こんにちは、scarlet(@alaska_nomilog)です。
「養命酒」がリリースしたジンが、なかなかアツいです。
養命酒のジン「香の森」
— SCARLET@自宅でカクテル (@alaska_nomilog) 2020年3月11日
その廉価版といった位置づけの「香の雫」
どちらも個性的な味わいで、とても興味をひかれますね😌
カクテルに使う場合の汎用性では、少し劣るかもしれませんが、買ってよかったな…と素直に思います pic.twitter.com/33ylyZtSy5
今回は、この2つを飲み比べて私なりの評価を出してみたいと思います。
先に私の感想をひとことで。
「どちらも飲み方を選べば最高においしい、個性的なジン」
そう思った理由について、書いていきます。
養命酒のジン、「香の森」と「香の雫」
養命酒のジンはこちらの2つ。
独自のボタニカルを使って作られる「香の森(かのもり)」
その廉価版といった位置づけの「香の雫(かのしずく)」です。
どちらも「クロモジ」というボタニカルを使っていることが最大の特徴ですね。
【クロモジとは?】
森林のような、すがすがしい風味のジン。
個性的な味なので好みが分かれそうですが…
だからこそ面白い、と私は思いました。
養命酒のジンは世界的な品評会で「銀賞」を獲得
養命酒のジンが、広く知られるキッカケとなったのが、2019年のIWSC。
なんと、香の森と香の雫がこの品評会で銀賞を受賞しました。
【IWSCとは?】
International Wine & Spirit Competition。
1969年にイギリスで創設された、世界的な酒類品評会です。
最も権威と歴史のある大会として、世界の酒類業界から注目されています。
【ジャパニーズジンの受賞歴】
- 2018年…季の美 (最高賞「Trophy」)
- 2018年…桜尾ジン Original (金賞「Gold」)
など
どちらも「すばらしいジンだ」と、世界でも認められたわけですね。
今まで、日本のジンで受賞したものはほんのわずか。
養命酒のジンの品質が高い、というひとつの証明であると言えるでしょう。
養命酒のジン2種のそれぞれの特徴
色々な飲み方をためして、私なりに評価してみました。
特徴の解説とともに、どうぞ。
香の森の特徴と評価
【製造国】日本
【メーカー】養命酒製造
【種別】ドライジン
【アルコール度数】47%
【ボタニカル】クロモジなど計19種類
【容量】700ml
【価格】約4300円 (amazon参考)
その名のとおり、森のような風味のジン。
クロモジを中心に、松の葉、シナモンなど樹木系のボタニカルを多く使用しています。
ジュニパーはやや控えめ。
生姜やカルダモン由来だと思われるスパイシーさも、心地よいです。
クラフトジン、と銘打ってるだけあって味わいはしっかりとキレイにまとまっていますね…。
酒質の高さを実感できます。
香の森のおすすめの飲み方
- ストレート(常温)
- ソーダ割り
- ジントニック
- お湯割り
そのままの味わいを生かした、シンプルな飲み方がおすすめです。
特に、ソーダ割りがすばらしい。
クロモジの風味を余すことなく堪能できます。
ギムレットのようなシェークで作るカクテルだとエグ味が出てしまうので、ちょっとイマイチかもしれません。
もちろん私の技量不足も原因だと思うので、参考程度に!
さらに詳しい評価と、カクテルのレシピについては個別記事にて↓
香の雫の特徴と評価
【製造国】日本
【メーカー】養命酒製造
【種別】ドライジン
【アルコール度数】37%
【ボタニカル】クロモジなど計11種類
【容量】300ml
【価格】約900円(amazon参考)
「香の森」の廉価版といった位置づけの銘柄。
こちらも、ボタニカルにはクロモジを使っています。
ただ、香の森と比べると相対的に伝統的なボタニカルの割合が多くなっていますね。
こちらは小ビンでの販売なので、とてもお手軽。
お試し版としても、超優秀ですね。
味わいはやや荒さはありますが、それでもしっかりと美味しい。
単なる廉価版、という枠に収まらない魅力があります。
香の雫のおすすめの飲み方
- ジントニック
- ラムネ割り
- ネグローニ
- ラストワード
カクテルに組み込んでいくのがおもしろいと私は思いました。
個人的にプッシュしたいのは、ラムネ割り。
「スタアバー銀座」岸久氏の考案のレシピです。
香の森より、カクテルには使いやすい印象ですね。
シェークによるエグ味も出なく、しっかり味がまとまります。
もちろん、どんなレシピにも合うとは言いがたいですが…
上手くハマると、キラリと光る味わいをみせてくれますね。
さらに詳しい評価と、カクテルのレシピについては個別記事にて↓
養命酒のジンの評価まとめ
ざっくりとまとめてみましょう。
【香の森の評価】
○ 高い酒質と柔らかな口当たり
○ 森をイメージさせる清々しい風味
○ シンプルな飲み方で飲みたい人におすすめ
× カクテルへの汎用性は他のジンにやや劣る
× 値段が高い
【香の雫の評価】
○ 香の森とおなじく個性的な風味
○ 値段が安い
○ 小容量のため気軽に試すことができる
○ 香の森のお試し版として優秀
○ カクテルに使うと個性的な味わいに
× 酒質はやや荒い
人によって好みの分かれる味わいですが、ジン好きの方は要チェックな銘柄だと思います。
「ニッカカフェジン」や「ボンベイサファイア」が好きな人なんかは、気にいる確率が高いかもしれませんね。
試しやすいボトルもありますし、そちらから手に取ってみてはいかがでしょうか?
【余談】さらにお手軽な養命酒のジン、あります
ここまで読んで、
「もうちょっと気楽に楽しみたいんだけど…」
なんて思った方。
実は、さらにカジュアルに楽しめるボトル、あります。
香の雫をベースにした、クラフトジンカクテルです。
すでに、フルーツ果汁やハーブと合わせてあるので、
ロックやソーダ割りで簡単にプロクオリティの味わいを楽しむことができます。
フレーバーは「ジンジャーとハーブ」「2種のグレープフルーツとハーブ」の2種。
コンビニなどにもたまーに売っているので、気になった方は試してみてください。
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