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カクテルやウイスキー、リキュールなどの洋酒の楽しみ方を紹介します

ハイボールに合うウイスキーの銘柄と美味しく作るためのポイントを解説

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ウイスキーをハイボールで飲むことの意義

 

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https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1042904/

 

ウイスキーを炭酸水で割ったシンプルなカクテルであるハイボール

ひと昔前は居酒屋などで年配の男性が頼むお酒、といった印象がありましたが、昨今のブームを受けて女性や若者まで広く飲まれるようになりウイスキーの飲み方の1つとして定着した感があります 

 

ウイスキーは色々な飲み方ができるお酒です。それなのになぜハイボールブームが起こるほどに人気が出たのでしょうか?

そこでまずはウイスキーをハイボールにして飲む利点を挙げてみたいと思います

 

・ウイスキーの味に爽快感が生まれる

ウイスキーは飲みごたえのあるお酒です

食後の一杯として高い満足度を与えてくれますが、ややもするとその味は重くなりがち…

そのジレンマをハイボールは解決してくれます

炭酸によって爽快な飲み口となり、飲みやすさと満足感を両立させることができるのです

 

・水割りやストレートとは違う新たな味を生み出す

ウイスキーをストレートで飲むと原酒本来の味と香りを楽しむことができ、水割りだと甘さや香りが際立ち飲みやすくなります

一方ハイボールは炭酸の反発により新たな味を生み出します

ウイスキー本来の味を生かすというよりは変化をもたらす飲み方と言えます

 

・前面に出てくる香りが変わる

ハイボールにすることで香り立ちの印象が他の飲み方とは変わってきます

特に顕著なのはアイラのウイスキー。その特徴であるピート香やスモーキーさが他の飲み方よりも際立ちます

飲み慣れたウイスキーを試しにハイボールで飲んでみたら奥に隠れた香りに気づく事ができて印象が一変した、なんてこともしばしば

いつものウイスキーも新鮮な気持ちで楽しむことができますね!

 

・食事に合う

ウイスキーの樽香のような癖となる要素が抑えられ、スッキリと飲みやすい味になることによって食事に比較的よく合うようになります(もちろん使うウイスキーの銘柄によりますが…)

特に油分の聞いた肉類。鳥の唐揚げなどとの相性はいわずもがな

 

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http://gourmet.blog.suntory.co.jp/006138.html

 

やや高く感じがちなウイスキーの敷居を下げてくれる効果もあり気軽に楽しむことができるようになります

炭酸の刺激で食欲も刺激され、いつも以上に食がすすむことでしょう

 

・若いウイスキーが飲みやすい味となる

あまり熟成年数が長くないウイスキー、特にノンエイジのウイスキーを飲む際にハイボールで飲むのは賢い方法の一つです

ストレートやロックで飲んだ時にやや鼻に付くアタックの強さが炭酸で割ることによって和らげられ、フレッシュな風味が爽やかさを強調します

若々しい風味のウイスキーを嗜む際にベストな方法だと言えます

 

もちろんハイボールで美味しく頂けるのは若いウイスキーだけとは限りません

例えば、熟成年数12年のシングルモルトをハイボールで飲むというのもアリです

高価なウイスキーをハイボールにするなんてもったいない!と異を唱える人もいますが、シングルモルトを使用したハイボールはウイスキーの個性が際立ち、唯一無二の味わいとなります

形式にとらわれず個々の自由に飲み方を決めることがお酒を楽しむためのコツだと私は思います

(さすがに18年や20年もののウイスキーでハイボールを作るのは尻込みしてしまいそうですけどね…)

 

 

美味しいハイボールの作り方

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http://bar-navi.blog.suntory.co.jp/000856.html

 

ハイボールは居酒屋やバーでしか飲めないカクテルというわけではありません

ウイスキーと炭酸水さえ買ってくれば自宅でも気軽に楽しむことができます

家で作ると外で飲むよりも安価で飲むことができるというのがいいですね

ウイスキーの銘柄も自分の好きなものを選ぶ事ができますし、濃い薄いも自分のさじ加減一つで調整する事ができます

 

ハイボールの作り方は非常にシンプルです

グラスに氷を詰め、ウイスキーを1/4ほど注ぎステアする

その後に炭酸水をなみなみと注ぎステア

 

たったこれだけで完成してしまいますので、こだわる余地などは無いようにも思いますが、キッチリと手順を踏んで作られたハイボールと雑に作られたハイボールでは味に雲泥の差があります

では実際に作る際はどこに気を配ればいいのでしょうか?美味しいハイボールを作るために気を付けたい事を材料選びから見ていきましょう

 

炭酸水選び

まず気を付けたいのは炭酸水の選び方

「炭酸水なんて味が無いのだからどれを使っても同じなのでは?」

と感じるかもしれませんが、銘柄によって炭酸の強さや雑味の有無で味の差が出ています

 

まずハイボールを作る際に無難な銘柄と言えるのがウィルキンソンの炭酸水です

 

 

強炭酸のためハイボールらしい爽やかな味となり、雑味も少ないためウイスキーの風味を邪魔することもありません

スタンダードな仕上がりとなるので炭酸水選びで迷ったときはひとまずウィルキンソンを使ってみるのがいいでしょう

 

個人的にオススメなのは南フランス原産の天然水、ペリエを使うこと

 

 

きめ細やかな泡立ちが特徴のペリエを使って作られたハイボールは口当たりがよくリッチな仕上がりとなります

ペリエは水の硬度が高めなので少しどっしりとした味になりますがこのあたりは好みによる、といったところです

ウイスキーの銘柄との相性としてはスコッチとよく合うように感じます。ペリエの採水地と近いためでしょうか

 

材料とグラスをよく冷やしておく

自宅でハイボールを作る際に疎かになりがちなのがこれ

材料やグラスが温まっている状態でハイボールを作ると、氷がすぐ溶けてしまい水っぽい味の残念なハイボールができてしまいます

そのため材料は事前に冷蔵庫に入れて冷やすようにしましょう

 

ちなみにグラスを家庭の冷蔵庫で冷やすのは匂い移りがあるためにオススメできません

グラスに氷だけを入れ、しばらくステアし溶けだした水を捨てて減った分の氷を足す、という手順を踏めばグラスも冷え、氷の角も取れるため氷が溶けづらくなります

 

炭酸は静かに注ぐ

ハイボールは炭酸のキレが命です

勢いよく炭酸水を注ぐと泡が一斉にはじけ、見た目には迫力がありますが炭酸が飛んでしまいイマイチ爽快感の無い味になってしまいます

そのため炭酸水は静かに注ぐことを心がけましょう。氷に当たると炭酸が飛びやすいので氷を避けて注ぐことも大事です

炭酸水を注いだ際の対流で、ある程度は混ざっていますのでステアも縦に一回で十分です。

 

レモンピールをする

レモンピールをすることによってウイスキーの香りに爽快感が加わります

やり方としてはまずレモンの皮を薄く短冊形にそぎます。そしてグラスから10cmほど離したところで捻るようにして絞り油分を飛ばし入れます

 

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http://iwamoto-hiroyoshi.com/cocktail/130923/

 

こちらはお好みでといったところ。レモンの酸味が合わない銘柄もありますし、純粋にウイスキーの味を楽しみたいという場合は控えたほうがいいかと思います

筆者の好みの話になって恐縮ですが、私はマッカランファインオークのハイボールにレモンピールをしたものが好みです。非常に爽やかな味となるため読者の皆様にはぜひ一度お試ししていただきたいです 

 

 

オススメの銘柄

ハイボールの特徴や作り方が分かったところでいよいよ味の要、ウイスキーはどの銘柄を使えばいいのか、というところを解説したいと思います

 

ハイボールというと角瓶やトリスを思い浮かべる人も多いですが今回は一歩踏み込んでスコッチから国産のシングルモルトまで色々な銘柄を紹介してみようかと思います

居酒屋でしかハイボールを飲んだことのない、という方は銘柄ごとの多様な風味とリッチな味も出せるということに驚くはずです!

 

デュワーズ ホワイトラベル

 

まずオススメしたいのがブレンデッドスコッチウイスキーのデュワーズです

あまり日本では馴染みの無い銘柄かもしれませんが、アメリカなどでは非常に人気の銘柄です

ハイボールにすることによって柑橘系のフルーツやシナモンのような香りが際立ち爽快感溢れる味となります

飲み口も軽めで飲み飽きない味なのでデイリーユースのウイスキーとしてオススメです

炭酸水の代わりにトニックウォーターで割るのもオススメの銘柄です。甘さが強調され重厚な味となります

 

フェイマスグラウス

 

こちらもハイボール用の普段飲みのウイスキーとしてオススメ。ブレンデッドスコッチのフェイマスグラウスです

生産国であるスコットランドで一番飲まれているウイスキーで、その名の通り雷鳥が描かれたラベルが特徴的です

 

キーモルトはマッカランとハイランドパーク。ハイボールにすると口当たりがマイルドで甘くスパイシーさを感じる味となります

ロックなどで飲んだときは少し口当たりの辛さが気になるといった印象ですが、ハイボールにすると非常に飲みやすい味となり表情が一変。ハイボールの利点である味わいの変化を堪能できる銘柄だと思います

 

白州

 

国産ウイスキーの中で特にハイボールとの相性がいい銘柄がこの白州です

ハイボールにすることによって風味が強調され、一口飲むと胸がすくような鮮烈な木の香りに包まれます

ストレートやロックでも美味しくいただける銘柄ではありますが、筆者は断然ハイボールで頂く派

元々のウイスキーの味が軽めなので、通常のハイボールよりもウイスキーの分量を増やして濃い目に作るとバランスがとれて飲みごたえのある味となります

 

ザ・グレンリベット 12年

 

シングルモルトのスコッチでハイボールを作るならまずこちらの銘柄を試したいところ。世界的に有名なシングルモルトのグレンリベットです

こちらはシングルモルトの中では比較的安価で、しかも飲みやすく万人受けする味ということでスコッチの入門用としてよく勧められている銘柄でもあります

味のほうは青リンゴを思わせるような爽やかさとフルーティさがあり非常に高いバランスが取れています

ハイボールにすると飲み口は軽く、どこまでも爽やかで涼しげな風味のカクテルとなります。その優雅でフレッシュな味は上等なシャンパンを彷彿とさせるほど

シングルモルトのハイボールの素晴らしさを感じさせてくれる銘柄です

 

ボウモア 12年

 

前述した4本のウイスキーはハイボールに最適な癖の無い軽い味わいのものでした

それに対してこのボウモアはピート香が強めの癖のある味が特徴です。個人的にはハイボールとして飲むのは少し異端かな?と感じる銘柄でもあります

 

ストレートで飲むとピート香の奥にほろ苦さと微かな塩気を感じるどこか上品な味、といった印象

ハイボールにするとピートの香りが際立ち、飲み口は爽やかなのにスモーキーで飲みごたえがある、どこか不思議さを感じる風味となります

とにかくピートの香りが前面に出てくるようになるので、この風味を気にいるかどうかは好みによるといったところですが、個人的にはとても面白い味だと感じます

 

このボウモアのハイボールをあえて食事に合わせてみる、というのも非常に面白い試みです

ボウモアは潮の香りに共通点がある海鮮料理とよく合うと言われていますが、個人的にはハイボールにすると塩気と油分のある肉料理にも合うように感じます

ただ炭酸水でいくらか薄まっているとはいえボウモアの味は個性的。合わせる料理も限られてくるかと思います

この辺りの好みは個人の味覚との相談になると思いますので、みなさんも遊び心を持って色々な料理と合わせてみてはいかがでしょうか?

 

ボウモアの特徴などの詳しい話は別記事で解説しています

このモルトに興味が湧いた方は見てみてください!

 

www.green-alaska.com

 

タリスカー10年

 

シングルモルトのハイボールといえばやはりこのタリスカーは外せません
この銘柄が持つ潮の香り、スモーキーで荒々しい風味はハイボールと非常に良くマッチします
出来上がったハイボールはスパイシーで攻撃的。まさにパンチのある味を求める方にぴったりです
仕上げに黒胡椒をトッピングするとさらに刺激的な味となりオススメです

 

タリスカーについては別記事にまとめてあります。他の飲み方でも美味しくいただけるウイスキーなので色々な飲み方を試してみてください!

 

www.green-alaska.com

 

シングルモルト 余市

 

ジャパニーズからもう1つハイボールにオススメの銘柄を紹介します。ニッカウヰスキーが製造するシングルモルト「余市」です

このウイスキーは濃厚な甘みとフルーティーな風味、程よいピート香が特徴となっています

そのためこの銘柄で作るハイボールはウイスキーの風味が豊か、かつ飲みやすい味となります

濃い目のハイボールを飲みたいけど今日はあまり酔いたくない気分。というような贅沢な悩みにも答えてくれます

 

抽象的な表現で申し訳ないのですが舌に馴染む味というか、すごくしっくりくる味なんですよね。余市のハイボール。

やはりジャパニーズウイスキーはハイボールが大好きな日本人向けに設計されているというのが大きいのでしょうか

理屈は抜きでとにかく美味しい!そんなハイボールです

ミニボトルで売られているのもよく見るので気軽に手を出すことができる銘柄だと思います。ぜひ一度手にとって見てください!

 

 

さいごに

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ハイボールの魅力、分かっていただけたでしょうか?

「今までウイスキーはあまり飲まない方だったが記事を読んで興味が湧いた!」または「実際にハイボールを飲んでウイスキーについてもっと知りたくなった!」と思う方が少しでも増えたら嬉しいですね

ウイスキーに興味が湧いた方という方に向けて、初心者向けウイスキーについてまとめた記事も書いていますのでこちらもぜひ読んでみて下さい!

 

ウイスキー初心者にオススメの銘柄 - ウイスキーを美味しく感じるメカニズムの解説 - NomiLOG

 

角瓶やブラックニッカなどの国産のブレンデッドウイスキーで作られたハイボールしか飲んだことがない、という方はこれを機に色々な銘柄を試してみることをオススメします

これからビールが美味しい季節がやってきますが、少し目線を変えてお気に入りのウイスキーでハイボールを作ってみてはいかがでしょう?