NomiLOG

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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

スプモーニってどんな味?→オトナの女性にぴったりのほろ苦カクテルです

意外と知らないお酒「スプモーニ」。どんなカクテル?

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

 

居酒屋さんなどのメニューでも見かける「スプモーニ」。

名前や写真を見ただけだと、どんなカクテルかイマイチ分からないですよね。

 

「でもなんか気になる!飲んでみたい!」

 

今回は、そんな好奇心とチャレンジ精神たっぷりのあなたのために

 

・スプモーニとはどんなカクテルなのか?

・どんな人におすすめなのか?

 

こちらについて書いていきたいと思います。

 

飲み会の真っ最中でも読めるように、1〜2分ほどでサラリと読める記事にしました。

ではどうぞ!

 

 

スプモーニは情熱的な赤色のカクテル!

まずはスプモーニってどんなカクテルなのか?

実際に見てみましょう。

 

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いや〜綺麗ですね!

鮮やかな赤色がとっても映えています。

 

この赤色の正体は「カンパリ」です。

 

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カンパリソーダやカンパリウーロンに使うお酒ですね。

 

こんな見た目なので、飲み会の場では話題になることも多いですね。

思わず、「お〜キレイだね!このお酒なに?」なんて聞きたくなっちゃいますよね。

 

 

スプモーニのお味はどんな感じ?度数は?

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スプモーニはフレッシュでサッパリとした味わい。

ほのかな苦味の効いたカクテルです。

 

その飲み心地は

「搾りたてのフルーツジュースを飲んでいるようだ!」

なんて言われたりもしますね。

 

アルコール度数は5%ほど。

ゴクゴクいけちゃうやつですね〜。

 

でも軽めとはいえ、あまりペースを上げると酔いが回りやすいので気をつけましょう (笑)

 

POINT

ちなみに、スプモーニの材料はこの3つです。

 

・カンパリ

原料にハーブやスパイスを使ったリキュール。

バランスのいい甘味と苦味が特徴です。

バーでは、本格的なカクテルの材料としても使われます。

 

・グレープフルーツジュース

カンパリの苦味を和らげてくれるグレープフルーツ。

これのおかげでフレッシュな味わいに!

 

・トニックウォーター

ジントニックなどのカクテルにも使われる割り材。

ほのかな甘みと酸味がある炭酸飲料です。

カンパリ、グレープフルーツと相性抜群!

 

カンパリはそのまま飲むとそこそこ苦いのですが、カクテルなら安心。

トロピカルな風味になって飲みやすいですよ〜。

 

 

スプモーニはどんな人におすすめ?

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まずはやはり、女性の方にオススメしたいですね。

 

色味が女性的なのと、ハーブの風味は女性の方が好むことが多いので。

バーでもスプモーニをオーダーするのは、女性の方が多いです。

 

味わいはどちらかというとサッパリ系。

なので、甘いお酒が苦手だという方にもいいかもしれません。

 

ただ、香りはやや独特で苦味もあります。

「ハーブ、スパイス系の味わいが苦手!」という方は少し注意が必要かもしれませんね。

 

POINT

お酒好きの私から見ると、

このカクテルが好きな人は、苦味を楽しめるオトナな方なんだな…というイメージがあります。

 

ハーブやスパイスの風味を受け入れることができる、ということは今までに多様な食生活を楽しんできたという証。

成熟した大人の証明でもありますからね。

 

 

スプモーニは1杯目に飲むのがオススメ!

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カンパリの原料に使われるスパイスには食欲増進、消化促進などの作用があります。

 

なので、スプモーニはその日の1杯目に飲むのがオススメ!

サッパリ軽めなカクテルなので、食前酒にはうってつけですね。

 

体をスタンバイ状態に持っていけば、いつもの食事がさらに美味しく、楽しくなることでしょう。

 

POINT

その他にもカンパリには…

・頭痛

・冷え性

・精神不安や抑うつの解消

などに効果的だと言われるスパイスが使われています。

 

女性に嬉しい効果ばかりですよね。

ほどよいアルコールでリラックスもできますし、癒し効果が高いお酒であると言えます。

 

ハーブリキュールはもともとは薬酒として飲まれているものがほとんど。

健康効果を期待して飲むというのもアリかもしれませんね。

 

詳しく知りたくなった方は、カンパリの解説記事がありますのでこちらからどうぞ!

 

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スプモーニ以外のおいしい飲み方も紹介していますよ。

 

 

スプモーニはアレンジレシピも豊富。どれも美味しい!

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スプモーニのいいところがもう1つ。

それはベースのお酒を変えて、無限のアレンジを楽しめちゃうところです。

 

例を1つ出してみます。

スプモーニのベース、カンパリをメロンリキュールに変えると…

 

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こちら、「ミドリスプモーニ」になります。

もしかしたら、居酒屋さんのメニューとかにもあるかもしれませんね。

 

POINT

ベースのお酒+グレープフルーツジュース+トニックウォーター。

 

この組み合わせは、カクテルの黄金比とも呼ばれています。

美味しさが保証された組み合わせというわけですね。

 

どんなカクテルがあるかは、こちらの記事を参考にどうぞ。

基本となるスプモーニのレシピも載せておいたので、家でも飲みたい!という方もぜひ。

 

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ちなみに私のイチオシは、ラム酒ベースの「ソルクバーノ」。

南国の味わいですよ〜。 

 

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カクテル「スプモーニ」についてのまとめ

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・スプモーニはカンパリをベースにしたカクテル。

・度数は5%前後。ゴクゴク飲める軽めな一杯。

・さっぱりフルーティで、ほのかな苦味があるオトナな味わい。

・食欲増進効果があるので1杯目にオススメ。

・女性に嬉しい健康効果も期待できる。

・ベースのお酒が変わると違うカクテルに。どれも美味しい!

 

今回は、スプモーニの魅力について書いていきました。

 

サッパリとして苦味が効いた味わいは、暑い日には特に美味しく感じることでしょう。

ぜひ、味わってみてください!

 

 

この他にも、おいしいカクテルが沢山ありますので色々飲んでみてくださいね。

 

私のオススメは、ジントニックとモスコミュール。

どんな味なのか?どんなところが魅力なの?

という話はこちらの記事をどうぞ〜。

 

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ソルクバーノを美味しく作るポイント。考案者のレシピに沿って作ってみよう

こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、ラムベースのカクテル「ソルクバーノ」のおいしい作り方について書いていきます。

 

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フレッシュで、軽やかな飲み心地がたまらないやつですね。

 

はじめに、作るコツをネタバレしちゃうと、

「考案者指定のレシピに沿って作ること」

です。

 

ということで、さっそく見ていきましょう。

 

 

ソルクバーノってどんなカクテル?基本のレシピ

まずは、基本となるレシピをみてみましょう。

 

【材料】

ホワイトラム 45ml

グレープフルーツジュース 45ml

トニックウォーター 適量

 

【作り方】

氷を入れたグラスにホワイトラム、グレープフルーツジュースを注ぎステアする。

トニックウォーターでグラスを満たす。

 

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レシピ参考はWikipediaから。

 

ネット上の記事や一般的なカクテルブックでも、だいたいこんな感じですね。

 

POINT

ベースのお酒+グレープフルーツジュース+トニックウォーター。

 

この組み合わせはカクテルの黄金比とも呼ばれています。

誰が作っても、美味しくなるレシピとして知られていますね。

 

つまり、ざっくりと作っても美味しいカクテル。

…なのですが、せっかくならキッチリ作ってみようというのがこの記事のテーマ。

 

ということで、考案者である木村義久氏のレシピを見てみましょう。

 

 

考案者である木村義久氏が指定するソルクバーノのレシピ

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考案者は、神戸マイスターとしても名高いバーテンダー、木村義久氏です。

 

カクテル名は「キューバの太陽」という意味。

彼はこのカクテルで、「1980年サントリートロピカルカクテルコンテスト」の優勝をおさめています。

 

そんな木村氏が指定する、ソルクバーノのレシピがこちらです。

 

【材料】

ホワイトラム 45〜80ml

フレッシュグレープフルーツジュース 60ml (1/2個分)

トニックウォーター 60ml

グレープフルーツスライス

ミント

 

【作り方】

大型のゴブレットグラスに氷を入れて、ラムとグレープフルーツジュースを注ぎ、ステアする。

トニックウォーターを注ぎ、軽く再ステアをする。

グレープフルーツスライス、ミントを飾り、ストローを挿す。

 

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一般に知られているレシピより、ラムとグレープフルーツが多めですね。

 

グレープフルーツもフレッシュを使うことで、みずみずしい味わいに仕上げています。

 

POINT

【一般的なレシピとの違い】

・フレッシュのグレープフルーツを絞って使う→みずみずしい味わいに!

・グレープフルーツスライスとミントを飾る→飲むときにさわやかな香りを感じる!

・トニックウォーターは少なめ、ラムは多め→フルーティでふくよかな味わいに!

 

今まではトニックウォーター多め、そして市販のグレープフルーツジュースで作っていた…

という方には、ぜひこのレシピを試してみてもらいたいですね。

 

ちなみに私はこのレシピを知ってから、美味しすぎて何杯も作って飲んじゃいました。

 

なんかめっちゃ飲んでる気がするけど多分中毒じゃないわ

 

レシピを知ったキッカケはこちら。

木村義久氏、本人監修のカクテルブックです。

 

ソルクバーノの他にも秀逸なカクテルがたくさん載っています。

興味が湧いた方はぜひどうぞ!

 

 

 

ソルクバーノの材料、銘柄選び

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まず、とびっきり美味しく作りたいのならば、生のグレープフルーツを使うのはマストですね。

 

やはり、フレッシュフルーツ。

素材のパワーが違います。

 

ラムの銘柄は、クセのないスッキリしたものがオススメかな?と思います。

私は、今回は定番のバカルディで。

 

 

その他のラムをチョイスしたい方は、こちらも参考にどうぞ↓

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トニックウォーターは、ウィルキンソンがオススメです。

 

 

シュウェップスやフィーバーツリーでも作ってみましたが、やや苦味が気になってしまいました。

なので、ウィルキンソンで優しい風味に仕上げるのがいいと思います。

 

トニック選びには、こちらの記事も参考にどうぞ↓

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ソルクバーノはルビーグレープフルーツで作ってもおいしい

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ソルクバーノのアレンジでおすすめなのが、「ルビーグレープフルーツを使って作る」こと。

 

こちらですと、味わいが少し柔らかな感じになります。

あと、色味が鮮やかになっていいですね。

 

こちらの方も、ぜひ楽しんでみてください。

飲み比べも、面白いかもしれませんね。

 

 

トロピカルなカクテル、ソルクバーノを楽しもう

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ソルクバーノの魅力、楽しみ方を紹介しました。

 

このようなシンプルなレシピでも、しっかりと作れば、きらめきを感じる味わいに。

自分で作るカクテルの醍醐味ですね。

 

作り方自体はシンプルなので、ぜひ自宅で作ってみてください。

 

 

この他にもカクテルの美味しい作り方を紹介しています↓

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「シップスミス」の味わいレビュー。色々なカクテル作りに使ってみました!

クラフトジンの先駆けと呼ばれるジン、「シップスミス」

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今、バーの世界ではクラフトジンが大ブーム。

その個性的で高品質な味わいは、瞬く間に世界に広がっていきました。

では、その「クラフトジンの先駆けとなったジン」と言われる銘柄をあなたはご存知でしょうか?

 

その名は「シップスミス」

ジンの本場ロンドンで2009年から製造されている、比較的新しいジンです。

 

・このジンはどのような特徴があるのか?

・おいしい飲み方は?

実際にカクテルを作って味わいを探ってみましたので、まとめていきたいと思います。

 

 

シップスミスの特徴

 

シップスミスの販売価格は、他のジンよりも少々お高め…。

となると、本当に高いお金を払う価値があるか?

という疑問が出てきますよね。

 

味の好みは千差万別ですから、絶対的な答えはありませんが…

私は実際に口にしてみて、「十分にその価値アリ」だと感じました。

 

まずは、シップスミスはどのようなこだわりを持って作られているのか?

そちらから見て、このジンの魅力に触れてみることにしましょう。

 

 

銅製単式蒸留器を使ったこだわりの製法

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シップスミスのラベル。

蒸留器?から白鳥が生えてきて、ジュニパーベリーの枝に首を伸ばしている…

と、なんとも前衛的な感じですよね (笑)

 

これはただの奇抜な絵ではなく、キチンとした由来があります。

それがシップスミスの蒸留に使われる「銅製単式蒸留器」です。

 

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※シップスミスオフィシャルサイト(https://www.suntory.co.jp/wnb/sipsmith/#)より引用

 

ラベルの絵とどことなく似ていますよね。

そう、あの白鳥はこの蒸留器のスワンネック (白鳥の首)をモチーフにしたものだったんです。

 

単式蒸留器はスピリッツの生産効率があまり良くありません。

ですがその分、素材の風味や個性がよくスピリッツに現れてきます。

これは量より品質という信念。

そして、品質の良い材料を活かすという意匠の現れだと言えるでしょう。

 

POINT

単式蒸留器は人気のジン、「タンカレーNo.10」にも使用されています。

そのおかげか、「タンカレーNo.10とシップスミスは味が似ている」という話もありますね。

 

蒸留液の "いいところ" だけをボトリング

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※シップスミスオフィシャルサイト(https://sipsmith.com/)より引用 

 

シップスミスのこだわりは使っている蒸留器だけでなく、製法にも現れています。

それが「ワンショット製法」「ミドルカット」です。

 

POINT

【ワンショット製法】

同じ材料を使った蒸留は一回のみ、という蒸留方法。

 

使用済みの材料は再度蒸留に使用しません。

通常のジンは、同じ材料で数回の蒸留を行なっています。

 

【ミドルカット】

香味成分に優れた蒸留過程中盤の蒸留液。

シップスミスはこの部分だけをボトリングしています。

 

通常のジンは蒸留始めの「ヘッド」、蒸留後半の「テール」と呼ばれる蒸留液もすべて使用しています。

 

いわば、ジンの一番出汁の上澄みをすくっているようなものですね。

生産量より味わいを重視した、非常に贅沢なつくり。

クラフトジンの醍醐味とも言える部分です。

 

シップスミスに使われるボタニカル

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ジンといえば、香り付けに使われるボタニカル。

こちらが味わいを決める大きな要素となります。

 

それでは、シップスミスはどのようなボタニカルを使っているのか?

見てみることにしましょう。

 

POINT

【シップスミスに使われるボタニカル】

・ジュニパーベリー

・コリアンダーシード

・オレンジピール

・レモンピール

・シナモン

・桂皮

・アーモンドプードル

・オリスの根

・リコリスの根

・アンジェリカの根

計10種類

 

ドライジンらしい比較的スタンダードな構成です。

種類だけみると、ボンベイサファイアに近いかもしれません。

 

ですが、こちらは材料の配合がジュニパーベリー主体になっているとのこと。

ボンベイはジュニパーが控えめなので、そちらとはやや異なる仕上がりになりそうです。

 

 

シップスミスの味わいは?テイスティングレビュー

それでは、シップスミスが実際にどんな味わいなのか確かめてみます。

常温ストレートで味わってみましょう。

 

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【香り】鮮烈なジュニパー、柑橘

【味わい】スッキリと軽やか、クリア、繊細

【余韻】ジュニパーのスパイシーさ、ほんのりフローラル

 

ひとことで言うならば、「淡麗」なジン。

 

まずグラスに注いだときに気付くのは、鮮烈なジュニパーの香り。

香りだけ嗅ぐと、キリッとした感じで「No.3 ロンドンドライジン」のような辛口な味わいなのかな?と想像しました。

 

ですが、口にするとそのイメージは一変します。

ドライだけど華やか、繊細。そして上品な風味です。

柑橘系の香りや苦味はやや控えめ。

フローラルな香りもほんのりと感じますね。

 

アルコール感や口当たりは比較的マイルド。

常温ストレートでも美味しく飲めちゃいますね。

これはまさに、質の良いジンだけの特権です。

 

POINT

シップスミスはタンカレーNo.10に味が似ているという話をしましたが…

味の傾向は似ていても、受ける印象はまったくの別物でした。

あちらは「動」。こちらは「静」のイメージです。

 

※比較に出てきたジン、「No.3」と「タンカレーNo.10」については、おすすめジンの記事で特徴を紹介しています↓

www.green-alaska.com

 

 

シップスミスを使ってスタンダードカクテルを作ってみました

では、実際にシップスミスを使ってカクテルを作ってみましょう。

まずはスタンダードカクテルから。

はたして、既存のジンとはどのような違いが現れるのでしょうか…?

 

ちなみに、出てくるカクテルのレシピを知りたい方は、ジンベースカクテルの紹介記事を参照してください!

 

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ジントニック

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オススメ度 ★★★★★

 

いきなりですが、優勝級の美味しさです。

 

SNSなどでジントニック好きの方がよく飲んでいるのを見て、「そんなに美味しいの…?」と思い、試してみたんですが納得の味わい。

 

解けるように味わいが広がるというか…優しく舌に馴染んでいくイメージですね。

上品で優雅さのある一杯です。

私としては、このジントニックを飲むためだけにシップスミスを手にする価値があると思います。

 

お供にはぜひ、フィーバーツリーのトニックウォーターを…!

ちなみにトニックウォーターの種類については、こちらの記事で解説しています。

 

www.green-alaska.com

 

ジンリッキー

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オススメ度 ★★★☆☆

 

シップスミスの味わいを活かすならば、なるべくシンプルなカクテルがいいかな…?

と思い、ジンリッキーを作ってみました。

 

ジン45mlに対してソーダ100mlほどで作ったのですが、残念ながらちょっとぼやけた印象になってしまいました。

甘みを加えないロングカクテルの場合は、シップスミスを少し多めにした方がいいかもしれませんね。

 

ギムレット

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オススメ度 ★★★★★

 

お次はギムレットを。

繊細さのあるジンだからどうなるか?と思ったんですが、これは美味しいですね!

 

とにかくクリアで上品。

いつも通り、少し長め強めにシェークしたのですが特に問題ないですね。

ギムレットは男性的なイメージですが、こちらは女性的な優雅なニュアンスもあります。

 

ホワイトレディ

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オススメ度 ★★★★☆

 

白い貴婦人、ホワイトレディで飲んでみます。

これは、かなりのサッパリ風味ですね。

ドライで上品な味わいなので、イメージにふさわしい仕上がりとなったのではないでしょうか?

 

ただ10秒ほどのシェークだと、少しだけ水っぽさを感じてしまいました。

今回はジン4、キュラソー1、レモン1の分量で作りましたが、ジンをさらに強めにしてもいいかもしれません。

 

ブルームーン

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オススメ度 ★★☆☆☆

 

パルフェタムールと合わせたカクテル、「ブルームーン」を作ってみます。

今回はシップスミス40ml、パルフェタムール10ml、レモンジュース10mlの分量にしてみました。

パルフェタムールは控えめにしないとシップスミスの風味がぼやけてしまうかな…?と思ったからです。

 

サッパリ風味で美味しい、ですが他のジンでもいいかな…というのが正直な感想です。

この分量でもシップスミスの個性がぼやけてしまったので、活かすのは難しいかもしれないです。

 

ジンフィズ

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オススメ度 ★★★★★

 

ジンフィズを作ってみます。

こちらも繊細なシップスミスだとどうかな…

と思っていたのですが、かなり美味しいですね!

ビーフィーターやゴードンでは作れない、非常に上品な仕上がりです。

 

ジンを少し強めにしたのが良かったかもしれません。

物足りなさを感じたら、分量を調整して作ってみてください!

 

 

シップスミスを使った準スタンダード、創作カクテルのレシピ

シップスミスを使えば、多くのオリジナルカクテルを作ることことができます。

ということでお次は、スタンダード以外のレシピを紹介していきましょう。

 

準スタンダードから創作レシピまで。

実際に飲んでみて、「シップスミスの味わいが上手く活かされているな」と感じたものを載せてみました。

 

ジンバジルスマッシュ

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【材料】

シップスミス 50ml

フレッシュレモンジュース 15ml

シュガーシロップ 10ml

バジルの葉 6〜12枚

 

【作り方】

ボストンシェーカーにバジルを入れて、ペストルでマドルする。

氷と残りの材料を入れてシェークし、氷を入れたグラスに注ぐ。

バジルの葉を飾る。

 

まずは海外で人気のレシピ、「ジンバジルスマッシュ」です。

いいですねこれ。

シップスミスのクリアーな味わいが、バジルの爽やかさと良くマッチしています。

 

普段はビーフィーターなどで作っているのですが、こちらの方が仕上がりのレベルは高いと思います。

この辺りはさすがクラフトジン、と言った感じですね。

 

バジルの風味が突き抜ける、清涼感のある味わい。

暑い日には特にオススメのレシピですよ!

 

アビエーション

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【材料】

シップスミス 60ml

マラスキーノリキュール 10ml

バイオレットリキュール 10ml

フレッシュレモンジュース 15ml

マラスキーノチェリー

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

マラスキーノチェリーを飾る。

 

パルフェタムールを使った「アビエーション」です。

甘口かな?と思ったんですが、想像したほどではないですね。

マラスキーノの香ばしさと、ジンのシャープな味わいが主体。

甘さは主に香りから感じるイメージです。

 

そして、やはり上品で優雅な仕上がり。

こちらも、シップスミスの個性が光る一杯です。

 

サウスサイドフィズ

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【材料】

シップスミス 50ml

フレッシュライムジュース 25ml

シンプルシロップ 15ml (シュガーシロップの場合は7.5mlほど)

炭酸水 少量

ミントの葉 ひとつかみ

 

【作り方】

ボストンシェーカーにミントの葉と炭酸水を入れて、軽く潰す。

残りの材料、氷を加えてシェークする。

氷を入れたグラスにメッシュで漉しながら注ぎ、ミントの枝を飾る。

 

シェークで作る、シップスミス版モヒートといった感じのレシピです。

清涼感のある爽やかな風味。

スッキリした飲み心地。

いや〜、夏のカクテルですね。

 

モヒートと比べると、かなりサッパリした風味。

スイッと飲めちゃいますね。

アレンジレシピの1つとして楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

ちなみにモヒートのアレンジレシピは、別記事でも沢山紹介しています。

こちらもぜひどうぞ。

 

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ペグークラブ

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【材料】

シップスミス 40ml

オレンジキュラソー 15ml

フレッシュライムジュース 15ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

オレンジビターズ 1dash

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

スライスしたライムを飾る。

 

20世紀初期に、現在のミャンマーで生まれたと言われるレシピ。

ペグーという街の、外国人専用社交クラブが名前の由来なのだそうです。

味に奥行きがあり、まろやかになったホワイトレディって感じの味ですね。

 

酸味が効いているので、なるべくキリッと冷やして作りたいレシピ。

ジンの状態、シェークの長さなど工夫してみてください。

 

チェルシーサイドカー

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【材料】

シップスミス 35ml

トリプルセック 15ml

フレッシュレモンジュース 25ml

シュガーシロップ 10ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

第一次大戦時代に生まれた、クラシックなカクテルです。

レシピだけ見るとシロップを加えたホワイトレディ…?

レモンも多めでその分、ジンが控えめになっていますね。

 

実際に飲んだ印象も、当然ホワイトレディに近かったです。

ですが、こちらは柔らかで親しみのある味わいでしたね。

ジンは抑えめですが、シップスミスの個性もしっかり感じます。

 

私は、シップスミスを使うならスタンダードのホワイトレディよりこちらをオススメしますね。

あまり見ないタイプのレシピですが、しっかりバランスは取られていますよ!

 

モンキーグランド

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【材料】

シップスミス 60ml

フレッシュオレンジジュース 45ml

アブサン 3drops

グレナデンシロップ 5ml

シュガーシロップ 5ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

お好みでオレンジピールの飾りをつける。

 

1920年代に生まれたと言われるレシピをシップスミスで。

クラシックなレシピですが、飲んでみると洗練されている印象を受けますね。

この辺りはシップスミスの力なのでしょうか?

 

アブサンも味の奥行きを演出するのに一役買ってくれていますね。

古くも新しい、可憐な飲み心地の一杯です。

 

ウォーターメロンマティーニ

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【材料】

シップスミス 30ml

フレッシュスイカジュース 60〜90ml

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

カクテルグラスの縁をレモンの果肉でなぞり、塩を付けてスノースタイルにする。

材料を氷を入れたシェーカーでシェークして、グラスに注ぐ。

 

シップスミスをフレッシュフルーツカクテルにも使ってみましょう。

これは美味しいですね!

スイカのフレッシュな風味がジンとよく合っています。

塩のアクセントも心地よく、なんだか懐かしい気分にさせてくれますね。

 

ジンベースなのに柔らかな飲み心地なのもいいですね。

この他にもいろいろなフルーツとの組み合わせを試してみたくなります…!

 

ちなみにフレッシュフルーツカクテルについては、まとめ記事を書いています。

どんなものが作れるか知りたい方は、チェックしてみてください!

 

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シップスミスの銘柄バリエーション

シップスミスには、さまざまなバリエーションの銘柄があります。

その中で2019年8月現在、日本国内で手に入るものは2種類。

それぞれの特徴について説明します。

 

シップスミス ロンドンドライジン

 

シップスミスの基本の銘柄です。

10種類のボタニカルを使用してジンの蒸留液の美味しいところだけをボトリング。

スタンダードながら、気品のある味わいが特徴のクラフトジンです。

 

アルコール度数も41%と使いやすい範囲内。

ちなみに今回テイスティング、カクテル作りに使用したのはすべてこの銘柄ですね。

 

色々作ってみての感想としては…

甘みと酸味、両方加えるレシピだと特に輝くジンだなと思いました。

(ギムレット、ジンフィズ、そしてジントニックなどですね。)

 

シップスミス VJOP

 

通称「シップスミス ブラック」。

通常のシップスミスと何が違うのかというと、製造に使われるジュニパーベリーの量が違います。

その差はなんと約3倍です。

 

つまりこれは、「ジュニパーベリーを強烈に効かせたシップスミス」というわけですね。

アルコール度数も、高めの57%に設定されています。

 

この銘柄は、「美味しいジントニックを作るためのジン」というコンセプトで生まれたジンなのだそうです。

なので、やはりおすすめの飲み方はジントニック!

と胸を張って言いたいのですが、筆者はまだこのジンを飲んでいません()

詳しいレビューは実際に飲んでみてからということで、ご容赦ください… (汗)

 

一応、参考までに。ジンラヴァーたちの感想はおおむね良好みたいです…!

(ストレートで飲みまくっている人もいて、強いなぁ…とただただ感心しています。)

 

 

ゆっくりと浸るように、シップスミスを楽しんでみては?

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シップスミスの特徴と味、楽しみ方を紹介しました。

繊細な味わいのジンなので、カクテル作りには少しだけコツがいるかもしれません。

ですがその分、型にハマったときの味わいは素晴らしいですね。

 

ちなみに、シップスミスの「sip」には、「ひとくち」「ゆっくり楽しみながら味わう」という意味もあるそうです。

ひとくちずつ、味わいに浸りながら…

このプレミアムなジンを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

シップスミス以外のジンのオススメ銘柄についてはこちら。

味わいのタイプ別、予算別に紹介しています。

 

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その他の蒸留酒、リキュールなどのオススメ銘柄のまとめはこちらになります。

 

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【おすすめのカクテルブック15冊】カクテル作りに役立った本のまとめ

カクテルの知識やレパートリーを増やしたい方に。カクテルブックのおすすめ

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「カクテルを作ってみたいけど何からやったらいいのか分からない…」

「いくつかカクテルを作ってみたけど、同じものばかりなのは飽きてくるなぁ…」

「もっと美味しくカクテルを作れるようになりたい…!」

 

そんな方におすすめなのが、「カクテルブック」です。

 

書籍でプロの知識を取り入れれば…

・カクテルの基礎

・美味しく作るコツ

・そして多様なレシピ

が身につきます。

 

今回は、年間約300杯のカクテルを自分で作って飲んでいる私が、

「カクテル作りに役立った!」

と思った本を、すべて紹介したいと思います。

 

紹介するカクテルブックは計15冊。

 

幅広く紹介した分、きっとあなたにピッタリの1冊が見つかるはず。

長めの記事となっていますが、頑張って読んでみてください。

 

 

カクテル完全ガイド

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【著者】YYTproject

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、銘柄紹介

【ターゲット】初心者向け

 

本屋などでもよく見かける定番本。

 

「カクテルはお店でしか飲んだことないけど…自分で作ってみようかな?」

なんて考えている人が初めに手にするには最適な一冊です。

 

主な内容は次の通り。

 

POINT

・カクテルの基本の作り方

・よく使われるお酒の銘柄紹介

・バーツールの使い方

・スタンダードのカクテルレシピのまとめ

 

これさえあれば一通りのカクテルは作れるようになる、充実の内容となっています。

 

写真もキレイに撮られていていいですね。

「このカクテル綺麗!作ってみたい!」

なんて、思わず考えちゃいます。

 

ちなみに私はこの本を読んで、「ガルフストリーム」というカクテルに一目惚れしました。

 

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※筆者がこの本を読んで初めて作ったガルフストリーム

 

あ〜やっぱり綺麗だな…ガルフストリーム…

味も美味しいし!

 

…といった具合に、こんなカクテルが作れるようになる本です!(雑)

まずはこの一冊から、カクテル作りを始めてみてください!

 

カクテルを作りなれている方でも、スタンダードレシピの分量確認などに使えます。

私は今でも、スタンダードを作る時はこの本でレシピを確認していますよ~。

 

 

 

スタア・バーのカクテルブック

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【著者】岸久

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

カクテルを美味しく作る上で重要なのが、

「どのような意図でこの一杯を作ったのか?」

という考え方。

 

ですが、独学ですとカクテルのコンセプト、と言われてもなかなか出てこないもの。

そんな時に役立つのが、このような著名人監修のカクテルブックです。

 

この本の著者は岸久氏。

彼の主な実績は…

 

POINT

・国際バーテンダー協会主催の世界大会で優勝

・バーテンダーとしては初の「現代の名工」を受賞。

・日本バーテンダー協会の会長を務める

・NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」でその高い技術が科学的に証明される

 

などなど。

華々しい経歴の持ち主ですよね。

 

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※岸久氏のレシピで作ったサイドカー。グランマニエとコアントローを使う珍しいレシピ。

 

もちろん、彼は今でも現役。

「スタア・バー」でオーナーバーテンダーを務めており、第一線で活躍している人物です。

 

そのような人物が、どのような考えでカクテルを作っているのか?

ということが分かるのが、このカクテルブック。

 

特に岸氏は、氷に対する造形が深いですね。

自宅などでカクテルを作る際にも、役立つ知識が盛りだくさんです。

 

こちらもカクテルの基礎から、美味しいスタンダードカクテルの作り方、オリジナルレシピの解説まで充実の内容。

 

彼の持ち技である「インフィニティシェーク」の解説は必見ですよ!

 

 

ちなみに、岸氏のサイドカーについてはNomiLOGで作ったときのレポートを載せてあります。

サイドカーを作る際、よろしければ参考にしてみてください!

 

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カクテルテクニック

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【著者】上田和男

【内容】基本技術、スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜上級者向け

 

こちらもバーの世界の巨匠が監修したカクテルブック。

「ハードシェーク」と呼ばれる、激しいシェークで有名な上田和男氏の著書です。

 

彼の作るカクテルの中では、特にギムレットが有名ですね。

 

細氷が浮かぶ美しい見た目…

キリッと冷えたシャープな味わい。

海外からわざわざ銀座まで飲みにくる人もいるくらいです。

 

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※上田和男氏のレシピで作ったギムレット。冷えを保つための氷を入れるのが特徴的。

 

こちらも岸氏のカクテルブックと同じく、

・カクテルの基礎

・スタンダードの独自レシピ

・オリジナルレシピ

と、ひととおりの情報は網羅されています。

 

ただこちらの方は、次のようなノウハウが充実しています。

 

POINT

・カクテルに独自の色味を出す方法、理論

・ハードシェークに適したカクテルレシピ

・ハードシェークに適したお酒の銘柄

 

特に、色の話は興味深かったですね!

上田氏は「色の魔術師」とも呼ばれており、カクテルに絶妙な色合いを出すことを得意としています。

 

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※上田氏のオリジナルカクテル、「キングスバレイ」。独特の深緑の色合いが美しい。

 

ただこちらの本は、職人気質とも言える上田氏のキャラクターが反映されているのもあるのでしょうか。

文章が少しお硬めな感じですね。

 

前に紹介した2冊よりは、少し読みづらさを感じる方も出てくるかもしれません。

(淡々と理論を語ってくれているので、個人的には好きです)

 

もちろん、内容の方はじっくり読み込む価値のあるものになってますよ。

 

 

 

木村義久カクテルブック 〜今宵、KOBEでソル・クバーノを〜

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【著者】木村義久

【内容】スタンダードカクテル、オリジナルカクテル

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

カクテルを作るのに少し慣れてきて、

「もう少しレパートリーが欲しくなってきたな…」

と思った時にぜひ手にとってもらいたい一冊です。

 

著者は木村義久氏。

今やスタンダードと呼べるほど有名になったカクテル、「ソルクバーノ」の考案者です。

 

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※ラムベースのカクテル「ソルクバーノ」。カクテル名は「キューバの太陽」という意味。

 

こちらの本は、木村氏が作るスタンダードカクテルの独自レシピ。

そしてオリジナルレシピの紹介が中心となっています。

 

木村氏のレシピはとにかく、「作りやすく親しみやすい」というのが特徴ですね!

特別な材料はほぼ使わず、個人でも再現しやすいものが多いです。

 

基礎を重んじるその姿勢は、まさに質実剛健といったところでしょうか。

 

その文面から、木村氏の柔和なものごしが伝わってくるのも魅力の一つ。

オリジナルカクテルが生まれた際のエピソードなんかは小粋でいいですね。

思わず表情が緩んでしまいます。

 

読んでいて心地よい、そばに置いておきたくなる一冊。

 

 

 

銀座スタア・バー岸久のモヒート50glasses

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【著者】岸久

【内容】モヒートの基礎レシピ、アレンジレシピ

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

先ほど紹介した岸久氏の著書から、もう一冊。

こちらは、モヒートにフォーカスしたカクテルブックです。

 

内容はその名の通り、モヒートの基礎からアレンジレシピまで盛りだくさん。

ベースを変え、フルーツやハーブを変え、50種類ものレシピが紹介されています。

 

例えば、こんなレシピが載っています。

 

POINT

・ジュレップスタイルのモヒート

・スイカのモヒート

・大葉のモヒート

・ホットモヒート

 

岸氏の監修なだけあって、どのレシピも完成度が高いですね。

私も夏になったら全力で活用しています (笑)

 

私は、特にフレッシュフルーツを使うレシピがお気に入りですね。

 

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※この本を参考に作った「イチゴのモヒート」。甘酸っぱく、清涼感あふれる風味。

 

「モヒートは自由な飲みものである」と実感させてくれる、素晴らしい一冊。

 

モヒートが好きな方から、写真映えするおもてなしレシピを知りたい方まで。

カクテル作り初心者の方にもおすすめですよ!

 

 

ちなみにモヒートのアレンジレシピについては、NomiLOGでも記事にしています。

こちらもぜひ!

 

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フレッシュフルーツ カクテルブック

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【著者】水澤泰彦

【内容】フレッシュフルーツカクテルのレシピ、技法

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

「カクテルの知識も身についてきたし、有名なレシピは一通り作ったかな…?」

 

という方に私がおすすめしたいのは、「フレッシュフルーツを使ったカクテル」

 

その、みずみずしい味わいはスタンダードカクテルではなかなか味わうことができません。

 

フルーツが主役なので、アルコール感も控えめ。

強いお酒が苦手な方でもすんなり飲めちゃう、というのも魅力の1つですね。

 

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※本書を参考にして作った「巨峰のサイドカー」。フレッシュで一体感のある味わい。

 

ただフレッシュフルーツを使ったカクテルは、味の振れ幅も大きく、

「スタンダードに比べると、美味しく作るのは難しい」

と言われています。

 

そんな時に役立つのが、フルーツカクテルの専門書。

 

フルーツの加工の仕方、味見のコツ、失敗しにくいレシピなど。

これを読めば、フレッシュフルーツカクテルの基本がひととおり身につくでしょう。

 

この本はレシピの完成度もピカイチですが、扱うフルーツの種類が多いというのも特徴。

読めば、スーパーの果物コーナーが素材の宝庫に見えてきますよ (笑)

 

 

フレッシュフルーツカクテルについては、NomiLOGでも多数レシピを紹介しています!

まとめ記事からどうぞ!

 

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カクテル パーフェクト・ガイド

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【著者】デイル・デグロフ

【内容】スタンダードカクテル(海外)、オリジナルカクテル

【ターゲット】中級者向け

 

「現代カクテルの父」とも呼ばれる、デイル・デグロフ氏のカクテルブック。

 

アメリカで活躍するバーテンダーで、クラシックカクテルの復刻、現代的なレシピの発展を担った人物です。

 

こちらの本の主な内容としては…

 

POINT

・カクテルの基礎

・カクテルの歴史

・ガーニッシュ(カクテルの飾りつけ)

・多数のスタンダード、オリジナルのレシピ

 

など。幅広い情報が掲載されています。

 

では、これまで紹介したカクテルブックと何が違うのか?

それは「全てのノウハウが海外基準」という部分ですね。

 

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※本書を参考にして作ったサイドカー。なんと、氷を入れたロックスタイル。分量も日本のスタンダードとは違う。

 

このように、スタンダードカクテルひとつ取ってみても日本とはレシピが違います。

 

どちらかというと、アクティブでハッキリした味わいになっているものが多いですね。

このあたりは、日本と海外の味覚の差ということなのでしょう。

 

海外のカクテル文化に触れてみたい方は、ぜひ手にとってみてください。

新たな発見、そして見聞を広めるのに役立つ一冊です。

 

 

ちなみに日本語版の監修は、「BAR HIGH FIVE」の上野秀嗣氏。

「世界のベストバー50」にも選ばれた、日本を代表するバーテンダーの1人です。

 

なので内容の補完も充分。

我々、日本人にも読みやすい内容になっているのでご心配なく!

 

 

クラフトスピリッツ

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【著者】エリック・グロスマン

【内容】クラフトスピリッツの銘柄紹介、スタンダードカクテル(海外)、創作カクテル

【ターゲット】中級者向け

 

近年流行中のクラフトスピリッツ、クラフトカクテルをテーマとした本です。

 

「クラフト」という言葉はバーの世界では、

「こだわりを持って作られた特別なもの」

という意味で使われることが多いですね。

 

つまりこの本は、「自分だけのこだわりのカクテル」を作りたい方には最適の一冊である言えます。

 

主な内容は次の通り。

 

POINT

・プレミアムなジンやウォッカなどの銘柄紹介

・海外でよく作られるスタンダードレシピ

・スタンダードのアレンジレシピ集

・インフュージョンのノウハウ

 

特に、インフュージョン (漬け込み酒) についての情報は充実していますね。

 

どのお酒に何を漬け込んだら美味しいのか?

この素材を使う場合は何日漬け込むのがベストか?

という具体的なノウハウが書かれています。

 

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※この本の掲載レシピ「ブラックベリーミントジュレップ」。フレッシュフルーツを大胆に使った一杯。

 

創作レシピも、フルーツをふんだんに使ったワクワクするものが多いですね。

個性的なカクテルに興味がある方が、初めに手にする一冊としても優秀です。

 

 

 

Mixology cocktail

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【著者】永瀬正人

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】中級者〜上級者向け

 

その名の通り、ミクソロジーカクテルを取り上げた一冊。

 

そもそもミクソロジーカクテルとは何なのか?

 

ざっくりというと「既存の手法にとらわれずに作られるカクテル」ですね。

解説記事がありますので、見てみてください。

 

www.green-alaska.com

 

こちらの本には、有名バーのミクソロジーカクテルのレシピが惜しげもなく掲載されています。

 

自家製漬け込み酒を使ったカクテル、燻製で香り付けしたカクテルなどなど…

「普通のカクテルしか見たことない」という方には驚きの内容となっています。

 

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※掲載レシピの1つ、「フレッシュモスコミュール」。ホールスパイスをウォッカで瞬間抽出して作る。

 

ミクソロジーカクテルは特殊な器具を使って作られるものも多いのですが…

こちらには個人で再現しやすいレシピが多く揃っています。

 

ミクソロジーに興味がある方はぜひ一読を!

作れそうなものからトライしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

The Art of Advanced Cocktail 最先端カクテルの技術

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【著者】いしかわあさこ

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】上級者向け

 

この表紙のカクテル、なんだと思います?

実はこれ、「シンガポールスリング」なんですよ…。

 

こちらの本は、現代カクテルについて詳しく解説した一冊です。

こちらはレシピの紹介に加えて、具体的なノウハウの解説がされています。

 

ミクソロジーカクテルの技法の紹介から、器具の取り扱い方まで。

より実践的な内容になっていますね。

 

こちらのカクテルブックは業界でも有名なのでしょうか?

載っているレシピと同じものを提供するお店も私は見たことがありますね。

 

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※この本を読んで作りたくなった「スモーキーアレキサンダー」。ハンディスモーカー買っちゃいました (笑)

 

エスプーマや真空調理器、液体窒素 (!) を使ったカクテルなど。

現代カクテルの技法には驚くばかりです…!

 

もちろん、私たちでも作れるレシピもたくさんありますよ。

自家製ハーブコーディアルの作り方なんかは、私もかなり参考にしています。

 

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※自家製ラベンダーシロップを使ったブルームーン。穏やかで上品な風味。

 

使い方の実例も載っているので、作ったものはしっかりと活用できます。

こちらもミクソロジーに興味がある方におすすめです!

 

 

 

Standard cocktails with a twist スタンダードカクテルの再構築

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【著者】いしかわあさこ

【内容】創作カクテル、ミクソロジー

【ターゲット】上級者向け

 

同じく、いしかわあさこ氏監修の一冊。

こちらも、有名店のミクソロジーカクテルを中心としたレシピ集です。

 

先ほどの本との違いは、どのカクテルも元となるレシピがあること…。

つまりツイスト (カクテルをアレンジすること) をテーマとした本となっているところですね。

 

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※ミントジュレップのツイストレシピ、「ピーチハニーミントジュレップ」。生の桃と山崎12年のペアリング。

 

アレンジ、といってもその手法はさまざま。

 

材料をフレッシュに置きかえたり、スパイスを加えたり、はたまた「食べるカクテル」として再構築したりと…。

 

こちらの本もかなり驚くべき内容でしたね…。

難解ですが、ツイストをする際の着想点を学ぶには優秀な内容だと言えそうです。

 

こちらには「A advance of cocktail」に載っていない技法の紹介もされています。

合わせて読んでみてください。

 

 

 

進化するBAR by DRINK  PLANET

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【著者】DRINK PLANET

【内容】現代バー文化、創作カクテル

【ターゲット】中級者〜上級者向け

 

「現代のバーカルチャーの進化」をテーマにした本です。

 

現代のバーが取り入れているコンセプト。

そして、世界的なバーテンダーの方々はどのような考えでカクテルを作っているのか?

その点を深く掘り下げた一冊です。

 

主な取材店舗は以下の通り。

マスターバーテンダーへのインタビューと、そのお店のオリジナルレシピが掲載されています。

 

POINT

・スタア・バー 銀座

・BAR HIGH FIVE

・BAR 石の華

・BAR ベンフィディック

・Peter BAR

・SPEAK LOW

…など計25店舗。

 

個人的には、「バー 石の華」石垣忍氏のレシピが載っていたのが嬉しかったですね!

 

オフィシャルページには、材料の分量までは書かれていませんので…!

 

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※「バー 石の華」石垣忍氏のレシピ、「ライオンズテイル」。オールスパイスが香るトラディショナルな味わい。

 

現代のバー文化を牽引する、巨匠たちのノウハウを知ることのできる一冊。

バー通いも、カクテル作りも楽しくなること間違いなしです!

 

 

 

BITTERS

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【著者】ブラッド・トマス・パーソンズ

【内容】自作ビターズ、ビターズを使ったカクテルレシピ

【ターゲット】上級者向け

 

近年流行の「ビターズ (苦味酒) 」にフォーカスした一冊です。

 

ビターズはカクテルにアクセントを加えるのに役立つ素材。

 

定番のアンゴスチュラ、オレンジ。

最近ではラベンダーのビターズ、はたまたシイタケ原料の旨味ビターズなんてのも登場していますね。

 

そんなビターズの活用の仕方と、自作ビターズのレシピが載っているのが、このカクテルブック。

かなりニッチな内容ですが、「これが欲しかった!」なんて思う方もいるんじゃないでしょうか?

 

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※掲載レシピ、「ジャージーカクテル」。リンゴとビターズの風味の調和が素晴らしい。

 

ただ注意点がひとつ。

日本語訳がされていないので、すべて英語表記となっています。

正直、読むのは少し大変ですね…。

 

ただ、カクテルの基礎知識があればレシピは案外読めちゃいますね。

それ以外の分からないところはググればOK。

便利な時代ですから意外となんとかなります (笑)

 

少し大変ですが、確かな知識を得ることができる一冊。

ぜひ、頑張ってトライしてみてください!

 

 

ちなみにこの本には、なんとビターズを使った料理、おつまみのレシピなんかも載っています。

これがまた秀逸で、中でも「ビターズ風味のバーナッツ」はかなりハマりました!

 

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美味しすぎたので、勢いで記事にしちゃったくらいです (笑)

よろしければ見てみてください! 

 

www.green-alaska.com

 

 

ニュースタンダードドリンク 102

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【著者】土肥大介

【内容】ノンアルコールドリンク

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

こちらは、アルコールの入っていないドリンクがメインのレシピ集です。

レシピ提供は都内を中心とした有名カフェ、フルーツパーラーなど13店舗。

 

「ノンアルコールじゃなくて、カクテルが作りたいんだけど…」

と思うかもしれませんがこの本、かなり役立ちます。

 

バーとは違った視点で作られるドリンクの数々は、新たな発想と刺激を与えてくれますよ。

上手くアレンジすればカクテルとしても楽しめます。

 

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※「葡萄とミントのソーダ」をアレンジして作った葡萄のモヒート。ラムを加えただけですが、しっかり美味しいです。

 

ガチガチに基本を学んだ人ほど、新鮮な気持ちで読むことができると思いますよ。

セオリーに囚われない、柔軟な発想を養うのに役立つことでしょう。

 

もちろん、「日々の生活を彩るちょっと特別なドリンクレシピ集」としても優秀。

休肝日にぜひどうぞ (笑)

 

 

 

コミック「バーテンダー」シリーズ

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【著者】城アラキ (原作)

【内容】カクテルとバーにまつわる物語

【ターゲット】初心者〜中級者向け

 

最後に、私のルーツともなった本を紹介します。

集英社が発行する漫画「バーテンダー」シリーズです。

 

「えっ?漫画…?」

「たしかにバーのことが書いてあるけど…漫画でしょ?」

なんて思うことなかれ。

 

プロのバーテンダーがしっかりと監修を務めている、本格的な作品です。

作品内に登場するオリジナルレシピには、世界的なトップバーテンダーも関わっていたりするんですよ。

 

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※バーテンダー第1部の主人公、佐々倉溜の神のグラス「柚子庵」。フランスと日本の素材が見事に融合した一杯。

 

バーにまつわる物語も面白いですし、読んでいるだけでカクテルの知識がモリモリと入ってきます。

 

本当、漫画って侮れないんですよ。

解説も丁寧ですし、分かりやすい!

 

なにより、登場人物がおいしそうにカクテルを呑んでいると、ついつい自分でも作りたくなって来るんですよね〜。

 

一作品としての完成度も高く、レシピブックとしても、カクテル作りの原動力としても役立ちます。

私イチオシの「カクテルブック」です。

 

 

ちなみに、第1部「バーテンダー」と2部「バーテンダー a paris」では主人公が異なります。

話が (一応) 繋がってないので、2部から読み始めてもOKですよ。

 

 

「a paris」→「a Tokyo」→「6stp」は時系列順に話が繋がっています。

同じ登場人物がいたりするので、深く楽しみたい方は1部からどうぞ!

 

 

他にもカクテルブックをお探しの方は無料でも使える「kindle unlimited」がオススメ

「まずは、あまりコストをかけずにプロのレシピを見てみたいなぁ…」

 

そんな方はamazonの「kindle unlimited」をチェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 

POINT

・kindle unlimitedとは…

スマホ、タブレット、PCなどで電子書籍が月額で読み放題となるサービスです。

 

配信書籍には、数はそれほど多くはないですがカクテルブックもいくつかあります。

 

例えばこのような本があります。

 

・ゼロから始めるカクテル&バー入門

【著者】渡邉一也

【内容】スタンダードカクテルのレシピ紹介、バーの楽しみ方、バー文化の解説

 

・洋酒手帳

【著者】上田和男

【内容】ジン、ウイスキー、リキュールなどの銘柄の紹介

 

・アートカクテルブック ファースト“ドリーム”エディション

【著者】宍戸俊彦

【内容】ミクソロジーカクテルの紹介、レシピ

 

このサービスは、初回登録で1ヶ月間無料で使えるのが嬉しいところですね。

気になった本を一気見して、期間内に解約すればコストは0円ですからね。

 

まだ使ったことがない方は、のぞき見感覚で利用してみてはいかがですか?

 

→kindle unlimitedの登録はこちらから

 

もちろん、2ヶ月目からはキッチリ月額がかかるのでお気をつけて!

解約ページがよく分からないという方もいると思うので、念のためリンクを貼っておきますね。

 

→kindle unlimitedの解約ページはこちら

 

 

カクテルブックで多彩な知識を身につけよう

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私が「カクテル作りに役立った!」と感じた本を紹介しました。

 

今やカクテルのレシピや知識は、ネットなどでも気軽に知ることができます。

 

ですが、残念ながら

「本当に実践して得た知識なのか?」

「この記事を書いた人は、このカクテルを実際に飲んだことがあるのだろうか…?」

と思ってしまう内容のものも多いですね…。

 

そのような時に指標として役立つのが、カクテルブックです。

 

もちろん、本に書いてある内容もすべて正しいとは言い切れませんが…

実績のある人物が監修していることがほとんどですので、数あるメディアの中では信頼性はピカイチです。

 

それに、カクテルに「ただひとつの正解」なんてありませんからね。

多くの知識を入れて、自分に合ったノウハウを身につけていくのがベターだと言えるでしょう。

 

あなたにぴったりの内容の本が見つかれば、より美味しくカクテルを楽しめるようになります。

ぜひ、色々な知識に触れてみてください!

 

 

もちろん、当サイト「NomiLOG」の記事もぜひご贔屓に…! (笑)

(ちゃんとした情報をお届けできるようにガンバリマス…!)

 

当サイトのおすすめの記事は、「カクテルの種類に適したお酒の銘柄の選び方」です。

 

ジン、ウォッカ、バーボンなど。

「このカクテルにはこの銘柄がおすすめだよ!」

という話を積極的に出すようにしています!

 

ぜひこちらも読んでみてください。

 

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ケテルワンウォッカの味わいレビュー。使いやすさと酒質の高さが魅力!

バーで人気が高まりつつある「ケテルワン ウォッカ」その実力は?

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たまには「少しいいウォッカ」を買ってみようかな…?

なんて考えてる方はご傾注。

 

今回紹介する銘柄は、オランダで製造されているプレミアムウォッカ「ケテルワン」。

近年、バーでじわりと人気が高まりつつあるウォッカです。

 

このウォッカはどのような特徴があるのか?

他のウォッカとの違いは?

 

実際にカクテルを作りながら、このウォッカの良さをお伝えしたいと思います。

 

 

ケテルワンとはどんなウォッカなのか?その特徴について解説

 

ケテルワンウォッカは日本のバーではあまり見かけない銘柄ですよね。

 

そこでまずは、

ケテルワンとはどのような特徴を持つウォッカなのか?

そちらについて解説したいと思います。

 

ケテルワンは生産効率よりも品質にこだわったウォッカ

まずお伝えしておきたいのは、

ケテルワンは品質重視というコンセプトで作られているウォッカ

だということです。

 

ケテルワンを製造する「ノレット蒸留所」が設立されたのは1691年。

当時はジュネヴァー(オランダジン)の製造がメインでした。

 

ケテルワンウォッカの製造を始めたのは、実は意外にも最近。

1980年代初頭のことです。

 

その頃のウォッカはどちらかというと、安価で大量消費されるお酒という感じでした。

ですが、10代目ファミリーディスティラーとなったカルロス・ノレットは「品数より品質」を追求します。

 

そうして生まれたケテルワンウォッカは、現在カクテルの味わいを追求するバーで重宝される存在となっています。

 

厳選した小麦とこだわりの蒸留器

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ウォッカの原料となるのは、穀物やジャガイモなど。

そんな中からケテルワンは、北ヨーロッパの厳選された小麦を使ってウォッカを作り出しています。

 

まず、最新鋭の6塔式連続蒸留機でスピリッツを精製。

その一部を単式蒸留器に移して再蒸留するという手法をとっています。

 

この単式蒸留器は、ケテルワンウォッカを初めて蒸留したその時からずっと現役。

「Distilleerketel No.1」と呼ばれる、ケテルワンの象徴とも言える存在です。

Ketel Oneというブランドネームもこの蒸留器の名前から付けられたそうですよ。

 

小麦を原料にしたウォッカはすっきりとしていながら、風味がよく残るのが特徴です。

ケテルワンの場合も、鮮やかなキレの中にふくよかなニュアンスが現れていますね。

 

POINT

ウォッカは原料による味の差がほとんどないと言われますが…

なんとなく「いいな」と感じたスピリッツ同士が実は同じ原料を使っていたということがよくあります。

なので、原料からウォッカを選んでみるというのも面白いかもしれませんね。

 

同じく小麦原料のウォッカである、ピナクル、アブソルート、グレイグースなどが好きな方は試す価値ありだと思います。

 

 

ケテルワンウォッカの味わい、テイスティングレビュー

それでは、ケテルワンウォッカはどのような味なのか?

実際に常温ストレートで飲んでみましょう。

 

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キックが効いた味わい…!

かと思いきや、ふくよかなニュアンスもありますね。

 

なんというか、シンプルに美味いです。

あいまいな表現で申し訳ないですが、第一印象は美味いのひとことでした (笑)

 

口当たりは滑らか。

公式のレビューではシルキーな口当たりとのことですが、まさしくその通りですね。

 

特徴的なのが余韻。

熟した果実のような風味がふわっと漂います。

この感じは同じプレミアムウォッカである、グレイグースに少し似てるかもしれませんね。

 

POINT

要約すると、ケテルワンウォッカは…

・ウォッカらしいキレを持ちつつ

・程よいボリュームがあり

・芳醇で長い余韻がある

 

スタンダードな味わいながら高水準。

ジンで例えるならばタンカレー No.10みたいな存在だな、と私は感じました。

 

 

ケテルワン vs その他の定番ウォッカ!カクテルにして飲み比べてみました

ケテルワンはそのまま飲んでも十分に美味しいですが…

ウォッカの真髄はやはりカクテルにあります。

 

ということで、ケテルワンとその他のウォッカで同じカクテルを作って飲み比べてみましょう。

ケテルワンのお相手をするのは、この2本。

 

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氷のようにシャープで澄んだ味わいをもつ、フィンランディアウォッカ。

 

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そして「フレッシュフルーツにもっとも合う」と言われる、ソビエスキーウォッカです。

 

どちらも、定番かつ人気の高い銘柄です。

これらでいくつかのスタンダードカクテルを作り、ケテルワンと飲み比べてみます。

  

比較に使うカクテルのレシピについては、ウォッカカクテルの記事を参考にどうぞ!

 

www.green-alaska.com

 

 

ケテルワンウォッカとフィンランディアでモスコミュールを飲み比べ

まずはウォッカカクテルの定番、モスコミュールから飲み比べてみます。

 

もちろん、割り材の分量はキッチリ合わせますよ。

容量200mlのジンジャービアを重さを測って、キッチリ100mlずつ注ぎます。

 

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【フィンランディアのモスコミュール】

・スッキリ、シャープな飲み心地。

・ジンジャービア、ライムの風味がよく感じられる。

 

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【ケテルワンのモスコミュール】

・スパイシーでふくよかな印象。

・一体感のある味わいで、余韻が長い。

・アルコールのアタックがしっかりとある。

 

ケテルワンの方はふくよかでキックの効いた、モスコミュール"らしい"仕上がりになっています。

余韻の風味がたまらないですねこれ…。

 

フィンランディアの方はスッキリ風味でさわやかな印象。

味わいのクリアさならこちらが上手です。

 

 

ケテルワンウォッカとフィンランディアでバラライカを飲み比べ

お次はショートカクテルの定番、バラライカで比べてみます。

材料の比率は教科書通りの2:1:1で!

 

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【フィンランディアのバラライカ】

・ピュアで上品さのある仕上がり

・華やか、飲みやすい

 

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【ケテルワンのバラライカ】

・ボリューム感があり、まろやか

・余韻が長い、芳醇

 

ケテルワンのバラライカ、実に美味しいですね!

 

ほどよいボリューム感と一体感。

今まで試したウォッカの中ではベストに近い仕上がりです。

 

スッキリとした仕上がりを目指すならフィンランディア。

ボリューミーに仕上げたいのならばケテルワンといったところでしょうか。

 

 

ケテルワンウォッカとソビエスキーでスクリュードライバーを飲み比べ

続いて、スクリュードライバーを作ってみます。

ケテルワンと比較するのはソビエスキーウォッカです。

 

このウォッカで作るスクリュードライバーは絶品!

はたしてケテルワンは太刀打ちできるのでしょうか?

 

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【ソビエスキーのスクリュードライバー】

・口当たりが非常にソフト

・オレンジの風味がクッキリとした印象

 

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【ケテルワンのスクリュードライバー】

・ほどよいアルコールのキックがある

・ウォッカとオレンジの風味に一体感がある

 

これは仕上がりにかなりの差が出ました。

 

ソビエスキーの方は全体的にソフトな仕上がりに。

フレッシュオレンジの繊細な風味もよく感じられます。

オレンジ主体、という考え方で作るならば明らかにこちらが優位です。

 

一方、ケテルワンの方は味わいの一体感を強く感じます。

ピシッと芯の通った味わい。

ウォッカカクテルらしいアルコールのキックも効いています。

 

 

ケテルワンウォッカとソビエスキーでブラッディメアリーを飲み比べ

最後はトマトジュースを使ったカクテル、ブラッディメアリーで飲み比べてみます。

 

ケテルワンウォッカはブラッディメアリーによく合うのだとか。

オフィシャルサイトでも、数多くのアレンジレシピが掲載されています。

 

はたして、どのような仕上がりになるのか…?

 

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【ソビエスキーのブラッディメアリー】

・口当たりが非常にソフト

・トマトの風味が良く分かる

 

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【ケテルワンのブラッディメアリー】

・滑らかな飲み心地

・トマトの風味が引き立っている

 

これはケテルワンのブラッディメアリー、確かに美味しいですね!

やや重くなりがちな飲み口が、シルキーで軽やかな印象になっています。

 

ソビエスキーの方もソフトな仕上がりでかなり美味しいです。

ですが、私はどちらかというとケテルワンの方が好みですね!

 

POINT

今回は市販のトマトジュースを使ったので、このような感想になりましたが、

フレッシュトマトを使って作る場合はソビエスキーがベターでしょう。

 

フレッシュトマトの風味は繊細…。

なので、それを邪魔しないウォッカを使うことが大切だと私は思います。

 

 

結論:ケテルワンウォッカは使い勝手がよく品質も高い

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飲み比べてみて、私はケテルワンには次のような特徴があると感じました。

 

POINT

・どのようなカクテルにもマッチする

・ウォッカのカクテルらしい、ほどよいキックの効いた味わいを作り出すことができる

・シルクのような滑らかなテクスチャーを持つ

・副材料の味わいを膨らませてくれる

 

カクテルに使い勝手がいい銘柄が欲しい。

そして、ウォッカらしいキレのある味わいにしたい。

そんなときに重宝してくれるウォッカですね!

 

キレのあるウォッカは雑味が気になるものも多いのですが、ケテルワンは特に嫌な雑味は感じません。

 

カクテル作りのベンチマークに使う、「少しだけいいウォッカ」として活躍してくれそうですね!

 

 

ケテルワンウォッカ指定のカクテルレシピ

ケテルワン指定のカクテルレシピがいくつかあったので、実際に作ってみました。

 

ケテルワンの風味に合うように作られているだけあって、どれも完成度が高いですね。

飲んでみての感想とともにレシピを紹介したいと思います。

 

ダッチミュール

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【材料】

ケテルワンウォッカ 50ml

フレッシュライムジュース 15ml

アンゴスチュラビターズ 3dash

ジンジャービア Full up

 

【作り方】

ジンジャービア以外の材料を氷を入れたグラスに注ぎ、ステアする。

ジンジャービアで満たして、軽く再ステアする。

 

ダッチ=オランダの。

という意味なので、これは「オランダ流モスコミュール」といったところでしょうか。

 

スタンダードなレシピとの違いはビターズの有無。

これが入ることによって、スパイシーで奥深い風味となっています。

 

キックが効いていて、刺激的な味わい。

いつもとはひと味違ったモスコミュールもまた魅力的ですね。

 

ちなみにビターズについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

アイディア次第で、さまざまなカクテルのアクセントに使えますよ!

 

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ケテルワンフィズ

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【材料】

ケテルワンウォッカ 45ml

フレッシュライムジュース 15ml

シュガーシロップ 7.5ml

炭酸水 1splash (約6ml)

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに炭酸水以外の材料を入れて、シェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、続けて炭酸水を注ぐ。

 

ウォッカをベースにしたフィズスタイルのカクテル。

 

味わいはまさに爽快。

炭酸よりもライムの香りで清涼感が出ている感じです。

 

ちょっとこれは他のウォッカでも試したくなるくらい美味しいですね…!

ライムを使うフィズスタイルのカクテル、掘り下げる価値がありそうです。

 

ケテルワンホワイトルシアン

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【材料】

ケテルワンウォッカ 50ml

カルーア 25ml

牛乳 10ml

生クリーム 10ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。

カクテルグラスに注ぎ、削ったナツメグをふりかける。

 

このホワイトルシアンは、スタンダードと少し材料と分量が異なります。

 

カルーアが多め、生クリームに加えて牛乳を使う、アレキサンダーのように仕上げにナツメグをふりかける…。

 

なかなか珍しい処方ですが、飲んでみたら納得。

ケテルワンのシルキーさとよく合っています。

 

ケテルワンが持つ風味もコーヒーとよく合いますね。

余韻にふわっと香るのがいい感じです。

 

キングオブオレンジ

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【材料】

ケテルワンウォッカ 50ml

グランマニエ 20ml

カンパリ 20ml

レモンジュース 20ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。

カクテルグラスに注ぎ、クラウン型のオレンジピールを飾る。

 

リキュールと合わせたレシピです。

 

甘めなのかと思いましたが、カンパリとレモンが効いているのでちょうどいい感じ。

オレンジの飾りは少し手間ですが、香りも雰囲気も良くなるので、ぜひトライを!

 

ちなみにカンパリについては、この他にも美味しい楽しみ方を多数紹介しています。

少し珍しいレシピもありますので、よろしければこちらもどうぞ! 

 

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グレープフルーツジュレップ

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【材料】

ケテルワンウォッカ 50ml

フレッシュライムジュース 12.5ml

ミントの葉 4枚

グレナデンシロップ 12.5ml

ピンクグレープフルーツジュース 25ml

蜂蜜 5ml

 

【作り方】

氷を入れたボストンシェーカーに材料を入れて、シェークする。

メッシュで漉しながらクラッシュドアイスを入れたグラスに注ぎ、ミントの葉とグレープフルーツピールを飾る。

 

フレッシュの材料をふんだんに使ったクラフトカクテルです。

 

みずみずしい味わいで香りも素晴らしい。

海外産のレシピなんですが、カジュアルに楽しめていいですね。

 

キリッと冷えて、暑い日には特にオススメのレシピ。

材料を揃えるのが少し大変かもしれませんが、ぜひ味わってもらいたいですね。

 

エスプレッソマティーニ

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【材料】

ケテルワンウォッカ 50ml

エスプレッソ 45ml

シュガーシロップ 15ml

カルーア 5ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。

カクテルグラスに注ぎ、コーヒービーンズを飾る。

 

エスプレッソと合わせた近年人気のレシピです。

 

ケテルワンがほどよい上品さを保ちながら、芯のある味わいに仕上げてくれています。

カクテルもコーヒーも好きだという方には、かなりオススメのレシピですね。

 

エスプレッソがなかなか用意できないというときは、少しテイストが変わりますが濃いめに淹れたコーヒーでも代用できます。

 

近年人気の水出しコーヒーを使うというのも、個人的にはアリですね。

淹れ方などは以下の記事で紹介しています。 

 

www.green-alaska.com

 

ジムティーニ

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【材料】

ケテルワンウォッカ 30ml

ホワイトカカオリキュール 20ml

フランジェリコリキュール 10ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。

カクテルグラスに注ぐ。

 

お次は食後に楽しみたい、デザートカクテルのレシピをひとつ。

 

ヘーゼルナッツとカカオのスイートな味わい。

上等なチョコレートのような、ウットリする風味…。

これは甘党にはたまりませんね !

 

上品、かつピシッとまとまってくれたのはケテルワンのおかげですね。

チープなウォッカだと、この雰囲気は出せないと思います。

 

スプリングガーデン

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【材料】

ケテルワンウォッカ 45ml

シュガーシロップ 10ml

フレッシュレモンジュース 20ml

フレッシュアップルジュース 65ml

ラズベリー 3個

ミントの葉 8枚

 

【作り方】

ボストンシェーカーにラズベリーとミントの葉を入れて、軽くマドルする。

残りの材料と氷を入れて、シェークする。

メッシュで漉しながら氷を入れたグラスに注ぎ、ラズベリーとミントの葉を飾る。

 

最後にコストも手間もかかりますが、とても美味しかったレシピを。

フレッシュのラズベリー、ミント、アップル、レモンを贅沢に使った一杯です。

 

ラズベリーとリンゴってこんなに合うんですね!

とても華やかでフルーティな風味。

多くの材料を使っているにもかかわらず、見事に味わいがまとまっていますね。

 

ラズベリーなんかは売っているお店を探すのが少し大変ですが…これは材料を揃えて作る価値ありです。

ぜひお試しを!

 

 

ケテルワンウォッカで一歩先の仕上がりを目指してみては?

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ケテルワンウォッカの特徴と楽しみ方を紹介しました。

 

筆者としてはこのウォッカ、かなり感触がよく、

「予算2500円くらいで、スタンダードな味のウォッカを買うならこれになるかな…」

というのがストレートな感想です。

 

最近は、フィンランディアを愛用していたのですが、

 「モスコミュールやスクリュードライバーを作るときには少しだけボリューム不足かな?」

 と感じていたので、これからは自分の好みに応じて使い分けしていくことができそうです。

 

ウォッカらしいストレートな味わいが好みの方。

そして、カクテルの仕上がりのレベルを上げたい方は手にとってみてはいかがでしょうか?

 

 

この他のウォッカのオススメ銘柄についてはこちら!

味わいのタイプ別に詳しく紹介しています。

 

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先ほども紹介しましたがウォッカで作るカクテルのレシピについては、こちらの記事にまとめてあります。

色々なレシピをぜひ試してみてください!

 

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ウォッカ以外の蒸留酒、割り材のオススメ紹介はこちらの記事をどうぞ〜。

 

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サザンカンフォートとは?多彩な飲み方、カクテルレシピの紹介

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こんにちは、scarletです。

「サザンカンフォート」という、リキュールを紹介します。

 

「割り方によってフレーバーが変わる」なんても言われる、なかなか興味深いリキュールです。

 

おいしい飲み方を中心に、このリキュールの魅力をお伝えしていきます。

 

 

サザンカンフォートの特徴

サザンカンフォートの特徴、その歴史について解説したいと思います。

 

サザンカンフォートは何のリキュールなのか?

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サザンカンフォートの原料は、フルーツやスパイス、それにベースとなる中性スピリッツです。

 

販売元のアサヒビールでは、「フルーツフレーバーリキュール」という呼び方になっているようです。

複数の材料を組み合わせることで、賑やかで豊かな風味となっています。

 

風味付けに使われる主な材料は、ピーチ、オレンジ、レモンなど。

詳しい材料は明かされていません。

 

飲んだ感じだと、シナモンやバニラ、キャラメルのような甘いフレーバーも感じます。

どちらかというとカジュアルさを感じる味わいですね。

 

POINT

サザンカンフォートは色々なフルーツやスパイスの風味に溢れる、賑やかで楽しいリキュール!

 

もともとは度数50%、バーボンベースのリキュールだった

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サザンカンフォートが生まれたのは、今から約150年前の1874年。

 

アメリカ、ニューオーリンズのバーテンダーM.W.ヘロンが、品質の安定しないバーボンに果物やスパイスを漬け込んだのがはじまりです。

 

そう、サザンカンフォートはもともとバーボンベースのリキュールだったんですね。

 

当時はアルコール度数も50%と、かなり高めの数値。

かなりパワフルな味わいであったと想像できます。

 

現在のサザンカンフォートの度数は21%となっています。

これは、時代に合わせて親しみを持てる味わいに改良した結果なのだそうです。

 

ジャニスとサザンカンフォート 

ジャニス・ジョプリンという女性シンガーをご存知でしょうか?

 

若い方にはあまり馴染みがないかもしれませんね。

今から60年ほど前の1960年代に、「ロック&ブルースの女王」と呼ばれて活躍していたアーティストです。

 

私も最近知って色々な曲を聴いてみたのですが、ボーカルがパワフルでいいですね。

「Move over」という曲が特にお気に入りです。

 

自動車のCMソングにもなっていたので、聞き覚えのある方もいるかもしれないですね。

 

www.youtube.com

 

そんな彼女が愛した酒が、このサザンカンフォート。

常日頃から愛飲しており、ライブのステージ上にボトルが置かれていたこともあったそうです。

 

自由な思想を持つ「ヒッピー」のアイコンとしても親しまれたジャニス。

古き良き時代に思いを馳せながらサザンカンフォートのグラスを傾けるなんてのもいいかもしれませんね。

 

POINT

ブルース&ロックの女王も愛したリキュール!

 

 

サザンカンフォートのテイスティングレビュー

常温ストレートで飲んで、味わいを確かめてみます。

 

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甘くてフルーティ、そしてやっぱり楽しさのある風味ですね。

 

適度にコクもあって、クセや雑味はまったくありません。

 

ストレートで飲む、というのはあまり聞かないですが十分にいけますね。

アルコールのアタックは比較的柔らかです。

 

POINT

【主に感じるフレーバー】

ピーチやオレンジ、シナモン、蜂蜜など。

 

これなら、まだあまりお酒に慣れていない人でも楽しむことができそうです。

 

 

サザンカンフォートのお手軽な飲み方

まずはお好みの割り材で、ロングカクテルを作ってみましょう。

 

おすすめの割り材は次の通り。

 

  • 炭酸水
  • ミネラルウォーター 
  • ジンジャーエール
  • コーラ
  • オレンジジュース
  • グレープフルーツジュース
  • トニックウォーター
  • クランベリージュース

 

割るときのレシピは、こんな感じです。

 

【材料】

サザンカンフォート 30〜45ml

お好みの割り材 90〜120ml

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を注ぎ、マドラーなどでステア (混ぜる) する。

 

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割り材によってフレーバーが変化するのが、サザンカンフォートの面白いところですね。

 

炭酸系で割ると、スパイスやハーブ。

オレンジなどで割ると、フルーティな風味を感じやすくなります。

 

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ロングカクテルにすることで、料理とのペアリングを楽しむこともできます。

 

やはりアメリカ、メキシコ料理とは相性抜群。

特に、スパイスの効いたメニューとの組み合わせはたまらないです。

 

 

サザンカンフォートを使ったカクテル

サザンカンフォートで、本格的なカクテルも色々と作ってみました。

レシピとともに、ご紹介します。

 

ソコライムショット

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【材料】

サザンカンフォート 30ml

コーディアルライム 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークして、ショットグラスに注ぐ。

 

まずは海外で若者に流行しているというレシピを。

乾杯の際の一杯として人気のカクテル、「ソコライムショット」です。

 

ショットといえばテキーラが定番。

ですが、度数が高くキツいというのが正直なところ。

 

一方、サザンカンフォートを使ったショットはフルーティで陽気な味わい。

度数もそれほど高くはありません。

 

どうせ酔うのならば美味しく楽しく…。

このカクテルが流行した背景には、そんな考えがあるのかもしれませんね。

 

サザンウインド

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【材料】

サザンカンフォート 30ml

ブルーキュラソー 1tsp

グレープフルーツジュース Full up

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする。

 

グレープフルーツと合わせたロングカクテルです。

 

フレッシュでさっぱりとした味わいですが、サザンカンフォートの風味で奥行きが出ています。

このようなシンプルなカクテルでも、賑やかさを出せるのがいいところですね。

 

ブラウン+ブルーで色味は淡いグリーンに。

なかなか見ない色なので、新鮮さがありますね。

 

カンフォートバーボン

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【材料】

バーボン 20ml

サザンカンフォート 20ml

ミネラルウォーター 20ml

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を入れて、ステアする。

 

お次はバーボンとの組み合わせ。

 

蒸留酒が入ることで、厚みのあるパワフルな味わいとなっています。

ひょっとしたら冒頭でお話しした、バーボンベースの頃のサザンカンフォートはこんな味わいだったのかもしれませんね。

 

氷が溶けるにつれてフルーティに味わいが変化していくのも、また一興。

じっくりと味わってみてください。

 

合わせるバーボンに迷ったら、こちらの記事をどうぞ。

カクテルによく合うバーボンの銘柄を紹介しています。

 

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カンフォートコリンズ

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【材料】

サザンカンフォート 45ml

レモンジュース 15ml

ライムジュース 10ml

シュガーシロップ 1tsp

炭酸水 Full up

レモンスライス

マラスキーノチェリー

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに炭酸水以外の材料を入れて、シェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、炭酸水で満たして軽くステアする。

レモンスライスとマラスキーノチェリーを飾る。

 

サザンカンフォートを使ったコリンズスタイルのカクテル。

 

2種類の柑橘の酸味が効いたサッパリ、フルーティな味わい。

軽めに炭酸入りで楽しみたい人にはうってつけのレシピです。

 

余韻にふわりと香る華やかさは、サザンカンフォートならでは。

蒸留酒で作るコリンズとは、また違った良さがありますね。

 

サザンスパークル

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【材料】

サザンカンフォート 30ml

パイナップルジュース 45ml

レモンジュース 10ml

ジンジャーエール Full up

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーにジンジャーエール以外の材料を入れて、シェークする。

氷を入れたグラスに注ぎ、ジンジャーエールで満たす。

最後に軽くステアする。

 

サザンカンフォートに色々なフルーツを加えて、ジンジャーエールを合わせたカクテル。

 

単なるジンジャーエール割りと比べると、酸味が効いていてトロピカルな風味になっています。

まさに弾けるような陽気さ。

ジンジャーエールと合わせたいけど変化が欲しい、という気分の時にいいですね。

 

ちなみに、合わせるジンジャーエールは甘口なものの方が良いでしょう。

そちらの方が統一感が出ますし、サザンカンフォートの風味も活かすことができます。

 

ジンジャーエールの銘柄については、別記事でも紹介してますので参考にしてみてください。 

 

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スカーレットオハラ

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【材料】

サザンカンフォート 30ml

クランベリージュース 20ml

ライムジュース 10ml

 

【作り方】

材料をシェーカーでシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

アメリカ映画、「風と共に去りぬ」のヒロインであるスカーレットオハラをイメージしたカクテルです。

 

味わいはやや甘口ながら、フルーツの酸味でスッキリとした感じ。

多層的で華やかな印象ですね。

 

女優がモチーフですから、女性の方にぜひ飲んでいただきたいですね。

度数も控えめなのでスイッと飲めちゃうと思います。

 

クランベリージュースはやはりデルモンテがよく合いますね〜。

大容量ですが、一本あると色々作ることができます。

クランベリージュースのカクテルレシピについては、こちらでもまとめてあります。

 

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シシリアンキッス

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【材料】

サザンカンフォート 40ml

アマレット 20ml

 

【作り方】

氷を入れたグラスに材料を注ぎ、軽くステアする。

 

アマレットとシンプルに合わせたカクテルです。

 

サザンカンフォートとアマレットは相性のいい組み合わせ。

アマレットにはないフレッシュさ、フルーティさをサザンカンフォートが与えてくれます。

 

甘くて濃厚な味わいなので、食後酒にピッタリですね。

手間もかからないので、飲みたくなったらサッと作れちゃうのも魅力的です。

 

ちなみにアマレットは杏の核を使ったお酒。

杏仁豆腐といっしょですね。

詳しい特徴や美味しい飲み方は、こちらで解説しています。

 

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ダブルレインボー

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【材料】

サザンカンフォート 45ml

オレンジジュース 15ml

レモンジュース 2tsp

グレナデンシロップ 1tsp

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

色々なフルーツと合わせたレシピ。

 

酸味が適度に効きつつ、コクもあってバランスのいい味わいですね。

サザンカンフォートの持ち味である、フルーツフレーバーが活かされています。

 

こちらも、ぜひ生のフルーツを使ってもらいたいですね! 

特にオレンジはガラリと味が変わります。 

 

カンフォートマンハッタン

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【材料】

サザンカンフォート 45ml

スイートベルモット 15ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

マラスキーノチェリー

 

【作り方】

サザンカンフォート 、スイートベルモット、ビターズを氷を入れたミキシンググラスに注ぎ、ステアする。

カクテルグラスに注ぎ、マラスキーノチェリーを沈める。

 

ウイスキーとスイートベルモットを使って作る、「マンハッタン」というカクテルがあります。

そちらをサザンカンフォートでアレンジしたカクテルが、この「カンフォートマンハッタン」です。

 

マンハッタンは美味しいけど、ちょっとアルコールが強いかな…?と感じた方にオススメのレシピですね。

こちらは度数が20度ほどとなるので、より多くの人が楽しめます。

 

シナモンやピーチのフレーバーで、フルーティで上品な仕上がり。

かなりの甘口ですが、それがまた甘党にはたまらないです。

 

スイートベルモットについてはこちらの記事にまとめてあります。

美味しいレシピと、おすすめの銘柄についても少し。

 

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ア ブレインティーザー

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【材料】

サザンカンフォート 15ml

アマレット 15ml

生クリーム 30ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、シェークする。

氷を入れたオールドファッショングラスに注ぐ。

 

生クリームと合わせたデザートカクテル。

 

ざっくり言うと「リッチでフルーティなアマレットミルク」って感じでしょうか?

味の核となるのはアマレットですが、その風味をサザンカンフォートが補強しているイメージです。

 

ちなみにbrain teaser=クイズ、難問。

これを飲んだら頭脳明晰、難問もスラスラ解ける…!

なんてことはありませんね。酔っちゃいますから。

 

サザンミントジュレップ

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【材料】

サザンカンフォート 45ml

バーボン 45ml

シュガーシロップ 15ml

ミントの葉 適量

クラッシュドアイス

 

【作り方】

グラスにミントの葉とシュガーシロップを入れて、マドルする。

クラッシュドアイスを入れてバーボン、サザンカンフォートを注ぎ、よくステアする。

ミントの葉を飾る。

 

バーボンベースのカクテル、「ミントジュレップ」のアレンジレシピです。

 

サザンカンフォートが加わることで、フルーティで親しみのある風味に。

ミントの風味との一体感も素晴らしいですね。

夏に飲みたくなる味わいです。

 

ただ、バーボンの分量が多いのでアルコール感はかなり強め。

よくステアして、それでも強く感じるなら水や炭酸水で濃さを調整してみてください。

 

 

サザンカンフォートのバリエーション、銘柄

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サザンカンフォートには、いくつかのバリエーションが存在しています。

 

その中から、2019年6月現在ネットショップなどで手に入るものを紹介したいと思います。

 

サザンカンフォート 21度

 

サザンカンフォートの基本の銘柄。

 

度数は21度で控えめなので、カクテルにすればお酒に弱い方でも楽しむことができます。

バーで使われている銘柄も、だいたいはこちらですね。

 

飲んだことがないという方は、まずこちらの銘柄から始めるのがベターでしょう。

 

サザンカンフォート 35度

 

アルコール度数が35度となった、サザンカンフォート。

こちらは並行輸入品となります。

 

最近では実店舗でも、ネットショップでもそこそこ見かけますね。

 

味わいはほとんど同じですが、やはりアルコールの刺激を強く感じます。

通常版が少し物足りないと感じた方に。

 

サザンカンフォート 100プルーフ (50度)

 

サザンカンフォート製造開始当初のアルコール度数である、50度に調整された銘柄です。

 

こちらも並行輸入品。

そして筆者がまだ口にしたことがないので、レビューは差し控えさせていただきたいと思います。

 

50度ですから、カスクストレングスのウイスキー並みですね…。

相当パワフルな飲みごごちであると想像できます。

 

サザンカンフォート チェリー

 

熟成させたスピリッツに、チェリーのフレーバーを加えたサザンカンフォート。

 

同じく並行輸入品のため、実店舗では見かけることはほとんどありません。

 

こちらもまだ飲んでいない銘柄なので、紹介だけに留めておきます。

 

 

サザンカンフォートの変幻自在の味わいを楽しもう

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サザンカンフォートの魅力、お分かりいただけたでしょうか?

 

先ほども書きましたが、サザンカンフォートはどちらかというとカジュアルなお酒です。

 

なので、「まだ、あまりお酒に慣れていない…」という若い方々には特におすすめですね。

家飲みの1つの選択肢として、参考にしてみてください。

 

 

フルーツ系のリキュールについては、別記事でおすすめの銘柄を紹介しています。

よろしければこちらもどうぞ。

 

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少しクセがある、だけどそれがたまらない。

ハーブリキュールのおすすめはこちらからどうぞ。

 

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モスコミュールってどんな味のカクテル?特徴、度数から作り方まで

居酒屋などでも見かける「モスコミュール」とは?どんな味のカクテル?

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最近は、居酒屋のメニューなんかでも目にすることが多くなったモスコミュールというカクテル。

 

カクテルの中では定番となっている一杯!

なのですが、お酒に詳しくないとどういったものなのかなかなか分からないですよね。

 

そこで今回はこのモスコミュールにスポットを当てて、

味や特徴、そしてモスコミュールにまつわるお話を紹介していきたいと思います!

 

 

モスコミュールの特徴と味わい

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まずはそもそも、「モスコミュールってどんなカクテルなの?」というお話から。

 

モスコミュールの材料は3つ。

ウォッカ、ライム、そしてジンジャーエールです。

 

作り方は簡単。

グラスに氷を入れてウォッカを注いでライムを絞る。

ジンジャーエールで割ったら完成。

シンプルイズベスト!のレシピですね。

 

味わいはライム味のジンジャーエール、という感じで刺激的です。

ウォッカは無味無臭と言われるお酒ですが、これが入ることでボディ感が生まれ、飲みごたえのある味わいとなります。

 

モスコミュールは、氷を入れたグラスで飲むカクテルなので、分類としては

「ウォッカベースのロングカクテル」

ということになりますね。

 

POINT

※カクテルには大きく分けて2種類ある。

氷を入れたグラスで飲むロングカクテル。

シェークなどで作ったカクテルを小ぶりなグラスで飲むショートカクテル。

 

ちなみに、モスコミュールとは「モスクワのラバ」という意味です。

そのキックの効いた味わいを、ラバの強烈な後ろ蹴りに例えたのが由来だと言われています。

 

 

モスコミュールのアルコール度数はどれくらい?

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「モスコミュールの特徴は分かったけど、度数はどのくらい?」

「私にも飲めるの?」

という疑問が出てくると思います。

 

モスコミュールの度数は5%〜13%ほどです。

 

なんでこんなに幅があるのか?

それは、ウォッカとジンジャーエールの割合がお店によって違うからですね。

 

バーなどの本格的なお店では10%前後となることが多いです。

その名の由来にふさわしい、キックの効いた味わいとなっています。

 

一方、居酒屋やダイニングバーで提供されるものは5%くらいのものが多いですね。

度数が高いと「キツい!」と思われがちなので、多くの人が楽しめるように調整されているのでしょうね。

 

使われるジンジャーエールもバーは辛みが強いもの、居酒屋だと甘めなものが多いです。

 

POINT

・居酒屋さんのモスコミュールは、軽めで誰でも飲みやすい味わい

・バーのモスコミュールは、飲みごたえのある刺激的な味わい

 

 

バーのモスコミュールは格別の味わい!というお話

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「バーのモスコミュールってなんだかキツいだけで飲みづらそう…」

と思った方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

むしろ、バーで飲むモスコミュールは格別。

居酒屋など飲むモスコミュールとは、比較にならないくらい美味しいんです。

 

なぜ、そんなに差があるのか?

それは「多くの人がオーダーする定番のカクテルだから」

そして「シンプルだからこそ、こだわっている店が多いから」です。

 

多くの人がオーダーする人気のカクテル。

ということは、力の入れどころでもあるというわけなんですよね。

 

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ウォッカやジンジャーエールの銘柄、グラス、ライムの絞り方まで。

プロのバーテンダーは、美味しいモスコミュールを作るために試行錯誤を重ねています。

 

生のショウガや唐辛子をウォッカに漬けて、自家製ウォッカを作っているお店も。

モスコミュールを頼んでみると、「そのお店の本気度」が分かるかもしれませんね!

 

POINT

※伝統的な「銅製のマグカップ」でモスコミュールを作ってくれるお店は期待度高め!

だと私は思っています。

グラスなんかで味が変わるの?と思うかもしれませんが、変わります。

ヒンヤリとした口当たりで清涼感マシマシ、ライムの香りも鮮やかになります!

 

 

自宅でモスコミュールを作ってみよう!美味しく作るコツ

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モスコミュールは自宅でも簡単に作ることができます。

 

先ほど簡単な作り方を紹介しましたが、今回はせっかくですから、

「本格的なバーのようなしっかりとした作り方」

を紹介しましょう。

 

細かいところまで書きますが、しっかりとチェックみてください!

 

【用意する道具など】

グラス

マドラー  (細長いスプーンなどでもOK)

ロックアイス

 

【材料】

ウォッカ 30〜45ml

ライム くし切り 1/4個

ジンジャーエール 適量 (90〜120mlほど)

 

【作り方】

1. グラスに9分目ほどまで氷を入れて、ウォッカを注ぐ。

2. マドラーでグラスが曇るくらいまでステア (混ぜる)。

3. ライムを絞り、ジンジャーエールを氷に当てないように注いでグラスを満たす。

4. 最後に炭酸が飛ばないように軽くステアし、絞ったライムを乗せる。

 

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コツは、

「材料をよく冷やすこと」

「溶けづらく、美味しい氷を使うこと」

「ジンジャーエールを入れたあとは、ガチャガチャかき回さない」

の3つです。

 

もちろん、銅製のマグカップではなく、普通のグラスでも大丈夫ですよ。

しっかりと手順を踏んで作れば、バーのように美味しいモスコミュールを作ることができます。

 

さらにこだわりたい方は、ジントニックの作り方の記事も参考にしてみてください!

ジン→ウォッカ、トニックウォーター→ジンジャーエールと置き換えれば、そのままモスコミュールの作り方になりますよ。

 

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ウォッカやジンジャーエールは何を使えばいいの?

という方は、ウォッカとジンジャーエールの紹介記事を参考にしてください!

 

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NomiLOGのおすすめは、コスパと味を考えて選ぶと…

 

・ストリチナヤウォッカ

 

・ウィルキンソンの辛口のジンジャーエール

 

この2つですね!(ジンジャーエールは炭酸がしっかりしている瓶入りのものが断然おすすめ!)

 

これらは、実際にバーでも使われている銘柄ですよ。

ぜひお試しください!

 

 

モスコミュールが好きな人には、「ジントニック」もおすすめです

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モスコミュールを実際に飲んでみて、「美味しい!」と感じた人にはジントニックもおすすめですよ。

 

ジントニックはジン、ライム、トニックウォーターを使って作るカクテル。

どんなカクテルなのか?という話は別記事にまとめてあります。 

 

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モスコミュールとは、

・蒸留酒ベースのカクテル

・度数がほぼ同じ

・ライムが入る炭酸のカクテル

という共通点がありますね。

 

なによりこちらも、シンプルであるが故に美味しい。

モスコミュールが飲めるお店ならジントニックも置いてあるはずなので、ぜひオーダーしてみてください!

 

もちろん、自宅で作って飲むのもおすすめですよ!

 

 

モスコミュールを自宅やバーで楽しもう

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モスコミュールはカジュアルなカクテル…

かと思いきや、意外と奥の深いカクテルだと分かっていただけたと思います!

 

もしチャンスがあれば、バーのモスコミュールも味わってみてもらいたいですね。

初めて飲むと、なかなか衝撃の味わいだと思います。

 

 

バーのマナーとかよく分からないし…という方も安心してください。

独特のルールは少しだけありますが、喫茶店にいるような感じにしていれば特に問題ありません。

 

バーでの振る舞い方については、NomiLOGでも解説しています。

どうしても不安な方は目を通してみてください。

 

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「カクテルの作り方を詳しく知りたい!」

「いろいろなレシピを知りたい!」

という方はカクテルブックを一冊持っておくのがおすすめですよ。

 

私が活用しているカクテルブック一覧はこちら。

初心者~上級者向けまでいろいろ使っています!

 

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