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カクテルやウイスキー、リキュールなどの洋酒の楽しみ方を紹介します

複雑な香りが特徴のクラフトジン、モンキー47ドライジンのオススメの飲み方と味の特徴を解説

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http://bar-tram-trench.blogspot.jp/2013/05/47-at2013-tokyo-international-bar-show.html

 

モンキー47はドイツ製のクラフトジンです

まず目に付くのはその見た目。化学薬品のようなクラシックなデザインの瓶に、名前の通り猿が描かれたラベル

このチャーミングな猿のラベルが採用されたのは、このジンのレシピを作った人物が第二次世界大戦後にベルリンの復興のために動物園のスポンサーになったことがキッカケだそうです

 

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http://www.amazfacts.com/2015/09/20-beautiful-places-around-world-to-add.html

 

蒸留所はドイツ、シュバルツヴァルトのブラックフォレスト。その地の豊かな自然の中で育まれた47種類のボタニカルをジンの香り付けに使用しており、芳醇で複雑な香りが特徴となっています

ボタニカルとして使用されているのは、ジュニパーベリー、クランベリー、エルダーフラワー、スプルスなど

すべて手摘みで採取されており、それを使用しての蒸留の後に「欧州でもっともまろやかな水」と評されるブラックフォレストの天然湧き水とブレンドされます

ドイツの自然の恵みを生かして作られた地域色の強いジンだと言えますね

  

季の美のレビュー記事でも触れたように、このように製造地固有のボタニカルをふんだんに使ってその地域の特色や文化をジンの味や香りで表現する、というような製法がとられているジンが多数存在しているところがクラフトジンの魅力の1つだといえます

 

和のスピリッツを取り入れた和製クラフトジン、季の美のオススメの飲み方と味の特徴を解説 - NomiLOG

 

ジンが製造される土地の、豊かな自然に思いを馳せながらグラスを傾けることで、より深くクラフトジンを楽しむことができるのです

 

 

飲み方別の味の解説

モンキー47を色々な飲み方で飲んでみました

飲むときの温度や割り材を変えると顕在化する香りや味が変化することもあり、とても面白い銘柄だと感じました

様々な飲み方の中から特に印象に残ったものを選んで紹介します

 

ストレート

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http://catman.bar-nemanja.com/2015/03/monkey-47-distillers-cut-2012.html

 

大げさかもしれませんが口に含んだ瞬間おおっとなってしまいました

スパイシーさのあとに上品な甘さ、それに柑橘の風味が続きます

特筆すべきはその口当たり。口の中にジワっと浸透するような今までに感じたことの無い優しい口当たりです

なるほど、確かにこれは明確な個性を感じるクラフトジンらしい味わいだ、と思いました

 

香りにも明確な特徴があります

47種ものボタニカルを使っているだけあって香りが複雑、それでいて見事に調和しています。情報量が多いとはいえ、やかましい感じはせず穏やかさを感じるといった印象です

余韻には少しケミカルな香りが鼻をつくか

 

なんとかこの香りを何かに例えて表現しようかと思ったのですが私には少々荷が重く感じました…

普段ウイスキーなどの細やかなテイスティングノートを書いている人でもなんと例えて表現しようかと一瞬迷うんじゃないのか?というほどの香りの奥深さです

このジンを深く知るためには幾度となく飲み続ける必要がある、と感じさせられました 

 

ジントニック

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https://imgrum.me/media/BTwaTfogvfx

 

ストレートで飲んだときと同じく甘さが際立つかと思いきや、酸味、その後にほのかな甘みと共に苦味、渋みを強く感じる印象でした

ほろ苦い大人のジントニックといった感じです(お酒自体が大人の飲み物なのですがこの表現が一番しっくりきてしまいました…)

もちろんこの銘柄の特徴でもある豊かで複雑な香りは顕在

トニックの風味との相乗効果で柑橘系の風味がやや強く出ているように感じます

 

レビューするにあたり色々なトニックウォーターで割って飲んでみましたが、モンキージンと相性がいいと感じたのはウィルキンソンとフィーバーツリーの二つ

ウィルキンソンはモンキージンの香りを邪魔せず存分に味わうことができ、フィーバーツリーはその力強い味わいで飲みごたえのあるジントニックに仕上げてくれます

ジンの複雑な香りを引き立てるか、それともあえて異なる強い風味をぶつけるか、この辺りは好みによると思います

シュウェップスを使用したジントニックは私には少し苦味が強すぎるように思えました。この辺りも好みによると思いますので読者の方も色々な銘柄を試していっていただきたいです

 

 

 

総評

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http://bar-tram-trench.blogspot.jp/2013/05/47-at2013-tokyo-international-bar-show.html

 

まさにクラフトジン、といった個性的な味わい。ジンが好きな方に一度は手に取ってもらいたい銘柄です

特にファーストインプレッションはとても衝撃的です。この複雑な香りを持つジンを飲んだ体験は忘れがたいものになるでしょう

 

私もこのジンに対する理解がまだまだ浅いと感じるので、シングルモルトのウイスキーを嗜むような感覚で、これからじっくりと飲み進めていきたいと思います

ボトルが空になるころには奥に潜んでいる香りを知覚することができるようになっているのか、そして最終的にどんな印象が残るのか…今から楽しみで仕方ありません

手作り少量生産ということで少々値が張ってしまいますが、個人的にはその価値に見合った味わいを持つクラフトジンだと思います

みなさまも手元に置いてその複雑な香りを紐解いていく事を楽しんでみてはいかがでしょうか?