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自宅でカクテルを作るときに役立つ情報ブログです。カクテルの作り方、おすすめのお酒を紹介していきます。

シャルトリューズのおいしい飲み方、カクテルレシピ17種【自宅で簡単】

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こんにちは、scarlet@alaska_nomilog)です。

今回は、シャルトリューズのおすすめの飲み方、カクテルレシピを紹介していきます。

 

 

「バーには必ずなければならないお酒」

「リキュールの女王」

 

そんな呼ばれ方もする、このリキュール。

古くからあるので、カクテルレシピも多彩です。

 

自宅で簡単に作れるものもあるので、ぜひトライしてみてください。

 

 

 

【おさらい】シャルトリューズってどんなお酒?

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30秒でパパッとおさらいします。

 

シャルトリューズは、ハーブやスパイスを使って作られるリキュール。

現存する不死の霊薬、「エリクサー」としても、有名なお酒です。

 

味わいのレビューなどはこちらの記事にて↓ 

www.green-alaska.com

  

銘柄にも、いろいろなバリエーションがあります。

今回は、スタンダードな「ヴェール」「ジョーヌ」の飲み方を紹介します。

 

 

シャルトリューズのお手軽な飲み方

まずは、誰でも簡単にできる飲み方から。

こちらです。

 

  • ストレート
  • オン・ザ・ロック
  • ソーダ割り
  • トニック割り
  • オレンジジュース割り
  • りんごジュース割り

 

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ジョーヌでもヴェールでも、おいしい飲み方です。

 

風味を存分に味わいたい方は、そのままに近い形で。

ちょっと抵抗がある、という方は割るのがおすすめですね。

 

個人的なおすすめは、りんごジュース割り。

自分の他にやっている人を見たことないですが、フルーティでめちゃくちゃ美味しいです。

 

POINT

割るときは、シャルトリューズ30mlに対して割り材90~120mlの比率がおすすめです。

 

もちろん、お好みで調整可です。

 

おすすめのトニックウォーターについてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

シャルトリューズの本格カクテルレシピ

クラシックなレシピから、スタンダードカクテルのアレンジまで。

幅広く紹介します。

 

シャルトリューズモヒート

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【材料】

シャルトリューズ ヴェール 30ml

シュガーシロップ 1tsp

ライム 1/2個

ミントの葉 10枚〜20枚ほど

炭酸水 Full up

クラッシュドアイス

 

【作り方】

グラスにミント、シロップ、炭酸水少量を入れてペストルで軽く潰す。

ライムを絞ってそのまま果肉をグラスに落とす。

クラッシュドアイス→シャルトリューズと入れてステア。

炭酸水で満たして軽くステア。

ミントの枝、ストローを添える。

 

夏の定番カクテル、「モヒート」のアレンジレシピです。

 

ベースをシャルトリューズに変えることで、複雑かつ清涼感のある味わいに。

ミントのフレッシュな風味でどんどん進んじゃいますね。

 

モヒートのアレンジレシピまとめはこちら↓

www.green-alaska.com

 

アラスカ

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【材料】

ジン 45ml

シャルトリューズ ジョーヌ 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

ステアで作ったり、オレンジビターズを加えたりしても美味しい。

 

シャルトリューズを使ったカクテルの大定番。

 

ジンと合わせることで、シャープでクリアな味わいに。

度数は高めですが、この美味しさはぜひ体感してほしいですね。

 

ベースにおすすめのジンについてはこちら↓

www.green-alaska.com

 

グリーンアラスカ

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【材料】

ジン 45ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

ステアで作っても美味しい。

 

シャルトリューズヴェールをベースにしたアラスカ。

 

アルコール強めで、鮮烈なハーブの風味。

とても万人におすすめはできない味ですが、ハマると病みつきになるカクテルです。

 

 

ベースに使った「カフェジン」についてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

グラスホッパー

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【材料】

ミントリキュール 20ml

クレームドカカオホワイト 20ml

生クリーム 20ml

シャルトリューズ ヴェール 1tsp

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

「グラスホッパー」をシャルトリューズでアレンジした、ちょっと意外なレシピ。

 

スタンダードなレシピに、シャルトリューズヴェールをほんの少し加えるだけ。

これで味の深みが増して、上品な仕上がりとなります。

 

POINT

このようにシャルトリューズは風味の補強にも使えるので、面白いんですよね。

スタンダードレシピのアレンジにも、どんどん使ってみてください!

 

サンジェルマン

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【材料】

シャルトリューズ ヴェール 45ml

レモンジュース 20ml

グレープフルーツジュース 20ml

卵白 1個分

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れて、卵白をほぐすようによく混ぜる

よくシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

フルーツのフレッシュ感と柔らかな口当たりが、なんとも心地よいカクテル。

シャルトリューズのクセも淡い風味に包まれて、かなり穏やかになっています。

 

POINT

卵白は混ざりにくいので、シェーク前に泡だて器などでよくほぐしてください。

 

お持ちならば、ハンドブレンダーなどを使うのがベターです。

 

テイクファイブ

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【材料】

ウォッカ 30ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

ライムジュース 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

ややマイナーなレシピなんですが、個人的に大好きなやつです。

 

ウォッカベースなので、クリアーな仕上がり。

スッキリと味わうことができるのがお気に入りです。

 

ベースに使った「フィンランディア ウォッカ」についてはこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

スプリングフィーリング

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【材料】

ジン 30ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

レモンジュース 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

サッパリ系のショートカクテルをもう一つ。

 

レモンが加わることで、親しみの持てる味わいに。

このほろ苦くスッキリとした風味は、まさに春を連想させる味わいですね。

 

パッセンジャーリスト

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【材料】

ブランデー 15ml

ジン 15ml

パルフェタムール 15ml

シャルトリューズジョーヌ 15ml

ペルノー 1dash

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

強めで、甘口のショートカクテルが好きな方におすすめです。

 

さまざまなお酒を使っているだけあって、複雑な味わい。

 

見た目は真っ黒ですが…飲むと意外と美味しい、そのギャップも魅力の1つですね。

 

シャンゼリゼ

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【材料】

ブランデー 30ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

レモンジュース 15ml

アンゴスチュラビターズ 1dash

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

味わいをひとことで例えるなら、「スパイシーなサイドカー」

ハーブの香りが加わることで、奥深さが出ています。

 

シャルトリューズのベースがブランデーなおかげか、一体感があってgoodですね。

 

イエローパロット

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【材料】

シャルトリューズ ジョーヌ 20ml

アブサン 20ml

アプリコットブランデー 20mj

 

【作り方】

氷を入れたミキシンググラスに材料を入れてステアし、カクテルグラスに注ぐ。

 

イエローパロット=黄色のオウム。

 

材料を見て想像できるとは思いますが、かなりの甘口。

風味は華やかでフルーティで、この濃厚さはクセになりそうですね。

 

ラストワード

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【材料】

ジン 30ml

シャルトリューズ ヴェール 15ml

マラスキーノ 15ml

フレッシュライムジュース 15ml

 

【作り方】

氷を入れたシェーカーに材料を入れてシェークし、カクテルグラスに注ぐ。

 

クラシックカクテルの再評価とともに、人気が高まりつつあるレシピです。

 

味わいはスパイシーで力強く、かつバランスもいいですね。

シャルトリューズの青々しい風味が、よく活きています。

 

POINT

クラシックなレシピでは、材料を1:1:1:1でミックスします。

 

が、現代の感覚だと少しくどいかな?といった感じなので、ジン多めの分量がおすすめです。

 

 

多彩なカクテルでシャルトリューズを楽しもう

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「バーの味」なんていわれるシャルトリューズですが、このように自宅でも楽しむこともできますね。

 

まずは、お手軽な飲み方から。

いろいろな味わいを楽しんでみてください。

 

 

 

【関連記事】

・おすすめのハーブリキュールまとめ  

www.green-alaska.com

 

・ハーブリキュール「ガリアーノ」のレビュー 

www.green-alaska.com

 

・パルフェタムールのカクテル、おすすめ銘柄

www.green-alaska.com

 

ウイスキー通が認めるウイスキー、フロムザバレルとは?

フロムザバレルとは?その魅力を徹底解説します!

あなたは普段、どんなウイスキーを飲んでいますか?

 

スコッチ?ジャパニーズ?

やはり日本のウイスキーを飲んでいるという方がほとんどかもしれませんね。

 

日本のウイスキーと言えば、ニッカウイスキーが定番ですが、

その中に、世界的な品評会で最高賞のトロフィーを獲得した銘柄があるんです。

 

それが、今回紹介する「フロムザバレル」。

 

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このウイスキーは味も素晴らしいのですが、なにより低価格なのがビックリ。

なんと世界的な賞を取ったウイスキーが、2500円ほどで買えちゃうんです。

 

それでは特徴の解説、テイスティングレビューをしていきたいと思います。

 

 

フロムザバレルの製法、特徴

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フロムザバレルには、一般的なブレンデッドウイスキーとは少し異なる製法が取り入れられています。

 

まずは、そちらについてお話ししたいと思います。

 

フロムザバレルの特徴: 「マリッジ」製法

ウイスキーは樽で熟成させることで、豊かなフレーバーを生み出しています。

これは、ウイスキーの味わいを決定付ける重要な工程です。

 

そんな樽熟成の工程で、フロムザバレルは少し変わった手法をとっています。

一般的なブレンデッドウイスキーとの比較をみてみましょう。

 

POINT

【一般的なブレンデッドウイスキーの製法】

樽による熟成→モルト原酒とグレーン原酒をブレンド→ボトル詰め

 

【フロムザバレルの製法】

樽による熟成→モルト原酒とグレーン原酒をブレンド→さらに新たな樽に入れ数ヶ月追熟成→ボトル詰め

 

この手法は「マリッジ(結婚)」と呼ばれています。

 

モルトとグレーンを合わせた後、さらに追熟を行うことで、まさに原酒同士が結婚したかのような一体感を生み出しています。

 

複数の樽での熟成することにより、濃厚なフレーバーとなるのも特徴の1つですね。

 

フロムザバレルの特徴: 最小限の加水

フロムザバレルの特徴その2。

それは、瓶詰め前に行われる加水が最小限に抑えられているという点です。

 

ウイスキーは、基本的に熟成のあとに加水を行います。

だいたい、アルコール度数が40%になるように調整するのが一般的ですね。

 

いっぽうフロムザバレルの出荷時の度数は51.4%。

かなり高い数値ですね。

 

POINT

このような製法で作られるウイスキーは「カスクストレングス」と呼ばれています。

 

ただフロムザバレルの場合は、厳密に言うとその定義から少し外れていますね。

なので、「樽出し原酒」というキャッチコピーで販売がされています。

 

なぜこんな手法を取っているかというと、

「原酒のままの美味しさを楽しんでほしい」

という製造者の想いがあるからなのだそうです。

 

フロムザバレル=「樽直送」のウイスキー。

 

この濃密な味わいはまさにプレミアム。

一般的なウイスキーでは、なかなか味わうことができないものです。

 

 

フロムザバレルはどんな味わい?

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http://mtbsqtr.blogspot.jp/2013_08_01_archive.html

 

「でも、度数が高いウイスキーなんて飲みにくいだけなんじゃ?」

51.4度のお酒、と聞くとそう思ってしまうのも無理がありませんね。

 

ということで、実際に2〜3ヶ月かけてじっくり飲んでみました。

 

そこで気付いたのは

「フロムザバレルには度数の数値だけでは語れない魅力がある」ということ。

 

テイスティングレビューとともに、その魅力をお話ししたいと思います。

 

 

フロムザバレルの魅力: 力強いフレーバー

フロム・ザ・バレルの魅力…

それは香りやフレーバーの力強さです。

 

口の中にいっせいに拡がる、鮮烈な味わい。

これは、通常のウイスキーではなかなか体験できるものではありません。

 

例えるなら、そうですね…香りが爆発するような感じとでも言いましょうか。

 

このような強いフレーバーのウイスキーは、じっくりと香りに浸るような飲み方を好む人にうってつけですね。

 

フロムザバレルの魅力: 花畑のような魅惑的な味わい

フロム・ザ・バレルの香りには魅惑的な甘さを感じます。

 

この香りは、カラメルや花の蜜に例えられることが多いですね。

 

そのおかげか、高い度数を感じさせないほどスイスイ飲めちゃうんですよね。

私はそれほどアルコールに強くないのですが、ほんとに飲みやすく感じます。

 

 

フロムザバレルは信じられないほど安い!現在の価格は?

フロムザバレルは、かなり安価な値段だというのも特徴のひとつです。

  

ひと昔前はなんと500mlで1000円台後半( ! )でした。

そこからジワジワと値上がりして、2019年10月現在では2500円ほどになっていますね。

 

 

値上がりしたとはいえ、クオリティを考えるとまだまだお得な値段です。

というか、このレベルのウイスキーが1000円台で売られていたというのが奇跡でしたね…。

 

ブレンダーの手腕と企業努力に、ただただ驚くしかありません…!

 

 

フロムザバレルのオススメの飲み方

フロムザバレルを色々な飲み方で飲んでみました。

私の評価は次の通りです。

 

個人的な評価

 ストレート◎

 ロック○

 トワイスアップ△

 ハイボール△

 水割り×

(あくまでも個人の感想です)

 

フロムザバレルは、加水を極力抑えて作られたウイスキー。

なので、やはりそのままに近い形で飲むのがベストだと感じました。

 

「普段は水割りやハイボールだよ」という方も、まずはストレートで味わって頂きたいです。

 

ストレートだと、初めはピリッとした刺激が少しだけ気になるかもしれません。

ですが、すぐに華やかなフレーバーと甘さが口の中一杯に拡がっていきます。

 

この香りが口内をかけめぐり、満たされる感覚がたまりません。

 

海外の方でこの香りを「花畑の中で深呼吸をするような体験だ!」と例えた方もいるそうですね。

 

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http://p.twipple.jp/QkdVm

 

ただ、ニッカウヰスキー公式の解説ページではハイボールでの飲み方も提案されているようです。

 

個人的にはちょっと苦手な感じだったのですが…濃い目のハイボールが好きだという方は気に入るかもしれませんね。

 

 

【余談】フロムザバレルはカクテル、漬け込み酒にするのもアリ

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フロムザバレルの楽しみ方がもうひとつ。

それはウイスキーカクテルのベースとして、使用することです。

 

あまり一般的ではないかもしれませんね。

私も、色々と試してみて偶然発見した楽しみ方です。

 

筆者のオススメのカクテルはゴッドファーザー。

ウイスキーにアマレットというリキュールを加えたカクテルです。

 

・ゴッドファーザーのレシピ

【材料】

フロムザバレル 45ml

アマレット 15ml

 

【作り方】

ロックグラスに氷を入れ、材料を注ぎ軽くステアする。

 

アマレットは杏仁豆腐のような香りを持つリキュール。

味わいとしては、けっこうどっしりした感じですね。

 

なので、普通のウイスキーでゴッドファーザーを作るとアマレットばかりが際立ってしまうということもしばしばあります。

 

ですが、フロムザバレルはアマレットにも負けない力強い味を持っています。

そのため、2つのお酒の良さを存分に感じることができるというわけですね。

 

フロムザバレルの香りとアマレットの相性も抜群。

上品ながらも力強い、なんとも個性的なカクテルとなります。

 

アマレットについては個別記事で詳しく紹介しています。↓

www.green-alaska.com

 

 

その他ですと、漬け込みウイスキーの材料として使うというのもよかったです。

 

SNSで話題となったイチゴの漬け込みウイスキー。

これをフロムザバレルで作ってみました。

 

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花畑の香りとイチゴの甘酸っぱさのコラボレーション!

たまらないですねこれは…。

 

他のウイスキーで作るよりイチゴの風味を強く感じますね。

これはフロムザバレルの高い度数で、材料のエキス分がよく抽出されたためだと思われます。

 

漬け込み酒の定番、「リモンチェッロ」でもレモン香りを出すためにスピリタスが使われますからね。

それと同じで、これはフロムザバレルだからこそ作ることができる味だと言えます。

 

イチゴ味のウイスキーだなんて…とはなかなかバカにできない素晴らしい味わいですよ。

ぜひお試しを!

 

イチゴのウイスキーの詳しい作り方についてはこちらをどうぞ! ↓

www.green-alaska.com

 

 

世界が認めるウイスキー、フロムザバレルを楽しもう

フロムザバレルは安価なため、普段飲み用としてストックしている方も多いウイスキー。

 

その香りが爆発するような、鮮烈な味わいはきっとあなたの心に深く残ることでしょう。

 

値段の方はそろそろ落ち着く気もしますが…

まだまだ値上がりが止まらないという可能性もあります。

これを機に手にしてみてはいかがでしょうか?

 

 

フロムザバレルのような、力強い味わいが好きな方にはバーボンもおすすめです。

あまり飲んだことがない…という方はバーボンの主要銘柄からチェックしてみてください!↓

 

www.green-alaska.com

 

twitterで話題のいちごウイスキー。色々な銘柄で作ってみました

Twitterで話題沸騰!イチゴの漬け込みウイスキー

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先日twitterを見ていたところ、こんなツイートを投稿している方がいました

 

 

冷凍したイチゴを砂糖と一緒に漬け込んだウイスキーだそうです

とても美味しそうですね。ウイスキーの色も赤色に染まっていて見た目もキレイですね!

お酒で果物を漬けるものといえば梅酒サングリアが定番ですが、ウイスキーで漬けるというのは初めて見ました…

 

このツイートは1ヶ月で約10万RT 20万Favされ海外でも話題になっているようです

実際に作ってみたという方もチラホラ見受けられて、ニッカウヰスキー公式アカウントでも作り方が解説されています

 

 

こちらのレシピではレモンスライスを入れてさっぱりとした味に仕上げているようですね

 

こんな美味しそうなお酒を知って、指をくわえて見てるだけというのも酒飲みとしての名が廃る!と思ったので私も実際に作ってみることにしました

今回は私が実際に使った材料と作り方、漬け込みに使うオススメのウイスキーについて解説したいと思います!

 

 

作り方と材料

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【材料】

・イチゴ8~10粒程度

・お好みのウイスキー 約200ml~300ml

・上白糖(砂糖) 大さじ4杯

・容量500mlほどのビン

 

 

スーパーなどで売られているイチゴ1パック分で作るとこのような分量になります

分量、漬け込む容量はお好みで!

私は甘めが好きなので砂糖たっぷりにしました

 

使用するウイスキーですが、まずピート香が強いものや値段が高すぎるものは避けたほうが無難かと思われます

(試しにボウモアで少し漬けてみたらヒドイ味になってしまいました…) 

 

私は家にちょうど飲みかけのフロムザバレルがあったのでそれで作ってみました!

花のような甘い香りのウイスキーなので、イチゴの香りとマッチするかな?という考えで銘柄を選んだ感じですね

  

ちなみに考案者の方はブラックニッカを使用したそうです

こちらは良くも悪くも癖の無いウイスキーなのでイチゴの風味が際立ちそうです

価格も安めなので、安価に美味しく作りたい!という方にはいいかもしれませんね

 

 

【作り方】

1.ビンを煮沸消毒したのちよく乾かす

2.イチゴを洗いヘタを取り水気をよくふき取り冷凍する

3.ビンに砂糖、イチゴ、ウイスキーを入れ冷蔵庫で4~5日間寝かせる

4.漬け込んだイチゴを取り出し完成!

 

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日数は4日間ほどかかりますが、作り方は材料をビンに入れるだけ。とってもお手軽ですね!

注意することがあるとすれば、ビンに水滴などが付いていないか気をつけるという点くらいですね

保存に使うビンに水分が付着していると、そこから雑菌が繁殖してしまいます

漬け込み期間は短いので、あまり神経質になる必要はないと思いますが、最低限よく乾いたビンを使用するようにしましょう

気になる方はビンの煮沸消毒をした後に材料を入れてください!

 

 

味の感想、オススメの飲み方

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さてそれでは実際に飲んでみることにします

まず最初の飲み方は考案者オススメのハイボールで!

このように漬け込んだイチゴを入れると見た目も華やかになっていいですね

 

味のほうですが、砂糖を入れたことで非常に飲みやすい味になっています

イチゴの酸味とフレッシュな香りがウイスキーとよく調和しており、とてもフルーティで華やかな仕上がりとなりました

たった4~5日漬け込んだだけでここまでイチゴの香りが綺麗にウイスキーに移るとは…これは驚きました!

ウイスキーが苦手という方にもオススメできそうな味ですね。ウイスキー特有のクセが感じづらくなっているので、リキュール感覚でスイスイ飲めてしまいます

考案者が作ったときに、思わず全員で嬉しい悲鳴を上げたというのも納得です!

 

ただ自分の場合、フロムザバレル(アルコール度数51%)で作ったことが災いしたのか、ストレートで飲むのはちょっとしんどいかな?という感じでした

なのでフロムザバレルで作るイチゴのウイスキーのオススメの飲み方は水割りとハイボールですね

水割りだとじっくりとイチゴの香りを楽しむことができ、ハイボールだと爽やかにゴクゴクと飲めちゃいます

水やソーダで割ってもイチゴの香りはしっかりと残っていてハッキリ感じることができますよ!

割るときの分量はウイスキー1に対して割り材2ほどがオススメです

しっかりと甘さを感じる分量にするのが美味しく作るコツですね

 

 

ちなみにこのイチゴのウイスキーの飲み頃はイチゴを取り除いてから約一週間です

それ以上経ったものも飲めなくはないですが、香りのフレッシュ感が薄まってしまい魅力半減といったところ

お一人で楽しむ予定であれば無理なく飲み切れるよう、300ml〜500ml容量のビンを使って作るのがいいかと思います

(イチゴを取り除くと約半量のウイスキーが残ります)

 

今回使ったウイスキー「フロムザバレル」は普段飲みのウイスキーとしても優秀なウイスキーです

この他の楽しみ方を知りたい方は別記事の解説を見てみてください!

 

www.green-alaska.com

 

 

アイリッシュウイスキー「ジェムソン」でイチゴの漬け込みウイスキーを作ってみました

すっかりこの味にハマってしまったので、別の銘柄を使ってもう一度イチゴのウイスキーを作ってみることにしました

使用したウイスキーは口当たりが軽く癖の無い味わいのアイリッシュウイスキー、ジェムソン

 

 

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この銘柄で作るイチゴのウイスキーは大当たりでした!

イチゴの香りがとてもよく出ていて、軽めの味わいのジェムソンとよく調和しています

度数がそれなりにあるはずなのにアルコールの当たりのキツさはほぼ感じません

こちらは軽やかな味わいなのでロックでも美味しくいただくことができました

そのままの状態に近い飲み方をしたいという方はジェムソンを使って作るのがいいかもしれませんね!

 

ちなみにこのイチゴのウイスキーは友人との宅飲みのために作ったのですが、取り出すやいなや次々と飲まれてしまい、400mlほどあったビンの中身が3時間ほどで空になってしまいました(笑)

やはりイチゴのウイスキーは見た目も非常にオシャレなので場が盛り上がりますね

作ったハイボールの写真を撮ってくれた方もたくさんいました(とてもうれしい)

宅飲みにジェムソンで作るイチゴのウイスキー、オススメです!

 

 

バーボンの銘酒「メーカーズマーク」でイチゴの漬け込みウイスキーを作ってみました

お次はバーボンを使って作ってみます

使用したのは香ばしくコクのある風味が特徴の銘柄「メーカーズマーク」です 

このバーボンを使ってイチゴのカクテルを作ったところ相性抜群だったので、これはイチゴを漬け込んだら美味しくなるのでは?と思い選んでみました

 

 

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こちらも素晴らしい味わいでした!

やっぱりメーカーズマークとイチゴは相性抜群ですね!

特にハイボールにしたときの味わいが素晴らしいです

香ばしく甘い味わいにイチゴのフレッシュ感、甘酸っぱさが炭酸ではじけて…これはもう堪らないですね

ジェムソンのイチゴウイスキーは軽めの味わいでしたが、こちらはボディ感のある味わいです

飲みごたえを求めるのならこの銘柄で決まりですね。オススメです!

 

ちなみにちょっと変化球的な味わいを求めるのならばこんな飲み方もあります

 

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イチゴのメーカーズマーク、ジンジャーエール割りです

メーカーズマークはジンジャーエールとの相性もグッド。こちらも狙い通り美味しく仕上がってくれました

刺激的で甘みのある、目が覚めるような味わいのカクテルとなっています

ソーダ割り以外の飲み方も試してみたい!という方にはぜひオススメです!

 

ジンジャーエールは刺激の強い辛口タイプを使うのがベターですね

私は今回、バーで定番の瓶入りのウィルキンソン ジンジャーエールを使って作ってみました!

 

 

 

まとめ

・フロムザバレルのイチゴウイスキーは力強い味と華やかな香りが特徴。ハイボールか水割りで飲むのがオススメ。

・ジェムソンのイチゴウイスキーは軽やかでフレッシュな味わいが特徴。ロックやハイボールで飲むのがオススメ。

・メーカーズマークのイチゴウイスキーは香ばしくボディ感のある味が特徴。ハイボールやジンジャーエール割りで飲むのがオススメ。

 

いかがでしたでしょうか?

綺麗な赤色のウイスキーをホームパーティなどで振る舞えば、場が沸くこと間違いなしですね!

この爽やかな香りのウイスキーをぜひイチゴの美味しい季節に作っていただきたいと思います!

 

イチゴのウイスキーの味が気に入った!という方にはフレッシュなイチゴをまるごと使ったカクテルもオススメしてします

別記事にレシピをまとめてありますので、よろしければこちらもどうぞ!

 

www.green-alaska.com

 

おすすめのクラフトジンのまとめ【個性を楽しむジン11選】

個性的な味わいのクラフトジン、数ある銘柄の中でおすすめは?

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https://antenna.jp/articles/3307813

 

世間はクラフト飲料ブーム。

クラフトビールからクラフトバーボン、はたまたクラフトコーヒーなんてものも。

そこかしこで「クラフト」の名を冠したお酒を目にするようになりました。

 

じゃあ、クラフトのジンってどんな味がするの?

ということで、今回はクラフトジンのオススメの銘柄を語っていこうかと思います。

 

そもそもスタンダードのジンもあんまりよく知らない、という方にはまずこちら↓ 

www.green-alaska.com

 

 

クラフトジンのオススメ銘柄

クラフトジンは職人のこだわりが色濃く出たお酒。

 

数あるクラフトジンの中に、きっと気にいる銘柄があるはずです。

気になったものから、試してみてください。

 

タンカレーNo.10

 

メジャーなジンの1つであるタンカレーのプレミアム版が、このタンカレーNo.10。

通常のタンカレーと比べると、口当たりと香りの抜け感に大きな差があります。

 

味わいに癖がなく万人受けする味なので、プレミアムジンの入門用として、まずはこの銘柄から試してみるのもいいかと思います。

 

私のオススメの飲み方はジントニック。

特にシュウェップスのトニックウォーターと合わせたものがオススメです。

 

詳しくは、タンカレーNo.10の個別レビュー記事にて↓ 

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スターオブボンベイ

 

こちらも有名なジンであるボンベイサファイアのプレミアム版。

通常版と同じく、青を基調としたボトルのデザインが格好いいですね。

 

ノーマルのボンベイサファイアよりも多くのボタニカルを蒸留時に使用しており、複雑な香りとスムースな飲み口が特徴的です。

ここまで香り高い仕上がりになっていると、じっくり香りに浸るためにストレートで飲むのもいいですね。

 

もちろんジントニックでも美味しく頂けます。

個人的なオススメはウィルキンソンのトニックウォーターを使い、炭酸水も少量入れたジンソニックでの飲み方。

甘みは抑えられ、スッキリとした後味と共にボタニカルの香りに浸ることができます。

 

 

No.3 ロンドンドライジン

 

鍵のレリーフが埋め込まれた、深緑のボトルが印象的な一本。

無骨なイメージが漂うボトルデザインですが、味の方もかなり無骨さを感じる仕上がりとなっています。

 

このNo.3はボタニカルの種類を厳選し、ジュニパーベリーの風味を感じやすいよう設計されています。

ドライジンらしいスタンダードな風味ですが、苦味が強めで力強い印象。

基本を最大限まで洗練させたジンといった表現がよく似合います。

 

力強い風味のこのジンは、冷凍してストレートで飲むか、ドライマティーニで嗜むのがオススメです。

また、ジントニックにしても重厚でなかなか面白い味になります。

合わせるトニックウォーターは悩むところですが、私はウィルキンソンで作るものが好みです。

 

 

ボタニック プレミアムジン

 

正方形のボトル、前面にある大仏の顔のようなデザイン…。

ボトルを見ただけで、只者ではない雰囲気を感じさせますが、ボタニックはそのインパクトにも負けない味わいを持っています。

 

このジンは特殊なボタニカルを使用しているのが特徴。

ジュニパーベリー、カルダモンといった定番の香草の他にブッダズハンドという果実を使っており、柑橘系の香りが非常に際立った仕上がりとなっています。

 

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ブッダズハンド - from gold coast

 

ちなみに私がこのジンを知ったのは、とある一軒のバーがキッカケです。

色々なジンで飲み比べをするほどジントニックが好き、という事をバーテンダーさんに伝えたところ、

「じゃあ、今まで飲んだどのジントニックよりも美味しいジントニックを出して見せましょう」

と自信満々で提供してくれたのが、ボタニックを使ったジントニック。

 

飲んでみると苦味と酸味、甘みのバランスが非常に良く、独特の香りがとても心地良い…。

「確かにこのジントニックは唯一無二だ。」と確信を持って言える味わいでした。

 

ちなみにそのお店ではトニックウォーターはフィーバーツリーを使用していましたね。

私もボタニックを使ってジントニックを作るときは、少し奮発してフィーバーツリーを使います!

ストレートで飲んでもまろやかで非常に美味しいジンです。

希少なので、手元にあっても怖くてめったに手をつけないのですが…。

 

 

季の美 京都ドライジン

 

クラフトジン界で今話題のジンです。

 

発売は2016年秋、蒸留所はなんと日本の京都。

これだけでも話題性抜群なのですが、面白いのはその原料。

ベースにライススピリッツ、ボタニカルに玉露、柚子、山椒、ヒノキなどを使い、ジンに和のエッセンスを加えるという挑戦的な製法を取り入れています。

 

ストレートで飲むと、口当たりはスムースでフルーティー。

アルコールの当たりも優しく、45度という度数も忘れてスイスイ飲めてしまいます。

 

ジントニックにすると柚子のさわやかな香りが際立ち、体にスッと染み渡るような優しい仕上がりとなります。

その味わいは、ライムを入れずともバランスが取れているほどです。

 

レビューするにあたり、色々なトニックウォーターとの組み合わせを試してみました。

ですが、どれを使っても「非常に美味しい」以外の感想が出ないという、半ば語彙が吹っ飛んだ状態になってしまいました(笑)

 

なので、ジントニックを作る際はお好みのトニックウォーターを使うのがいいかと思います。

それほどまでに完成度の高い一本。

ジンが好きだという方には、ぜひ飲んでみてもらいたいですね。

 

季の美については、別記事で詳しく解説してあります。

このジンが気になった方は、ぜひ一度目を通していただきたいです。

 

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ニッカ カフェジン

 

続いて日本のジンをもう1つ紹介します。

ニッカウイスキーが販売する異色のジン、「ニッカ カフェジン」です。

2017年から販売が開始されたジンなのですが、早くも話題となっている1本です。

 

特徴は、穀物由来の甘み、まろやかで力強いボディ。

そしてなんといっても、鮮烈な山椒の風味です。

 

山椒とジュニパーの風味がマッチするの?と思うかもしれませんが、意外にもよくマッチします。

スタンダードレシピに使うと、個性的な味わいに。

創作カクテルのベースとしてもおすすめですよ。

 

詳しい特徴、色々なカクテルを作ってみての感想などはこちら。

スパイシーな風味は人を選びそうですが、ハマる人は強烈にハマっちゃうでしょうね!

 

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ヘンドリックスジン

 

お次はスコットランド製のプレミアムジン、ヘンドリックスジンです。

製造に使用しているボタニカルが特徴的で、ジュニパーベリーやレモンピールといった定番のものに加え、キュウリと薔薇の花びらのエキスが使用されています。

 

そのため、味の方は爽やかで清々しさを感じる仕上がりとなっています。

見渡す限りの草原に寝転んで深呼吸をするような、そんな気分にさせてくれるジンです。

 

飲み方としてはジントニックがオススメ。

ヘンドリックスが持つ若草のような爽やかな香りは、ジントニックにすることで際立ち、爽快感溢れる味となります。

 

詳しい話については個別記事にまとめてありますので、こちらもぜひ目を通してみてください!

 

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モンキー47ドライジン

 

 

次に紹介するのはドイツ製のクラフトジン、モンキー47ドライジンです。

私は初めてこのジンを口にした時に、思わず「おおっ」と声を上げてしまいました。

 

口当たりはまろやか。

スパーシーで上品な甘さを感じ、その後に複雑な香りが一斉に押し寄せてきます。

 

スタンダードなジンであれば、「柑橘の風味が~」だとか「ジュニパーのピリッとした香りが~」などと、具体的に味を例えることができます。

ですが、このジンはあまりにも香りの情報量が多いため、その風味を何かに例えるのが難しいとさえ感じてしまいました。

 

これは、蒸留所のあるブラックフォレストの豊かな自然の中で育まれた、47種ものボタニカルを香り付けに使っているためです。

その香りを紐解いて真価を味わうためには、シングルモルトのウイスキーをじっくりと飲み進めるかのごとく、長い時間が必要であると私は思います。

 

飲み方としてはその香りを十二分に堪能できるストレート、またはロックがオススメ。

こちらの銘柄も詳しい情報は個別記事にまとめてあるので、興味を引かれた方は読んでみてほしいと思います。

 

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ジーヴァイン フロレゾン

 

ジーヴァインフロレゾンはフランス製のクラフトジンです。

通常、ジンには穀物由来のスピリッツが使用されますが、このジンの原料となるのはなんとユニ・ブランという白ブドウ。

これは白ワインの製造などに使われる品種です。

 

このジンを口にすると、まずグラスに顔を近づけたときの香り立ちに驚きます。

その香りはまさにマスカットのような瑞々しい香り。

 

味のほうも素晴らしく、口に含むとフルーティで澄んだ甘さと芳醇な香りが駆け巡ります。
ジュニパーは優しく香り、これがリキュールではなくジンだと確かに感じられる…。

まさにクラフトジンでしか味わえない、他に類を見ない体験ができる一本です。

 

味に癖が無くスムースな飲み口なので、さまざまなカクテルベースとして使うのがオススメです。

そのフルーティでリッチな味と香りはカクテルに個性を与えてくれます。

 

この銘柄についても個別記事で詳しく解説してありますので、こちらもあわせてどうぞ!

 

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コーヴァルジン

 

アメリカにおける、マイクロディスティラリー(小規模な蒸留所)の先駆けともいえる、コーヴァル蒸留所が作るクラフトジンです。

 

この蒸留所からは、2つのジンがリリースされています。

コーヴァルドライジンと、コーヴァルバレルドジンです。

 

コーヴァルドライジンの方は、都会的なイメージの洗練された味わいが特徴。

アタックが独特で、乳酸菌飲料のようなミルキーな風味も感じます。

 

コーヴァルバレルドジンは、なんと珍しい樽熟成のジンです。

こちらは木々の清々しい香りと、ジンの香りの調和が素晴らしいです。

どちらも今までに飲んだ事のない、個性的な味わいですね。

 

このジンについての詳しいレビューは別記事にて。

オススメの飲み方についても解説しています。

 

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ザ・ボタニスト

 

ウイスキーの一大生産地である、アイラ島で製造されているジンです。

このジンは、アイラ島原産の22のボタニカルに、伝統的な9つのボタニカルを合わせて作られます。

 

香りはとても豊かで華やか。

ジントニックにして飲むのもいいですが、フレッシュハーブと組み合わせたカクテルにするのもオススメですね。

非常に調和の取れた味わいとなります。

 

口当たりが非常にマイルドなのも特徴の1つですね。

そのため、ストレートやロックで飲むのにも適しています。

このような飲み方ができるのは、クラフトジンの特権ですね。

 

このジンについての詳しい解説は別記事にて。

ハーブを使ったカクテルのレシピも、多数紹介しています。

 

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クラフトジンの個性と意匠を楽しもう

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私が、特に美味しいと思ったクラフトジンを紹介してみました。

ですが、市場にはまだまだクラフトジンが山ほどあります。

 

この記事は、美味しいクラフトジンを見つけたらどんどん追記をしていくつもりです。

クラフトジンを買おうかな?という気分になったら、またこちらを覗いていただければと思います。

 

ジンベースのカクテルレシピについては、こちらの記事にまとめてあります。

定番から創作レシピまで幅広く紹介してますので、クラフトジンを使って作ってみてはいかがでしょうか?

 

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自家製水出しコーヒーの作り方。オススメの豆はどれ?

こんにちは、あらすかです

4月に入ってすっかり春らしくなってきたといったところですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

私はというと、暖かくなってきたら何か新しいことを始めたくなってくるもので、最近は自宅でコーヒーを淹れることに凝っています

最初は普通のインスタントのドリップコーヒーから始まって、今ではコーヒー店などで焙煎済みの豆を買ってきて、自宅で挽いて淹れるようになりました

 

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自宅で淹れるとなると色々な方法がありますが、私が特に気に入ったのが水出しのコーヒーです

 

熱湯でドリップして冷やした普通のアイスコーヒーとはまた違ったスッキリとした味になり、手軽に楽しめるので最近はもっぱら水出しで飲むようになりました

 

そこで今回は水出しコーヒーの作り方とオススメの豆などを紹介したいと思います

お酒ブログらしくカクテルとしての飲み方も考えてみました

詳しくは後述で!

 

 

水出しコーヒーの特徴、自宅で淹れるメリットデメリット

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まず水出しコーヒーの味の特徴ですが普通にドリップして淹れるより、酸味や渋みが少なくなり香りが感じられやすくなる、というものが挙げられます

さらに飲み口が軽めで後味もスッキリした印象になるものが多いです

普通のコーヒーを飲んだ後の口の中が重たくなる感じもそれほどしません

 

それでいて苦味やコクはしっかり感じるので、深煎りのコーヒーが好き、酸味のあるコーヒーが苦手という方にオススメです

 

またお店で買うのではなく自分で淹れることで好みの豆を使ったり濃度を調整したりと、自分好みの味を作ることができます

 

 

第二に、コストパフォーマンスが良いです

お店で水出しコーヒーを買う場合は安くても350円ほど、ちゃんとした喫茶店だと400円〜500円程度します

自分で淹れるとすると豆が100gで500円ほど

これで1リットル程度の水出しコーヒーが作れます

お店で買うコーヒーが1杯200mlだとすると、家だと1/5ほどの値段で作れることになります

日常的にコーヒーを飲む方にはうってつけですね!

 

 

デメリットとしては淹れるのにそれなりに時間がかかる事

手挽きのミルだと豆を挽くのに20分ほど、その粉をポットにセットしてドリップをするのに30分ほどかかります

これを手間がかかると考えるか、作る過程を楽しむと考えるかは人それぞれになると思います

ただ水出しコーヒーは酸化しづらいので1度仕込んでしまえば3日間は美味しくいただく事ができます

 

 

用意するもの、オススメのコーヒー豆の品種

・コーヒー豆

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コーヒー豆を挽いたものに水を注いで抽出をするので、焙煎済みのコーヒー豆を買ってくる必要があります

 

豆の品種は好みで構わないと思いますが、深煎りで酸味が少ない品種の方が相性がいいです

 

個人的なオススメはスッキリした苦味とナッツのような後味が特徴のマンデリン、滑らかな口当たりと力強い味が特徴のトラジャの2つ

 

もちろんコーヒー豆を販売しているお店で、水出し用のブレンドを買うのもオススメです

 

個人経営の喫茶店なんかに行くと、その店独自のブレンド豆を販売してたりするので、お気に入りの喫茶店があるなら豆の販売をしていないか確認してみましょう!

 

 

 

・水出しポット

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麦茶用のポットとパックを使う方法もありますが、やはり専用のポットを1つ持っていると手間がかからず繰り返し使えて便利です

ポットの容量は、水出しコーヒーが美味しく飲める3日間程度の間にどのくらい飲むかを考えて選べばいいかと思います

ちなみに私は外出するときに別容器に500mlほど移して、持ち歩きで飲んだりもするので容量1リットルのポットを購入しました

 

 

・コーヒーミル

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コーヒー豆を買ったお店で豆を挽いてもらう事もできるかと思いますが、粉状になった豆は香りがすぐ飛んでしまうため、できるだけコーヒーを抽出する直前に挽くのが基本です

お店で買って挽いてもらった分だけすぐドリップするにしても、少量だけの販売をしているお店は少なく200g以上からの販売という店がほとんどだと思います

なので挽いたばかりのベストな状態の豆を用意するためにコーヒーミルの購入をオススメします

水出しコーヒーは挽いた豆の荒さによってかなり味が変わるので、荒さ調整機能付きのものがベストです

手挽きのミルだと安価で変えますが、豆を挽く作業は思ったより時間と労力…というか筋力を使います

私も今は手挽きのミルしか持っていないのですが、電動のミルが欲しくなってきたところです…!

 

 

 

作り方

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1.コーヒー豆を挽く

豆の品種などによって最適な荒さは違いますが、オススメはとりあえず中粗挽きでやってみること

その後、味の好みで次回作るときに豆の荒さを微調整するのがいいです

あまり細かく挽いてしまうと雑味が出てしまうので注意しましょう

 

 

2.挽いた豆をポットのフィルターにセットし、ゆっくり水を注ぐ

1リットルのポットを使う場合使用する豆は80gほど

注いだ水はフィルターを通してゆっくりと落ちていくので、あふれないようにゆっくり少しずつ水を注ぎます

ポットの種類によっては水を注いだ後軽くかき混ぜるよう指示をされていることもあります

20分ほどかかるので読書でもしながらゆったりと抽出しましょう

 

 

3.すぐに冷蔵庫に入れ、8時間前後豆をひたす

抽出が終わったらすぐに冷蔵庫に入れて保管します

常温で放置してしまうとコーヒーが濁り、味が落ちてしまいます

豆を浸しておく時間は8時間程度がオススメですが、好みによって変えるのもいいかと思います

薄めが好みなら6時間程度、苦味が強めのものが好みなら9時間程度が浸水させるのがいいですが、あまり長くつけると今度は渋みや雑味が出てきます

 

 

4.浸水時間が過ぎたら豆をポットから外し、冷蔵庫で保管する

フィルターをポットにセットしたままだと当然、どんどんコーヒーが濃くなってしまうので時間が来たらポットから外します

完成してから3日程度までが美味しく飲むことができる期間なので、早めにいただきましょう

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私は食後にデザートと一緒にいただく事が多いですね

やっぱり甘いものとの相性は抜群です!

 

 

普通に飲む以外の楽しみ方も

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コーヒー豆の選定や抽出がうまくいっていれば、喫茶店顔負けの美味しいコーヒーが出来上がったことかと思います

もちろんそのまま飲んでもとても美味しいのですが、水出しならではの楽しみ方を2つ紹介したいと思います!

 

・コーヒーカクテルにする

水出しコーヒーはカクテルと非常に相性がいいです

理由は飲み口が軽いのに香りが立ちやすいという水出しコーヒーの特徴があるためです

普通にドリップをしたコーヒーを使ってカクテルを作ると、その強い風味によって混ぜたリキュールやスピリッツの個性が埋もれがちですが、水出しコーヒーを使うとそれぞれの個性が際立ちます

 

合わせるリキュールも相性の良いものがたくさんあります

個人的なオススメはフランジェリコ、アマレット、サザンカンフォートの3つ

特にフランジェリコはぜひ一度試して頂きたいですね!

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ヘーゼルナッツのリキュールなんですが、すっきりした水出しの苦味にほのかな甘みと香ばしさが加わってとても美味しいですよ!

 

合わせる際の割合はコーヒー3:1リキュールにすると甘さとアルコール感のバランスが取れるかと思います

 

 

リユースボトルに入れて持ち歩き

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水出しコーヒーの酸化しにくい特性を生かした楽しみ方です

仕事場などで美味しい自家製のコーヒーが楽しめるなんて素敵だと思いませんか?

 

水筒などで持ち歩いてもいいですが金属の水筒はどうしても鉄っぽい匂いがコーヒーに付いてしまうので、リユースボトルの使用をオススメします

リユースボトルはポリエステル樹脂などで作られていますので、熱に強く匂い移りもありません

デザインもオシャレなものが多いので、持ち歩くのが楽しくなりますね!

 

 

まとめ

・水出しコーヒーは酸味が少なくスッキリとした苦味が特徴

・コスパはいいが、それなりに手間はかかる

・豆は深煎りで酸味の少ないものを

・作る際は専用の道具があると楽、豆の浸水時間に注意

・コーヒーカクテルと好相性

 

まだ水出しコーヒーを飲んだことがないという方、インスタントやチェーン店などのコーヒーしか飲んだことがないという方は、ぜひチャレンジしてみてください!

きっとその澄んだ味に驚くはず!

人気のカクテル、モヒートをフレッシュバジルでアレンジ - バジルモヒートを作ってみました

庭に植えたバジルが大繁殖!そんな時にオススメのカクテルがあります

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皆さんには、料理に使うために植えたハーブが増えすぎて使い切れなくなった!という経験はありますでしょうか?

筆者はまさに今その状態で、イタリアンを作るために育てていたバジルが、庭を占拠しているという状態になっています(笑)

 

3週間ほど前にパスタソースを作るのに大量に収穫したのですがすぐに元通り。

この手のハーブは繁殖力が強くてすぐに増えちゃうんですよね…。

 

 

バジルを使ったモヒート「バジルモヒート」

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イタリアンにも飽きてきたので、何とかこのハーブをうまく活用する方法はないかと色々調べてみたら、なんとバジルを使ったカクテルのレシピがあるとのこと。

バジルを使うカクテルがあることをそのとき初めて知ったのですが、ネットで検索してみると色々なレシピが出てきました。

創作カクテル界ではバジルはわりとメジャーな材料となっているみたいですね。

 

今回は創作レシピの中から手元にある材料で作れて美味しそうだと思ったカクテル、バジルモヒートを作ってみることにしました!

 

 

バジルモヒートの材料

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 ホワイトラム 45ml

 砂糖 2tsp

 ライム 1/4

 バジル 8枚ほど

 クラッシュドアイス 適量

 炭酸水 適量

 

見つけたレシピを参考に、スタンダードなモヒートの作り方に倣って進めていきます。

ラムはゴールドラムでも可、砂糖はシュガーシロップでもOKです。

ライムは緑色の濃い新鮮なものを使いましょう。

クラッシュドアイスはコンビニなどで手に入りますが自分で氷を砕いて作ってもOKです。

バジルはたっぷり使うと美味しいですね。消費もかねて、これでもかと毟ってやりましょう。

 

 

バジルモヒートのレシピ

1. ライムの下処理をする

ライムの表面にはワックスによるコーティング処理がされていることが多いので、まず食品用洗剤をつけたタワシで表面を洗います。

ライムの皮を傷つけないようにやさしく洗い、丁寧にすすぎをしましょう。

 

洗ったライムは1/4のくし切りにします。

エグみの元となるので1/4に切った後、芯の白い部分を切り落とします。

 

2. グラスにライム、砂糖、バジル、ホワイトラムを入れる

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バジルは香りを出すために細かくちぎって入れます。

 

3. すりこ木などでライムとバジルを潰しながら混ぜ合わせる

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潰し過ぎるとエグみが出てくるのでほどほどにマドルします。

 

4. クラッシュドアイスをグラスに詰め、ステアする

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材料を冷やし、調和させるためによく攪拌します。

 

5. 炭酸水を注いで再度ステア

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炭酸水を注いだ後は、炭酸が抜けないように優しくステアします。

バースプーンを差し入れ、底から上に持ち上げ全体になじませた後、1回転程度ステアすると炭酸も余り抜けず、全体が程よく混ざり合うと思います。

 

6. 最後にバジルの葉を乗せ完成

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液面にバジルを乗せることでグラスに口を付けた時にバジルの香りが直接薫るようになりますし、見た目も良くなります。

 

 

いざ実飲!気になるお味のほうは…

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バジルをカクテルに使うのは初めてだったので、本当に合うのかどうか不安でしたが、とても美味しく作ることができました!

ラムとバジルの甘い香りのかけ合わせがたまらないですね。

とても爽やかで、なによりフレッシュ感が素晴らしいです。

 

スタンダードなモヒートと比較すると、ハーブの爽やかな風味はそのままで、ミントの刺激だけが無くなっていますので、ミントのスースーとした感じが苦手という方でも美味しくいただけるんじゃないでしょうか?

 

すっきりとした味わいのため料理との相性もよく、特に揚げ物やトマト料理とは相性抜群。

バジルの味のカクテルなのでイタリアンとは良く合いそうですね。

 

 

さいごに

バジルがこんなにカクテルに合うとは本当に驚きでした!

私はすっかりバジルカクテルにハマってしまい、後日色々なカクテルにバジルを入れて飲んでみたりもしました。

 

モヒートの他ですとジントニックのアレンジに使うのもよかったですね。

ライムの代わりにバジルを入れると、なかなか面白い味になりました。

この分だと庭のバジルが枯渇する日も近そうです(笑)

 

皆さんもぜひバジルを使ったカクテルを楽しんでみてください!

 

今回使用したラムと炭酸水はこちら!

 

 

強烈な個性を持つウイスキー、アイラモルトのオススメの銘柄と飲み方

個性的なフレーバーを持つアイラモルト  その特徴とは?

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さまざまな地域で製造されるウイスキー…。

イギリスからアメリカ、日本やはたまた台湾まで。

 

その味わいは製造される国や地域によってさまざま。

ですが、その中でもひときわ異彩を放つウイスキーがあります。

 

それがイギリス、スコットランドの西海岸沖に浮かぶアイラ島で作られるウイスキー。

通称アイラモルトです。

 

今回はこのアイラモルトにスポットを当てて、味や特徴、オススメの銘柄などを解説していきたいと思います。

 

 

アイラモルトはどんな味がするのか?

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それじゃあアイラモルトは他のウイスキーとどこが違うの?

ということで、まずはその味や香りについて説明したいと思います。

 

アイラモルトの最大の特徴。

それは強いヨード香とスモーキーフレーバーです。

 

アイラモルトは、アイラ島各地に堆積したピート(泥炭)を燃料として、ウイスキーの原料の大麦の乾燥を行っています。

そのため、他のウイスキーとは違う独特の香りをまといます。

 

その香りは強烈な薫香の他、消毒液やヨードチンキ、正露丸の香りなどと例えられたりします。

これはアイラ島で取れるピートに、海草のヨード分が豊富に含まれていることによるもので、まさにアイラ島の自然の恵みの象徴といえます。

 

また、多くの蒸留所が海辺に立てられていることによってウイスキーは熟成中に潮風を纏います。

そのため、アイラモルトは海を連想させるような香りと塩っけを感じる味わいのものが多いですね。

 

 

アイラモルトは初心者にオススメできない?

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アイラモルトはとても個性的な味わいを持っています。

その味は、ウイスキーを飲みなれた人の間でも好みがはっきりと分かれるほどです。

 

そのためウイスキー界ではアイラモルトを初心者に勧めるのはご法度!という空気があります。

ですが私としては、気になっているのなら試しに飲んでみるのがいいんじゃないか?と思っています。

 

憧れは間口を広げてくれる効果があります。

もちろん最初は口に合わないかもしれません。

私もそうでした。

しかし、だからこそ最初にアイラモルトを口にした思い出は忘れがたいものになるのです。

 

私はウイスキーを飲みはじめた頃、友人にオススメを聞いたら、いきなりラフロイグを薦められたという経験があります。

その頃はウイスキー初心者ですから、当然飲んでみたらとんでもない味だ、と感じます。

「なんてものを薦めてくれたんだ…!」

とその時はずいぶん友人のことを疑ったものです。

 

ですが、不思議とその後もちょくちょくとラフロイグを飲むようになります。

あの独特の味わいが知らず知らずのうちにクセになっていたのです。

 

今ではすっかりウイスキーはアイラ党に。

出会いにインパクトがあったからこそ、離れがたい存在になっているのかもしれませんね。

 

 

オススメの銘柄と飲み方の解説

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それでは、実際にアイラモルトにはどんな銘柄があるのか?

順に紹介していきたいと思います。

 

アイラモルトを楽しむコツは、まずはストレートで飲んでみるということ。

ウイスキー初心者の方は慣れないところがあるかもしれませんが、ぜひトライしていただきたいところです。

 

もちろんお供にはチェイサー(氷水)を。

ウイスキーの後に追って飲むことで、香りが拡がり、その味わいを十分に堪能することができます。

 

 

ボウモア 12年

 

アイラ島最古の蒸留所で、伝統的な製法で作られるウイスキー。

アイラウイスキーの入門用としてもよく勧められる銘柄です。

 

アイラのウイスキーの中ではピート香が抑えめな方なのですが、それでも他のウイスキーと比べると、かなりピーティーな部類に入ります。

ボウモアからアイラモルトに入った!という方も多いとは思いますが、その味は衝撃的で忘れられないものとなっていることでしょう。

 

特徴的なピート、ヨード香にばかり目が向きがちですが、その奥には魅惑的な味わいが潜んでいます。

穏やかな浜辺を思わせるような塩っ気のある味、かすかな甘み、それに花を思わせるような香りと海草の香りが折り重なっています。

絶妙なバランス感覚を持つウイスキーです。

 

オススメの飲み方はストレートとトワイスアップ。

加水によって甘さが際立つので、ぜひ試してみていただきたいですね。

 

ボウモアについては個別記事にまとめてあります。

このウイスキーをもっと深く知りたい方は、目を通してみてください!

 

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ラフロイグ10年

 

その強烈な個性と、完成度の高い味わいで世界中に数多くのファンが存在するウイスキー。

あのチャールズ皇太子も、熱狂的なファンだということがよく知られていますね。

アイラといったらやっぱりこの銘柄、という人も多いんじゃないでしょうか?

 

味の方は非常にスモーキーでケミカル。

慣れないうちは「薬のような味がする!」といった感想しか出ないかもしれないですね(笑)

 

ですがこの独特の味わいに慣れてくると、スモーキーさの奥に熟成感のあるフルーティな風味を感じることができるようになります。

このフルーティーな味わいとピート香の調和が本当に素晴らしい。

これはファンが多いというのも頷けるというものです。

 

飲み方はやはりストレートがおすすめですね。

その他ですと、ハイボールで嗜む方も多くおられるそうですが 、個人的には加水するとピート香だけが際立ちすぎてしまうかな?という感想です。

ただピート香が際立ったドライな風味をあえて楽しみたいという方もいるかと思いますので、そういう方には少し濃い目に作ったハイボールをおすすめします。

 

こちらも詳しいレビューについては別記事にまとめてあります

完成度が高いと評判のラフロイグ18年のレビューも書いてみましたので、このウイスキーが気になる方は見てみてください!

 

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アードベッグ10年

 

究極のアイラモルトとも称され、世界的な評価の高い一本。

ボトルや箱のデザインも、なにやら黒魔術を連想させるようなダークな感じです。

 

味はとにかく強烈の一言で、煙をそのまま飲み込んでいるような気分にさえさせてくれます。

しかしその強烈なピート香や薫香に慣れてくると、意外にクリーミーで甘い味わいに気づくはずです。

 

ストレートで少量を口に入れ、しばらく口の中で楽しんだ後チェイサーを飲むと、さまざまな香りが一気に爆発するように花開きます。

非常に個性的であるがゆえに、一度癖になると病みつきになる一本といえるでしょう。

 

少量の加水をすると甘さや香りが強調されて、また違った一面が見えるのも面白いところ。

私はストレートで飲み始めて、後半それに徐々に加水するという飲み方が好きですね。

 

 

カリラ 12年

 

どっしりとした飲みごたえのある味わいが多いアイラモルトの中で、比較的スッキリとした味わいを持つのがこのカリラ。

ラベルの表記がCAOL ILAとなっていますが、これでカリラと発音します。

ジョニーウォーカーのキーモルトとしても知られている銘柄ですね。

 

味の方はスッキリした甘みとスパイシーな後味。

酸味も強めに感じる印象です。

もちろん、アイラモルトの持ち味であるスモーキーでほろ苦いテイストもしっかり感じることができます。

煙たさはボウモア以上、ラフロイグ未満といったところでしょうか?


総合すると辛口でドライな味だと言えますが、余韻は意外にも華やかな印象。

スモーキーフレーバーもラフロイグやボウモアとは少し異なるように感じます。

燻製のような後をひく芳醇さというか、癖になりそうな香ばしい風味です。

 

オススメの飲み方はストレートとロック。

ナッツ類との相性も良く、共に飲み進めるとたまらないです。

特にカシューナッツのようなほのかな甘みがあるものとは相性抜群。

ぜひお試し下さい!

 

 

さいごに

メジャーな銘柄を紹介してみましたが、まだまだアイラには面白い銘柄が存在します。

 

興味を持ったのならば、バーに行き「おすすめのアイラモルトありますか?」とバーテンダーに聞いてみるのがいいですね。

あなたにとってのウイスキーの世界が、さらに広がること請け合いです!