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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

【お米のウォッカ】「白 Haku」のレビューと個人的評価

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

月に30種類くらいは作ります。

 

今回は、「白 Haku」ウォッカの特徴と使い方をレビューしていきます。

 

 

この記事を読むと、

  • 白 Haku ウォッカの魅力
  • どんな人におすすめなのか?
  • 美味しい飲み方

を、学ぶことができます。

 

日本製なんですが、すこし珍しい感じですよね。

 

一般的なウォッカとの違いを、解説していきます。

 

  

白 Hakuは「柔らかで芳醇なお米のウォッカ」

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白 Hakuの特徴と魅力は、こちら。

 

  • 日本米が原料
  • 柔らかな口当たり
  • ほんのり優しいお米の風味

 

ライススピリッツのウォッカです。

 

なかなか珍しいですよね、コレ。

日本らしい素材を使ったウォッカ、ということで話題性も抜群です。

 

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※白 Hakuベースで作ったカクテル「雪国」。優しいニュアンスに仕上がる。

 

味わいはお米らしい、やわらかな仕上がり。

 

「口当たりがキツいウォッカは、ちょっと苦手…」

という方に、いいかもしれませんね。

 

 

白 Haku ウォッカの基本情報

 

白 Hakuについて、ざっくり見てみましょう。

 

【分類】ウォッカ

【製造国】日本

【製造元】サントリー

【原材料】日本米(100%)

【アルコール度数】40%

【容量】700ml

【価格】約3300円(Amazon参考)

 

和をコンセプトとしたウォッカです。

 

ネーミングの由来は、「白米」「純白」から。

米原料のウォッカらしい名付けですね。

 

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※ラベルの「白」の筆書は、ウイスキーの「響」も手がけた書家の荻野丹雪氏作。

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

■香り
国産米の甘く繊細で華やかさのある、柔らかな香り

 

■味わい
米の自然な甘さと複雑なフレーバーが徐々に口に広がる、豊かな味わい

 

■フィニッシュ
竹炭濾過による、洗練され心地よく残る甘さを伴う、滑らかなフィニッシュ

サントリー公式サイトより

 

白 Haku ウォッカの製法

白米を米麹で発酵させて、醪(もろみ)をつくる

その醪(もろみ)を蒸溜し、スピリッツをつくる

このスピリッツをクリアーなタイプと、米の風味が豊かなタイプに作り分ける

2つをブレンドし、竹炭で濾過する

 

作り方にも、こだわりが見られますね。

米の風味が、適度に残るように考えられているようです。

 

竹炭での濾過も、特徴的ですね。

(通常は白樺の炭を使う)

 

ミネラルの効果で、スムースで柔らかい仕上がりになるのだそうです。

 

 

白 Haku ウォッカのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみましょう。

 

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おお、これはふくよか。

そして、ほんのり甘い。

 

刺激感は、一般的なウォッカに比べて少なめ。

そして、かすかに米っぽい風味を感じます。

 

日本人ですから、なんとなくほっこりしちゃう風味ですねコレ。

 

POINT

【他のウォッカとの比較】

同じく、ふくよかなウォッカ「アブソルート」と比べてみましょう。

 

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■ボリューム感

白≧アブソルート

■口当たりの鋭さ

白>アブソルート

■甘さ

白>アブソルート

 

アブソルートの原料は麦。

ベースが変わると、味わいのニュアンスもやや違ってきますね。

 

ちなみに、ライススピリッツと聞くと

「焼酎みたいになっちゃってるのでは…?」

と、心配する方もいると思います。

 

でも、大丈夫。

白 Hakuは個性がありながらも、しっかり「ウォッカ」になっています。

 

主張は適度。

絶妙なバランス感だと思います。

 

 

白 Haku ウォッカで作るモスコミュール

家飲みだと、モスコミュールで飲む方も多いと思います。

 

ということで、白 Hakuで作ってみましょう。

 

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【材料】

白 Haku ウォッカ 40ml

ライム 1/6個

ジンジャーエール 100mlくらい

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに白 Hakuを注ぎ、ライムをしぼってステアする。

ジンジャーエールで満たし、軽くステアする。

しぼったライムの果肉をそえる。

 

丸みがあり、そしてふくよか。

これは、美味しいですね…!

 

白 Hakuの風味もしっかり感じられ、個人的にはかなりの好感触でした。

 

POINT

辛口のジンジャーエールよりは、やや甘口のものを使うのがいいかもですね。

 

白 Hakuの柔らかな風味が、活かせると思います。

 

少しひねりを効かせるならば、こんなレシピもどうぞ。

 

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【材料】

白 Haku ウォッカ 40ml

柚子 1/4個

ジンジャーエール 100mlくらい

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに白 Hakuを注ぎ、柚子をしぼってステアする。

ジンジャーエールで満たし、軽くステアする。

しぼった柚子の果肉をそえる。

 

柚子を使ったモスコミュールです。

柔らかな香りで、これが実にウマい。

 

私は、このレシピが好きで色々なウォッカで作るのですが…

白 Hakuは、かなり親和性が高いと感じました。

 

 

白 Haku ウォッカで作るその他のカクテル

もちろん、その他のカクテルにも汎用的に使うことができます。

 

参考までに、私が白 Hakuベースで作ったレシピをどうぞ。

 

 

どれも、柔らかな味わいに仕上がります。

 

シンプルなレシピだと、お米の風味もしっかり感じられて、これまた面白い。

 

和素材との組み合わせも、雰囲気出ますね。

良きです。

 

この他のウォッカカクテルのレシピは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

白 Haku ウォッカのまとめ

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最後に、ざっくりまとめます。

 

【白 Haku ウォッカのまとめ】

  • お米で作ったウォッカ
  • 柔らかで、ほのかに甘みがある
  • ふくよかなボディ感がある
  • お米の風味の主張は、適度
  • カクテルが柔らかな仕上がりに
  • 和素材との組み合わせも◯

 

コンセプトにも味わいにも、個性があり、ウォッカとしてもしっかり美味しい。

 

とても、優等生なウォッカですね。

 

  • 和モチーフのカクテルに使う
  • 柔らかに仕上げたいときに使う

 

など、わりと使いたくなる場面も多いかと思います。

自宅用にも良いと思うので、ぜひどうぞ。

 

 

サントリーでは、この他にも「和」をコンセプトとしたお酒を作っています。

 

  • 六 Roku ジン
  • 翠 Sui ジン
  • 奏 Kanade リキュール

 

当サイト(NomiLOG)で、そちらのレビュー記事も書いています。

合わせてどうぞ。

 

・六 Roku ジン 

www.green-alaska.com

 
・翠 Sui ジン 

www.green-alaska.com

 
・奏 Kanade リキュール 

www.green-alaska.com

  

 

【関連記事】

・ウォッカの味わい比較 

www.green-alaska.com

  

・フレーバードウォッカ「ズブロッカ 」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・プレミアムウォッカ「ケテルワン」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

「No.3 ロンドンドライジン」のレビュー【正統派ジンのひとつの頂点】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅でカクテルを作っています。

ジンは大好きで、10種類前後ストックしてます。

 

今回は、「No.3ジン」をレビューしていきます。

 

 

この記事を読むと、

  • No.3ジンの特色
  • どんな人におすすめか?
  • 特徴を活かした美味しい飲み方

を学ぶことができます。

 

No.3はジン好きの間で、かなりの高評価。

 

そんなジンを飲んでみての、私なりの感想を書いていきます。

 

  

No.3は「基本を突き詰めた上質なジン」

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No.3ジンの特色は、次の3つ。

 

  • シンプルながら上質
  • 深みのある味わい
  • 「3」がコンセプトナンバー

 

基本を極限まで突き詰めたジン。

私は、そんな感想を持ちました。

 

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※No.3ベースで作ったマティーニ。香り、味わい、口当たりのすべてが "上質"

 

カジュアルに楽しみたい方、というよりは本格派の方に好まれるジンですね。

 

特に、ドライ志向の方にはうってつけだと思います。

 

 

No.3 ジンの基本情報

 

まずは、No.3ジンについてざっくり見てみましょう。

 

【分類】ドライジン

【製造国】オランダ

【製造元】BB&R(Berry Bros & Rudd)

【アルコール度数】46%

【容量】700ml、100ml

【価格】約4200円(Amazon参考)

 

ロンドン最古のワイン商であるBB&R社が作る、プレミアムジン。

 

BB&R社は、ウイスキーのカティサークの製造元としても有名ですね。

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

■香り
活き活きと新鮮で清々しい、ジュニパーベリーの香り。


■味わい
前面に出てくるジュニパーベリーの香りを中心に、フローラル系の香りとスパイシーだが体がほぐれるようなカルダモンの味わいも感じられます。

オレンジとグレープフルーツのフレッシュな柑橘系の味わいと、コリアンダーの生姜のようなスパイシーな風味が補完しあう。

 

■フィニッシュ
アンジェリカの土っぽいドライな刺激。

No.3 国内ブランドサイトより

 

No.3 ジンの開発コンセプト

  • ジュニパーを正面に据えてロンドンドライジンの本質を表現する
  • クラシックドライマティーニに最もあうジンであること

 

つまり、王道的な味わいを目指したジンと言えます。

 

個性を強調させるジンが多い中、No.3ジンは真っ向勝負をしかけていますね。

 

「No.3」というネーミングの由来

300年の歴史をもつ、BB&Rのオフィスの住所が由来となっています。

 

No.3 St James’s Street, London(セント・ジェームス・ストリート3番地)

 

このジンには、「3」という数字がよく出てきます。

キーナンバー、といったところでしょうか。

 

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※「3」の刻印が入った鍵のモチーフ。これは数々の賓客をもてなした、ショップの応接室の鍵がモデル。

 

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※ボトルの形も「3」角形。

 

No.3 ジンのボタニカル

■3つのフルーツ

  • ジュニパーベリー
  • オレンジピール
  • グレープフルーツピール

 

■3つのスパイス

  • アンジェリカルート
  • コリアンダーシード
  • カルダモンポッズ

 

シンプルで、王道的な構成。

そして、ボタニカルでも「3」という数字がキーとなっていますね。

 

これだけ見ると、スタンダードなジンとの差はほとんどありません。

 

それでいて、上質な味わいを実現している。

深い研鑽を感じますね。

 

No.3 ジンの受賞歴

  • International Wine and Spirit Competition(IWSC)

2020年 - 金賞「Gold」

 

  • World Gin Awards

2020年 - 金賞「Gold」

 

  • International Spirits Competition

2020年 - 金賞「Gold」

 

  • San francisco World Spirits Competition

2020年 - 金賞「Double Gold」

 

  • International Spirits Challenge(ISC)

2019年 - 最優秀賞「Supreme Champion」

No.3 ブランドサイトより一部抜粋

 

ジンの中でも、ほぼトップクラスの成績。

とてつもなく優秀ですね…。

 

特に2019年のISCでは、最優秀賞。

つまり「その年の蒸留酒の中でトップ」という評価が下されています。

 

 

No.3 ジンのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみましょう。

 

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とても力強いジンですね。

いやー、本当これ美味しいんです…。

 

香りはジュニパーが主体。

それを、深みのあるシトラス香がしっかりと支えています。

 

特筆すべきは、非常に長い余韻。

 

香りがジワリと拡がり、長く、鮮やかに持続します。

トゲトゲしさはなく、後から一気にくる感じですね。

 

甘さはひかえめ。

スパイスの心地よい苦味が、あとを引きます。

 

POINT

【定番ジンとの比較】

味わいが近いのは、ゴードンですかね?

ためしに、飲みくらべてみましょう。

 

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■香り

似ているが、ゴードンは若々しく、No.3は奥ゆかしい印象

 

■口当たり

ゴードンは、ピリピリとした口当たり。

No.3は、全体的に柔らか。

 

■味わい

ゴードンはわずかに雑味を感じ、余韻は短め。

No.3はクリアさと深みがあり、余韻が非常に長い。

 

味わいの方向性は、そこそこ似ていますね。

 

ですが、大きく値段帯が違うジンということもあり、テクスチャーには差を感じます。

 

※「どちらが優れている」という話ではなく、No.3の味わいをより正確に伝えたいがための比較です…!

 

定番ジンの味わいをおさらいしたい方は、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

  

No.3 ジンで作るジントニック

ジンといえば、ジントニック。

No.3ジンで作ってみましょう。

 

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【材料】

No.3 ジン 40ml

トニックウォーター 120ml

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにNo.3を注ぎ、ステアする。

トニックウォーターで満たして、軽くステアする。

 

まずは、シンプルなレシピから。

 

上質なジンには、上質なトニックウォーターを…

ということで、フィーバーツリーをチョイス。

 

心地よい苦味を楽しめる一杯となりました。

 

「フィーバーツリー」について、詳しくはこちら↓ 

www.green-alaska.com

  

POINT

ライムなどの柑橘をあえて省くことで、ジンの風味をストレートに楽しめます。

 

もちろん、お好みで加えてもOKです。

 

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苦味が気になる方は、少量の炭酸水を足してみましょう。

 

【材料】

No.3 ジン 40ml

トニックウォーター 120ml

No.3 ジン 40ml

トニックウォーター 90ml

炭酸水 30ml

 

これだとジンの風味も、さらに引き立ちます。

個人的には、こちらの方がバランスよく感じ、好みです。

 

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【材料】

No.3 ジン 50ml

トニックウォーター 150ml

ピンクグレープフルーツ 1/8個

ローズマリー 1本

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにNo.3を注ぎ、ステアする。

トニックウォーターで満たして、軽くステアする。

カットしたグレープフルーツと、ローズマリーを飾る。

 

こちらは、No.3ジンのブランドサイト推奨のレシピ。

 

フレッシュさと、凛としたハーバルさ。

美味いです。

 

これらはほんの一例ですが、作るときに参考になれば幸いです。

 

No.3ジンのブランドサイトには、他にも多数のカクテルレシピがあります。

⇒No.3 GIN ブランドサイト(英語)

 

 

No.3 ジンのおすすめカクテル

私の主観なんですが、次の2つは特にビビッときました。

 

  • ドライマティーニ
  • ネグローニ

 

ドライマティーニ

非常によくマッチします。

開発コンセプトが、しっかりと実現されていますね。

 

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■ドライマティーニのレシピ例

【材料】

No.3ジン 60ml

ドライベルモット 10ml

レモンピール

 

【作り方】

氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする。

カクテルグラスに注ぎ、レモンピールをふりかけて飾る。

 

こちらも、No.3ジンブランドサイトからのレシピです。

 

とにかく、香りがすばらしいのひとこと。

 

ステア中からすでにいい香りで、テンション上がるレベルです。

 

ちなみに、ブランドサイトでは「ドラン」のベルモット指定です↓

 

ネグローニ

ネグローニも、かなりの好感触。

今まで作ってきた中では、ベストに近い仕上がりでした。

 

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■ネグローニのレシピ例

【材料】

No.3ジン 20ml

スイートベルモット 20ml

カンパリ 20ml

オレンジピール

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。

オレンジピールをふりかけて、飾る。

 

ジンが、味わいの強い副材料に負けていないんですよね。

 

それでいて、調和感もあり。

骨太な味わいのNo.3だからこその、仕上がりだと思います。

 

 

No.3 ジンを使ったその他のカクテル

この他にも、No.3ベースで色々作ってみました。

 

レシピや感想など、参考にどうぞ。

 

 

  • 味わいが強いカクテルにも
  • 繊細系のカクテルにも良し

 

思ったよりレシピを選ばず、万能ですね。

そして、味わいは "上質" 。

 

雑に聞こえちゃうかもですが、

「No.3を使えば、だいたい美味しい」

という、安心感すらあります。

 

この他のジンカクテルのレシピは、こちらの記事にて↓ 

www.green-alaska.com

  

 

No.3 ジンのまとめ

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最後に、ざっくりまとめ&おさらいです。

 

【No.3ジンのまとめ】

  • ジュニパーの効いた正統派ジン
  • ボタニカルはシンプルな構成
  • 力強く、深みのある味わい
  • ジントニックはライムなしもおすすめ
  • ネグローニ、マティーニのベースに◯
  • その他のカクテルも、上質な味わいに

 

正統派ジンの、ひとつの頂点。

そう思わせてくれる、完成度の高さです。

 

ジンというお酒が好きであればあるほど、満足度の高い商品となってくれるでしょう。

 

ややネックとなるのは、値段だけ…

でも、普段使いしないにしろ、特別な日に飲むジンとしてストックするのはアリですね。

 

 

手が届く方なら、一度は味わっていただきたい、名作ジンです。

 

 

【関連記事】

・深みのある柑橘を楽しめる「桜尾ジン オリジナル」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・シャープでジュニパーの効いたジン「シップスミス」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・和のボタニカルを使ったジン「六 Roku」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

「ビーフィータージン」のレビューと個人的評価【使うコツは冷凍】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

ジンは大好きで、よく使います。

 

今回は、「ビーフィータージン」の特徴と使い方をレビューしていきます。

 

 

この記事を読むと、

  • ビーフィーターの特色
  • どういう人におすすめなのか?
  • クセを和らげて飲む方法

を、学ぶことができます。

 

「このジンって、実際のところどうなの?」

と、よく話題にもなる銘柄。

 

私なりの、見解を書いていきたいと思います。

 

  

ビーフィーターの魅力は「とりあえず」で選べる安心感

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ビーフィーターの特色は、次の3つ。

 

  • シトラス系で王道の味わい
  • ほどよいボリューム感
  • 安価ながらクオリティも充分

 

ということで、「カクテルベースとして使いやすい」のが、最大の魅力です。

 

「とりあえずこれを使っておけばOK」

という、安心感があるのがいいですね。

 

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※カクテルの味も安定しやすい。意外と知られていない長所です。

 

雑に聞こえちゃうかもですが、経験上、ほんとに失敗は少ないです。

 

「家に、1本だけジンがほしい」

「ジンって色々あって、よく分からない」

という方が手に取るには、賢い選択肢だと思います。

 

 

ビーフィータージンの基本情報

 

ビーフィーターについて、ざっくりみてみましょう。

 

【分類】ドライジン

【製造国】イギリス

【アルコール度数】47%、40%

【容量】750ml、700ml、200ml

【価格】約1100円(amazon参考)

 

1820年創業の、歴史ある伝統的なジン。

 

日本では、どこでも手軽に買えるジンとして人気ですね。

おそらく、1番メジャーな銘柄なのではないでしょうか?

 

ラベルの人物はロンドンの近衛兵

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ビーフィーターのマスコットとも呼べる、この人物は、ロンドン塔を警護する近衛兵。

 

普段は黒い制服ですが、祭事のときにこのような赤い制服を着ます。

 

POINT

彼らはその昔、国王主催のパーティーのあと、残った牛肉を持ち帰ることが許されていました。

 

そこから、

Beef eater=牛肉を食べる人

と呼ばれ、それがジンのブランド名ともなりました。

 

ビーフィータージンのボタニカル

  • ジュニパーベリー
  • セビルオレンジピール
  • アーモンド
  • オリスの根
  • コリアンダーの種
  • アンジェリカの根
  • リコリス
  • アンジェリカの種
  • レモンピール

ビーフィーター公式サイトより

 

実は、多くのボタニカルが使われています。

 

シンプルなジン、というイメージもあるので、少し意外な感じですね。

 

POINT

使用するボタニカルは、ヨーロッパ各地から集められた膨大な数から、厳選したものだけ。

 

ジュニパーベリーだけでも、150種類以上から、選別されているそうです。

 

ビーフィータージンの受賞歴

  • International Spirits Challenge(ISC)

■ビーフィーター47%

2020 - 銀賞「Silver」

2018 - 銅賞「Bronze」

■ビーフィーター40%

2020 - 銀賞「Silver」

2018 - 銀賞「Silver」

 

  • International Wine and Spirit Competition(IWSC)

■ビーフィーター47%

2019 - 銀賞「Silver」

2019 - 銀賞「Silver」

■ビーフィーター40%

2019 - 銀賞「Silver」

2018 - 最高銀賞「Silver Outstanding」

…など多数

 

かなりの数なので、直近のものだけを載せてみました。

 

この他の受賞歴は、こちらにて↓

⇒受賞歴(ビーフィーター公式サイト)

 

伝統的なジンながら、現代でもしっかり評価されていることが分かりますね。

 

 

ビーフィーターのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみましょう。

 

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※今回飲んだのは、度数47%のモデルです

 

あらためて飲んでみると、とてもバランスのいいジンであることが実感できます。

 

特に際立つのは、豊かなシトラスの風味ですね。

 

トップにフレッシュさを与える、レモン。

余韻に、じわっとフルーティな甘さを残すオレンジ。

 

ほんのりと感じる渋みも、いいアクセントとなっています。

 

無骨な荒さがありながらも、

それを補って、余りある魅力も備えたジン。

 

アルコールのアタックはやや強めで、気になる方もいるかもですね。

それでも値段帯を考えると、かなり優秀なジンだと感じます。

 

定番のジンとの飲み比べは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

  

ビーフィータージンを美味しく飲むための個人的なコツ

ビーフィーターは「愛好家から一定の評価を得ているジン」だと、私は思っています。

 

ただやはり、

「アルコールの匂いと雑味が気になる…」

と、感じている方が多いのも事実です。

 

正直に言います。

昔の私も、そうでした。

 

そんな方に、私からひとつ提案があります。

ビーフィーターを冷凍してみてください。

 

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冷凍することで、

  • 雑味とアルコール感を感じづらく
  • 甘さが引き立ち
  • 口当たりも滑らかに

という変化が起きます。

 

この状態でカクテルにすると、ガラッと印象が変わります。

ビーフィーターに対する評価も、変わってくるかもですね。

 

POINT

「ショートカクテルを作るときには、すでに冷凍して使っている」

という方も、多いと思います。

 

が、個人的にはジントニックのようなロングカクテルのときも冷凍するのがおすすめです。

 

 

ビーフィータージンで作るジントニック

ジンといえば、ジントニックで飲む方が大半です。

 

ということで、ビーフィーターが活きるレシピを紹介します。

まずは、スタンダードなレシピからどうぞ。

 

【材料】

ビーフィーター 40ml

トニックウォーター 120ml

レモンジュース 1tsp

レモンピール

 

【作り方】

氷を入れたグラスにビーフィーターとレモンジュースを注ぎ、ステアする。

トニックで満たし、軽くステアする。

レモンピールをふりかけて、飾る。

 

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日本バーテンダー協会会長である、岸久氏のレシピを参考にしました。

 

レモンが、非常にフレッシュに香る一杯です。

 

参考にしたカクテルブックはこちら↓

 

そして次に、個人的なおすすめレシピをひとつ。

 

【材料】

ビーフィーター 40ml

フィーバーツリーメディタレーニアントニックウォーター 100ml

ライム 1/6個

 

【作り方】

氷を入れたグラスにビーフィーターを注ぎ、ライムをしぼる。

ステアして、トニックで満たす。

軽くステアして、しぼったライムの果肉を飾る。

 

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「フィーバーツリー メディタレーニアントニックウォーター」を使ったレシピです。

 

色々な試していて、発見したんですが、これが実にウマい。

 

ビーフィーターベースだとは思わないくらい、上品で華やかです。

 

「フィーバーツリー」について、詳しくはこちら↓ 

www.green-alaska.com

  

と、おすすめを紹介しましたが、「好きな材料で、カジュアルに楽しむ」のが1番かもしれませんね。

 

雑に聞こえちゃうかもですが、ビーフィーターならどんなレシピでも

「おっ、ええやん」

って、なっちゃうんですよね。

 

この辺りは、ビーフィーターの懐の深さ…といったところでしょうか(?)

 

 

ビーフィータージンのおすすめカクテル2つ

「良さが出るな…」と思ったのは、次の2つ。

 

  • ジンフィズ
  • ホワイトレディ

 

お気づきかもしれませんが、どちらもレモンと合わせるレシピです。

 

ビーフィーター×レモンの相性の良さが、実感できると思います。

 

■ジンフィズのレシピ例

【材料】

ビーフィーター 45ml

レモンジュース 15ml

シュガーシロップ 1〜2tsp

炭酸水 60mlくらい

 

【作り方】

シェーカーに炭酸水以外を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たしてステアする。

 

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ほどよいボリューム感と、はじけるシトラス香。

良いです。

 

淡麗なジンで作るより、味わいも安定しやすいというのも魅力ですね。

 

■ホワイトレディのレシピ例

【材料】

ビーフィーター 40ml

コアントロー 10ml

レモンジュース 10ml

※通常より、ジン多めのレシピです

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

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個人的には、4:1:1の比率がしっくりきました。

 

著名なバーテンダーのカクテルブックなどでも、

「レモンジュースは少し減らす」

というレシピが多いように思いますね。

 

 

ビーフィータージンで作るその他のカクテル

もちろんこの他にも、さまざまなカクテルに使えます。

 

参考までに、私がビーフィーターベースで作ったものをどうぞ。

 

 

どのレシピも、安定感抜群。

"しっくり" きます。

 

  • ほどよいボリューム感
  • 芯のある味わい

 

この辺りが、うまく味をまとめてくれる要素なのかな?

と、私は思っています。

 

ジンベースの定番カクテルのレシピは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

  

 

ビーフィータージンは47%のモデルを選ぶのがおすすめ

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ビーフィーターには、度数のバリエーションが2つあります。

 

  • ビーフィーター 40%
  • ビーフィーター 47%

 

これって、どちらを使うのがいいの?と少し迷っちゃいますよね。

 

飲み比べてみた私の結論としては…

「基本的には、47%を選ぶ」のがおすすめです。

 

 

47%の方が、味わいがしっかりしているからです。

 

飲み比べたら分かるんですが、余韻の深さにかなりの差があります。

 

つまり芯があるので、カクテルの味わいも安定しやすい…

というわけです。

 

「それでも、47%という度数は少し抵抗が…」

という方は、度数40%の小瓶からためしてみてはどうでしょうか?

 

 

こちらなら、気軽にためせるとは思います。

 

47%の方がおすすめ、とは言いましたが大丈夫。

こっちも、しっかり美味しいです。

(コンペでも高評価ですしね)

 

 

ビーフィータージンの「次」に飲みたいジン

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「桜尾ジン オリジナル」なんて、いかがでしょうか?

 

■ビーフィーターとの共通点

  • ジュニパーを効かせた王道の味わい
  • シトラス系の風味
  • ジンらしいシャープさ
  • ほどよいボリューム感
  • 「とりあえず」でカクテルに使える

 

■ビーフィーターにはない魅力

  • 和柑橘の風味
  • 口当たりはやや柔らかい
  • 和素材との組み合わせが◯

 

お手頃価格で買えるクラフトジンとしても、人気の銘柄ですね。
ビーフィーターが気に入ったら、ぜひおためしを。

 

【参考】桜尾ジン オリジナルの味わいレビュー 

www.green-alaska.com

  

 

 

ビーフィータージンのまとめ

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最後にざっくり、まとめ&おさらいです。

 

【ビーフィーターのまとめ】

  • 非常に人気のある、ド定番のジン
  • 味わいは王道、シトラス系
  • 幅広くカクテルに使えるのが魅力
  • 雑味が気になるなら、冷凍を
  • ジンフィズ、ホワイトレディにおすすめ
  • カジュアルにどんどん飲んじゃおう

 

ビーフィーターは、いわゆる「安酒」として語られがちですが…

そんなイメージを払拭するお手伝いができたのなら、嬉しいですね。

 

ほんと、この値段でこのクオリティってすばらしいと思うんですよね。

 

「そういえば、しばらく飲んでないな…」

という方は、ぜひ今一度このジンとじっくり向き合ってみてください。

 

 

※47%のモデルは置いていないお店もけっこうあります。「探すのが手間だ」という方はネットでどうぞ↓

 

 

【関連記事】

・カクテルベースにおすすめの国産ジン「桜尾ジンオリジナル」 

www.green-alaska.com

  

・「ビーフィーター ピンクストロベリー」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・「うすはりグラス」のレビュー【ジントニックとハイボールで比較】 

www.green-alaska.com

  

「ボンベイサファイアジン」のレビュー【個性を上手く活かそう】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

ジンは特に好きなので、よく使います。

 

今回は、ボンベイサファイアの特徴と使い方をレビューしていきます。

 

 

この記事を読むと、

  • ボンベイサファイアの特色
  • どんな人におすすめなのか?
  • カクテルでの活かし方

を、学ぶことができます。

 

すでに、飲んだことがある方も多いかもですね。

 

さらなる魅力の発見のお手伝いができれば、と思います。

 

  

ボンベイサファイアジンは「個性的なジン」

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特色は、次の3つ。

 

  • 他のジンとは違う個性がある
  • アロマチックで複雑な風味
  • 非常に相性のいいカクテルあり

 

スタンダードジンの中の異端児。

 

ジンがもつ多様性の面白さを知るには、ぴったりの一本だと私は思っています。

 

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※他のジンとは少し違う味。だからこそ面白い。

 

ボトルデザインも、他のジンとは明らかに違いますよね。

映えます。映えています。

 

 

ボンベイサファイアジンの基本情報

 

ボンベイサファイアについて、ざっくり見てみましょう。

 

【分類】ドライジン

【製造国】イギリス

【アルコール度数】47%

【容量】750ml、200ml、50ml

【価格】約1500円(amazon参考)

 

1987年から、販売がされているジン。

 

スタンダードジンの中では、比較的新しめ。

それでいて、定番化している。すばらしいですね。

 

以下、公式のテイスティングノートです。

 

■香り

シトラスとフローラルを基調とした香り

■味わい

ボタニカルの複雑でスムースな味わい

■余韻

スパイシーさとアロマを感じる余韻

バカルディジャパン ボンベイサファイア商品ページより

 

ボンベイサファイアジンのボタニカル

  • ジュニパーベリー
  • コリアンダーシード
  • アーモンド
  • レモンピール
  • リコリス
  • オリスルート
  • アンジェリカルート
  • カシア
  • クベバベリー
  • ギニアショウガ

計10種

 

一般的なジンと比べると、種類多め。

チョイスも、やや個性的ですね。

 

製法にも、特徴あり。

「ヴェイパーインフュージョン」という、独特の技法で作られています。

 

POINT

■ヴェイパーインフュージョン製法

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ボンベイサファイアディスティラーズフィルムより

 

蒸留の際に、蒸気となったベーススピリッツ。

これを、バスケットに入れたボタニカルに通して香り付けをするという製法。

 

これにより、ボタニカルの雑味成分を残さず、香り高い部分だけを吸収させます。

※一般的なジンでは、ベーススピリッツにボタニカルを浸したあと、それを蒸留する

 

ボンベイサファイアジンの受賞歴

  • International Wine and Spirit Competition(IWSC)

2018 - 銅賞「Bronze」

2016 - 最高銀賞「Silver Outstanding」

 

  • International Spirits Challenge(ISC)

2013 - 銅賞「Bronze」

 

  • San francisco World Spirits Competition

2017 - 金賞「Double Gold」

 

コンペによって、評価がバッサリ分かれているような印象があります。

 

この辺りは、個性的な味わいの象徴と言えるかもしれませんね。

 

 

ボンベイサファイアジンのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみます。

 

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一言でいうならば、「アロマチックな味わい」

 

まず感じるのは、まったりとした甘みと、温かなスパイス。

そこにレモンや、カルダモンのようなさわやかさが後を追います。

 

余韻には、カシアの甘さと、痺れるようなスパイシーさ。

次々とフレーバーが移り変わる様が、面白い。

 

上品ながら、妖艶。

まさに、東洋の美女の様なジン。

 

価格帯低めのジンということで、正直、やや荒さも感じます。

が、これはハマる人は深くハマるでしょうね。

 

定番のジンとの比較は、こちら↓ 

www.green-alaska.com

  

 

ボンベイサファイアで作るジントニック

ジンといえば、外せない飲み方はジントニックですね。

 

スタンダードに作るなら、レシピ例はこんな感じ。

 

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【材料】

ボンベイサファイア 40ml

トニックウォーター 120ml

ライム 1/6個

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにボンベイサファイアを注ぎ、ライムをしぼる。

よくステアして、トニックウォーターで満たす。

軽くステアして、しぼったライムの果肉を飾る。

 

トニックで割ると、スパイシーさが強調されますね。

ライムとの、親和性も高しです。

 

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もちろん、レモンを使うもよし。

こちらだとスッキリ、ナチュラルに仕上がります。

 

さらにこだわりたい方は、こんなレシピもどうぞ。

 

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【材料】

ボンベイサファイア 40ml

フィーバーツリーメディタレーニアントニックウォーター 100ml

ライム 1/6個

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにボンベイサファイアを注ぎ、ライムをしぼる。

よくステアして、トニックウォーターで満たす。

軽くステアして、しぼったライムの果肉を飾る。

 

プレミアムなトニックを使った一杯。

 

「フィーバーツリー」のブランドサイトにある、「ペアリングガイド」を参考にしました。

 

⇒Fever-Tree Pairing Guide(英語)

 

フレッシュでハーバル。

これは最初飲んだとき、なかなか驚きのウマさでした。

 

「フィーバーツリー」について、詳しくはこちら↓ 

www.green-alaska.com

  

 

ネグローニ、ブルームーンのベースにもおすすめ

その他で、個人的に「よく合うな」と思うのは、この2つ。

 

■ネグローニのレシピ例

【材料】

ボンベイサファイア 20ml

スイートベルモット 20ml

カンパリ 20ml

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。

オレンジピールをふりかけて、飾る。

 

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薬草の風味に一体感が出るので、個人的にはかなり気に入ってます。

 

少しピリッとしたニュアンスも残り、個性も充分です。

 

■ブルームーンのレシピ例

【材料】

ボンベイサファイア 40ml

パルフェタムール 10ml

レモンジュース 10ml

※スタンダードレシピより、ジン多めのレシピです

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

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こちらは、柔らかさを感じる仕上がりとなりますね。

パルフェタムールの香りも、しっかり引き立ちます。

 

超主観的かもですが、色々なジンをベースに使ってみての、私なりのチョイスです。

 

 

ボンベイサファイアジンで作るその他のカクテル

もちろん、その他のレシピにも幅広く使えます。

 

参考までに、私がボンベイサファイアベースで作ったカクテルをどうぞ。

 

 

  • ハーブ系のカクテル
  • カクテルを上品なニュアンスにしたいとき
  • 味わいにひねりを効かせたいとき

といった場合に、選ぶことが多いですね。

 

ピンポイントで使うと輝くジンだと、私は思っています。

 

もちろん、メインのジンとしてガンガン使っていくのもアリ。

この辺りは、好みですね。

 

この他のジンベースカクテルのレシピは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

  

ボンベイサファイアジンの「次」に飲みたいジン

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「モンキー47ジン」なんて、いかがでしょうか?

 

■ボンベイサファイアジンとの共通点

  • 個性派のジンである
  • ハーバルで複雑
  • 使用しているボタニカルが多い
  • ネグローニのベースに◯

 

■ボンベイサファイアジンにはない魅力

  • ベリー系のニュアンスがある
  • 口当たりがナチュラル
  • どっしりした飲みごこち

 

味わいはけっこう違いますが、こちらも間違いなく "面白い" ジンです。
複雑な味わいを、楽しんでみてください。

 

【参考】モンキー47ジンの味わいレビュー 

www.green-alaska.com

  

 

 

ボンベイサファイアジンのまとめ

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最後にざっくり、まとめ&おさらいです。

 

【ボンベイサファイアのまとめ】

  • 個性的ながら、定番化しているジン
  • ボタニカルと、製法が独特
  • アロマチックで複雑な風味
  • ハーバル系カクテルに
  • ネグローニには、特におすすめ

 

「使いやすいジン」ではないかもしれません。

ですが、「とても面白いジン」

 

とりあえずストックしておいて、相性の良さそうなカクテルに使ってみる…

という使い方が、いいかもですね。

 

ここまで読んだ好奇心旺盛なあなたなら、きっと気に入ってくれるはずです。

 

 

 

【関連記事】

・雅な香りのジン「桜尾ジンハマゴウ」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・トニックウォーターの選び方と、おすすめ3銘柄 

www.green-alaska.com

  

「奏 kanade」ジャパニーズリキュールのレビュー 

www.green-alaska.com

  

ウイスキーベースのカクテルレシピ30種【海外流行のレシピも】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

ウイスキーは、カクテルで飲むことの方が多いかもです。

 

今回は、ウイスキーベースのカクテルを紹介します。

 

 

この記事を読むと、

  • ウイスキーの定番カクテル
  • レシピとおいしく作るためのポイント
  • 世界的に流行中のレシピ

を、学ぶことができます。

 

「そのまま飲むのに、ちょっと飽きてきたかも…?」

「ハイボール以外にも、チャレンジしたい」

そんな方に、役立つ記事にしていきます。

 

  

ウイスキーベースのロングカクテルレシピ

まずは、ロングカクテルから。

 

より楽しむための「ツイスト(アレンジ)レシピ」も、合わせて紹介します。

 

※50音順に並んでいます

※ベースをお好みのウイスキーに変えて作るのもアリです

 

カクテル道具の選び方などは、こちらを参考にどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

  

アイリッシュコーヒー

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【材料】

アイリッシュウイスキー 30ml

ホットコーヒー 120ml

砂糖 5〜10g

生クリーム 15ml

 

【作り方】

耐熱グラスに、アイリッシュウイスキーと砂糖を入れて、ホットコーヒーを注ぐ。

よく混ぜて、軽くホイップした生クリームを浮かべる。

 

アイリッシュウイスキーを使った、人気のレシピ。

 

ウイスキーの豊かな風味とコーヒーが、ベストマッチな一杯です。

 

POINT

ベースをスコッチやバーボンに変えても、おいしいです。

 

お好みのウイスキーでどうぞ。

 

 

インペリアルフィズ

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【材料】

ウイスキー 45ml

ホワイトラム 15ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 1tsp

炭酸水 適量

 

【作り方】

シェーカーに炭酸水以外の材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たしてステアする。

 

インペリアル=「帝国、皇帝」

 

ラムの効果なのか、不思議と高貴さを感じます。

度数が高めのはずですが、スイスイ飲めてしまう一杯。

 

 

ウイスキーハイボール

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【材料】

ウイスキー 45ml

炭酸水 適量

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにウイスキーを注ぎ、ステアする。

炭酸水で満たして、軽くステアする。

 

ウイスキーの飲み方として、定番ですね。

 

気軽に楽しめますし、こだわれば特別感のある一杯にもなります。

 

美味しく作るためのポイントは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

  

  • ツイストレシピ

副材料を使って、フレーバーを加えるのも定番のアレンジです。

 

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◾️レモンピール

  • デュワーズホワイトラベル
  • 白州NA…などに

さっぱりフレッシュに仕上げたいときに。

 

◾️オレンジピール

  • メーカーズマーク
  • フェイマスグラウス…などに

甘さのあるウイスキーだと合いやすいです。

 

◾️ブラックペッパー

  • タリスカー10年
  • ラフロイグ10年…などに

潮やピートの風味が引き立ちます。

 

 

ウイスキーバック

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【材料】

ウイスキー 45ml

ジンジャーエール or ジンジャービア 適量

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにウイスキーを注ぎ、ステアする。

ジンジャーエールで満たして、軽くステアする。

 

カジュアルに、ジンジャーエールで割ったカクテル。

 

甘さがあり、ウイスキーのクセも和らぎます。

まだウイスキーに不慣れな方にも、おすすめ。

 

 

ウイスキーフロート

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【材料】

ウイスキー 45ml

ミネラルウォーター 適量

 

【作り方】

氷を入れたグラスにミネラルウォーターを注ぎ、ウイスキーを静かにフロートする。

 

混ぜれば水割りですが、あえて2層に分けて仕上げた一杯。

 

最初はウイスキーそのままの味

じょじょに水割りに、と変化も楽しめます。

 

 

オールドファッションド

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【材料】

ライウイスキー or バーボン 45ml

アンゴスチュラビターズ 2dash

角砂糖 1個

スライスオレンジ

スライスレモン

スライスライム

マラスキーノチェリー

(飾りのフルーツはお好みで)

 

【作り方】

グラスに角砂糖を入れて、ビターズをふりかける。

氷を入れてウイスキーを注ぎ、軽くステアする。

オレンジ、ライムなどお好みのフルーツを飾る。

 

世界的には、実は人気No.1のクラシックカクテル。

 

ビターズの奥深い風味と、柑橘のフレッシュさがウイスキーの味わいを引き立てます。

 

  • ツイストレシピ

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【材料】

バーボン(お好みのウイスキーでも可)  45ml

イチゴ 3粒

シュガーシロップ 5ml

ビターズ 1dash

 

【作り方】

グラスに材料を入れイチゴをペストルで潰す。

氷を入れて軽くステアする。

 

フレッシュストロベリーのオールドファッションド。

この他、桃やチェリーでアレンジしても美味しいです。

 

 

カリフォルニアレモネード

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【材料】

ライウイスキー or バーボン 45ml

レモンジュース 20ml

ライムジュース 10ml

グレナデンシロップ 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

炭酸水 適量

 

【作り方】

シェーカーに炭酸水以外の材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たしてステアする。

 

スッキリ、フルーティに楽しめるレシピ。

 

酸味により、ウイスキーの風味が鮮やかに彩られます。

 

 

クロンダイククーラー

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【材料】

ウイスキー 45ml

オレンジジュース 20ml

ジンジャーエール 適量

オレンジピール

 

【作り方】

オレンジの皮をらせん状にむいて、氷とともにグラスに入れる。

ウイスキー、オレンジジュース、ジンジャーエールを注ぎ、軽くステアする。

 

オレンジの皮の飾りが、印象的な一杯。

 

味わいはフルーティにまとまっていて、実においしい。

バランスのよいレシピです。

 

 

ゴッドファーザー

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【材料】

ウイスキー 45ml

アマレット 15ml

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。

 

アマレットと合わせた、デザート感のある一杯。

 

甘口で重厚。

じっくりと飲み進めたいカクテルですね。

 

「アマレット」について、詳しくはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

ハイランドクーラー

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【材料】

スコッチウイスキー 45ml

レモンジュース 15ml

シュガーシロップ 1tsp

アンゴスチュラビターズ 2dash

ジンジャーエール 適量

 

【作り方】

シェーカーにジンジャーエール以外の材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、ジンジャーエールで満たしてステアする。

 

ジンジャーエールとレモンで、刺激的な味わいの一杯。

 

ウイスキーの芯も、しっかり感じることができますね。

どっしり系ロングカクテルが飲みたいときに。

 

 

ブールバルディエ

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【材料】

ライウイスキー 30ml

スイートベルモット 30ml

カンパリ 30ml

オレンジピール

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに材料を注ぎ、ステアする。

オレンジピールをふりかけて、飾る。

 

近年人気の、「ウイスキー版ネグローニ」

 

どっしり深みのある味わいで、心地よい苦味を楽しむことができます。

 

 

ペニシリン

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【材料】

ウイスキー 45ml

レモンジュース 20ml

蜂蜜 20ml

生姜スライス 3枚

アイラウイスキー 1.5tsp

 

【作り方】

シェーカーに生姜を入れて、ペストルでつぶす。

氷とアイラウイスキー以外の材料を入れて、シェークする。

氷を入れたグラスに、茶こしで漉しながら注ぐ。

 

スコッチのクラシックレシピ。

最近では、海外人気も高いカクテルです。

 

どっしりした飲み口で、生姜の辛味が刺激的な一杯。

 

 

ホットウイスキートディー

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【材料】

ウイスキー 45ml

砂糖 1tsp

熱湯 適量

スライスレモン

クローブ

シナモンスティック

 

【作り方】

耐熱グラスに材料を入れ、ステアする。

レモンやクローブ、シナモンなどをお好みで飾る。

 

寒い時期にうれしい、ホットウイスキーのレシピ。

 

香りに癒され、体に沁み渡ります。

 

 

マミーテイラー

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【材料】

スコッチウイスキー 45ml

ライムジュース(レモンでも可) 15ml

ジンジャーエール 適量

 

【作り方】

氷を詰めたグラスにウイスキーとライムジュースを注ぎ、ステアする。

ジンジャーエールで満たして、軽くステアする。

 

ジンジャーエールで割るレシピですが、こちらはかなりサッパリとした味わい。

 

酸味が効いたものが、好みの方におすすめです。

 

 

ミントジュレップ

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【材料】

バーボン 60ml

シュガーシロップ 2tsp

炭酸水 2tsp

ミントの葉 10枚程度

クラッシュドアイス

 

【作り方】

グラスにミント、シロップ、炭酸水を入れ、ペストルでつぶす。

クラッシュドアイスを詰めてウイスキーを注ぎ、よくステアする。

ミントの枝を飾る。

 

ミントの風味と、突き抜けるような冷たさが爽快な一杯。

 

アメリカの「ケンタッキーダービー」では、オフィシャルドリンクとして、人気です。

 

POINT

氷を加えたあと、入念にステアするのが作るときのポイント。

 

ステアが足りないと、アルコールの角が残り、ミントの香りも物足りなくなりがちです。

 

  • ツイストレシピ

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【材料】

バーボン 60ml

蜂蜜酒 10ml

ミントの葉 10枚程度

クラッシュドアイス

 

ハチミツの風味を加えたミントジュレップ。

自然で、コクのある甘みに仕上がります。

 

 

ウイスキーベースのショートカクテル

 

アルフォンソカポネ

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【材料】

バーボン 25ml

グランマニエ 15ml

メロンリキュール 10ml

生クリーム 10ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

アメリカ禁酒法時代の、ギャングの親分の名がついた一杯。

 

イメージに反して、フルーティでクリーミィ。

かつ、余韻にはしっかりバーボンが主張して、面白い味わいです。

 

 

インクストリート

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【材料】

ライウイスキー 30ml

オレンジジュース 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

フルーツジュースをたっぷりと使った、さっぱり味のカクテル。

 

ほどよい酸味で、飲み心地軽やかです。

 

 

ウイスキーサワー

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【材料】

ウイスキー 45ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 5ml

スライスオレンジ

チェリー

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぎ、オレンジとチェリーを飾る。

 

レモンを加えて、スッキリと仕上げた一杯。

 

海外では非常に人気があり、アレンジもよくされるレシピです。

 

  • ツイストレシピ

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【材料】

ウイスキー 45ml

レモンジュース 20ml

シュガーシロップ 10ml

卵白 1/2個

オレンジ

チェリー

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、オレンジとチェリーを飾る。

 

バーボンベースで、氷入りで楽しむレシピ。

重厚な味わいながら、口当たりはやわらか。

 

フレッシュなイチゴを加えた「イチゴのウイスキーサワー」もおすすめです↓ 

www.green-alaska.com

 

 

オールドパル

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【材料】

ライウイスキー 20ml

ドライベルモット 20ml

カンパリ 20ml

 

【作り方】

氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

カクテル名は、「古い仲間」という意味。

 

薬草系の古風な味わいです。

余韻にただよう香りが、なめらかで美しい。

 

 

カウボーイ

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【材料】

バーボン 40ml

生クリーム 20ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

まろやかで、コクのある味わいの一杯。

 

デザート系カクテルのように見えますが、甘さはほとんどないので、少し注意です。

 

 

コモドアー

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【材料】

ライウイスキー 45ml

ライムジュース 15ml

オレンジビターズ 2dash

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

コモドアー=「船長」「提督」

 

フルーティで、絶妙な奥深さがありますね。

ライウイスキー+ライムの、相性の良さが実感できます。

 

 

サゼラック

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【材料】

ライウイスキー 60ml

ペイショーズビターズ 1dash

角砂糖 1個

アブサン 少量(リンス)

レモンピール

 

【作り方】

ミックス用のグラスに、角砂糖とビターズを入れ、軽く崩す。

ライウイスキーを加え、ステアする。

アブサンでリンスしたロックグラスに注ぎ、レモンピールをふりかける。

 

19世紀半ばに生まれた、オールドファッションドと並ぶ「最古のカクテル」

 

薬草系の、スパイシーで奥深い風味。

海外では、今でも根強い人気を誇ります。

 

 

チャーチル

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【材料】

スコッチウイスキー 30ml

ホワイトキュラソー 10ml

スイートベルモット 10ml

ライムジュース 10ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

酸味、甘み、そしてウイスキーのコクが渾然一体となったカクテル。

 

味わいのバランス高し。

どこか、気品のある味わいなのも良いですね。

 

 

ニューヨーク

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【材料】

バーボン 45ml

ライムジュース 15ml

シュガーシロップ 1tsp

グレナデンシロップ 1/2tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

アメリカの大都市をモチーフにしたカクテル。

 

おいしく作るのは、やや難しいとされています。

ですが、そのぶん上手くできたときの味わいは、格別です。

 

POINT

オレンジスライスをシェーカーの底に入れ、一緒にシェークする小ワザもおすすめ。

フレッシュに、仕上がります。

 

  • ツイストレシピ

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【材料】

ライウイスキー 40ml

シュガーシロップ 2tsp

ライムジュース 1tsp

ザクロ 20〜30粒

 

【作り方】

ボストンシェーカーにザクロを入れて、ペストルでつぶす。

他材料と氷を入れて、シェークする。

茶こしで漉しながら、カクテルグラスに注ぐ。

 

フレッシュザクロのニューヨーク。

手間はかかりますが、その価値ありの味わいです。

 

 

ハイハット

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【材料】

バーボン 40ml

チェリーブランデー 10ml

グレープフルーツジュース 10ml

レモンジュース 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

ハイハット=「気取り屋」「いばり屋」。

 

バーボンの重厚な風味と、フルーティな味わいを楽しめる一杯です。

 

 

ハリケーン

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【材料】

ウイスキー 15ml

ジン 15ml

ホワイトペパーミントリキュール 15ml

レモンジュース 15ml

 

【材料】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

ハリケーン=「大嵐」「台風」

 

刺激的で爽快。

ミントの奥に感じる、ウイスキーの風味がいいアクセントとなっています。

 

 

ブラッドアンドサンド

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【材料】

スコッチウイスキー 15ml

チェリーブランデー 15ml

スイートベルモット 15ml

オレンジジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

1922年の映画、「血と砂」がモチーフのカクテルです。

 

甘口で複雑な味わい。

オレンジのフレッシュさが、絶妙なニュアンスを作ってくれています。

 

 

マイアミビーチ

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【材料】

ウイスキー 35ml

ドライベルモット 10ml

グレープフルーツジュース 15ml

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

ウイスキーを、サッパリとした味わいで楽しめるレシピ

 

軽やかで、上品さのある飲みごごちです。

 

 

マンハッタン

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【材料】

ライウイスキー 45ml

スイートベルモット 15ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

マラスキーノチェリー

レモンピール

 

【作り方】

氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする。

カクテルグラスに注ぎ、レモンピールをふりかける。

マラスキーノチェリーを沈める。

 

「カクテルの女王」とも呼ばれる、人気のレシピ。

 

甘口で、奥深く、上品。

女性で好む方も、多いカクテルですね。

 

味を高めたい方には、「カルパノアンティカフォーミュラ」をおすすめします↓

 

 

ロブロイ

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【材料】

スコッチウイスキー 45ml

スイートベルモット 15ml

アロマチックビターズ 1dash

マラスキーノチェリー

レモンピール

 

【作り方】

氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする。

カクテルグラスに注ぎ、レモンピールをする。

マラスキーノチェリーを沈める。

 

スコッチベースのマンハッタン、といったレシピ。

 

ほんのり漂う、スモーキーさが心地よい。

こちらは、やや古風で男性的なニュアンスがある、と私は感じます。

 

 

「あなたにとってベストな一杯」を探してみよう

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今回紹介したのは、特に人気の高いレシピたち。

まだまだ、世の中には多くのレシピが存在しています。

 

さらにレシピを知りたい方という方は「カクテルブック」を一冊持っておくと、便利かもですね。

 

私は、スタンダードならこちら↑の本でレシピを確認しています。

※今回の記事でも、一部参考にしました

 

いろいろ飲んでいくうちに、「あなたにとってベストな一杯」が見つかると思います。

そうなると、家飲みもバー巡りも、さらに楽しくなってきますね。

 

ということで、ウイスキーを掘り下げたい方は、ぜひ色々と試してみてください。

 

 

【関連記事】

・カクテルベースにおすすめのバーボン「ウッドフォードリザーブ」 

www.green-alaska.com

  

・カクテルベースにおすすめのスコッチ「ジョニーウォーカーブラック」 

www.green-alaska.com

  

・アイリッシュウイスキー「ブッシュミルズ」のレビューとカクテル 

www.green-alaska.com

 

「タンカレージン」のレビューと個人的評価【辛口派に】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅で、カクテルを作っています。

ジンのカクテルは、いままでに数百種類作っています。

 

今回は、「タンカレージン」の特徴と使い方をレビューしていきます。

 

 

この記事を読むと

  • タンカレージンの特色
  • どんな人におすすめなのか?
  • どのように使うのがいいのか?

を、学ぶことができます。

 

すでに、飲んだことがある方も魅力の再発見があるかもですね。

 

では、どうぞ。

 

 

タンカレージンは「シャープで淡麗なジン」

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タンカレージンの特色は、次の3つ。

 

  • クリアーで、キレのある味わい
  • 甘さをあまり感じない、辛口タイプ
  • 副材料の味わいを引き立ててくれる

 

つまり、淡麗で辛口なジンとなります。

 

このような味わいから、「甘いのは少し苦手」という方が好む傾向にありますね。

 

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※タンカレーベースのホワイトレディ。シャープで上品な味にまとまります。

 

…というと、やや取っ付きづらい印象を受けちゃうかもですね。

私も、以前は「上級者向けなのかな…」と思っていました。

 

ですが、長年使っていると、うまく使う方法も色々と分かってきましたね。

その辺りについては、記事の中ほどから紹介します。

 

 

タンカレージンの基本情報

 

タンカレージンについて、ざっくり見てみましょう。

 

【分類】ドライジン

【製造国】イギリス

【アルコール度数】47.3%

【容量】750ml

【価格】約1700円(amazon参考)

 

190年以上の伝統を誇る、正統派のロンドンドライジン。

 

アメリカ大統領ジョン・F・ケネディや歌手のフランク・シナトラも愛飲していた、ということもよく知られています。

 

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※「タンカレー」ブランドはdrinks international調べ「2020年もっとも売れたジン」「もっともトレンドになったジン」でも上位

 

タンカレージンのボタニカル

  • ジュニパーベリー
  • コリアンダーシード
  • リコリス
  • アンジェリカルート

以上、計4種

 

超シンプルな構成ですね。

 

製法にすこし特徴があって、計4回の蒸留を行なっています。

これは、一般的なジンと比べると少し多め。

 

これにより、クリアーでキレのある味わいが生まれる、というわけですね。

 

タンカレージンの受賞歴

  • International Wine and Spirit Competition(IWSC)

2018 - 最高銀賞「Silver Outstanding」

2017 - 最高銀賞「Silver Outstanding」

2016 - 銀賞「Silver」

 

  • International Spirits Challenge(ISC)

2017 - 金賞「Gold」
2016 - 銀賞「Silver」

2014 - 銀賞「Silver」

…など多数

 

伝統的なジンながら、現代でもしっかりと評価されています。

 

POINT

品評会では、当然、多くのクラフトジンもエントリーしているわけで。

そんな中でも、賞をきっちり取っているのはすばらしいことだと思います。

 

 

タンカレージンのテイスティングレビュー

常温ストレートで飲んでみましょう。

 

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実にシャープ。

ストレートだと、かなり刺激が強いですが、これはこれで良きです。

 

風味はジュニパーに加え、コリアンダーの爽やかさが際立っていますね。

 

後味は、非常にスッキリ。

嫌な甘さが残ることもありません。

 

例えるなら、スリーピーススーツをピシッとまとった英国紳士。

洗練された空気感のあるジンです。

 

定番ジンとの味わい比較は、こちらをどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

  

 

タンカレージンで作るジントニック

ジンといえば、なんと言ってもジントニックです。

 

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ジントニックでも、タンカレーの持ち味はしっかり活きてきます。

スッキリ、シャープに仕上がりますね。

 

レシピ例は、こんな感じ。

 

【材料】

タンカレー 40ml

トニックウォーター 120ml

ライム 1/6個

 

【作り方】

氷を入れたグラスにタンカレーを注ぎ、ライムをしぼる。

ステアして、トニックウォーターで満たす。

軽くステアして、しぼったライムを飾る。

 

タンカレーなら、ライムがあった方がバランスが取れると思います。

フレッシュさが、引き立ちますね。

 

少しひねりを効かせたい方は、こんなレシピもおすすめ。

 

【材料】

タンカレー 40ml

トニックウォーター 90ml

炭酸水 30ml

ライム 1/6個

 

【作り方】

氷を入れたグラスにタンカレーを注ぎ、ライムをしぼる。

ステアして、トニックウォーター→炭酸水の順に注ぐ。

軽くステアして、しぼったライムを飾る。

 

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いわゆる、「ジントニックのソニックスタイル」です。

 

炭酸を加えることで、よりスッキリ。

ひと口めの爽快感も生まれます。

 

淡麗な味わいが活きるレシピなので、ぜひどうぞ。

 

トニックウォーターの選び方については、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

タンカレーはフルーツカクテルのベースにもよく使われる

バーでの特別な一杯といえば、フレッシュフルーツのカクテル。

 

実はタンカレーは、フルーツカクテルのベースにもよく使われています。

 

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淡麗なタンカレーは、フルーツの味わいを邪魔しないからです。

 

このようなカクテルでは、お酒ではなく、フルーツが主役という考え方なんですね。

 

■フルーツカクテルのレシピ例

【材料】

タンカレー 45ml

ゴールドキウイ 1個

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1/2tsp

 

【作り方】

キウイをすりおろして、他材料とともにシェークする。

カクテルグラスに注ぎ、キウイのスライスを飾る。

 

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こんな感じで、意外と自宅でも簡単に作れちゃいます。

 

旬のフルーツを使った一杯は、まさに格別。

こちらも、ぜひトライしてみてください。

 

自宅でも作れる、フルーツカクテルのレシピまとめはこちら↓ 

www.green-alaska.com

  

 

タンカレージンで作るカクテル

もちろん、その他のカクテルにも、幅広く使うこともできます。

 

参考までに、私がタンカレーベースで作ったカクテルをどうぞ。

 

 

  • 甘さを抑えて、スッキリ仕上げたいとき
  • 繊細な味の材料と合わせるとき
  • シャープさを強調したいとき

 

私は、このようなときにタンカレーをよく使います。

 

シェークやステアで作るレシピなら、タンカレーを冷凍して使うのもよいですね。

水っぽくなりづらく、口当たりも良くなります。

 

この他のジンベースカクテルのレシピは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

  

タンカレーの他のバリエーションもおすすめ

タンカレーには、さまざまなバリエーションもあります。

 

  • タンカレージン
  • タンカレーNo.10ジン
  • タンカレーラングプール
  • タンカレーセビリアジン
  • タンカレーマラッカジン

…など

 

全部、紹介したいところですが、長くなってしまうので…

特に人気の高い2つについて、簡単に解説します。

 

タンカレーNo.10(ナンバーテン)

 

タンカレーのプレミアム版といった位置づけなのが、このタンカレーテン。

 

  • フレッシュな柑橘の風味
  • 厚みのある味わい
  • 甘さも適度にある

 

といった感じで、通常のタンカレーより「濃い」味わいになっています。

 

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※タンカレーテンのジントニック。ライムなしでもバランスがいいですね。

 

カクテルに使うと、味のレベルが1段階上がるような印象。

 

ジントニックなんかは、最初飲んだとき「こんなに違うのか…」って感想でしたね。

 

詳しい特徴は、こちらで解説してします↓ 

www.green-alaska.com

  

タンカレーラングプール

 

「ラングプール」という、ライムに似た柑橘を使って作られる銘柄。

 

通常のタンカレーと比べると、

  • 柑橘の風味がしっかりある
  • 口当たり柔らかで、華やか
  • ナチュラルでハイバランスな味わい

 

ということで、個人的にはかなりレベルの高い仕上がりだと、思っています。

 

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※ラングプールのジントニック。トニックで割ると華やかさも出てきますね。

 

この銘柄をおすすめする理由は、シンプル。

ジントニックが、めちゃくちゃ美味しいんです…。

 

フィーバーツリートニックとの組み合わせで、ぜひお試しください。

 

「フィーバーツリー」については、こちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

タンカレージンの「次」に飲みたいジン

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「シップスミス」なんて、いかがでしょうか?

 

■タンカレージンとの共通点

  • 淡麗な味わい
  • ジンらしいシャープさがある
  • ジュニパーが効いた王道ジン
  • 甘さをあまり感じず、ドライ

 

■タンカレージンにはない魅力

  • より繊細な風味
  • シルクのような口当たり
  • 上品なニュアンスがある

 

タンカレーと同じく、ドライ嗜好の方に好まれるジンです。
より上質な味わいを求めるなら、こちら。

 

【参考】シップスミスの味わいレビュー 

www.green-alaska.com

  

 

 

タンカレージンのまとめ

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最後に、ざっくりまとめ&おさらいです。

 

【タンカレージンのまとめ】

  • 辛口で淡麗なジン
  • キレがある味わい
  • ジュニパーとコリアンダーが主体の風味
  • カクテルをスッキリ仕上げたいときに
  • フルーツカクテルにも最適
  • ジントニックなら炭酸を足すのも良い

 

ドライ志向の方に、最適な一本。

基本のジンとして、幅広く使っていけると思います。

 

辛口が苦手な方でも、

自宅の冷凍庫に忍ばせておいて、ここぞというときに使う…

という使い方をすると、良いですね。

 

もしも、「まだ飲んだことがない」という方がいましたら、この機会にぜひどうぞ。

 

 

 

【関連記事】

・淡麗なクラフトジン「シップスミス」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・コクのある味わいのラム「ハバナクラブ3年」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

・和素材のジン「六 Roku」のレビュー 

www.green-alaska.com

  

「ゴードン ドライジン」のレビューと個人的評価【重厚さが特徴】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

自宅に、十数種のジンをストックしています。

自分で、カクテルを作ったりもしています。

 

今回は、ゴードンドライジンの特徴と使い方をレビューしたいと思います。

 

 

この記事を見ると、

  • ゴードンジンの特徴と魅力
  • どんな人におすすめか?
  • どんなカクテルに向いているのか?

ということについて、学ぶことができます。

 

ゴードンが好きだ!という方も、さらなる魅力の発見があるかもですね。

では、どうぞ。

 

  

ゴードンは「シンプルで重厚なジン」

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私が感じた、ゴードンジンの魅力はこの3つ。

 

  • 厚みのある、濃密な風味
  • コストパフォーマンスが高い
  • ジントニックがうまい

 

スタンダードな味わいなので、どんなカクテルにも使える。

そして、カクテルの味も安定しやすい。

 

「これから、家で色々なカクテルを作っていきたい」

という方だと、重宝するジンですね。

 

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※シェークのカクテルの味も安定しやすいです。不慣れな方でもおいしく作りやすいと思います。

 

私はカクテルを作っていると、必ず使いたくなる場面があります。

なので、家には欠かさずストックするようにしていますね。

 

 

ゴードンジンの基本情報

 

ゴードンについて、ざっくりみてみましょう。

 

【分類】ドライジン

【製造国】イギリス

【アルコール度数】43%、40%、37.5%

【容量】750ml、700ml、200ml

【価格】約1300円(amazon参考)

 

250年以上の歴史をもつ、伝統的なロンドンドライジン。

オーセンティック(伝統的なスタイル)なバーでは、欠かせないジンとなっています。

 

ゴードンにまつわるエピソードについては、公式サイトをどうぞ。

⇒ゴードン公式ブランドサイト

 

 

ゴードンジンのボタニカル 

  • ジュニパーベリー
  • コリアンダー

など(内容は非公開)

 

ボタニカルの全容は非公開。

 

ですが、味わいからジュニパーベリー中心となっていることが予想できます。

その一方、柑橘の風味はかなりひかえめですね。

 

ゴードンジンの受賞歴 

  • International Wine and Spirit Competition(IWSC)

2017 - 金賞「Gold」

 

  • International Spirits Challenge(ISC)

2017 - 金賞「Gold」

 

  • San francisco World Spirits Competition

2018 - 金賞「Gold medal」

2017 - 金賞「Double Gold」

…など多数

 

スタンダードジンの中でも、かなり評価は高めですね。

 

伝統的なジンながら、現代でも一定の評価を受けている。

脱帽のひとことです。

 

 

ゴードンジンのテイスティングレビュー

常温ストレートで、飲んでみましょう。

 

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※今回飲んだのは、アルコール43%のモデルです

 

はっきり、くっきりとしたジュニパーの風味。

王道の味わいで、なんか安心しちゃいますね。

 

口に含んだときの刺激は、一般的なジンよりやや優しめ。

そこから、濃ゆいジンの風味がじわ〜っと広がってきます。

 

厚みがあるのに、トゲトゲしくない。

これが、ゴードンの魅力的な点ですね。

 

ビーフィーターやタンカレーを飲んで、「ちょっと口当たりがキツいな…」

と感じてしまった方は、しっくりくる味わいではないでしょうか?

 

他のスタンダードジンとの味わい比較は、こちらの記事へどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

 

  

ゴードンジンで作るジントニック

ゴードンジンはジントニックが、とてもおいしい。

 

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おいしいのです(2回目)

家飲みなら、コスパも良いのがすばらしいですね。

 

家飲みでのレシピ例は、こんな感じ。

 

【材料】

ゴードン 40ml

トニックウォーター 100ml

ライム 1/6個

※ライムなしでもおいしいです

 

【作り方】

氷を入れたグラスにゴードンを注ぎ、ライムをしぼる。

よくステアして、トニックウォーターを注ぐ。

軽くステアして、しぼったライムの果肉をそえる。

 

ゴードンなら、アレコレ手を加えずシンプルなレシピがいいかな?と思います。

 

合わせるトニックウォーターは、シュウェップスをぜひどうぞ。

力強い味わいが、ゴードンによく合います。

 

トニックウォーターについて詳しくは、こちら↓ 

www.green-alaska.com

  

 

ゴードンジンはギムレットのベースにも良い

ジントニックの他におすすめのカクテルが、ギムレットですね。

 

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ギムレットはよく冷やすとおいしい

そのためにはシェークの回数を増やしたい

ゴードンならシェーク多めでも、水っぽくなりづらい

 

という理由からです。

 

ギムレットの名手として名高い、上田和男氏も愛用していることで知られていますね。

 

■ギムレットのレシピ

【材料】

ジン 45ml

ライムジュース 15ml

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めてシェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

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少し長めにシェークしても、水っぽくなりづらいです。

作ってみたら、実感できると思います。

 

■上田和男氏のギムレットレシピ

【材料】

ジン 45ml

フレッシュライムジュース 15ml

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

シェーカーに材料を注ぎ、氷を詰めて強めにシェークする。

クープ型のカクテルグラスに注ぎ、小さい氷をひとつ浮かべる。

 

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キンキンに冷え、アルコールの角も適度に取れたギムレット。

ゴードンの良さが引き立つ一杯です。

 

こちらの上田氏のカクテルブックを参考に作りました↓

 

 

ゴードンジンで作るその他のカクテル

もちろん、その他のカクテルにも幅広く使えます。

 

参考までに、私がゴードンベースで作ったカクテルをどうぞ。

 

 

  • 味わい強めの副材料と合わせるとき
  • ジュニパーの風味を強調したいとき
  • ジンフィズのような炭酸で伸ばすレシピ

 

特にこのようなときに、大活躍してくれますね。

 

カチッとハマるレシピが見つかると思うので、色々試してみてください。

 

ジンのカクテルレシピは、こちらも参考にどうぞ↓ 

www.green-alaska.com

   

 

ゴードンジンは度数43%のモデルを選ぶのがおすすめ

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ゴードンは、現在3タイプのモデルが販売されています。

 

  • アルコール度数 43% 容量750ml
  • アルコール度数 37.5% 容量700ml
  • アルコール度数 40% 容量200ml

 

「これってどれを選べばいいの?」と、少し迷っちゃいますよね。

昔の私も、そうでした。

 

基本的には、度数の好みで選べばいいと思います。

ですが、カクテルにしたときの味の安定感、という点だと43%のものが優秀ですね。

 

 

理由は、43%の方がジンの風味が濃いからです。

 

  • ロングカクテルでもジンの風味がしっかり
  • ショートカクテルが水っぽくなりづらい
  • 度数は割り材の量で調整できる

 

ということで、初心者の方こそ43%のものを選ぶのがいいと思います。

失敗は、なるべく減らしたいですしね。

 

「それでも、高い度数はちょっと怖い…」

と思う方は、40%の小ビンから使ってみてはどうでしょうか?

 

 

小容量なので、手軽に試せますね。

もし合わないと感じても、痛手にはならないと思います。

 

 

ゴードンジンの「次」に飲みたいジン

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「タンカレーNo.10」なんて、いかがでしょうか?

 

■ゴードンとの共通点

  • どっしり濃い味わい
  • ジュニパーが効いている
  • ジントニックが美味しい
  • カクテルに使いやすい

 

■ゴードンにはない魅力

  • 生のボタニカルのフレッシュさ
  • 雑味のないピュアな味わい

 

"味わいが濃いジン" なので、ゴードン好きなら気にいるはず。
こちらも、シュウェップスのトニックで割ると最高です。

 

【参考】タンカレーNo.10の味わいレビュー 

www.green-alaska.com

  

 

 

ゴードンジンのまとめ

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最後に、ざっくりまとめます。

 

【ゴードンのまとめ】

  • 伝統的なロンドンドライジン
  • 味わいはスタンダードで、厚みがある
  • ジュニパーがメイン、柑橘はひかえめ
  • カクテルの味が安定しやすい
  • ジントニック、ギムレットに特におすすめ

 

こうして魅力を整理してみると、とても優れたジンだと感じると思います。

定番として、定着しているだけありますね。

 

「まず初めに買うジン」としても、よい選択肢となります。

 

まだ試していない方は、ぜひどうぞ。

 

 

 

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www.green-alaska.com