NomiLOG

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カクテルやウイスキー、リキュールなどの洋酒の楽しみ方を紹介します

カクテル作りにオススメのジンジャーエール、ジンジャービアの銘柄とカクテルの紹介

意外にもカクテル作りに重宝するジンジャーエール、その特徴とは?

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スパイシーな生姜の風味とコクのある甘さが特徴のジンジャーエール

そのまま飲んでも美味しいのですが、カクテルにするとさらに美味しい。そのため世界中のバーで重宝されている割り材でもあります

 

自宅などでジンジャーエールを使ったカクテルを作る際はスーパーやコンビニなどで買ったペットボトル入りのものを使うという方がほとんどだと思います

ですがバーで作られる本格的なカクテルには一般に売られているものとは少し違った銘柄がよく使われているという事をあなたはご存知でしょうか?

今回はそんな本格的なカクテル作りに欠かせないジンジャーエールの銘柄を紹介したいと思います

 

 

オススメのジンジャーエール、ジンジャービアの銘柄

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まずカクテル作りに使われるジンジャー飲料は大きく分けて2つあります

生姜エキスなどによって風味付けがなされた炭酸飲料、ジンジャーエール

生の生姜に糖分と水を加え発酵させて作られるジンジャービア

どちらも生姜原料の炭酸飲料なのですが製法などに違いがあります

味の方はザックリと言うとジンジャーエールの方は甘みが強く生姜の風味は控えめ

ジンジャービアの方はスッキリとした甘さに強い生姜の風味が特徴と言ったところでしょうか

もちろん個々の銘柄によっても味が変わってくるので、この辺りは大体の味の傾向として覚えていればいいかと思います

 

それでは銘柄ごとの味の違い、オススメの銘柄について解説をしていきたいと思います

今回紹介するものはバーでよく使われる瓶入りのジンジャーエールです

スーパーなどで売られているペットボトル入りのものは気軽に味を確かめることができるので、それ以外で

少し手に入れづらいものもありますが、酒屋やネットショップなどで探してみてください

 

ウィルキンソン ジンジャーエール(辛口)

 

まずオススメしたいのはウィルキンソンジンジャーエールの辛口。カクテル作りに使うジンジャーエールとしては1番メジャーな銘柄で、実際にバーなどでもよく使われています

味の方はコンビニなどで売られているジンジャーエールとは違い、生姜の辛みがかなり強め。これは初めて飲んだ人はちょっとびっくりする味なんじゃないでしょうか?

この刺激的なフレーバーはお酒とよく合います。この銘柄を使って作られるモスコミュールはまさに絶品。バーで長年愛されている味です

本格的なジンジャーエールカクテルを作りたいという方は、まずはこの銘柄をベンチマークとして色々試してみるのがオススメです

 

ウィルキンソン ドライジンジャーエール(甘口)

 

ウィルキンソンの辛口ジンジャーエールはとても美味しいのですが、やはり生姜のフレーバーが強いので少し苦手だと感じてしまう人も出てくるかと思います

そんな方にオススメなのが、同じウィルキンソンの甘口ジンジャーエール。こちらは生姜の辛みが抑えられているので辛口タイプに比べて飲みやすい味となっています

ただ甘口と言えど炭酸が効いていてキレのある味です。辛みこそ少ないものの生姜の香りはしっかりと強く感じられるので飲みごたえも十分あります

 

ちなみにウィルキンソンのジンジャーエールは辛口と甘口でボトルのデザインがほとんど変わらないため、購入の際は間違えないように注意してください

筆記体で「g」のロゴが入っているのが辛口タイプ

同じく筆記体で「Dry」のロゴが甘口タイプです

Dryなのに甘口なんですよねー。非常に紛らわしいです

筆者も何回も買い間違えをしています(笑)ご注意を!

 

フェンティマンス ジンジャービア

 

ジンジャーエールに続いてお次はジンジャービアに分類されるドリンクの紹介をしていきたいと思います

まずオススメしたいのはフェンティマンスのジンジャービア。フェンティマンスというとネットで一時話題になった「世界一美味しいコーラ」の製造メーカーでもあります

このジンジャービアは古くから海外のバーで使われている銘柄です

その味は生姜が効いていてスッキリとした甘み特徴的。炭酸も比較的穏やかでナチュラルな印象。明らかに前述のジンジャーエールとはベクトルの違う味です

スッと口の中に染み渡るような口当たりも魅力的。これを使って作られたカクテルは均整の取れた凛とした印象に仕上がります

この伝統的で洗練された味は一見の価値あり。オススメです

 

フィーバーツリー ジンジャービア

 

最後に紹介するのはフィーバーツリーのジンジャービア

フィーバーツリーはプレミアムトニックウォーターで有名ですね。キナの木の抽出物を原料とした本物のトニックウォーターとして名高い銘柄です

こちらのジンジャービアは上品な味が特徴

レモネードを彷彿とさせる穏やかな甘みと酸味、優しい口当たり、スパイシーで華やかな余韻…どの要素も魅力的で完成度の高いものとなっています

その繊細な味はグレイグースのようなプレミアムウォッカとの相性が抜群です

一段階上の味、高級感のある味を求めている方はこちらが最適。そのまま飲んでも非常に美味しい銘柄です

 

 

ジンジャーエール、ジンジャービアを使って作るオススメのカクテル

ジンジャーエールやジンジャービアを使用したカクテルのレシピは数多くあります

意外とどんなお酒にもマッチしてしまう味なので、蒸留酒からリキュールまで色々なお酒の割り材として活躍してくれます

今回はメジャーなジンジャーエールカクテルから少しマイナーなものまで、個人的にオススメのカクテルを紹介したいと思います

レシピの表記はジンジャーエールで統一しますが、ジンジャービアを使って作ってもかまいません。先程説明した各銘柄の特徴を考えて割り材を選んでみてください!

 

モスコミュール

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https://stellarosawines.com/moscow-mule-with-a-stella-rosa-twist/

 

【材料】

ウォッカ 1/4

ジンジャーエール 3/4

ライム(くし切り) 1/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めライムを絞りグラスに落とす

その後ウォッカを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

ジンジャーエールカクテルの代表格。美味しいジンジャーエールを手に入れた時にまず作りたくなるのはやはりこれでしょう

ウォッカにジンジャーエールとライムを加えただけ、というシンプルなレシピですが意外とこだわり甲斐のあるカクテルでもあります

本格的なバーで提供されるモスコミュールはまさに絶品。多くの人が飲んだことがあるであろう居酒屋やダイニングバーのモスコミュールとは雲泥の差です

このカクテルについては別記事で掘り下げてあるので自宅でモスコミュールを作ってみようと考えている方にはぜひ読んでいただきたいです

こだわりぬいて作られたものは飲む人の心に響く素晴らしい味となります

 

www.green-alaska.com

 

ホーセズネック

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https://www.thespruce.com/horses-neck-recipe-759307

 

【材料】

ブランデー 1/4

ジンジャーエール 3/4

レモンの皮 1個分

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めブランデーを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

レモンの皮を螺旋状に剥きグラスに入れる

 

ジンジャーエールはウイスキーやブランデーとも相性抜群です

それらを使ったカクテルの中で私がオススメしたいのはこのホーセズネック

ブランデーの熟成香とジンジャーエールの組み合わせで奥深くもスッキリとした味に。レモンの皮の香りが爽やかで見た目も鮮やかなカクテルです

レモンの皮を一枚続きで剥くのはなかなか難しいですが、綺麗に作れたらやはり達成感がありますね(笑)

使うブランデーは安価なものでかまいません。ぶどうと生姜の組み合わせをぜひ楽しんでみてください

 

 

アマレットジンジャー

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https://ameblo.jp/the-union-jack6/entry-10493890761.html

 

【材料】

アマレット 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアマレットを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

杏仁豆腐のような甘露な味と香りが特徴のリキュール、アマレット

このリキュールをジンジャーエールで割るとコクのある甘さとエキゾチックな香りのカクテルが完成します

私がアマレットを飲むときは大体ウーロン茶割りかコレですね。サッパリしたものが飲みたいときはアマレットウーロン、甘ーい炭酸カクテルが飲みたいときはアマレットジンジャー、といった感じでしょうか?

このカクテルはその香りと飲み口から特に女性に好まれています

やはりアマレットの香りは女性を惹きつける何かを持っているのでしょうか?

 

アマレットの詳しい話については別記事にまとめてあります

こちらも合わせてどうぞ

 

www.green-alaska.com

 

シャンディーガフ

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【材料】

ビール 1/2

ジンジャーエール 1/2

 

【レシピ】

グラスにビールとジンジャーエールを同量注ぎ軽くステアする

 

ビールはそのまま飲むものという感覚の方が多いとは思いますが、実はカクテルにしても非常に美味しく飲めるお酒です

ビールカクテルの中でも特にオススメなのがこのシャンディーガフ

ビールの苦味がジンジャーエールの甘みで和らげられるため非常に飲みやすい味となります

それでいて生姜の刺激により飲み口はスパイシーに。ホップの香りとジンジャーの香りもよく調和しています

ビールが苦手な方への救済策としてよく紹介されるカクテルなのですが、使用する銘柄をよく選び、丁寧に作られたものはカクテルフリークの方も唸る素晴らしい味となります

 

このカクテルに使うビールの銘柄で私がオススメするのは近年人気が高まっているピルスナーの「ホワイトベルグ」です

このビールはフルーティーでサッパリとした味が特徴。辛口のジンジャーエールとベストマッチのフレーバーです

 

 

ソコジンジャー

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http://cafe-sahabi.com/drink/alcohol/

 

【材料】

サザンカンフォート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めサザンカンフォートを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

様々なフルーツやスパイスのフレーバーが魅力的なサザンカンフォート。日本では少々マイナーなのですがアメリカでは非常に人気のあるリキュールです

このリキュールは様々な材料からなる複雑なフレーバーが特徴です。あわせる材料によって際立つ香りが変化するとも言われており、その不思議さ、面白さから特に若年層に好まれています

ジンジャーエールと合わせた場合はシナモン、ハーブ香が際立つとのこと。確かに実際に飲んでみるとシナモンの香りが強めに感じる気がします!

(情報を見てから飲んでみたのでバイアスがかかっているだけかもしれませんが)

と、まあそのような話題性のある要素を差し引いても普通に美味しいカクテルです。フルーティーでスパイシーなその味はパーティーシーンなどにもぴったりですね!

 

国内で流通しているサザンカンフォートはアルコール度数が21度のものが主となっていますが、ネットショップだと本国で流通している度数35度のものも直輸入品として購入できるようです

より刺激的な味を求める方は度数が高い方を飲んでみてはいかがでしょうか?

 

 

ディスカバリー

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【材料】

アドヴォカート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアドヴォカートを注ぎよくステアし、ジンジャーエールを注ぎ軽く再ステアする

 

アドヴォカートは卵原料のカスタードクリームのような味のリキュール

となるとこのカクテルは卵と生姜味のカクテル?

ちょっと味の方が想像しにくいとは思いますが意外な美味しさを持つカクテルなんです!

カスタードクリームに炭酸とほろ苦く甘いジンジャーエールの味が加わることにより、クリーミーで優しい味のカクテルが完成します

卵の優しい風味に包まれたためか不思議と生姜の辛味も穏やかに。材料がよく泡立つため口当たりも非常に滑らかになります

この材料の組み合わせはまさに「ディスカバリー(発見)」ですね!

 

アドヴォカートについては別記事で詳しく解説しています

意外と色々な組み合わせを楽しめるリキュールなのでオススメです

 

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生姜の刺激とコクのある甘みが美味しいジンジャーエールカクテルを楽しもう!

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いかがでしたでしょうか?

カクテルを作る際、まず使うお酒の種類から考えるという方が多いと思いますが今回のように割り材から考えてみるのも面白いですね

常備しておくと家飲みの選択肢が広がるので、みなさんもお好みのジンジャーエールを買い揃えてみてはいかがでしょうか?

 

最高に美味しいカルーアミルクの作り方

カルーアミルクとは

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カルーアミルクはコーヒーリキュールの「カルーア」と牛乳で作るカクテルです

カフェオレのように甘く飲みやすい味、クリーミーな口当たりで特に女性に好まれています

コーヒーの香りでアルコール感も感じづらくなるので、あまりお酒に慣れてないという方にもオススメのカクテルですね

 

カルーアミルクはダイニングバーなどで飲むカジュアルなカクテルといった印象を持っている方も多いとは思いますが、実はバーなどでもオーダーすることができます

そして本格的なバーで提供されるカルーアミルクは単にカルーアを牛乳で割っただけというものではなく材料、製法などに工夫が重ねられていることが多いです

 

私も最初にバーのカルーアミルクを飲んだときは、このカクテルをこんなにも美味しく作ることができるのか…!と感動した覚えがあります

その影響からか、それから自宅でカルーアミルクを作る時は少し作り方に工夫をするようになりました

 

そこで今回は色々な方法でカルーアミルクを作ってみて、私が美味しかったと思えたレシピを紹介していきたいと思います

タイトルのように「最高のカルーアミルク」と自称してしまうと少し大げさかもしれないですが、今までシンプルなレシピのものしか飲んだことがないという方は感動する味だと思います!

 

 

スタンダードなカルーアミルクの作り方

 

まずはスタンダードなカルーアミルクのレシピをおさらいしてみましょう

 

【材料】

カルーア 1/3

牛乳 2/3

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めカルーアと牛乳を注ぎよくステアする

 

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はい、とってもシンプル。お手軽ですね

このように簡単に美味しく作れるのがカルーアミルクの魅力とも言えます

ですがこれではまだ単なるダイニングバーのメニューのバリエーションの1つ、といったところ。最高のカルーアミルクには程遠い出来です

ということでここから色々手を加えていってみましょう

いきなり手間のかかる作り方を紹介するのも敷居が上がってしまうだけだと思ったので、段階的に3つのステップに分けて解説をしていこうかと思います

まずは出来そうなものから試してみてください!

 

 

仕上げにインスタントコーヒーを振りかけてビターな仕上がりに

 

まずはお手軽な方法を1つ。どこの家庭にでもある粉末のインスタントコーヒーを使って少々のアレンジを施してみましょう

先ほどのレシピで出来上がったカルーアミルクの液面にスプーンに軽く一杯分ほどのインスタントコーヒーを振りかけて仕上げます

 

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シンプルな方法ですがその効果は絶大。グラスに顔を近づけた際にフワッとコーヒーの心地よい香りが漂います

味の方も最初にインスタントコーヒーの苦味が感じられ、その後にカルーアの甘さが来る、といった感じに緩急が付いたものになります

口をつけるたびにインスタントコーヒーの苦味で舌がリセットされるような感覚となるため、甘さで飲み口がくどく感じることもなくなります

味にも複雑さが生まれるので飲みごたえもでてきますね

 

筆者の家にはネスカフェのゴールドブレンドが常備されているので、よくそれを使って作っています

やっぱりインスタントコーヒーの中でも香りや味がいいと評判のものを使うと美味しくなりますね。オススメです

 

 

 

生クリームを加えてシェイク!ふんわりと柔らかな口当たりに

 

次のステップではバーなどで提供されるものに近い、少し本格的なカルーアミルクの作り方を紹介します

今までのカルーアミルクとは使う材料や作り方がガラッと変わるのでまずは改めてレシピを記載します

 

【材料】

カルーア 30ml

牛乳 50ml

生クリーム 20ml

ブランデー 5ml

インスタントコーヒー 1つまみ

 

【レシピ】

材料をシェイカーに入れよくシェイクする

十分に材料が混ざりよく冷えたところでグラスにシェイカーの中の氷とともに注ぐ

仕上げにお好みでインスタントコーヒーを振り掛ける

 

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今まではグラスの中で材料を混ぜ合わせる「ビルド」のレシピでしたが、こちらはシェイカーを使って材料をミックスする「シェイク」のレシピとなります

 

作る際、シェイクは強めに30往復くらい行いましょう

生クリームを加えてハードシェイクをすることで材料が泡立ち、仕上がりはカプチーノのようなふんわりとした口当たりに。混ざりにくい材料もよく混ざり均整のとれた味となります

隠し味として少量加えたブランデーにより味わいは多層的で深みのあるものとなり、余韻も華やかになります。ここまでくるとカクテルというより高級なスイーツのような印象も出てきますね

 

注意点としては生クリームはかならず動物性脂肪のものを使用すること。脂肪分35〜40%のものを選べば多少シェイクし過ぎてもカクテルが水っぽくなることもなくオススメです

今回はブランデーを加えるレシピとしましたが、お好みで色々なリキュールを加えてみるのも面白いです

コーヒーの香りと相性のいいヘーゼルナッツリキュールなんかがオススメですね

 

 

 シェイカーなんて持っていない!という方は生クリームを泡立て器などでホイップした後に他材料に加え、ステアで作ってみてください

シェイクで作ったものに近い味と口当たりになります

生クリームは大体7分立てくらいがベストでしょうか

どうせホイップするなら、ということで余った生クリームをしっかりとたてて最後にデコレーションに使うのもオススメです!

 

 

自家製コーヒーリキュールを使用する

 

シェイクで作るカルーアミルク…これはこれで素晴らしい味なのですが、1つだけ不満がありました

それはカルーアが主役のカクテルなのにコーヒーの香りがイマイチ弱いということです

生クリームやブランデーを加えることで味に深みが出たのですが、どうしても出来上がりのコーヒー感が控えめになってしまうんですよね

コーヒーは香りが非常に大事な飲み物です。お酒だけじゃなくコーヒーも大好物な自分はこれを疎かにするのはいかがなものか?と思いました

 

カルーアを多めに使ってみたりと材料の分量を調整したりもしてみたのですが、甘さのバランスが崩れたりしてうまくいきません

なので最終手段、メイン材料のカルーアに手を加えてみることにしました

 

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このようにラム酒やウォッカでコーヒー豆を漬け込むことによって自家製のカルーアを作ります

詳しい作り方についてはこちらの記事を参考にしてください

 

www.green-alaska.com

 

…これは大成功でしたね!

自家製カルーアはコーヒーの香り立ちが市販のものとは歴然の差です!

この自家製カルーアを使ったカルーアミルクはコーヒーのフレッシュで芳醇な香りも堪能でき、アルコールもしっかり効いて飲みごたえも十分です

出来上がりまで少し時間はかかってしまいますが作り方自体はシンプルで簡単。ぜひお好みのコーヒー豆で作ってみてください!

 

 

シンプルなカクテルにもこだわりを持てば至高の一杯に!

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というわけで最高のカルーアミルクを目指して試行錯誤したレシピを紹介してみたのですが、いかがでしたでしょうか?

自家製コーヒーリキュールを使用する場合、コーヒー豆の漬け込み期間は約1ヶ月。つまり「そうだカルーアミルクを作ろう」と思い立ってから1ヶ月の製作期間を経て完成するカクテルであると言えます

たかがカルーアミルクのためにそこまでするのか…と思ってしまうかもしれませんが、だがそれがいい!

単純なレシピのカクテルの作り方にも徹底にこだわってみる!

それがカクテルの面白いところなのだと私は思います!

そうして作られたカクテルは飲む人の心に残る素晴らしい味となるはずです

 

今回はカルーアミルクにフォーカスしてみましたが、他にもこだわり甲斐のあるカクテルは沢山あります!

ぜひみなさんも自分だけのこだわりの一杯を作り上げてみてください!

 

 

コーヒー好きの方には自宅で作る水出しコーヒーの記事もオススメしています

ぜひご覧になってみてください!

 

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イタリアの食後酒の定番「リモンチェッロ」飲み方とカクテルレシピの解説

度数は高いけど飲みやすい?!リモンチェッロの特徴について

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リモンチェッロはイタリア産のレモンリキュールです

原料はレモンの果肉ではなく皮。表面の黄色い部分のみを薄く削ぎ落として使用しています

削ぎ落とした皮を純度の高いスピリッツに漬け込み、苦味と香りを抽出。その後に糖分と水分を加えて度数と甘さを調整して作られます

そうして出来上がったリキュールの度数は30〜40度となります

リキュールとしてはかなり高度数ですが、甘さがあるので意外とスイスイと飲めてしまいます

口当たりもトロリと滑らかでレモンの酸味、苦味を存分に味わうことのできる美味しいお酒です

本国イタリアでは食後酒の定番となっています。ストレートで飲むのが一般的ですね

 

日本ではカクテルベースとして使われる事も多いお酒です

今回はそんなリモンチェッロの飲み方と数ある銘柄の中からオススメのものを紹介したいと思います!

 

リモンチェッロの飲み方

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基本の飲み方はストレート。キンキンに冷やしたリモンチェッロを食後に少量飲む事で、酸味で口がさっぱりとしてアルコールの作用で消化も促進されます

ですがお酒に強い欧米人はともかく、私たちはあまり強いお酒を飲む機会のない日本人。30〜40度のリキュールをそのまま飲むのは少し大変かもしれません

なので今回はリモンチェッロを使ったカクテルのレシピを中心に紹介してみようかと思います!

色々な飲み方ができるのは、開けてそのまま飲むだけのチューハイのようなお酒には無い利点です

ぜひ色々な飲み方を試してみてください

 

ソーダ割り

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【材料】

リモンチェッロ 1/4

炭酸水 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めリモンチェッロを注ぎステアしてよく冷やす。その後に炭酸水を注ぎ軽くステアする

 

まず試していただきたいのはこのソーダ割り

レモンの爽やかな香りを堪能したいけど、ストレートで飲むのは少し辛いという方は最適な飲み方です

ソーダで割ることにより甘さもすっきり、かつレモンの微かな苦味と風味はしっかりと残ります

レモンサワーや市販のレモンチューハイが好きな方はハマってしまう味わいなのではないでしょうか?

自分で割る手間はありますが、既製品を買うより遥かにコスパがよく味も高品質で上品です

これまでチューハイばかり飲んでいたという方はこの味にきっと驚くはず。一度試してみてはいかがでしょうか?

 

コーラ割り

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【材料】
リモンチェッロ 1/3

コーラ 2/3

 

【レシピ】
グラスに氷を詰めリモンチェッロを注ぎステアしてよく冷やす。その後にコーラを注ぎ軽くステアする

 

お手軽に楽しむことができる飲み方その2。リモンチェッロをコーラで割ったカクテルです

リモンチェッロの分量はコーラの強い風味に負けないように少し多めにしてあります

レモン風味のコーラがあることから分かるようにレモンとコーラは相性抜群。リモンチェッロの酸味とほのかな苦味のおかげで、飲み口もシャープになります

このカクテルは特にジャンキーなフードとのペアリングが最高ですね。スイスイ飲めてしまうのでフードもどんどん進んでしまいます

 

リモンチェッロ スプモーニ

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 【材料】
リモンチェッロ 1/4

グレープフルーツジュース 1/4

トニックウォーター 2/4


【レシピ】
グラスに氷を詰めリモンチェッロとグレープフルーツジュース注ぎステアしてよく冷やす。その後にトニックウォーターを注ぎ軽くステアする

 

カンパリで作るカクテル「スプモーニ」をリモンチェッロでアレンジしてみました

カクテル界ではリキュール+グレープフルーツジュース+トニックウォーターの組み合わせは王道。誰が作っても美味しくなるレシピの1つだと言われています

出来上がったカクテルは苦味が効いていながらもフルーティでスッキリとした味となります。これは特に女性の方は好きな味なんじゃないでしょうか?

 

レモン&オレンジ

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【材料】
リモンチェッロ 30ml

ジン 30ml

オレンジビターズ 2dash

 

【レシピ】
材料をミキシンググラスに入れステアし、カクテルグラスに注ぐ

 

最後にリモンチェッロをストレートで飲んでみたけど甘すぎた!という方にピッタリのショートカクテルを紹介します

リモンチェッロに私が大好きなスピリッツのジンを合わせ、アクセントに自家製のオレンジビターズを加えてみました。シンプルなレシピですが一応、オリジナルです

リモンチェッロにキリッとしたドライジンの味、香草の風味、そしてオレンジビターズの華やかな香りを加わえることによって香り高いシャープなカクテルを目指してみました

今回は鋭い口当たりと柑橘の繊細な香りを保持したかったのでシェイクではなくステアで仕上げます

スッキリとした味にレモンとオレンジの香りが合わさったドライなカクテルです

夏の食後などに飲んでみてはいかがでしょうか?

 

このカクテルに使った自家製ビターズのレシピは別記事にて解説してあります!

 

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オススメの銘柄

リモンチェッロの飲み方が分かったところでオススメの銘柄について解説していきたいと思います

様々な銘柄が存在するリモンチェッロですが、今回はその中からコストパフォーマンスや入手しやすさなどを考えて2つの銘柄を選んでみました

この2銘柄はリカーショップや輸入雑貨店などで取り扱っていることが多いので、ぜひお近くのお店で探してみてください!

 

リモンチェッロ ディ・カプリ

 

イタリア、カンパーニア州カプリ島産のリモンチェッロです

カプリ島といえば観光名所の「青の洞窟」でも有名ですね

島の気候が生育に適しているため、盛んにレモンの栽培がされている島です

 

このリモンチェッロはフェッミネッロ種という品種のレモンを使って作られています

この品種は皮が厚くエッセンスオイル分が豊富なためリモンチェッロには最適の品種だと言えます

出来上がったリモンチェッロは野性味に溢れた力強い香りと味が特徴的です

苦味が効いていて甘さは控えめ。まさにリモンチェッロらしい味を楽しめる銘柄です

 

日本国内での流通量も多く、リカーショップなどに行けば大抵は棚に並べられている銘柄です

まだリモンチェッロを飲んだことがないという方はまずこちらから試してみてはいかがでしょうか?

 

ボッテガ リモンチーノ

 

こちらもレモン栽培の地として名高いシチリア産のレモンを使用したリモンチェッロです

シチリア島といえばマフィア発祥の地。独特の食文化を持つ島としても知られています

 

こちらの銘柄はベースとなるスピリッツにぶどう原料の蒸留酒、グラッパを使っているのが特徴です

そのためかレモンの香りの奥に芳醇な風味があり、全体的に柔らかな印象の味となっています

苦味や酸味は他の銘柄に比べると控えめ。穏やかで上品なテイストのカクテルが作りたいという方にぴったりの銘柄だと思います

私はこのまろやかな味が好みなので、リモンチェッロが飲みたくなったときは大体この銘柄を買っています(近所の酒屋に置いてあるからという理由もあるのですが) 

 

 

さいごに

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爽やかな香りを楽しむリキュール、リモンチェッロ

最初は少し独特な味だと感じるかもしれませんが、この苦味と香りはハマると病みつきになります!

最初はソーダ割りなどのカクテルから。慣れてきたらぜひストレートにもトライしてみてください!

 

カスタード風味の卵のリキュール「アドヴォカート」を使ったカクテルのレシピ

アドヴォカートとは

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アドヴォカートは卵黄、砂糖、ブランデー、バニラなどを原料に作られるエッグリキュールです

アドヴォカートとはオランダ語で「弁護士」の意味。アドヴォカートを飲むと弁護士のように弁舌さわやかになることから名付けられたそうです

世界には様々な種類のリキュールがありますが、そのほとんどはフルーツやハーブを使ったもの。卵を原料としたリキュールというのはちょっと味が想像できない感じです

 

今回は友人との会話の中で「プリンの味がするカクテルを飲んでみたい」という話が出たのでその材料として購入してみました。実際にプリンを再現したカクテルのレシピも考えてみましたので後ほど紹介します。なかなか面白い味になったので気になった方はぜひ作ってみてください!

 

アドヴォカートの味

今回購入したのはボルスのアドヴォカートです

 

 

アドヴォカートの中でも比較的飲みやすいスタンダードな味とのことなのでこちらの銘柄にしてみました

存在こそ知ってはいたもののアドヴォカートを実際に飲んだことはなかったので、まずはそのままストレートで口にすることに

ボトルを傾けてグラスに注ごうとしてみたんですが、なかなか出てきません。調べてみたところアドヴォカートはペースト状になっているらしく、状態によっては分離して固まってしまうとのこと

まさに実際のカスタードクリームのような粘度です。ボトルを締めた状態で軽く振ってスプーンなどで取り出せば問題ないそうなので、手持ちのバースプーンでグラスに入れました。長くて細いスプーンがないと取り出すのが大変なので持っていない方は注意ですね

 

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さて、実際の味の方ですがストレートだとなかなか不思議な味がするといった感想でした

口当たりや甘み、そしてバニラがふわっと香るこの感じはまさにカスタードクリーム

ブランデーが入っていますので奥行きのある芳醇さがあり、ちょっとお高いスイーツのカスタードの味といった印象ですね

しかし当然お酒なのでアルコールが入っています

このボルスのアドヴォカートは度数が20度ほど。なのでもったりとしたクリームの食感と同時にウォッカを飲んだ時のような舌への刺激と口の中の火照りが感じられます

あまりいい表現じゃないかもしれないですが、カスタードクリームの香り付けのために入れるブランデーの分量を間違えちゃったような味がします(笑)

でも個人的には悪くない味だと思います。なんというか背徳感のある味というか…甘さもちょうどよく、なかなか後を引く味です

 

実際の飲みやすさを考えるとカクテルベースとして使うのが1番良さそうですね

分類としてはクリーム系リキュールなので乳製品とマッチする味だと思います

スタンダードにミルクで割るか、生クリームとシェイクしてショートカクテル仕立てにすると万人受けしそうですね

 

今回はボルスのアドヴォカートを飲んでみましたが、その他にも様々なメーカーから販売がなされているようです

ボルスの他に定番となっているのがワニンクスのアドヴォカート。私はまだこちらの銘柄は口にしたことは無いのでレビューは控えさせてもらいますが、共に紹介をしておこうかと思います

 

 

 

アドヴォカートを使ったカクテルのレシピ

アドヴォカートを使って色々なカクテルを作ってみました

調べてみると意外なことに乳製品だけではなく、炭酸飲料と合わせるレシピもあるみたいですね

正直、これは本当に美味しいのか?と思ってしまうレシピもあったのですがとりあえずは作ってみることに(笑)

その中から実際に飲んでみて美味しいと思ったものをいくつか紹介したいと思います

 

エッグノッグ

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【材料】
アドヴォカート 1/3
牛乳 2/3

【レシピ】
グラスに氷を詰めアドヴォカートと牛乳を注ぎよくステアする

 

アドヴォカートをお手軽に美味しく味わうならミルク割りで作るエッグノッグがオススメです

カスタードクリームの味のリキュールと牛乳なので当然材料同士の相性は抜群です

味はミルクセーキのようにほのかに甘くブランデーや卵のコクのある風味がしっかりと感じられます

口当たりも滑らかで食後のデザート代わりに飲むのにピッタリですね

レシピの分量ですと少々甘さが控えめの味になるので、お好みに応じて砂糖などを入れて調整してみて下さい

 

寒い時期はホットミルクを使って作るのもいいですね

その際はブランデーやカルーアなどを少量加えると味に奥行きが出るのでオススメです

ホットカクテルにすると卵の香り立ちが良くなってまた違った味わいとなります

 

ディスカバリー

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【材料】

アドヴォカート 1/4

ジンジャーエール 3/4

 

【レシピ】

グラスに氷を詰めアドヴォカートと少量のジンジャーエールを注ぎよくステアする

その後ジンジャーエールの全量を注ぎ軽くステアする

 

アドヴォカートとジンジャーエール?

ちょっと一瞬どうかと思ってしまう組み合わせですが意外に美味しいカクテルです

アドヴォカートの甘くクリーミーな味わいにジンジャーエールのコクのあるフレーバーが不思議と違和感なくマッチしています

今回はウィルキンソンの辛口ジンジャーエールを使ってみましたが思ったより辛さが抑えられ優しい印象の味わいになりました

この組み合わせの妙はまさに”ディスカバリー”(発見)ですね

 

今回はカクテルがしっかり混ざる、かつ炭酸をなるべく飛ばさない方法をレシピに記載しましたが、このカクテルは好みによって最後のステアの回数を調整するのがいいと思います

炭酸をあえて飛ばした作り方をすると口当たりが優しくなり、クリーミーな味わいとよくマッチします

ぜひ何度か作ってみて自分好みの味を見つけてみてください!

 

アドヴォカートプディング

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【材料】
アドヴォカート 30ml
生クリーム 30ml

バニラエッセンス 1dash

カラメルソース 1tsp

チェリーブランデー 1tsp

【レシピ】

アドヴォカート、生クリーム、バニラエッセンスをシェイカーに入れ、よくシェイクする

カクテルグラスにカラメルソースとチェリーブランデーを混ぜたものを入れ、その上からシェイクしたカクテルを注ぐ

 

冒頭で書いたプリン味のカクテルを作ってみました

イメージはホイップクリームとさくらんぼが乗ったプリンア・ラ・モード

グラスの底にカラメルソースを入れることによって本物のプリンに近い見た目を再現してみました(シャンパングラスを使いたかったのですが、持っていないので今回はスティンガーグラスに注ぎました)

 

味は完全にプリンですね。生クリームに空気を含ませるイメージでシェイクをしてみたのですが、そのためなのか口当たりがふんわりと滑らかになっています

後半にカラメルの香ばしさとチェリーの甘さがやってくるのも本物のプリンを食べている感があってなかなか面白いですね

大事に取っておいたさくらんぼを最後にパクッと食べるあの感覚です(笑)

アルコール感も適度にあるので飲みごたえもあり大人のスイーツといった印象です

デザート感覚で飲むことができますが、もちろんしっかりと酔ってしまうので飲み過ぎには注意しましょう

 

ちなみにオマケとしてこんなのも作ってみました

 

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抹茶プリンのカクテルです

上記のレシピに粉末抹茶を1tsp入れてシェイクすれば完成します

こちらも手前味噌ですがかなり美味しかったです!ただのプリン味よりもこっちの方が好みかも…

みなさんも材料を揃えてぜひ作ってみてください!オススメです!

 

 

さいごに 

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アドヴォカートは卵という珍しい原料を使ったリキュールなので、てっきり色物枠なのかと思っていたのですが侮っていましたね…

甘いものが好きな方には特にオススメのリキュールです。リカーショップなどで見かけたらぜひ手に取ってみてください

 

最後に注意点を一点だけ。アドヴォカートは卵を原料としているため足が早いリキュールです

開栓後は必ず冷蔵保存をして2〜3ヶ月を目安に飲み切ってください

飲み切れないという方はホームパーティなどで振舞ってみるのはいかがでしょうか。一風変わったカクテルの味に驚きの声が上がるはずです!

 

惚れ込むか嫌いになるか - スモーキーモルトの傑作「ラフロイグ」の魅力

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https://whiskywaffle.com/2014/10/07/laphroaig-10/

 

ラフロイグはスコットランド、アイラ島で製造されるウイスキーです

アイラ島で作られるウイスキーとしてはメジャーな銘柄。ボウモアと並んで癖のある味のウイスキーとして広く知られています

数あるウイスキーの中でも特に強いスモーキーフレーバーとピート香を持っている銘柄で、その独特な香りは正露丸のようだと例えられる事もあります

ウイスキーは飲み慣れているけどラフロイグはちょっと苦手、という方も多くかなり人を選ぶ銘柄だと言えますね

 

そのような独特な風味を持つラフロイグに付けられたキャッチコピーがこちら

”You either love it or hate it”

惚れ込むか嫌いになるか、どちらか

 

ラフロイグを口にした事がある人なら思わず頷いてしまうフレーズですね

このウイスキーを飲んで「なるほど、こんなものか」というような淡白な感想は出てきません。その味が好みだったにしろ、好みではなかったにしろ、私たちに忘れがたい強烈な印象を残してくれます

 

そして個性が強いぶん、一度その味を受け入れてしまった人はラフロイグの熱狂的なファンとなることが多いですね

かの英国のチャールズ皇太子もこの味に惚れ込み、王室御用達のウイスキーとして任命。新製品がリリースされるたびにいち早く試飲をし、ラフロイグの買い付けのために蒸溜所に本人が訪れることすらあるそうです

この事はラフロイグが豊かな香味を持つ高品質なウイスキーであるという事の裏付けとしてよく知られているエピソードですね

 

私も最初にラフロイグを口にした時は、煙たさと薬品臭ばかりが鼻について「なんだか不思議な味」という感想しか出てこなかったのですが、今ではその魅力にすっかり取り憑かれてしまいました

ラフロイグが好きになったことで他のアイラモルトにも興味が湧いてきて、次々とボトルを買い漁ったことをよく覚えています

一度はまり込むと二度と抜け出せない…気が付いたら首まで浸かってしまいスモーキーフレーバーとヨード香の虜になってしまう…

まさに深い沼のような危うい魅力を持つ銘柄だと思います

 

 

ラフロイグの製法と味の特徴

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ラフロイグはアイラ島の自然の恵みと伝統の製法によって独自のフレーバーを生み出しています

まず製造に使う仕込み水はピート層を浸透してきたもの

そして麦芽乾燥に使うピート(泥炭)はアイラの湿原にあるラフロイグ専用の採掘場のものを使用しています

採掘場は海に近い位置にあるので水分量が多く、海草やコケ類が豊富に含まれています。このアイラ島固有のピートがラフロイグのフレーバーの決め手となっています

麦芽の製造は主にポートエレンに委託をしているのですが、15%ほどはラフロイグの蒸留所でフロアモルティングの技法によって作られています

ピート成分が含んだ仕込み水をたっぷり含んだ大麦をフロアの床に平らに広げ、数時間おきに職人が手作業で撹拌を繰り返して発芽を促します

以前にボウモアの記事でも説明をしましたが、古典的で手間のかかる製造方法です。しかしそれがラフロイグの味に個性を与え、奥深い風味を生み出しているのだと私は思います

 

海の香りのアイラモルト「ボウモア」の魅力 - NomiLOG

 

発芽した大麦はピートを焚き付けて乾燥と香り付けがされます

焚きつけをはじめた段階では大麦がまだ湿った状態であるため、燻煙が水分によく溶け込み麦芽が強いスモーキーフレーバーを纏います

そして焚きつけの工程の後半では入り江から吹き込む潮風を取り込むことによって、甘さ、スモーキーさ、潮のフレーバーが含まれたラフロイグ独自の麦芽となります

 

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https://www.whisky.com/whisky-database/distilleries/details/laphroaig.html

 

製麦が終わった麦芽は糖化、発酵の工程を経ていよいよ蒸留へと入ります

蒸留器はアイラの中ではもっとも小型のものとなっており、この形状がラフロイグの重厚な風味の元となっていると言われています

 

蒸留後は主にバーボンの1stフィルの樽に詰められて熟成の工程へ

バーボン樽を使用することによってラフロイグはバニラを連想させるような甘い風味と滑らかさを獲得します。単にスモーキーなだけでは無く、奥深い香味や優しさを感じるフレーバーはこうして作られている、というわけですね

 

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さて、それではラフロイグは実際にどんな味がするのか?

やはり最大の特徴はピーティーでスモーキーな香りとなっています

同じくアイラの名酒であるボウモアのフェノール値は20~25ppmとなっていますが、ラフロイグは40~45ppm。シンプルに考えるとボウモアの2倍煙たい、という事になります

スモーキーなウイスキーに慣れていない人にとってはまさに強烈な風味です

 

しかしラフロイグには単に煙たいだけではなく、フルーティーさ、コクのある甘さや香り、後味に感じるドライな渋みなどの魅惑的な要素があります

甘み、酸味、渋み、香りのバランスもよく非常に高品質なモルトだと思います

 

一見、ただの癖の強いウイスキーに見えますが、よくよく味わってみるとその完成度の高さに気づく…分かってしまった人だけがこの甘美な幸せに浸ることができる…

そのようなある意味排他的とも言える魅力が世界中の人々の心を惹き付け、離さないのでしょう

  

 

ラフロイグのラインナップとオススメの飲み方の紹介

ラフロイグは熟成に使用する樽の違いや、熟成年数の長さによって様々な銘柄があります

今回はその中から、もっともスタンダードな銘柄の「ラフロイグ10年」と長期熟成の「ラフロイグ18年」の味のレビューとオススメの飲み方を紹介したいと思います

 

ラフロイグ10年

 

ラフロイグの基本の銘柄となるのがこのラフロイグ10年

グラスに注ぐと強烈な薬品臭とピート香が鼻をつきます

口に含むと、その味は苦くてアルコールが強く、これは薬なんだか酒なのかよく分からない…と、これは私がウイスキー飲み始めの頃にラフロイグを飲んで感じた印象です

このように以前の自分のようなアイラモルトに慣れていない人がこのウイスキーを口にしても、受ける印象は正直あまりポジティブなものではないでしょう

 

しかし数多くのウイスキーを飲み、その味わいに慣れ、ある程度経験値が溜まったと言える状態でこのモルトと向き合うと今までの印象が一変します

鼻をつくスモーキーさとヨード香は唯一無二の個性に、強いアルコール分は香りを弾けさせる最高のエッセンスに、重い口当たりはコクのある飲みごたえに…

そして煙たさの奥に甘いバニラのテイストやフルーティでとても魅惑的な香りが潜んでいることに気づくはずです

そうか、このウイスキーが最初は美味しくないと感じたのは、自分自身が未熟であったからだ…

ラフロイグの魅力に気づいた方は皆、そのような自責の念に駆られることでしょう笑

 

以前にラフロイグを飲んでみたけど口に合わなかった、という方も気が向いた時にこのモルトをぜひもう一度口にしてもらいたいと思います

味覚は経験によって成熟していきます。その過程でこのモルトの魅力に気づいていただければ、私のようなラフロイグのファンとしてこれほど嬉しいことはありません

楽しむためには少々敷居が高く感じるかもしれませんが、それを乗り越えた先にあるのは魅惑的で奥深い世界。ぜひトライしてみてもらいたいと思います

 

このラフロイグ10年は比較的重めの味わいと言えますが、その奥に若々しさを感じる華やかな香りも感じることができます

ラフロイグのエントリーモデルながら非常に満足感の高い完成された一本。まずはこの銘柄でアイラの雄大な自然の恵みと向き合ってみてはいかがでしょうか?

 

オススメの飲み方はやはりストレートでしょう

水割りやハイボールなどで薄めてしまうとアルコールの度数は下がるものの、スモーキーさだけが際立ってしまうため、個人的にはストレートやロックより飲みづらく感じます

じっくりと、味わいを探るようににストレートで嗜むことで、このモルトの魅力に気付くことができるはずです

 

ラフロイグ18年

 

10年に比べるとスモーキーフレーバーやヨード香よりも甘さやフルーティさが際立つようになります

ただフルーティとは言っても、ドライフルーツのような熟成感のある旨味が凝縮された味といった感じです

口に含むとほろ苦さと共にやわらかな甘さを感じ、潮と煙の香りに満たされます

その中にフルーティで濃厚なフレーバーがあり、口当たりは非常にオイリー

余韻も長く、その装いには高貴で上品な印象を受けます。ラフロイグ10年が若々しい田舎のお嬢さんなら18年はドレスの似合う妙齢の女性、といったイメージでしょうか

 

甘み、苦味、酸味、そしてさまざまな魅力的な香りが高いバランスでまとまっている銘柄です

ラフロイグ10年を飲んで感動を覚えた方はより深い感動に浸ることができるでしょう

この銘柄を飲まずしてアイラのウイスキーを語るなかれ。それほどまでにレベルの高い味わい、完成度の高いウイスキーだと私は思いました

 

こちらも嗜む際にはストレートで飲むことをオススメします

ストレートで飲み進めながら、ごくごく少量の加水をして甘みと酸味の変化を楽しむというのもなかなか面白いです。ですけど、このレベルの味わいなら加水を忘れて最後まで飲み切ってしまいそうですね

 

 

さいごに

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私自身がとても好きなウイスキーなので少々熱く語ってしまった形となってしまいましたが、それほどまでに、思わず熱弁したくなるほどの魅力があるモルトなのだと私は思っています

ある意味排他的な魅力を持つウイスキーだと紹介しましたが、やっぱり多くの人にこの魅力を知っていただきたいですね

 

思えば私がラフロイグを手に取ったのはウイスキー初心者の頃に友人にオススメの銘柄を聞いたのがキッカケでした

ウイスキー初心者にラフロイグを勧めるなんてとんでもない!と思う方もいるかも知れないですが、きっとその人も私がラフロイグの魅力に気づいてくれると思って勧めてくれたのでしょう

例え最初は受け入れられない味だ、と感じてもいつかまた口にして美味しいと思ってもらえると信じて…

 

ラフロイグは誰にでも勧めることができるものではないのは分かっているのですが、私も友人にオススメのモルトを尋ねられたらこう答えようかと思います

 

「オススメのウイスキーはラフロイグ。きっと気にいるはずだよ」

 

 

スパークリング日本酒の名酒、宮城県一ノ倉「すず音」

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日本酒と言えば男性が飲むお酒、というイメージを持つ方は多いです

日本酒はビールなどに比べるとアルコール感が強く、独特の熟成香もあります。そのような特徴から若い女性の方からは敬遠されがちなお酒でした

ですが近年、発泡日本酒というライトに飲むことができる炭酸入りの日本酒が販売され、若い女性を中心にブームを巻き起こしています

 

そのブームの火付け役となったのが松竹梅白壁蔵「澪」というお酒です

最近ではコンビニやスーパーなどで広く販売がされているため、見たことがある、または実際に飲んだことがあるという方も多いのではないでしょうか?

 

 

そのフルーティで爽やかな飲み口は日本酒とは思えないほど飲みやすく、度数も5度ほどと控えめ

2011年に販売を開始し2013年頃に流通の波に乗ると、瞬く間に日本中にスパークリング日本酒ブームを巻き起こしました

 

今では、ライトに飲むことができる発泡日本酒の定番となった澪。ですが澪がブームを巻き起こすずっと前から、スパークリング日本酒の名酒が存在していたことをあなたはご存知でしたでしょうか?

 

 

知る人ぞ知る発泡日本酒の名酒「すず音」

 

その名酒を作るのは宮城県一ノ倉。名は「すず音」と言います

すず音という名前はグラスに注いだ際、弾ける泡が鈴の音を奏でているようであったから名付けられたとのことです

販売開始年は1998年。発泡日本酒のブームの発端となった澪よりも約13年も前から販売がなされていました

ですが県外ではあまり流通されておらず、こだわりの居酒屋やリカーショップで知る人ぞ知るお酒として扱われていたのだそうです

 

このすず音が近年のスパークリング日本酒のブームの最中、非常にクオリティの高いお酒として再評価され脚光を浴びるようになってきています

少し大きめのリカーショップに行けば発泡日本酒のコーナーが設けてあり、そこで見かけることも増えてきました

 

 

すず音の味の特徴、テイスティングレビュー

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すず音は今、流通している一般的な発泡日本酒と比べると全体的にかなり上品な味、といった印象です

 

まず、すず音をグラスに注ぐと日本酒とは思えないフルーティな果実香が立ち昇ります

その香りは柚子を彷彿とさせるような、穏やかな気分にさせてくれる爽やかな香りです

泡立ちの良さも特徴的です。シャンパンと同じく瓶内発酵で生まれた自然の炭酸ガスはきめ細やかで美しく、口に含むとクリーミィさを感じるほど

そしてこんなにもフルーティで飲みやすいのに、日本酒の良さである米の優しい風味もしっかりと感じることができます

辛口の日本酒にありがちな癖のある香りではけっしてなく、自然で優しい風味です

 

しばしば果実チューハイのような味だと例えられるスパークリング日本酒ですが、この全体を優しく包み込むような米の風味と熟成香が決定的な違いだと言えますね

すず音は数ある発泡日本酒の中でも、特にその要素を強く感じることができます

この繊細で豊かな香りを楽しむためには、香りが溜まりやすい形状を持つワイングラスなど使って飲むのがいいでしょう

 

すず音は液体に濁りが出ているのが特徴的で、これは素材の味を生かして作られたことを意味しています
ただ米本来の味を存分に堪能できる分、扱いは少々デリケート。保管するときは冷蔵庫に入れ、開栓したらなるべく早く飲みきることが大切です
瓶の底に濁り成分が溜まっていることがあるので飲む前には炭酸を飛ばさないよう、優しくふってあげましょう

 

最後にすず音を飲むタイミングについてですが食前、もしくは食後などに単体で味わうのがベストだと感じました
私としては繊細で優しい甘さは食事とはマッチしづらいと感じます
発泡日本酒を食事と合わせたいのならば、辛口で日本酒特有の風味が豊かな澪のドライタイプの方が適していると思います

 

 

 

総評

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一般的な発泡日本酒よりも口当たりが滑らかで飲みやすく、味も上品なので特に若い女性の方に勧めたくなる味ですね

今まで一般的に流通しているスパークリング日本酒しか飲んだことがなかった、という方はその上品な味に感動を覚えることでしょう

度数も低めなのでお酒を初めて飲む、という方のファーストインプレッションとしてもぜひオススメしたい一本です

 

もちろん女性だけでなく男性にもぜひ試してもらいたいお酒です

すず音の繊細な味わいは、本来の日本酒のようにじっくりと味わいに浸るという飲み方にも最適だと言えます

甘さが際立つお酒ではありますが、甘ったるいと言うよりは自然なほのかな甘みが優しく口の中に浸透していくようなイメージの味です

筆者も男性なのですが、食後の軽いデザートのような感覚ですず音を飲むのがお気に入りです。甘いお酒が苦手、という方も先入観を持たずにトライしてみてほしいと思います

 

www.ichinokura.co.jp

 

最後になりますが、一ノ倉の公式サイトではすず音を使用したカクテルのレシピも公開されています

この完成された味わいに手を加えるのはためらってしまいそうですが、これまでに無い個性的なカクテルを生み出すことができそうです

興味をそそられた方は参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

バルヴェニー12年 ダブルウッド - 弦楽器のように優雅で滑らかな味を持つウイスキー

バルヴェニーの特徴と製法

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https://whiskyledger.com/tag/balvenie/

 

バルヴェニーはスコットランド、スペイサイド地域で作られるシングルモルトウイスキーです

製造するのは同じくスコッチのシングルモルトであるグレンフィディック蒸留所の操業で有名なウィリアムグランツ&サン社

ウイスキー以外では以前紹介したプレミアムジンの「ヘンドリックス」の製造も行っているメーカーですね

 

若草のような爽やかな香りのプレミアムジン、ヘンドリックスジンのオススメの飲み方と味の特徴を解説 - NomiLOG

 

バルヴェニー蒸留所が操業開始したのは1892年。ウィリアムグランツ&サン社がグレンフィディックに次いでスペイサイドのダフタウンに建造した蒸留所です

グレンフィディック蒸留所に隣接した敷地に建造されており、ウイスキーの製造に使う大麦や酵母はグレンフィディックに使われるものと同一のものとなっています

 

そのためバルヴェニーとグレンフィディックには風味や熟成香などにいくつかの共通点が感じられます。例としてはグレンフィディックの特徴としてよく挙げられる洋ナシ香でしょうか。こちらの風味はバルヴェニーをグラスに注いだ際に立ち昇る香りからよく感じられます

 

 

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http://n-log.jp/barnagata/237411.html

 

バルヴェニーでは大麦を発芽させて麦芽を作る、という工程に昔ながらのフロアモルティングを採用しています

ボウモアやラフロイグなどの蒸留所でも取り入れられている手間隙をかけて行われる伝統の製法ですね

フロアモルティングの詳しい解説についてはボウモアの記事にまとめてありますので、こちらを参考にしてみてください

 

海の香りのアイラモルト「ボウモア」の魅力 - NomiLOG

 

材料となる麦芽の乾燥が終わると蒸留、そして樽での熟成に入ります

蒸留にはバルヴェニーオリジナルのポットスチルを使用。ネックの部分にバルヴェニーボールと呼ばれるコブが付いているのが特徴です

 

グレンフィデックは複数のポットスチルを使って蒸留を行い、味の調整を行っていますがバルヴェニーで使用されるポットスチルは1種類のみ。このポットスチルの形状や運用方法が2つのウイスキーのフレーバーに差をもたらす要因となっていると考えられます

 

熟成に使う樽は樽はバーボン樽、シェリー樽、ポートワイン樽など種類もさまざま

基本の銘柄となる「バルヴェニー12年 ダブルウッド」にはバーボン樽とシェリー樽が使用されています

 

独自のポットスチルによりエステリーな原酒が生み出され、それがバーボン樽とシェリー樽によって熟成された結果、バルヴェニーは香りがフルーティでありながら濃厚で甘美な味わいとなります

爽やかさが際立つグレンフィディックとは少しベクトルの違う味わいと言えますね

 

バルヴェニーとグレンフィデック。この二つのウイスキーは使用される材料は似通っていてもこのように製造方法や熟成に使われる樽に違いで、実際の味わいの印象はまったく異なるものとなっています
同じルーツを持つウイスキー同士で飲み比べてみて、香りや味の中にある共通点を探ってみるというのも面白いかもしれませんね

 

 

 オススメの飲み方と味の解説

 

様々なラインナップを持つバルヴェニーですが今回はその中からスタンダードなモデルである「バルヴェニー12年 ダブルウッド」について紹介したいと思います

今回もストレートからハイボールまで色々な飲み方でバルヴェニーを味わってみました。その中から印象に残ったものについて紹介していきたいと思います

 

ストレート

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https://whiskyledger.com/tag/balvenie/

 

まず最初にストレートで味わってみました

バルヴェニーをグラスに注ぐと豊かな熟成香が立ち昇ります

洋梨のようなフルーティで繊細な香り。その中に微かにバニラのような濃厚さのある甘い香りを感じます

口に含むとまず鮮烈な甘さと熟成したフルーツのような風味が感じられ、微かにチョコレートのようなビターな風味が後から追いかけてきます
意外にも甘さに反して口当たりは滑らかです。バルヴェニーは重厚な味が特徴だと聞いていたのですが、個人的にはそれほど重くない印象。

余韻も短めで爽やか。微かに渋みが残るように感じられます

 

このウイスキーは比較的軽めのウイスキーということになるのかな?と飲み進めていた所、1ショットの後半になると徐々にこのウイスキーから感じる印象が変化していきました

甘みに舌が慣れてきたおかげなのか、ほろ苦さと渋みを徐々に感じるようになり、厚みのある印象のある味に
なるほど、この段階になると重厚な味という感想も出てきますね

飲み進めるうちに若さを感じる味から円熟の趣のある味へ。飲み方を変えずとも変化を楽しむことができる、なかなか面白いウイスキーだという印象を受けました

 

ロック

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https://whiskyledger.com/tag/balvenie/

 

氷で冷やされ、加水がなされると全体的にフルーティな印象となりました
もちろんバルヴェニーの特徴の1つである鮮烈な甘さは健在。カラメルのようなニュアンスも顔を覗かせてきます
飲み切る直前の氷の大半が溶け出している段階になっても、甘みをハッキリと感じることができるため最後までバルヴェニーの優雅な風味を楽しむことができます
ひんやりサラリとしていて上品な甘さが突き抜ける。このウイスキーはロックで飲むと私たちを優雅な気分にさせてくれます

アルコール感も感じづらく、とても飲みやすい印象なのでウイスキー初心者の人にも抵抗なく受け入れられそうな味わいですね

 

水割り、ハイボール

なかなか悪くはないのですが、残念ながら香りが少し物足りなくなり、味にも渋みや苦味を強く感じるようになってしまいます

ハイボールにした際に得られる変化も乏しいので、あえてこの飲み方を選ぶ必要性もないかとは思います

ボトルを購入してみたけどロックでもアルコールがキツく感じたという方向け。でもやっぱり少し勿体無いかな、というのが私の意見です

 

 

総評

滑らかで飲みやすい、かつ熟成香やコクのある味わいを楽しむことができるとても優等生なウイスキーだと言えます

オススメの飲み方はストレートとロック。バルヴェニーの甘美な甘さを楽しむにはこの2つの飲み方が最適でしょう

 

この銘柄はまだウイスキーにあまり慣れてない、という方が手を出すのにもうってつけだと思います

筆者は今までウイスキー初心者の方に「スコッチのシングルモルトでオススメの銘柄を教えて欲しい」と質問された時には飲みやすさなどを考えてマッカランを勧めていました
しかしマッカランは現在、原酒不足により値段が高騰をしています。美味しいウイスキーなのですが初心者の方が手を出すとなると正直尻込みをしてしまう金額…勧めたい銘柄なのだけどどうにも勧めづらいというジレンマがありました


なのでまずはシングルモルトの入門用としてバルヴェニーを勧めてみる、というのも面白いのではないかと思っています

味も滑らかで飲みやすいため、ウイスキーをストレートやロックで楽しむことができるようになるまでのステップアップとしても最適でしょう

値段もスタンダードなマッカラン12年より幾分か割安です

勧めた方がバルヴェニーを気に入ったら改めてマッカランを紹介してみるのもいいかもしれませんね。マッカランとは生産地、シェリー樽熟成の共通点もあります。味のベクトルは少し違いますが、きっと気にいってもらえることかと思います

 

 

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繊細でありながら豊かで深みのある味を持つこのウイスキーはまるで弦楽器のようだと私は思います。それも甲高い音色のヴァイオリンではなく、中音域の豊かな響きが特徴的なヴィオラのような…

飲み進めるうちに甘みから渋みへと色合いを変える味わいはさながら次々と展開を変えていくオーケストラのよう

 

そのイメージに身を任せてクラシックの名曲とともにこのモルトを味わうというのも、存外楽しいものかもしれません

クラシックなんて普段はまったく聴かない、という方も多いかと思いますが、今宵は少し気取ってヴィオラの音色とともにこの名酒のグラスを傾けてみてはいかがでしょうか?