NomiLOG

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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

海をモチーフにしたカクテル「ガルフストリーム」レシピと美味しく作るコツを解説

ガルフストリームとは?

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ガルフストリームはウォッカベースのスタンダードカクテルです。

 

材料はウォッカ、ピーチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュース、パイナップルジュースの5種類。

これらの材料をシェイクして作るカクテルです。

 

自宅で作ることを考えると揃える材料や道具が多く、少し手間がかかるカクテルと言えるかもしれません。

それでも私がわざわざこのカクテルを記事にして紹介するのは理由があります。

ガルフストリームはさまざまな魅力がたっぷりと詰まったカクテルなんです。

 

 

ガルフストリームの特徴。このカクテルはどのような味がするのか?

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ガルフストリームは色々なフルーツのフレーバーが溶け込んだカクテルです。

ピーチ、オレンジ、グレープフルーツ、そしてパイナップル…。

さまざまなフルーツの風味のハーモニーを楽しむことができるカクテル、といったところですね。

 

口にするとフルーツの豊かな風味が溢れます。すっきりとした甘みのあとにグレープフルーツのほのかな苦味を感じます。

ウォッカの酒精でカクテルらしいボディ感もしっかりと出ていますね。

 

そして、このカクテルの最大の特徴はその見た目にあります。

 

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こちらが私が実際に作った「ガルフストリーム」です。

見て分かる通り、透き通った海を彷彿とさせる鮮やかな色味が特徴です。

これだけキレイにエメラルドブルーの色味が出ているカクテルは私が知っている限りではあまりありません。

シェイクでできた泡も波しぶきを連想させますね。まさしくこれは荒々しい海を体現したカクテルと言えるでしょう。

 

私がこのカクテルを目に止めたキッカケもこの見た目にありました。

カクテル初心者のころにパラパラとカクテルブックをめくっていると鮮やかなエメラルドブルーのカクテルが目に入りました。

「こんなにキレイなカクテルがあるのか!」と感動し早速作ってみると、その味も素晴らしい。

それ以来お気に入りのカクテルの1つとなっています。

 

最近、世間では写真映えする食べ物、いわゆる「インスタ映え」するものが人気となっていますよね。

ガルフストリームは見た目がとてもキレイなので、個人的には最高にインスタ映えするカクテルだと思っています(笑)

 

「見た目ばかり気にするなんて!」とバカにする人もいますが、料理など食べるものに関しては、見た目というのは非常に重要な要素だと私は考えています。

鮮やかな見た目の食べ物は視覚で食欲を刺激します。

その結果、口に運ぶころには頭の中は「美味しそう!」というポジティブな考えでいっぱいに。

そしてその印象は料理の味をさらに高める最高のエッセンスとなってくれます。

 

例えばせっかく楽しみにしていた料理の盛り付けが崩れていたりしたら食べる前からガッカリしてしまいますよね。

やはり実際に味わう前に期待感が持てるような仕上がりにする、というのは料理だけではなくカクテルでも重要なことだと私は思います。

もちろん味が美味しいことは大前提ですけどね。味とビジュアル、2つの要素が両立できているのが理想です。

 

 

ガルフストリームのスタンダードなレシピ

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このカクテルの魅力が分かったところで実際の作り方について解説していきましょう。

まずスタンダードなガルフストリームに使う材料、作り方を紹介します。

 

【材料】

ウォッカ 15ml

ピーチリキュール 15ml

グレープフルーツジュース 20ml

パイナップルジュース 5ml

ブルーキュラソー 1tsp

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクする。その後、氷を入れたグラスに注ぎいれる。

 

使う材料は多いのですが、シェイクするだけなのでシンプルな製法のカクテルであるとも言えます。

個人的な作り方のコツとしてはカクテルを泡立たせるために少し強めにシェイクすること。

ガルフストリームは甘み成分が多めのカクテルなんで多少強めに降っても問題ありません。

 

ただあまり長くシェイクするのは良くないでしょう。

最終的に氷の入ったグラスに注ぐので極限までキンキンに冷やす必要もありません。

材料がほどよく冷え、混ざり切ったタイミングまで。

これが私が理想としてるガルフストリームのシェイキングです。

 

その他に気をつけることといえば、ブルーキュラソーを入れすぎないということですね。

前述の通り、このカクテルはキレイなエメラルドブルーを出せるかどうか、ということも完成度に影響しています。

ブルーキュラソーを入れすぎると、あまりにも原色で濁った海が完成してしまいます。

目指すのは透き通った美しい海の色なので、キッチリと分量を測って入れるようにしましょう。

 

 

ガルフストリームの味を高めるツイスト(アレンジ)の提案

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さて、スタンダードな作り方が分かったところでこのカクテルに味を高めるための工夫を施していきたいと思います。

 

私はこのカクテルを作るときに、シェイクという手法や材料などに大きく手を加えて作ったりはしません。

その分、使う材料の銘柄にはキッチリとこだわっています。

 

そして、いつでも飲みたいときに手軽に作れるように保存性のいい材料を使ったりと利便性も考えてあります。このあたりは一時期ガルフストリームを毎週のように作って飲んでいた名残でもありますね(笑)

 

カクテルには色んな解釈があるので私の作り方が正解!という事はないのですが、みなさんもぜひこれを参考にして作っていただけたら、と思います!

 

フレーバードウォッカ「ズブロッカ」を使う

 

まずベースとなる材料、ウォッカについてです。

ガルフストリームに使うウォッカで私がオススメしたいのはフレーバードウォッカの「ズブロッカ」

フレーバード、とは「風味の付いた」という意味です。

 

このズブロッカはバイソングラスという植物に漬け込むことで作られており、それが由来の青々しい優雅な香りが特徴的です。

その香りは「さくら餅のようだ」と例えられることもあります。

ポーランドで製造されているウォッカなのですが、和の趣を感じる香りがするのはとっても面白いですよね。

 

このウォッカをガルフストリームに使うと、まず全体的にアルコールのアタック感が抑えられ柔らかな印象となります。

香りの方もどこか上品で穏やかなニュアンスに。

パイナップルやピーチといった他のフレーバーとも違和感なく溶け込んでくれるため全体的にまとまった味になってくれます。

 

グレイグースのようなお高いウォッカを使って作ったこともあるのですが、この一体感と香りの上品さには敵いませんでした。

ズブロッカは値段も安いですし、最近ではその人気のおかげでスーパーなどで見かけることも多くなりました。

お手軽に手に入れることができるのでぜひ試していただきたいと思います。

 

ちなみにズブロッカについては別記事で詳しく解説しています。

このお酒に興味が湧いた人はぜひこちらも見てみてくださいね。

 

www.green-alaska.com

 

グレープフルーツジュースに果肉感のあるジュース「Gokuri」を使う

 

お次はグレープフルーツジュースについてです。

これについては確信を持って言えるのですが、ベストなのは生のグレープフルーツを絞ってフレッシュなジュースを使うことです。

やはりフレッシュな果実の爽やかな風味、みずみずしさには市販のジュースでは敵いません。

なのでこだわる人は生のものを買ってきて、スクイーザーで絞って使ってみてください。

 

ですが、自宅でこのカクテルを作るために毎回新鮮なグレープフルーツを買ってくるとなると手間ですし、コストもかさみます。

そこで私がオススメしたいのは「Gokuri」というグレープフルーツジュースです。

このジュースは安価な上に味もよく、果肉が入っているため生のグレープフルーツに近い味を持っているんです。

保存性も高いので家に買い置きしておいて、使いたいときにパパッと使うことができます。

ガルフストリームだけではなくソルティドッグやスプモーニなどの他のカクテルを作るのにもいいですよ。

味わいがリッチな感じになるので筆者一押しの材料です。

 

ピーチリキュールに「ピーチツリー」を使う

 

次にピーチリキュールについてです。

 

私がいつもこのカクテルを作るときに使っているピーチリキュールは「ピーチツリー」です。

前述のルジェのピーチリキュールはシロップのようなとろりとした甘さが特徴。

ですが私には少し甘すぎると感じました。

分量を減らすとピーチの香りまで薄まってしまい、あまりよくありません。

そこでこのピーチツリーというリキュールを使うことにしました

 

このリキュールはスッキリと澄んだ甘さと生の桃のようなみずみずしい風味が特徴です。

まさにガルフストリームのイメージにはぴったりですね!

このカクテル以外ですと、ピーチウーロンなどの飲み方でも美味しくいただくことができます。

こちらもよく流通している銘柄なので、お近くのお店で探してみてください!

 

分量の見直し

最後に材料の分量を見直します。

ガルフストリームというカクテルはスタンダードな分量でも美味しいのですが、私としてはもっとフルーティーでみずみずしい印象に仕上げたいと思いました。

 

そこでフルーツ成分を増量し、その分ウォッカは少し控えめの分量にすることにしました。

全体のアルコール度数も少し下がり、あまりお酒に慣れていない人でも違和感なく飲める味になったと思います。

それで全体の印象がぼやけてしまうかと思いきやそんなことは無く、豊かな香りにより飲みごたえも十分にあります。

さまざまなフルーツのハーモニーを楽しむという観点からみると、なかなかいい出来になったんじゃないかなと思います。

 

 

アレンジレシピで作ったガルフストリームの味の感想

これらのアレンジを施したガルフストリームのレシピをまとめると次のようになります。

 

【材料】

ズブロッカ 20ml

ピーチツリー 20ml

グレープフルーツジュース(Gokuri) 50ml

パイナップルジュース 10ml

ブルーキュラソー 1tsp

(手持ちのグラスに合わせて少し全体の分量を多めにしてあります)

 

【作り方】

 材料をシェイカーに入れシェイクする。その後、氷を入れたグラスに注ぎいれる

 

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なかなかキレイに完成させることができました。

色味も申し分なし。

Gokuriに入っている果肉のおかげで少しリッチな感じになっていいですね。

 

味の方はスタンダードなガルフストリームと比べるとフルーティさが増して、上品な印象が出ています。

このあたりは材料の分量の見直しとピーチツリーを使ったことが効いていますね。

 

特筆すべきはこのカクテルが纏っている風味、香りです。

フルーツのフレーバーをズブロッカの優しい風味が包み込むことによって、アクティブながらもどこか優雅さを感じる仕上がりとなっています。

やはりズブロッカをカクテルに使うと面白い効果が出ますね。

これからもガルフストリームだけではなく色々なカクテルに積極的に使っていきたいと思います。

 

 

さいごに

この記事を書くにあたって久々にガルフストリームを作ってみたのですが、やっぱりこのカクテルは美味しいですね〜。

味も見た目もすばらしく、材料や作り方、分量にもこだわり甲斐があります。

 

まだジントニックやモスコミュールなどのシンプルなカクテルしか作ったことが無いという方にはぜひ挑戦してみてもらいたいカクテルです。

ぜひみなさんもご自宅で作ってみてください!

 

ハイボールからカクテルまで - 森香るウイスキー「白州」その特徴とオススメの飲み方を解説

白州とは

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白州はサントリーが製造する国産のシングルモルトウイスキーです。

国内では人気の銘柄で、今では居酒屋などでも気軽に飲むことができます。

ロックやハイボールで飲んだことがある方も、多いのではないでしょうか?

 

でも実は白州は、その他にもさまざまな飲み方で楽しむことができるウイスキーなんです。

今回はそんな白州の特徴と魅力、そして多種多様な楽しみ方を紹介したいと思います!

 

 

白州の味の特徴

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白州は数あるウイスキーの中でも軽めの味わいのウイスキーとなります。

甘みは普通〜少なめ、口当たりはスムース。

渋みや雑味はほぼ感じません。

 

この特徴だけみると単なる飲みやすい初心者向けのウイスキーだと思ってしまいそうですが、白州にはその他にもとても魅力的な要素があります。

 

魅力的な要素、それは白州が持つ香りです。

白州はウッディで繊細な香りが特徴的。

そのイメージから「森香るウイスキー」という異名を持っています。

 

確かにこの胸がすくような清々しい香りは日光が射し込む森林を彷彿とさせます。

若々しい草木が茂る静かな春の森。

耳をすませば聞こえてくるのは川のせせらぎと小鳥のさえずり、そんな情景が思い浮かぶモルトです。

 

このような特徴があるので、白州はウイスキー初心者の入門用としてもピッタリです。

私もウイスキー飲み始めの頃に白州を飲み、こんなに爽やかで清々しい香りのウイスキーがあるのか!と感動したものです。

それまでウイスキーは重たいお酒、という印象が強かったのでなおさら衝撃的でしたね。

 

 

白州のオススメの飲み方

白州は森を思わせる清々しい香りと軽めの飲み口が特徴。

そのためストレートから水割りまでさまざまな飲み方で楽しむことができます。

なのでまずは自分好みの飲み方で楽しんでみるのがいいでしょう。

 

味わいに慣れてきた頃に色々な飲み方をお試しください。

参考までに、私が特にオススメだと思う飲み方を紹介します 。

 

ストレート

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https://4travel.jp/travelogue/10854498?page=2

 

白州はシングルモルトなのでやはりまずはストレートで楽しみたいところ。

特に12年以上の熟成を経た白州を嗜む際には外せない飲み方です。

 

ノンエイジのものはストレートだとアルコールの角が立って飲みづらいかと思いきや、持ち前の軽やかなフレーバーで違和感なく飲むことができます。

やはりストレートですと白州の繊細な風味を余すところなく味わうことができますね。

 

ウッディな風味と優しい甘さを堪能できる飲み方。

余韻には、まさに森にいるような清々しさを感じることができます。

 

ハイボール

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https://www.sakedori.com/spn/s/goodsbar/blog/pgn_2/

 

白州といえばハイボール!という方も多いでしょう。

「森香るハイボール」のキャッチコピーのもとに公式でも推奨されてる飲み方です。

 

爽やかな香りを持つ白州はソーダとの相性が抜群。

飲み口は軽やか、炭酸で香りも弾けてみずみずしいフルーツのようなニュアンスも出てきます。

 

自宅で作る場合は白州1に対して炭酸2ほどの少し濃い目の分量で作るのがオススメです。

このくらいの割合ですと爽やかさと飲みごたえがうまく同居してくれます。

食事にもよく合うので居酒屋でも親しまれている飲み方ですね。

グレンリベットやデュワーズのような軽めのウイスキーで作るハイボールが好きだという方には特にオススメです。

 

レモンを加えたり仕上げにミントの葉を乗せたりと少々のアレンジを施しても美味しい。

ノンエイジ、または12年熟成のものを使って作ってみましょう。

 

 

水割り

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https://twitter.com/kashiibarhopper/status/628592966286749696

 

私個人の意見なのですが水割りは「リラックスして飲むお酒」という印象があります。

そんなイメージにピッタリなのがこの白州の水割りです。

 

加水によって香りが開き、甘さもほどよく、余韻も膨よか。

森のせせらぎを思わせる涼しげでクリーンな風味は都会の喧騒に疲れ、リラクゼーションを求める人に最適でしょう。

 

ハイボールと同じく食事にもよく合います。

さすがこの辺りは日本のウイスキー、といったところ。

ウイスキーとしては珍しく魚料理にもよく合うので、和食に合わせるにはもってこいの飲み方だと言えますね。

 

水割りを作る際にお試しいただきたいのが「サントリー天然水 南アルプス」との組み合わせ。

水割りに使う水はウイスキーの仕込み水に近い産地のものがよいとされていますが、この水はその条件にもっとも近く、かつ入手も容易です。

白州と自然に調和し均整の取れた味わいとなります。

より美味しく水割りを作りたいのであれば、試す価値ありです。

 

 

ウイスキーミスト

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https://www.sakedori.com/spn/s/goodsbar/blog/pgn_2/

 

水割りやロックも美味しいのですが、個人的にはこの飲み方を推していきたいです。

クラッシュドアイスを入れたグラスに白州を注ぎ軽くステアしてサラッと飲む。

そうすることで白州の清々しい風味を軽やかに楽しむことができます。

 

まさに森のミスト(霧)を吸い込むかのごとく体験

涼しげで爽やかさを感じるこの飲み方は夏の暑気払いにもピッタリです。

ウイスキーの飲み方としては少しマイナーなのですが、ぜひ白州を使って試していただきたいと思います。

 

ちなみにクラッシュドアイスは自分で氷を叩いて作ってもいいのですが、専用の道具を使うと簡単に作ることができます。

ジュレップスタイルのカクテルからモヒートまで、意外と使う場面も多いので揃えておくと便利です。

 

 

 

白州をカクテルで嗜む、という提案

少し意外かもしれませんが、白州はカクテルにしても美味しくいただくことのできるウイスキーなんです。

 

シングルモルトをカクテルに?

人によってはもったいないと感じてしまう飲み方かもしれませんが、実は近年ではクオリティの高いカクテルを作る手段として国内外のバーで模索がなされているのです。

 

白州を使って作られたカクテルは香り高く、個性的な仕上がりとなります。

長年、白州を飲んでいるという方もカクテルにすることで新たな発見があるかもしれませんね。

それでは私が試してみて、気に入ったカクテルをいくつか紹介したいと思います。

 

フォレストソニック

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【材料】

白州 45ml

青リンゴコーディアル 10ml

トニックウォーター 60ml

炭酸水 60ml

ミント 

 

【作り方】

グラスに氷を詰め白州と青リンゴコーディアルを注ぎステアする。トニックウォーターと炭酸水を同量ずつ注ぎグラスを満たす。最後に軽くステアしミントの葉を乗せる。

 

白州と青リンゴを合わせたカクテル。

青リンゴは甘すぎず、若々しくフレッシュな印象を強く感じる素材なので白州の持ち味をよく生かしてくれます。

 

白州には他のフルーツもよく合うのですが個人的には青リンゴとの組み合わせがベストであると感じますね。

白州との相乗効果なのか青リンゴの風味も際立っています。

ここまで香り豊かな仕上がりになったのには私も驚きました。

 

割り材にはトニックと炭酸水を使用。

スッキリとしていながら優しい甘さを持つ仕上がりとなっています。

これは春の暖かい日なんかに飲むと、雰囲気が出そうな味わいですね。

 

このカクテルを作る際に使うトニックウォーターはスッキリとした風味のウィルキンソンがオススメです。

やはりカクテルは材料のテイストを合わせてあげるとバランスが取りやすいですし、完成度の高い仕上がりとなりますね。

 

 

白州モルトモヒート

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【材料】

白州 60ml

炭酸水 60ml

ライム 1/4

ミントの葉 10〜20枚

角砂糖 2個

 

【作り方】

ライム、ミント、角砂糖をグラスに入れペストルなどで軽く潰す。その後クラッシュドアイスを詰め白州を注ぎステアする。炭酸水を注ぎ軽く再ステアする。

 

白州を使ったジュレップスタイルのモヒートです。

ミント、ライムといった清涼感のある素材を使うことで爽やかさ溢れる仕上がりとなっています。

 

白州のような軽めのウイスキーをミントジュレップにしても、なにか一味足りないような感じがしてたのですが、ライムを加えてモヒート感覚で飲むと印象が一変しますね。

これは盲点でした。

 

作る際のポイントはミントとライムを潰し過ぎないこと。

潰しすぎると雑味や苦味が出てきます。

モヒートを作る際にミントを丹念に潰すという手法もあるのですが、このカクテルに使うのは繊細な風味の白州。

ミントを際立たせるのではなく調和を意識して作ってみましょう。

 

 

白州のラインナップ

白州の主なラインナップは前述の通りノンエイジ、12年、18年の3つです。

それぞれ熟成に使う樽が違うため味の方向性も変わってきます。

ここからは、それぞれの銘柄の味の違いについて解説していきたいと思います。

 

 

白州(ノンエイジ)

 

2018年2月現在、もっともスタンダードな銘柄であるボトル。

白州をまだ飲んだことがないという方はまず手始めにこちらから試してみるのがいいでしょう。

 

味の方は非常にライトでスムース。

ですが、それだけではない奥深さと華やかさを兼ね備えています。

 

アルコールの当たりも特に気にならずストレートでの飲み方にも耐え得るクオリティを持っているモルトです。

いわゆる若いウイスキーでこの飲みやすさを実現しているというのは、少し珍しいことなのかもしれませんね。

 

この銘柄の熟成に使う樽は、ホワイトオークが中心となっています。

香りの方は非常にウッディでみずみずしい印象。

「森香るウイスキー」にふさわしい清々しい気分にさせてくれる香りです。

 

ストレート、ロックからハイボール、カクテルまでさまざまな飲み方に適した銘柄なので、お好みに応じて楽しんでみて下さい。

 

  

白州12年

 

最低でも12年以上熟成した原酒のみを使って作られる銘柄です。

こちらもメインの樽はホワイトオーク。

白州特有の清々しい香りは健在です。

 

ただ、やはり熟成年数が違うだけあってノンエイジのものとは味や香りの深みに差があります。

ノンエイジのものが非常に良くできてるだけあって、飲み慣れてしまうと「ひょっとしてノンエイジと12年であまり味の差がないのではないか?」と錯覚してしまいそうになりますが、飲み比べるとその差は歴然。

 

白州12年は深みを感じるふくよかさを持っていながら澄んだ印象の味となっています。

ノンエイジにはかすかしかなかったピートの風味も余韻に顔をのぞかせ、ウイスキーらしい飲みごたえも出てきています。

風味のバランスもよく、完成度の高い味だと感じますね。

 

オススメの飲み方はストレート、またはロック。

贅沢にもハイボールやカクテルにして提供しているお店もあるようなのですが、個人で楽しむのなら少しもったいないかな、という感覚です。

少なくとも初めての方はまずストレートで飲んでいただきたいですね。

 

2018年1月現在、実店舗で見かけることはほとんどありませんが、ネットショップなどにはまだ在庫があるようです。

値段は上がってしまいましたが、個人的にはまだまだ高値を払う価値があるお酒だとは思います。

どうしても飲みたいという方は見かけたら購入しておくのが吉かもしれません。

 

 

白州18年

 

18年の長期熟成を経た白州。

こちらは12年以下の銘柄とうってかわって、ホワイトオークで熟成したもの、シェリー樽で熟成したもの、ピートを強く当てた麦芽で作ったものなど、様々なフレーバーを持つ原酒をヴァッティングして作られています。

 

長期熟成のモルトだけあって、その味には重厚さと円熟感があります。

甘い香りやスモーキーフレーバーもあいまって飲みごたえは十分。

アルコールの角はほぼ感じず、口当たりは非常に滑らかです。

 

それでいて白州の特徴である、森を彷彿させる香りはしっかりと感じることができます。

ただこちらは森といっても樹海のような暗く深い森のイメージ。

屋久島の杉のような巨木を持つ、長い時を経て作られる森。そんな情景が浮かびます。

 

飲み方はやはりストレートがオススメ。

…というか正直を言うと私はこの銘柄をストレート以外で飲んだことがありません。

今まで飲んだのは2回ほど。

どちらもバーでのことでした。

 

その場で白州18年を何かで割ってくれ、というオーダーをしようものならバーテンダーさんの顔が一瞬にして強張っていたことでしょう(笑)

そのまま飲むととても美味しいモルトであることは間違いないので、ここは素直にストレートでの飲み方を推しておきます。

 

自分でこのボトルを購入することができたら、他の飲み方も試してみたいところではあるのですが、希少な一本ですからやはり恐ろしくてできなさそうですね。

 

こちらも実店舗ではまったくといっていいほど見かけなくなりましたが、まだ市場にはわずかながら在庫があるようです。

幸運にも手にすることができたのならばじっくりと楽しんでいただきたいと思います。

 

 

さいごに

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白州の特徴や楽しみ方を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?

前述の通り、このウイスキーは軽やかな風味が特徴なので、ウイスキーの癖のある味が苦手という方にもぜひトライしていただきたいですね。

 

また普段カクテルをよく作るという方や、白州を飲み慣れている方にはぜひ白州カクテルを試していただきたいです。

フルーツやハーブといった他のエッセンスが加わると、白州の風味に面白い化学変化が起きます。

これは一見の価値ありです。

 

いきなり700mlのボトルに手を出すのはちょっと…という方はミニボトルから手を出してみてください。

こちらはコンビニ、スーパーなどでもよく見かけるので立ち寄った際でも思い出していただけたらと思います!

 

 

スタンダードカクテル「ホワイトレディ」美味しい作り方とアレンジレシピを紹介します

ホワイトレディとは

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ホワイトレディはジンベースのショートカクテルです。

材料はジン、コアントロー、それにレモンジュース。

それらをシェイクしてカクテルグラスに注げば完成。非常にシンプルなレシピですね。

 

今回は、ホワイトレディを美味しく作ってみたい!という方に向けて、具体的な作り方と味を高める方法について詳しく解説してみようかと思います。

 

 

ジンベースカクテル「ホワイトレディ」の魅力とその味について

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まず美味しいホワイトレディを作るために、そもそもこのカクテルはどのようなところが魅力的なのか?という点について考えてみることにします。

理想の完成系が見えてくれば、おのずとどのような点に気をつけて作ればいいのか?というところも分かるはずです。

 

ホワイトレディの魅力。

それは「シャープな飲み口と柑橘の爽やかな香り」だと私は思います。

ジン、コアントロー、レモン。

どれもシャープな味と香り高い風味が特徴の材料です。

 

となると、完成したカクテルはその特徴を生かしたものであるべきだと考えます。

鋭い飲み口で気分は爽快。

余韻には様々な香りが渾然一体となり、華やかさを感じる。

まさに貴婦人のようなカクテル。

私がホワイトレディに抱いている理想はこのようなイメージです。

 

スタンダードカクテルの解釈は人によって違うので、この考えが正しいとは限りません。

柔らかな口当たりのホワイトレディが好きだという方も中にはいるでしょう。

ですが、少なくとも私はこのようなシャープで香り高いフレーバーに惹きつけられます。

 

 

ホワイトレディのレシピと作り方のコツ

それでは完成系のイメージができたところで、実際に作ってみることにしましょう。

まず、ホワイトレディのスタンダードなレシピをおさらいしてみます。

 

【材料】

ジン 30ml

コアントロー 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

 

古くから愛されているカクテルなだけあって、酸味、甘み、香りなどのバランスがよく取れていますね。

完成度の高いレシピだと思います。

 

このカクテルのレシピはご覧の通り、かなりシンプル。

言い換えるとシンプルな分、味のごまかしが効かないカクテルであるとも言えます。

なので、美味しく作るにはジンやコアントロー、レモンジュースの比率を無闇に変えるよりは一つ一つの工程を丁寧に行うことが重要ですね。

 

自分自身で作ったり、色々なお店でホワイトレディを飲んだりしてみてやはり基本が大事である、と私は思いました。

なのでここは初心に帰って一つ一つの工程を細かく見直していくことにしましょう。

 

 

材料の状態 - ジンは冷凍、レモンは絞りすぎない

まずシャープで雑味のない味を実現するために、用意する材料の状態に気を配ります。

ジンは冷凍することでシャープな飲み口に。

アルコールの角も感じづらくなります。

コアントローは常温でも構いませんが、できたら冷蔵で。

 

ポイントはレモン。

少しでも多く果汁を絞ろうとして、力を入れて絞ってしまうと雑味が出てしまいます。

絞る際も手で押しつぶすのではなくスクイーザーを使いましょう。

果肉のみをやさしく削ぐように、ゆっくりとスクイーザーに押し付ければ、澄んだ味の果汁を取ることができます。

 

 

ジンの銘柄

ホワイトレディに使うジンの銘柄。悩みどころだと思います。

基本的にはまず自分好みの銘柄を使用してみるというのがいいと思います。

ですが、それだけだとどれを使っていいか分からない!という方もいるかと思いますので私からのオススメいくつか。

 

私がオススメしたい銘柄は2つ。プリマスジン、それとクラフトジンのコーヴァルドライジンです。

 

 

定番はタンカレーとかだと思うんですが、私はこれらの銘柄で作るホワイトレディが特に好きですね。

 

プリマスは比較的スタンダードな味で爽やかを感じる風味。

海外のバーでもよく使われている銘柄ですね。

柑橘類との相性もいいので、レモンやオレンジの風味を持つホワイトレディにはうってつけです。

 

一方、コーヴァルはクラフトジンなだけあって少し捻りの効いた味。

ミルキーなニュアンスを感じるそのフレーバーは、カクテルに個性を与えてくれます。

他の人とは違うホワイトレディを作ってみたいという方は、こちらを選択してみてはいかがでしょうか?

 

グラスのアイシング

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ショートカクテルを作る際の基本ですが、グラスのアイシングはしっかりと行います。

 

シャープな味が売りのホワイトレディを温まってしまったグラスに注いだのでは、魅力も半減です。

作り始める前にカクテルグラスに氷を入れ、バースプーンでしばらく回します。

それをカクテルを注ぐ直前に捨て、清潔なクロスでサッと拭く。

この工程をしっかり行うか行わないかで、仕上がりに雲泥の差が生まれます。

 

シェイク前に氷の角を取る

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意外と忘れがちなのがこの工程。

ホワイトレディのようなドライでシャープな味のカクテルをシェイクで作る場合は、シェイク前に氷の角を取るのがベターです。

 

やり方としてはまずシェイカーに氷のみを入れフタを閉め少し強めに上下に降ります。

そうすると、細かい氷片と氷が溶けて水になったものが出てくるので、シェイカーに材料を入れる直前にそれを捨てます。

そうすることで本番のシェイクの際に余分な氷片が出来づらくなり、カクテルが水っぽくなるのを避けることができます。

 

シェイクは最低限、かつ少し強めに

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さて、材料やグラスの状態を整えたところで1番重要な工程とも言えるシェイクに移りたいと思います。

どのようにシェイクするのがベストなのか?作り手の腕前がダイレクトに出るところなので私もいつも迷うところです。

 

もちろんこうするのが正解!というやり方は存在しないとは思います。

なので今回は私なりのシェイクの仕方を解説したいと思います。

美味しいホワイトレディを出してくれたお店の方にコツなどを聞いて、自分でも何回も作ってみて考えたやり方です。

何も考えずに適当に振るよりは美味しいものができるかとは思います。

 

まずはどこまでシェイクするか。

これはシェイクの際によく材料が冷えたと感じたところまで。

充分だと判断したら即シェイクを終了します。

 

シェイカーを振っていると中の材料の温度が下がり手に冷たさが伝わってくるのでその感覚で判断します。

回数でいうと20往復くらいでしょうか。

(シェイカーを前に突き出し手前に戻す、という動作で1往復です)

 

オーバーシェイクになってしまうと加水によって飲みやすくはなるのですが、味が薄くなり香りも閉じてしまいます。

なのでシェイクは最小限に。

 

次にシェイクの強さ。

これは加水を抑えるためソフトに…と思いがちですが少し強めに行います。

シャープな飲み口を実現させるためにはカクテルがキリッとよく冷えてることも重要。

ハード目にシェイクをして手早く温度を下げます。

 

シェイクは最小限に。しかし強めに手早くしっかりと。

これが美味しいホワイトレディを作るコツだと私は思います。

 

 

完成!よく冷えているうちにいただきましょう

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説明した手順を守って、ホワイトレディを作ってみました。

ひんやりとした口当たり、シャープな酸味、口に含むと花開くジンとコアントローの香り…

やはりこのカクテルは美味しいですね。

 

この瞬間があるからこそ作り方にこだわる甲斐があるというものです。

キリッとした味が魅力のカクテルですから、ぬるくなる前にいただきましょう!

  

 

ホワイトレディのツイスト(アレンジ)の提案

スタンダードなホワイトレディを作ることができましたので、次は個性を出すためのアレンジレシピについて考えてみましょう。

前述の通りホワイトレディはバランスの取れた味のカクテル。

なのでアレンジもシンプルに最小限に留めます。

 

製菓用コアントローを使う

 

まず最初のアレンジは材料の1つ、コアントローに焦点を当てたもの。

コアントローはお菓子作りにもよく使われるリキュールなのですが、実はそのための製菓用コアントローというものが存在しています。

 

通常のコアントローと何が違うのかというと、オレンジエキスの含有量が違います。

そのためこのコアントローを使ってカクテルを作るとオレンジの香りに溢れた華やかな仕上がりとなります。

 

ただ通常のコアントローよりアルコール度数が少々高めなので使う量は加減した方がいいでしょう。

製菓用コアントローは、エッセンシャルオイル分が通常のコアントローの8倍も含まれているので、使う量を減らしても香りは十分です。

 

フレッシュ柚子ジュースを使う

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次に紹介するのはホワイトレディに使うレモンを別のものに変えるというアレンジ。

レモンの代価品としてまず思いつくのはライム…ですがここは少し珍しい材料を使ってみましょう。

 

使うのは日本古来から親しまれている柑橘類、柚子。

その香りはリラクゼーション効果も高く個性的。

カクテルに使う素材としては、非常に面白いものだと思います。

 

この柚子を絞り、レモンジュースの代わりに加えます。

分量は元のレシピと同じく15mlで構いません。

 

そして通常通り冷えるまでシェイク。

こうして出来上がったホワイトレディはスタンダードなものと比べて少し柔らかな印象に。

ホワイトレディが凛とした女性なら、こちらは包容力のある大人の女性、といったところでしょうか。

 

面白いのは柚子の香りがカクテルにすることでグッと引き立つところです。

調べてみたところコアントローには柚子の香りを引き立てる効果があるそうです。

材料同士の相性も良く、シンプルながら個性を出すことのできるアレンジと言えます。

 

 

さいごに

今回はホワイトレディというカクテルを深く掘り下げてみましたが、いかがでしたでしょうか?

自宅でショートカクテルを作るという方はあまりいないかもしれませんが、たまにはシェイカーを振るって少し特別なカクテルを作るのも楽しいものです。

 

バーでよく飲むお気に入りの一杯。

たまには自分で作ってみてはいかがでしょうか?

 

ホワイトレディ以外のジンベースのカクテルについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、参考にして作ってみてはいかがでしょうか?

 

www.green-alaska.com

 

フレッシュな柚子を使ったカクテルレシピ10種【自宅で簡単】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、フレッシュの柚子を使ったカクテルのレシピを紹介したいと思います。

 

 

柚子をカクテルに、って少し珍しいですよね。

ですが、意外とバーでも季節のカクテルとして人気なんですよ。

 

おうちでも簡単に作れるので、ぜひどうぞ。

 

  

柚子を使ったカクテルのレシピ

 

柚子のスカイボール

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【材料】

ウォッカ 30ml

柚子 1/2個

トニックウォーター Full up

 

【作り方】

氷を入れたグラスにウォッカを注ぎ、柚子を絞ってそのまま果肉をグラスに落とす。

よくステアした後にトニックウォーターを注ぎ、軽く再ステアする。

 

ウォッカのカクテル、「スカイボール」を柚子でアレンジしたレシピです。

本来はライムを使いますが、そこを柚子に置き換え。

 

爽やかさが炭酸ではじけて、とても香り高いカクテルとなっています。

 

ウォッカ選びの参考には、こちらをどうぞ↓

www.green-alaska.com

 

柚子のソルティドッグ

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【材料】

ジン(ボンベイサファイア) 40ml

柚子 1/2個

グレープフルーツジュース 60ml

シュガーシロップ 10ml

 

【作り方】

グラスのリムに塩を付けてスノースタイルにし、氷を入れる。

柚子の種を取り、ボストンシェイカーの中に入れてペストルなどでよく潰す。

ジン、グレープフルーツジュース、シロップを入れてシェイクし、漉しながらグラスに注ぐ。

お好みで輪切りの柚子を飾る。

 

こちらは定番レシピの「ソルティドッグ」 のアレンジ。

 

味わいは、とてもマイルドで一体感があります。

雑味もなく、香りはとても豊かでさわやかです。

 

柚子のブルームーン

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【材料】

ジン 30ml

パルフェタムール 20ml

柚子果汁 10ml

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

仕上げに柚子ピールをする。

 

ジンベースの人気カクテル「ブルームーン」のアレンジレシピです。

 

実は完全に思いつきで作ったんですが、なかなか美味しいです。

華やかさと、さわやかさの共存ですね。

 

柚子のホワイトレディ

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【材料】

ジン 30ml

コアントロー 15ml

柚子ジュース 15ml

すりおろした柚子の皮

 

【作り方】

シェイカーに材料を入れてシェイクし、カクテルグラスに漉しながら注ぐ。

 

「ホワイトレディ」のアレンジレシピです。

 

元レシピと比べると、柔らかなニュアンスとなっています。

 

ベースに使った、「タンカレー」についてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

柚子庵

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【材料】

スーズ 50ml

フレッシュ柚子ジュース 10ml

シャンパン full up

抹茶砂糖 (スノースタイル)

 

【作り方】

シャンパングラスの縁に柚子の果肉を当てて湿らせ、皿に平らにならした抹茶砂糖に押し付けて、スノースタイルにする。

スーズと柚子ジュースをシェイクし、シャンパングラスに注ぐ。

その後にシャンパンを注ぎグラスを満たす。

 

渋谷のバー「石の華」オーナーバーテンダー石垣忍氏のオリジナルレシピ。

 

漫画「バーテンダー a paris」では、「神のグラス」として登場しています。

 

スーズのほろ苦い味わいに、柚子がベストマッチ。

スッキリとしていながら、奥深い味わいです。

 

「スーズ」について、詳しくはこちら↓

www.green-alaska.com

 

ラムの柚子フィズ

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【材料】

ホワイトラム 45ml

フレッシュ柚子ジュース 10ml

蜂蜜 大さじ1

炭酸水 Full up

柚子の皮 適量

 

【作り方】

シェイカーにホワイトラム、柚子ジュース、蜂蜜を入れよくシェイクする。

氷を詰めたグラスに注ぎ、炭酸水でグラスを満たして軽くステアする。

最後に柚子の皮を削ってふりかける。

 

ラムと柚子を使ったロングカクテル。

 

ラムのクセが、柚子の香りで和らいでいますね。

非常に飲みやすい仕上がりです。

 

柚子のギムレット

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【材料】

ジン(季の美) 45ml

柚子果汁 10ml

和三盆(もしくはシュガーシロップ) 1〜2tsp

 

【作り方】

材料をシェイカーに入れてシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

仕上げに柚子ピールをする。

 

柚子を使ったギムレットです。

 

スタンダードのギムレットは、キリッとした酸味とキレが特徴。

こちらのレシピだと、柔らかなニュアンスとなりますね。

 

バルミーピニャ

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【材料】

テキーラ 30ml

柚子果汁 15ml

エルダーフラワーコーディアル 15ml

蜂蜜 1tsp

レモングラス

ライムスライス

 

【作り方】

レモングラスを刻んでシェイカーに入れて、ペストルなどでよく潰す。

テキーラ、柚子果汁、エルダーフラワーコーディアル、蜂蜜を入れてよくシェイクする。

氷を入れたグラスに注いで、ライムスライスとレモングラスを飾る。

 

日比谷のホテルバー、「Peterバー」鎌田麻里氏の創作カクテル。

和風マルガリータをイメージして作られたカクテルです。

 

テキーラの青々しさと柑橘、レモングラスがよく合っていますね。

甘口ですが、香りがとても爽やかです。

 

 

柚子の皮を使った「柚子ウォッカ」もおすすめ

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果汁を搾り取って余った柚子の皮。

実は、これも美味しく再利用できちゃうんです。

 

  1. 柚子の皮の黄色い部分だけを削ぎとる
  2. 清潔なビンに入れ、ウォッカを注ぎ2週間漬け込む

 

これで「自家製柚子ウォッカ」の完成です。

 

使うウォッカはグレイグースなんかがオススメですね。

上品で柔らかな風味なので柚子とよく合います。

 

 

できた柚子ウォッカは、トニックでシンプルに割るもよし。

スタンダードカクテルのアレンジに使うもよしです。

 

レシピ例をいくつか、どうぞ。

 

柚子のモスコミュール

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【材料】

柚子ウォッカ 45ml

柚子果汁 10ml

ジンジャーエール(ウィルキンソン甘口) Full up

 

【作り方】

グラスに氷を入れて柚子ウォッカ、柚子果汁を注ぎステアする。

ジンジャーエールを注ぎ、軽く再ステアする。

お好みで1/4にカットした柚子を絞ってグラスに落とす。

 

柚子ウォッカを使ったモスコミュールのアレンジ。

 

柚子をふんだんに使っているので、香りがとても爽やかです。

これは癒されますね。

 

柚子ウォッカのキウイトニック

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【材料】

柚子ウォッカ 45ml

キウイフルーツ 1個

レモンジュース 1tsp

シュガーシロップ 1tsp

トニックウォーター Full up

 

【作り方】

ボストンシェーカーにキウイを入れてペストルでマドルする。

トニックウォーター以外の材料を加えてシェイクする。

氷を入れたグラスに注ぎ、トニックウォーターで満たす。

軽くステアして仕上げる。

 

ミクソロジー版ジントニックをイメージして作られたレシピです。

 

キウイのほのかな甘みに柚子の風味がふわりと香る一杯。

仕上がりが自然な感じでいいですね。

 

柚子とキウイ、少し意外な組み合わせですけど相性は抜群みたいです。

 

 

柚子の旬はいつ?店頭に並ぶのは何月から?

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柚子の旬:10月〜12月

店頭に並ぶ時期:10月〜1月

 

ご存知の方も多いと思いますが、寒い時期が旬です。

季節性のあるフルーツである、と言えますね。

 

「より美味しいものを手に入れたい」

という時には、出荷のピークである12月を目安に狙うのが良さそうですね。

 

 

自宅で、柚子のカクテル作りにチャレンジしてみよう

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柚子を使ったカクテルは、リラクゼーション効果が高いですね。

ゆったりとした時間を過ごしたい方に、ぴったりです。

 

ぜひ、旬の時期に楽しんでみてください。

  

この他のフルーツカクテルのレシピはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

私が使っているフルーツカクテルブックはこちら↓

(フルーツ41種類、カクテル80種のレシピが載っています。)

 

 

【関連記事】

・おすすめのカクテルブックまとめ 

www.green-alaska.com

 

・フレッシュメロンのカクテルレシピ 

www.green-alaska.com

 

・フルーツ系リキュールのおすすめまとめ  

www.green-alaska.com

 

漫画「ハクメイとミコチ」に登場する「蜂蜜館ジュレップ」のレシピを再現してみました

争いをたちどころに収める魔法の酒「蜂蜜館ジュレップ」のレシピを再現してみました

今回は、漫画作品中に登場するカクテルの再現レシピを紹介したいと思います。

再現するのは「ハクメイとミコチ」に登場するカクテル、「蜂蜜館ジュレップ」です。

 

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※ハクメイとミコチ3巻30Pより引用

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※ハクメイとミコチ3巻32Pより引用

 

とっても美味しそうですよね、このカクテル。

料理上手のミコチの作る食事をいつも食べていて舌が肥えている?はずのハクメイでさえ、「なんだこれ…めちゃくちゃ美味いじゃないか!」と作中で大絶賛したカクテルです。

 

このカクテルは「ミントジュレップ」と呼ばれるカクテルですね。

バーボンなどのウィスキーに、ミントとシロップを加えたロングカクテルです。

スタンダードなカクテルなので、バーなどでオーダーして飲むこともできます。

(ただし、生のミントを常備していないお店もあるので事前に確認はした方がいいですね。)

 

ただ、載っているエピソードをよく読んでみたところ、スタンダードなレシピとは使っている材料が少し違うみたいですね。

つまり作中に登場するレシピは、ミントジュレップのツイスト(アレンジ)レシピということになります。

蜂蜜館の先代館守が考案したカクテルというだけあって材料に蜂蜜を使っているとのこと。

なかなか面白そうなレシピです。

それではさっそく再現してみることにします!

 

 

蜂蜜館ジュレップ(蜂蜜風味のミントジュレップ)の作り方

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まず、一般的なミントジュレップのレシピからおさらいしてみましょう。

 

 【材料】

バーボン 60ml

砂糖 小さじ1~2

ミントの葉 一掴み程度

水 30ml

クラッシュドアイス

 

【作り方】

バーボンとクラッシュドアイス以外の材料をグラスに入れ、ミントの葉を潰しながらよく混ぜる。

クラッシュドアイスをグラスに詰め、バーボンを注ぎ、よくステア(撹拌)してミントの葉を飾る。

 

ミントジュレップはバーボンウィスキーにミントと砂糖、水や炭酸水を加えて作るカクテルです。

ウィスキーの癖のある風味がミントの清涼感で和らげられ、すっきりした甘みとコクを楽しむことができます。

 

夏の暑い日なんかに飲むともうたまらないです。

ミントを使うカクテルといえばモヒートが有名ですが、筆者は断然ミントジュレップ派。

飲みたくなったらすぐ作れるように、自宅でミントを育てていた時期もありました(笑)

 

作中には、大きく分けて2種類のジュレップのレシピが登場します。

蜂蜜館のバーで提供されていたもの。

そしてミコチが先代のレシピを再現したもの。

今回は、この2種類をそれぞれ作ってみてどんな味になるのか確かめてみたいと思います!

 

 

蜂蜜館のバーで提供されていた蜂蜜館ジュレップのレシピ

まず、原作に作り方や材料のヒントがないか見てみます。

 

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※ハクメイとミコチ3巻31Pより引用

 

まず材料はウイスキー、ミント、水、蜂蜜。

砂糖の代わりに蜂蜜を使っているようです。

 

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※ハクメイとミコチ3巻45Pより引用

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※ハクメイとミコチ3巻45Pより引用

 

蜂蜜の分量は、小さじ2の半量なので小さじ1。

甘さを考えると、スタンダードのレシピで使う砂糖をそのまま蜂蜜に変えるだけで、味のバランスは取れそうな感じです。

ということで、これを元に組み立てたレシピはこちら!

 

 【材料】

バーボン 60ml

蜂蜜 小さじ1

ミントの葉 一掴み程度

水 30ml

クラッシュドアイス

(グラスは容量300ml程度のものを使用)

 

【作り方】

バーボンとクラッシュドアイス以外の材料をグラスに入れ、ミントの葉を潰しながらよく混ぜる。

クラッシュドアイスをグラスに詰め、バーボンを注ぎよくステア(撹拌)する。

溶けて減った分の氷を足し、最後にミントの葉を飾る。

 

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完成しました!

グラスに顔を近付けると、ミントの爽やかな香りとバーボンのバニラ香がふわっと漂って、堪らない気分にさせてくれますね。

 

味の方もとても美味しいです。

バーボンの酒精、ミントの清涼感、蜂蜜のコクのある甘みがよくマッチしていますね!

通常のミントジュレップと比べると、味の奥行きが増していてボディ感も強めです。

シンプルなアレンジですがいいレシピですね。これはハクメイが絶賛したのも納得の味わいです。

 

ですが、原作によるとこのカクテルは「これでも不完全」とのこと。

先代館守ウカイのジュレップはまさに魔法のような出来。

たちどころに喧嘩を収めるほどの素晴らしい味だったそうです。

これは、次に作る先代直作のレシピにも期待が持てそうですね…!

 

ちなみに、バーボンって何を使えばいいの?という方には「メーカーズマーク」という銘柄をオススメします。

こちらは、丸みのある甘く香ばしい味が特徴のバーボン。

通常のバーボンより飲みやすい味なので、普段はバーボンを飲まないという方には特にオススメですね。

 

 

ミコチが再現した先代館守の蜂蜜館ジュレップのレシピ

こちらも、まずは原作の内容をチェックしてみます。

 

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※ハクメイとミコチ3巻56Pより引用

 

蜂蜜ではなく、別の材料を使って作られているようです。

蜂蜜より甘くなく苦味のある材料とのこと。

その材料の分量は小さじ2。

 

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※ハクメイとミコチ3巻57Pより引用

 

ウイスキーと親和性の高い材料、「蜂蜜酒」が使用されていたようです。

蜂蜜酒は現代では「ミード」と呼ばれています。

ワインよりも歴史の古い人類最古のお酒です。

 

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※ハクメイとミコチ3巻76Pより引用

 

使用したお酒のボトルにも「MEAD」の表記があります。

やはり、ミードで間違いなさそうですね。

これらの情報を元に組み立てたレシピがこちらとなります!

 

 【材料】

バーボン 60ml

蜂蜜酒(ミード) 10ml

ミントの葉 一掴み程度

水 30ml

クラッシュドアイス

(グラスは容量300ml程度のものを使用)

 

【作り方】

バーボンとクラッシュドアイス以外の材料をグラスに入れ、ミントの葉を潰しながらよく混ぜる。

クラッシュドアイスをグラスに詰め、バーボンを注ぎよくステア(撹拌)する。

溶けて減った分の氷を足し、最後にミントの葉を飾る

 

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…これは美味しいです!

先ほどのミントジュレップより味に奥行きが出ていてほろ苦く香ばしい風味がたまりません!

 

先ほどのレシピは、やや甘さがしつこいと感じる人もいるかもしれないですが、こちらはスッキリとした甘さで清涼感も増しています。

それでいて、ミード由来の蜂蜜の香りはしっかりと感じることができます。

酒精も高まっているので、カクテルとして非常に満足感の高い仕上がりとなっていますね!

 

ちなみに、ミードは海外製の本格的なものを使おうと思ったのですが、この記事を読んだ人が実際に再現するとなると、ちょっと材料の調達が大変です。

なので、今回は国産のお酒である「山田養蜂場蜂蜜使用 はちみつのお酒」という銘柄を使ってみました。

 

こちらも蜂蜜原料のお酒ですし、実際のミードに近い、サラッとした口当たりとスッキリした甘さを持つお酒です。

スーパーなどでもよく見るお酒なので自分でも作ってみたい!という方はこちらを使ってみてはいかがでしょうか?

 

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※おまけ

高まってきたので、料理の方まで再現しちゃいました(笑)

作中に登場した「キノコのオイル煮 ミントソース添え」です。

 

これは確かに「酒がないのは拷問」ですね(笑)

蜂蜜館ジュレップとの相性もいいのでぜひ一緒に作ってみてください!

 

 

蜂蜜館ジュレップを作る際のコツと注意点

どうもこの記事はなかなか好評のようで、たくさんの方から「参考に作ってみました!」との声をいただいております。ありがとうございます!

 

ただ作った人の中には、「このレシピの分量だとちょっとアルコールが強すぎる」と感じた方もおられたようです。

確かにミントジュレップはそれなりに度数のあるカクテルなのですが、原因は他にもありそうです。

 

そこで、私がこのカクテルを作る際に大事だと思う点についてお話ししたいと思います。

 

ステアはしっかりと行う

ポイントその1。

バーボンを注いだ後のステアはしっかりと入念に行いましょう。

このカクテルは材料をよく混ぜ、一体感を出すというところが大事なポイントです。

 

ステアが不十分だとばらつきのある味になってしまい、氷も溶けないためアルコールの角が残ってしまいます。

なので最後のステアはしっかりと。

グラスに霜が付くくらいまで行ってください。

 

家庭の製氷機の氷ではなくクラッシュドアイスをちゃんと使う

ポイントその2。

氷はかち割り氷やキューブアイスではなく、クラッシュドアイスを使ってください。

 

このカクテルはステアで氷を溶かす工程が重要。

そのため粒の大きい氷を使ってしまうと、あまり溶けずに仕上がりが濃くなりすぎてしまいます。

おそらくアルコールがキツイと感じた原因はこれですね。

家庭の製氷機の氷を使って作ったのではないでしょうか?

 

一方、クラッシュドアイスは粒が小さいため適度に溶けてくれます。

カクテルがよく冷え、清涼感も増しますし、味の一体感も高まります。

調達するのは少し大変なクラッシュドアイスですが、できたら使ってもらいたいですね。

やはり完成度が全然違います!

 

 

作るのが少し大変そう…と思ったあなたに

蜂蜜ジュレップの作り方を紹介しましたが、「美味しそうだけど作るのが難しそう…」「材料を揃えるのが大変」と思った方もいるかもしれませんね。

 

確かに、普段からカクテル作りをしない方にとってはなかなか大変な作業。

せっかく揃えた材料も持て余してしまうかもしれません。

そんな方には「メイカーズマーク ミントジュレップ」を使って蜂蜜館ジュレップを作ることをオススメします。

 

簡易版蜂蜜館ジュレップのレシピ

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【材料】

メーカーズマーク ミントジュレップ 1/3

蜂蜜 小さじ1

水または炭酸水 2/3

 

【作り方】

グラスに氷を入れ、メーカーズマークミントジュレップと蜂蜜を入れる。

よく混ぜた後、水または炭酸水をグラスいっぱいまで注ぎ、最後に軽く混ぜる。

 

ミント味のバーボンを使った簡易版のレシピです。

これなら水やソーダで割るだけ。

とっても簡単ですね。

ちなみに画像のジュレップは炭酸水で作ったものです。

こちらのレシピですと炭酸の刺激も加わり、爽快感溢れる味となります。

 

ただ簡易版だからといって侮るなかれ。

味の方はなかなか本格的なものとなっています。

それもそのはず、このレシピに使ったメイカーズマーク ミントジュレップは蒸留所謹製のもの。

メーカーズマークの良さである穀物の香ばしい風味をしっかりと活かして作られたお酒なんです。

 

さすがにミントの香りはフレッシュのものを使うより控えめな印象となってしまいますが、手間を考えると十分ですね。

甘さの方も蜂蜜の量で調整することができます。

簡単に美味しく作れてしまうのでぜひお試しください!

 

 

 

さいごに

いかがでしたでしょうか?

実際に作ってみると作中で大絶賛されていたのも納得の味わいでした。

レシピを考えるのは少し大変でしたが、登場人物の気分が味わえてとても楽しかったですね〜。

みなさんもぜひ参考にして作ってみてください!

 

ちなみに蜂蜜館ジュレップの再現レシピは発売中の副読本、「ハクメイとミコチワールドガイド 足元の歩き方」にも載っていましたね。

公式の再現レシピが気になる方はそちらも読んでみてください!

 

 

原作で蜂蜜館ジュレップが登場するのは3巻です。

アニメを見て興味を持ったという方はぜひ原作も読んでみてください!

 

 

アニメ「ハクメイとミコチ」はamazonプライム加入者なら無料で視聴できます!

プライムの登録は、初回ですと30日間の無料体験期間があるので、その期間の間に一気に見てしまうのもアリです。

(以前に加入したことのある方でも、月額400円ほどで全話見ることができます。)

 

放送を見逃した方、TVなどで視聴できる環境がない方はこちらをオススメします!

 

 

この他のバーボンカクテルについては、こちらの記事から!

これを機に、ぜひ色々なカクテルを飲んでみてください!

 

www.green-alaska.com

 

金柑リキュール「キミア」美味しい飲み方とカクテルレシピを紹介します

金柑リキュール「キミア」の特徴と味について

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キミアはフランス製の金柑リキュールです。

 

原料はメインとなる金柑、それに加えてハニーブッシュ、エルダーフラワー、オレンジフラワーなどのハーブ類。

それらを漬け込んだスピリッツをブレンドし、フレンチベルモット(フレーバードワイン)によって味の調整がなされています。

 

そうして出来上がったリキュールは金柑の甘酸っぱい味と豊かな香り、奥深いフレーバーが特徴的。

さっぱりとしていながらもふくよかな香味を持っており、フランス産のお酒らしい均整の取れた上品な味のリキュールとなっています。

 

キミアはどのバーにでも常備されているほど人気のボトル!とまでは言いがたいのですが、カクテルにこだわっているお店には、よく置いてある印象ですね。

特に、オリジナルのカクテルに力を入れているバーの棚ではよく見かけます。

 

これはキミアが、他材料とのミックスに適しているリキュールであることが関係していると私は思います。

それでは実際のカクテルレシピと共に、そのミキサビリティに優れたキミアの特徴についてみていってみましょう。

 

 

キミアを使ったカクテルのレシピ

キミアはロックや水割りなどで飲んでも美味しいリキュールですが、カクテル作りに使用すると真価を発揮します。

オレンジ類などの柑橘系と相性がよく、ウイスキーのような風味の強いお酒と合わせても負けない骨格の強さをキミアは持っています。

 

その強みを生かして、甘みの強い重厚な味に仕上げるか、それとも柑橘やハーブを効かせてさっぱりとした味に仕上げるのか。

色々なアレンジを楽しむことができる、非常に面白い素材であると私は感じました。

 

それでは、キミアを使ったカクテルのレシピをいくつか紹介したいと思います

 

 

キミアトニック

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【材料】

キミア 1/3

トニックウォーター 2/3

カルダモンパウダー 一つまみ

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めキミアとカルダモンパウダーを入れステアする。その後トニックウォーターで満たし軽く再ステアする。

 

まずはリキュールを使用したカクテルの定番、トニック割りから。

キミアは原料にハーブなどを使用しており、単体でも奥深い味わいとなっています。

なので、シンプルにトニック割りにしてもその複雑な味と香りを堪能することができます。

 

ほろ苦く豊かな味わいで飲みごたえも十分。

キミアを手に入れたら真っ先に試したい飲み方ですね。

 

お好みでカルダモンパウダーを少量加えると、スパイシーで爽やかなニュアンスが出て面白いです。

キミアはスパイス、ハーブとも相性が良いのが魅力的ですね。

 

ホットキミア

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【材料】

キミア 1/2

お湯 1/2

蜂蜜 小さじ1

スライスした金柑 4枚ほど

 

【レシピ】

グラスにキミアと蜂蜜を入れお湯を注ぎステアする。お好みでスライスした金柑を浮かべる。

 

キミアを使ったホットカクテルです。

蜂蜜と金柑は市販ののど飴などでも定番の組み合わせ。

さらにホットカクテルにすることによってキミアの香り立ちもよくなります。

 

寒い日の夜なんかに飲むと、その香りと暖かさで心も体もリラックスすることができますね。

ちょっと疲れちゃった日にナイトキャップとして飲んでみてはいかがでしょうか?

 

ホットカクテルなので、レシピの分量ですと少しアルコールのアタックが強く感じてしまう方もおられるかと思います。

そんな時はキミアの分量を少し減らして、蜂蜜で甘さを補うようにしてみてください。

 

キミアハーバルコリンズ

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【材料】

キミア 40ml

ジン 20ml

レモンジュース 10ml

シュガーシロップ 小さじ1

フレッシュタイム 1本

ソーダ Full up

 

【レシピ】

ソーダ以外の材料をシェイカーに入れシェイクする。茶漉しで漉しながらグラスに注ぎ、飾り用のタイム(分量外)と氷を入れソーダで満たして軽くステアする。

 

渋谷のバー「石の華」オーナーバーテンダー石垣忍氏考案のレシピ。

キミアの公式サイトでも紹介されているカクテルです。

 

金柑とタイムの爽やかな香りは相性が良く、レモンと合わせカクテルにすることで、スッキリと締まった味わいとなっています。

驚いたのはハーブやソーダなどの色々な材料を加えても、キミアのコクのある味と香りが割り負けしていないというところです。

 

これだけ色々な材料を使うと、メインとなるリキュールの風味が埋もれてしまいがちなのですが、キミアの場合はクッキリとその風味を味わうことができます。

キミアのミキサビリティの高さを実感することができるレシピですね!

 

このカクテルのスッキリさっぱりとした味は、食前酒やその日の1杯目として最適です。

爽やかでドライな味がお好みの方は、ぜひ作ってみてください!

  

キミアスウィズル

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【材料】

キミア 40ml

メイカーズマーク 20ml

フレッシュローズマリー 1本

フレッシュレモン 1/6個分

蜂蜜 小さじ1

トニックウォーター Full up

 

【レシピ】

グラスにすべての材料(トニックウォーターは少量)を入れマドルする。クラッシュアイスを詰めてよくステアし、その後トニックウォーターで満たす。

 

同じく、こちらも石垣忍氏考案のレシピ。

こちらは濃厚な味わいのバーボン「メイカーズマーク」と蜂蜜、そして香りの強いハーブであるローズマリーを使ったカクテルです。

 

材料を見て分かるとおり、こちらはコクのある濃厚な飲み口のカクテルとなっています。

バーボンとキミア、そして蜂蜜の濃厚な風味が渾然一体となり、レモンの酸味とローズマリーの野生味溢れる香りがそれをまとめあげています。

 

こちらはバーで飲むとしたら、中盤~後半に飲みたくなる味ですね。

飲みごたえのあるロングカクテルが飲みたい気分の時には、ぴったりの味です。

 

 

金柑のマティーニ

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【材料】

キミア 15ml

ジン 15ml

オレンジジュース 30ml

金柑 2個

カルダモンパウダー 1つまみ

砂糖またはシュガーシロップ 3g

 

【レシピ】

金柑を皮ごとすりおろして他材料と共にシェイカーに入れる。氷を入れる前によくステアし氷を詰めてシェイクする。

 

最後に、僭越ながらオリジナルのレシピを1つ紹介したいと思います。

キミアの原料となっている金柑をすりおろし、ジンと合わせたマティーニスタイルのショートカクテルです。

 

元のレシピではジンのみを使用していたのですが、それですとやや度数が高くなってしまいます。

なので、ショートカクテルを飲み慣れていない方のために度数を下げたレシピを作ってみました。

 

ジンのみを使った場合はフレッシュ&シャープな飲み口でしたが、キミアを加えることによってやや重厚なテイストに。

味にも奥深さが生まれました。

 

金柑は寒い時期に美味しい果物なので、ぜひ旬のものを使って作ってみてください。

フレッシュな金柑を使ったカクテルについては別記事で詳しく紹介していますので、このカクテルの味わいが気に入ったらこちらもどうぞ!

 

www.green-alaska.com

 

 

さいごに

奥深い香りと味を持つキミア。

ハーブ類や他のスピリッツとの相性も良く、カクテル作りが楽しくなるリキュールですね。

スタンダードなレシピから一歩進んだカクテルを作ってみたい方が選ぶ一本としては、最適だと言えます 。

 

こだわりのカクテルを作ってみたい方、金柑の風味が好きだという方はぜひ一度手に取ってみてください!

 

 

 

この他のフルーツ系リキュールのオススメ銘柄については別記事にまとめてあります。

美味しい飲み方も合わせて紹介してますので、ぜひ参考にしてください!

 

www.green-alaska.com

 

ハイボールが美味しい!ジャパニーズウイスキー「余市」の味とオススメの飲み方を解説

余市とは?

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余市とは、ニッカウヰスキーが製造するジャパニーズシングルモルト。

ニッカウヰスキーが初めて建設した蒸留所で製造されており、まさにニッカウヰスキーの原点とも言えるウイスキーです。

 

このモルトはどのような特徴を持ち、どのような味となっているのか?

今回は、余市の魅力とオススメの飲み方について解説していきたいと思います。

 

 

余市は本場スコットランドの味を目指して作られたウイスキーである

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余市の製造コンセプトは「本場スコットランドのウイスキーのようなピートの効いたウイスキー」

ニッカ創業者のマッサンこと竹鶴政孝氏は、そのウイスキーを実現するために適した場所を探し求めました。

 

そうしてたどり着いたのが、北海道の余市。

この地を初めてのウイスキーづくりの地として選んだのは、スコットランドに近い気候と風土、資源を求めてのことだったそうです。

 

現地では材料となる大麦の栽培も盛んで、焚き付けに使われるピートも豊富。

それらの自然の恵みを使い、伝統的な手法である「石炭直火蒸溜」という技法によって余市の原酒は製造されています。

 

 

余市はどんな味わいとなっているのか?

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余市はコクのある重厚な飲み口と、香ばしいスモーキーフレーバーが特徴的

初老の男性が暖炉の前でロッキングチェアーを揺らしながらじっくりと嗜む…そんなイメージがよく似合う味です。

 

ジャパニーズのウイスキーでピートが効いた味わいというのは非常に珍しいですね。

日本人はどちらかというと、ウイスキーに飲みやすい味わいを求めます。

その需要とは少し逸れたものを作り上げるには、さまざまな葛藤と苦悩があったことでしょう。

 

しかし、尖った味のものには熱狂的なファンがつくもです。

この余市も味に改良を重ね、今や世界で数々の賞を受賞するまでに評価されるようになりました。

まさに日本が世界に誇るウイスキー。

竹鶴政孝氏が目指した「本物のウイスキー」が見事に実現したというわけですね。

 

 

余市のラインナップについて

2018年9月現在、余市のラインナップはノンエイジの「シングルモルト余市」のみとなっています。

 

 

以前は長期熟成の銘柄も販売されていたのですが、現在はこのひとつのみ。

これは近年海外でジャパニーズウイスキーの人気が高まっていることや、ドラマ「マッサン」の影響で原酒不足となっているためです。

 

長期熟成の銘柄が手に入りづらくなったのは残念なことですが、裏を返せばこのモルトが高い完成度を誇っていることの証明であるとも言えます。

ウイスキーファンとしては今後もじっくりと大切に味わっていきたい銘柄ですね。

 

 

余市のオススメの飲み方について

それでは、余市のオススメの飲み方を紹介したいと思います。

 

余市はどのような飲み方でも、美味しくいただけます。

ですが、やはりジャパニーズということで、水や炭酸水で割ることにより面白い変化が出てきますね。

 

ストレート ◎

ロック ○

水割り ○

ハイボール ◎

※筆者の主観による評価です

 

なのでストレートやロックでしか飲んだことがないという方は、ぜひ水割りやハイボールも試していただきたいですね!

ちなみに私の一番のお気に入りはハイボールです。

バーで飲んだ余市のハイボールに一目惚れしてからは、ずっとハイボール党ですね(笑)

 

 

ストレート

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まず余市を味わうときに選択したいのが、ストレートでの飲み方。

やはり余市の重厚で華やかな香りを堪能したいときには、ストレートが最適であると言えます。

 

それではテイスティングを始めます。

まず、グラスに注ぐと蜂蜜のような甘さを感じる香りが立ち昇ります。

ピート香は注いだ段階では控えめです。

 

口に含むと柔らかなアルコール感と共にフルーティな甘さ、ピートのほろ苦さ、カラメルのような濃厚さが押し寄せます。

「思ってたよりかなり甘口だな」という印象ですね。

ピーティーなモルトはドライな味のことが多いのですが、余市はスイートな印象の方が強く残ります。

 

余韻にはピート感が残りますが、それほど煙たい感じはしません。

ボウモアと同等かそれ以下といったところです。

 

このモルトは、スモーキーさは少々控えめながら非常にバランスの取れた完成度の高い味わいを持っていると感じました。

スモーキーなウイスキーならアイラが1番!と思っていたのですが、身近な所にこんなに美味しいモルトがあったとは…。

スコッチばかりに目がいって、ジャパニーズをあまり掘り下げてなかった自分が少し恥ずかしくなりました。

 

口当たりもソフトなので、とにかく飲みやすいですね。

スモーキーなモルトをストレートで飲む、という事の入門編としても優秀なモルトだと思います。

 

ハイボール

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日本人向けに作られたウイスキーだけあって、やはりハイボールとの相性は抜群です。

このモルトで作るハイボールを一言で例えるなら「ものすごくしっくりくるハイボール」といったところ。

 

抽象的な表現で申し訳ないのですが実際に飲むと「これこれ!この味だよ!」と感じてもらえることかと思います(笑)

おそらく余市は、ハイボールが大好きな日本人の味覚を研究しつくして生まれたモルトなのでしょう。

 

さて、実際の味はどんな感じかというとソーダで割ることによってピートの風味はかなり穏やかに。

それ以外の甘さや、フルーティな風味といった余市の個性はハッキリと感じることができるようになります。

 

重厚な風味が持ち味のモルトなので、少し薄めのハイボールにしても飲みごたえは十分。

1:4ほどの割合で割ると、甘さがスッキリとしていながらもウイスキーの風味が濃厚なハイボールに。

1:3ほどの割合で作ると、重厚感のある飲みごたえのある味になります。

どちらも良さがあるのでお好みで濃度を変えて楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに余市はハイボールにすることによって食事ともよくマッチするようになります

定番の唐揚げから煮物のような和食まで。

居酒屋などでお酒の場に出るようなフードと好相性です。

 

特に醤油味の料理との組み合わせが素晴らしいですね。

醤油の風味や旨みがよく感じられるペアリングとなります。

 

 

さいごに

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日本人の味覚に合う、豊かな風味のシングルモルト「余市」

やはりストレートからハイボールまで楽しめる間口の広さはジャパニーズの良いところですね。

ニッカウヰスキーと聞くとブラックニッカなどの安価な銘柄のイメージが先行してしまうという方も多いと思います。

そのような方がこのモルトを口にするとその完成度に驚くのではないでしょうか?

 

普段はリーズナブルなウイスキーをよく飲んでいる、またはスコッチを中心に飲んでいるという方には特にオススメしたいモルトです!

ぜひみなさんも、この本格的なモルトの味を楽しんでみてください!