居酒屋などでも見かける「モスコミュール」とは?どんな味のカクテル?
最近は、居酒屋のメニューなんかでも目にすることが多くなったモスコミュールというカクテル。
カクテルの中では定番となっている一杯!
なのですが、お酒に詳しくないとどういったものなのかなかなか分からないですよね。
そこで今回はこのモスコミュールにスポットを当てて、
味や特徴、そしてモスコミュールにまつわるお話を紹介していきたいと思います!
モスコミュールの特徴と味わい
まずはそもそも、「モスコミュールってどんなカクテルなの?」というお話から。
モスコミュールの材料は3つ。
ウォッカ、ライム、そしてジンジャーエールです。
作り方は簡単。
グラスに氷を入れてウォッカを注いでライムを絞る。
ジンジャーエールで割ったら完成。
シンプルイズベスト!のレシピですね。
味わいはライム味のジンジャーエール、という感じで刺激的です。
ウォッカは無味無臭と言われるお酒ですが、これが入ることでボディ感が生まれ、飲みごたえのある味わいとなります。
モスコミュールは、氷を入れたグラスで飲むカクテルなので、分類としては
「ウォッカベースのロングカクテル」
ということになりますね。
※カクテルには大きく分けて2種類ある。
氷を入れたグラスで飲むロングカクテル。
シェークなどで作ったカクテルを小ぶりなグラスで飲むショートカクテル。
ちなみに、モスコミュールとは「モスクワのラバ」という意味です。
そのキックの効いた味わいを、ラバの強烈な後ろ蹴りに例えたのが由来だと言われています。
モスコミュールのアルコール度数はどれくらい?
「モスコミュールの特徴は分かったけど、度数はどのくらい?」
「私にも飲めるの?」
という疑問が出てくると思います。
モスコミュールの度数は5%〜13%ほどです。
なんでこんなに幅があるのか?
それは、ウォッカとジンジャーエールの割合がお店によって違うからですね。
バーなどの本格的なお店では10%前後となることが多いです。
その名の由来にふさわしい、キックの効いた味わいとなっています。
一方、居酒屋やダイニングバーで提供されるものは5%くらいのものが多いですね。
度数が高いと「キツい!」と思われがちなので、多くの人が楽しめるように調整されているのでしょうね。
使われるジンジャーエールもバーは辛みが強いもの、居酒屋だと甘めなものが多いです。
・居酒屋さんのモスコミュールは、軽めで誰でも飲みやすい味わい
・バーのモスコミュールは、飲みごたえのある刺激的な味わい
バーのモスコミュールは格別の味わい!というお話
「バーのモスコミュールってなんだかキツいだけで飲みづらそう…」
と思った方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、バーで飲むモスコミュールは格別。
居酒屋など飲むモスコミュールとは、比較にならないくらい美味しいんです。
なぜ、そんなに差があるのか?
それは「多くの人がオーダーする定番のカクテルだから」
そして「シンプルだからこそ、こだわっている店が多いから」です。
多くの人がオーダーする人気のカクテル。
ということは、力の入れどころでもあるというわけなんですよね。
ウォッカやジンジャーエールの銘柄、グラス、ライムの絞り方まで。
プロのバーテンダーは、美味しいモスコミュールを作るために試行錯誤を重ねています。
生のショウガや唐辛子をウォッカに漬けて、自家製ウォッカを作っているお店も。
モスコミュールを頼んでみると、「そのお店の本気度」が分かるかもしれませんね!
※伝統的な「銅製のマグカップ」でモスコミュールを作ってくれるお店は期待度高め!
だと私は思っています。
グラスなんかで味が変わるの?と思うかもしれませんが、変わります。
ヒンヤリとした口当たりで清涼感マシマシ、ライムの香りも鮮やかになります!
自宅でモスコミュールを作ってみよう!美味しく作るコツ
モスコミュールは自宅でも簡単に作ることができます。
先ほど簡単な作り方を紹介しましたが、今回はせっかくですから、
「本格的なバーのようなしっかりとした作り方」
を紹介しましょう。
細かいところまで書きますが、しっかりとチェックみてください!
【用意する道具など】
グラス
マドラー (細長いスプーンなどでもOK)
ロックアイス
【材料】
ウォッカ 30〜45ml
ライム くし切り 1/4個
ジンジャーエール 適量 (90〜120mlほど)
【作り方】
1. グラスに9分目ほどまで氷を入れて、ウォッカを注ぐ。
2. マドラーでグラスが曇るくらいまでステア (混ぜる)。
3. ライムを絞り、ジンジャーエールを氷に当てないように注いでグラスを満たす。
4. 最後に炭酸が飛ばないように軽くステアし、絞ったライムを乗せる。
コツは、
「材料をよく冷やすこと」
「溶けづらく、美味しい氷を使うこと」
「ジンジャーエールを入れたあとは、ガチャガチャかき回さない」
の3つです。
もちろん、銅製のマグカップではなく、普通のグラスでも大丈夫ですよ。
しっかりと手順を踏んで作れば、バーのように美味しいモスコミュールを作ることができます。
さらにこだわりたい方は、ジントニックの作り方の記事も参考にしてみてください!
ジン→ウォッカ、トニックウォーター→ジンジャーエールと置き換えれば、そのままモスコミュールの作り方になりますよ。
ウォッカやジンジャーエールは何を使えばいいの?
という方は、ウォッカとジンジャーエールの紹介記事を参考にしてください!
NomiLOGのおすすめは、コスパと味を考えて選ぶと…
・ストリチナヤウォッカ
・ウィルキンソンの辛口のジンジャーエール
この2つですね!(ジンジャーエールは炭酸がしっかりしている瓶入りのものが断然おすすめ!)
これらは、実際にバーでも使われている銘柄ですよ。
ぜひお試しください!
モスコミュールが好きな人には、「ジントニック」もおすすめです
モスコミュールを実際に飲んでみて、「美味しい!」と感じた人にはジントニックもおすすめですよ。
ジントニックはジン、ライム、トニックウォーターを使って作るカクテル。
どんなカクテルなのか?という話は別記事にまとめてあります。
モスコミュールとは、
・蒸留酒ベースのカクテル
・度数がほぼ同じ
・ライムが入る炭酸のカクテル
という共通点がありますね。
なによりこちらも、シンプルであるが故に美味しい。
モスコミュールが飲めるお店ならジントニックも置いてあるはずなので、ぜひオーダーしてみてください!
もちろん、自宅で作って飲むのもおすすめですよ!
モスコミュールを自宅やバーで楽しもう
モスコミュールはカジュアルなカクテル…
かと思いきや、意外と奥の深いカクテルだと分かっていただけたと思います!
もしチャンスがあれば、バーのモスコミュールも味わってみてもらいたいですね。
初めて飲むと、なかなか衝撃の味わいだと思います。
バーのマナーとかよく分からないし…という方も安心してください。
独特のルールは少しだけありますが、喫茶店にいるような感じにしていれば特に問題ありません。
バーでの振る舞い方については、NomiLOGでも解説しています。
どうしても不安な方は目を通してみてください。
「カクテルの作り方を詳しく知りたい!」
「いろいろなレシピを知りたい!」
という方はカクテルブックを一冊持っておくのがおすすめですよ。
私が活用しているカクテルブック一覧はこちら。
初心者~上級者向けまでいろいろ使っています!