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カクテルやウイスキー、リキュールなどの洋酒の楽しみ方を紹介します

フロム・ザ・バレル - 根強いファンが多いハイクオリティで安価な樽出しウイスキー

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フロム・ザ・バレルとは

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http://www.barrel365.com/twiceup/

 

フロム・ザ・バレルはニッカウヰスキーが製造する、国産のブレンデッドウイスキーです。

 

ニッカウヰスキーといえば、日本でもっとも売れているウイスキー、ブラックニッカの製造元として有名ですね。

庶民向けの安価なウイスキー以外にも、「竹鶴ピュアモルト」「シングルモルト余市」などの数々の銘酒を生み出しているメーカーです。

 

そんなニッカのラインナップから私がオススメしたいのがこちら。

力強いフレーバーが特徴の樽出しウイスキー「フロム・ザ・バレル」です。

 

 

フロム・ザ・バレルの製法、特徴

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フロム・ザ・バレルの製造には、一般的なブレンデッドウイスキーとは少し異なる手法がいくつか取り入れられています。

まずは、そちらについてお話ししたいと思います。

 

特徴その1: ウイスキーの味に調和感を生み出す「マリッジ」

一般的にブレンデッドウイスキーは、樽による熟成が完了したモルト原酒とグレーン原酒をブレンドし味の調整がなされた後、ボトル詰めされ出荷されていきます。

一方、フロム・ザ・バレルは熟成を終えたモルトとグレーンをブレンドした後に、さらに新たな樽に入れ数ヶ月追熟成させて製造されます。

この手法は「マリッジ(結婚)」と呼ばれています。

 

モルトとグレーンは1つの樽の中で調和し、まさにそれぞれの原酒が結婚したかのような一体感を生み出します。

短期間に複数の樽での熟成を経ることにより、樽由来の濃厚なフレーバーがウイスキーに付くことも特徴の1つです。

 

特徴その2: ウイスキー本来の味を楽しむための「最小限の加水」

さらにフロム・ザ・バレルにはもう1つ特徴があります。

それは、ウイスキーが瓶詰めされる前に行われる加水が最小限に抑えられているという点です。

 

一般的にウイスキーは熟成のあとに加水をして、アルコール度数が40%程度になるように調整されます。

ですがフロム・ザ・バレルは、その加水が最小限に留められているため、出荷時の度数は51.4度。

これは数あるお酒の中でも、かなり度数が高い部類に入ります。

 

このような製法で作られるウイスキーは「カスクストレングス」と呼ばれていますね。

ただフロム・ザ・バレルの場合は、厳密にはその定義から少し外れてしまうため「樽出し原酒」というキャッチコピーで販売がされています。

 

ここまで解説すると気付いた方もおられるかもしれないですが、フロム・ザ・バレルという名前の由来はまさにここにあります。

「樽直送」の、原酒のままの美味しさを楽しむことができるという点がフロム・ザ・バレルの最大の特徴なのです。

 

「でも、度数が高いウイスキーなんて飲みにくいだけなんじゃ?」と思った方。

51.4度のお酒、と聞くとそう思ってしまうのも無理ありません。

ですが、フロム・ザ・バレルには単純な度数の数値だけではない魅力があります。

 

 

フロム・ザ・バレルの魅力

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http://mtbsqtr.blogspot.jp/2013_08_01_archive.html

 

フロム・ザ・バレルには根強いファンが多いです。

ネット上でウイスキーについて語る場があると、ほぼ必ず名前が挙がる印象がありますね。

では、このウイスキーはどのような魅力で人々を惹きつけているのでしょうか?

 

魅力その1: 力強いフレーバー

フロム・ザ・バレルには、その高い度数以外にも特徴があります。

それは香りやフレーバーの力強さです。

特に香りが口の中に一斉に拡がる感覚は、通常のウイスキーではなかなか味わえません。

例えるなら、そうですね…香りが爆発するような感じとでも言いましょうか。

このような強いフレーバーのウイスキーは、じっくりと香りに浸るような飲み方を好む人にうってつけです。

 

魅力その2: 甘く魅惑的な、高い度数を感じさせない味わい

フロム・ザ・バレルの香りは甘さが際立った仕上がりとなっています。

その香りはカラメルや花の蜜に例えられることが多いですね。

口当たりは意外にもまろやかで、そのおかげか51.4%という度数を感じさせないほどスイスイ飲めてしまいます。

 

魅力その3: 安価で買うことができる

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香りもよく完成度の高いフロム・ザ・バレルですが、樽出しウイスキーにしては比較的安価な値段で買えてしまうというの特徴のひとつです。

  

カスクストレングスのウイスキーは通常、シングルモルトのウイスキーの中で特別出来の良い樽を厳選して製造されます。

そのため希少価値が高く供給量も安定しません。

 

対してフロム・ザ・バレルは数種のモルトとグレーンを使って作られるブレンデッドウイスキー。

なので、供給量が安定しており安価な値段で提供されているのです。

ブレンデッドだからといって他のカスクストレングスより味わいが劣るかというとそんな事はありません。

製造方法の工夫やブレンダーの手腕によってフロム・ザ・バレルは樽出し原酒の魅力を存分に味わえる出来となっています。

 

値段の方は2015年に値上げをしたため現在は2500円ほどになっていますね。

 

 

値上げしたとはいえ、クオリティを考えるとかなりお得な値段です。

ブレンダーの手腕と企業努力に、ただただ驚くしかありませんね…。

 

 

フロム・ザ・バレルのオススメの飲み方

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https://blogs.yahoo.co.jp/koj_kou/62512208.html

 

個人的な評価

 ストレート◎

 ロック○

 トワイスアップ△

 ハイボール△

 水割り×

(あくまでも個人の感想です)

 

特徴的な甘い香りを最大限に楽しむために、なるべく加水を抑えた飲み方をオススメします。

加水をするにしても1:1のトワイスアップか、ロックでの飲み方に留めておくのがいいですね。

 

普段ウイスキーを飲むときに水割りやハイボールで飲むことが多いという方も、まずはストレートで味わって頂きたいです。

フロム・ザ・バレルはその度数で飲むのが一番美味しいという考えの下でボトリングされているので、その意図を汲んでそのままの状態で飲むのがオススメというわけですね。

 

フロム・ザ・バレルをストレートで口にすると、初めはピリッとしたアルコールの当たりが少し気になります。

ですが、すぐに華やかなフレーバーと魅惑的な甘さが口の中一杯に拡がっていきます。

この香りが隅々まで浸透していき、満たされる感覚がたまりません。

海外の方でこの香りを「花畑の中で深呼吸をするような体験だ!」と例えた方もいるそうですね。

 

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http://p.twipple.jp/QkdVm

 

ちなみにニッカウヰスキー公式の解説ページでは、ハイボールでの飲み方も提案されています。

ですが、個人的にはアルコールの当たりが際立って少し苦手だと感じてしまいました。

 

この味ですと、濃い目のハイボールが好きという方は気に入るかもしれませんね。

この辺りは個人の感覚の違いもあるので、みなさんには色々な飲み方を試してみてもらいたいと思います。

 

 

フロム・ザ・バレルを使ったカクテル、インフュージョンのすすめ

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フロム・ザ・バレルを楽しむ手段としてもう1つ私がオススメしたいものがあります。

それはウイスキーカクテルのベースとして、フロムザバレルを使用することです。

 

フロム・ザ・バレルで作られるウイスキーカクテルは度数も上がり、パワフルで飲みごたえのある味となります。

筆者のオススメのカクテルはゴッドファーザー。

ウイスキーにアマレットを加えたスタンダードカクテルです。

 

・ゴッドファーザーのレシピ

【材料】

フロムザバレル 45ml

アマレット 15ml

 

【作り方】

ロックグラスに氷を入れ、材料を注ぎ軽くステアする。

 

 

アマレットは強い風味を持つリキュールです。

普通のウイスキーを使って作ると、アマレットの風味だけが際立ってしまうということもしばしばあります

 

ですがフロム・ザ・バレルはアマレットにも負けない力強い味を持っています。

そのため2つのお酒の風味をクッキリと味わうことができ、味のインパクトも十分。

ゴッドファーザーはどこか妖艶な雰囲気のあるカクテルですが、その印象は一変。

上品ながらも力強い、なんとも個性的なカクテルとなります。

 

フロム・ザ・バレルの華やかな香りとアマレットの香りの相性も抜群。

フェイマスグラウスやデュワーズを使ったゴッドファーザーしか飲んだことがないという方は一度試してみてはいかがでしょうか?

 

ゴッドファーザーの詳しい作り方についてはアマレットの記事で解説していますのでこちらもどうぞ!

 

www.green-alaska.com

 

 

その他ですと、最近ではニッカウヰスキー公式も話題にしている、漬け込み(インフュージョン)ウイスキーの材料として使うというのもオススメですね。

私も以前、SNSで話題となったイチゴの漬け込みウイスキーをフロム・ザ・バレルで作ってみました。

 

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これがまた素晴らしい味だったのでこの後しばらくイチゴの漬け込みにハマってしまいました…。

この他にも色々なウイスキーを使ってイチゴを漬け込んでみて気づいたんですけど、フロム・ザ・バレルで作ったものはイチゴの風味が濃い感じがしたんですよね。

 

これはフロム・ザ・バレルのアルコール度数が高く、材料のエキス分がよく抽出されたためだと思われます。

これは高いアルコール度数を持つ、フロム・ザ・バレルだからこそ作ることができる味だと言えます。

 

イチゴのウイスキーの詳しい作り方についてはこちらをどうぞ! 

 

www.green-alaska.com

 

 

さいごに

フロム・ザ・バレルは安価なため普段飲みのウイスキーとして常飲しているという方も多いと聞きます。

普段はバランタインファイネストなどを飲んでいるという方は新たな選択肢の1つとして一度飲んでみてはいかがでしょうか?

 

カスクストレングスの入門用としても最適です。

香りが爆発するような鮮烈な味を体験してみたいと思った方は、ぜひこのウイスキーから樽出し原酒の世界に入ってみてください!