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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

スタンダードカクテル「サイドカー」の美味しい作り方の考察。著名なバーテンダーはどう作ってる?

美味しく作るには技術がいる、と言われているカクテル「サイドカー」

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バーでの定番カクテルの1つであるサイドカー。

その甘酸っぱく、メロウな味わいは多くの人を虜にしています。

 

最近ではバーだけに留まらず、自宅で道具や材料を揃えて作るという方も珍しくありません。

ですが、実際に作ったことがある方はご存知だと思いますが、このカクテル、なかなか作るのが難しい。

バーで飲んだ「あの味」は簡単に再現できないのが実情です。

 

なので今回は自宅でサイドカーを作ってみたいという方に向けて、私なりに美味しい作り方の考察をしてみたいと思います!

より美味しく作るために、著名なバーテンダーのレシピも参考にしてみました。

そちらも合わせて紹介します。

 

 

スタンダードなサイドカーのレシピと作り方のポイント

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それでは実際に作っていきましょう。

まずはじめに、スタンダードなサイドカーのレシピを紹介したいと思います。 

 

【材料】

ブランデー 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクする。

 

使う材料も少なくシンプルです。

ですが多くのカクテルの例に漏れず、シンプルだからこそ難しく、こだわりがいがあります。

 

サイドカーを美味しく作る際にポイントとなるのは次の3点です。

 

1. グラスのアイシングを行う

2. レモンは優しく絞る

3. シェイキングはソフトに行う

 

1番と2番については、ホワイトレディの記事でも解説しましたね。

詳細については、そちらを参考にしてみてください。

 

www.green-alaska.com

 

最大のポイントは3番のシェイキングですね。

やはり、ここが一番難しいところです。

 

なぜかというと、サイドカーのベースとなるブランデーは、冷やしすぎると香りが閉じてしまうという特性があるからです。

なので、シェイキングは優しくソフトに行うのが鉄則だと言われていますね。

 

ただ、あまり軽く振りすぎても材料がうまく混ざりませんから、難しいところです。

こればかりは何回も作って、技術と知識を高めていくしかないですね。

 

なにはともあれ、ひとまずは上記の作り方でサイドカーを作ってみたいと思います。

 

 

スタンダードのレシピで作ったサイドカー。美味しいけど少し物足りない?

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実際に作ってみました。

さっそく飲んでみたいと思います。

 

うーん、やっぱりこのカクテルは美味しい。

バーでの定番を自宅で楽しむことができるというのは、なかなか嬉しいものです。

 

ですが感想としては、まぁ「サイドカーだな」って感じの味ですね。

このあたりは自分のシェイクの技術不足も響いていると思います。

家飲みだと十分なクオリティだとは思いますが、バーの味とはやはり少し違うように感じますね。

もう少しレシピの工夫が必要かな、というのが素直な感想です。

 

そこで、次にスタンダードのレシピを見直して、このカクテルをツイスト(アレンジ)していきたいと思います。

自分一人ですと発想や技術に限界があるので、著名なバーテンダーのカクテルブックを参考にすることにします。

色々なレシピで作ってみて、自分に合ったものを見つけていきたいと思います。

 

 

有名バーテンダーのサイドカーレシピと味の比較

それでは、実際に著名なバーテンダーの方々のレシピでサイドカーを作ってみたいと思います。

参考にするのは、岸久氏、上田和男氏、木村義久氏の3人のレシピです。

どなたもバーの世界における重鎮とも言える存在。

スタンダードのカクテルをこだわりぬいて作っている方々です。

 

参考にしたカクテルブックも合わせて紹介したいと思います。

詳細な作り方やサイドカー以外のレシピも知りたい!という方は手にとってみてください。

 

 

ソルクバーノの生みの親、木村義久氏のレシピ

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【材料】

ブランデー 3/5

コアントロー 1/5

フレッシュレモンジュース 1/5

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてソフトシェイクする。

 

まずは、木村義久氏のレシピから紹介したいと思います。

木村氏が生み出した「ソルクバーノ」というカクテルはスタンダードとして多くの人に愛されていますね。

 

さて木村氏のサイドカーですが、ブランデーの分量が多めとなっています。

通常のサイドカーは2:1:1の比率で作られますが、木村氏のレシピは3:1:1です。

 

たったこれだけの違いですが、味の方は結構差が出てきますね。

通常のサイドカーよりブランデーの華やかさが際立っています。

味の骨格もしっかりしているので、私のようなシェイクの技術が未熟な人でもバランスが取りやすいですね。

初心者の方は、まずこのレシピを試してみるのがオススメかもしれません。

 

参考にしたカクテルブックはこちらになります。

木村氏のレシピには派手さはないですが、基本を抑えた質実剛健なものが多いですね。

オリジナルレシピも再現しやすいものが多いので、基本から一歩進んだカクテルを作りたいという方には特にオススメです。

 

 

ハードシェイクで有名な、上田和男氏のレシピ

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【材料】

ブランデー(ヘネシー V.S.) 4/6

コアントロー 1/6

フレッシュレモンジュース 1/6

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてハードシェイクする。

 

お次は上田和男氏のサイドカーです。

上田氏は、ハードシェイクと呼ばれる激しいシェイクで有名なバーテンダーですね。

 

ソフトシェイクが基本となるサイドカーですが、上田氏はなんとハードシェイクでこのカクテルを作り上げています。

使用しているブランデーはヘネシーV.S.。

味の骨格を保つ為なのでしょう。その比率も高めで、4:1:1の割合で作っているようです。

 

 

味の方は非常にドライで、爽快感があります。

ただ、私の技術ではやはり香り立ちが少し弱くなってしまいました。

このレシピで味のバランスをうまく取るには、上田氏の高い技術がないと難しいのかもしれません。

私としてはとても面白いレシピだと思うので、シェイクに自信がある方はぜひ挑戦してみてください!

 

参考にした書籍はこちら。

スタンダードのレシピをハードシェイクで作る際のコツなどが、詳しく解説されています。

私は、中でもギムレットのレシピがお気に入りですね。

ハードシェイクの良さがよく分かる、優れたレシピだと思います。

 

 

 

日本バーテンダー協会会長、岸久氏のレシピ

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【材料】

ブランデー(クルボアジェ ルージュ) 50ml 冷蔵

グランマルニエ 25ml

フレッシュレモンジュース 10ml

コアントロー リンス

 

【作り方】

コアントローをシェイカーに少量入れ、リンスする。

他材料をシェイカーに入れてインフィニティーシェイクする。

メッシュで漉しながらグラスに注ぐ。

 

最後にスタア・バーのオーナーバーテンダー、岸久氏のレシピでサイドカーを作ってみます。

 

レシピを見て分かる通り、前述の2つとは明らかに違うサイドカーです。

岸氏にとってサイドカーは、新人時代に初めて常連のお客様から合格点をもらった、思い入れのあるカクテルなのだそうです。

そのレシピにも深いこだわりがあるのでしょう。

 

味の方はとても素晴らしいですね!

甘めのリキュールであるグランマルニエを使うことで、ずいぶん親しみのある味となっています。

シェイクの際にできる氷片を取り除いているためか、味わいはクッキリハッキリとした感じに。

コアントローとの合わせ技で、香りも多層的になっていますね。

 

ブランデーは、クルボアジェルージュという銘柄が指定されています。

 

 

私は、今回初めてこのブランデーを使ってみたのですが、価格の割にかなりクオリティの高い味わいですね!

香りの伸びもよく、このサイドカーにはベストマッチ。

いままでは定番のものしか使っていなかったので、このサイドカーをキッカケにいいものを見つけちゃいました…。

 

参考にした書籍はこちらです。

このサイドカーは、インフィニティーシェイクと呼ばれる捻りを効かせた振り方で作られているのだそうです。

今回、私もやり方を見てなんとなくマネをしてみたのですが、確かにカクテルの味が変わる気がしますね。

書籍のほうで詳しい振り方が解説されていますので、再現したい方はぜひ手にとってみてください!

 

 

 

まとめ

今回、色々なサイドカーを作ってみての個人的な所感のまとめです。

 

・サイドカーはシェイキングが命。ブランデーの香りが飛ばないようにソフトシェイクを心がける。

・ハードシェイクで作るには、分量の調整とシェイクの技術が必要。

・レモンはフレッシュのものを優しく絞る。強く絞って渋みが出てしまうと、サイドカーの上品なイメージが霞んでしまう。

・シェイクの際にできる氷片は、無いほうが美味しく感じた。グラスに注ぐ際にメッシュなどを使って取り除く。

・ブランデーは定番のレミーマルタンV.S.O.PやヘネシーV.S.もいいが、個人的にはクルボアジェルージュがサイドカーに合うと感じた。

 

今回、色々なレシピのサイドカーを飲み比べることで、少しは得るものがあったように思います。

バーで飲むサイドカーの味を安定して作り出すのはまだまだ難しそうですが、少なくとも以前よりは美味しく作れるようになりましたね。

 

またサイドカーが飲みたくなったら、色々工夫をしながら作ってみたいと思います。

いつかは飲んだ人が太鼓判を押してくれるような、そんな素晴らしい味のサイドカーが作れるようになりたいものです。 

 

ちなみにサイドカーに使うコアントローは、さまざまな飲み方を楽しむことができるリキュールです。

別記事でカクテルレシピを詳しく解説しているので、ご覧になってみてください!

少し珍しいロングカクテルのレシピも多数紹介しています。

 

www.green-alaska.com

 

「コアントロー」のカクテルレシピ13種【ロングカクテルでも美味しく飲めます】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、コアントローを使ったカクテルレシピを紹介していきたいと思います。

 

 

コアントローは、ホワイトキュラソーの定番銘柄。

「バーには必ずあるべきリキュール」とも言われます。

 

少し珍しい、ロングカクテルのレシピも載せてみました。

スタンダードのカクテルしか飲んだことがないという方、必見です。

 

 

 

コアントローはどのような味がするのか?

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コアントローは、ほんのりとした甘みと香り高いオレンジの風味が特徴です。

 

原料は、さまざまな品種のオレンジの果皮。

スッキリとしていながらも、華やかで多層的な風味となっています。

 

そこまで甘さがないので、ウォッカのような蒸留酒に近いお酒かもしれませんね。

 

POINT

コアントローをカクテルに使うと、風味の異なる材料同士を合わせる、「つなぎ」のような役割にもなってくれます。

 

なんとなく味がまとまらないな…なんて思った時にコアントローを少し加えると、上手くいくかもしれません。

 

 

コアントローを使ったカクテルのレシピ

定番から、日本ではあまり知られていないレシピまで、幅広く紹介します。

 

サイドカー

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【材料】

ブランデー 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れ、優しくシェイクする。

 

コアントローを使ったカクテルの代表格であり、バーでの定番レシピ。

ブランデーの深みのある味にフレッシュ感が加わった、絶妙なバランスのカクテルです。

 

ちなみに、サイドカーはシェイクの技術で味が大きく変わるカクテル。

おいしく作るには、ちょっと慣れが必要です。

 

サイドカーの作り方の考察記事はこちら↓

www.green-alaska.com

 

ベースにおすすめのブランデーについてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

ホワイトレディ

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【材料】

ジン 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクする。

 

シャープな風味と柑橘の香りが心地よいカクテルです。

 

シンプルですが、それ故にこだわり甲斐のあるカクテルでもあります。

バーで楽しむのも自宅で作るのも、どちらもオススメですね。

 

POINT

このようなスピリッツ+コアントロー+レモンジュースの組み合わせは、ショートカクテルの定番となっていますね。

 

ベースをウォッカに変えると「バラライカ」、ラムに変えると「XYZ」というカクテルになります。

コアントローとレモンジュースさえ用意していれば、色々な味を楽しめるというわけですね。

 

マルガリータ

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【材料】

テキーラ 30ml

コアントロー 15ml

ライムジュース 15ml

塩 (スノースタイル)

 

【作り方】

カクテルグラスを塩でスノースタイルにする。材料をシェイカーに入れシェイクする。

 

テキーラと相性のいい素材同士を組み合わせたカクテル。

 

テキーラの風味が上品に昇華した、魅惑的な風味のレシピ。

塩のアクセントも心地よい感じです。 

 

テキーラカクテルの代表格なので、ぜひ味わってみてください。

 

コスモポリタン

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【材料】

ウォッカ 30ml

コアントロー 10ml

クランベリージュース 10ml

ライムジュース 10ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクする。

 

アメリカのドラマ「セックスオンザシティ」に登場したことで、人気となったカクテルです。

 

華やかな風味と甘さで、特に女性に人気。

 

スイスイと飲んでしまいそうになりますが、意外とアルコール度数は高いので注意です!

 

サイレントサード

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【材料】

スコッチウイスキー 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクする。

 

サイドカーのベースを、スコッチウイスキーに変えたカクテル。

あまり有名なカクテルではないですが、私が大好きなレシピなので紹介してみました。

 

スコッチの風味に柑橘の味わいが加わることで、若々しいイメージの味となります。

ほんのりスモーキーな味わいのあとに、甘く香るオレンジに心が癒されますね。

 

コアントロートニック

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【材料】

コアントロー 1/4

トニックウォーター 3/4

 

【作り方】

グラスに氷を詰めてコアントローを注ぎステアする。トニックウォーターを静かに注ぎ、軽く再ステアする。

 

お手軽にコアントローを楽しみたい方に、ピッタリの飲み方。

柑橘の風味を、そのままストレートに味わうことができます。

 

シンプルなカクテルと侮るなかれ。

生のオレンジにそのままかぶりついたようなフレッシュさがありますよ。

 

このレシピにおすすめのトニックウォーターは、ウィルキンソン。

こちらで紹介しています↓

www.green-alaska.com

 

コアントローミュール

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【材料】

コアントロー 50ml

フレッシュライムジュース 10ml

ジンジャービア (またはジンジャーエール) 100ml

ライム くし切り1/4

 

【作り方】

グラスに氷を詰めて材料を注ぎステアする。くし切りのライムを飾る。

 

スタンダードカクテル、「モスコミュール」のアレンジカクテル。

コアントローを使うことで、爽やかな風味あふれるカクテルとなりました。

 

飲み口は意外にも軽やか。

ジンジャーの刺激とオレンジの香りで、なんともいえない心地良さがあります。

 

コアントローフィズ

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【材料】

コアントロー 50ml

フレッシュライムジュース 20ml

炭酸水 100ml

ライム くし切り1/4

 

【作り方】 

グラスに氷を詰めてコアントロー、ライムジュースを注ぎ、炭酸水で満たす。くし切りのライムを飾る。

 

コアントローにフレッシュのライムをたっぷりと加えたカクテルです。

ライムのみずみずしい香りと酸味で、爽快感にあふれる仕上がりとなっています。

 

突き抜けるような風味は、その日の一杯目にはピッタリです。

 

コアントローフィズ ストロベリー&ミント

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【材料】

コアントロー 50ml

フレッシュライムジュース 15ml

イチゴ 5個

ミントの葉 3枚

炭酸水 50ml

 

【作り方】

ボストンシェイカーにイチゴとミントを入れて潰し、コアントロー、ライムジュースを加える。

氷を詰めてシェイクする。

氷を入れたグラスに漉しながら注ぎ、炭酸水で満たす。

お好みでミントの葉を飾る。

 

フレッシュの素材をふんだんに使った、とても贅沢なカクテルです。

 

さまざまな風味が入り混じっていますが、ピシッと芯の通った味わいとなっています。

この一体感は間違いなくコアントローのおかげでしょう。

 

イチゴのカクテルレシピまとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

ファンタスティックレマン

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【材料】

日本酒 50ml

コアントロー 30ml

キルシュワッサー 10ml

レモンジュース 10ml

トニックウォーター Full up

ブルーキュラソー 1tsp

 

【作り方】

日本酒、ホワイトキュラソー、キルシュワッサー、レモンジュースをシェイカーに入れシェイクする。

氷を詰めたグラスに注ぎ、トニックウォーターで満たす。

最後にブルーキュラソーを沈める。

 

少し珍しい日本酒を使ったカクテルです。

考案者は、バー「TENDER」の上田和男氏。

 

モチーフは、スイスにあるレマン湖。

さまざまなフルーツの調和がすばらしい、均整の取れた味わいのカクテルです。

 

日本酒を使ったカクテルについてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

タンピコ

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【材料】

カンパリ 40ml

コアントロー 30ml

フレッシュレモンジュース 20ml

トニックウォーター Full up

 

【作り方】

グラスに氷を詰めて材料を注ぎステアする。

 

カンパリとオレンジ、相性抜群の組み合わせです。

 

夏の太陽を彷彿させるような陽気な味わい。

スプモーニに少し似た味ですが、それよりずっと飲みごたえがあるカクテルとなっていますね。

 

カンパリカクテルのレシピまとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

コアントローコールドブリュー

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【材料】

コアントロー 40ml

水出しコーヒー 80ml

ココナッツミルク 20ml

オレンジの皮 (お好みで)

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクし、氷を入れたグラスに注ぐ。お好みでオレンジの皮を飾る。

 

このカクテルに使うのは、水出しのコーヒー。

オシャレな言い方でいうと「コールドブリュー」ってやつですね。

 

上質なフレーバーコーヒーのような、調和感のある味わい。

余韻に香る、オレンジの風味がなんとも心地よいですね。

 

水出しコーヒーを自宅で淹れてみたい!という方にはこちら↓

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かすみ草

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【材料】

コアントロー 30ml

カカオホワイト  30ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクし、クラッシュドアイスを入れたグラスに注ぐ。

 

コアントローとカカオリキュール。

ちょっと、珍しい組み合わせです。

 

ざっくり言うと、酸味の効いたレモンチョコレートのような味ですね。

クラッシュドアイスを使っているので、キリッと冷えていて心地よい仕上がりです。

 

 

コアントローのバリエーション

コアントローには基本の銘柄以外にも、バリエーションが存在します。

それぞれの味の違いを解説したいと思います。

 

コアントロー

 

基本となるスタンダードな銘柄です。

今回紹介したカクテルのレシピは、全てこちらのボトルを使って作っています。

 

世界中でホワイトキュラソーのベンチマークとして使用されている、クオリティの高い味わい。

 

他のホワイトキュラソーよりも、香りの伸びがいいんですよね。

そこが人気の理由だと、私は思います。

 

コアントローノアール

 

コアントローにブランデーの「レミーマルタン」をミックス。

クルミとアーモンドを漬け込んで作られた銘柄です。

 

通常のコアントローと比べると、風味は複雑で円熟感があります。

 

甘口なので、グランマニエなどのオレンジキュラソーに近い味わいですね。

これは、サイドカーのアレンジに使ったりすると面白いかもしれませんね。

 

 

コアントローでカクテルレシピの幅を広げよう

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スタンダードのレシピを作っていくなら、必須となる一本。

なので、個人的には優先してそろえるのをおすすめします。

 

手にしたら、一気にレシピの幅が広がります。

まずは、最初はホワイトレディやサイドカーから、色々と作ってみてください。

 

 

【関連記事】

・カクテル作りに使いたいおすすめの道具

www.green-alaska.com

 

・フルーツ系リキュールのまとめ

www.green-alaska.com

 

・カクテル作りに役立つ本のまとめ 

www.green-alaska.com

 

アイラの恵みを受けたクラフトジン「ザ・ボタニスト」の魅力と美味しい飲み方を紹介

ザ・ボタニストとは? 

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ザ・ボタニストはアイラ島で製造されるクラフトジンです。

アイラ島といえばウイスキーの一大生産地。

ボウモアやラフロイグといった銘柄で有名ですね。

 

ボタニストは、そんなウイスキーのメッカとも言えるアイラ島で唯一製造されているジンです。

はたして、このジンにはどのような魅力があるのか?

今回はボタニストの特徴と、オススメの飲み方について解説していきたいと思います。

 

 

ザ・ボタニストの特徴

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ボタニストで、まず目を惹くのはこのエンボス加工が施されたデザイン。

実はこれ、ボタニストの製造に使われているボタニカルをラテン語で表したものなんです。

 

そこに書かれているボタニカルの数は22種類。

これらはすべて、アイラ島で採取されるものとなっています。

それらにジンの伝統的な9つのボタニカルを加えることで、ボタニストの味わいが作り出されています。

 

【ザ・ボタニストの製造に使われるボタニカル】

 ・アイラ島で採取した22のボタニカル

ヨモギ、ヨーロッパダケカンバ、ヒース、カモミール、ヨーロッパアザミ、サンザシ、シモツケソウ、河原松葉、アイラ島産 野生のジュニパー、レモンバーム、ウォーターミント、スペアミント、アップルミント、ヤチヤナギ、藪人参、ニワトコ、ヨモギギク、ウッドセージ、野生のタイム、アカツメクサ、シロツメクサ、ハリエニシダ 

 

・伝統的な9つのボタニカル

アンジェリカの根、カシア、シナモン、コリアンダーシード、ジュニパーベリー、レモンピール、リコリスの根、オレンジピール、ニオイイリスの根 

 

このように、多種多様のハーブやスパイスが使用されています。

中にはヒースなど、アイラ島を象徴する植物も含まれていますね。

 

これらの素材を使って作られるボタニストは、まさにアイラ島の自然の恵みを存分に受けた、プレミアムなジンとなっています。

 

 

ザ・ボタニストはどんな味がするのか?

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ではボタニストは実際にどのような味となっているのか?

まずはストレートで飲んでみて、味を確かめてみることにします。

 

まず驚いたのは、飲んだ際の口当たり。

とても滑らかで、スゥッと口の中に浸透していくような心地よさがあります。

ヘンドリクスジンに近い感じですが、それよりもさらにスムースで自然な印象です。

 

味わいはサラッとした甘さと澄んだ風味が特徴的。

苦味はほとんど感じませんね。スパイシーさといった要素も薄め。

非常に上品で繊細なイメージの味です。

 

そしてやはり香りが素晴らしいですね。豊かで複雑な風味を感じます。

数多くの材料を使ってるにもかかわらず、ゴチャゴチャした感じは全くなく、全体的に調和感のある香りとなっています。

 

アタックからフィニッシュまで、ハーバルな香りに満たされる体験は、他のジンではなかなか味わえません。

ザ・ボタニスト(植物学者)の名に恥じない、完成された味わいです。

 

 

ザ・ボタニストの美味しい飲み方、カクテルレシピ

それではボタニストの特徴が分かったところで、このジンの楽しみ方を紹介したいと思います。

ボタニストは比較的癖のない味わいなので、スタンダードカクテルから創作カクテルまで、幅広く使うことができます。

 

スタンダードのカクテルに使えばクラフトジンらしい個性的な味に。

創作カクテルですと、フレッシュハーブとの組み合わせが良いですね

数多くのハーブの香りを持つボタニストは、ハーブとの相性が抜群です。

 

それでは、実際にレシピとともに紹介していきたいと思います!

 

ロック

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まずお試しいただきたいのはロックでの楽しみ方。

ジンをロックで飲むというのは、ほとんどの人にとって抵抗感があるかもしれません。

実際、スタンダードなジンでやってもあまり美味しく感じない飲み方です。

 

ですが、ボタニストは柔らかな口当たりと華やかな香りを持っているので、ロックでもスイスイと飲めてしまいます。

このような飲み方でも楽しめるのは、クラフトジンの特権ですね。

 

口当たりはなめらか。香りは鮮烈。

ボタニストの最大の特徴である香りを存分に楽しむ事ができる飲み方です。

ウイスキーを飲むように、チェイサーとともにじっくり楽しんでみてください。

 

ジントニック

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【材料】

ザ・ボタニスト 45ml

トニックウォーター Full up

フレッシュライム 1/4個

 

【作り方】

グラスに氷を詰めてボタニストを注ぎ、ライムを搾って果肉を落とす。

よくステアし、トニックウォーターを静かに注ぐ。最後に軽くステアする。

 

ボタニストで作ったジントニックを一言で例えるなら、「癒しのジントニック」

その柔らかな口当たりとハーバルな香りは、思わずため息が漏れてしまうほど魅惑的です。

この、炭酸で弾けた香りが胸いっぱいに広がる体験はたまらないですね。

 

ジュニパーがガッツリと効いた男らしいジントニックも美味しいですが、私はやはりこっち系の繊細な味が好きですね。

間違いなく、今まで飲んだジントニックの中で上位に入る味わいです。

ヘンドリクス、タンカレー、ボンベイサファイアなどで作るジントニックが好きな方には自信を持ってオススメします!

 

合わせるトニックウォーターはフィーバーツリー、またはQトニックウォーターがオススメです。

プレミアムなジンには、やはりプレミアムなトニックが良く合います。

 

www.green-alaska.com

 

バジルギムレット

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【材料】

ザ・ボタニスト 40ml

フレッシュライムジュース 15ml

シュガーシロップ 10ml

バジルの葉 5枚程度

 

【作り方】

バジル、ライムジュース、シロップをシェイカーに入れ、潰しながら混ぜる。

シェイカーにボタニストと氷を入れシェイクする。

バーズネストなどで漉しながら、カクテルグラスに注ぐ。

お好みでバジルの葉を飾る。

 

ボタニストとバジルのペアリングカクテルです。

ボタニストで作るスタンダードのギムレットも美味しかったのですが、こちらの方が面白い味になっていたので、レシピを紹介したいと思います。

 

スタンダードレシピのギムレットはシャープでドライな味が特徴的。

一方こちらはスイートバジルの甘い香りとボタニストの口当たりの良さで、柔らかなニュアンスとなっています。

 

このカクテルを他のジンで作ったこともあるのですが、ボタニストを使った方が調和感が出ますね。

これは、ハーバルな風味を持つボタニストだから出せる味わいなのだと私は思います。

 

ハーバルソルティドッグ

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【材料】

ザ・ボタニスト 30ml

グレープフルーツジュース 90ml

岩塩 ひとつまみ

フレッシュタイム 1本

フレッシュローズマリー 1/2本

フレッシュミントの葉 10枚程度

 

【作り方】

材料をボストンシェーカーに入れてスローイングをする。

材料が冷えたところで、バーズネストなどを使い、漉しながら氷を入れたグラスに注ぐ。

お好みで軽く火で炙ったローズマリーを飾る。

 

ジンを使ったクラシックなソルティドッグのアレンジレシピです。

私も最近知ったばかりのレシピなんですが、かなりオススメです。このカクテル。

 

さまざまなフレッシュハーブを使うことで、ボタニストの持つ香りを膨らませるようなイメージ。

スローイングの技法を使うことでアルコールの当たりが優しくなり、柔らかな印象の味となりました。

 

スローイングのやり方については別記事を参照してみてください。

カクテルに空気を含ませることで、口当たりをまろやかにし、香りを変化させる技法です。

 

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大葉のジンモヒート

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【材料】

ザ・ボタニスト 40ml

ミントリキュール 10ml

大葉 約3枚

炭酸水 50ml

 

【作り方】

大葉、ミントリキュール、少量の炭酸水をグラスに入れ、潰して混ぜる。

クラッシュドアイスを詰めてボタニストを注ぎ、よくステアする。

炭酸水を注ぎ、お好みで大葉の葉を飾る。 

 

ボタニストのボタニカルにも使われているミントと、日本固有のハーブである大葉のペアリングです。

 

このカクテルは、ボタニストが持つ清涼感を際立たせたような仕上がりとなっていますね。

優しい甘さと、爽やかな香りでなんとも涼しげな気分にさせてくれます。

 

主張の強い味を持つミントリキュールを使っていますが、ボタニストの風味もしっかりと感じることができますね。

このジンは繊細でありながら、意外と伸びのいい性質を持っているのかもしれません。

  

ちなみにこちらのカクテルは、ボタニストの公式ページに記載されていたカクテルを参考に作ったものです。

こちらのページには、他にも数多くの創作レシピが紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください!

 

www.thebotanist.jp

 

 

さいごに

繊細で華やかな風味を持つザ・ボタニスト。

癒しを求めるときや、特別な気分のときに楽しむにはうってつけのジンですね。

香り高く、軽めの味わいのジンが好きだという方はぜひ手にとってみてください!

 

お求めやすいミニボトルでの販売もされていますので、味を確かめたい方はまずこちらから。

私も今回はミニボトルを買いました。

が、おそらく近々700mlのボトルを買うことになると思います(笑)

 

 

このジンが気に入った方には、クラフトジンのまとめ記事をオススメしています。

味の傾向についてそれぞれ詳しく書いてみましたので、この中からお気に入りの一本を見つけてみてください!

 

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ジンベースのカクテルのレシピについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、参考にして作ってみてはいかがでしょうか?

 

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ザ・ボタニストと同じ地で作られるウイスキーについてはこちらの記事を。

その個性的な味わいには、多くの熱狂的なファンがいます。

 

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ハーブリキュールのオススメ銘柄まとめ【家飲み、カクテルに!】

ハーブリキュール、薬草・香草系リキュールとは?

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ハーブ系リキュールは、原材料に色々なハーブやスパイスを使用して作られるリキュールです。

銘柄によって使う材料や味もさまざま。

独特な風味のものも多いのですが、一度クセになったら抜け出せない魔力があります。

 

日本ではまだまだ愛飲する人が少ない印象ですが、好きな人は強烈に惹かれる傾向がありますね。
常連のお客さん1人のためにマイナーなハーブリキュールを揃えている、というバーも見たことがあります。

 

今回はそんなハーブリキュールのオススメ銘柄と楽しみ方について解説していきたいと思います。

バーで飲むのも自宅で飲むのも、どちらもおすすめです。

気になったものからトライしてみてください!

  

カンパリ

 

日本で有名なハーブリキュールといえばこれですね。

鮮やかな赤色が特徴のリキュール、カンパリです。

居酒屋から本格的なバーまで、さまざまな場所で愛されている、まさにハーブリキュールの代表格だと言えます。

 

ハーブ由来の独特の苦味を持っているため、苦手な方も多いのですが、慣れてくるとこの苦味がクセになってきます。

まずはカンパリオレンジやカンパリウーロンから。

じっくりとこのリキュールの香りと苦味を味わってみてください。

 

カンパリで作るカクテルの中でおすすめなのは「カンパリソーダ」

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【材料】

カンパリ 1/2

炭酸水 1/2

(お好みで)フレッシュオレンジジュース 10ml

 

【作り方】

グラスに氷を詰めて、材料を注ぎ軽くステアする。

 

シンプルにソーダだけで割ってもいいのですが、味を高めたい方はフレッシュオレンジジュースを加えてみてください。

 

カンパリについての詳しい解説や、その他のカクテルレシピは別記事にまとめてあります。

 

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アペロール

 

カンパリによく似たリキュール。

生産国はイタリア、鮮やかなレッド、オレンジの風味などさまざまな共通点があります。

 

カンパリとの違いはその味にあります。

こちらは苦味は少し控えめ、そしてオレンジの風味がさらに際立っています。

 

ザックリ言うと「飲みやすいカンパリ」と言ったところ。

その特徴からイタリアでは、若い方を中心に人気となっているそうです。

 

アペロールで作るカクテルの中でおすすめなのは「アペロールスプリッツ」

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【材料】

アペロール 20ml

白ワイン 30ml

炭酸水 30ml

オレンジスライス 1枚

 

【作り方】

グラスに氷を詰め、材料を注ぎ軽くステアする。お好みでオレンジスライスを飾る。

 

イタリアのアペリティーボ(食前酒)の定番となっている飲み方です。

イタリアに倣って仲間ととも気軽にワイワイと楽しむのがおすすめです。

 

こちらも詳しい解説や、その他のカクテルレシピについては別記事にまとめてあります。

 

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スーズ

 

鮮やかなイエローが特徴のリキュール。

その見た目から「黄色いカンパリ」と呼ばれることもあるそうです。

 

主な原材料はゲンチアナという植物の根。

味にはほろ苦さがあり、バニラやオレンジ、漢方薬のような香りを感じます。

甘めでかなり飲みやすい味なので、ハーブリキュールの入門用としてもおすすめですね。

 

さまざまな材料との組み合わせを楽しむことができますが、中でも柚子との相性が抜群です。

 

スーズで作るカクテルの中でおすすめなのは「柚子庵」

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http://www.quon.info/cocktail/yuzuan/より引用

 

【材料】

スーズ 50ml

フレッシュ柚子ジュース 10ml

シャンパン 適量

抹茶砂糖

 

【作り方】

フルート型のシャンパングラスを抹茶砂糖でスノースタイルにする。スーズと柚子ジュースをシェイクしてグラスに注ぎ、シャンパンで満たす。

 

スーズと柚子の相性の良さを実感できるレシピです。

お互いの味を引き立て合う、完成度の高い仕上がりは必見。

作るのが大変だという方は、市販の柚子ドリンク割りやシャンパン割りから試してみてください。

 

スーズで作るその他のカクテルを知りたい方は別記事にて。

お手軽に作れるカクテルも多数紹介しています。

 

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シャルトリューズ

 

フランスで作られる薬草リキュール。

130種類もの材料を使って作られる、複雑な味を持つリキュールです。

 

リキュールの女王とも称され、そのレシピは門外不出。

材料の細かい配合は3人の修道士だけに受け継がれるという、徹底した秘密主義っぷり。

なんとも怪しげでミステリアスなお酒ですね。

だがそこに惹かれます。

 

シャルトリューズには大きく分けて2種類のラインナップがあります。

香草の風味溢れる味わいのヴェールと、蜂蜜を加えて飲みやすい味に仕上げたジョーヌ。

まずは甘く飲みやすい味のジョーヌからお試しください。

 

シャルトリューズで作るカクテルの中でおすすめなのは「アラスカ」

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【材料】

シャルトリューズ ジョーヌ 15ml

ジン 45ml

 

【作り方】

材料をシェイクして、カクテルグラスに注ぐ。

 

シャルトリューズの味がシャープになり、清涼感溢れる味わいとなったカクテル。

同じレシピで、シャルトリューズヴェールを使って作ると「グリーンアラスカ」というカクテルになります。

 

その他のカクテルレシピと、詳しい解説は別記事を参照してみてください!

 

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イエーガーマイスター

 

「ドイツの養命酒」とも呼ばれている薬草リキュールです。

今まで紹介したリキュールと比べると、かなり薬感のある味を持っています。

実際に本国ドイツでは、薬酒として嗜んでいる方もいるそうです。

 

イエーガーマイスターは苦味と甘味が際立った重厚な味わい持っています。

身近なものに例えるなら、うがい薬のような風味。

お酒のレビューとしてこれはどうかと思いますが、まぁなんだか体に良さそうな味がします(笑)

 

近年ではクラブシーンで、ダンスミュージックのお供として飲まれることも多いですね。

いわゆるパリピ酒ってやつです。

刺激的なイエーガーの味わいで心も体も沸き立ちそうですね!

 

イエーガーマイスターで作るカクテルの中でおすすめなのは「イエーガーボム」

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【材料】

レッドブル 250ml

イエーガーマイスター 30〜45ml

 

【作り方】

タンブラーなどにレッドブルを注ぎ、イエーガーマイスターを入れたショットグラスを沈める。

 

イエーガーマイスターにエナジードリンクを合わせた、なんとも刺激的なカクテルです。

ここまでくると、一種の度胸試しや気つけ薬のようなものですね(笑)

ネタっぽいカクテルですが、味はかなりイケますよ!

 

ガリアーノ

 

思わず目を惹く、背丈の高いボトルが目印のリキュール、ガリアーノ。

バーテンダーの方々から「収納に困る」と大評判のボトルですね。

 

味の方は澄んだ甘さを持っており、香りはアニスの風味がよく感じられます。

太陽をイメージさせるような陽気な味、というイメージを私は持っていますね。

生産国はイタリアなのですが、そのイメージにはぴったりのリキュールです。

 

ガリアーノで作るカクテルの中でおすすめなのは「ゴールデンドリーム」

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【材料】

ガリアーノ 15ml

ホワイトキュラソー 15ml

オレンジジュース 15ml

生クリーム 15ml

 

【作り方】

材料をシェイクして、カクテルグラスに注ぐ。

 

ガリアーノのやや癖のある味も、生クリームと合わせることで飲みやすい味に。

オレンジ系の材料との相性もいいので、調和感の取れた滑らかな仕上がりとなります。

 

別記事でガリアーノを使った色々なカクテルレシピを紹介してますので、気になる方はチェックしてみてください。

 

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ウーゾ

 

ギリシャ原産のハーブリキュールです。

ぶどうやレーズンを蒸留した原酒に、アニスの風味を付けて作られます。

カクテル好きの方でもなかなか目にしないお酒、いわゆるマイナーなお酒なんですが、このウーゾは面白い特徴を持っています。

 

まずウーゾを水で割ると透明な液色が、白く濁ったような色へと変化します。

これは同じハーブリキュールであるリカールなどでも見られる変化ですね。

そして面白いのがもう1つ。ウーゾを冷凍させると…その液体の中にダイヤモンドダストのような細かい氷片が舞い上がります。

 

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どちらもウーゾに含まれる天然成分が作用して起こる変化なのだそうです。

初めてバーで見せていただいたときには驚きましたね。

 

ウーゾの飲み方の中でおすすめなのは「冷凍してストレート」

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ウーゾは見た目だけはなく味も素晴らしいリキュールです。

その味にはやはり少し癖がありますが、キンキンに冷やすことでかなり飲みやすくなります。

アブサンやペルノーに近い味ですが、それよりも親しみやすく、フルーティな感じですね。

 

オパールネラ

 

オパールネラはサンブーカという種類のお酒の一種です。

エルダーフラワーやリコリス、アニスなどを原料に作られ、エルダーベリーの色素によって黒色に着色されています。

黒色というのはリキュールの色としてはとても珍しく、その色を生かしたさまざまなカクテルのレシピが存在しています。

 

味のほうはアニスのフレーバーが際立っていますね。

ですが、同じアニスの風味を持つガリアーノと比べると深いコクがあり、少々重めの口当たりとなっています。

 

オパールネラで作るカクテルの中でおすすめなのは「ブラックマンデー」

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【材料】

ダークラム 30ml

オパールネラ 15ml

チェリーブランデー 5ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

 材料をシェイクして、カクテルグラスに注ぐ。

 

オパールネラの複雑な風味にラムのふくよかさが加わったカクテルです。

余韻はレモンの風味でスッキリ。

とてもバランスのいい味のカクテルですね。

 

アブサン

 

ハーブリキュールを語る上でこのアブサンは外せません。

主な原料はニガヨモギ。

強烈なハーブの香りと苦味、高い度数でかなり人を選ぶ味となっています。

 

しかし個性的であるがゆえに、一度受け入れてしまうと離れがたい危うい魅力があります。

画家であるヴィンセント・ヴァン・ゴッホも、その魅力に取り憑かれた1人であることがよく知られていますね。

 

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アブサンを飲んだゴッホが見たとされる緑色の亡霊。アブサン - Wikipediaより引用

 

アブサンは19世紀末にパリで大流行したのですが、その成分が幻覚、興奮作用を引き起こす上に、強い中毒性があるとして飲酒が禁止されました。

その後、成分の調整などによって今は合法的に飲むことができるようになっています。

 

アブサンは健康への影響はないものとして認められているのですが、そんな事情があると飲むのに少し背徳感を感じちゃいますね。

 

アブサンの飲み方でおすすめなのは「アブサンカクテル」

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【材料】

アブサン 30mlほど

角砂糖 1個

水 適量

 

【作り方】

1. グラスに氷を入れ(お好みで)角砂糖を乗せたアブサンスプーンを置く。

2. 角砂糖に垂らすようにアブサンを注ぎ、火を付ける。

3. しばらくおいた後、水を垂らして火を消す。

4.グラス内のアブサンとスプーンに残った砂糖を混ぜる。

 

アブサンの代表的な飲み方がこちら。

青い炎が幻想的な、なんともムーディーなカクテルです。

鮮烈なアブサンの味も、加水することでずいぶん飲みやすくなります。

口当たりは非常にオイリー。口に含むと複雑なハーブの香りで満たされます。

 

今回は手持ちの道具を使いましたが、本来はアブサンスプーンという道具を使って作られます。

より雰囲気を出したいならば専用の道具を使いたいところですね。

 

 

ウンダーベルグ 

 

ウンダーベルグはドイツの薬草酒。

世界各国から集めた、40種類以上ものハーブを使って作られるリキュールです。

かわいらしい20mlのビンがなんともチャーミングですね。

 

お味の方はイエーガーマイスターに似ていますが、甘さは控えめで苦味が効いています。

まさに胃薬、といった感じで健康になりそうな味ですね(笑)

余韻にはミントのような清涼感のある風味が漂います。

この清々しい香りは、クセになりそうですね。夏に恋しくなる風味だと思います。

 

こちらもなかなか独特な味のリキュールですが、ドイツでは一日に100万本も売れる国民酒なんだとか。

胃腸の調子が悪いときや、二日酔い予防に飲まれているそうです。

このリキュール、度数が44%なんですが…さすがお酒に強いヨーロッパ圏といった感じですね(笑)

 

ウンダーベルグで作るカクテルの中でおすすめなのは「アイアンマン」

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【材料】

ウンダーベルグ 20ml

ジン 30ml

アンゴスチュラビターズ 2ml

炭酸水 Full up

 

【作り方】

グラスに氷を詰めて材料を注ぎ、軽くステアする。

 

ウンダーベルグの爽やかな香りを堪能できるカクテル。

これは美味しいですね!独特の苦味も適度な感じになってゴクゴク飲めてしまいます。

すっきり爽やかな味わいは、バーでの〆の一杯にもよさそうです。

 

 

多種多様の味を持つハーブリキュール。お気に入りの一本を見つけよう

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一度ハマると抗いがたい中毒性があるハーブリキュール。

さまざまな種類のボトルがあるので、自分に合った一本を見つけてみてはいかがでしょうか?

 

いきなりボトルを一本買って口に合わなかったら大変ですから、最初はバーなどで試し飲みをすることをおすすめします。

気に入ったものがあったら、バーテンダーさんにぜひそれを伝えてみてください。

きっと「それならこの銘柄も…」と次なるおすすめの銘柄を紹介してくれるはずですよ!

 

「カクテルの作り方を詳しく知りたい!」

「いろいろなレシピを知りたい!」

という方はカクテルブックを一冊持っておくのがおすすめですよ。

 

私が活用しているカクテルブック一覧はこちら。

初心者~上級者向けまでいろいろ使っています!

 

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【簡単】カンパリのカクテルレシピ18種【おいしく作るコツあり】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、「カンパリ」を使ったカクテルレシピを紹介します。

 

 

お手軽レシピから本格レシピまで、いろいろ作ってみました。

やはり、カンパリは美味しいですね。

 

飲んでみて「これはおすすめできるな…」と思ったものを、シェアしたいと思います。

 

フレッシュフルーツを使ったカクテルのレシピまとめ【自宅で簡単】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、生のフルーツを使ったカクテルのレシピを紹介していきます。

 

 

素材そのものがとってもおいしいので、カクテルの味も格別。

 

旬の時期なども、合わせて解説します。

季節ごとにいろいろなレシピを楽しみましょう。

 

 

フレッシュフルーツを使ったカクテルのレシピ

今が旬のものから、または簡単に作れそうだと思うものから、選んでみてください。

 

イチゴのカクテル

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旬の時期:3月〜4月

店頭に並ぶ時期:12月〜5月

合わせるお酒:ジン、ラム、ウイスキーなど

 

イチゴを贅沢に使って作られるカクテルは、どれも絶品です。

 

ジン、ウォッカから、バーボンなどのブラウンスピリッツまで、様々な組み合わせを楽しむことができます。

 

私のお気に入りは、ジンを使ったストロベリーマティーニと、バーボンと合わせたいちごのオールドファッションド。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓ 

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話題のいちごウイスキーの作り方はこちらから↓ 

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さくらんぼ、アメリカンチェリーのカクテル

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旬の時期:6月

店頭に並ぶ時期:5月〜7月

合わせるお酒:ジン、ラム、ブランデーなど

 

さくらんぼを使うと、優しい甘さと酸味のカクテル。

アメリカンチェリーを使うと、濃厚な飲みごたえのあるカクテルが完成します。

 

6月頃にどちらも手に入りやすいので、作るならその時期ですね。

 

私のおすすめのカクテルはさくらんぼのマティーニと、アメリカンチェリーのフローズンダイキリ

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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ブルーベリーのカクテル

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旬の時期:6月〜9月(国産)

店頭に並ぶ時期:いつでも

合わせるお酒:ジン、シャンパンなど

 

ブルーベリーのカクテルは、豊かな果実味がたまらない。

 

国産のものは、初夏~が旬。

それ以外の時期は、輸入もので楽しむことができます。

 

おすすめカクテルは、ブルーベリーマティーニブルーベリーのフローズンカクテルです。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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ぶどうのカクテル

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旬の時期:7月〜10月

店頭に並ぶ時期:いつでも

合わせるお酒:ウォッカ、ブランデー、ワインなど

 

ぶどうのカクテルはみずみずしく、濃厚な甘みを楽しめます。

 

ぶどう原料のお酒であるブランデーやワインとの相性は、もちろん抜群。

一体感のある味となりますね。

 

私のオススメはマスカットのウォッカマティーニと、赤ぶどうのサイドカー。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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桃のカクテル

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旬の時期:6月~9月

店頭に並ぶ時期:6月~9月

合わせるお酒:ジン、シャンパン、ウイスキーなど

 

桃のカクテルは、どれも上品な味わい。

果実自体がとっても美味しいので、カクテルの味も素晴らしいものとなります。

 

紹介するものの中で特にオススメのカクテルは、白桃のベリーニハニーミントジュレップです。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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スイカのカクテル

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旬の時期:7月~8月

店頭に並ぶ時期:6月~9月

合わせるお酒:ウォッカ、ラム、テキーラなど

 

日本の夏の代表的味覚である、スイカのカクテル。

甘く優しい味わいと、清々しい香りを楽しめます。

 

ホワイトスピリッツなら意外となんにでも合いますし、リキュールと合わせても面白いです。

 

おすすめのカクテルはスイカのモヒートと、ウォーターメロンマルガリータ。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓ 

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梨のカクテル

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旬の時期:8月〜9月

店頭に並ぶ時期:7月〜9月

合わせるお酒:ジン、ラム、シャンパンなど

 

秋の代表的な果物である梨。

人気の果物なので、好きな方も多いですよね。

 

洋酒と合わせるのは難しい。なんて言われていますが、実際にカクテルにしてみると素晴らしい味わいのものばかり。

 

特にオススメなのが、梨のギムレット梨のフローズンカクテルです。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓ 

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柚子のカクテル

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旬の時期:10月〜12月

店頭に並ぶ時期:10月〜1月

合わせるお酒:ジン、ラム、リキュールなど

 

柚子の独特のフレーバーは、カクテルに個性を与えてくれます。

 

近年ではフレンチのトップシェフが創作料理に取り入れたことで、海外でも注目されている素材。

レモンやライム感覚で使ってみるとカクテルに面白い効果が現れます。

 

紹介する中でのオススメは、柚子庵というカクテル。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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ミカンのカクテル

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旬の時期:10月~2月

店頭に並ぶ時期:9月~3月

合わせるお酒:ジン、ラムなど

 

日本の冬の風物詩、ミカン。

 

こたつに入りながらつまんでいたら、ついつい何個も食べちゃっていた…という経験がある方も多いはずです。

そんなミカンを使ってカクテルを作ると、優しくて穏やかな仕上がりとなります。

 

紹介するカクテルの中でもオススメなのが、ミカンのマティーニミカンと柿のカクテル。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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金柑のカクテル

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旬の時期:1月〜3月

店頭に並ぶ時期:12月〜3月

合わせるお酒:ジン、ウォッカなど 

 

金柑のカクテルは、ビターで香り高い大人の味わい。

 

皮が美味しい果物なので、すりおろしたり、ブレンダーで砕いたりして丸ごと味わうのもオススメ。

冬の間だけに出回る果物なので、この時期を逃さずに作りたいところですね。

 

私のオススメのカクテルは、金柑のマティーニです。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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オレンジのカクテル

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旬の時期:通年(ネーブルオレンジ:11月~3月、バレンシアオレンジ4月~10月) 

店頭に並ぶ時期:通年

合わせるお酒:ジン、ウォッカ、ラムなど

 

カクテル材料としては定番のオレンジ。 

 

市販のジュースを使う方がほとんどだと思いますが、フレッシュのオレンジを絞って作るともっと美味しい。

少し手間はかかりますが、ぜひ一度試していただきたいですね。

 

オススメのカクテルは、バレンシアフレグラントブリーズ(オリジナルレシピ)です。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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メロンのカクテル

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旬の時期:5月~7月

店頭に並ぶ時期:通年

合わせるお酒:ジン、ラム、シャンパンなど

 

淡い甘さと、みずみずしい味わいのメロン。

こちらも贅沢にカクテルにしちゃいましょう。

 

お酒の中では、特にジンと高相性。

ヘンドリクスというきゅうりの香りのジンがあるのですが、そちらとの組み合わせが絶品です。

 

おすすめのカクテルはメロンのマティーニ。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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キウイのカクテル 

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旬の時期:通年

店頭に並ぶ時期:通年

合わせるお酒:ラム、ウォッカ、テキーラなど

 

通年楽しめる、キウイのカクテル。

 

ラムと合わせればトロピカルに、ジンなんかと合わせれば驚くほど上品に。

安価なキウイでこの美味しさが出せるのは、最高すぎますね。

 

おすすめのカクテルは、キウイのラムカイピリーニャ、ゴールドキウイのマティーニ。

 

作り方はこちらの記事にてどうぞ↓  

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フレッシュフルーツと相性のいいお酒

フルーツカクテル作りにオススメの蒸留酒を、いくつか挙げていきたいと思います。

 

フルーツとの相性を考えて銘柄をチョイスすると、さらに美味しく作ることができます。

一歩上の味わいを目指す方は、参考にしてみてください。

 

ウォッカのオススメ「グレイグース」

 

このウォッカは「味わいのあるウォッカ」というコンセプトで作られています。

 

その味はフルーティで華やか。

フランス製だからか、そのイメージの通り上品な風味になっていますね。

 

このウォッカでフルーツカクテルを作ると、一体感のある華やかな仕上がりにすることができます。

一般的なウォッカを使ったものとは、味がガラリと変わるのできっと驚くはず。

 

フレッシュフルーツに力を入れているバーでもよく使われている銘柄なので、その実力はお墨付きです。

 

ジンのオススメ「タンカレー ドライジン」

 

このジンは、爽やかでスッキリとした味わいが特徴。

 

そのため、フルーツの繊細な香りをかき消すこともなく、その良さだけをリフトアップしてくれます。

 

こちらもフルーツの味と相性がいいと評判なので、色々なお店で使われているのを目にしますね。

定番のジンなので、フルーツカクテル以外にも幅広く使うことができます。

 

 

ホワイトラムのオススメ「アプルトン」

 

このラムは、フルーティで癖の少ない味わいなので、フルーツとよく調和してくれますね。

 

ホワイトラムといえばバカルディを使う方が大半なのですが、こちらの方が親しみやすい味わいなので私は好きですね。

 

非常に飲みやすいので、ラム独特の癖が苦手だ!という方にもピッタリの銘柄です。

 

  

フレッシュフルーツカクテルを作るのに必要な道具

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適した道具を使うと、カクテルの味を高めたり、スマートに作ることができます。 

 

もちろん、一般的な調理器具などで代用できるものもあります。

なので、まずは実際に作ってみて、必要だと思ったら買い揃えるのがおすすめですね。

 

参考までに、私が実際に使っているバーツールを紹介します。

 

ボストンシェイカー

 

フルーツカクテル作りに最適な、2ピースのシェーカーです。

 

なぜこれがいいのか?

理由は、次の3つです。

 

  • 3ピースのシェーカーだと果肉が詰まるから
  • 容量の多いフルーツカクテルをしっかり混ぜることができる
  • 空気が多く含まれ、味がまろやかになる

 

機能面でも、味の面でも向いているというわけですね。

 

3ピースのシェーカーでも工夫すればなんとかなりますが…

スマートに作れるので、私としてはこちらがおすすめですね。

 

参考:ボストンシェイカーの振り方の解説動画

www.youtube.com

 

ストレーナー

 

ボストンシェイカーと合わせて使うストレーナーです。

この道具をシェイカーにかぶせて、中の氷や果肉を止めながらカクテルを注ぎます。 

 

どのようなものを選んでもいいですが、サイズにだけは注意してください。

こちらのストレーナーですと、先ほど紹介したボストンシェイカーにぴったりのサイズとなります。 

 

バーズネスト

 

カクテルをグラスに注ぐ際に果肉などを濾すための道具です。

 

茶こしなどで代用してもいいのですが、あまり目の細かいものを使うと、カクテル成分が取り除かれすぎてしまいます。

カクテルに適度な食感を残し、フレッシュさを与えたいのならこちらの道具を使うのがオススメです。

 

取っ手がついているので取り回しも◯です。

 

ペストル

 

イチゴやキウイなどの柔らかいフルーツや、ハーブ類を潰す時に使います。

 

フルーツをグラスなどに入れ、マドルすることによって味や香りを引き出すことができます。

フレッシュミントのカクテル、「モヒート」を作るときによく使う道具ですね。

 

ペストルは先端が平らで滑りにくい構造になっています。

そのためフルーツを潰す際に果肉が滑って逃げてしまうこともありません。

 

麺棒などでも代用できますが、先端が丸くて滑ってしまいますからね。

スマートにカクテルを作りたい方は、こちらを使うことをオススメします!

 

スクイーザー

 

オレンジやレモンなどの柑橘類の果汁を絞るのに使います。

 

手で絞ってもいいのですが、それですと皮に圧力がかかり、苦味成分が出てしまうことがあります。

なのでこのような道具を使うことで、雑味のない上質な果汁だけを絞りとることができます。

 

果肉を削ぐように優しく絞るのが、使うときのコツです。

 

おろし器

 

メロンやイチゴなどの柔らかいフルーツを、おろして細かくするための道具です。

これは、普段から家庭で使っている方も多いかもしれませんね。

 

目の細かいものを使うと滑らかな食感が生まれます。

仕上がりにこだわる人はフルーツ専用のものを使ってみてください。

 

ハンドプレッサー

 

柔らかく水分が多いフルーツを絞ってジュースにするための道具です。

これを使うと、絞るのが難しいフルーツも余すところなくジュースにすることができます。

 

ぶどうやスイカのカクテルを作りたくなったら、使ってみてください。

 

ブレンダー

 

フルーツを砕きながら他材料とミックスする時や、フローズンカクテルを作るのに使います。

こちらは、家庭にあるミキサーでも代用できます。

 

ただ、フローズンカクテルを作るときには固い氷を一緒にミックスすることになるので、チタン刃の頑丈なものを使いたいですね。

 

 

フレッシュフルーツのカクテル作りを楽しもう

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フレッシュフルーツのカクテルは、やっぱり美味しいですね。

道具を揃えたりと少し手間ですが、できあがったカクテルの味は格別です。

 

  

たまには手間をかけて、特別な一杯を作るのもたのしいものです。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

 

 

【関連記事】

・フルーツ系リキュールのまとめ 

www.green-alaska.com

 

・おすすめのカクテルブック(フレッシュフルーツカクテルの専門書あり)  

www.green-alaska.com

 

フレッシュなぶどうを使った本格カクテルのレシピ8種を紹介します

生のぶどうを使ってカクテルを作ってみよう!

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こんにちは、scarletです。

今回は、フレッシュなぶどうを使ったカクテルのレシピを紹介したいと思います。

 

 

果実を、まるごと使って作る一杯。

その味は、まさに格別です。

 

これまで、色々なレシピを試してみて「自信を持っておすすめできるな」と思ったものをご紹介します。

 

 

ぶどうの旬はいつ?店頭に並ぶのは何月から?

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ぶどうの旬は7月〜10月です。

 

品種によってばらつきはありますが、夏から秋にかけて美味しくなる果物だと覚えておけばいいでしょう。

 

ぶどうの中でも特に美味しいマスカットや巨峰がよく出回るのは8月〜10月ですね。

 

今回紹介するカクテルを美味しく作るのなら、この時期がオススメです。

 

現在では輸入物のぶどうも出回っているので、スーパーなどではほぼ通年手に入れることができます。

 

 

ぶどうを使ったカクテルのレシピ

今回カクテル作りに使用するのは、白ぶどうと赤ぶどうの2種類。

 

シャインマスカットや巨峰などのブランドものを使うと、香り高くリッチな仕上がりになりますよ。

 

ちなみに今回のカクテル作りにはハンドプレッサーという道具を使いました。

 

 

このような道具を使うと、余すことなく果汁を絞りとることができます。

ぶどうの他ですとスイカなどを絞る際にも便利ですね。

 

マスカットのスプリッツァー

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【材料】

マスカット 7~8粒 (マスカットジュース 約30mlぶん)

白ワイン 30ml

炭酸水 適量

 

【作り方】

マスカットをハンドプレッサーで潰しジュースにする。

グラスにすべての材料を入れ、軽くステアする。

 

まず紹介するのは、マスカットを使ったスプリッツァーのアレンジレシピです。

 

スプリッツァーはスッキリと辛口の味が特徴のカクテル。

そこに生のマスカットが加わることにより、優しい甘さの優雅なカクテルとなりました。

 

白ワインはぶどう原料のお酒ですから、当然マスカットとの相性は抜群。

みずみずしさとふくよかさがうまく合わさっており、奥深い仕上がりとなっています。

 

作る際のコツとしては白ワインと炭酸水をよく冷やしておくこと。

氷を使わないカクテルなのであらかじめ材料を冷やしておくことで、美味しく作ることができます。 

 

マスカットのウォッカマティーニ

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【材料】

マスカット 7~8粒 (マスカットジュース 約30mlぶん)

ズブロッカ 30ml

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

 

【作り方】

マスカットをハンドプレッサーで潰しジュースにする。

シェイカーに材料をすべて入れシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

マスカットを使ったマティーニスタイルのショートカクテル。

 

突然ですけどこのカクテル、かなりオススメです!

フルーツマティーニはどれも素晴らしい味ですが、このレシピは格別でした。

 

みずみずしいマスカットのフレーバーの余韻に香る青々しいズブロッカの香り…

調和感があり、上品な味わいです。

 

たまたまズブロッカを使ってみたのですが、マスカットとよく合いました。

 

甘さも優しく、華やかな印象。

この上品さとフレッシュ感はやはり生のフルーツにしか出せませんね。

 

ちなみに参考にしたレシピでは、ウォッカの銘柄はシロックウォッカを指定していました。

 

 

こちらはぶどうを原料としたウォッカですね。

ほのかにフルーティさがあるので、フルーツとよく合うウォッカです。

 

ちなみにこのカクテルに使ったズブロッカについては、別記事で詳しく解説しています。

このウォッカが気になった方はぜひ見てみてください!

 

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マスカットのソルティドッグ

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【材料】

ウォッカ 30ml

ライチリキュール 5ml

グレープフルーツジュース 45ml

シュガーシロップ 5ml

マスカット 4〜5粒

塩 ごく少量

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

ウォッカのカクテル、「ソルティードッグ」のアレンジレシピです。

 

マスカットのフレッシュジュースで上品さを。

ライチリキュールで、マスカット特有のムスク香を際立たせています。

 

味にも香りにも深みが出たソルティードッグ、という印象ですね。

フルーツが複雑な風味を生み出しています。

 

塩の効果で輪郭はクッキリとシャープに。

スノースタイルにしてしまうと塩っぱさだけが浮いてしまうので、一緒にシェイクするのが正解ですね。

 

こちらのレシピで使用するウォッカはスタンダードで癖がない銘柄がオススメです。

 

別記事でウォッカの主要銘柄について解説してあります。

どれを使えばいいか分からない方は、こちらから選んでみてはいかがでしょうか?

 

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ぶどうのモヒート

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 【材料】

赤ぶどう 5粒

白ぶどう 5粒

ホワイトラム 45ml

ミントの葉 10枚程度

シュガーシロップ 1~2tsp

炭酸水 30ml

クラッシュドアイス

 

【作り方】

ぶどうを半分に切り、種がある場合は取り除く。

グラスにぶどう、ラム、シュガーシロップ、ミントを入れペストルでマドルする。

クラッシュドアイスを詰め、炭酸水を入れて軽くステアする。

 

2種類のぶどうを使ったモヒートのアレンジレシピ。

 

モヒートは味のバランスが比較的取りやすいので、アレンジも楽しいカクテルです。

このように、色々なフルーツを加えることにより味の変化を楽しむことができます。

 

ぶどうを加えたモヒートは、みずみずしいフレーバーが特徴的。

 

ミントの香りでぶどうの繊細さが無くならないか心配でしたが、どちらもしっかりと味わいを感じることができますね。

 

飲みながらラムに漬かったぶどうを食べるというのもまた一興。

カクテルと一緒に口にすることで味わいの変化を楽しむことができますよ。

 

今回はスッキリとした味わいにしたかったのでアプルトンのホワイトラムを使って作ってみました。

 

 

ぶどうのサイドカー

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【材料】

赤ぶどう 7~8粒 (ぶどうジュース 30ml分)

  ※巨峰を使う場合は5粒ほど

ブランデー 30ml

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1/2tsp

 

【作り方】

赤ぶどうをハンドプレッサーで潰しジュースにする。

材料をすべてシェイカーに入れシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

お好みでぶどうの飾りを添える。

 

最後に紹介をするのは、赤ぶどうを使ったサイドカーのレシピ。

 

スタンダードのレシピで使うのはブランデー、コアントロー、それとレモンジュース。

一方、こちらはコアントローの代わりに赤ぶどうを絞ったジュースを使います。

 

サイドカーは少し古めかしい、無骨なカクテル。

ですが、これはそんなイメージを吹き飛ばすような味ですね。

 

香りはフレッシュ、味わいはフルーティ。

ずいぶんと都会的でこなれた印象になりました。

 

今回紹介したカクテルの中では、特にお気に入りの一杯です。

ぜひ材料を揃えて作ってみてください!

 

ぶどうとアマレットのカクテル

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【材料】

アマレット 20ml

グレープジュース 60ml

 

【作り方】

氷を詰めたグラスに材料を入れ、ステアする。

 

アマレットと合わせたシンプルなカクテル。

 

少し意外な組み合わせ。

ですが、驚くほど違和感がなくまとまっています。

 

まるで上等な菓子のようなデザートカクテル。

手軽に作れるレシピですが、なかなか侮れないですね。

 

アルコール感も控えめなので、お酒を飲み慣れていない方にオススメしたい一杯です。

 

このカクテルに使った「アマレット」については、こちらの解説記事をどうぞ。

バーでも人気の、杏仁豆腐風味のリキュールです。

 

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キャタピラー

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【材料】

バーボン 40ml

グレープジュース 20ml

アロマチックビターズ 1dash

 

【作り方】

氷を詰めたシェーカーに材料を入れ、シェークしてカクテルグラスに注ぐ。

 

お次はバーボンとの組み合わせ。

 

甘さは適度で、心地よい味わい。

でも、飲んだときに心に響くのは味よりも香りですね。

 

円熟感のある深い香り。

そこにブドウのフレッシュ感が、新しい風を呼び込んでいます。

 

バーボンとフレッシュフルーツ。

意外と相性がいいんですよね。

 

その辺りのお話は、メーカーズマークの記事でも少し触れています。

バーボンとフルーツの組み合わせの例もあるので、見てみてください。

 

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パープルマスク

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【材料】

ウォッカ 30ml

ホワイトカカオリキュール 15ml

グレープジュース 15ml

 

【作り方】

氷を詰めたシェーカーに材料を入れ、シェークしてカクテルグラスに注ぐ。

 

カカオリキュールとの組み合わせ。

こちらもデザート感たっぷりのレシピです。

 

市販のチョコでブランデーが入ったものがありますよね?

あちらに近い風味になっています。

 

上品で高級感のある味わい。

そこそこアルコールがあるはずなのに、口当たりがいいのでスイッと飲めちゃいますね。

 

今回は、澄んだ味わいのフィンランディア ウォッカで仕上げてみました。

このウォッカについては、銘柄紹介の記事で詳しくお話ししています。

 

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フレッシュなぶどうのカクテルを楽しもう!

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ぶどうのカクテルを作るのは今回が初めてだったのですが、どれも素晴らしい味わいでした!

 

各種スピリッツとの相性も抜群。

これは創作意欲がかきたてられますね。

 

やはりフレッシュフルーツを使ったカクテルは格別。

みなさんも材料を揃えて、自宅で作ってみてはいかがでしょうか?

 

 

この他のフルーツを使ったカクテルのレシピのまとめはこちらの記事から↓ 

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フルーツカクテルのレシピを、本で学ぶのもおすすめです。

私がよく使っているカクテルブックはこちら↓(フルーツ41種類、カクテル80種のレシピが載っています。)