こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
自宅で、カクテルを作っています。
どうすればおいしくなるか、考えながら楽しんでいます。
今回は、カクテル「グラスホッパー」のおいしい作り方です。
グラスホッパーは大好きなカクテルなので、作り方には少しこだわりがあります😌
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2021年1月26日
シンプルなレシピですけど、少しの工夫で味が高まりますね
人によって、味の組み立て方がまったく違うのも面白い pic.twitter.com/32V4pr1qRI
この記事を読むと、
- 自宅でのグラスホッパーの作り方
- おいしく作るためのポイント
- 味を高めるための小ワザ
を、学ぶことができます。
・プロのバーテンダーに助言をもらった内容
・有名バーテンダーのカクテルブックから取り入れたもの
を、中心にお話しようと思います。
少しでもおいしく作りたい方は、参考にしてみてください。
カクテル「グラスホッパー」の基本レシピ
まずは、スタンダードなレシピから。
【材料】
グリーンペパーミントリキュール 20ml
ホワイトカカオリキュール 20ml
生クリーム 20ml
※材料について詳しくは、後ほど紹介します。
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「チョコミント味のカクテル」として、人気のレシピ。
バーでは、〆の一杯として飲む人が多いですね。
ではここからは、おいしく作るためのポイントを見ていきましょう。
※注意
カクテルの作り方に「ただ一つの正解」はありません。
なので紹介するノウハウは、あくまでも "私がベターだと感じたもの" となります
グラスホッパーをおいしく作るためのポイント
事前に泡立てる
材料を合わせたあと、ホイップするように混ぜます。
クリーム系のカクテルは、シェークで混ざりづらいという性質あり。
なので、事前によく混ぜることで味が安定します。
あと、口当たりもフワッとしますね。
私は「フローサー」という道具を使っています。
電動なので、シェーカーの中でパパッとホイップできて便利ですね。
もちろん、ボウルなどで泡立て器を使って混ぜてもOKです。
氷の選び方
- 大きすぎる氷は使わない
- 少し溶けてゆるんだ氷を使う
私は、この2点を心がけています。
・大きい氷を使うと…
→泡がつぶれてしまう
・冷凍庫から出したての氷を使うと…
→生クリームの脂肪分がくっついて、コクが失われる
という、考えからです。
この辺りは、岸久氏のカクテルブックにかなり影響されていますね。
(実際に飲み比べたら、けっこう違いがあったので)
シェークの仕方
私は、クリームをホイップさせるイメージで振っています。
具体的に言うと、
・2段振りで
・ひねりを効かせて
・12秒ほど振る
といった感じでしょうか。
この辺りは、その人の振り方や使っているシェーカーでも変わってきますね。
個人的には、大切なのは「イメージ」だと思っています。
メッシュを使ってグラスに注ぐ
メッシュ=茶こし、シノワ。
これは、シェークで砕けた氷片をグラスに入れないためです。
氷片を取り除くことで、カクテルが水っぽくなるのを防ぎます。
口当たりも良くなりますね。
※「氷片を入れることで、軽い味わいにする」という考え方もあるので、あくまで私の好みです。
このひと手間で、ムースのようななめらかな口当たりになります。
メッシュは100均などで数百円で買えるので、ぜひ探してみてください。
味を高めるツイスト(アレンジ)の提案
ここからは、基本のレシピから一歩進んだアレンジの提案です。
カクテルに、作り手独自のアレンジを加えることを「ツイスト」と言います。
少しの工夫で、わりとびっくりするくらい味が高まりますよ。
フレッシュミントを加えてシェークする
【材料】
グリーンペパーミントリキュール 20ml
ホワイトカカオリキュール 20ml
生クリーム 20ml
ミントの葉 5枚程度
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
メッシュでこしながら、カクテルグラスに注ぐ。
とあるバーテンダーさんに教えてもらった手法です。
香りとフレッシュ感が、大幅にアップ。
おどろきの変化があります。
ミントの葉が出てくるので、必ずメッシュでこしながらグラスに注いでください。
ハーブリキュールを加える
【材料】
グリーンペパーミントリキュール 20ml
ホワイトカカオリキュール 20ml
生クリーム 20ml
シャルトリューズヴェール 1tsp
【作り方】
シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。
カクテルグラスに注ぐ。
「シャルトリューズ」というリキュールを加えます。
たった1tspですが、深みが生まれ、本格的な味わいに。
130種以上のハーブ、スパイスで作られるシャルトリューズならではの小ワザです。
【参考】ハーブリキュール「シャルトリューズ」のレビュー
グラスホッパーの材料の選び方
生クリームの選び方
生クリームの選定は、かなり重要ですね。
まず、味を重視するなら、動物性の生クリームを使うのがベターです。
植物性のクリームは、やはりコクと香りに物足りなさを感じます。
消費期限も長くて、便利ではあるんですけどね…。
そして、脂肪分が何%のものを選ぶのか?というのも、味に関わる要素です。
■脂肪分高めの生クリーム(40%以上)
→コク深い味わいに
■脂肪分低めの生クリーム(40%以下)
→軽やかさが出る
この辺りは、完全に好みですね。
ちなみに、私は脂肪分35%のものを愛用中。
正直、100mlのパックが売っているという理由も大きいですね。
こんな感じで、利便性なども考えつつ選んでみてください。
リキュールの選び方
いろいろ試しましたが、味と価格のバランスがいいと思ったのは、この2つ。
- ペパーミントGET 27
- モーリン カカオホワイト
バーでも、よく見るのはこの辺りのボトルですね。
もちろん、このほかの…例えばプレミアムなリキュールで作るのもおいしいです。
が、この2つは自宅だと消費が少なくなりがち。
まずは、手頃な値段帯のものから始めるのがいいと思います。
200mlくらいのミントリキュール、カカオリキュールがあれば、便利なんですけどね…。
メーカー様、自宅カクテラーにやさしいサイズの販売もお待ちしております(笑)
筆者のグラスホッパーのレシピ
ということで、これらの手法を取り入れて作ったグラスホッパーがこちら。
【材料】
ペパーミントGET 27 20ml
モーリンカカオホワイト 20ml
生クリーム(脂肪分35%) 20ml
スペアミントの葉 5枚程度
【作り方】
シェーカーにミント以外の材料を入れ、フローサーで泡立てる。
ミントと氷を入れて、少し長めにシェークする。
メッシュでこしながら、カクテルグラスに注ぐ。
- 軽やかで、スッキリした甘さ
- 口当たりはフワッと柔らか
- フレッシュなミントが香る
というイメージで作った一杯です。
レシピを組み立てるときに大事なのは、仕上がりのイメージだと私は思っています。
理想がハッキリとしていれば材料や作り方も、おのずと定まってくるでしょう。
もちろん、これはあくまで私の好みの一杯。
あなたも、自分の好みと向き合いながら、理想のグラスホッパーを考えてみてください。
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