーカー ブラックラベル」のレビュー

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