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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

「ザ・マッカラン12年」ストレート派はシェリーオーク、ハイボール派はファインオークを飲め!

マッカラン12年とは

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マッカランはスコットランド、スペイサイド地方で製造されるウイスキーです。

 

「シングルモルトのロールスロイス」とも称されるこのモルト。

癖がなく、甘くてフルーティなフレーバーが特徴的。

 

バランスの取れたハイクオリティな味で、世界中にファンの多い銘柄です。

 

さて、このマッカラン。

主なラインナップは次の2種類です。

 

自社製シェリー樽熟成のスタンダードなモデル、ザ・マッカラン 12年。

 

ヨーロピアンオークとアメリカンオークのシェリー樽、そしてバーボン樽で熟成のザ・マッカラン ファインオーク 12年。

 

どちらも、酒屋やスーパーでよく見かける銘柄です。

 

「同じようなボトルが2つ?」

「これはどっちにすればいいんだろうか?」

と悩んだ方もいるかもしれませんね。

というか、私が実際そうでした(笑)

 

そこで今回は、この2つのモデルの味の違い、それぞれのオススメの飲み方について解説したいと思います!

 

 

通常版とファインオーク、2つのマッカラン12年の味の比較

「マッカラン12年 シェリーオーク」の特徴と味わい

 

まず通常盤のマッカラン。

こちらは前述の通り一種類のシェリー樽によって熟成がされたモデルです。

 

シェリー樽熟成のウイスキーは、ドライフルーツのような甘みと熟成感が特徴。

このマッカランも華やかなで上品な香り、うっとりしてしまうような甘さが特徴となっています。

 

余韻は非常に長く、バニラやカラメルを思わせる香りが漂います。

この記事を書くにあたって久々に飲んでみたんですが、やっぱり美味しいですね。

 

さすがシングルモルトのロールスロイスの名は伊達じゃない。

非常に完成度の高い味わいです。

 

「マッカラン12年 ファインオーク」の特徴と味わい

 

さてお次はファインオークの方のマッカラン。

こちらは二種類のシェリー樽とバーボン樽のヴァッティングです。

 

バーボン樽が入ることにより重い味わいになる?

と思いきや、その味わいは通常盤と比べると比較的ライトでスムーズ。

 

それでいて、マッカラン特有の華やかな香りと上品なフレーバーは損なわれておりません

余韻は比較的スッキリしていて、嫌味の無い感じです。

 

 

2つのマッカラン12年のうち、どちらを選ぶべきなのか?

このように、同じ原酒といえど味わいに差があることが分かったと思います。

 

では、実際にこの2つの中から1本だけ買うとなると何を基準に選べばいいのでしょうか?

 

もちろん、味わいの好みからなんとなく選んでみるのもいいかもしれません。

ですが、私としてはもっとスマートな方法をオススメします。

 

それはお好みの飲み方によって銘柄を選ぶという方法です。

 

 

それぞれのマッカラン12年の特徴を生かした飲み方

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この2つの銘柄は、それぞれ個性の異なるフレーバーを持つため最適な飲み方も変わってきます。

 

なので、

「普段どのような飲み方でウイスキーを嗜んでいるか?」

という視点から銘柄を選んでみると、より美味しくマッカランを味わうことができるでしょう。

 

マッカランはストレートから水割りまでどんな飲み方をしても美味しいウイスキー。

 

ですが、

「その飲み方が最適かどうか?」

というところまで突き詰めると、味わいの完成度に差が出てきます。

 

ここからは、マッカランの2つの銘柄に合った飲み方を紹介していきたいと思います。

 

主観100%の意見なので恐縮なのですが、自分にマッチする方がどちらなのか、参考にしてみてください。

 

マッカラン12年 シェリーオークのオススメの飲み方

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  ストレート ◎

  ロック ◯

  水割り ◎

  ハイボール ◯

※筆者の主観です

 

通常版のマッカランはストレートが美味しい。

 

やはり、マッカランの甘く濃密なフレーバーを最大限に楽しむためには、そのまま口にするのがベストだといえます。

 

甘く滑らかな口当たり、深みのある味と香り、余韻には魅惑的なバニラ香…。

どの要素も素晴らしく、ストレートで嗜むことによってその魅力を存分に感じることができます。

 

 

次点としては水割りをオススメします。

 

スコッチの水割りと聞くと、現地には馴染みのない飲み方だと拒否感をしめす方もいるかもしれません。

 

ですが、百聞は一見にしかず。

実際に飲んでみてこの良さを感じてもらいたいと思います。

 

加水がされることによって繊細さが生まれ、かつ香りは華やかさや濃密さを保っています。

 

水で薄まっても魅惑的な香りはなくならず、むしろより一層隆盛を誇っているかのような印象まで感じます。

この香りの伸びの良さはマッカランの強い個性だと言えるでしょう。

 

  

マッカラン12年 ファインオークのオススメの飲み方

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  ストレート ◯

  ロック ◎

  水割り ◯

  ハイボール ◎

 ※筆者の主観です

 

マッカラン ファインオークはハイボールが美味しい。

 

もちろん、ストレートでも美味しくいただけます。

ですが、ハイボールにしたときにこのモルトに起こる化学変化は特筆に値します。

 

華やかな香りはそのままに。

シトラスの爽やかさ、繊細でスムーズな甘さ、軽快さと複雑さが絡み合ったフレーバー…。

 

まさにこれはハイボールのためのマッカランだ!

と自信を持って言える素晴らしい味わいです。

 

POINT

思えば、私がウイスキーに目覚めたのもこのファインオークのハイボールがキッカケでした。

 

それまで、ウイスキーは癖の強いお酒という印象を持っていたのですが、このハイボールは軽快で爽やか。

かつ、樽香のふくよかさや華やかさがよく感じられたのを覚えています。

 

ちなみにハイボールにする場合、レモンを少し絞るとさらに美味しい。

 

夏が来ると思い起こされるこの爽快感。

ぜひお試しください!

 

 

次点では、ロックでの飲み方をオススメします。

 

ファインオークは軽めの味わい。

水割りもいいのですが、ちょっとコシが物足りなくなってしまいます。

 

それが、ロックだとちょうどいいバランス感を保てるんですよね。

 

「軽めのウイスキーをロックで飲みたいけどブレンデッドじゃ物足りないな…」

そんな気分の時にはぴったりの飲み方です。

 

こちらも、夏の涼しい夜にバーで飲んだりすると堪らないですね。

オススメです。

 

 

マッカラン12年の新顔「ダブルカスク」の特徴と味わい

マッカランは「シェリーオーク」と「ファインオーク」が主なラインナップでした。

 

ですが、2016年から新たに「ダブルカスク」という銘柄が発売されました。

 

こちらはシェリー樽100%。

アメリカンオークシェリー樽と、ヨーロピアンオークシェリー樽で熟成したマッカランです。

 

 

このマッカランは、濃厚で芳醇さのあるフレーバーと滑らかな甘さが特徴的です。

 

それではこのダブルカスクはどのような飲み方がベストなのか?

色々な飲み方を試してみたので、レビューしたいと思います。

 

 

マッカラン12年 ダブルオークのオススメの飲み方

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ストレート △

ロック ◯

水割り ◯

ハイボール ◎

※筆者の主観です

 

マッカラン ダブルカスクは加水をして飲むのが美味しい。

 

ストレートで飲んだときにはタンニンが強すぎるというか…

なにか渋みが舌に残るような感じがして、正直「苦手だな…」と私は感じてしまいました。

 

それがハイボールやロックにすると表情が一変。

 

重厚感のある味わいと華やかでフルーティなフレーバー…。

一気にマッカランらしい上品さが前面に出てくるようになりました。

 

「ウイスキーは飲み方によってガラリと味が変わるお酒」ということをすっかり忘れていました。

初心を思い出させてくれる体験でしたね(笑)

 

ファインオークのハイボールと比較すると、こちらは飲みごたえのある重厚な風味となっています。

ハイボール党の方はぜひこちらもお試しください!

 

 

マッカラン12年の比較まとめ

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・マッカランはどちらの銘柄も甘く上品で華やかな香りが特徴的

・通常版のシェリーオークは濃密な甘さとドライフルーツのような熟成香が特徴。そのためストレートで飲むのがベスト。

・ファインオークの方は通常版より軽い爽やかな味わい。ハイボールがベストマッチ!

・ダブルカスクはやや渋みのある味わいが特徴。ハイボールやロックなどで加水をすると華やかなフレーバーとなる。

 

ストレート党はシェリーオーク

ハイボール党はファインオークとダブルカスク

がベターな選択肢だと言えますね!

 

今まで片方しか飲んだことがなかったという方。

そして、オススメされている飲み方で飲んだことがなかったという方。

ぜひこの機会にお試しください。

 

POINT

ちなみに、

「まだウイスキーに慣れてないから自分に合った飲み方すら分からない!」

という方には軽めで飲みやすい味わいのファインオークをオススメします。

 

ウイスキーは「経験のお酒」

ファインオークのハイボールから徐々に慣れていきましょう。

そうして無理なく楽しんでいけば、いずれストレートで嗜むこともできるようになりますよ。

 

なんなら、ハイボールも最初は薄めに作ったりしてもいいと思いますよ。

 

ハイボールの黄金比は~~だ!

とか、ウイスキーはストレートが至高!

とか声高々に叫ぶ人もいますがお酒とは本来自由な飲み物。

 

当人が美味しいと思った飲み方で嗜むのがベストですからね。

気軽に楽しみましょう。

 

 

ちなみにマッカランは、販売店によって値段が大きく上下することがあります。

なので購入の際は、いくつかのお店を回って値段を比べてみるのがおすすめですよ!

 

「あまり手間をかけたくない」という方は、ネットショップも活用してみてください。

amazonなんかだとショップごとの値段の一覧が見れるので、最安値が一目瞭然です。

 

 

ハイボール党の方には、こちらの記事も。

作り方のポイント、ハイボールに合う銘柄を多数紹介しています。

 

www.green-alaska.com