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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「BEAR'S BOOK(ベアーズブック)ジン」の味わいとカクテル

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

今回は、「ベアーズブックジン」をレビューしていきます。

 


この記事では、

  • ベアーズブックはどんな味わいなのか?
  • おいしい飲み方
  • どんな人におすすめなのか?

といった内容を、お届けします。

 

最近、発売したジンの中で、特に話題の一本。

プロからの評価も、高いです。

 

そんな味わいを実現するまでのストーリーも、おもしろい。

合わせて、楽しんでみてください。

 

 

ベアーズブックは「森の空気に包まれるような清々しいジン」

 

ベアーズブックの特長を、ざっくりどうぞ。

 

  • 熊本産のジン
  • 森を思わせる清々しい味わい
  • 本場のジンの製造技術を学んで作られた

 

熊本で作られるジンです。

 

ジュニパーの風味はしっかり。

そして、個性も感じられる一本。

 

飲んだ瞬間に、人気の理由には納得しました。

コイツは、完成度高いですよ…。

 

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※ベアーズブックのジントニック。森の香りに満ちた一杯。

 

本場のジンをリスペクトして作られた日本のジン…
ジン好きなら期待しちゃいますよね。
値段も充分手の届く範囲なのが、うれしい。

 

私がこのボトルを手にした理由
  • 本場のジンを参考にして作られたジンだから
  • SNSなどで評判が良かったから
  • ラベルがかわいかったから(笑)

 

 

ベアーズブックジンの基本情報

【種別】ドライジン

【製造国】日本(熊本県)

【メーカー】高橋酒造株式会社

【アルコール度数】45%

【容量】700ml

【価格】約3300円(公式サイト価格)

 

BEAR=熊、BOOK=本

ということで、そのまま読むと「熊本」ですね。

 

覚えやすいですし、ラベルもいい味出してます。

ナイス世界観。

 

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※ボトルには本に見立てた小冊子も付いてくる。ニクい演出。

 

ちなみに初回生産分は、数日で完売。

 

予想以上の人気で、SNSなどでも話題になりました。

(筆者は、第2回目の販売でなんとか買えました…!)

 

ボタニカルと製法

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ベアーズブック公式サイトより引用

 

■ボタニカル

  • ジュニパーベリー
  • 山椒
  • 不知火
  • 柚子
  • お茶
  • 米のもみ殻
  • 椿
  • レモン  
  • 生姜

…など(一部記載していないボタニカルありとのこと)

 

日本らしい素材が、取り入れられています。

 

中には米のもみ殻など、エシカルに配慮した素材もありますね。

 

■ベーススピリッツ

  • ニュートラルスピリッツ

 

老舗の焼酎メーカーですが、ベースはニュートラルスピリッツを使用しています。

 

世界市場を見据えて、焼酎ではなくニュートラルスピリッツを使う…。
個人的に、これは英断だと思います。

 

ベアーズブックのストーリー

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ベアーズブック公式サイトより引用

 

ベアーズブックは開発から販売まで、4年の歳月を経ています。

 

開発の道すじは、まさに紆余曲折。
公式の発信から、ストーリーを引用します。

 

当社は2016年にジン作りに着手した。
私も最初の2年くらいはネットの情報を頼りに、他の蔵と全く同じような発想、仕様で試験を重ねた。



しかし完成するジンはどれも理想とする酒質とは程遠いものだった。
幾度となくジンを試作しバーテンダーやジンの愛好家に試飲してもらったが「美味しくない」と試飲のたびに突き返された。



挫折して1年ほど経ったときに久しぶりにプライベートで熊本のとあるBARを訪ねた。



「個性を追い求める前に、まずは本場の造りを学んではどうか。焼酎にこだわる必要もない」と言われた。
これを機に焼酎ベースを止めてニュートラルスピリッツをベースに変え研究を再開した。



それからは一気に求める酒質に近づいた。

instagram - T's CRAFTのアカウントより引用

 

理想のジンを作り上げるための苦悩と葛藤。
それを乗り越えてハイクオリティなジンを創り上げる…。
ドラマがありますね。

 

 

ベアーズブックジンのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみましょう。

 

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すっきりした飲み心地と、清々しい風味。

ストレートでも、しっかりウマいですね。

 

感じたことを、書き出していきます。

 

■香り
ジュニパーと針葉樹、さわやかな山椒
柔らかな柑橘が包み込むようにただよう

■味わい
ほのかに甘く、山椒のスパイシーさが効いている
口内に行きわたると、心地よい渋味を感じる
軽めで、クリア、ナチュラル

■口当たり
サラリと軽い
アタックはスパイシーだが、総合的には穏やか
柔らかな酒質

■余韻
春の森で迎えた朝のような清々しさ
すべての風味が、歯切れよく過ぎ去る

 

山椒とジュニパーの風味のかけ合わせが、すばらしい。
サラリとした森系ジンって、あまり無いと思うので、個性的でもあります。

 

 

ベアーズブックジンのおすすめの飲み方、カクテル

色々試してみて、特に良いと思ったのはこちら。

 

  • ジントニック
  • ラムネ割り
  • 山椒のギムレット

 

ググっても出てこない筆者イチオシのレシピも紹介します。
では、どうぞ。

 

ジントニック

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【材料】

  • ベアーズブック 40ml
  • トニックウォーター 120ml
  • ライム 1/6個

 

【作り方】

  1. 氷を詰めたグラスにベアーズブックを注ぎ、ライムをしぼってステアする。
  2. トニックウォーターで満たして、軽くステアする。

 

山椒と森の香りにあふれた一杯となります。

 

意外と口当たりは優しく、飲み心地がよいです。

 

↓トニックウォーターは本格派のフィーバーツリーがよく合いました

 

ラムネ割り

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【材料】

  • ベアーズブック 40ml
  • ラムネ 120ml
  • レモン 1/6個

 

【作り方】

  1. 氷を詰めたグラスにベアーズブックを注ぎ、レモンをしぼってステアする。
  2. ラムネで満たして、軽くステアする。

 

びっくりするかもですが、コレ最高です。

 

ラムネのフルーティさと森の香りの相乗効果がすばらしい。

大人が飲むドリンクとして、キッチリ成立してます。

 

山椒のギムレット

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【材料】

  • ベアーズブック 45ml
  • フレッシュライムジュース 15ml
  • 蜂蜜 1.5tsp
  • 木の芽 適量

 

【作り方】

  1. 木の芽をすり鉢で擦る。
  2. ライムジュースとハチミツを入れて、味わいのバランスを取る。
  3. ベアーズブックを加えて混ぜ、手網で濾しながらシェーカーに注ぐ。
  4. 氷を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。
  5. 木の芽を飾る。

 

こだわり派の方は、山椒の葉を使ったフレッシュな一杯をぜひどうぞ。

 

ピリッとした口当たりと、清々しい香り…。

特別感のあるカクテルです。

 

POINT

■アレンジの提案

  • 山椒の葉の代わりに、大葉を使う
  • シェークしたカクテルを氷を入れたグラスに注ぎ、ソーダで割る

 

どちらも試しましたが、ウマいです。

 

 

その他、おすすめの飲み方

その他にも、色々なカクテルのベースに使ってみました。

 

レシピと、感想をどうぞ。

 

 

ジンらしい味わいと個性の両立。
これは楽しいですよ…。
森っぽさと合わないレシピもあるとは思いますが、そこは素直に他のスタンダードなジンを使いましょう。

 

この他にも、色々試してみてください。

当サイト(NomiLOG)のレシピまとめも、参考にどうぞ。

 

【参考】ジンのスタンダードカクテルレシピ

www.green-alaska.com

 

 

ベアーズブックジンのまとめ

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最後に、ざっくりまとめます。

 

  • 熊本で作られるジン
  • 本場のジンの製法を学んで作られた
  • 山椒と森の香りを感じる
  • 世界観、ストーリーもカッコいい

 

  • 味わいは本格派で…
  • 個性もある
  • 世界観も魅力的

惹かれる要素満載の、名作ジンだと思います。

 

現状、やや手に入りづらいという点だけが、少し辛いところですね…。
買えるタイミングで手にすることを、おすすめします。

 

↓記事執筆時点では、2回目の販売分の在庫がまだありました

 

 

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